JP4509344B2 - ウェハ搬送用ロボット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、塵埃が存在する雰囲気中で使用するのに適したウェハ搬送用ロボットに関し、特に、半導体ウェハを研磨する工程においてウェハをアンロードする際に用いるのに好適なウェハ搬送用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置を製造する際に行われる各工程において、半導体ウェハを加工装置にロードしたり、加工装置からアンロードしたりするために、ウェハ搬送用ロボットが用いられている。
【0003】
半導体ウェハを搬送するために用いるロボットは、ウェハ保持具を有する搬送機構を備えていて、ウェハ保持具に設けられたウェハ保持面上にウェハを載せた状態で搬送するように構成されている。
【0004】
この種のロボットにおいては、真空吸引手段に接続されるウェハ吸引孔をウェハ保持具に設けて、該ウェハ吸引口を通してウェハに吸引力を作用させることにより、搬送中のウェハがウェハ保持具から脱落するのを防止している。
【0005】
ウェハ吸引孔は、ウェハ保持部の変位に伴って変形して該ウェハ保持部の変位を許容する可撓管と、ロボットの機構部等を収容する筐体(フレームを兼ねるケース)内に設けられた配管とを通して真空ポンプなどの真空吸引手段に接続される。
【0006】
また水が使用される工程では、防滴仕様のウェハ搬送用ロボットが用いられている。例えば、半導体ウェハを研磨する工程においては、ウェハをロボットにより搬送して研磨装置にロードした後研磨を行い、研磨が終了したウェハを純水により洗浄する。洗浄が終了した後、ウェハをウェハ搬送ロボットにより研磨装置からアンロードするが、この際にロボットに水がかかるおそれがある。
【0007】
そのため、半導体ウェハの研磨工程でウェハをアンロードする際に用いられるロボットには筐体を覆うカバーを設ける等の防滴対策が講じられ、ロボットに多少の水がかかっても支障がないようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ウェハの研磨工程で用いるロボットのように、塵埃と水とが存在する環境下で使用されるウェハ搬送用ロボットでは、ウェハを真空吸着する際に、塵埃(ウェハの研磨屑や研磨粉など)を含んだ水がウェハ吸引孔を通して吸い込まれることがある。ウェハ吸引孔から塵埃を含んだ水が吸い込まれると、ロボットの筐体内に設けられた配管の内部に塵埃が蓄積されて固まるため、やがて配管が詰まってウェハを真空吸着する機能が失われてしまう。
【0009】
従って、この種のウェハ搬送用ロボットでは、比較的頻繁に保守点検を行って、筐体内の配管の清掃を行う必要があるが、従来のこの種のロボットでは、清掃を行う際にロボットを分解して配管を取り外す必要があったため、その作業がはなはだ面倒であった。
【0010】
本発明の目的は、ロボットの筐体内の配管に塵埃を含んだ水が侵入することがないようにしたウェハ搬送用ロボットを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ウェハを載せて保持するウェハ保持面と該ウェハ保持面に一端が開口したウェハ吸引孔とを有するウェハ保持具と、軸線を垂直方向に向けて配置される筐体に支持されていてウェハ保持具を筐体の上方でウェハの搬送方向に移動させる搬送機構とを備えたウェハ搬送用ロボットを対象とする。この種のロボットでは、ウェハ保持具に設けられたウェハ吸引孔の他端に一端が接続された可撓管と筐体内を通して配管された筐体側配管とを有する吸引用管路を通してウェハ吸引孔が真空吸引手段に接続される。
【0012】
本発明においては、搬送機構を支持する筐体の外側に分解可能なエアクリーナを配置して、該エアクリーナを筐体に対して支持し、可撓管の他端をエアクリーナを通して筐体側配管の一端に接続する。真空吸引手段は、筐体側配管の他端に、適当な外部の配管を通して接続する。
【0013】
上記のように可撓管と筐体側配管との間にエアクリーナを設けておくと、ウェハ吸引孔から吸い込まれた塵埃をエアクリーナにより除去して、該塵埃が筐体側配管に流入するのを防ぐことができる。従って、筐体側配管の清掃はほとんど行う必要がなくなる。
【0014】
またエアクリーナは分解可能に構成されて、筐体の外側に配置されるため、該エアクリーナの清掃は容易に行うことができる。
【0015】
上記エアクリーナとしては、外部に開口したエア流入口及びエア流出口をそれぞれ一端側及び他端側に有し、エア流入口側からエア流出口側につづら折り状に折れ曲った状態で伸びるエア流路を内部に有するチャンバーと、実質的にエアのみを通過させるように形成されてエア流路のエア流出口側に配置されたフィルタとを備えたものを用いるのが好ましい。
【0016】
この場合、可撓管の他端をエアクリーナのエア流入口に接続し、筐体側配管の一端をエアクリーナのエア流出口に接続する。
【0017】
このようにエアクリーナを構成すると、エア流入口からクリーナ内に流入したエアは折れ曲ったエア流路の内面に衝突しながら流れるため、エアがエア流路を流れる過程でエアに含まれる塵埃のほとんどが下方に落下させられて除去される。エア流路を通過する過程で除去されなかった塵埃は、エア流出口側に設けられたフィルタにより除去される。
【0018】
上記エアクリーナを容易に分解し得るようにするため、上記チャンバーは、互いに整合する合せ面を有する第1のチャンバー構成部材と第2のチャンバー構成部材とに2分割し得るように構成して、該第1のチャンバー構成部材と第2のチャンバー構成部材の合せ面をシール部材を介して気密に接続する構造にするのが好ましい。
【0019】
本発明の好ましい実施形態では、エアクリーナのチャンバーを上記のように第1のチャンバー構成部材と第2のチャンバー構成部材とに分割した上で、各部が下記のように構成される。
【0020】
即ち、上記第1のチャンバー構成部材の一端側の部分の内側には、前記エア流路の一部を構成する第1の空所が、該第1のチャンバー構成部材の合せ面側に開口した状態で設けられて、第1の空所が第1の仕切壁によりエアの流れ方向に並ぶ複数の領域に仕切られる。
【0021】
また第1のチャンバー構成部材の他端側の部分には、第2のチャンバー構成部材側に突出した凸部が設けられて、該凸部内に第2のチャンバ構成部材側に一端が開口した中空部が設けられる。
【0022】
第2のチャンバー構成部材の一端側の部分の内側に、第1の空所とともにエア流路を構成する第2の空所が合せ面側に開口した状態で設けられて、第1の仕切壁に対してエアの流れ方向の下流側に位置をずらした状態で設けられた第2の仕切壁により、第2の空所がエアの流れ方向に並ぶ複数の領域に仕切られる。そして第1のチャンバー構成部材の合せ面と第2のチャンバー構成部材の合せ面とを合わせて両チャンバー構成部材を接続した状態で、第1のチャンバー構成部材に設けられた第1の空所の複数の領域と、第2のチャンバー構成部材に設けられた第2の空所の複数の領域とによりつづら折り状に折れ曲った状態で伸びるエア流路が構成される。
【0023】
また第2のチャンバー構成部材の他端側の部分に、凸部嵌合穴が形成され、該凸部嵌合穴内に第1のチャンバー構成部材の凸部が嵌合される。第1のチャンバ構成部材の他端側の部分にはまた、前記凸部内に設けられた中空部の他端に一端が連通し、他端が前記第1の空所に隣接する位置で前記合せ面側に開口して前記エア流路のエア流れ方向の下流側の端部に連通したエア流通孔が設けられている。
【0024】
エア流入口は、第1のチャンバー構成部材の一端側の壁部の第1の仕切壁に対向する部分を貫通した状態で設けられ、エア流出口は、第2のチャンバー構成部材の他端寄りの下部に、第1のチャンバ構成部材の凸部の中空部(31B1)の下方に位置させた状態で設けられて、中空部(31B1)の一端に連通させられる。
【0025】
フィルタは、第1のチャンバー構成部材の凸部と第2のチャンバー構成部材の凸部嵌合穴の底部との間に挟み込まれた状態で保持される。
【0026】
そして、前記エア流路の下流側の端部が第1のチャンバー構成部材に設けられたエア流通孔と第1のチャンバー構成部材の凸部内の中空部とを通して第2のチャンバー構成部材に設けられたエア流出口に接続される。
【0027】
本発明に係わるロボットでは、ウェハ保持具の変位を妨げないようにするために、ウェハ保持具のウェハ吸引孔とエアクリーナとの間を接続する管として可撓管を用いて、この可撓管をウェハ保持具の変位に伴って変形させることにより、ウェハ保持具の変位を許容するようにしている。この場合可撓管を自由に変形させるようにしておくと、該可撓管が搬送機構と干渉して搬送機構の動きを妨げたり、可撓管が損傷したりするおそれがある。このような問題が生じるのを防ぐためには、ウェハ保持具の変位に伴って変位する可撓管を搬送機構と干渉させないようにガイドする可撓管ガイドを筐体の上部に取り付けておくのが好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1ないし図8は、本発明に係わるウェハ搬送用ロボットの構成例を示したもので、図1は駆動軸を支持した旋回部材が下降した状態を示した正面図、図2は図1の上面図、図3は旋回部材が上昇させられた状態を示した正面図、図4(A)ないし(C)はそれぞれ同ロボットの動作の異なる過程を示した上面図である。また図5は図1のウェハ搬送用ロボットの要部の拡大図、図6(A)は図1のウェハ搬送用ロボットの要部の拡大断面図、図6(B)は同図(A)の要部の上面図である。更に図7はエアクリーナと筐体との接続構造の一例を示した要部の上面図、図8はエアクリーナと筐体との他の接続構造を示した要部の上面図である。
【0029】
図1ないし図4において、1はシリンダ状に形成されてその軸線を垂直方向に向けた状態で配置された筐体(フレームを兼ねるケーシング)である。筐体1内には旋回部材2がその軸線を垂直方向に向けた状態で回転自在かつ上下動可能に支持されていて、該旋回部材2の軸心部に、該旋回部材と軸線を共有する第1の駆動軸3が回転自在に支持されている。筐体1内には、旋回部材2を回転させる旋回部材駆動機構と、該旋回部材2を第1の駆動軸3とともに上下動させる旋回軸上下動機構と、第1の駆動軸3を回転させる駆動軸回転駆動機構とが収納されている。
【0030】
第1の駆動軸3の上端には、中空の第1のアーム4の後端部が固定され、駆動軸3の回転に伴って第1のアーム4が回動させられるようになっている。第1のアーム4の先端部には第2の駆動軸5が回転自在に支持され、該第2の駆動軸5に中空の第2のアーム6の後端部が固定されている。また第2のアーム6の先端部に第3の駆動軸7が回転自在に支持され、該第3の駆動軸7にウェハ保持具8の後端部が固定されている。
【0031】
第1のアーム4内には、第1の駆動軸3の回転を第2の駆動軸5に伝達して該第2の駆動軸5を第1の駆動軸3と反対方向に回転させる第1の回転運動伝達機構が収納され、第1の駆動軸3が一方向に回転駆動されて第1のアーム4が一方向に回動させられた時に、第2のアーム6が第1のアーム4と反対方向に回動させられるようになっている。
【0032】
また第2のアーム6内には、第2の駆動軸5の回転を第3の駆動軸7に伝達して該第3の駆動軸7を第2の駆動軸5と反対方向に回転させる第2の回転運動伝達機構が収納され、第2の駆動軸5が一方向に回転駆動されて第2のアーム6が一方向に回動させられた時に、ウェハ保持具8が第2のアーム6と反対方向に回動させられるようになっている。
【0033】
したがって、図示のウェハ搬送用ロボットにおいては、例えば図4(A)に示すように、第1のアーム4と第2のアーム6とウェハ保持具8とが一直線状に整列した状態から、図4(B)及び(C)に示すように第1のアーム4が反時計方向に回動させられると、第2のアーム6が第1のアーム4に対して時計方向に回動させられ、ウェハ保持具8が第2のアーム6に対して反時計方向に回動させられて、ウェハ保持具8が旋回部材2の径方向に直線的に移動させられる。旋回部材2を旋回させて、その向きを変えることにより、ウェハ保持具8の移動方向を適宜に変更することができる。また第1の駆動軸3を支持した旋回部材2を駆動軸3とともに上下動させることにより、ウェハ保持具8を上下に変位させることができる。
【0034】
上記旋回部材2と、該旋回部材2を回転させる旋回部材駆動機構と、第1の駆動軸3と、旋回部材2を第1の駆動軸3とともに上下動させる旋回軸上下動機構と、第1の駆動軸3を回転駆動する駆動軸回転駆動機構と、第1のアーム4と、第2の駆動軸5と、第1のアーム内に配置された第1の回転運動伝達機構と、第2のアーム6と、第3の駆動軸7と、第2のアーム内に配置された第2の回転運動伝達機構とにより、ウェハ保持具8を筐体1の上方でウェハの搬送方向に移動させる搬送機構10が構成されている。
【0035】
ウェハ保持具8は、図2に示したように、第3の駆動軸7に固定された後端部8Aと、フォーク状に形成された先端部8Bとを有する板状の部材で、先端部8Bの上面が、半導体ウェハSを載せて保持するウェハ保持面8bとなっている。ウェハ保持具8には、ウェハ保持面8bに一端が開口したウェハ吸引孔8Cが設けられ、該ウェハ吸引孔8Cの他端に可撓管11の一端が接続されている。ウェハ吸引孔8Cは、可撓管11と、筐体1内に設けられた筐体側配管12とからなる吸引用管路を通して真空ポンプなどからなる真空吸引手段(図示せず。)に接続され、ウェハ保持具8のウェハ保持面8b上に載せられた半導体ウェハは、このウェハ吸引孔を通して作用する吸引力により吸着されてウェハ保持具8から脱落しないように保持される。
【0036】
筐体側配管12は、筐体1内を上下に伸びるように設けられていて、該配管12の一端(図示の例では上端)は筐体1の上端から突出した旋回部材2の上部側面に開口させられている。また筐体内配管12の他端(下端)は、筐体1の下部側面に取り付けられた制御箱13内に導入されて、該制御箱13に取り付けられた管継手14に接続されている。旋回部材2の回転と上下動とを可能にするため、筐体側配管12としては可撓性を有し、長さに余裕を持たせたものが用いられている。
【0037】
ロボットに防滴性を持たせる(筐体内に水が侵入するのを防ぐ)ため、旋回部材2の上端に、カップを伏せた形状の防滴カバー15が取り付けられ、この防滴カバー15により筐体1の上部が覆われている。
【0038】
図5に示したように、本発明においては、筐体1の上方にエアクリーナ20が配置されている。エアクリーナ20は、搬送機構10と干渉しない位置に配置されて、防滴カバー15の上に固定され、ウェハ保持具8のウェハ吸引孔8Cが、可撓管11とエアクリーナ20とを通して筐体内配管12の一端に接続されている。
【0039】
エアクリーナ20は、図6に示すように、外部に開口したエア流入口21及びエア流出口22をそれぞれ一端側及び他端側に有し、エア流入口21側からエア流出口22側につづら折り状に折れ曲った状態で伸びるエア流路23を内部に有するチャンバー24と、実質的にエアのみを通過させるように形成されてエア流出口22の手前に配置されたフィルタ25とを備えている。
【0040】
エアクリーナの分解を容易にするため、チャンバー24は、互いに整合する合せ面31a,32aを有する第1のチャンバー構成部材31と第2のチャンバー構成部材32とに2分割し得るように構成されていて、第1のチャンバー構成部材31の合わせ面31aと第2のチャンバー構成部材32の合せ面32aとがシール部材であるOリング33を介して当接され、両チャンバー構成部材31及び32がボルト34により締結されて、両者の合わせ面が気密に接続されている。
【0041】
なお、図6では、第1のチャンバー構成部材31の合わせ面31aと第2のチャンバー構成部材32の合わせ面32aとを気密に接続するために、シール部材としてOリングを使用したが、シール部材はOリングに限定されるものではなく、例えば、Uパッキン、Vパッキン、Wパッキンでもよい。要するに、シール部材は、第1のチャンバー構成部材31の合わせ面31aと第2のチャンバー構成部材32の合わせ面32aとを気密に接続できるものであればよい。
【0042】
更に詳細に説明すると、第1のチャンバー構成部材31及び第2のチャンバー構成部材32はほぼ直方体状を呈するブロックからなっていて、第1のチャンバー構成部材31の長手方向の一端側のほぼ半部の内側には、エア流路23の一部を構成する第1の空所31Aが合せ面31a側に開口した状態で設けられ、該第1の空所31Aが第1の仕切壁31bによりエアの流れ方向に並ぶ複数の領域 (図示の例では2つの領域)31A1及び31A2に仕切られている。
【0043】
第1のチャンバー構成部材31の長手方向の他端側のほぼ半部には、第2のチャンバー構成部材32側に突出した中空の凸部31Bが設けられ、該凸部31Bの中空部31B1の一端が第2のチャンバー構成部材32側に開口させられている。第1のチャンバー構成部材31の他端側のほぼ半部にはまた、凸部31Bの中空部31B1の他端に一端31C1が連通し他端31C2が第1の空所31Aのエア流れ方向の下流側の最端部の領域31A2に隣接する位置で合せ面31a側に開口したエア流通孔31Cが設けられている。
【0044】
第2のチャンバー構成部材32の長手方向の一端側のほぼ半部には、第1の空所31Aとともにエア流路23を構成する第2の空所32Aが合せ面32a側に開口した状態で設けられて、第1の仕切壁31bに対してエアの流れ方向の下流側に位置をずらした状態で設けられた第2の仕切壁32bにより、第2の空所32Aがエアの流れ方向に並ぶ複数の領域32A1及び32A2に仕切られている。
【0045】
第2のチャンバー構成部材32の長手方向の他端側のほぼ半部には、第1のチャンバー構成部材31の凸部31Bを嵌合させる凸部嵌合穴32Bが形成され、凸部31Bと凸部嵌合穴32Bの底部との間にフィルタ25が挟み込まれた状態で保持されている。
【0046】
エア流入口21は、第1のチャンバー構成部材31の一端側の壁部の第1の仕切壁31bに対向する部分を貫通した状態で(第1の仕切壁31bに対向する状態で)設けられ、エア流入口21からチャンバー内に流入したエアが仕切壁31bに衝突するようになっている。
【0047】
またエア流出口22は、第2のチャンバー構成部材32の他端寄りの下部に設けられて、フィルタ25を通して第1のチャンバー構成部材31の凸部31Bの中空部31B1の一端に連通させられている。
【0048】
第1のチャンバー構成部材31に設けられた第1の空所31Aの複数の領域31A1,31A2と、第2のチャンバー構成部材32に設けられた第2の空所32Aの複数の領域32A1,32A2とによりつづら折り状に折れ曲ったエア流路23が構成され、このエア流路23の下流側の端部が第1のチャンバー構成部材31に設けられたエア流通孔31Cと凸部31Bの中空部31B1とを通して第2のチャンバー構成部材に設けられたエア流出口22に接続されている。
【0049】
エアクリーナ20のエア流入口21には、ウェハ保持具8のウェハ吸引孔8Cに一端が接続された可撓管11の他端が管継手35を介して接続され、エア流出口22は、カバー15を貫通して該エア流出口22内に挿入された継手36を通して、カバー15の下面に添わせた接続管37の一端に接続されている。接続管37は断面が矩形状を呈する角形の管からなっていて、該接続管37の他端は、カバー15の内側で旋回部材2の上端付近の側面に開口した筐体側配管12の一端に接続されている。
【0050】
図示の例では、図7に示すように、旋回部材2の上端部寄りの側面にV字形の切欠き2Aが形成され、該切欠き2A内に筐体側配管12の一端が開口させられている。接続管37はエアクリーナ20の長手方向(エアの流れ方向)に対して傾斜した状態で配置されてその他端が切欠き2Aに嵌合され、接続管37の他端側の開口部が適宜の継手を介して筐体側配管12の一端に接続されている。
【0051】
なお図7に示した例では、接続管37をエアクリーナの長手方向に対して傾斜した状態で設けているが、接続管37の設け方はこの例に限られるものではなく、例えば図8に示すように、接続管37をエアクリーナの長手方向に対して直角な方向に向けた状態で、筐体側配管12の一端に接続するようにしてもよい。
【0052】
図示のロボットにおいて、可撓管11は、ウェハ保持具8の変位に伴って変形する。この場合、可撓管11の自由な変形を許容すると、可撓管11がアーム4または5と干渉して、損傷するおそれがある。そこで、図示の例では、ウェハ保持具8の変位方向と平行に伸びるチャンネル形の部材からなる可撓管ガイド38をカバー15に取り付けて、可撓管11の一部をこの可撓管ガイド38の溝内に沿わせて変形させることにより、可撓管11がアーム4または5と干渉するのを防ぐようにしている。
【0053】
上記のようにエアクリーナ20を構成すると、エア流入口21からチャンバー24内に流入したエアは、仕切壁31bや32bに衝突しながらつづら折り状に折れ曲がったエア流路23を流れ、エアが仕切壁に衝突する毎にエアに含まれている塵埃が下方に落下させられて、エア中から除去される。エアが仕切壁に衝突した際に除去されなかった塵埃は、最終的にフィルタ25により除去されるため、筐体側配管12には塵埃が含まれない清浄なエアのみが流入する。
【0054】
このようなエアクリーナ20を設けておくと、筐体側配管内に塵埃が水分とともに侵入して、該配管内で固まるのを防ぐことができるため、ウェハの研磨工程において、研磨を完了したウェハをアンロードする際のように、ウェハ吸引孔を通して研磨粉や研磨屑等の塵埃が吸い込まれるおそれがある場合であっても、筐体側配管内に塵埃が侵入するのを防ぐことができ、筐体を分解して筐体側配管12の清掃を行う面倒な保守作業を不要とすることができる。
【0055】
エアクリーナ20は、筐体の外側に配置されていて、分解し得るように構成されているため、該エアクリーナの清掃作業は簡単に行うことができる。
【0056】
エアクリーナ20の清掃は、チャンバー24を構成しているチャンバー構成部材31及び32の結合を解いた後、それぞれの内部をバキュームクリーナにより吸引して、内部に溜まった塵埃を取り除くことにより行うことができる。
【0057】
上記の例では、第1及び第2のアームを備えた搬送機構を用いるロボットを例にとったが、本発明は、ウェハ吸引孔を有するウェハ保持具を備えたウェハ搬送用ロボットに広く適用することができ、本発明が対象とするウェハ搬送用ロボットにおいて、ウェハ保持具を搬送方向に移動させるための搬送機構の構成は任意である。
【0058】
なおエアクリーナ20の構成は上記の例に限られるものではなく、上記の例で用いたエアクリーナに代えて、エア中から塵埃を除去する機能を有する適宜の構成のエアクリーナを用いることができる。
【0059】
例えばエア流路23に設ける仕切壁31b,32bの数を上記の例よりも多くして、つづら折り状のエア流路の長さを長くしたり、第1及び第2の仕切壁31b及び32bがエアの流れ方向に対向した部分を持つように、第1及び第2の仕切壁の少なくとも一方の長さを長くしたりして、塵埃がエア流路の内面に衝突する機会を増やすようにすることができる。
【0060】
上記のように、エア流路をつづら折り状に形成しておくと、エアが仕切り壁に衝突する毎にエア中の塵埃が落下させられて除去されるため、フィルタに到達する塵埃の量を少なくすることができる。したがってフィルタにかかる負担を軽くすることができ、フィルタの清掃を行う周期を長くしたり、フィルタの寿命を長くしたりすることができる。
【0061】
しかしながら、エアクリータは、上記のようにつづら折り状のエア流路を有するものに限定されるものではなく、フィルタのみにより塵埃を除去するようにしたエアクリーナを用いることもできる。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ロボットの筐体の外側にエアクリーナを配置して可撓管をエアクリーナを通して筐体側配管の一端に接続するようにしたので、ウェハ吸引孔から吸い込まれた塵埃をエアクリーナにより除去して、該塵埃が筐体側配管に流入するのを防ぐことができる。またエアクリーナは分解し得るように構成されているため、該エアクリーナの清掃作業は簡単に行うことができる。
【0063】
従って、本発明によれば、筐体側配管の面倒な清掃作業をほとんど不要にすることができ、半導体ウェハの研磨工程においてウェハを研磨装置からアンロードするロボットのように、多くの塵埃が存在する環境下で用いられるロボットの保守点検作業を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるウェハ搬送用ロボットにおいて、駆動軸を支持した旋回部材が下降した状態を示した正面図である。
【図2】 図1の上面図である。
【図3】 図1に示したロボットにおいて旋回部材を上昇させた状態を示した正面図である。
【図4】(A)ないし(C)はそれぞれ図1ないし図3に示したウェハ搬送用ロボットの動作の異なる過程を示した上面図である。
【図5】 図1のウェハ搬送用ロボットの要部の拡大図である。
【図6】 (A)は図1のウェハ搬送用ロボットの要部の拡大断面図、(B)は(A)の要部の上面図である。
【図7】 エアクリーナと筐体との接続構造の一例を示した要部の上面図である。
【図8】 エアクリーナと筐体との他の接続構造を示した要部の上面図である。
【符号の説明】
1…筐体、2…旋回部材、3…第1の駆動軸、4…第1のアーム、5…第2の駆動軸、6…第2のアーム、7…第3の駆動軸、8…ウェハ保持具、11…可撓管、12…筐体側配管、20…エアクリーナ、23…エア流路、24…チャンバー、25…フィルタ、31…第1のチャンハー構成部材、32…第2のチャンバー構成部材。
Claims (5)
- ウェハを載せて保持するウェハ保持面(8b)と該ウェハ保持面に一端が開口したウェハ吸引孔(8C)とを有するウェハ保持具(8)と、軸線を垂直方向に向けて配置される筐体(1)に支持されていて前記ウェハ保持具(8)を前記筐体の上方でウェハの搬送方向に移動させる搬送機構(10)とを備え、前記ウェハ吸引孔は、該ウェハ吸引孔の他端に一端が接続された可撓管(11)と前記筐体内を通して配管された筐体側配管(12)とを有する吸引用管路を通して真空吸引手段に接続されるウェハ搬送用ロボットにおいて、
前記筐体(1)の外側に分解可能なエアクリーナ(20)が配置されて、該エアクリーナが前記筐体に対して支持され、
前記可撓管(11)の他端が前記エアクリーナを通して前記筐体側配管(12)の一端に接続されているウェハ搬送用ロボット。 - 前記エアクリーナ(20)は、外部に開口したエア流入口(21)及びエア流出口(22)をそれぞれ一端側及び他端側に有し、前記エア流入口側からエア流出口側につづら折り状に折れ曲った状態で伸びるエア流路(23)を内部に有するチャンバー(24)と、実質的にエアのみを通過させるように形成されて前記エア流路の前記エア流出口側に配置されたフィルタ(25)とを備え、前記可撓管(11)の他端及び前記筐体側配管(12)の一端がそれぞれ前記エアクリーナのエア流入口(21)及びエア流出口(22)に接続されている請求項1に記載のウェハ搬送用ロボット。
- 前記エアクリーナのチャンバー(24)は、互いに整合する合せ面を有する第1のチャンバー構成部材(31)と第2のチャンバー構成部材(32)とに2分割し得るように構成されていて、前記第1のチャンバー構成部材と第2のチャンバー構成部材の合せ面がシール部材を介して気密に接続されている請求項2に記載のウェハ搬送用ロボット。
- 前記第1のチャンバー構成部材(31)の一端側の部分の内側に、前記エア流路(23)の一部を構成する第1の空所(31A)が前記合せ面側に開口した状態で設けられて、該第1の空所(31A)が第1の仕切壁(31b)によりエアの流れ方向に並ぶ複数の領域に仕切られ、
前記第1のチャンバー構成部材(31)の他端側の部分に、前記第2のチャンバー構成部材(32)側に突出した凸部(31B)が設けられて、該凸部内に前記第2のチャンバ構成部材側に一端が開口した中空部(31B1)が設けられ、
前記第2のチャンバー構成部材の一端側の部分の内側に、前記第1の空所(31A)とともに前記エア流路(23)を構成する第2の空所(32A)が前記合せ面側に開口した状態で設けられて、前記第1の仕切壁(31b)に対してエアの流れ方向の下流側に位置をずらした状態で設けられた第2の仕切壁(32b)により、前記第2の空所(32A)がエアの流れ方向に並ぶ複数の領域に仕切られ、
前記第1のチャンバー構成部材(31)に設けられた第1の空所(31A)の複数の領域と、前記第2のチャンバー構成部材(32)に設けられた第2の空所(32A)の複数の領域とにより前記つづら折り状に折れ曲った状態で伸びるエア流路(23)が構成され、
前記第2のチャンバー構成部材(32)の他端側の部分に、凸部嵌合穴(32B)が形成されて、該凸部嵌合穴内に前記第1のチャンバー構成部材の前記凸部(31B)が嵌合され、
前記第1のチャンバ構成部材(31)の他端側の部分にはまた、前記凸部(31B)内に設けられた中空部(31B1)の他端に一端(31C1)が連通し、他端(31C2)が前記第1の空所(31A)に隣接する位置で前記合せ面側に開口して前記エア流路(23)のエア流れ方向の下流側の端部に連通したエア流通孔(31C)が設けられ、
前記エア流入口(21)は、前記第1のチャンバー構成部材の一端側の壁部の前記第1の仕切壁(31b)に対向する部分を貫通した状態で設けられ、
前記エア流出口(22)は、前記第2のチャンバー構成部材(32)の他端寄りの下部に、前記第1のチャンバ構成部材の凸部の中空部(31B1)の下方に位置させた状態で設けられて、前記中空部(31B1)の前記一端に連通させられ、
前記フィルタ(25)は、前記第1のチャンバー構成部材(31)の凸部(31B)と前記第2のチャンバー構成部材(32)の前記凸部嵌合穴(32B)の底部との間に挟み込まれた状態で保持され、
前記エア流路(23)の下流側の端部が前記第1のチャンバー構成部材(31)に設けられた前記エア流通孔(31C)と前記凸部内の前記中空部(31B1)とを通して前記第2のチャンバー構成部材(31)に設けられたエア流出口(22)に接続されている請求項3に記載のウェハ搬送用ロボット。 - 前記ウェハ保持具の変位に伴って変位する前記可撓管(11)を前記搬送機構(10)と干渉させないようにガイドする可撓管ガイド(38)が前記筐体(1)の上部に支持されている請求項1ないし4のいずれか1つに記載のウェハ搬送用ロボット。
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