JP2023145905A - 基板処理装置、および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023145905000001
【課題】基板処理装置のコストを抑制する技術を提供する。
【解決手段】実施形態に係る基板処理装置は、基板保持部と、処理液供給部と、第1処理カップと、第2処理カップと、排液口と、第1排気口と、第2排気口と、吸引口とを備える。処理液供給部は、基板保持部によって水平に保持された基板に処理液を供給する。第1処理カップは、基板保持部の周囲に環状に設けられる。第2処理カップは、基板保持部の周囲に環状に設けられ、かつ、第1処理カップよりも内側に設けられる。排液口は、第1処理カップと第2処理カップとの間に流れる処理液が溜まる貯留部に形成される。第1排気口は、第1処理カップと第2処理カップとの間の気体を排気するように設けられる。第2排気口は、第1排気口よりも内側に設けられ、第2処理カップよりも内側の気体を排気するように設けられる。吸引口は、高さ方向において、排液口と第1排気口との間に設けられる。
【選択図】図1

Description

本開示は、基板処理装置、および基板処理方法に関する。
特許文献1には、複数種類の処理液を複数のカップによって分けて回収する基板処理装置が開示されている。
特開2014-41994号公報
本開示は、排気される気体に、複数種類の処理液の気体が混入することを抑制する技術を提供する。
本開示の一態様による基板処理装置は、基板保持部と、処理液供給部と、第1処理カップと、第2処理カップと、排液口と、第1排気口と、第2排気口と、吸引口とを備える。基板保持部は、基板を水平に保持する。処理液供給部は、基板保持部によって水平に保持された基板に処理液を供給する。第1処理カップは、基板保持部の周囲に環状に設けられる。第2処理カップは、基板保持部の周囲に環状に設けられ、かつ、第1処理カップよりも内側に設けられる。排液口は、第1処理カップと第2処理カップとの間に流れる処理液が溜まる貯留部に形成される。第1排気口は、第1処理カップと第2処理カップとの間の気体を排気するように設けられる。第2排気口は、第1排気口よりも内側に設けられ、第2処理カップよりも内側の気体を排気するように設けられる。吸引口は、高さ方向において、排液口と第1排気口との間に設けられる。
本開示によれば、排気される気体に、複数種類の処理液の気体が混入することを抑制することができる。
図1は、実施形態に係る基板処理装置の処理ユニットの構成を示す図である。 図2は、実施形態に係る排気切替部の構成を示す図である。 図3は、実施形態に係る処理ユニットにおいて、第1処理が実行される状態を示す図である。 図4は、実施形態に係る処理ユニットにおいて、第2処理が実行される状態を示す図である。 図5は、実施形態に係るウェハ処理を説明するフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する基板処理装置および基板処理方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態により開示される基板処理装置および基板処理方法が限定されるものではない。
以下参照する各図面では、説明を分かりやすくするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする直交座標系を示すことがある。X軸方向、およびY軸方向は、水平方向である。
また、ここでは、X軸正方向を前方とし、X軸負方向を後方とする前後方向を規定し、Y軸負方向を左方とし、Y軸正方向を右方とする左右方向を規定する。また、Z軸正方向を上方とし、Z軸負方向を下方とする上下方向を規定する。また、ここでは、ウェハの径方向の外側を「外側」とし、ウェハの径方向の内側を「内側」として説明する。
実施形態に係る基板処理装置1について図1を参照し説明する。図1は、実施形態に係る基板処理装置1の処理ユニット2の構成を示す図である。
処理ユニット2では、搬送アーム(不図示)によって円形のウェハW(基板)が搬入、および、搬出される。処理ユニット2は、複数の処理液を用いてウェハWに処理を行う。
処理ユニット2は、チャンバ3と、基板保持機構4と、処理液供給部5と、案内カップ6と、処理カップ7と、回収部8と、吸引部9と、排気切替部10と、制御装置11とを備える。
チャンバ3は、基板保持機構4の一部と、処理液供給部5の一部と、案内カップ6と、処理カップ7と、回収部8とを収容する。チャンバ3の天井部には、FFU12(Fan Filter Unit)が設けられる。FFUは、チャンバ3内にダウンフローを形成する。
基板保持機構4は、ウェハWを保持して回転させる。基板保持機構4は、保持部15と、支柱部16と、駆動部17とを備える。保持部15(基板保持部の一例)は、ウェハW(基板の一例)を水平に保持する。保持部15は、ウェハWを保持する複数のチャックピンを備える。ウェハWは、チャックピンに載置される。保持部15は、ウェハWの周縁を保持する爪部(不図示)によって保持する。保持部15は、爪部を開閉させるモータ(不図示)などを含む。
支柱部16は、鉛直方向に延在する部材であり、基端部が駆動部17によって回転可能に支持され、先端部において保持部15を水平に支持する。駆動部17は、支柱部16を鉛直軸まわりに回転させる。駆動部17は保持部15の一部を上下方向に移動させる。駆動部17は、例えば、複数のモータ、モータによって発生する回転を伝達するギヤ、およびリンク機構などを含む。
基板保持機構4は、駆動部17を用いて支柱部16を回転させることによって支柱部16に支持された保持部15を回転させる。これにより、保持部15に保持されたウェハWが回転する。
処理液供給部5は、基板処理に用いられる各種液をウェハWに供給する。処理液供給部5は、保持部15(基板保持部の一例)によって保持されたウェハW(基板の一例)に処理液を供給する。処理液供給部5は、第1処理液供給部20と、第2処理液供給部21と、第3処理液供給部22と、リンス液供給部23とを含む。
第1処理液供給部20は、第1処理液をウェハWに供給する。第1処理液は、酸性処理液である。酸性処理液は、たとえば、DHF(フッ化水素)である。第1処理液は、SPM液(硫酸と過酸化水素水との混合溶液)であってもよい。第1処理液供給部20は、第1供給ノズル20aと、第1調整部20bと、第1処理液供給源20cとを含む。第1供給ノズル20aは、第1調整部20bを介して第1処理液供給源20cに接続される。第1調整部20bは、第1供給ノズル20aから吐出される第1処理液の流量を調整可能である。第1調整部20bは、流量制御弁、および、開閉弁などを含む。
第2処理液供給部21は、第2処理液をウェハWに供給する。第2処理液は、有機性処理液である。有機性処理液は、たとえば、IPA(イソプロピルアルコール液)である。第2処理液供給部21は、第2供給ノズル21aと、第2調整部21bと、第2処理液供給源21cとを含む。第2供給ノズル21aは、第2調整部21bを介して第2処理液供給源21cに接続される。第2調整部21bは、第2供給ノズル21aから吐出される第2処理液の流量を調整可能である。第2調整部21bは、流量制御弁、および、開閉弁などを含む。
第3処理液供給部22は、第3処理液をウェハWに供給する。第3処理液は、アルカリ性処理液である。アルカリ性処理液は、たとえば、SC1液(アンモニア過水)である。第3処理液供給部22は、第3供給ノズル22aと、第3調整部22bと、第3処理液供給源22cとを含む。第3供給ノズル22aは、第3調整部22bを介して第3処理液供給源22cに接続される。第3調整部22bは、第3供給ノズル22aから吐出される第3処理液の流量を調整可能である。第3調整部22bは、流量制御弁、および、開閉弁などを含む。なお、基板処理装置1は、第2処理液供給部21、および、第3処理液供給部22のいずれか一方のみを備えてもよい。
リンス液供給部23は、リンス液としてDIW(DeIonized Water:脱イオン水)をウェハWに供給する。DIWは、常温である。DIWは、温度が異なるDIWを含む。すなわち、リンス液供給部23は、温度が異なるDIWをウェハWに供給可能であってもよい。リンス液供給部23は、第4供給ノズル23aと、第4調整部23bと、リンス液供給源23cとを含む。第4供給ノズル23aは、第4調整部23bを介してリンス液供給源23cに接続される。第4調整部23bは、第4供給ノズル23aから吐出されるDIWの流量を調整可能である。第4調整部23bは、流量制御弁、および、開閉弁などを含む。
案内カップ6は、第1案内カップ6aと、第2案内カップ6bとを含む。第1案内カップ6aは、ウェハWよりも外側に設けられる。第1案内カップ6aは、環状に設けられる。
第2案内カップ6bは、第1案内カップ6aよりも外側に設けられる。第2案内カップ6bは、環状に設けられる。第1案内カップ6a、および、第2案内カップ6bは、基板保持機構4の保持部15と共に回転する。第1案内カップ6a、および、第2案内カップ6bは、回転するウェハWから飛散する処理液など、および、処理液などのミストを処理カップ7に案内する。第1案内カップ6a、および、第2案内カップ6bは、上部に開口部を有する。
処理カップ7は、第1処理カップ25と、第2処理カップ26と、第3処理カップ27と、第4処理カップ28とを含む。第1処理カップ25は、案内カップ6よりも外側に設けられる。第1処理カップ25は、保持部15(基板保持部の一例)の周囲に環状に設けられる。第1処理カップ25は、チャンバ3に対して固定される。第1処理カップ25の底部には、第1貯留部30が形成される。第1貯留部30(貯留部の一例)は、環状に形成される。第1貯留部30は、第1処理カップ25の周方向に沿って形成される。第1貯留部30は、たとえば、外側の深さが、内側の深さよりも深くなるように形成される。第1貯留部30は、ウェハWに供給された第2処理液を貯留する。第1貯留部30には、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間に流れる第2処理液(処理液の一例)が溜まる。
第1処理カップ25の底部には、吸引口31、および、排液口32が形成される。吸引口31は、第1貯留部30において内側に形成される。吸引口31は、複数形成される。吸引口31は、第1貯留部30(貯留部の一例)の周方向に沿って複数設けられる。吸引口31は、高さ方向において、排液口32と、後述する第1排気口45との間に設けられる。なお、吸引口31は、第1処理カップ25と、回収部8の外周壁とによって形成されてもよい。すなわち、吸引口31は、第1処理カップ25と回収部8との2つの部材との間に形成されてもよい。吸引口31には、吸引ライン33が接続される。吸引ライン33は、後述する排気ライン51とは異なる。
排液口32は、第1貯留部30(貯留部の一例)に形成される。排液口32は、第1貯留部30において外側に形成される。排液口32は、吸引口31よりも外側に設けられる。排液口32は、第1貯留部30の深さが最も深い箇所に設けられる。排液口32は、複数形成される。排液口32は、第1貯留部30の周方向に沿って複数設けられる。排液口32には、排液ライン34が接続される。
第1処理カップ25には、洗浄液供給部35が形成される。洗浄液供給部35は、第2処理カップ26の外壁に洗浄液を供給する。洗浄液供給部35は、洗浄液流路35aと、複数の吐出口35bとを含む。洗浄液流路35aは、第1処理カップ25に沿って環状に形成される。複数の吐出口35bは、第2処理カップ26の上端に向けて洗浄液を吐出する。洗浄液は、たとえば、DIWである。複数の吐出口35bは、第1処理カップ25の周方向に沿って配置される。洗浄液流路35aには、洗浄液供給源35cから洗浄液が供給される。洗浄液供給源35cから供給される洗浄液の流量は、第5調整部35dによって調整される。第5調整部35dは、流量制御弁、および、開閉弁などを含む。
第2処理カップ26は、保持部15(基板保持部の一例)の周囲に環状に設けられる。第2処理カップ26は、第1処理カップ25よりも内側に設けられる。第2処理カップ26は、第1処理カップ25よりも下方に設けられる。第2処理カップ26は、上下方向に移動可能である。第2処理カップ26は、昇降装置37によって上下方向に昇降される。昇降装置37は、たとえば、昇降シリンダを含む。昇降装置37は、モータなどを含んでもよい。
第2処理カップ26は、第1位置と第2位置との間を移動可能である。第1位置は、所与の上昇位置である。第2処理カップ26が第1位置となる場合、第2処理カップ26は、第1処理カップ25に当接する。第2処理カップ26が第1位置となる場合、第2処理カップ26の上端が第1処理カップ25に当接する。具体的には、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間に処理液などが流れないように、第2処理カップ26は第1処理カップ25に当接する。
第2位置は、所与の下降位置である。第2処理カップ26が第2位置となる場合、第2処理カップ26は、第1処理カップ25に当接せず、かつ、第3処理カップ27に当接する。第2処理カップ26が第2位置となる場合、第2処理カップ26と第3処理カップ27との間に処理液などが流れないように、第2処理カップ26は、第3処理カップ27に当接する。
第2処理カップ26は、封止部材40と、連通口41とを備える。封止部材40は、第2処理カップ26の下端側に設けられる。封止部材40は、第2処理カップ26の昇降に応じて昇降する。封止部材40は昇降装置37(移動装置の一例)によって移動される。封止部材40は、後述する第1排気口45を開口、または、閉塞する。連通口41は、たとえば、封止部材40の上方に設けられる。連通口41は、第1排気口45に連通可能に設けられる。封止部材40、および、連通口41は、第1排気口45に対応する箇所に設けられる。封止部材40の外壁は、下端側が外側に向けて突出する。封止部材40は、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間を流れる第2処理液を外側に案内する。封止部材40は、第2処理液が吸引口31に流入しないように、第2処理液を案内する。
第3処理カップ27は、保持部15の周囲に環状に設けられる。第3処理カップ27は、第2処理カップ26よりも内側に設けられる。第3処理カップ27は、昇降装置(不図示)によって上下方向に昇降される。昇降装置は、たとえば、昇降シリンダを含む。昇降装置は、モータなどを含んでもよい。
第3処理カップ27は、昇降装置によって、第3位置、および、第4位置に移動可能である。第3位置は、所与の下降位置である。第3処理カップ27が第3位置となる場合、第3処理カップ27は、第4処理カップ28に当接する。第4位置は、所与の上昇位置である。第3処理カップ27が第4位置となる場合、第3処理カップ27は、第2処理カップ26に当接し、かつ、第4処理カップ28に当接しない。なお、第3処理カップ27が第4位置となる場合、第2処理カップ26は、第1位置となる。
第4処理カップ28は、回収部8に接続される。第4処理カップ28は、回収部8を介してチャンバ3に固定される。
回収部8は、第2処理カップ26、および、第3処理カップ27の下方側に設けられる。回収部8は、支柱部16の周囲に環状に形成される。回収部8は、第1処理カップ25よりも内側に設けられる。回収部8には、第2貯留部43と、第3貯留部44とが形成される。
第2貯留部43は、第1貯留部30よりも内側に設けられる。第2貯留部43は、環状に形成される。第2貯留部43は、第2処理カップ26、および、第3処理カップ27の周方向に沿って形成される。第2貯留部43の底部には、第2貯留部43に溜まった処理液などを排出する排出口(不図示)が形成される。
第3貯留部44は、第2貯留部43によりも内側に設けられる。第3貯留部44は、環状に形成される。第3貯留部44は、第3処理カップ27、および、第4処理カップ28の周方向に沿って形成される。第3貯留部44の底部には、第3貯留部44に溜まった処理液などを排出する排出口(不図示)が形成される。
回収部8には、第1排気口45と、第2排気口46と、第3排気口47と、第1排気通路48と、第2排気通路49と、第3排気通路50とが形成される。
第1排気口45は、回収部8の外周壁に形成される。第1排気口45は、第2処理カップ26の下方に設けられる。第1排気口45は、第1処理カップ25と、第2処理カップ26との間の気体を排気するように設けられる。第1排気口45は、回収部8の周方向に沿って複数設けられる。第1排気口45は、第1排気通路48に連通する。第1排気通路48は、第2貯留部43よりも外側に設けられる。
第2排気口46は、第1排気口45よりも内側に設けられる。第2排気口46は、第1排気口45から隔離された領域に設けられる。第2排気口46は、第2処理カップ26よりも内側の気体を排気するように設けられる。第2排気口46は、第2処理カップ26と第3処理カップ27との間の気体を排気するように設けられる。第2排気口46は、回収部8の周方向に沿って複数設けられる。第2排気口46は、第2排気通路49に連通する。第2排気通路49は、第2貯留部43よりも内側であり、かつ、第3貯留部44よりも外側に設けられる。
第3排気口47は、第2排気口46よりも内側に設けられる。第3排気口47は、第1排気口45、および、第2排気口46から隔離された領域に設けられる。第3排気口47は、第3処理カップ27と第4処理カップ28との間の気体を排気するように設けられる。第3排気口47は、回収部8の周方向に沿って複数設けられる。第3排気口47は、第3排気通路50に連通する。第3排気通路50は、第3貯留部44よりも内側に設けられる。
第1排気通路48、第2排気通路49、および、第3排気通路50は、回収部8の下端側で合流し、排気ライン51に接続される。すなわち、第1排気口45、第2排気口46、および、第3排気口47は、同一の排気ライン51に接続される。
吸引部9は、吸引口31に接続する吸引ライン33に設けられる。吸引部9は、吸引口31から第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体を吸引する。吸引部9は、たとえば、エジェクタである。吸引部9は、吸引ポンプなどであってもよい。
排気切替部10について、図2を参照し説明する。図2は、実施形態に係る排気切替部10の構成を示す図である。排気切替部10は、外装部60と、内装部61と、駆動部62とを備える。外装部60は、筒状である。外装部60には、流入口60aと、第1排出口60bと、第2排出口60cと、第3排出口60dとが形成される。流入口60aは、軸方向における一方の端面に形成される。外装部60には、排気ライン51が接続される。具体的には、外装部60の流入口60aに、排気ライン51が接続される。
第1排出口60b、第2排出口60c、および、第3排出口60dは、外装部60の外周壁に形成される。第1排出口60b、第2排出口60c、および、第3排出口60dは、排気切替部10の軸方向に沿って並んで配置される。
第1排出口60b、第2排出口60c、および、第3排出口60dは、複数の個別排気ライン63a~63cに接続される。第1排出口60bは、第1個別排気ライン63aに接続される。第2排出口60cは、第2個別排気ライン63bに接続される。第3排出口60dは、第3個別排気ライン63cに接続される。排気ライン51は、排気切替部10を介して、複数の個別排気ライン63a~63cに接続される。
内装部61は、筒状である。内装部61は、外装部60に収容される。内装部61は、駆動部62によって外装部60に対して回転される。内装部61は、外装部60に対して回転されることによって、排気ライン51と、複数の個別排気ライン63a~63cとの連通状態が切り替えられる。内装部61には、第1流入口61aと、第2流入口61bと、第3流入口(不図示)と、第4排出口61cと、第5排出口61dと、第6排出口61eとが形成される。
第1流入口61a、第2流入口61b、および、第3流入口は、軸方向における一方の端面に形成される。第1流入口61a、第2流入口61b、および、第3流入口は、流入口60aが形成される外装部60の端面に向かい合う面に形成される。第1流入口61a、第2流入口61b、および、第3流入口は、内装部61の周方向に沿って並んで配置される。内装部61が回転することで、第1流入口61a、第2流入口61b、および、第3流入口は、外装部60の流入口60aとの連通状態が切り替えられる。すなわち、内装部61は、回転位置に応じて排気ライン51との連通状態が切り替えられる複数の流入口61a、61bを備える。
第4排出口61c、第5排出口61d、および、第6排出口61eは、内装部61の外周壁に形成される。第4排出口61c、第5排出口61d、および、第6排出口61eは、排気切替部10の軸方向に沿って配置される。第4排出口61cは、外装部60の第1排出口60bに連通するように形成される。第5排出口61dは、外装部60の第2排出口60cに連通するように形成される。第6排出口61eは、外装部60の第3排出口60dに連通するように形成される。
内装部61は、区画壁65を備える。区画壁65は、内装部61の内部を、複数の流入口61a、61bに応じた複数の室66a~66cに区画する。区画壁65は、内装部61の内部を、第1室66a、第2室66b、および、第3室66cに区画する。第1室66aは、第1流入口61aと第4排出口61cとに連通する。第2室66bは、第2流入口61bと第5排出口61dとに連通する。第3室66cは、第3流入口と第6排出口61eとに連通する。
外装部60と内装部61との間には、複数の一対のシール部材67a~67dが設けられる。各一対のシール部材67a~67dは、内装部61の外周壁に沿って設けられる。一対のシール部材67a~67dは、たとえば、リップシールである。一対のシール部材67a~67dは、各排出口61c~61eから排出される気体が、他の排出口61c~61eに流入しないように設けられる。一対のシール部材67a~67dは、シールパージされる。たとえば、一対のシール部材67a間にエアーが注入されることで、シール性が向上される。
なお、第1流入口61a、第2流入口61b、および、第3流入口の周囲には、外装部60の流入口60aから流入する気体が、第1流入口61a、第2流入口61b、および、第3流入口のうち複数の流入口60aに流入しないようにシール部材が設けられる。
駆動部62は、内装部61を回転させる。駆動部62は、たとえば、モータと、モータの回転を伝達する軸を含む。駆動部62は、モータの回転を減速させる減速機構を含む。
排気ライン51によって有機性の気体(有機性の雰囲気)が排気される場合、駆動部62は、外装部60の流入口60aと、内装部61の第1流入口61aとが連通するように回転させる。すなわち、有機性の気体が排気ライン51によって、排気される場合、第1個別排気ライン63aに有機性の気体が流れるように、内装部61は回転される。
排気ライン51によって酸性の気体(酸性の雰囲気)が排気される場合、駆動部62は、外装部60の流入口60aと、内装部61の第2流入口61bとが連通するように、内装部61を回転させる。すなわち、酸性の気体が排気ライン51によって、排気される場合、第2個別排気ライン63bに酸性の気体が流れるように、内装部61は回転される。
排気ライン51によってアルカリ性の気体(アルカリ性の雰囲気)が排気される場合、駆動部62は、外装部60の流入口60aと、内装部61の第3流入口とが連通するように、内装部61を回転させる。すなわち、アルカリ性の気体が排気ライン51によって、排気される場合、第3個別排気ライン63cにアルカリ性の気体が流れるように、内装部61は回転される。
図1に戻り、制御装置11は、たとえば、コンピュータであり、制御部11aと記憶部11bとを備える。記憶部11bには、基板処理装置1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部11aは、記憶部11bに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理装置1の動作を制御する。制御部11aは、処理ユニット2において各処理を実行させる。制御部11aは、搬送アームを制御し、ウェハWを搬送させる。制御部11aは、吸引部9、駆動部17、昇降装置37、および、駆動部62などを制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置11の記憶部11bにインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
次に、実施形態に係る処理ユニット2におけるウェハWの処理について説明する。ここでは、処理ユニット2におけるウェハWの処理として、ウェハWに対して、第1処理、および、第2処理が実行される一例について説明する。第1処理では、第1処理液、たとえば、DHFがウェハWに供給されて処理が実行される。第2処理では、第2処理液、たとえば、IPAがウェハWに供給されて処理が実行される。
第1処理では、第1処理液がウェハWに供給された後に、DIWがウェハWに供給される。第1処理では、ウェハWを回転させた状態で、第1処理液、および、DIWがウェハWに供給される。第1処理では、第2処理カップ26は、図3に示すように、第1位置となる。なお、第3処理カップ27は、第3位置である。図3は、実施形態に係る処理ユニット2において、第1処理が実行される状態を示す図である。
第1処理では、ウェハWに供給される第1処理液、および、DIWは、破線の矢印に示すように、第2処理カップ26と第3処理カップ27との間に流れ、第2貯留部43に溜められる。なお、第2貯留部43に溜められた第1処理液、および、DIWは、第2貯留部43に接続される排出口(不図示)から排出される。第2処理カップ26は、第1位置において、ウェハW(基板の一例)に供給された第1処理液を第2処理カップ26の内側に流すように構成される。
第1処理では、第2処理カップ26と第3処理カップ27との間の気体は、一点鎖線の矢印で示すように、第2排気口46から、第2排気通路49、および、排気ライン51を通って、排気切替部10に排気される。排気切替部10では、外装部60(図2参照)の流入口60a(図2参照)と、内装部61の第2流入口61b(図2参照)とが連通するように内装部61(図2参照)が回転される。排気ライン51を介して排気される気体は、第2室66b(図2参照)から、内装部61の第5排出口61d(図2参照)、および、外装部60の第2排出口60c(図2参照)を介して、第2個別排気ライン63b(図2参照)に排気される。
第1処理では、第2処理カップ26が第1位置となることで、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間には第1処理液、および、DIWは流入しない。また、第2処理カップ26が第1位置となることで、第1排気口45は、第2処理カップ26の封止部材40によって閉塞される。すなわち、第1位置は、封止部材40によって第1排気口45を閉塞する位置でもある。第1排気口45が封止部材40によって閉塞されることで、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体が、排気ライン51を介して排気されることが抑制される。
第1処理では、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体は、吸引部9によって、二点鎖線の矢印で示すように、吸引口31から吸引ライン33を通って排気される。
第2処理では、第2処理液がウェハWに供給された後に、第2処理液の供給が停止された状態でウェハWが回転されて、ウェハWが乾燥される。第2処理では、ウェハWが回転した状態で、第2処理液がウェハWに供給される。第2処理では、第2処理カップ26は、図4に示すように、第2位置となる。なお、第3処理カップ27は、第3位置である。図4は、実施形態に係る処理ユニット2において、第2処理が実行される状態を示す図である。
第2処理では、ウェハWに供給される第2処理液、および、DIWは、破線の矢印に示すように、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間に流れ、第1貯留部30に溜められる。すなわち、第2処理カップ26は、第2位置において、ウェハW(基板の一例)に供給された第2処理液を第1処理カップ25と第2処理カップ26との間に流すように構成される。なお、第1貯留部30に溜められた第2処理液、および、DIWは、排液口32、および、排液ライン34から排出される。
第2処理カップ26が第2位置となることで、第1排気口45は、第2処理カップ26の封止部材40によって閉塞されず、開口される。具体的には、第2処理カップ26が第2位置となることで、連通口41と第1排気口45とが連通する。すなわち、第2位置は、連通口41と第1排気口45とを連通させる位置である。第2処理では、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体は、一点鎖線の矢印で示すように、第1排気口45から、第1排気通路48、および、排気ライン51を通って、排気切替部10に流入する。排気切替部10では、外装部60の流入口60a(図2参照)と、内装部61の第1流入口61a(図2参照)とが連通するように内装部61が回転される。排気ライン51を介して排気される気体は、第1室66a(図2参照)から、内装部61の第4排出口61c(図2参照)、および、外装部60の第1排出口60b(図2参照)を介して、第1個別排気ライン63a(図2参照)に排気される。
第2処理では、吸引部9による吸引は行われず、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体は、吸引口31から吸引ライン33を通って排気されない。なお、第2処理において、吸引部9による吸引が行われてもよく、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体は、吸引口31から吸引ライン33を通って排気されてもよい。
第2処理では、第2処理カップ26が第2位置となることで、第2処理カップ26と第3処理カップ27との間には、第2処理液、および、DIWは流入しない。
また、第2処理では、洗浄液供給部35の吐出口35bから、第2処理カップ26の上端に向けて洗浄液が吐出される。第2処理カップ26の上端に吐出された洗浄液は、第2処理カップ26の外壁に沿って流れ、第2処理カップ26の外壁を洗浄する。洗浄液は、第2処理カップ26の外壁に付着する第2処理液、および、第2処理カップ26の外壁に付着した第2処理液を第1貯留部30に流す。
次に、実施形態に係るウェハW処理について図5を参照し説明する。図5は、実施形態に係るウェハ処理を説明するフローチャートである。
制御部11aは、搬入処理を実行する(S100)。制御部11aは、搬送アームによってウェハWをチャンバ3に搬送する。チャンバ3に搬送されたウェハWは、基板保持機構4の保持部15によって水平に保持される。
制御部11aは、第1処理を実行する(S101)。制御部11aは、第2処理カップ26を第1位置にする。なお、第2処理カップ26は、搬入処理において第1位置とされてもよい。制御部11aは、基板保持機構4の保持部15によってウェハWを水平に保持した状態で、ウェハWを回転させる。制御部11aは、第1処理液をウェハWに供給する。制御部11aは、第1処理液をウェハWに供給した後に、第1処理液の供給を停止し、DIWを供給する。
第2処理カップ26が第1位置となることで、回収部8の第1排気口45は、封止部材40によって閉塞される。制御部11aは、第2処理カップ26の内側に第1処理液(処理液の一例)を流す場合、封止部材40が第1排気口45を閉塞するように昇降装置37(移動装置の一例)を制御する。
また、制御部11aは、排気切替部10において、内装部61の第2流入口61bと、外装部60の流入口60aとが連通するように内装部61を回転させる。これにより、第2処理カップ26と第3処理カップ27との間の気体は、第2排気口46、第2排気通路49、排気ライン51、および、排気切替部10を介して、第2個別排気ライン63bに排気される。
また、制御部11aは、吸引部9によって第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体を吸引させる。制御部11aは、第2処理カップ26の内側に第1処理液(処理液の一例)を流す場合、吸引口31から排気するように吸引部9を制御する。吸引部9によって第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体が吸引されることで、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体が、第1排気口45側に流入することが抑制される。
制御部11aは、第2処理を実行する(S102)。制御部11aは、第2処理カップ26を第2位置にする。制御部11aは、ウェハWを回転させて、第2処理液をウェハWに供給する。制御部11aは、第2処理液をウェハWに供給した後に、第2処理液の供給を停止し、ウェハWを回転させて、乾燥させる。
第2処理カップ26が第2位置となることで、回収部8の第1排気口45は、連通口41と連通する。また、制御部11aは、排気切替部10において、内装部61の第1流入口61aと、外装部60の流入口60aとが連通するように内装部61を回転させる。これにより、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体は、連通口41、第1排気口45、第1排気通路48、排気ライン51、および、排気切替部10を介して、第1個別排気ライン63aに排気される。
制御部11aは、第2処理において、洗浄液供給部35によって洗浄液を第2処理カップ26の上端に向けて吐出させる。制御部11aは、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間に第2処理液(処理液の一例)を流す場合、洗浄液を吐出するように洗浄液供給部35を制御する。これにより、第2処理カップ26の外壁に付着する第2処理液、および、第2処理カップ26の外壁に付着した第2処理液が除去される。
制御部11aは、搬出処理を実行する(S103)。制御部11aは、搬送アームによってチャンバ3からウェハWを搬出する。
基板処理装置1は、保持部15(基板保持部の一例)と、処理液供給部5と、第1処理カップ25と、第2処理カップ26と、排液口32と、第1排気口45と、第2排気口46と、吸引口31とを備える。保持部15は、ウェハW(基板の一例)を水平に保持する。処理液供給部5は、保持部15によって水平に保持されたウェハWに処理液を供給する。第1処理カップ25は、保持部15の周囲に環状に設けられる。第2処理カップ26は、保持部15の周囲に環状に設けられ、かつ、第1処理カップ25よりも内側に設けられる。排液口32は、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間に流れる第2処理液(処理液の一例)が溜まる第1貯留部30(貯留部の一例)に形成される。第1排気口45は、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体を排気するように設けられる。第2排気口46は、第1排気口45よりも内側に設けられ、第2処理カップ26よりも内側の気体を排気するように設けられる。吸引口31は、高さ方向において、排液口32と第1排気口45との間に設けられる。
これにより、基板処理装置1は、吸引口31を介して、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体を排気できる。そのため、基板処理装置1は、第2排気口46から排気する場合に、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体が、第2排気口46に流入することを抑制できる。従って、基板処理装置1は、複数の処理液を用いてウェハWに処理を行う場合に、排気される気体に、複数の処理液の成分が混入することを抑制できる。
第1排気口45、および、第2排気口46は、同一の排気ライン51に接続される。吸引口31は、排気ライン51とは異なる吸引ライン33に接続される。
これにより、基板処理装置1は、吸引口31によって排気する気体が、排気ライン51に混入することを防止できる。
第1貯留部30(貯留部の一例)は、環状に形成される。吸引口31は、第1貯留部30の周方向に沿って複数設けられる。
これにより、基板処理装置1は、複数の吸引口31から、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体を排気できる。そのため、基板処理装置1は、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間に残る気体を抑制できる。
基板処理装置1は、封止部材40を備える。封止部材40は、第1排気口45を開口、または、閉塞する。
これにより、基板処理装置1は、封止部材40によって第1排気口45を開口することで、第1排気口45から排気ライン51によって第1処理カップ25と第2処理カップ26との間から気体を排気できる。基板処理装置1は、第2処理カップ26の内側から第2排気口46によって排気する場合に、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体が、第2排気口46によって排気する気体に混入することを抑制できる。
第1排気口45は、第2処理カップ26の下方に設けられる。第2処理カップ26は、封止部材40と、連通口41とを備える。連通口41は、第1排気口45に連通可能である。第2処理カップ26は、第1位置と、第2位置との間を移動可能である。第1位置は、封止部材40によって第1排気口45を閉塞する位置である。第2位置は、連通口41と第1排気口45とが連通する位置である。
これにより、基板処理装置1は、第2処理カップ26を第1位置と、第2位置とに切り替えることで、第1排気口45と排気ライン51とを連通状態を切り替えることができる。基板処理装置1は、第2処理カップ26の移動に合わせて、第1排気口45を開口、または、閉塞できる。
第2処理カップ26は、上下方向に移動可能である。第2処理カップ26は、第1位置において、ウェハW(基板の一例)に供給された第1処理液を第2処理カップ26の内側に流すように構成される。第2処理カップ26は、第1位置よりも下方の位置である第2位置において、ウェハWに供給された第2処理液を第1処理カップ25と第2処理カップ26との間に流すように構成される。
これにより、基板処理装置1は、第2処理カップ26を上下方向に移動させることで、第1処理液、および、第2処理液の排出先を切り替えることができる。
排気ライン51は、排気切替部10を介して、複数の個別排気ライン63a~63cに接続される。排気切替部10は、外装部60と、内装部61とを備える。外装部60は、排気ライン51が接続される。内装部61は、外装部60に収容され、外装部60に対して回転されることによって、排気ライン51と、複数の個別排気ライン63a~63cとの連通状態を切り替える。内装部61は、複数の流入口60a、61bと、区画壁65とを備える。複数の流入口60a、61bは、回転位置に応じて排気ライン51との連通状態が切り替えられる。区画壁65は、内装部61の内部を、複数の流入口60a、61bに応じた複数の室66a~66cに区画する。
これにより、基板処理装置1は、排気される気体の種類に応じて個別排気ライン63a~63cに分けて排気することができる。
基板処理装置1は、洗浄液供給部35を備える。洗浄液供給部35は、第1処理カップ25に形成され、第2処理カップ26の外壁に洗浄液を供給する。洗浄液供給部35は、複数の吐出口35bを備える。複数の吐出口35bは、第2処理カップ26の上端に向けて洗浄液を吐出する。複数の吐出口35bは、第2処理カップ26の周方向に沿って配置される。
これにより、基板処理装置1は、第2処理カップ26の外壁への処理液の付着を抑制することができる。また、基板処理装置1は、第2処理カップ26の外壁に付着した処理液を、洗浄液によって洗浄することができる。そのため、基板処理装置1は、たとえば、第1処理カップ25と第2処理カップ26との間の気体に含まれる処理液を少なくすることができる。
変形例に係る処理ユニット2は、ウェハWの裏面に向けてDIWを吐出可能であってもよい。たとえば、処理ユニット2は、第2処理においてウェハWの裏面にDIWを吐出し、ウェハWの裏面を洗浄してもよい。
変形例に係る処理ユニット2は、第1排気口45、および、封止部材40を、第1処理カップ25に設けてもよい。また、変形例に係る処理ユニット2は、吸引口31を、第1貯留部30において外側に設けてもよい。
なお、今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上記した実施形態は多様な形態で具現され得る。また、上記の実施形態は、添付の特許請求の範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 基板処理装置
5 処理液供給部
9 吸引部
10 排気切替部
11 制御装置
11a 制御部
25 第1処理カップ
26 第2処理カップ
30 第1貯留部(貯留部)
31 吸引口
32 排液口
33 吸引ライン
35 洗浄液供給部
35b 吐出口
37 昇降装置(移動装置)
40 封止部材
41 連通口
45 第1排気口
46 第2排気口
51 排気ライン
60 外装部
61 内装部
61a 第1流入口(流入口)
61b 第2流入口(流入口)
63a 第1個別排気ライン(個別排気ライン)
63b 第2個別排気ライン(個別排気ライン)
63c 第3個別排気ライン(個別排気ライン)
65 区画壁

Claims (14)

  1. 基板を水平に保持する基板保持部と、
    前記基板保持部によって水平に保持された前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、
    前記基板保持部の周囲に環状に設けられる第1処理カップと、
    前記基板保持部の周囲に環状に設けられ、かつ、前記第1処理カップよりも内側に設けられる第2処理カップと、
    前記第1処理カップと前記第2処理カップとの間に流れる前記処理液が溜まる貯留部に形成される排液口と、
    前記第1処理カップと前記第2処理カップとの間の気体を排気するように設けられる第1排気口と、
    前記第1排気口よりも内側に設けられ、前記第2処理カップよりも内側の気体を排気するように設けられる第2排気口と、
    高さ方向において、前記排液口と前記第1排気口との間に設けられる吸引口と、
    を備える、基板処理装置。
  2. 前記第1排気口、および、前記第2排気口は、同一の排気ラインに接続され、
    前記吸引口は、前記排気ラインとは異なる吸引ラインに接続される、
    請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記貯留部は、環状に形成され、
    前記吸引口は、前記貯留部の周方向に沿って複数設けられる、
    請求項1または2に記載の基板処理装置。
  4. 前記第1排気口を開口、または、閉塞する封止部材
    を備える、請求項1から3のいずれか1つに記載の基板処理装置。
  5. 前記第1排気口は、前記第2処理カップの下方に設けられ、
    前記第2処理カップは、
    前記封止部材と、
    前記第1排気口に連通可能な連通口と、
    を備え、
    前記第2処理カップは、前記封止部材によって前記第1排気口を閉塞する第1位置と、前記連通口と前記第1排気口とが連通する第2位置との間を移動可能である、
    請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記第2処理カップは、上下方向に移動可能であり、
    前記第2処理カップは、前記第1位置において、前記基板に供給された第1処理液を前記第2処理カップの内側に流し、かつ、前記第1位置よりも下方の位置である前記第2位置において、前記基板に供給された第2処理液を前記第1処理カップと前記第2処理カップとの間に流すように構成される、請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 前記第1排気口、および、前記第2排気口は、同一の排気ラインに接続され、
    前記排気ラインは、排気切替部を介して、複数の個別排気ラインに接続され、
    前記排気切替部は、
    前記排気ラインが接続される外装部と、
    前記外装部に収容され、前記外装部に対して回転されることによって、前記排気ラインと、前記複数の個別排気ラインとの連通状態を切り替える内装部と、
    を備え、
    前記内装部は、
    回転位置に応じて前記排気ラインとの連通状態が切り替えられる複数の流入口と、
    前記内装部の内部を、前記複数の流入口に応じた複数の室に区画する区画壁と、
    を備える、請求項1~6のいずれか1つに記載の基板処理装置。
  8. 前記第1処理カップに形成され、前記第2処理カップの外壁に洗浄液を供給する洗浄液供給部を備え、
    前記洗浄液供給部は、前記第2処理カップの上端に向けて前記洗浄液を吐出する複数の吐出口を備え、
    前記複数の吐出口は、前記第1処理カップの周方向に沿って配置される、
    請求項1~7のいずれか1つに記載の基板処理装置。
  9. 基板を水平に保持する基板保持部と、
    前記基板保持部によって保持された前記基板に処理液を供給する処理液供給部と、
    前記基板保持部の周囲に環状に設けられる第1処理カップと、
    前記基板保持部の周囲に環状に設けられ、かつ、前記第1処理カップよりも内側に設けられる第2処理カップと、
    前記第1処理カップと前記第2処理カップとの間に流れる前記処理液が溜まる貯留部に形成される排液口と、
    前記第1処理カップと前記第2処理カップとの間から排気するように設けられる第1排気口と、
    前記第2処理カップよりも内側から排気するように設けられる第2排気口と、
    高さ方向において、前記排液口と前記第1排気口との間に設けられる吸引口と、
    前記吸引口に接続する吸引ラインに設けられる吸引部と、
    前記吸引部を制御する制御部と、を備え
    前記制御部は、前記第2処理カップの内側に前記処理液を流す場合、前記吸引口から排気するように前記吸引部を制御する、基板処理装置。
  10. 前記第1排気口を開口、または、閉塞する封止部材と、
    前記封止部材を移動させる移動装置と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第2処理カップの内側に前記処理液を流す場合、前記封止部材が前記第1排気口を閉塞するように前記移動装置を制御する、請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 前記第1処理カップに形成され、前記第2処理カップの外壁に洗浄液を供給する洗浄液供給部を備え、
    前記洗浄液供給部は、前記第2処理カップの上端に向けて前記洗浄液を吐出する複数の吐出口を備え、
    前記制御部は、前記第1処理カップと前記第2処理カップとの間に前記処理液を流す場合、前記洗浄液を吐出するように前記洗浄液供給部を制御する、請求項9または10に記載の基板処理装置。
  12. 基板保持部によって水平に保持される基板に第1処理液によって第1処理を行う第1処理工程と、
    前記基板保持部によって水平に保持される前記基板に第2処理液によって第2処理を行う第2処理工程とを有し、
    前記第2処理工程では、前記第2処理に用いられた前記第2処理液は、前記基板保持部の周囲に環状に設けられる第1処理カップと、前記基板保持部の周囲に環状に設けられ前記第1処理カップよりも内側に設けられる第2処理カップとの間に流され、前記第1処理カップと前記第2処理カップとの間の気体は、第1排気口から排気され、
    前記第1処理工程では、前記第1処理に用いられた前記第1処理液は、前記第2処理カップの内側に流され、前記第2処理カップよりも内側の気体は、第2排気口から排気され、前記第1処理カップと前記第2処理カップとの間の気体は、前記第1処理液を排出させる排出口と前記第1排気口との間の高さに設けられる吸引口から排気される、基板処理方法。
  13. 前記第2処理工程では、前記第1排気口は封止部材によって閉塞される、請求項12に記載の基板処理方法。
  14. 前記第2処理工程では、洗浄液が、前記第1処理カップに設けられる洗浄液供給部から前記第2処理カップの上端に向けて吐出され、前記第1処理カップの外壁が前記洗浄液によって洗浄される、請求項12または13に記載の基板処理方法。
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