JP3060855U - 折り畳み式ベッド - Google Patents

折り畳み式ベッド

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JP3060855U
JP3060855U JP1999000146U JP14699U JP3060855U JP 3060855 U JP3060855 U JP 3060855U JP 1999000146 U JP1999000146 U JP 1999000146U JP 14699 U JP14699 U JP 14699U JP 3060855 U JP3060855 U JP 3060855U
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JP
Japan
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frame portion
bed
folding
springs
rear frame
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Application number
JP1999000146U
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Inventor
勲 高梨
Original Assignee
高梨産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベッド本体に多少の撓みやガタがあっても容易
に折り畳み動作を行えるようにした折り畳み式ベッドを
提供する。 【解決手段】前枠部1と後枠部2とを逆V字状に折り畳
みできるように枢着した折り畳み式ベッドであって、折
り畳みを補助する一対のスプリング2、3の一端をベッ
ド本体の中央フレーム4の中心部のフック14に係止さ
せ、他端を前枠部1及び後枠部2の側面のフック15、
16にそれぞれ係止させる。これにより折り畳みの際に
使用者が立つ位置とは反対側にスプリング2、3の引き
上げ力を集中的に作用させることができ、容易に折り畳
み動作を行える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、使用しないときには折り畳んでおくことができる折り畳み式ベッド の改良に関するものである。
【0002】 ベッド本体を構成する前枠部と後枠部とを中央のピンを中心として逆V字状に 折り畳みできるように枢着するとともに、これらの前枠部と後枠部との下面に折 り畳みを補助する一対のスプリングを取り付けた折り畳み式ベッドは、登録実用 新案第3049085号公報や登録実用新案第3003385号公報に示される ように、従来から知られている。
【0003】 このような従来の折り畳み式ベッドでは、折り畳みを補助する一対のスプリン グはベッド本体の長手方向の中心軸線上に張設されているのが常である。これら のスプリングは、使用者がベッドの片側に立って中央部の操作用ノブを少し持ち 上げたとき、前枠部と後枠部とを引き寄せるようにしてベッドの中央部を押し上 げ、折り畳みを補助する役割を持つ。
【0004】 もし前枠部や後枠部が完全な剛体であり、枢着部にもガタがなければこの折り 畳み動作はスムーズに行われる。しかし現実には前枠部や後枠部には多少の撓み があり、枢着部にも多少のガタがあるため、使用者がベッドの片側に立って中央 部を引き上げるとき、ベッドの中央部の使用者側は直ちに引き上げられるが、使 用者の手が届かない反対側は撓みやガタの分だけ遅れて引き上げられる。従って スプリングがなければ折り畳み動作は容易ではないが、スプリングが折り畳み動 作を補助して上記の遅れをなくしているため、多少の撓みやガタがあっても折り 畳みが可能となっている。
【0005】 ところが前記の通り、従来の折り畳み式ベッドでは折り畳みを補助する一対の スプリングはベッド本体の長手方向の中心軸線上に張設されている。これは左右 いずれの側からも同じ力で折り畳み動作を行うことができるようにするためであ る。しかし実際には、ベッドは壁際に配置されることが多いため、購入したベッ ドの配置が決まると折り畳みの際に使用者が立つ位置は左右のいずれか一方に決 定されてしまう。このように使用者が立つ位置が一定であれば、一対のスプリン グの引き上げ力は使用者の反対側に集中的に作用させる方が合理的であり、その 方がより簡単に折り畳み動作を行えるようになる。
【0006】 しかしながら、メーカーからの出荷時には使用者が立つ位置を特定することが できないため、ベッド本体の長手方向の中心軸線の一方にのみスプリングを配置 することは不可能である。従って従来は折り畳みを補助する一対のスプリングは ベッド本体の長手方向の中心軸線上に張設されていたのであり、スプリングの引 き上げ力を十分に生かしていないという問題があった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した従来の問題点を解決して、折り畳みの際に使用者が立つ位置 とは反対側にスプリングの力を効果的に作用させることにより、ベッド本体に多 少の撓みやガタがあっても容易に折り畳み動作を行えるようにした折り畳み式ベ ッドを提供するためになされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本考案の折り畳み式ベッドは、ベッド本 体を構成する前枠部と後枠部とを逆V字状に折り畳みできるように枢着するとと もに、これらの前枠部と後枠部との下面に折り畳みを補助する一対のスプリング を取り付けた折り畳み式ベッドにおいて、各スプリングの一端をベッド本体の中 央フレームの中心部に係止させ、他端を前枠部及び後枠部の側面にそれぞれ係止 させたことを特徴とするものである。なお、各スプリングの他端を、ベッド本体 の中央片側に設けられた操作用ノブとは反対側の側面に係止させたり、前枠部及 び後枠部の両側の側面にスプリング係止用のフックを設け、スプリングの張設方 向を使用者が変更できるようにしておくことが好ましい。
【0009】 本考案によれば、折り畳みを補助する一対のスプリングの端部を前枠部及び後 枠部の側面にそれぞれ係止させたので、折り畳み時のスプリングの引き上げ力を 使用者とは反対側に集中的に作用させることができ、ベッド本体に多少の撓みや ガタがあっても容易に折り畳み動作を行うことができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の好ましい実施形態を示す。 図1は本考案の折り畳み式ベッドの正面図、図2は平面図である。 これらの図中、1はベッド本体を構成する前枠部、2はベッド本体を構成する 後枠部であり、この実施形態では断面が四角形の金属パイプをコの字状に折り曲 げて形成されている。その上面にはマット3、3が取り付けられているが、図2 では後枠部2のマット3は除かれている。
【0011】 これらの前枠部1及び後枠部2は、ベッド本体の中央フレーム4の上端に設け られた左右一対のピン6、6に枢着されており、図3、図4に示すようにベッド 本体を逆V字状に折り畳みできるようになっている。なお7はベッド本体のいず れか片側に設けられた操作ノブであり、使用者はこの操作ノブ7をつかんで折り 畳み動作を行えば、手を挟んだりすることがない。操作ノブ7は使用者によって 反対側に付け替えることができる。
【0012】 前枠部1及び後枠部2の端部付近の両側には、キャスター8を備えた脚9がピ ン10によりそれぞれ枢着されている。そして中央フレーム4とこれらの脚9と の間にステー11が設けられ、平行リンク機構を構成している。このため図3、 図4に示すようにベッド本体を折り畳んでも、両方の脚9及び中央フレーム4は 常に床面に対して垂直に維持される。
【0013】 これらの前枠部1及び後枠部2の下面には、折り畳みを補助する一対のスプリ ング12、13が配置されている。図2に明示されているように、各スプリング の12、13の一端は中央フレーム4の中心部のフック14にS字金具17を介 して係止され、他端は前枠部1及び後枠部2の側面に設けられたスプリング係止 用のフック15、16にそれぞれ係止されている。フック15、16は前枠部1 及び後枠部2の端部よりもやや中心よりの部分に設けられ、この実施形態では中 央フレーム4から前枠部1及び後枠部2の端部までの距離の約3/4の位置に設 けられている。
【0014】 図2に示されているように、スプリング12、13は操作ノブ7とは反対側に 張設される。これは使用者が操作ノブ7をつかんで折り畳み動作を行う場合に、 前枠部1及び後枠部2の使用者とは反対側の部分にスプリング12、13の力を 集中させ、スムーズな折り畳み動作が行えるようにするためである。
【0015】 しかし折り畳みの際に使用者が立つ位置に応じて操作ノブ7を反対側に付け替 えることがあるため、図2に示すようにスプリング係止用のフック15、16を 前枠部1及び後枠部2の両側の側面に設けておき、スプリング12、13の張設 方向を使用者が変更できるようにしてある。このため操作ノブ7を反対側に付け 替えた場合にも、使用者とは反対側にスプリング12、13の力を集中させるこ とが可能となる。
【0016】 このように構成された本考案の折り畳み式ベッドは、使用しないときにはワン タッチで図4のように逆V字状に折り畳めることは従来品と同様である。しかし 本考案の折り畳み式ベッドは、折り畳みを補助する一対のスプリング12、13 の一端を中央フレーム4の中心部に係止させ、他端を前枠部1及び後枠部2の側 面にそれぞれ係止させたので、折り畳みの際に使用者が立つ側(操作ノブ7が設 けられた側)とは反対側にスプリング12、13の力を集中させ、前枠部1及び 後枠部2の反対側の部分を引き上げてスムーズな折り畳み動作が行えるようにす ることができる。
【0017】
【考案の効果】 以上に説明したように、本考案の折り畳み式ベッドは、折り畳みの際に使用者 が立つ位置とは反対側にスプリングの引き上げ力を効果的に作用させることによ り、ベッド本体に多少の撓みやガタがあっても従来品よりも一層容易に折り畳み 動作を行える利点がある。従ってベッド本体に高い精度が要求されず、その分だ けコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の折り畳み式ベッドの正面図である。
【図2】平面図である。
【図3】折り畳み途中の状態を示す正面図である。
【図4】折り畳まれた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 前枠部 2 後枠部 3 マット 4 中央フレーム 6 ピン 7 操作ノブ 8 キャスター 9 脚 10 ピン 11 ステー 12 スプリング 13 スプリング 14 フック 15 フック 16 フック 17 S字金具

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド本体を構成する前枠部(1) と後枠
    部(2) とを逆V字状に折り畳みできるように枢着すると
    ともに、これらの前枠部(1) と後枠部(2) との下面に折
    り畳みを補助する一対のスプリング(12)(13)を取り付け
    た折り畳み式ベッドにおいて、各スプリング(12)(13)の
    一端をベッド本体の中央フレーム(4) の中心部に係止さ
    せ、他端を前枠部(1) 及び後枠部(2) の側面にそれぞれ
    係止させたことを特徴とする折り畳み式ベッド。
  2. 【請求項2】 各スプリング(12)(13)の他端を、ベッド
    本体の中央片側に設けられた操作用ノブ(7) とは反対側
    の側面に係止させた請求項1に記載の折り畳み式ベッ
    ド。
  3. 【請求項3】 前枠部(1) 及び後枠部(2) の両側の側面
    にスプリング係止用のフック(15)(16)を設け、スプリン
    グの張設方向を使用者が変更できるようにした請求項1
    又は2に記載の折り畳み式ベッド。
JP1999000146U 1999-01-18 1999-01-18 折り畳み式ベッド Expired - Lifetime JP3060855U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020171401A (ja) * 2019-04-09 2020-10-22 桐建材株式会社 折りたたみ式ベッド

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020171401A (ja) * 2019-04-09 2020-10-22 桐建材株式会社 折りたたみ式ベッド
JP7025030B2 (ja) 2019-04-09 2022-02-24 桐建材株式会社 折りたたみ式ベッド

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