JPH08108494A - 小部品付き樹脂成形品及びその成形方法 - Google Patents
小部品付き樹脂成形品及びその成形方法Info
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- JPH08108494A JPH08108494A JP6270368A JP27036894A JPH08108494A JP H08108494 A JPH08108494 A JP H08108494A JP 6270368 A JP6270368 A JP 6270368A JP 27036894 A JP27036894 A JP 27036894A JP H08108494 A JPH08108494 A JP H08108494A
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- JP
- Japan
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- molding
- liner
- hollow structure
- vacuum forming
- vacuum
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形と同時に中空構造板の一方の面に小部品
を取付け、この取付けが他方の面の外観を損ねないよう
にし、強度が高く軽い樹脂成形品を得る。 【構成】 フロントピラー内装品1を成形するには、ま
ず、一方の真空成形型31にクリップ3をその一部が成
形面36より突出するようセットし、一対のライナー
6,7と多数のリブ8とからなる中空構造板5を適正に
加熱して過不足なく軟化させ、真空成形型21,31間
にセットする。続いて、真空成形型21,31を型締め
して成形面26,36間に中空構造板5を挾み、両真空
成形型21,31を減圧して両成形面26,36に両ラ
イナー6,7を真空吸引するとともに、クリップ3に当
接する裏側ライナー7をクリップ3の一部を巻き込むよ
うに変形させてクリップ3を留める。表側ライナー6は
裏側ライナー7の変形の影響を受けないようにして成形
される。
を取付け、この取付けが他方の面の外観を損ねないよう
にし、強度が高く軽い樹脂成形品を得る。 【構成】 フロントピラー内装品1を成形するには、ま
ず、一方の真空成形型31にクリップ3をその一部が成
形面36より突出するようセットし、一対のライナー
6,7と多数のリブ8とからなる中空構造板5を適正に
加熱して過不足なく軟化させ、真空成形型21,31間
にセットする。続いて、真空成形型21,31を型締め
して成形面26,36間に中空構造板5を挾み、両真空
成形型21,31を減圧して両成形面26,36に両ラ
イナー6,7を真空吸引するとともに、クリップ3に当
接する裏側ライナー7をクリップ3の一部を巻き込むよ
うに変形させてクリップ3を留める。表側ライナー6は
裏側ライナー7の変形の影響を受けないようにして成形
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用内装品、包装
用容器、土木建材、その他の各種分野に適用できる樹脂
成形品に関し、詳しくは、間隔をおいて平行配置された
一対のライナーと、このライナー間を平行に仕切る多数
のリブとを備えた樹脂製の中空構造板にクリップ等の小
部品を取付けて成形した樹脂成形品及びその成形方法に
関するものである。
用容器、土木建材、その他の各種分野に適用できる樹脂
成形品に関し、詳しくは、間隔をおいて平行配置された
一対のライナーと、このライナー間を平行に仕切る多数
のリブとを備えた樹脂製の中空構造板にクリップ等の小
部品を取付けて成形した樹脂成形品及びその成形方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用内装品には射出成形品が多い。
例えば図7に示す樹脂製のフロントピラー内装品50を
例に挙げて説明すると、この内装品50は、裏面、すな
わち車体に取付けられる側に、嵌合部51,52を有
し、表面は所望の意匠面となるように射出成形されてい
る。嵌合部51,52は、取付けられるべき車体部分の
形状に応じてその厚みや傾きを変える必要があるので、
それぞれ所要の形状に成形されている。成形後、嵌合部
51,52にクリップ53,54を嵌め込み、図8に示
すように車体55に取付けるのが一般的であった。
例えば図7に示す樹脂製のフロントピラー内装品50を
例に挙げて説明すると、この内装品50は、裏面、すな
わち車体に取付けられる側に、嵌合部51,52を有
し、表面は所望の意匠面となるように射出成形されてい
る。嵌合部51,52は、取付けられるべき車体部分の
形状に応じてその厚みや傾きを変える必要があるので、
それぞれ所要の形状に成形されている。成形後、嵌合部
51,52にクリップ53,54を嵌め込み、図8に示
すように車体55に取付けるのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、自動車の軽量化
に対する要請が益々高まる中で、一つ一つの部品の見直
しが行われているが、例えば前記内装品50は、現在の
強度を保ちつつ現在以上の軽量化を図ることが困難な部
品であった。そこで、発明者は、従来の射出成形品に代
えて、軽くて丈夫で安価な中空構造板を自動車用内装品
に適用することに注目した。ここでいう中空構造板は、
間隔をおいて平行配置された一対のライナーと、その間
を平行に仕切る多数のリブとを備え、且つ、このリブと
ライナーとが熱可塑性樹脂原料を一体に押出して成形さ
れたものである。
に対する要請が益々高まる中で、一つ一つの部品の見直
しが行われているが、例えば前記内装品50は、現在の
強度を保ちつつ現在以上の軽量化を図ることが困難な部
品であった。そこで、発明者は、従来の射出成形品に代
えて、軽くて丈夫で安価な中空構造板を自動車用内装品
に適用することに注目した。ここでいう中空構造板は、
間隔をおいて平行配置された一対のライナーと、その間
を平行に仕切る多数のリブとを備え、且つ、このリブと
ライナーとが熱可塑性樹脂原料を一体に押出して成形さ
れたものである。
【0004】中空構造板を使用した樹脂成形品の成形方
法については、特開平6−134852号公報に開示さ
れている。すなわち、中空構造板を適正に加熱して過不
足なく軟化させ、二つの真空成形型の間にセットする。
両真空成形型は、型締め時に二つの成形面が中空構造板
の厚さと等しい間隔をおいて対峙するように型締め装置
に取付けられている。この真空成形型を型締めして成形
面間に中空構造板を挾むとともに、両真空成形型の減圧
室を減圧して中空構造板を両引き真空成形することによ
り、樹脂成形品を成形する。この方法によれば、中空構
造板のリブの湾曲又は座屈を防止して、厚さが略均一で
かつ強度の高い樹脂成形品を成形することができる。
法については、特開平6−134852号公報に開示さ
れている。すなわち、中空構造板を適正に加熱して過不
足なく軟化させ、二つの真空成形型の間にセットする。
両真空成形型は、型締め時に二つの成形面が中空構造板
の厚さと等しい間隔をおいて対峙するように型締め装置
に取付けられている。この真空成形型を型締めして成形
面間に中空構造板を挾むとともに、両真空成形型の減圧
室を減圧して中空構造板を両引き真空成形することによ
り、樹脂成形品を成形する。この方法によれば、中空構
造板のリブの湾曲又は座屈を防止して、厚さが略均一で
かつ強度の高い樹脂成形品を成形することができる。
【0005】しかし、中空構造板から成る樹脂成形品を
自動車用内装品に適用するには一つの問題があった。つ
まり、自動車用内装品の裏側には、内装品を車体に取付
けるためのクリップを取付ける必要がある。クリップの
取付方法としては、中空構造板を前述した特開平6−1
34852号の方法で両引き真空成形して内装品に成形
した後、その裏側にクリップを接着又は溶着等により取
付ける方法がある。しかし、この方法では、成形工程後
に、接着又は溶着の工程が必要なので、効率が悪いとと
もに、十分な取付力が得られないおそれもある。また、
クリップは、内装品が取付けられるべき車体部分の形状
に応じてそれぞれ所要の状態(例えば傾いた状態)で内
装品に取付けられる必要があり、通常の接着又は溶着方
法では、取付け方に変化をもたせるのが難しかった。
自動車用内装品に適用するには一つの問題があった。つ
まり、自動車用内装品の裏側には、内装品を車体に取付
けるためのクリップを取付ける必要がある。クリップの
取付方法としては、中空構造板を前述した特開平6−1
34852号の方法で両引き真空成形して内装品に成形
した後、その裏側にクリップを接着又は溶着等により取
付ける方法がある。しかし、この方法では、成形工程後
に、接着又は溶着の工程が必要なので、効率が悪いとと
もに、十分な取付力が得られないおそれもある。また、
クリップは、内装品が取付けられるべき車体部分の形状
に応じてそれぞれ所要の状態(例えば傾いた状態)で内
装品に取付けられる必要があり、通常の接着又は溶着方
法では、取付け方に変化をもたせるのが難しかった。
【0006】そこで、本発明の第1の目的は、従来の射
出成形品等と同等又はそれ以上の強度を確保しつつ軽量
化を図ることができるだけでなく、接着や溶着によらな
いで、一方の面に小部品を高い取付力で取付けることが
でき、この小部品の取付けが他方の面の外観を損ねるこ
ともない、中空構造板から成る小部品付き樹脂成形品を
提供することにある。
出成形品等と同等又はそれ以上の強度を確保しつつ軽量
化を図ることができるだけでなく、接着や溶着によらな
いで、一方の面に小部品を高い取付力で取付けることが
でき、この小部品の取付けが他方の面の外観を損ねるこ
ともない、中空構造板から成る小部品付き樹脂成形品を
提供することにある。
【0007】本発明の第2の別の目的は、中空構造板の
リブの湾曲や座屈を防止して厚さが均一でかつ強度の高
い樹脂成形品を成形することができるだけでなく、接着
や溶着によらないで、成形と同時に一方の面に小部品を
高い取付力で所要の状態に取付けることができ、成形後
の取付工程を省いて効率を高められるとともに、この小
部品の取付けが他方の面の外観を損ねないようにでき
る、小部品付き樹脂成形品の成形方法を提供することに
ある。
リブの湾曲や座屈を防止して厚さが均一でかつ強度の高
い樹脂成形品を成形することができるだけでなく、接着
や溶着によらないで、成形と同時に一方の面に小部品を
高い取付力で所要の状態に取付けることができ、成形後
の取付工程を省いて効率を高められるとともに、この小
部品の取付けが他方の面の外観を損ねないようにでき
る、小部品付き樹脂成形品の成形方法を提供することに
ある。
【0008】本発明の第3の目的は、上記成形方法にお
いて、成形と同時に中空構造板の他方の面に装飾シート
を貼着でき、成形後の貼着工程を省いて効率を高められ
る小部品付き樹脂成形品の成形方法を提供することにあ
る。
いて、成形と同時に中空構造板の他方の面に装飾シート
を貼着でき、成形後の貼着工程を省いて効率を高められ
る小部品付き樹脂成形品の成形方法を提供することにあ
る。
【0009】本発明の第4の目的は、上記成形方法にお
いて、中空構造板の一方の面に小部品を盛上がった状態
で、さらに必要によっては傾きを持った状態で取り付け
ることができるようにすることにある。
いて、中空構造板の一方の面に小部品を盛上がった状態
で、さらに必要によっては傾きを持った状態で取り付け
ることができるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の小部品付き樹脂成形品は、間隔をおいて平
行配置された一対のライナーと、このライナー間を平行
に仕切る多数のリブとを備え、且つ、このリブと前記ラ
イナーとが熱可塑性樹脂原料を一体に押出して成形され
た中空構造板から成る樹脂成形品であって、一方のライ
ナーが小部品の一部を巻き込むように変形して該小部品
を留めており、他方のライナーは一方のライナーの変形
の影響を受けていない構成とした。
に、本発明の小部品付き樹脂成形品は、間隔をおいて平
行配置された一対のライナーと、このライナー間を平行
に仕切る多数のリブとを備え、且つ、このリブと前記ラ
イナーとが熱可塑性樹脂原料を一体に押出して成形され
た中空構造板から成る樹脂成形品であって、一方のライ
ナーが小部品の一部を巻き込むように変形して該小部品
を留めており、他方のライナーは一方のライナーの変形
の影響を受けていない構成とした。
【0011】また、本発明の小部品付き樹脂成形品の成
形方法においては、間隔をおいて平行配置された一対の
ライナーと、このライナー間を平行に仕切る多数のリブ
とを備え、且つ、このリブとライナーとが熱可塑性樹脂
原料を一体に押出して成形された中空構造板と、型締め
時に二つの成形面が中空構造板の厚さと略等しい間隔を
おいて対峙するように構成された二つの真空成形型とを
使用し、両真空成形型を型開きして、一方の真空成形型
に小部品をその一部が成形面より突出するようにしてセ
ットし、両真空成形型の間に加熱した中空構造板をセッ
トした後、両真空成形型を型締めすることにより、両成
形面間に中空構造板を挾み、両真空成形型を減圧するこ
とにより、両成形面に両ライナーを真空吸引するととも
に、小部品の一部に当接した一方のライナーを該小部品
の一部を巻き込むように変形させて該小部品を留めると
いう手段をとった。
形方法においては、間隔をおいて平行配置された一対の
ライナーと、このライナー間を平行に仕切る多数のリブ
とを備え、且つ、このリブとライナーとが熱可塑性樹脂
原料を一体に押出して成形された中空構造板と、型締め
時に二つの成形面が中空構造板の厚さと略等しい間隔を
おいて対峙するように構成された二つの真空成形型とを
使用し、両真空成形型を型開きして、一方の真空成形型
に小部品をその一部が成形面より突出するようにしてセ
ットし、両真空成形型の間に加熱した中空構造板をセッ
トした後、両真空成形型を型締めすることにより、両成
形面間に中空構造板を挾み、両真空成形型を減圧するこ
とにより、両成形面に両ライナーを真空吸引するととも
に、小部品の一部に当接した一方のライナーを該小部品
の一部を巻き込むように変形させて該小部品を留めると
いう手段をとった。
【0012】本発明の別の成形方法においては、上記成
形方法と同様の中空構造板と二つの真空成形型とを使用
し、両真空成形型を型開きして、一方の真空成形型に小
部品をその一部が成形面より突出するようにしてセット
し、他方の真空成形型の成形面に通気性を有する装飾シ
ートをセットし、両真空成形型の間に加熱した中空構造
板をセットした後、両真空成形型を型締めすることによ
り、両成形面間に中空構造板を挾み、両真空成形型を減
圧することにより、両成形面に両ライナーを真空吸引す
るとともに、小部品の一部に当接した一方のライナーを
該小部品の一部を巻き込むように変形させて該小部品を
留め、他方のライナーを装飾シートに貼着するという手
段をとった。
形方法と同様の中空構造板と二つの真空成形型とを使用
し、両真空成形型を型開きして、一方の真空成形型に小
部品をその一部が成形面より突出するようにしてセット
し、他方の真空成形型の成形面に通気性を有する装飾シ
ートをセットし、両真空成形型の間に加熱した中空構造
板をセットした後、両真空成形型を型締めすることによ
り、両成形面間に中空構造板を挾み、両真空成形型を減
圧することにより、両成形面に両ライナーを真空吸引す
るとともに、小部品の一部に当接した一方のライナーを
該小部品の一部を巻き込むように変形させて該小部品を
留め、他方のライナーを装飾シートに貼着するという手
段をとった。
【0013】上記二つの成形方法においては、一方の真
空成形型の成形面に陥没部を設け、該陥没部の底面に小
部品支持用凹部を設けて、該小部品支持用凹部に小部品
をセットするとともに、両真空成形型を減圧したときに
は、一方のライナーを前記陥没部に沿って引き伸ばして
盛上部を形成させ、さらに小部品の一部を巻き込むよう
に変形させて該小部品を留めるようにすることができ
る。
空成形型の成形面に陥没部を設け、該陥没部の底面に小
部品支持用凹部を設けて、該小部品支持用凹部に小部品
をセットするとともに、両真空成形型を減圧したときに
は、一方のライナーを前記陥没部に沿って引き伸ばして
盛上部を形成させ、さらに小部品の一部を巻き込むよう
に変形させて該小部品を留めるようにすることができ
る。
【0014】ここで、「熱可塑性樹脂」としては、ポリ
プロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ABS樹脂、AS
樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネイト樹脂、アク
リル樹脂、塩化ビニル樹脂等やこれらの混合樹脂等を例
示でき、とりわけ溶融粘度の高い樹脂は、適度な軟化状
態が得られる温度範囲が広い点で好ましい。「一対のラ
イナー」の間隔は2〜7mmが好ましく、「リブ」の相
互間隔は2〜10mmが好ましい。
プロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ABS樹脂、AS
樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネイト樹脂、アク
リル樹脂、塩化ビニル樹脂等やこれらの混合樹脂等を例
示でき、とりわけ溶融粘度の高い樹脂は、適度な軟化状
態が得られる温度範囲が広い点で好ましい。「一対のラ
イナー」の間隔は2〜7mmが好ましく、「リブ」の相
互間隔は2〜10mmが好ましい。
【0015】「真空成形型」は特定構造の型に限定され
ず、多数の通気孔を有した電鋳殻やセラミック型や樹脂
型を用いたものを例示できる。とりわけ、電鋳の初期に
発生させた非電着部を電鋳の進行と共に成長させること
により多数の通気孔とした通気性電鋳殻(例えば、特公
平2−14434号公報、特公平5−39698号公報
参照)を用いたものが好ましい。「二つの成形面が中空
構造板の厚さと略等しい間隔をおいて対峙する」という
のは、必ずしも成形面の全体でなくてもよく、成形品の
強度に悪影響を及ぼさない位置又は程度において、成形
面の一部が中空構造板の厚さと異なる間隔をおいて対峙
してもよい。
ず、多数の通気孔を有した電鋳殻やセラミック型や樹脂
型を用いたものを例示できる。とりわけ、電鋳の初期に
発生させた非電着部を電鋳の進行と共に成長させること
により多数の通気孔とした通気性電鋳殻(例えば、特公
平2−14434号公報、特公平5−39698号公報
参照)を用いたものが好ましい。「二つの成形面が中空
構造板の厚さと略等しい間隔をおいて対峙する」という
のは、必ずしも成形面の全体でなくてもよく、成形品の
強度に悪影響を及ぼさない位置又は程度において、成形
面の一部が中空構造板の厚さと異なる間隔をおいて対峙
してもよい。
【0016】「小部品」は、成形品によって異なるもの
であるから格別の限定はなく、クリップ、ピン、雌ねじ
部材、フック等を例示できる。「装飾シート」は、これ
を通して中空構造板のライナーを成形面に真空吸引する
ために、通気性を有している必要があり、ニット、ベロ
ア、モケット、ファブリック等の布地や、微小な通気孔
を形成した模様付き樹脂シート等を例示できる。
であるから格別の限定はなく、クリップ、ピン、雌ねじ
部材、フック等を例示できる。「装飾シート」は、これ
を通して中空構造板のライナーを成形面に真空吸引する
ために、通気性を有している必要があり、ニット、ベロ
ア、モケット、ファブリック等の布地や、微小な通気孔
を形成した模様付き樹脂シート等を例示できる。
【0017】
【作用】本発明の小部品付き樹脂成形品によれば、中空
構造板を使用しているので、従来の射出成形品等と同等
又はそれ以上の強度を確保しつつ軽量化を図ることがで
きる。また、一方のライナーが小部品の一部を巻き込む
ように変形して該小部品を留めているので、接着や溶着
が不要で、しかも小部品を高い取付力で保持できる。ま
た、他方のライナーは、前記一方のライナーの変形の影
響を受けていないので、該ライナー側の外観は損なわれ
ない。
構造板を使用しているので、従来の射出成形品等と同等
又はそれ以上の強度を確保しつつ軽量化を図ることがで
きる。また、一方のライナーが小部品の一部を巻き込む
ように変形して該小部品を留めているので、接着や溶着
が不要で、しかも小部品を高い取付力で保持できる。ま
た、他方のライナーは、前記一方のライナーの変形の影
響を受けていないので、該ライナー側の外観は損なわれ
ない。
【0018】本発明の小部品付き樹脂成形品の成形方法
によれば、二つの真空成形型を型締めして両成形面に中
空構造板を挟む時に、一方の真空成形型にセットした小
部品の一部が、加熱により軟化している中空構造板の一
方のライナーに食い込む。この状態で、両真空成形型を
減圧すると、両成形面に両ライナーが真空吸引されると
ともに、一方のライナーにおける前記小部品の一部が食
い込んだ部分は、真空吸引力によりこの小部品を巻き込
むように変形して小部品を留める。このように一方のラ
イナーが変形しても、他方のライナーは前記のように成
形面に真空吸引されているので、前記変形の影響を受け
ないで所望の面に成形される。また、小部品のセットの
仕方によって、ライナーへの小部品の留め方を変えるこ
とができ、もって小部品の取付け方を所要の状態にする
ことができる。
によれば、二つの真空成形型を型締めして両成形面に中
空構造板を挟む時に、一方の真空成形型にセットした小
部品の一部が、加熱により軟化している中空構造板の一
方のライナーに食い込む。この状態で、両真空成形型を
減圧すると、両成形面に両ライナーが真空吸引されると
ともに、一方のライナーにおける前記小部品の一部が食
い込んだ部分は、真空吸引力によりこの小部品を巻き込
むように変形して小部品を留める。このように一方のラ
イナーが変形しても、他方のライナーは前記のように成
形面に真空吸引されているので、前記変形の影響を受け
ないで所望の面に成形される。また、小部品のセットの
仕方によって、ライナーへの小部品の留め方を変えるこ
とができ、もって小部品の取付け方を所要の状態にする
ことができる。
【0019】さらに、上記成形方法において、他方の真
空成形型の成形面に通気性を有する装飾シートをセット
し、両真空成形型の減圧により、他方のライナーを装飾
シートに貼着するようにすれば、成形と同時に中空構造
板の他方の面に装飾シートを貼着できる。
空成形型の成形面に通気性を有する装飾シートをセット
し、両真空成形型の減圧により、他方のライナーを装飾
シートに貼着するようにすれば、成形と同時に中空構造
板の他方の面に装飾シートを貼着できる。
【0020】また、一方の真空成形型の成形面に陥没部
を設け、一方のライナーを前記陥没部に沿って引き伸ば
して盛上部を形成させるようにすれば、中空構造板の一
方の面に小部品を盛上がった状態で、さらに必要によっ
ては傾きを持った状態で取り付けることができる。
を設け、一方のライナーを前記陥没部に沿って引き伸ば
して盛上部を形成させるようにすれば、中空構造板の一
方の面に小部品を盛上がった状態で、さらに必要によっ
ては傾きを持った状態で取り付けることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を小部品付きフロントピラー内
装品に具体化した実施例について、図面を参照して説明
する。
装品に具体化した実施例について、図面を参照して説明
する。
【0022】まず、図1〜図4は第一実施例を示し、本
実施例のフロントピラー内装品1は、図1及び図2に示
すように、中空構造板5から成る内装品本体2と、内装
品本体2の片面に取付けられた上側クリップ3及び下側
クリップ4とから構成されている。
実施例のフロントピラー内装品1は、図1及び図2に示
すように、中空構造板5から成る内装品本体2と、内装
品本体2の片面に取付けられた上側クリップ3及び下側
クリップ4とから構成されている。
【0023】中空構造板5は、間隔をおいて平行配置さ
れた一対のライナー6,7と、このライナー6,7間を
平行に仕切る多数のリブ8とを備え、且つ、このリブ8
とライナー6,7とが樹脂原料を一体に押出して成形さ
れたもので、各リブ8の相互間には多数の細長い独立空
間9が区画形成されている。本実施例では、この中空構
造板5として、ポリプロピレン樹脂製で、厚さ5mm、
リブ間隔5mm、目付1500g/m2 の製品(宇部日
東化成株式会社製:商品名ダンプレートA−5−15
0)が使用され、これを成形して内装品本体2が得られ
ている。内装品本体2の表側ライナー6の表面にはシボ
模様(図示略)が賦形されており、裏側ライナー7の表
面は無模様の平滑面となっている。この内装品本体2は
強度が高いため、従来例のような裏面の補強リブは不要
となっている。
れた一対のライナー6,7と、このライナー6,7間を
平行に仕切る多数のリブ8とを備え、且つ、このリブ8
とライナー6,7とが樹脂原料を一体に押出して成形さ
れたもので、各リブ8の相互間には多数の細長い独立空
間9が区画形成されている。本実施例では、この中空構
造板5として、ポリプロピレン樹脂製で、厚さ5mm、
リブ間隔5mm、目付1500g/m2 の製品(宇部日
東化成株式会社製:商品名ダンプレートA−5−15
0)が使用され、これを成形して内装品本体2が得られ
ている。内装品本体2の表側ライナー6の表面にはシボ
模様(図示略)が賦形されており、裏側ライナー7の表
面は無模様の平滑面となっている。この内装品本体2は
強度が高いため、従来例のような裏面の補強リブは不要
となっている。
【0024】内装品本体2の裏側の上部には上側クリッ
プ3が留められ、下部には下側クリップ4が留められて
いる。これらのクリップ3,4は、車体55の取付穴5
6に挿入されるつぼみ形の挿入部41と、車体55の表
面を押える椀形の押え部42と、該押え部42の基端の
基部フランジ部43と、該基部フランジ部43から突出
した取付軸部44と、該取付軸部44の端部の係止フラ
ンジ部45とが、弾性に富む樹脂で一体成形されてなる
ものである。なお、従来のクリップは、係止フランジ部
の外径がかなり大きかったが、本実施例のクリップ3,
4では、裏側ライナー7が係止フランジ部45を巻き込
みやすくするために、係止フランジ部45の外径を従来
より小さくした方が好ましい。具体的には係止フランジ
部45の外縁が取付軸部44より1.0〜3.5mm出
張る程度である。
プ3が留められ、下部には下側クリップ4が留められて
いる。これらのクリップ3,4は、車体55の取付穴5
6に挿入されるつぼみ形の挿入部41と、車体55の表
面を押える椀形の押え部42と、該押え部42の基端の
基部フランジ部43と、該基部フランジ部43から突出
した取付軸部44と、該取付軸部44の端部の係止フラ
ンジ部45とが、弾性に富む樹脂で一体成形されてなる
ものである。なお、従来のクリップは、係止フランジ部
の外径がかなり大きかったが、本実施例のクリップ3,
4では、裏側ライナー7が係止フランジ部45を巻き込
みやすくするために、係止フランジ部45の外径を従来
より小さくした方が好ましい。具体的には係止フランジ
部45の外縁が取付軸部44より1.0〜3.5mm出
張る程度である。
【0025】裏側ライナー7は、上側変形部12及び下
側変形部13において、それぞれ上側クリップ3及び下
側クリップ4の係止フランジ部45及び取付軸部44を
巻き込むように変形しており、上側クリップ3及び下側
クリップ4は、裏側ライナー7を独立空間9に少し押し
込む形で留められている。しかし、表側ライナー6は、
裏側ライナー7の変形の影響を受けていないので、表側
ライナー6の表面の外観は損なわれず、美しい面とシボ
模様とを呈している。
側変形部13において、それぞれ上側クリップ3及び下
側クリップ4の係止フランジ部45及び取付軸部44を
巻き込むように変形しており、上側クリップ3及び下側
クリップ4は、裏側ライナー7を独立空間9に少し押し
込む形で留められている。しかし、表側ライナー6は、
裏側ライナー7の変形の影響を受けていないので、表側
ライナー6の表面の外観は損なわれず、美しい面とシボ
模様とを呈している。
【0026】内装品1が車体55に取付けられる際、上
側クリップ3の位置では、図2(a)に示すように、内
装品1と車体55との距離が比較的大きく、内装品1と
車体55とは平行に対峙しないので、裏側ライナー7に
は車体55の取付部分の形状に沿うように傾斜した盛上
部11が形成され、上側クリップ3の係止フランジ部4
5及び取付軸部44はこの盛上部11に形成された上側
変形部12に傾きを持った状態で巻き込まれて留められ
ている。これにより、上側クリップ3の挿入部41は車
体55の取付穴56に対して略垂直な状態で挿入され
る。
側クリップ3の位置では、図2(a)に示すように、内
装品1と車体55との距離が比較的大きく、内装品1と
車体55とは平行に対峙しないので、裏側ライナー7に
は車体55の取付部分の形状に沿うように傾斜した盛上
部11が形成され、上側クリップ3の係止フランジ部4
5及び取付軸部44はこの盛上部11に形成された上側
変形部12に傾きを持った状態で巻き込まれて留められ
ている。これにより、上側クリップ3の挿入部41は車
体55の取付穴56に対して略垂直な状態で挿入され
る。
【0027】一方、下側クリップ4の位置では、図2
(b)に示すように、内装品1と車体55との距離が比
較的小さく、内装品1と車体55とは略平行に対峙する
ので、下側クリップ4の係止フランジ部45及び取付軸
部44は、裏側ライナー7の下側変形部13に略垂直な
姿勢のまま巻き込まれて留められている。これにより、
下側クリップ4の挿入部41は車体55の取付穴56に
対して略垂直な状態で挿入される。このように、裏側ラ
イナー7の変形の状態は、上側クリップ3の位置と下側
クリップ4の位置とで異なり、図1に示すように、上側
クリップ3の位置に見られる盛上部11は、下側クリッ
プ4の位置では見られない。
(b)に示すように、内装品1と車体55との距離が比
較的小さく、内装品1と車体55とは略平行に対峙する
ので、下側クリップ4の係止フランジ部45及び取付軸
部44は、裏側ライナー7の下側変形部13に略垂直な
姿勢のまま巻き込まれて留められている。これにより、
下側クリップ4の挿入部41は車体55の取付穴56に
対して略垂直な状態で挿入される。このように、裏側ラ
イナー7の変形の状態は、上側クリップ3の位置と下側
クリップ4の位置とで異なり、図1に示すように、上側
クリップ3の位置に見られる盛上部11は、下側クリッ
プ4の位置では見られない。
【0028】次に、上記フロントピラー内装品1を成形
する型及び方法について、図3及び図4に従って説明す
る。
する型及び方法について、図3及び図4に従って説明す
る。
【0029】図3は、中空構造板5に下側クリップ4を
取付けて成形した部分を示す断面図である。型締め装置
(図示略)には、真空成形型21が上型として配置さ
れ、真空成形型31が下型として配置されている。真空
成形型21は、電鋳の初期に発生させた非電着部を電鋳
の進行と共に成長させることにより多数の通気孔27と
した通気性電鋳殻22(例えば、特公平2−14434
号公報、特公平5−39698号公報参照)を用いて組
立てられる。すなわち、通気性電鋳殻22の背面周縁部
に支持枠23を取付けるとともに、該支持枠23に基盤
24を取付けて、通気性電鋳殻22の背面に減圧室を形
成する。この減圧室に多数の金属粒とエポキシ樹脂との
混合物を充填し、金属粒間をエポキシ樹脂により通気性
を失わないように固めることによりバッキング25(作
図の便宜上、その内部を省略して図示する。)を形成し
て、通気性電鋳殻22の背面をバックアップする。な
お、この金属粒に代えてガラスビーズ、砂、セラミック
粒等を使用することもできるし、全く別構造のバッキン
グを採用することもできる。また、通気性電鋳殻22の
成形面26には凹凸が逆のシボ模様(図示略)が形成さ
れている。
取付けて成形した部分を示す断面図である。型締め装置
(図示略)には、真空成形型21が上型として配置さ
れ、真空成形型31が下型として配置されている。真空
成形型21は、電鋳の初期に発生させた非電着部を電鋳
の進行と共に成長させることにより多数の通気孔27と
した通気性電鋳殻22(例えば、特公平2−14434
号公報、特公平5−39698号公報参照)を用いて組
立てられる。すなわち、通気性電鋳殻22の背面周縁部
に支持枠23を取付けるとともに、該支持枠23に基盤
24を取付けて、通気性電鋳殻22の背面に減圧室を形
成する。この減圧室に多数の金属粒とエポキシ樹脂との
混合物を充填し、金属粒間をエポキシ樹脂により通気性
を失わないように固めることによりバッキング25(作
図の便宜上、その内部を省略して図示する。)を形成し
て、通気性電鋳殻22の背面をバックアップする。な
お、この金属粒に代えてガラスビーズ、砂、セラミック
粒等を使用することもできるし、全く別構造のバッキン
グを採用することもできる。また、通気性電鋳殻22の
成形面26には凹凸が逆のシボ模様(図示略)が形成さ
れている。
【0030】一方、真空成形型31は、無模様の平滑な
成形面36をもつ通気性電鋳殻32、支持枠33、基盤
34及びバッキング35により構成されている。真空成
形型31の成形面36側にはクリップ支持用凹所37が
設けられ、クリップ支持用凹所37には下側クリップ4
がぐらつかない状態にセットされる。具体的には、挿入
部41及び押え部42がクリップ支持用凹所37に挿入
され、基部フランジ部43がクリップ支持用凹所37の
開口縁に載せられ、取付軸部44及び係止フランジ部4
5が成形面36より突出するようにセットされる。
成形面36をもつ通気性電鋳殻32、支持枠33、基盤
34及びバッキング35により構成されている。真空成
形型31の成形面36側にはクリップ支持用凹所37が
設けられ、クリップ支持用凹所37には下側クリップ4
がぐらつかない状態にセットされる。具体的には、挿入
部41及び押え部42がクリップ支持用凹所37に挿入
され、基部フランジ部43がクリップ支持用凹所37の
開口縁に載せられ、取付軸部44及び係止フランジ部4
5が成形面36より突出するようにセットされる。
【0031】図4は中空構造板5に上側クリップ3を取
付けて成形した部分を示す。この部分では、次の点につ
いてのみ図3の部分と異なる。すなわち、真空成形型3
1の成形面36側には、型締め時にも中空構造板5の裏
側ライナー7と当接しない円錐形の陥没部38が設けら
れている。この陥没部38の底面にクリップ支持用凹所
39が設けられ、クリップ支持用凹所39には上側クリ
ップ3が前記下側クリップ4と同様にぐらつかない状態
にセットされ、係止フランジ部45が成形面36より突
出する。
付けて成形した部分を示す。この部分では、次の点につ
いてのみ図3の部分と異なる。すなわち、真空成形型3
1の成形面36側には、型締め時にも中空構造板5の裏
側ライナー7と当接しない円錐形の陥没部38が設けら
れている。この陥没部38の底面にクリップ支持用凹所
39が設けられ、クリップ支持用凹所39には上側クリ
ップ3が前記下側クリップ4と同様にぐらつかない状態
にセットされ、係止フランジ部45が成形面36より突
出する。
【0032】さて、真空成形型21と真空成形型31と
を型開きして、真空成形型31のクリップ支持用凹所3
7,39にクリップ3,4を前記の通りセットし、両真
空成形型21,31の間に、適正に加熱されて過不足な
く軟化した中空構造板5をセットする。
を型開きして、真空成形型31のクリップ支持用凹所3
7,39にクリップ3,4を前記の通りセットし、両真
空成形型21,31の間に、適正に加熱されて過不足な
く軟化した中空構造板5をセットする。
【0033】続いて、真空成形型21を下降させるとと
もに真空成形型31を上昇させて、両真空成形型21,
31を型締めすることにより、両成形面26,36間に
中空構造板5を挾む。このとき、図3に示すように、真
空成形型31にセットされた下側クリップ4の取付軸部
44及び係止フランジ部45が加熱により軟化している
裏側ライナー7に食い込み、裏側ライナー7を独立空間
9に押し込む。また、図4に示すように、真空成形型3
1にセットされた上側クリップ3の係止フランジ部45
が裏側ライナー7に食い込む。
もに真空成形型31を上昇させて、両真空成形型21,
31を型締めすることにより、両成形面26,36間に
中空構造板5を挾む。このとき、図3に示すように、真
空成形型31にセットされた下側クリップ4の取付軸部
44及び係止フランジ部45が加熱により軟化している
裏側ライナー7に食い込み、裏側ライナー7を独立空間
9に押し込む。また、図4に示すように、真空成形型3
1にセットされた上側クリップ3の係止フランジ部45
が裏側ライナー7に食い込む。
【0034】次いで、両真空成形型21,31の減圧室
を真空ポンプ等の減圧装置(図示略)により減圧するこ
とにより、中空構造板5を両側から真空吸引すると、表
側ライナー6は真空成形型21の成形面26に吸引さ
れ、裏側ライナー7は真空成形型31の成形面36に吸
引される。リブ8相互間の独立空間9が中空構造板5の
端部で開放しているため、成形面26による表側ライナ
ー6の真空吸引は反対側の裏側ライナー7にまで伝わら
ず、成形面36による裏側ライナー7の真空吸引は表側
ライナー6にまで伝わらない。
を真空ポンプ等の減圧装置(図示略)により減圧するこ
とにより、中空構造板5を両側から真空吸引すると、表
側ライナー6は真空成形型21の成形面26に吸引さ
れ、裏側ライナー7は真空成形型31の成形面36に吸
引される。リブ8相互間の独立空間9が中空構造板5の
端部で開放しているため、成形面26による表側ライナ
ー6の真空吸引は反対側の裏側ライナー7にまで伝わら
ず、成形面36による裏側ライナー7の真空吸引は表側
ライナー6にまで伝わらない。
【0035】この真空吸引により、図3に示すように、
裏側ライナー7のうち下側クリップ4が食い込んだ部分
が、下側クリップ4の取付軸部44及び係止フランジ部
45を巻き込むように変形して下側変形部13を形成
し、下側クリップ4を固定する。また、図4に示すよう
に、裏側ライナー7のうち成形面36に当接しない部分
が、陥没部38の円錐凹面に沿って引き伸ばされて盛上
部11を形成し、さらに裏側ライナー7のうち上側クリ
ップ3の係止フランジ部45が食い込んだ部分が、上側
クリップ3の取付軸部44及び係止フランジ部45を巻
き込むように変形して上側変形部12を形成し、上側ク
リップ3を固定する。一方、表側ライナー6は、裏側ラ
イナー7の変形の影響を受けることなく、表面には真空
成形型21の成形面26が転写されて、美しいシボ模様
が賦形される。
裏側ライナー7のうち下側クリップ4が食い込んだ部分
が、下側クリップ4の取付軸部44及び係止フランジ部
45を巻き込むように変形して下側変形部13を形成
し、下側クリップ4を固定する。また、図4に示すよう
に、裏側ライナー7のうち成形面36に当接しない部分
が、陥没部38の円錐凹面に沿って引き伸ばされて盛上
部11を形成し、さらに裏側ライナー7のうち上側クリ
ップ3の係止フランジ部45が食い込んだ部分が、上側
クリップ3の取付軸部44及び係止フランジ部45を巻
き込むように変形して上側変形部12を形成し、上側ク
リップ3を固定する。一方、表側ライナー6は、裏側ラ
イナー7の変形の影響を受けることなく、表面には真空
成形型21の成形面26が転写されて、美しいシボ模様
が賦形される。
【0036】真空吸引を止めた後、両真空成形型21,
31を型開きし、成形品を離型すれば、表面がシボ模様
で、裏面には上側クリップ3及び下側クリップ4が所要
の状態で取付けられたフロントピラー内装品1が得られ
る。
31を型開きし、成形品を離型すれば、表面がシボ模様
で、裏面には上側クリップ3及び下側クリップ4が所要
の状態で取付けられたフロントピラー内装品1が得られ
る。
【0037】以上の成形方法によれば、中空構造板5の
リブ8の湾曲や座屈を防止するとともに、接着や溶着に
よらないで、フロントピラー内装品1の裏側にクリップ
3,4を高い取付力で所要の状態に取付けることがで
き、しかも、内装品1の表面の外観を損ねることなく美
しく成形でき、従来の射出成形品等と同等又はそれ以上
の強度を確保しながら、軽くて丈夫で安価な中空構造板
5の利点を生かしたフロントピラー内装品1を得ること
ができる。また、内装品本体2の成形と同時にクリップ
3,4が取付けられるので、図7に示した従来のフロン
トピラー内装品50のように、射出成形後にクリップを
嵌め込む工程が省ける。
リブ8の湾曲や座屈を防止するとともに、接着や溶着に
よらないで、フロントピラー内装品1の裏側にクリップ
3,4を高い取付力で所要の状態に取付けることがで
き、しかも、内装品1の表面の外観を損ねることなく美
しく成形でき、従来の射出成形品等と同等又はそれ以上
の強度を確保しながら、軽くて丈夫で安価な中空構造板
5の利点を生かしたフロントピラー内装品1を得ること
ができる。また、内装品本体2の成形と同時にクリップ
3,4が取付けられるので、図7に示した従来のフロン
トピラー内装品50のように、射出成形後にクリップを
嵌め込む工程が省ける。
【0038】次に、図5及び図6は第二実施例を示し、
本実施例のフロントピラー内装品1は、内装品本体2の
表側ライナー6の表面に装飾シート15としてのファブ
リックシートを内装品本体2の成形と同時に貼着した点
においてのみ、第一実施例と相違している。また、本実
施例のフロントピラー内装品1を成形する真空成形型2
1,31は、前記通気性電鋳殻22,32に代えて、ガ
ラスビーズをエポキシ樹脂により通気性を失わないよう
に固めて作成した通気性樹脂型46,47を用いた点
と、クリップ支持用凹所37,39のある真空成形型3
1を上型として配置し、模様のない真空成形型21を下
型として配置した点においてのみ、第一実施例と相違し
ている。従って、第一実施例と共通の部分については、
図5及び図6に第一実施例と同一符号を付して説明を省
略する。
本実施例のフロントピラー内装品1は、内装品本体2の
表側ライナー6の表面に装飾シート15としてのファブ
リックシートを内装品本体2の成形と同時に貼着した点
においてのみ、第一実施例と相違している。また、本実
施例のフロントピラー内装品1を成形する真空成形型2
1,31は、前記通気性電鋳殻22,32に代えて、ガ
ラスビーズをエポキシ樹脂により通気性を失わないよう
に固めて作成した通気性樹脂型46,47を用いた点
と、クリップ支持用凹所37,39のある真空成形型3
1を上型として配置し、模様のない真空成形型21を下
型として配置した点においてのみ、第一実施例と相違し
ている。従って、第一実施例と共通の部分については、
図5及び図6に第一実施例と同一符号を付して説明を省
略する。
【0039】さて、本実施例の成形方法は次の通りであ
る。図5に示すように、真空成形型21と真空成形型3
1とを型開きして、真空成形型31のクリップ支持用凹
所37にクリップ4(クリップ3は図示略)をセット
し、真空成形型21の成形面26に装飾シート15を載
せてセットし、両真空成形型21,31の間に、適正に
加熱されて過不足なく軟化した中空構造板5をセットす
る。
る。図5に示すように、真空成形型21と真空成形型3
1とを型開きして、真空成形型31のクリップ支持用凹
所37にクリップ4(クリップ3は図示略)をセット
し、真空成形型21の成形面26に装飾シート15を載
せてセットし、両真空成形型21,31の間に、適正に
加熱されて過不足なく軟化した中空構造板5をセットす
る。
【0040】続いて、図6に示すように、両真空成形型
21,31を型締めすることにより、両成形面26,3
6間に中空構造板5を挾む。このとき、真空成形型31
にセットされたクリップ4の取付軸部44及び係止フラ
ンジ部45が裏側ライナー7に食い込み、裏側ライナー
7を独立空間9に押し込む。
21,31を型締めすることにより、両成形面26,3
6間に中空構造板5を挾む。このとき、真空成形型31
にセットされたクリップ4の取付軸部44及び係止フラ
ンジ部45が裏側ライナー7に食い込み、裏側ライナー
7を独立空間9に押し込む。
【0041】次いで、両真空成形型21,31の減圧室
を減圧することにより、中空構造板5を両側から真空吸
引すると、表側ライナー6は装飾シート15を通して真
空成形型21の成形面26に吸引され、裏側ライナー7
は真空成形型31の成形面36に吸引される。
を減圧することにより、中空構造板5を両側から真空吸
引すると、表側ライナー6は装飾シート15を通して真
空成形型21の成形面26に吸引され、裏側ライナー7
は真空成形型31の成形面36に吸引される。
【0042】この真空吸引により、裏側ライナー7のう
ちクリップ4が食い込んだ部分が、クリップ4の取付軸
部44及び係止フランジ部45を巻き込むように変形し
て下側変形部13を形成し、下側クリップ4を固定す
る。また、加熱により軟化している表側ライナー6が装
飾シート15に溶着して貼着される。
ちクリップ4が食い込んだ部分が、クリップ4の取付軸
部44及び係止フランジ部45を巻き込むように変形し
て下側変形部13を形成し、下側クリップ4を固定す
る。また、加熱により軟化している表側ライナー6が装
飾シート15に溶着して貼着される。
【0043】従って、本実施例の成形方法によれば、第
一実施例による効果に加え、成形と同時に表側ライナー
6の表面に装飾シート15を貼着でき、成形後の貼着工
程を省いて効率を高められる。
一実施例による効果に加え、成形と同時に表側ライナー
6の表面に装飾シート15を貼着でき、成形後の貼着工
程を省いて効率を高められる。
【0044】なお、本発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。 (1)第一実施例では、フロントピラー内装品の表面が
シボ模様であるが、両面にシャープな微細凹凸模様を転
写賦形したり、あるいは両面とも無模様の平滑面にした
りしてもよい。 (2)上記実施例における裏側ライナーの盛上部の寸法
・形状は適宜変更することができる。 (3)上記実施例では、フロントピラー内装品にクリッ
プを付けて成形したが、他の自動車用内装品、その他各
種分野の製品に、ピン、雌ねじ部材、フック等を取付け
て成形してもよい。
れるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。 (1)第一実施例では、フロントピラー内装品の表面が
シボ模様であるが、両面にシャープな微細凹凸模様を転
写賦形したり、あるいは両面とも無模様の平滑面にした
りしてもよい。 (2)上記実施例における裏側ライナーの盛上部の寸法
・形状は適宜変更することができる。 (3)上記実施例では、フロントピラー内装品にクリッ
プを付けて成形したが、他の自動車用内装品、その他各
種分野の製品に、ピン、雌ねじ部材、フック等を取付け
て成形してもよい。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明の小部品付き樹脂成形品
は、上記の通り構成されているので、従来の射出成形品
等と同等又はそれ以上の強度を確保しつつ軽量化を図る
ことができるだけでなく、接着や溶着によらないで、一
方の面に小部品を高い取付力で取付けることができ、こ
の小部品の取付けが、他方の面の外観を損ねることもな
い、という優れた効果を奏する。
は、上記の通り構成されているので、従来の射出成形品
等と同等又はそれ以上の強度を確保しつつ軽量化を図る
ことができるだけでなく、接着や溶着によらないで、一
方の面に小部品を高い取付力で取付けることができ、こ
の小部品の取付けが、他方の面の外観を損ねることもな
い、という優れた効果を奏する。
【0046】また、請求項2の発明に係る小部品付き樹
脂成形品の成形方法によれば、中空構造板のリブの湾曲
や座屈を防止して厚さが均一でかつ強度の高い樹脂成形
品を成形することができるだけでなく、接着や溶着によ
らないで、成形と同時に一方の面に小部品を高い取付力
で所要の状態に取付けることができ、効率を高められる
とともに、この小部品の取付けが他方の面の外観を損ね
ないようにできる、という優れた効果を奏する。
脂成形品の成形方法によれば、中空構造板のリブの湾曲
や座屈を防止して厚さが均一でかつ強度の高い樹脂成形
品を成形することができるだけでなく、接着や溶着によ
らないで、成形と同時に一方の面に小部品を高い取付力
で所要の状態に取付けることができ、効率を高められる
とともに、この小部品の取付けが他方の面の外観を損ね
ないようにできる、という優れた効果を奏する。
【0047】上記成形方法による効果に加え、請求項3
の発明に係る小部品付き樹脂成形品の成形方法によれ
ば、成形と同時に中空構造板の他方の面に装飾シートを
貼着でき、成形後の貼着工程を省いて効率を高められる
という優れた効果を奏する。
の発明に係る小部品付き樹脂成形品の成形方法によれ
ば、成形と同時に中空構造板の他方の面に装飾シートを
貼着でき、成形後の貼着工程を省いて効率を高められる
という優れた効果を奏する。
【0048】また、請求項4の発明に係る小部品付き樹
脂成形品の成形方法によれば、中空構造板の一方の面に
小部品を盛上がった状態で、さらに必要によっては傾き
を持った状態で取り付けることができる
脂成形品の成形方法によれば、中空構造板の一方の面に
小部品を盛上がった状態で、さらに必要によっては傾き
を持った状態で取り付けることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のクリップ付きフロントピ
ラー内装品を裏側から見た斜視図である。
ラー内装品を裏側から見た斜視図である。
【図2】同クリップ付きフロントピラー内装品の要部拡
大断面図である。
大断面図である。
【図3】同クリップ付きフロントピラー内装品の下部の
真空成形時における断面図である。
真空成形時における断面図である。
【図4】同クリップ付きフロントピラー内装品の上部の
真空成形時における断面図である。
真空成形時における断面図である。
【図5】第二実施例のクリップ付きフロントピラー内装
品の真空成形直前における要部拡大断面図である。
品の真空成形直前における要部拡大断面図である。
【図6】同クリップ付きフロントピラー内装品の真空成
形時における要部拡大断面図である。
形時における要部拡大断面図である。
【図7】従来のフロントピラー内装品を裏側から見た斜
視図である。
視図である。
【図8】同フロントピラー内装品の要部拡大断面図であ
る。
る。
1 フロントピラー内装品 2 内装品本体 3 上側クリップ 4 下側クリップ 5 中空構造板 6 表側ライナー 7 裏側ライナー 8 リブ 11 盛上部 12 上側変形部 13 下側変形部 15 装飾シート 21 真空成形型 26 成形面 31 真空成形型 36 成形面 37 クリップ支持用凹所 39 クリップ支持用凹所 44 取付軸部 45 係止フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 101:12 105:20 B29L 24:00 31:58
Claims (4)
- 【請求項1】 間隔をおいて平行配置された一対のライ
ナーと、このライナー間を平行に仕切る多数のリブとを
備え、且つ、このリブと前記ライナーとが熱可塑性樹脂
原料を一体に押出して成形された中空構造板から成る樹
脂成形品であって、前記一方のライナーが小部品の一部
を巻き込むように変形して該小部品を留めており、前記
他方のライナーは前記一方のライナーの変形の影響を受
けていないことを特徴とする小部品付き樹脂成形品。 - 【請求項2】 間隔をおいて平行配置された一対のライ
ナーと、このライナー間を平行に仕切る多数のリブとを
備え、且つ、このリブと前記ライナーとが熱可塑性樹脂
原料を一体に押出して成形された中空構造板と、 型締め時に二つの成形面が中空構造板の厚さと略等しい
間隔をおいて対峙するように構成された二つの真空成形
型とを使用し、 両真空成形型を型開きして、一方の真空成形型に小部品
をセットし、両真空成形型の間に加熱した中空構造板を
セットした後、 両真空成形型を型締めすることにより、両成形面間に中
空構造板を挾み、 両真空成形型を減圧することにより、両成形面に両ライ
ナーを真空吸引するとともに、小部品の一部に当接した
一方のライナーを該小部品の一部を巻き込むように変形
させて該小部品を留めることを特徴とする小部品付き樹
脂成形品の成形方法。 - 【請求項3】 間隔をおいて平行配置された一対のライ
ナーと、このライナー間を平行に仕切る多数のリブとを
備え、且つ、このリブと前記ライナーとが熱可塑性樹脂
原料を一体に押出して成形された中空構造板と、 型締め時に二つの成形面が中空構造板の厚さと略等しい
間隔をおいて対峙するように構成された二つの真空成形
型とを使用し、 両真空成形型を型開きして、一方の真空成形型に小部品
をセットし、他方の真空成形型の成形面に通気性を有す
る装飾シートをセットし、両真空成形型の間に加熱した
中空構造板をセットした後、 両真空成形型を型締めすることにより、両成形面間に中
空構造板を挾み、 両真空成形型を減圧することにより、両成形面に両ライ
ナーを真空吸引するとともに、小部品の一部に当接した
一方のライナーを該小部品の一部を巻き込むように変形
させて該小部品を留め、他方のライナーを装飾シートに
貼着することを特徴とする小部品付き樹脂成形品の成形
方法。 - 【請求項4】 前記一方の真空成形型の成形面に陥没部
を設け、該陥没部の底面に小部品支持用凹部を設けて、
該小部品支持用凹部に小部品をセットするとともに、両
真空成形型を減圧したときには、一方のライナーを前記
陥没部に沿って引き伸ばして盛上部を形成させ、さらに
小部品の一部を巻き込むように変形させて該小部品を留
めることを特徴とする請求項2又は3記載の小部品付き
樹脂成形品の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6270368A JPH08108494A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 小部品付き樹脂成形品及びその成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6270368A JPH08108494A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 小部品付き樹脂成形品及びその成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08108494A true JPH08108494A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17485295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6270368A Pending JPH08108494A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 小部品付き樹脂成形品及びその成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08108494A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003039540A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | Honda Motor Co Ltd | リブ付成形品の成形方法 |
CN103659013A (zh) * | 2012-09-12 | 2014-03-26 | 上海宝冶集团有限公司 | 用于钢坯运输车的保温箱焊接方法 |
US10889049B2 (en) * | 2016-07-04 | 2021-01-12 | Aplix | Thermoformed part comprising a detachable part and a process for manufacturing such a part |
-
1994
- 1994-10-07 JP JP6270368A patent/JPH08108494A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003039540A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | Honda Motor Co Ltd | リブ付成形品の成形方法 |
CN103659013A (zh) * | 2012-09-12 | 2014-03-26 | 上海宝冶集团有限公司 | 用于钢坯运输车的保温箱焊接方法 |
CN103659013B (zh) * | 2012-09-12 | 2015-07-29 | 上海宝冶集团有限公司 | 用于钢坯运输车的保温箱焊接方法 |
US10889049B2 (en) * | 2016-07-04 | 2021-01-12 | Aplix | Thermoformed part comprising a detachable part and a process for manufacturing such a part |
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