JP3060832U - 引き違い窓のロック装置 - Google Patents

引き違い窓のロック装置

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JP3060832U
JP3060832U JP1999000126U JP12699U JP3060832U JP 3060832 U JP3060832 U JP 3060832U JP 1999000126 U JP1999000126 U JP 1999000126U JP 12699 U JP12699 U JP 12699U JP 3060832 U JP3060832 U JP 3060832U
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JP
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housing
lever
slide plate
solenoid
rotating disk
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JP1999000126U
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Inventor
賢治 秋山
司朗 四宮
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Sun Electronic Industries Corp
Original Assignee
Sun Electronic Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カムとフックの係る第1ロックの内部構造を
殆ど変えず、そして第2ロック(ダブルロック)を比較
的簡単な構造を行うのみで、安全且つ確実、しかも自動
的に遂行されるものとなる安価なクレセント錠の提供。 【解決手段】 匣体外面にはレバーと一体で軸心に対し
偏心したカム面を備え、且つ匣体内面にはレバーの回転
軸と一体にした回転円板を設け、該回転円板の端縁部に
対し板面と直交する状態に係合体を突出させ、また匣体
内側の上下方向へ摺動可能で且つ上記円板体の係合体が
下向きとなる回動の終局で上記係合体と係合して回転円
板の回動を阻止する鍵段部を備えたスライド板を設け、
該スライド板の下端部をソレノイドに連結し、一方係合
体外方には磁石を取付け、他方上記円板体の係合体が下
向きに停止する対応位置にはリードスイッチ又はホール
素子等を設け、レバー回動で両者が対合するとソレノイ
ドの電圧印加でスライド板が上昇し、係合体とスライド
板の鍵段が係合して自動ロックが行われるものとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は引き違い窓のロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
引き違い戸のクレセント型錠には専らダブルロック機構が設けられている。 図3〜図4はこれを説明するもので、図3は全体斜視図、図4はクレセント錠内 部の一部破断説明図である。 各図に於いて1は外側窓、2は内側窓であって、該内側窓2にはクレセント錠 3がネジ4等で固定され、外側窓1には上記クレセント錠3のロック部材5のカ ム5aが結合するためのフック6が取付けてある。
【0003】 ここにロック部材5は軸5bを中心に上記カム5aをレバー5c操作で矢印方 向へ回動させ、これによりカム5aをフック6の爪6aと結合するようになして 第1のロックが行われるのである。
【0004】 これに対し、第2のロック(ダブルロック機構)は図4に示す如く、クレセン ト匣体の内部にロック部材5の軸5bを挿通させ、該軸5b先端に回転板7をカ シメ等で一体化してロック部材5の回転と共に回転するようになしてある。 而して、回転板7には図4に示す如く円板の端縁部に板面と直交する係合体7 aを突出形成させてなり、且つクレセント本体3の側面には縦方向のスリット1 0を穿設し、クレセント本体3内へ設けたスライド板8と連結した摘み9を突出 させ、指先で上下(イ),(ロ)方向の摺動可能となされている。
【0005】 一方、スライド板8には回転板7の係合体7aに対応して鍵段11が形成して あり、スライド板8が図4に示す如く一点鎖線位置に移動した時は、回転板7の 係合体7の側面mがスライド板8の鍵段11と接触し、回転板7の回転を阻止す るのであり、これによりロック部材5が回転できないのでカム5aとフック6と の係合が外れないようにロック状態が固定されるものとなる。(ダブルロック機 構)
【0006】 ところで、上記構成のダブルロック機構は手動式のため、盗難時に於いて硝子 などを割られた場合、ロックの目的を果たさない結果となり、ダブルロック機構 の効果が発揮されないものとなる。これを改良するものとした特開平9−303 011号の提案もある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
特開平9−303011号はクレセント型錠の不正解錠を特殊なロック操作検 知装置の採用により自動的に検知しようとするものであるが、構成が複雑で鍵自 体が大型化し且つ高価となる問題点がある。 本考案はカムとフックの係合に係る第1ロックの内部構造は従来のままで、こ れに対し第2ロック(ダブルロック)を比較的簡単な改造を行うのみで安全且つ 確実、しかも自動的に遂行されるものとなる安価な製品を市販に供せんとするも のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、匣体外面にはレバーと一体で軸心に対し偏心したカム面を備え、且 つ匣体内面にはレバーの回転軸と一体にした回転円板を設け、該回転円板の端縁 部に対し板面と直交する状態に係合体を取付け、また匣体内側の上下方向へ摺動 可能で且つ上記円板体の係合体が下向きとなる回動の終局で上記係合体と係合し て回転円板の回動を阻止する鍵段部を備えたスライド板を設け、該スライド板の 下端部をソレノイドに連結し、一方係合体外方には磁石を取付け、他方上記円板 体の係合体が下向きに停止する対応位置にはリードスイッチ又はホール素子等を 設け、レバー回動で両者が対合するとソレノイドの電圧印加でスライド板が上昇 し、係合体とスライド板の鍵段が係合して自動ロックの行われるものとなしたこ とを特徴とする。
【0009】 ところで、スライド板を設けないで構造をよりコンパクト化することが可能で あり、即ち、スライド板を省略する代りに回転円板に対し、ソレノイドの可動軸 を嵌入させてその回動が停止されるものとなる凹状の切欠を穿設する。而してソ レノイドを電圧印加する手段の磁石は上記凹状の切欠と対称位置の上部箇所に取 付け、且つリードスイッチ又はホール素子等はその外方上部に設けるものとする のである。
【0010】 更に従来品の部分的改造でこれを安価に製造するには、クレセント容器の匣体 は上下部匣体の接合構成とするのが良く、このさい下部匣体に対し、電池及び電 波、赤外線、超音波用受信回路、CPU回路、制御回路などからなる制御基板を 内蔵させるものとなすのである。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1は本考案品を説明するものであって、上記従来品の内部構造を示した図4 に相当する一部破断説明図である。 3はクレセント本体であるが、本例では匣体を上部匣体3aと下部匣体3bの 二重構造の構成となすのであり、具体的には従来品のものに図示例の如き下部匣 体3bを別設し、従来構成の上部匣体3a下部に対し接続させたものとする。 このさい、5はロック部材、5aはロック部材のカム、5bは回転軸、7は回 転軸に取付けた回転板、7aは回転板の端縁部に直交する状態に設けた係合体で あって、これらは従来品と同様である。
【0012】 8はスライド板であって、本考案品では摘みがなく、従って上部匣体3aの側 面には該摘みのためのスリットが穿設されるものとなっていない。また該スライ ド板8に鍵段11を形成し、且つ該鍵段11に回転板7の係合体7aが接触する ものとなり、これによりレバー5cが回転できないのでカム5aとフック6との 係合が外れないようにロック状態が固定されるものとなることは、従来品と変わ りがないが、本考案では図面で見られる通り下部匣体3b内にソレノイド12を 取付け、該ソレノイド12の可動軸12aをスライド板8の下端と軸ピン13を 使用して連結してある。
【0013】 一方、回転軸7の係合体7aの外方には磁石14が取付けてあり、また該回転 板7の回動終点箇所には上記磁石14と対応状態にリードスイッチ又はホール素 子15が設けてある。 他方、16は匣体3bの底面部へ設けた電池、17は同じく匣体3bの内側部 へ設けた電波、赤外線、超音波用通信回路、CPU回路、制御回路などからなる 制御基板であり、また18は手持ち発信器である。
【0014】 本考案品は上記構成であって、施錠にさいしてロック部材5のレバー5cを回 転してカム5aをフック6の爪6aに係合させると、このとき回転板7の係合体 7aに突設させた磁石14と、その外方に配設したリードスイッチ又はホール素 子15とが対合し、ソレノイド12が電圧印加されて可動軸12aを上方へ向け 図示一点鎖線の如く移動させ、回転板7の係合体7aがソレノイド12の鍵段1 1と接触し、回転板7の回動を阻止してダブルロックが自動的に行われるものと なる。このことはカム5aがフック6の爪6aから抜けられないようになるため 、開錠できるものとならない。
【0015】 開錠せんとする場合は手持ち発信器18を釦操作してパルス信号を送ることに より、この信号を制御基板17で受信し且つ認識制御されてソレノイド12の電 圧印加で可動軸12aがスライド板8を下降させるのであり、これにより係合体 7aとソレノイド12の鍵段11との係合接触がなくなることから、ダブルロッ クは自動的に開放される。 従って、あとは手動でレバー5cを反対回動させることによりカム5aとフック 6の係合が外れて開錠され、引き戸の自由な移動の行われるものとなる。
【0016】 図2は他の例を示すものであって、即ち上記例ではダブルロック機構として回 転円板7の回動阻止をスライド板8を介して行うものについて説明したが、本例 では該スライド板8を省略して構造のよりコンパクト化を図るものである。 具体的には回転円板7が回動し、その下向きとなる回動の終局箇所付近に凹状 の切欠19を穿設し、該切欠19と対称位置の回転円板7の上部箇所kに磁石1 4を取付け、且つ該磁石14と対応する外方箇所に対しリードスイッチ又はホー ル素子15を配設するのである。
【0017】 従って、本例ではレバー5cの回動でカム5aとフック6aの爪6aとが係合 するさい、その係合が完了する終局で回転円板上の磁石14とリードスイッチ又 はホール素子15とが対合し、ソレノイド12を電圧印加するのであり、これに よりソレノイド12の可動軸12aが上方へ突出して回転円板7の切欠19内へ 嵌入され、回転円板7の回動を阻止してロック状態となるのである。
【0018】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成するものであって、上部構造は殆ど従来品のままで単 に匣体下部を少し細長のものとなし、且つ回転円板に磁石を取付けたり、切欠を 設けたりする一部改造と、ソレノイドや電池及び制御基板などを内蔵させるだけ のコンパクトなものであり、従って、簡便且つ安価に製造でき、しかも安全で操 作性に優れた自動のダブルロック機構を備えた製品となすことのできるものであ る。 而して、匣体外部にはダブルロック機構を解除するための一切の素材部品が露 出されてなく、またその解除は特定パルスのみによるのであることから、極めて 安全且つ確実に盗難防止が図れるものとなる上で著効を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品の内部破断説明図である。
【図2】他の例の内部破断説明図である。
【図3】従来に於ける使用状態説明図である。
【図4】同上内部破断説明図である。
【符号の説明】
1 外側窓 2 内側窓 3 クレセント本体 5 ロック部材 5a カム 5c レバー 6 フック 7 回転板 8 スライド板 10 スリット 11 鍵段 12 ソレノイド 12a 可動軸 14 磁石 15 リードスイッチ又はホール素子 16 電池 17 制御基板 18 手持ち発信器 19 切欠

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 匣体外面にはレバーと一体で軸心に対し
    偏心したカム面を備え、且つ匣体内面にはレバーの回転
    軸と一体にした回転円板を設け、該回転円板の端縁部に
    対し板面と直交する状態に係合体を突出させ、また匣体
    内側の上下方向へ摺動可能で且つ上記円板体の係合体が
    下向きとなる回動の終局で上記係合体と係合して回転円
    板の回動を阻止する鍵段部を備えたスライド板を設け、
    該スライド板の下端部をソレノイドに連結し、一方係合
    体外方には磁石を取付け、他方上記円板体の係合体が下
    向きに停止する対応位置にはリードスイッチ又はホール
    素子等を設け、レバー回動で両者が対合するとソレノイ
    ドの電圧印加でスライド板が上昇し、係合体とスライド
    板の鍵段が係合して自動ロックが行われるものとなした
    ことを特徴とする引き違い窓のロック装置。
  2. 【請求項2】 匣体外面にはレバーと一体で軸心に対し
    偏心したカム面を備え、且つ匣体内面にはレバーの回転
    軸と一体にした回転円板を設け、一方回転円板が回動し
    て下向きとなる回動の終局箇所付近に凹状の切欠を穿設
    すると共に、該切欠と対称位置の回転円板の上部箇所に
    磁石を取付け、他方該磁石と対応する外方箇所にはリー
    ドスイッチ又はホール素子等を設け、レバーの回動で上
    記磁石とリードスイッチ又はホール素子等が対合すると
    ソレノイドの電圧印加でスライド板が上昇し、凹状の切
    欠にソレノイドの可動軸が嵌入して自動ロックの行われ
    るものとなしたことを特徴とする引き違い窓のロック装
    置。
  3. 【請求項3】 匣体を上下部匣体の接合構成となし、下
    部匣体には電池及び電波、赤外線、超音波用受信回路、
    CPU回路、制御回路などからなる制御基板を内蔵させ
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の引き違い窓の
    ロック装置。
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Cited By (4)

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