JP3061104B2 - 段ボール基材の成形方法 - Google Patents

段ボール基材の成形方法

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JP3061104B2
JP3061104B2 JP7348430A JP34843095A JP3061104B2 JP 3061104 B2 JP3061104 B2 JP 3061104B2 JP 7348430 A JP7348430 A JP 7348430A JP 34843095 A JP34843095 A JP 34843095A JP 3061104 B2 JP3061104 B2 JP 3061104B2
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JP
Japan
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corrugated cardboard
cardboard substrate
corrugated
molding
outer liner
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JP7348430A
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Inventor
原 晃 桑
田 博 貞 吉
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池田物産株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は段ボール基材の成形
方法に関し、更に詳細に説明すると、波形中芯と該波形
中芯の外側及び内側に積層された外側ライナー及び内側
ライナーとを備える段ボール基材の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等の成形天井は天井基材
等に表皮材を接合して形成されている。これら天井基材
は段ボール基材を用いたもの等が存在する。図5に示す
如く、段ボール基材2は波形中芯3と該波形中芯3の外
側及び内側に積層された外側ライナー4及び内側ライナ
ー5とからなる。
【0003】この段ボール基材2の内側ライナー5の表
面側に表皮材7がホットメルトフィルム9により接合さ
れて成形天井1が形成されている。前記表皮材7は表面
側のトリコット等の布製の表皮7aと、この表皮7aの
裏面側に積層されたスラブウレタン等のワディング7b
とから形成されている。
【0004】また、図4(a)に示す如く、成形天井1
の段ボール基材2には形状的に変化の激しい部分、即ち
段ボール基材2の深絞りによる潰し部2aが形成され、
この潰し部2aにサンバイザー等が設けられるようにな
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の如
く、段ボール基材2に深絞りによる潰し部2aを形成す
る場合には、波形中芯3とその外側及び内側に積層され
る外側ライナー4及び内側ライナー5との間にエアー溜
まりが発生し、皺が発生したり、図4(b)に示す如
く、外側ライナー4が破損したり、図4(c)に示す如
く、外側ライナー4と波形中芯3とが剥離する虞れを有
していた。
【0006】本発明の目的は、段ボール基材の成形によ
る形状的に変化の激しい部分にエアー溜まりが発生する
虞れがなく、皺が発生したり、外側ライナー及び内側ラ
イナーが破損したり、剥離する虞れがなく、所望とする
形状及び強度の段ボール基材を得ることができる段ボー
ル基材の成形方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1記載の段ボー
ル基材の成形方法は、波形中芯と該波形中芯の外側及び
内側に積層された外側ライナー及び内側ライナーとを備
える段ボール基材の成形方法において、該段ボール基材
の外側ライナー側をプレス成形型の下型の成形面に対向
させて配設し、前記プレス成形型による段ボール基材の
形状的に変化の激しい部分に対応する下型の成形面に段
ボール基材の厚さより高さの低いピンを複数植設し、段
ボール基材の成形時に下型のピンにより、段ボール基材
の形状的に変化の激しい部分の少なくとも外側ライナー
に穴をあけることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項1記載の段ボール基材の成
形方法によれば、段ボール基材の成形時に段ボール基材
の形状的に変化の激しい部分に対応する下型の成形面に
段ボール基材の厚さより高さの低いピンを複数植設した
ので、下型のピンにより形状的に変化の激しい少なくと
も外側ライナーに穴をあけることができ、外側ライナー
の穴の穿設時に発生するバリが波形中芯に食い込み、ま
たは波形中芯と接合し、エアー溜まりが発生する虞れが
なく、皺が発生したり、外側ライナー及び内側ライナー
が破損したり、剥離する虞れがない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る段ボール基材
の成形方法を図面を参照して詳述する。図1乃至図3に
は本発明に係る段ボール基材の成形方法の実施の形態が
夫々示されており、図4及び図5に示した成形天井と対
応する部分には同一符号を付して説明する。
【0010】図3に示す如く、成形天井1は段ボール基
材2と、この段ボール基材2の表面側に積層された表皮
材7とから形成されている。前記段ボール基材2は波形
中芯3と、この波形中芯3の外側及び内側に夫々積層さ
れた外側ライナー4及び内側ライナー5とから形成され
ている。
【0011】また、表皮材7は表面側のトリコット等の
布製の表皮7aと、この表皮7aの裏面側に積層された
スラブウレタン等のワディング7bとから形成されてい
る。段ボール基材2の表面側に積層される表皮材7はホ
ットメルトフィルム9により接合されている。尚、表皮
材7及び段ボール基材2の形状及び構造は図示のものに
限定されるものではない。
【0012】図1(a)に示す如く、プレス成形型の下
型12の成形面15のうち、エアー溜まりの多い部分、
即ち段ボール基材2の形状的に変化の激しい部分である
深絞りによる潰し部2aに対応する成形面15aにピン
17が形成されている。
【0013】前記ピン17は段ボール基材2の厚さより
高さが約1mm程低く形成され、成形面15aに適宜の間
隔で、例えば30mmのピンピッチで複数植設されてい
る。前記ピン17は1mm〜4mmのピン径を有している。
【0014】図2及び図3に示す如く、段ボール基材2
の成形時に下型12のピン17により、段ボール基材2
の形状的に変化の激しい部分である潰し部2aの少なく
とも外側ライナー4に小穴19をあけることができる。
【0015】段ボール基材2を図示しない上型と、前記
下型12とによりプレス成形すると、段ボール基材2の
潰し部2aの少なくとも外側ライナー4に小穴19をあ
けることができると共に、小穴19のプレス成形時に外
側ライナー4の小穴19の外周縁に発生するバリ19a
が波形中芯3に食い込み、または波形中芯3と接合し、
段ボール基材2の接合強度が向上する。
【0016】段ボール基材2の成形後、段ボール基材2
の表面側に表皮材7を一体に積層することにより成形天
井1が形成され、この成形天井1にサンルーフ用の透孔
及び取付け用のビス孔、サンバイザー及びバックミラー
取付け用のビス孔、ルームランプ取付け用のビス孔等を
穿設することにより所望形状の成形天井1を得ることが
できる。
【0017】
【発明の効果】以上が本発明に係る段ボール基材の成形
方法の実施の形態の方法であるが、本発明の請求項1記
載の段ボール基材の成形方法によれば、段ボール基材の
成形時に段ボール基材の形状的に変化の激しい部分に対
応する下型の成形面に段ボール基材の厚さより高さの低
いピンを複数植設したので、下型のピンにより形状的に
変化の激しい少なくとも外側ライナーに穴をあけること
ができ、外側ライナーの穴の穿設時に発生するバリが波
形中芯に食い込み、または波形中芯と接合し、エアー溜
まりが発生する虞れがなく、皺が発生したり、外側ライ
ナー及び内側ライナーが破損したり、剥離する虞れがな
い。
【0018】本発明によれば、段ボール基材の成形によ
る形状的に変化の激しい部分にエアー溜まりが発生する
虞れがなく、皺が発生したり、外側ライナー及び内側ラ
イナーが破損したり、剥離する虞れがなく、所望とする
形状及び強度の段ボール基材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる段ボール基材の成形方法に用い
られるプレス成形型の下型を示すもので、(a)は下型
の平面図、(b)は下型の一部断面図。
【図2】本発明に係わる段ボール基材の成形方法により
成形された状態の段ボール基材の断面図。
【図3】本発明に係わる段ボール基材の成形方法により
成形された段ボール基材を用いた成形天井の断面図。
【図4】従来の車両用成形天井の段ボール基材を示すも
ので、(a)は一部断面図、(b)は破損状態の一部断
面図、(c)は剥離状態の一部断面図。
【図5】従来の段ボール基材を用いた車両用成形天井の
分解断面図。
【符号の説明】
1 車両用成形天井 2 段ボール基材 2a 潰し部 3 波形中芯 4 外側ライナー 5 内側ライナー 7 表皮材 7a 表皮 7b ワディング 9 ホットメルトフィルム 12 プレス成形型の下型 15 成形面 15a 成形面 17 ピン 19 小穴 19a バリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B29C 51/00 - 51/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形中芯と該波形中芯の外側及び内側に
    積層された外側ライナー及び内側ライナーとを備える段
    ボール基材の成形方法において、該段ボール基材の外側
    ライナー側をプレス成形型の下型の成形面に対向させて
    配設し、前記プレス成形型による段ボール基材の形状的
    に変化の激しい部分に対応する下型の成形面に段ボール
    基材の厚さより高さの低いピンを複数植設し、段ボール
    基材の成形時に下型のピンが少なくとも段ボール基材の
    形状的に変化の激しい部分の外側ライナーに穴をあける
    ことを特徴とする段ボール基材の成形方法。
JP7348430A 1995-12-18 1995-12-18 段ボール基材の成形方法 Expired - Lifetime JP3061104B2 (ja)

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