JPH0717305Y2 - 車椅子 - Google Patents
車椅子Info
- Publication number
- JPH0717305Y2 JPH0717305Y2 JP1991099508U JP9950891U JPH0717305Y2 JP H0717305 Y2 JPH0717305 Y2 JP H0717305Y2 JP 1991099508 U JP1991099508 U JP 1991099508U JP 9950891 U JP9950891 U JP 9950891U JP H0717305 Y2 JPH0717305 Y2 JP H0717305Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat plate
- rod
- tip
- sides
- rotatably attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Handcart (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、折り畳み形式の車椅
子に関するものである。
子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の折り畳み形式の車椅子は、実開昭
62−107827号公報に示すように、足載せ枠の前
端を引き上げると、足載せ枠により後脚を、また連結部
材により前脚をそれぞれ引き寄せると共に、後脚の引き
寄せにともない押し戻す連結板を介し背凭れ枠を押しな
がらリンクを倒れ方向に回動させる。
62−107827号公報に示すように、足載せ枠の前
端を引き上げると、足載せ枠により後脚を、また連結部
材により前脚をそれぞれ引き寄せると共に、後脚の引き
寄せにともない押し戻す連結板を介し背凭れ枠を押しな
がらリンクを倒れ方向に回動させる。
【0003】その結果、背凭れ枠を降下させるのと同時
に座板を起る方向に回動させながら、背凭れ枠の前面に
座板、足載せ枠を順次重なるよう近接させて嵩低く折り
畳むようになっている。
に座板を起る方向に回動させながら、背凭れ枠の前面に
座板、足載せ枠を順次重なるよう近接させて嵩低く折り
畳むようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような構成によ
ると、足載せ枠の前側車輪近くに位置する低い前端を引
き上げるので、大きく屈まなければ操作することができ
ない問題があった。
ると、足載せ枠の前側車輪近くに位置する低い前端を引
き上げるので、大きく屈まなければ操作することができ
ない問題があった。
【0005】そこで、この考案の課題は、楽な姿勢で折
り畳むことができるようにした車椅子を提供することで
ある。
り畳むことができるようにした車椅子を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案は座板と、この座板の両側末端に両側の
下部をそれぞれ回動自在に取付けたハンドル付の背凭れ
枠と、この背凭れ枠の両側下端にそれぞれ設けた後輪
と、上記座板の両側中途に上端をそれぞれ回動自在に取
付けた前脚と、この両前脚の下端に設けた前輪と、上記
座板の下面両側に上向き先端を当接すると共に、上記前
脚の上部に先端部を、上記背凭れ枠の両側下部に末端部
をそれぞれ回動自在に取付けた支杆と、上記座板の下面
両側の末端部に末端をそれぞれ回動自在に取付けた揺動
杆と、前記座板の下面先端に位置させて上記両揺動杆の
先端同志を連結する把持杆と、前記揺動杆に先端降下方
向の回動性を付与するバネと、上記揺動杆の下面と支杆
の先端部とに上記支杆の先端に座板の下面を受架させた
状態において落し込み係合するよう設けた一方の突部、
他方に切欠きとから成る車椅子を採用したものである。
めに、この考案は座板と、この座板の両側末端に両側の
下部をそれぞれ回動自在に取付けたハンドル付の背凭れ
枠と、この背凭れ枠の両側下端にそれぞれ設けた後輪
と、上記座板の両側中途に上端をそれぞれ回動自在に取
付けた前脚と、この両前脚の下端に設けた前輪と、上記
座板の下面両側に上向き先端を当接すると共に、上記前
脚の上部に先端部を、上記背凭れ枠の両側下部に末端部
をそれぞれ回動自在に取付けた支杆と、上記座板の下面
両側の末端部に末端をそれぞれ回動自在に取付けた揺動
杆と、前記座板の下面先端に位置させて上記両揺動杆の
先端同志を連結する把持杆と、前記揺動杆に先端降下方
向の回動性を付与するバネと、上記揺動杆の下面と支杆
の先端部とに上記支杆の先端に座板の下面を受架させた
状態において落し込み係合するよう設けた一方の突部、
他方に切欠きとから成る車椅子を採用したものである。
【0007】
【作用】車椅子を折り畳むには、まず、座板の先端縁を
つかむ。このとき、把持杆に座板の先端をつかむ手の一
部指先を係合させて同時につかむと、座板の下面に把持
杆を引き上げるので、両揺動杆の先端を上昇させなが
ら、突部を切欠きとの係合関係が解除される。
つかむ。このとき、把持杆に座板の先端をつかむ手の一
部指先を係合させて同時につかむと、座板の下面に把持
杆を引き上げるので、両揺動杆の先端を上昇させなが
ら、突部を切欠きとの係合関係が解除される。
【0008】しかして、座板の先端を引き上げると、支
杆の先端引き上げにともない、両前脚の下端を後輪に向
け引き寄せながら折り畳む。
杆の先端引き上げにともない、両前脚の下端を後輪に向
け引き寄せながら折り畳む。
【0009】また、引き上げた座板の先端縁を押し下げ
ると、支杆の先端を押し下げながら、後輪から前輪が離
反する方向に両前脚を回動させると共に、支杆の先端に
より座板の下面を受架したとき、突部を切欠きとが合致
するので、揺動杆に付与してある一方向の回動性により
突部に切欠きが嵌まり込む。このため、突部と切欠きと
の係合関係により組立て状態が維持される。
ると、支杆の先端を押し下げながら、後輪から前輪が離
反する方向に両前脚を回動させると共に、支杆の先端に
より座板の下面を受架したとき、突部を切欠きとが合致
するので、揺動杆に付与してある一方向の回動性により
突部に切欠きが嵌まり込む。このため、突部と切欠きと
の係合関係により組立て状態が維持される。
【0010】
【実施例】以下、この考案に係る実施例を添付図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0011】図1及び図2に示すように、1は座板で、
この座板1の両側末端には、ハンドル2付背凭れ枠3の
両側下部がそれぞれ支軸4を介し回動自在に取付けられ
ている。
この座板1の両側末端には、ハンドル2付背凭れ枠3の
両側下部がそれぞれ支軸4を介し回動自在に取付けられ
ている。
【0012】上記の背凭れ枠3は、図示の場合、ハンド
ル2の両端から連なって下向きに突出する側杆5と、こ
の両側杆5に側縁を固着した背凭れ板6とで構成した
が、背凭れ板にかえて背凭れシートを張設することもあ
る。
ル2の両端から連なって下向きに突出する側杆5と、こ
の両側杆5に側縁を固着した背凭れ板6とで構成した
が、背凭れ板にかえて背凭れシートを張設することもあ
る。
【0013】7は背凭れ枠3の両側下端にそれぞれ設け
た後輪である。
た後輪である。
【0014】8は座板1の両側中途にそれぞれピン9を
介し上端を回動自在に取付けた前脚で、この両前脚8の
下端には、前輪10が設けられている。
介し上端を回動自在に取付けた前脚で、この両前脚8の
下端には、前輪10が設けられている。
【0015】11は略水平位置に倒した座板1の両側下
面に上向き先端を当接すると共に、前脚8の上部に先端
部を、背凭れ枠3の両側下部に末端部をそれぞれピン1
2を介し回動自在に取付けた支杆である。
面に上向き先端を当接すると共に、前脚8の上部に先端
部を、背凭れ枠3の両側下部に末端部をそれぞれピン1
2を介し回動自在に取付けた支杆である。
【0016】13は座板1の下面両側の末端部に支軸4
を介しそれぞれ末端を回動自在に取付けた揺動杆で、こ
の両揺動杆13の先端間には、座板1の下面先端近くの
直下に位置する把持杆15が設けられている。16は揺
動杆13に先端降下方向の回動性を付与するバネであ
る。
を介しそれぞれ末端を回動自在に取付けた揺動杆で、こ
の両揺動杆13の先端間には、座板1の下面先端近くの
直下に位置する把持杆15が設けられている。16は揺
動杆13に先端降下方向の回動性を付与するバネであ
る。
【0017】また、揺動杆13の下面と支杆11の先端
部とには、支杆11の先端に座板1の下面を受架させた
状態において落し込み係合するよう一方に突部17、他
方に倒立U字状の切欠き18が設けられている。
部とには、支杆11の先端に座板1の下面を受架させた
状態において落し込み係合するよう一方に突部17、他
方に倒立U字状の切欠き18が設けられている。
【0018】上記の突部17は、支杆11の先端部に水
平の軸材を突出させて設け、切欠き18は、揺動杆13
の中途に下向きの板状体19を突出させて、この板状体
19の下縁先端部に設けてある。
平の軸材を突出させて設け、切欠き18は、揺動杆13
の中途に下向きの板状体19を突出させて、この板状体
19の下縁先端部に設けてある。
【0019】上記のように構成すると、把持杆15に座
板1の先端をつかむ手の一部指先を係合させて同時につ
かむと、座板1の下面に向け把持杆15を引き上げるの
で、両揺動杆13の先端側を上昇させながら、突部17
と切欠き18との係合関係が解除される。
板1の先端をつかむ手の一部指先を係合させて同時につ
かむと、座板1の下面に向け把持杆15を引き上げるの
で、両揺動杆13の先端側を上昇させながら、突部17
と切欠き18との係合関係が解除される。
【0020】しかして、座板1の先端を引き上げると、
支杆11の先端を引き上げながら両前脚8の下端を後輪
7に向け引き寄せるので、折り畳まれる。
支杆11の先端を引き上げながら両前脚8の下端を後輪
7に向け引き寄せるので、折り畳まれる。
【0021】なお、車椅子を折り畳んだとき、図3に示
すように前輪10、後輪7及び前脚8の下端を接地させ
ると自立する。
すように前輪10、後輪7及び前脚8の下端を接地させ
ると自立する。
【0022】また、折り畳んだとき、板状体19の下縁
末端の切欠き20と突部17とが嵌まり込んで、バネ1
6による揺動杆13の一方向の回動性により係合させて
おくと、折り畳み状態を維持することができる。
末端の切欠き20と突部17とが嵌まり込んで、バネ1
6による揺動杆13の一方向の回動性により係合させて
おくと、折り畳み状態を維持することができる。
【0023】上記折り畳んだ車椅子を組み立てる場合、
まず、座板1の先端と把持杆15とをつかんで切欠き2
0と突部17との係合状態を解き、次いで座板1の先端
を押し下げると、支杆11の先端を押し下げながら、後
輪7から前輪10が離反する方向に前脚8を回動させる
と共に、支杆11の先端により座板1の下面を受架した
とき、突部17と切欠き18とが合致するので、バネ1
6による揺動杆13の一方向の回動性により突部17に
切欠き18が自動的に嵌まり込み係合するので、組み立
て状態が維持される。
まず、座板1の先端と把持杆15とをつかんで切欠き2
0と突部17との係合状態を解き、次いで座板1の先端
を押し下げると、支杆11の先端を押し下げながら、後
輪7から前輪10が離反する方向に前脚8を回動させる
と共に、支杆11の先端により座板1の下面を受架した
とき、突部17と切欠き18とが合致するので、バネ1
6による揺動杆13の一方向の回動性により突部17に
切欠き18が自動的に嵌まり込み係合するので、組み立
て状態が維持される。
【0024】図中21は足載せ、22は肘掛けである。
【0025】
【効果】以上のように、この考案に係る車椅子によれ
ば、座板の先端縁と共に把持杆をつかむことにより突部
と切欠きとの係合を解除して折り畳むことができる。
ば、座板の先端縁と共に把持杆をつかむことにより突部
と切欠きとの係合を解除して折り畳むことができる。
【0026】このため、大きく屈むことがないので楽に
操作することができる。
操作することができる。
【0027】また、揺動杆にバネにより一方向の回動性
を付与してあるので、突部と切欠きとの係合状態を維持
すると共に、走行時の振動などにより係合状態が解除さ
れることがない。
を付与してあるので、突部と切欠きとの係合状態を維持
すると共に、走行時の振動などにより係合状態が解除さ
れることがない。
【図1】この考案に係る実施例の斜視図
【図2】同上の縦断側面図
【図3】折り畳んだ状態の縦断側面図
【図4】突部と切欠きとの係合状態を示す縦断拡大正面
図
図
【図5】同上の縦断正面図
1 座板 2 ハンドル 3 背凭れ枠 4 支軸 5 側杆 6 背凭れ板 7 後輪 8 前脚 10 前輪 11 支杆 12 ピン 13 揺動杆 15 把持杆 16 バネ 17 突部 18 切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−133917(JP,U) 実開 昭63−53526(JP,U) 実開 昭61−109523(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 座板と、この座板の両側末端に両側の下
部をそれぞれ回動自在に取付けたハンドル付の背凭れ枠
と、この背凭れ枠の両側下端にそれぞれ設けた後輪と、
上記座板の両側中途に上端をそれぞれ回動自在に取付け
た前脚と、この両前脚の下端に設けた前輪と、上記座板
の下面両側に上向き先端を当接すると共に、上記前脚の
上部に先端部を、上記背凭れ枠の両側下部に末端部をそ
れぞれ回動自在に取付けた支杆と、上記座板の下面両側
の末端部に末端をそれぞれ回動自在に取付けた揺動杆
と、前記座板の下面先端に位置させて上記両揺動杆の先
端同志を連結する把持杆と、前記揺動杆に先端降下方向
の回動性を付与するバネと、上記揺動杆の下面と支杆の
先端部とに上記支杆の先端に座板の下面を受架させた状
態において落し込み係合するよう設けた一方の突部、他
方に切欠きとから成る車椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991099508U JPH0717305Y2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991099508U JPH0717305Y2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 車椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065617U JPH065617U (ja) | 1994-01-25 |
JPH0717305Y2 true JPH0717305Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=14249206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991099508U Expired - Lifetime JPH0717305Y2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 車椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717305Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007275417A (ja) * | 2006-04-10 | 2007-10-25 | Aron Kasei Co Ltd | 歩行補助車 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003334216A (ja) * | 2002-05-20 | 2003-11-25 | Emedica Kk | 車椅子 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61109523U (ja) * | 1984-07-31 | 1986-07-11 | ||
JPS6353526U (ja) * | 1986-09-18 | 1988-04-11 | ||
JPH01133917U (ja) * | 1988-03-05 | 1989-09-12 |
-
1991
- 1991-12-03 JP JP1991099508U patent/JPH0717305Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007275417A (ja) * | 2006-04-10 | 2007-10-25 | Aron Kasei Co Ltd | 歩行補助車 |
JP4652266B2 (ja) * | 2006-04-10 | 2011-03-16 | アロン化成株式会社 | 歩行補助車 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH065617U (ja) | 1994-01-25 |
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