JP3042804U - 折り畳みベッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り畳み後のサイズを最小にとどめ、足のキ
ャスターの移動を簡単にし、折り畳み後のベッドを安定
させ、開きが早すぎることもなく、安全な構造の折り畳
みベッドを提案する。 【解決手段】 折り畳みベッド主体１０を含み、その両
側に連結体１２を設けベッド枠体１４を連結し、中間棒
１１に連結片体１３を設け、ベッド枠体１４にネジ止め
し、両側のベッド枠体１４一端には対称的な耳部１５を
設け、足２０の端部にキャスター２１を連結し、足２０
両側に軸穴２２および突出耳２３を設け、連動棒３０の
一端にカギ部３１を設け、中間棒１１の連結片体１３の
カギ穴１３１内に固定し、連動棒３０のもう一端に嵌合
管３２を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、折り畳みベッドの改良に関するものであり、その構造は、連動する 力を利用して労せずして折り畳むことができるもので、連動棒が力を足に伝える 構造を用い一気呵成に折り畳み、更には簡単でコスト節約可能という効果を有す る。

【０００２】

【従来の技術】

従来の折り畳みベッドは、バネの弾性原理を用いて回復させるもので、いくつ かのバネの弾力性を用い、単一の応力対応力による構造であり、言い換えれば、 施される力がバネの弾力を超えた時初めて折り畳みベッドを開くことができる。 これにより以下の問題点が生じる。 １．開く場合、非常に面倒であるばかりでなく力を使う。 ２．コストが非常に高い。 ３．折り畳み後の体積が非常に大きい。 ４．バネの弾性回復力を利用している為、折り畳みの際ベット枠全体が非常に 早く開いてしまい、往々にして使用者や第三者にけがをさせる結果となる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な目的は、折り畳みベッドの構造の改良にあり、折り畳みベッドを 折り畳む際更に便利で、折り畳み後のサイズを最小にとどめ、足のキャスターに より移動を簡単にする。本考案の折り畳みベッドを開く場合は、連動棒が力を伝 えることにより同時に足を折り曲げることができ、これにより、折り畳み後のベ ッドを安定させ、開きが早すぎてしまうこともなく、非常に安全な構造である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案は折り畳みベッドの構造の改良を提案する。 それは折り畳みベッド主体を主に含み、その両側には連結体を設け二つのベッド 枠体を連結し、主体の中間棒には連結片体を設け、ベッド枠体にネジ止めし、両 側のベッド枠体一端にはそれぞれ対称的な耳部を設け、足の端部にはキャスター を連結し、足両側には軸穴および突出耳を設け、連動棒の一端にはカギ部を設け 、中間棒の連結片体のカギ穴内に固定し、連動棒のもう一端には嵌合管を設け、 連動棒の連動およびネジ止め構造により簡単に折り畳み可能な構造となる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１に示すとおり、本考案の折り畳みベッドは、折り畳みベッド主体１０を含 み、その主体１０は支える構造体であり、その両側には連結体１２を、中間棒１ １には連結片体１３を設け、連結体１２の両側は、それに設けた各連結穴１２１ を連結部１４１を有する両ベッド枠体１４に連結し、また、両側のベッド枠体１ ４一端にそれぞれ対称的な耳部１５を設け、耳部１５には、軸穴１５１を設け、 その他、主体１０の両側棒１６上には、二つの穿孔１６１を設け把手１７をネジ 止めし、一ベッド枠体１４一側面に突出棒１８を連結し、突出棒１８に相対する 箇所のもう一方ベッド枠体１４上にロック穴１９１を具えたロック体１９を連結 する。 コの字型を呈する足２０を設け、その端部にはキャスター２１を連結し、足２ ０両側には軸穴２２および突出耳２３を設け、軸ネジ２４を用い足２０をベッド 枠体１４耳部１５の軸穴１５１上に連結し、突出耳２３上にはネジ穴２３１を設 け、それぞれにネジ山２５１を有する接続棒２５を固定し、その接続棒２５のも う一端は嵌合棒２５２とする。

【０００６】 また、連動棒３０を設け、その連動棒３０は、棒体とすることが可能であり、 また鉄線体とすることも可能であり、その一端にはカギ部３１を設け、中間棒１ １の連結片体１３のカギ穴１３１内に固定し、連動棒３０のもう一端には嵌合管 ３２を設け、その嵌合管３２の両端管部は、接続棒２５嵌合棒２５２上に嵌合可 能である。全体構造は上述したとおりであり、図２に適当な図を示す。 本考案の折り畳みベッドの組み立て後の態様は、図２に示すとおりであるが、 折り畳みたい場合は、ただ把手１７を握り上方に持ち上げるのみでよく、ベッド 枠体１４は連結部１４１により折れ曲がり、足２０も、その突出耳２３が連動棒 ３０の動きを受ける為折れ曲がり、連動するので把手１７と平行状態を保持して 折り畳まれ、これは図３に示すとおりである。把手１７を引き続き上方に持ち上 げると、図４に示すように折り畳まれ、ベッド枠体１４に設けた突出棒１８およ びロック体１９を嵌合ロックすることにより、更に安定した折り畳み状態となる 。

【０００７】

【考案の効果】

上述したとおり本考案の折り畳みベッドは、従来の折り畳みベッドを使用する 際に生じる欠点が全く見られず、その折り畳みベッドを更に安定させ多変化構造 である。これにより、本考案折り畳みベッドは、実用性が高いものとなり、産業 上の利用価値を充分に具えている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の折り畳みベッドの分解斜視図である。

【図２】本考案の折り畳みベッドの組立後の態様を示す
斜視図である。

【図３】本考案の折り畳みベッドの折り畳み作業の態様
を示す側面図である。

【図４】本考案の折り畳みベッドの折り畳み後の態様を
示す側面図である。

【符号の説明】

１０ 主体 １１ 中間棒 １２ 連結体 １３ 連結片体 １４ ベッド枠体 １５ 耳部 １６ 両側棒 １７ 把手 １８ 突出棒 １９ ロック体 ２０ 足 ２１ キャスター ２２ 軸穴 ２３ 突出耳 ２４ 軸ネジ ２５ 接続棒 ３０ 連動棒 ３１ カギ体 ３２ 嵌合管

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】折り畳みベッド主体を含み、その両側には
   連結体を設け二つのベッド枠体を連結し、主体の中間棒
   には、連結片体を設け、その両側棒上に二つの穿孔を設
   け把手をネジ止めし、両側のベッド枠体一端にはそれぞ
   れ対称的な耳部を設け、その耳部には軸穴を設け、ベッ
   ド枠体の一側面の突出棒に相対する箇所にはロック穴を
   具えたロック体を連結し、コの字型を呈した足は、その
   端部にキャスターを連結し、両側には軸穴および突出耳
   を設け、軸ネジを用い足をベッド枠体耳部の軸穴上に連
   結し、突出耳上にはネジ穴を設け、それぞれをネジ山を
   有する接続棒に固定し、その接続棒のもう一端は嵌合棒
   とし、また、連動棒は、棒体とすることが可能であり、
   その一端にはカギ部を設け、中間棒連結片体のカギ穴内
   に固定し、連動棒のもう一端には嵌合管を設け、その嵌
   合管の両端管部は、接続棒の嵌合棒上に嵌合したことを
   その特徴とする折り畳みベッド。