JP3061339B2 - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP3061339B2
JP3061339B2 JP15615393A JP15615393A JP3061339B2 JP 3061339 B2 JP3061339 B2 JP 3061339B2 JP 15615393 A JP15615393 A JP 15615393A JP 15615393 A JP15615393 A JP 15615393A JP 3061339 B2 JP3061339 B2 JP 3061339B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程では半導体装置の機能を
損なわないように半導体ウエハへのパーティクル等の汚
染物質の付着を最大限防止することが重要であり、従来
から半導体ウエハの各処理工程で種々の汚染防止対策が
講じられている。特に洗浄装置は被処理体(例えば半導
体ウエハ)表面のパーティクル、有機汚染物、あるいは
金属不純物などのコンタミネーションを除去する目的で
半導体装置の製造工程において随所で反復して用いられ
ている。特にウェット洗浄装置はパーティクルを効果的
に除去できると共にバッチ処理ができるため重要な洗浄
手段として現在広く普及している。
【0003】このような洗浄装置は、通常、所定枚数の
半導体ウエハをカセット単位でロードするロード機構
と、このロード機構によってロードされたカセットから
半導体ウエハを所定枚数ずつ搬送するウエハ搬送機構及
び空のカセットを搬送するカセット搬送機構と、上記ウ
エハ搬送機構によって搬送された複数の半導体ウエハを
それぞれアルカリ処理、水洗処理及び酸処理などにより
一括して洗浄するように順次配列された複数種の洗浄処
理槽と、各洗浄処理槽によって洗浄された半導体ウエハ
をアンロードするアンロード機構とを備えて構成されて
いる。
【0004】また、洗浄装置には半導体ウエハ及びカセ
ットを搬送するために種々の駆動機構が設けられてい
る。これらの駆動機構にはパーティクルの発生を抑制す
る対策が講じられているものの、これらの駆動機構から
のパーティクルの発生は皆無とは言えず、そのため、洗
浄装置内の空間には要所要所で清浄な空気を流して半導
体ウエハ及びカセットにパーティクル等の汚染物質が付
着しないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
洗浄装置の場合には、空のカセットを搬送するカセット
搬送機構などに駆動機構が用いられているため、その駆
動機構から発生したパーティクル等の塵埃がカセットの
搬送路内に進入して浮遊し、搬送路の内部を移動するカ
セットに浮遊した塵埃が付着し、このカセットに洗浄後
の半導体ウエハを収納すると、カセットに付着した塵埃
で洗浄後の半導体ウエハを汚染するという課題があっ
た。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、洗浄処理と並行して搬送する筐体へのパー
ティクル等の塵埃の付着を防止する洗浄装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の洗浄装置は、被処理体を洗浄する際に、被処理体を筐
体から取り出して洗浄機構で洗浄すると共に、被処理体
の取り出された筐体を被処理体の洗浄と並行して筐体搬
送機構により搬送する洗浄装置において、上記筐体搬送
機構は、上記筐体を支承する支承体と、この支承体を搬
送路に沿って往復移動させる搬送駆動機構と、この搬送
駆動機構と上記搬送路を区画し且つこれら両者を包囲し
て上記搬送駆動機構の収納室及び上記搬送路に即した搬
送室をそれぞれ形成する包囲体とを備え、上記搬送室に
洗浄装置の外側から上記搬送室の内部に空気を吸引する
吸引口を設けると共に上記収納室と上記搬送室を区画す
る第1隔壁に第1通気孔を設け、更に上記収納室に第2
隔壁を介して排気ダクトを並設すると共にこの第2隔壁
に第2通気孔を設け、洗浄装置の外側から上記搬送室内
に吸引された空気を第1通気孔、上記収納室及び第2通
気孔を通過させて上記排気ダクトから洗浄装置の外側へ
排出するように構成されたものである。
【0008】また、本発明の請求項2に記載の洗浄装置
は、請求項1に記載の発明において、上記搬送室内で上
記筐体に帯電した静電気を除去する除電手段を上記搬送
室内に設けて構成されたものである。
【0009】また、本発明の請求項3に記載の洗浄装置
は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上
記搬送室内で上記筐体に帯電した静電気を測定する静電
気測定手段を上記搬送室に設けて構成されたものでる。
【0010】また、本発明の請求項4に記載の洗浄装置
は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明に
おいて、上記搬送駆動機構は、上記搬送路の上流端側に
配設されたモータと、このモータとその下方でチェーン
により連結されたスプロケットと、このスプロケットと
上記搬送路の下流端側に配設されたスプロケットに掛け
渡されたチェーンと、このチェーン及びこのチェーンで
連結された両端側のスプロケットを収納する上記収納室
と、この収納室と上記搬送室間の第1隔壁に沿って形成
された上記第1通気孔を介して上記支承体と上記チェー
ンを連結する連結部材とを備えて構成されたものであ
る。
【0011】また、本発明の請求項5に記載の洗浄装置
は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明に
おいて、上記吸引口を上記搬送室の上面に設けて構成さ
れたものである。
【0012】また、本発明の請求項6に記載の洗浄装置
は、請求項4または請求項5に記載の発明において、上
記第2隔壁に沿って第2通気孔を設けて構成されたもの
である。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に記載の発明によれば、被処
理体の洗浄と並行して筐体搬送機構で筐体を搬送する
際、包囲体により搬送路に即して形成された搬送室の吸
引口から搬送室内へ洗浄装置の外側の空気を吸引し、こ
の空気を第1通気孔、搬送駆動機構の収納室及び第2通
気孔を通過させて排気ダクトから洗浄装置の外側へ排気
することによって搬送室内に空気流を形成し、この空気
流により仮に搬送室内にパーティクル等の塵埃が進入す
ることがあってもその塵埃を排気ダクトから洗浄装置の
外側へ排出することができ、しかも筐体に塵埃が付着し
てもこの空気流によってその塵埃を吹き飛ばし、塵埃の
筐体への付着を防止することができる。
【0014】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、請求項1に記載の発明において、包囲体により搬
送路に即して形成された搬送室に従って筐体を搬送する
間に、筐体と空気流との摩擦により筐体に静電気が帯電
しても、除電手段により筐体の静電気を除き、静電気に
よる筐体への塵埃の吸着を防止することができる。
【0015】また、本発明の請求項3に記載の発明によ
れば、請求項1または請求項2に記載の発明において、
包囲体により形成された搬送室に従って筐体を搬送する
間に、筐体と空気流との摩擦により筐体に静電気が帯電
すると、筐体で帯電した静電気量を静電気測定手段によ
って測定することができる。
【0016】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明
において、上記搬送駆動機構のモータが駆動し、チェー
ンを介して下方で搬送室の上流端側のスプロケットが収
納室内で回転し、更にこのスプロケットと搬送路の下流
端側のスプロケットと連結するチェーンが収納室内で回
転すると、連結部材を介して支承体が搬送路に沿って移
動し、回転時に駆動部で発生する塵埃を収納室内に封じ
込めることができる。
【0017】また、本発明の請求項5に記載の発明によ
れば、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明
において、上記搬送室上面の吸引口から洗浄装置の外側
の空気を吸引し、搬送室内で下降流の空気流を作ること
ができる。
【0018】また、本発明の請求項6に記載の発明によ
れば、請求項4または請求項5に記載の発明において、
上記チェーンの収納室で発生した塵埃を第2隔壁の第2
通気孔から排気ダクトを通過させて洗浄装置の外側へ排
出することができる。
【0019】
【実施例】以下、図1〜図4に示す実施例に基づいて本
発明を説明する。本実施例の洗浄装置は、図1に示すよ
うに、被処理体(例えば半導体ウエハ)を筐体(例えば
カセットC)に収納した状態で搬入する搬入機構10
と、この搬入機構10から半導体ウエハWを取り出して
洗浄処理する洗浄機構20と、この洗浄機構20に沿っ
てその上方に配設され且つ空になったカセットCを搬送
するカセット搬送機構30と、このカセット搬送機構3
0から搬送されて来たカセットCに上記洗浄機構20か
らの半導体ウエハを収納して外部へ搬出する搬出機構4
0とを備えて構成されている。
【0020】上記搬入機構10は、搬入口11から搬入
された半導体ウエハを後述するカセットリフタ12によ
りカセット単位で受け取った後、ローダ13でカセット
Cから半導体ウエハを取り出す一方、空のカセットCを
カセットローダ14により上記カセット搬送機構30へ
引き渡すように構成されている。また、上記洗浄機構2
0は、例えば、薬液処理により半導体ウエハ表面の有機
汚染物、金属不純物あるいはパーティクル等の不要物質
を除去した後、水洗処理し、更に乾燥処理して上記搬出
機構40へ半導体ウエハを引き渡すように構成されてい
る。また、上記搬出機構40は、搬送されて来たカセッ
トCをカセット搬送機構30からカセットローダ41で
受け取り、カセットリフタ42により下方のアンローダ
43へ搬送し、このアンローダ41により洗浄機構20
の半導体ウエハをカセットC内に収納した後、カセット
リフタ42によりカセット単位で半導体ウエハを一時的
に保管室44へ保管し、その後搬出口45から半導体ウ
エハをカセット単位で適宜を搬出するように構成されて
いる。
【0021】そして、上記カセット搬送機構30は、カ
セットCを例えば2個ずつ載せた状態で搬送し、その間
に上面から清浄な空気を吸引してカセットCに吹付けて
塵埃のカセットCへの付着を防止すると共に帯電した静
電気を除去して塵埃のカセットCへの付着を防止するよ
うに構成されている。即ち、このカセット搬送機構30
は、図2に示すように、上記搬入機構10から受け取っ
たカセットCを支承する支承体としての第1カセット台
31と、この第1カセット台31を搬送路32に沿って
往復移動させる搬送駆動機構33と、これらを搬送路3
2を包囲して搬送室を形成する包囲体としてのカバー3
4とを備えて構成されている。以下の説明では搬送路3
2を搬送室32として説明する。上記第1カセット台3
1は、図1、図2に示すように、細長い矩形状のプレー
ト31A、31Aによって構成されている。これらのプ
レート31A、31A間には隙間が形成され、この隙間
に後述する上記カセットローダ14の第2カセット台1
4Aが後述のように進入してカセットCを2個ずつ第1
カセット台31A、31Aへ引き渡すように構成されて
いる。
【0022】そして、上記搬送駆動機構33は、例えば
図2に示すように、上記搬送室32の上流側に配設され
たモータ33Aと、このモータ33Aとその下方でチェ
ーンにより連結されたスプロケット33Bと、このスプ
ロケット33Bと上記搬送室32の下流側に配設された
スプロケット(図示せず)に掛け渡されたチェーン33
Cとを備えて構成されている。また、図3に示すように
上記搬送室32の両側の下方には、この搬送室32に沿
って上記チェーン33Cを収納するチェーン収納室3
5、35がそれぞれカバー34によって形成されてい
る。そして、これらのチェーン収納室35の内側面には
その上流から下流に亘ってスリット35Aが第1通気孔
として形成され、このスリット35Aを介して上記第1
カセット台31と上記チェーン33Cが連結板33Dに
よって連結されている(図3参照)。
【0023】また、図1、図2に示すように上記カバー
34で形成される搬送室32の上流側及び下流側の双方
には吸引口34Aがそれぞれ形成され、これらの吸引口
34Aからクリーンルームの清浄な空気を吸引するよう
に構成されている。一方、上記チェーン収納室35、3
5のうち、背面側(図2では奥側)のチェーン収納室3
5の外側面に上記スリット35Aと同様のスリット35
Bが第2通気孔として上記スリット35Aに対向して図
3に示すように形成されている。また、図3に示すよう
に上記チェーン収納室35の外側には排気ダクト36が
並設され、排気ダクト36に配設された吸引手段により
クリーンルームの空気を吸引口34Aから搬送室32内
へ吸引し、この空気をスリット35A、チェーン収納室
35、スリット35B及び排気ダクト36を通過させて
洗浄装置の外部へ排気するように構成されている。従っ
て、このカセット搬送機構30では、2個のカセットC
を第1カセット台31を介して搬送室32内を搬送する
間に、カバー34の吸引口34Aから清浄な空気をクリ
ーンルームから搬送室32内へ吸引し、この清浄な空気
をスリット35A、チェーン収納室35、スリット35
B及び排気ダクト36を通過させて洗浄装置の外部へ排
気する空気流を作ることにより、搬送室32内の空気を
更新するようになっている。即ち、このカセット搬送機
構30は搬送室32から排気ダクト36に至る空気流に
よってチェーン収納室36内でチェーン33Cなどの摩
擦により発生したパーティクル等の塵埃を搬送室32内
へ持ち込むことなく、スリット35B及び排気ダクト3
6を介して洗浄装置の外部へ排出するように構成されて
いる。尚、上記吸引口34A及びスリット35A、35
Bは除塵フィルターを備えたものであっても良い。
【0024】また、上記搬送室32の下流側近傍には搬
送室32内を搬送されて来るカセットCでの静電気の帯
電量を計測する測定装置(本実施例では静電気測定プレ
ート)37が配設され、この静電気測定プレート37に
よって搬送室を通過する間に内部の空気流との摩擦によ
りカセットCに帯電した静電気量を測定するように構成
されている。更に、この静電気測定プレート37の下流
側の上方には除電装置38が配設され、その下方を通過
するカセットCに除電装置38によってイオンシャワー
を吹付けて除電するように構成されている。従って、カ
セット搬送機構30では、その搬送室32内をカセット
Cが通過する間に空気流との摩擦により帯電して空気流
中の塵埃を吸着することがあっても、静電気測定プレー
ト37によってその帯電量を計測し、この計測値に応じ
て除電装置38からイオンシャワーを吹付けてカセット
Cの静電気を除電し、更に空気流によってカセットC表
面の塵埃を吹き飛ばすように構成されている。
【0025】また、上記搬送室32下流端の第1カセッ
ト台31の停止位置には第1、第2、第3フォトセンサ
39A、39B、39Cが上流側から下流側へ順次配設
されている。そして、第1フォトセンサ39Aによるカ
セットCの検出信号によりモータ33Aの回転速度を低
下させて第1カセット台31の移動速度をスローダウン
させ、第2フォトセンサ39BによるカセットCの検出
信号によりモータ33Aの回転を停止させるように構成
され、また、仮に第2フォトセンサ39Bの検出でモー
タ33Aが停止せずカセットCがオーバーランした場合
でも、第3フォトセンサ39CによるカセットCの検出
信号に基づいてモータ33Aを確実に停止させ、カセッ
トローダ41に対してカセットCを引き渡せるように構
成されている。
【0026】一方、上記搬入機構10を構成するカセッ
トリフタ12は、図4(a)に示すように、2個のカセ
ットCを吊持するアーム12A、12Aと、これら両者
12A、12AをF方向で拡縮駆動するアーム駆動機構
12Bと、このアーム駆動機構12Bを上下方向(Z方
向)で駆動するボールネジなどから構成された昇降機構
12Cと、この昇降機構12Cを左右方向(X方向)で
駆動するように連結したボールネジなどから構成された
水平駆動機構12Dとを備えて構成されている。また、
上記昇降機構12Cの背面には昇降機構12Cの左右の
駆動に追随する排気ダクト12Eが連結され、この排気
ダクト12Eを介して図示しない排気装置により常時内
部で発生するパーティクル等の塵埃を除去するように構
成されている。また、上記水平駆動機構12Dにも排気
ダクト12Fが連結され、この排気ダクト12Fを介し
て図示しない排気装置により常時内部で発生するパーテ
ィクル等の塵埃を除去するように構成されている。上記
排気ダクト12Eは、図4(b)に示すようにガイド部
材12G内に収納され、水平駆動機構12DによってX
方向へ移動する昇降機構12Cに追随するように構成さ
れている。尚、上記搬出機構40にも同様の図示しない
カセットリフタが配設されている。
【0027】また、上記カセットリフタ12と上記カセ
ット搬送機構30の上流端との間にはカセットローダ1
4が配設され、このカセットローダ14を介して上記カ
セットリフタ12のカセットCをカセット搬送機構30
へ引き渡すように構成されている。このカセットローダ
14は上記搬出機構40を構成するカセットローダ41
と同様に構成されている。このカセットローダ14は、
図2に示すように、2個のカセットCを支承する、細長
で矩形状の第2カセット台14Aと、このカセット台1
4Aを下流端に位置する上記第1カセット台31の隙間
に対して進退動させ且つこの隙間で第2カセット台14
Aを下降させて第1カセット台31に2個のカセットC
を同時に引き渡す図示しない駆動機構とを備えて構成さ
れている。また、これらのカセット台14A、31上の
カセットCは、第4フォトセンサ15A及び第5フォト
センサ15Bによって光学的に検出されるように構成さ
れている。そして、上記カセットローダ14及び上記カ
セット搬送機構30の駆動機構はこれらのフ ォトセン
サ15A、15BによるカセットCの検出にしたがって
駆動するように構成されている。
【0028】次に、本実施例の洗浄装置の動作について
説明する。例えば25枚単位でカセットCに収納された
半導体ウエハWを搬入口11から搬入機構10内へ搬入
すると、カセットリフタ12が駆動して搬入されたカセ
ットCを2個単位でローダ13へ移載する。ローダ13
では2個のカセットCが供給されると、ローダ13で2
個のカセットC内の半導体ウエハのオリエンテーション
フラットを一方向に揃えて50枚の半導体ウエハWを位
置決めした後、洗浄機構20へ半導体ウエハを引き渡
し、この洗浄機構20により上述した所定の洗浄処理を
行なう。
【0029】一方、カセットリフタ12は、そのアーム
12A、12AがF方向で拡縮して空になった2個のカ
セットCを掴み、昇降機構12Cが駆動してカセットC
を持ち上げた後、水平移動機構12Dによりアーム12
A、12Aをカセットローダ14上へ水平移動させてカ
セットCをその第2カセット台14Aに引き渡す。この
カセットCを第4フォトセンサ15Aにより確認する
と、カセットローダ14の駆動機構が駆動して搬送室3
2で待機する第1カセット台31の隙間に第2カセット
台14Aを進入させると共に第1カセット台31から下
降させ、カセットCを第1カセット台31へ引き渡し、
次いでその位置から元の位置へ第2カセット台14Aを
復帰させ、次のカセットCを待機する。
【0030】上記カセット搬送機構30では、第1カセ
ット台31上のカセットCを第5フォトセンサ15Bで
確認すると、その搬送駆動機構33のモータ33Aが駆
動し、スプロケット33B、チェーン33Cを介して第
1カセット台31が搬送室32に沿って下流側へ所定の
速度で移動する。この間搬送室32ではカバー34の吸
引口34Aからクリーンルームの清浄な空気を搬送室3
2の内部へ吸引すると、その空気がスリット35A、チ
ェーン収納室35及びスリット35Bを通過して排気ダ
クト36へ達し、排気ダクト36から外部へ排気される
ため、搬送室32内では常に清浄な空気流が形成されて
いる。この空気流との関係から、カセットCは、好まし
くは50〜500mm/秒の速度で搬送させる。この速度
が50mm/秒未満ではカセット搬送が洗浄処理の律速段
階になって洗浄処理速度を制約することになって好まし
くなく、また、500mm/秒を超えると搬送室32内で
周囲からパーティクル等の塵埃を巻き上げる虞があって
好ましくない。従って、カセットCを上述の速度範囲で
搬送すれば、搬送駆動機構33のチェーン33Cなどの
駆動部から塵埃が発生しても、搬送室32からチェーン
収納室35を通過して排気ダクト36へ流れる空気流に
よって塵埃を洗浄装置の外部へ排出し、搬送室32内へ
の塵埃の進入を防止し、仮にスリット35Aから塵埃が
混入することがあっても、この空気流によって再びスリ
ット35A、チェーン収納室35及びスリット35Bを
通過して排気ダクト36から外部へ排出し、搬送室32
内では極力清浄な雰囲気を形成して塵埃のカセットCへ
の付着を軽減することができる。
【0031】また、このような雰囲気下ではカセットC
と空気流との摩擦によりカセットCの表面に静電気が帯
電し、この静電気により僅に浮遊する塵埃をカセットC
表面に吸着する。この状態で搬送室32を移動してカセ
ットCが下流端近傍に達すると、このカセットCの静電
気を静電気測定プレート37によって計測し、その計測
値に応じて除電装置38からイオンシャワーを吹付け、
その下方を通過する間にカセットCの静電気を除去し、
またこの時空気流の作用と相俟ってカセットCに付着し
た僅かな塵埃を吹き飛ばす。除電されたカセットCを第
1フォトセンサ39Aで検出すると、この検出信号によ
りモータ33Aが減速回転するとカセットCの移動速度
がスローダウンする。次いで第2フォトセンサ39Bで
カセットCを検出すると、その検出信号によりモータ3
3Aが停止して所定の位置で第1カセット台31を停止
させる。この時、仮に第1カセット台31がオーバーラ
ンすることがあっても、第3フォトセンサ39Cでカセ
ットCを検出し、その検出信号に基づいて第1カセット
台31が確実に停止する。
【0032】次いで、搬出機構40のカセットローダ4
1が駆動してその第3カセット台41Aを第2カセット
台14Aとは逆の動作で第1カセット台31から2個の
カセットCを受け取る。その後、カセットリフタ42が
駆動してカセットローダ41からカセットCを受け取っ
てアンローダ43へ移載すると、アンローダ43では洗
浄後の半導体ウエハを洗浄機構20から2個のカセット
C内へ収納する。その後、再びカセットリフタ42のア
ームで2個のカセットCを掴み、アームを移動させて半
導体ウエハをカセットCに収納した状態で保管室44で
一時的に保管する。そして、必要に応じて搬出口45か
ら半導体ウエハを搬出して後工程へ搬送する。
【0033】以上説明したように本実施例によれば、半
導体ウエハの洗浄と並行してカセット搬送機構30によ
りカセットCを搬送する際、カバー34の吸引口34A
から搬送室32内へ清浄な空気を吸引し、この空気がス
リット35A、チェーン収納室35及びスリット35B
を通過して排気ダクト36に達し、排気ダクト36から
洗浄装置の外部へ排気され、搬送室32内で常に空気流
が形成され、搬送室32内の空気を常に更新するように
しているため、搬送駆動機構33などの駆動部から発生
するパーティクル等の塵埃が搬送室32内へ進入する虞
がなく、仮に塵埃が搬送室32内に混入することがあっ
ても、その塵埃を上述の空気流によって既にカセットC
に付着した塵埃と共に外部へ除去することができ、延い
ては、洗浄後の半導体ウエハをカセットCに収納しても
半導体ウエハに対して塵埃が付着することがなく、洗浄
された清浄な状態のままで半導体ウエハを後工程へ引き
渡すことができる。
【0034】また、本実施例によれば、搬送室32の下
流端部で除電装置38によりカセットCに帯電した静電
気を除去するようにしてあるため、搬送室32からカセ
ットCを排出する直前に除電して静電気により付着した
塵埃を空気流によって吹き飛ばし、塵埃のカセットCへ
の付着をより確実に防止することができる。
【0035】また、本実施例によれば、搬送室32内で
カセットCに帯電した静電気を測定する静電気測定プレ
ート37を設けたため、搬送室32においてカセットC
に帯電した静電気を静電気測定プレート37よって測定
し、カセットCの除電タイミングを知ることができる。
【0036】また、本実施例によれば、上記搬送駆動機
構33は、搬送室32の上流端側に配設されたモータ3
3Aと、このモータ33Aとその下方でチェーンにより
連結されたスプロケット33Bと、このスプロケット3
3Bと搬送室32の下流端側に配設されたスプロケット
に掛け渡されたチェーン33Cと、このチェーン33C
及びこのチェーン33Cで連結された両端側のスプロケ
ットを収納するチェーン収納室35と、この収納室35
に沿って形成されたスリット35Aを介して第1カセッ
ト台31とチェーン33をC連結する連結板33Dとを
備えているため、カセットCを第1カセット台31で搬
送する時に搬送駆動機構33が駆動して塵埃が発生して
も、この塵埃をチェーン33C等の収納室35に封じ込
め、カセットC側へ達する虞がない。
【0037】また、本実施例によれば、吸引口34Aを
カバー34の上面部に設けたため、カバー34上面の吸
引口34Aからクリーンルームの清浄な空気を吸引し、
カバー34内で下降流の空気流を作り、カセットCへの
塵埃の付着を防止することができる。
【0038】また、本実施例によれば、上記チェーンの
収納室35に沿ってスリット35Aを設けたため、チェ
ーンの収納室35で発生した塵埃をスリット35Aから
外部へ排出することができる。
【0039】尚、上記実施例ではカセット搬送機構30
を洗浄機構20の上部に配設したものについて説明した
が、カセット搬送機構30の場所は上記実施例に制限さ
れるものでなく、必要に応じて適宜設置場所を変更する
ことができる。また、搬送室32のカバー34に形成す
る吸引口34A及びスリット35A、35B並びに排気
ダクト36の形態も上記実施例に制限されるものではな
い。また、本発明のおける除電手段は必要に応じて公知
のものの中から適宜選択することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載の発明によれば、筐体の搬送室内の空気を吸引口、
第1通気孔、収納室、第2通気孔及び排気ダクトを介し
て清浄な空気に更新するようにしたため、洗浄処理と並
行して搬送する筐体へのパーティクル等の塵埃の付着を
確実に防止する洗浄装置を提供することができる。
【0041】また、本発明の請求項2に記載に発明によ
れば、請求項1に記載の発明において、搬送室内で筐体
に帯電した静電気を除去するようにしたため、静電気に
よる筐体へのパーティクル等の塵埃の付着を防止する洗
浄装置を提供することができる。
【0042】また、本発明の請求項3に記載の発明によ
れば、請求項1または請求項2に記載の発明において、
上記搬送室内で上記筐体に帯電した静電気を測定する静
電気測定手段を設けたため、搬送室において筐体に帯電
した静電気を静電気測定手段によって測定する洗浄装置
を提供することができる。
【0043】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明
において、上記搬送駆動機構は、上記搬送室の上流端側
に配設されたモータと、このモータとその下方でチェー
ンにより連結されたスプロケットと、このスプロケット
と上記搬送室の下流端側に配設されたスプロケットに掛
け渡されたチェーンと、このチェーン及びこのチェーン
で連結された両端側のスプロケットを収納する収納室
と、この収納室と搬送室間の第1隔壁に沿って形成され
た第1通気孔を介して上記支承体と上記チェーンを連結
する連結部材とを備えているため、筐体を支承体で搬送
する時に搬送駆動機構が駆動して塵埃が発生しても、こ
の塵埃をチェーン等の収納室に封じ込める洗浄装置を提
供することができる。
【0044】また、本発明の請求項5に記載の発明によ
れば、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明
において、上記吸引口を上記搬送室の上面に設けたた
め、上記搬送室上面の吸引口から洗浄装置の外側の空気
を吸引し、搬送室内で下降流の空気流を作り、筐体への
塵埃の付着を防止できる洗浄装置を提供することができ
る。
【0045】また、本発明の請求項6に記載の発明によ
れば、請求項4または請求項5に記載の発明において、
上記チェーンの収納室に沿って第2通気孔を設けたた
め、上記チェーンの収納室で発生した塵埃を第2通気孔
を通過させて排気ダクトから洗浄装置の外側へ排出する
洗浄装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄装置の一実施例の全体を示す外観
図である。
【図2】図1に示す洗浄装置のカセット搬送機構を中心
に破断して示す要部斜視図である。
【図3】図1に示すカセット搬送機構の排気路の一部を
拡大して要部斜視図である。
【図4】図2に示すカセットリフタを取り出して示す斜
視図である。
【符号の説明】
20 洗浄機構 30 カセット搬送機構 31 第1カセット台 32 搬送路 33 搬送駆動機構 34 カバー(包囲体) 35A スリット(排気口) 35B スリット(排気口) 36 排気ダクト(排気路) 38 除電装置(除電手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/02,21/68,21/304

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を洗浄する際に、被処理体を筐
    体から取り出して洗浄機構で洗浄すると共に、被処理体
    の取り出された筐体を被処理体の洗浄と並行して筐体搬
    送機構により搬送する洗浄装置において、上記筐体搬送
    機構は、上記筐体を支承する支承体と、この支承体を搬
    送路に沿って往復移動させる搬送駆動機構と、この搬送
    駆動機構と上記搬送路を区画し且つこれら両者を包囲し
    て上記搬送駆動機構の収納室及び上記搬送路に即した搬
    送室をそれぞれ形成する包囲体とを備え、上記搬送室に
    洗浄装置の外側から上記搬送室の内部に空気を吸引する
    吸引口を設けると共に上記収納室と上記搬送室を区画す
    る第1隔壁に第1通気孔を設け、更に上記収納室に第2
    隔壁を介して排気ダクトを並設すると共にこの第2隔壁
    に第2通気孔を設け、洗浄装置の外側から上記搬送室内
    に吸引された空気を第1通気孔、上記収納室及び第2通
    気孔を通過させて上記排気ダクトから洗浄装置の外側へ
    排出することを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 上記搬送室内で上記筐体に帯電した静電
    気を除去する除電手段を上記搬送室内に設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 上記搬送室内で上記筐体に帯電した静電
    気を測定する静電気測定手段を上記搬送室に設けたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 上記搬送駆動機構は、上記搬送路の上流
    端側に配設されたモータと、このモータとその下方でチ
    ェーンにより連結されたスプロケットと、このスプロケ
    ットと上記搬送路の下流端側に配設されたスプロケット
    に掛け渡されたチェーンと、このチェーン及びこのチェ
    ーンで連結された両端側のスプロケットを収納する上記
    収納室と、この収納室と上記搬送室間の第1隔壁に沿っ
    て形成された上記第1通気孔を介して上記支承体と上記
    チェーンを連結する連結部材とを備えたことを特徴とす
    る請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の洗浄装
    置。
  5. 【請求項5】 上記吸引口を上記搬送室の上面に設けた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に
    記載の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 上記第2隔壁に沿って第2通気孔を設け
    たことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の洗
    浄装置。
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