JP2003148015A - 扉係止装置の係止解除装置およびそれに用いる操作部材 - Google Patents
扉係止装置の係止解除装置およびそれに用いる操作部材Info
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- JP2003148015A JP2003148015A JP2001352430A JP2001352430A JP2003148015A JP 2003148015 A JP2003148015 A JP 2003148015A JP 2001352430 A JP2001352430 A JP 2001352430A JP 2001352430 A JP2001352430 A JP 2001352430A JP 2003148015 A JP2003148015 A JP 2003148015A
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Abstract
の外力による作動を不要とし、ハンドル等の操作部材に
触れるか又は近づくだけで錠杆の係止が解除ができ、身
体障害者や老人等にとって使い易い扉係止装置の係止解
除装置とそれに用いるハンドル等の操作部材を提供する
こと。 【解決手段】 錠杆20を有しかつ扉1に取り付けられ
る扉係止装置10と、扉係止装置10の錠杆20を係止
解除状態にする係止解除手段40と、扉開閉時に係止解
除手段40が作動するように操作される操作部材6とを
少なくとも備えるとともに、扉1または前記操作部材6
又はその付属部には扉係止装置10の係止状態における
錠杆20を少なくとも係止解除させる係止解除手段40
を介して係止解除するように作動させる検知センサー8
0を設けてある。
Description
た扉係止装置(扉錠)の錠杆の係止状態を電気的に係止
解除する、扉係止装置の係止解除装置およびそれに用い
る操作部材に関する。
の扉係止装置の錠杆が係止状態(ロック状態)にあると
きに、この錠杆の係止状態を係止解除する方法として
は、キー、サムターン、ノブ、サムピースハンドル、レ
バーハンドル、プッシュプルハンドル等の操作部材に対
して、人間が外力を力学的に作動させることによって錠
杆の係止を解除して、扉を開けるようにしたものであ
る。
係止装置の錠杆の係止を解除する方法は、レバーハンド
ルやプッシュプルハンドル等の前記操作部材に対して、
人間が外力を力学的に加えて錠杆の係止を解除する必要
があった。
プルハンドルにおいては、人間の力で錠杆の係止を解除
するために、該プッシュプルハンドルの内部構造が複雑
で多数の構成部材を必要とするとともに、構成部材の組
付け作業が面倒となり生産費が高価となるという問題が
あった。
るためのレバーハンドル等の操作部材は、製品の保証や
構造上の問題もあって、通常は扉係止装置である錠本体
もレバーハンドル等の操作部材も同一錠前メーカーが製
造し販売している。そのため、需要者が、錠本体と異な
る錠前メーカー製で、自己の好みのデザインのレバーハ
ンドル等の操作部材を選択することができなかった。
除装置の有する問題点を解決し、扉係止装置の錠杆の係
止を解除するのに人間の外力による作動を不要とし、ハ
ンドル等の操作部材に触れるか又は近づくだけで係止解
除ができるものであって、さらに需要者が錠本体とレバ
ーハンドル等の操作部材とを異なるメーカーから自由に
選定できる、扉係止装置の係止解除装置とそれに用いる
ハンドル等の操作部材を提供することを目的とする。
め、本発明の扉係止装置の係止解除装置は、概略的に言
えば、人間の扉を開ける意思を電気的に検知する部材
と、扉係止を電気的に解除する部材とに分離して構成し
たものである。具体的に言えば、錠杆を有しかつ扉に取
り付けられる扉係止装置と、扉係止装置の錠杆を係止解
除状態にする係止解除手段と、扉開閉時に係止解除手段
が作動するように操作される操作部材とを少なくとも備
えるとともに、扉または前記操作部材又はその付属部に
は扉係止装置の係止状態における錠杆を少なくとも係止
解除させる前記係止解除手段を介して係止解除するよう
に作動させる検知センサーを設けてなることを特徴とす
る。
たはデッドボルトあるいは1個で両者を兼ねるボルトか
らなる錠杆を有し、かつ扉に取り付けられて、扉を開閉
できるようにしたものである。
いるのを解除するための機構であって、例えばソレノイ
ドやモーター等の電気的に作動される操作機構を言う。
段が作動するように操作されるものであり、例えば、レ
バーハンドルやプッシュプルハンドルやサムピースハン
ドル等の把手、サムターン、ノブ、キー等をいう。ま
た、操作部材の付属部とは、操作部材を扉等に取り付け
るための取付座や操作部材に関連して設ける部材や部品
を言う。
らかになるように、リミットスイッチ、マイクロスイッ
チ、近接スイッチ、圧力センサー、人体検知センサーな
どのセンサーや、その他のセンサーでも良く適宜選定で
きるものである。
部材の付属部に検知センサーを設けたことを特徴とする
扉係止装置の係止解除装置用の操作部材を提供する。こ
のような構成からなる操作部材によって、錠本体と、レ
バーハンドルやノブ等の操作部材とのセット違いを実現
することができるとともに、需要者はレバーハンドル等
の操作部材に検知センサーを付けることで自己の好みの
デザインのを選択することができる。例えば、操作部材
がレバーハンドルやプッシュプルハンドルやサムピース
ハンドルのような把手の場合には、需要者の好みのデザ
インの把手が選択できる点で極めて優れたものとなる。
図9に基づいて以下に説明する。図1に示すように、1
は扉、2は建築物の開口部に取り付けたサッシなどから
なる扉枠で、扉1はその一端側(吊り元側)を扉枠2の
吊り元側縦枠にヒンジ3で回動自在に枢着してある。1
0は扉1の開放端側(自由端側)に取り付けた扉錠から
なる扉係止装置であって、この扉係止装置10は、図
2、図7、図8に示すように、錠ケース11と、該錠ケ
ース11に出没自在に設けた錠杆20と、突出されて係
止状態にされた錠杆20を少なくとも係止解除状態にす
る係止解除手段40と、ノブ又はサムターン等で手動に
より錠杆20の係止状態を解除する手動操作機構12な
どを備えている。
ケース蓋11bと錠ケースの前板11cとフロント板1
1dからなり、扉1の開口部に該錠ケース11を埋設
(彫り込み)し、錠ケースの前板11cとフロント板1
1dとの上下両部を扉1の開口部前面にビス11eで固
定する。
が、本発明の第1の実施形態では、いわゆる反転式のラ
ッチボルトを用いており、詳しくは本願出願人の出願に
係る特開平10ー311173号公報を参照するとよ
い。すなわち、この錠杆(ラッチボルト)20は、図
1、図2、図7、図8では詳細に図示していないが公知
のものであり、前部には先端の扉閉じ方向の面を傾斜面
とするとともに、扉枠2に取り付けた受部材(ストライ
キ)4の受孔5に係合する面を係合面とした平面形状が
略菱形で、後部の上下には対称的に一体形成した膨出部
に前後方向に係合溝21、21を形成し、後端部にはラ
ッチバネ22の一端を嵌入するための傾斜した嵌合凹部
23を形成している。一方、錠ケース11の前板11c
及びフロント板11dの出入口11fを臨むように、該
出入口11fから錠ケース11内の後方には断面コ字状
のバネ受24が設けられ、このバネ受24と錠杆20の
嵌合凹部23間にはラッチバネ22を設けている。従っ
て、このラッチバネ22の付勢力によって前記錠杆20
の前部は、常時は錠ケース11の出入口11fから出没
可能に突出されている。
転を阻止するための上下一対のロッキングピース25、
25が、錠杆20を挟んだ状態で設けてあり、いずれも
断面が略コ字状であって、いずれも略中央部を錠ケース
11の側板間に取付柱26、26で揺動自在に枢支し、
前端部に突出形成した係合片25a、25aが錠杆20
の係合溝21、21に常時係合するようにつる巻きバネ
等のバネ27で付勢されている。上記係合状態時には錠
杆20は反転が阻止される。バネ受24の上下両面には
ロッキングピース25の係合片25aを挿通する挿通孔
24aが形成されている。
aが、該ロッキングピース25を解除方向に揺動(回
動)することにより、錠杆20の係合溝21から離脱さ
れるときに、これに連動して他方のロッキングピース2
5の係合片25aも錠杆20の他方の係合溝21から離
脱され、該他方のロッキングピース25も解除方向に揺
動されるように、前記一対のロッキングピース25、2
5の略中央部に対向して突設した連結片28、28をピ
ン29で枢支連結してある。連結片28、28として
は、上部ロッキングピース25の一辺を少し折り曲げ、
該折り曲げ部を下部ロッキングピース25の断面コ字状
部に嵌入して、両連結片28、28をピン29で枢支し
てある。両ロッキングピース25、25の後端部には係
合部30、30が形成されている。
原理的に言えば図9に示すように、電池や商用電源から
なる電源41に、電線42や後述の検知センサー80た
る検知スイッチを接続した電動操作機構43からなって
いる。この電動操作機構43は、図2、図7、図8に示
すように、ソレノイド44、プランジャー45、テコ4
6及び押動体50を備え、プランジャー45とテコ46
とはピン47で、テコ46と押動体50とはピン49で
それぞれ連結しており、前記テコ46は枢軸48を回動
中心として回動自在に枢支されている。
には、扉開閉時に係止解除手段40が作動するように操
作される操作部材6が設けてある(図1、図3〜図6参
照)。すなわち、操作部材6として、この実施形態で
は、扉1の外面に取り付けたハンドル(把手)7を利用
しており、この把手7の上・下両端部を取付座8の嵌挿
孔60に嵌挿するとともに、該取付座8の空室8aの前
部に板バネ61を装入して該板バネ61を把手7の上端
面にネジ62で固定し、さらに該取付座8の空室8aの
他部に検知スイッチからなる検知センサー80を設けて
いる(図3〜図6参照)。図5で63は当て板である。
側の把手7は板バネ61により常時は扉1と離間する方
向に付勢され、左側の把手7は板バネ61により常時は
扉1に近接する方向に付勢されており、前者が押し側把
手で、後者が引き側把手である。
どから構成され、把手7自体にも設けることもできる
が、この実施形態ではその付属部である取付座8に設け
ている。しかし、検知センサー80は把手7自体や取付
座8に限らず、把手7のその他の付属部にも実施でき
る。
に基づいて以下に説明する。
(ラッチボルト)20は突出した状態である。このと
き、一対のロッキングーピース25、25は、係合片2
5a、25aがつる巻きバネ等のバネ27のバネ力によ
り付勢され錠杆(ラッチボルト)20の係合溝21、2
1に係合され、錠杆20の反転を阻止している。また、
操作部材6たる把手7には人間の手を触れていない状態
であるので、検知センサー80である検知スイッチはオ
フで通電されないため、係止解除手段40であるソレノ
イド44は作動せずプランジャー45は下動位置にあ
る。そのため、テコ46は図2の如く水平姿勢を保持
し、押動体50の下端部50aはロッキングピース25
の係合部30を押動せず図2の状態を保持している。
る人が操作部材6たる把手7を把持して押し又は引き操
作することによって、検知センサー80である検知スイ
ッチがオンとなり係止解除手段40であるソレノイド4
4が駆動される。つまり、図3で右側の押し側把手7を
矢印イ方向に押した場合を説明すると、前記押し側把手
7を押すことにより、該把手7の当接部7aが検知セン
サー80である検知スイッチの接点81を押して(図6
参照)、図9の電気回路が閉成される。すると、ソレノ
イド44が作動してプランジャー45を図2の状態から
図7の如く上動させるため、テコ46は枢軸48を回動
中心として時計方向に回動し、テコ46の他端に接続さ
れている押動体50の下端部50aを下動する。その結
果、押動体50の下端部50aがロッキングピース25
の係合部30を下動することによって、上方のロッキン
グピース25は取付柱26を支点に時計方向に回動し、
下方のロッキングピース25は反時計方向に回動し、ロ
ッキングピース25の係合片25aは、図7に示すよう
に錠杆20の係合溝21及びバネ受24の挿通孔24a
から離脱して係合が解除され、錠杆20の反転が可能と
なって錠杆20が反転可能状態となり、このまま扉1を
押し続けると扉1は開放されて行く。
方向に引いた場合の作用は、前述の押し側把手7の作用
を参考にすれば理解されるので、詳細な説明を省略す
る。この引き側把手7による操作によっても、前述した
ように、ロッキングーピース25、25による係合解除
や錠杆20の反転可能状態の保持、検知センサー80の
オン状態の保持等が同様に行なえる。
図2の如く錠杆20が反転不可能状態にするには、操作
部材6たる把手7から手を放すことによって行なわれ
る。
2、図7、図8に示すように、ロッキングピース25に
よる錠杆20の係合解除を、前述の如く電動操作機構4
3等の係止解除手段によらずに手動で操作する手動操作
機構12を別個に備えている。
外から回動されるハブ13と、ハブ13の係合部13a
により下動されるスライダー14とからなる。図2の如
く、錠杆20がロッキングピース25の係合片25aの
係合により反転が阻止されている反転不可能状態におい
て、前記ハブ13をキーまたはサムターン等によって図
2で時計方向に回動すると、図8に示すように、ハブ1
3の係合部13aがスライダー14の上面に当接して該
スライダー14を押し下げ、スライダー14の下端部1
4aがロッキングピース25の係合部30を下動するた
め、ロッキングピース25の係合片25aは係止解除方
向へ回動し錠杆20の係合溝21及びバネ受24の挿通
孔24aから離脱し係合解除され、錠杆20は反転が可
能なフリー状態となる。
記の如き手動操作機構12を省略した構成のものを採用
することができる。
〜図12に基づいて以下に説明する。この実施の形態の
扉係止装置の係止解除装置は、扉係止装置10のうち係
止解除手段40をなす電動操作機構43が、前記実施の
形態1のものと異なり、操作部材6、錠杆20、ロッキ
ングピース25、バネ受24、手動操作機構12、検知
センサー80等のその他の構成は同一とするものであ
る。従って、図1、図3〜図6、図9に相当する図面は
省略しているので、必要な場合にはそれらの図面を参照
するよい。
記実施形態1のソレノイド44の代わりにモータ51を
設けるとともに、モータ51の回転軸52に歯車列から
なる減速機構53(ウオームギア54、ウオームホイー
ル55、小歯車56、ピニオン57からなるが任意であ
る。)を設け、前記ピニオン57の歯57aと噛合する
ラック歯58を有する押動体50を備えている。なお、
ウオームギア54とウオームホイール56とは軸59に
一体に固定してある。
前記電動操作機構43部分の作動が異なるだけで、その
他の作動は原理的には前述した実施形態1の場合と同様
である。
状態で錠杆20は突出しロッキングピース25により反
転が阻止され、係止解除手段40をなす電動操作機構4
3(モータ51、減速機構53)は作動されていない状
態を示している。
が操作部材6たる把手7を把持して押し又は引き操作す
ることによって、検知センサー80である検知スイッチ
がオンとなり係止解除手段40の1つであるモータ51
が駆動される。このモータ51の駆動により減速機構5
3が作動され押動体50が図11のように下動される。
その結果、押動体50の下端部50aがロッキングピー
ス25の係合部30を解除方向に回動することにより、
ロッキングピース25の係合片25aは、図11に示す
ように、錠杆20の係合溝21及びバネ受24の挿通孔
24aから離脱して係合が解除され、錠杆20の反転が
可能となり、このまま扉1を押しまたは引き続けると扉
1は開放されて行く。
20の反転が可能なフリー状態になっている状態を示し
ており、その操作や作動については前記実施形態1の場
合と同様であるので、説明を省略する。
〜図15に基づいて以下に説明する。この実施の形態の
扉係止装置の係止解除装置は、把手等の操作部材6に取
り付けた検知センサー80の構成が、前記実施形態1及
び2のものと異なるもので、錠杆20、ロッキングピー
ス25、バネ受24、手動操作機構12等のその他の構
成は同一とするものである。従って、図1、図2、図7
〜図9、図10〜図12に相当する図面は省略してい
る。つまり、この操作部材6は、扉の係止解除手段40
は前述した第1または第2の実施形態のいずれにも採用
できるものである。
図5に示すプッシュプル式の把手7と同一形状である点
では共通するが、取付座8の構造が異なっている。すな
わちち、図15に示されるように、この取付座8の空室
8aは図3〜図5に示された空室8aと形状が異なり、
この空室8a内に収容した把手止め板64を嵌装し、こ
の把手止め板64と、嵌挿孔60より挿入した把手7の
端部とをネジ62で固定してから、該空室8a内に薄板
状の圧力センサー82からなる検知センサー80を収容
し、該圧力センサー82の外面をカバー65で固定す
る。
の圧力が規定値に達したときに動作する検知センサーで
あり、例えば操作部材6である把手7を押し又は引くこ
とによって、該圧力センサー82が圧力の変化を検知し
て、電気回路を開閉する。
ンサー80が異なる以外は前記実施の形態1の場合と同
様であるので、説明を省略する。なお、図13〜図15
には引き側の把手及び検知センサーについては図示され
ていないが、図面上は図13及び図15を対称的に形成
するとよい。
〜図22に基づいて以下に説明する。この実施の形態の
扉係止装置の係止解除装置は、前記実施の形態1と比
べ、錠杆20として前述した反転ラッチではない通常の
ラッチ(またはデッドボルト)とするとともに、その錠
杆20を係止解除状態にする係止解除手段40である電
動操作機構43の構造が異なり、さらに操作部材6たる
把手7はプッシュプル式の把手ではなく通常の固定式の
把手又はレバーハンドルであって、扉1の表面または内
部に検知センサー80としては例えば人体検知センサー
83を用いた点で異なる。
い通常のラッチとして作動するものであって、常時は図
19に示すようにバネ32により錠ケース11の出入口
11fから突出するようにしてある。なお、前記錠杆2
0の後端には係合部20bを形成しており、必要に応じ
て、手動操作機構12のハブ13を室外又は室内側から
図19において時計方向に回動することにより、ハブ1
3の係合部13aが錠杆20の係合部20bを後退させ
て錠杆20が後退し扉を開けることができる。
内に配設する、ソレノイド44は図2とは異なる横向き
に設け、このソレノイド44のプランジャー45にピン
47で連結したテコ46は縦向けに設けて、該テコ46
の下端部をピン49で錠杆20の柄20aに連結してい
る。
づいたとき又は触れたときには動作して、電動操作機構
43を作動させて錠杆20を後退できるようにしたセン
サーである。例えば、反射式光センサーや静電容量形の
近接センサー、或いは公知のタッチセンサーなどのよう
に、電気的に検知できるものが挙げられる。
射式光センサーに近づくと、発光ダイオードから出た光
は人体で反射し、その光はホトトランジスタに入って該
ホトトランジスタに電流が流れ、駆動回路で増幅されて
リレーの接点を動かすようにしたものである。
うに、人体と電気回路との間に存在する静電容量の変化
を検出するものである。その他に、商品名「パッシブイ
ンフラレッド ディテクタ」で知られている人体検知セ
ンサ、手などの人体で触れるだけで作動するいわゆるタ
ッチセンサーを用いることもできる。本発明における人
体検知センサーは、上述のものに限定されるものではな
く、その他のものを利用することができるのは勿論であ
る。また、本発明の人体検知センサー83は、人体は感
知して作動するが、人体以外の物体は感知せず作動しな
いものが好適である。
態では、扉に埋めこんでいるが、その取り付け方法や取
り付け位置は適宜選定できる。扉に面付けしてもよい
し、取付座8や錠ケース11などにも取り付けできる。
ただし、人体検知センサー83に人が対向または触れた
ときに、該人体検知センサー83が動作して、錠杆20
が後退あるいは後退を許容させて解錠できるような位置
に設ける必要がある。
は、タッチセンサー以外のセンサーの場合には、図17
に示すように、該人体検知センサー83の取付個所を中
心とする扇形状の角度(180度より小さい)の範囲を
検知できるものがよい。この程度の感知範囲であれば、
背の低い子供などが扉に近づいた場合でも、人体検知セ
ンサー83が動作して錠杆20を後退あるいは後退を許
容させることができ、人間の背の高低如何にかかわらず
確実に人体の存在を検出することができる。
す如く、制御器85を介して係止解除手段40である電
動操作機構43に電気的に接続されている。なお、制御
器85には検知回路86、電源回路87、駆動制御回路
88などが設けてある。
する。図19の如く閉扉係止状態において、開扉したい
人が、操作部材6である把手7に手を近づけるか又は触
れると、人体検知センサー83が動作し、制御器85を
介して、係止解除手段40である電動操作機構43のソ
レノイド44のプランジャー45が、図20のように突
出方向に突出する。このプランジャー45の突出により
テコ46の下端が枢軸48を支点として反時計方向に回
動して錠杆20を後退させ係止解除状態となる(図20
参照)。そこで、扉に取り付けた把手7を押し又は引く
ことにより扉が開けられる。
43によらず手動操作機構12によって、錠杆20を後
退し解錠することができる。すなわち、図19で、キー
またはサムターン等によって、ハブ13を図面上時計方
向に回動すると、図21の如く、同ハブ13の係合部1
3aが錠杆20の係合部20bを後退して該錠杆20を
後退させ係止解除状態となる。
ッチボルトの場合を想定して説明したが、デッドボルト
の場合でもよい。
〜図25に基づいて以下に説明する。この実施の形態の
扉係止装置の係止解除装置は、扉係止装置10のうち係
止解除手段40をなす電動操作機構43と錠杆20の形
状が、前記実施の形態4のものと異なり、操作部材6や
検知センサー80等のその他の構成は実施の形態4のも
のと同一とするものである。従って、図16〜図18及
び図22に相当する図面は省略している。
の形態4のソレノイド44の代わりにモータ71を設け
るとともに、モータ71の回転軸72に円筒ウォーム7
3を取り付け、この円筒ウォーム73に噛合するウォー
ムホイール74を設けている。一方、ウォームホイール
74と対向する錠杆20にはラック状の歯20cを形成
している。なお、図23〜図25で75はウォームホイ
ール74の回り止めである。なお、前記伝動機構として
ウォームギアでなく平歯歯車やかさ歯車などを用いるこ
とができる。
4の作用と比べて、電動操作機構43部分の作動が異な
るだけで、その他の作動は実施形態4の場合と同様であ
る。
いて、開扉したい人が、操作部材6である把手7に手を
近づけるか又は触れると、人体検知センサー83が動作
し、制御器85を介して、電動操作機構43のモータ7
1が駆動される。このモータ71の駆動により減速機構
である円筒ウォーム73及びウォームホイール74が作
動されて、図24の如く錠杆20が後退されて係止解除
状態となる。この状態で扉1を押し又は引くと扉1は開
放される。このとき、ウォームホイール74は回り止め
75によりそれ以上は回動されないようにしてある。
動操作機構43によらず手動操作機構12によって、錠
杆20を後退した係止解除状態を示している。すなわ
ち、図23で、扉内外からハブ13を図面上時計方向に
回動すると、図25に示すように、ハブ13の係合部1
3aが錠杆20の係合部20bを後退させ係止解除状態
とする(図25参照)。
記実施の形態4と同様に、ラッチボルトの場合を想定し
て説明したが、デッドボルトの場合でもよいのは勿論で
ある。
操作部材も提供するものであり、その特徴は操作部材6
自体または操作部材6の付属部に検知センサー80を設
けたものである。
〜図6、図13〜図18に示されているように把手7が
挙げられる。しかも、この把手7は固定式の把手、プッ
シュプル式把手、サムピース式把手など任意であり、そ
れらの形状も問わない。また、操作部材6は、上記把手
7に限らず、図26に示すようにシリンダー錠のシリン
ダー90の適所に検知センサー80を設けたシリンダー
90や、図27に示すようにサムターン91の適所に検
知センサー80を設けたサムターン91や、図示しない
がノブ(握玉)などでもよい。
・外両側に2本設けているが、片側だけもよい。逆に、
図13及び図15では、把手7を1本設けているが、前
記の如く2本設けることもできる。
サー80は把手7の上部の取付座8に設けているが、下
部の取付座8に設けることもできる。また、検知センサ
ー80としての人体検知センサー83は、前記実施の形
態1、3、4で示す把手7に設けることもできる。
に、扉係止装置10としては、実施形態4や実施形態5
のものをセットすることもできる。また、実施形態4又
は実施形態5の扉係止装置10に、実施形態3の圧力セ
ンサー82を有する操作部材6をセットとすることもで
きる。その他検知センサー80と扉係止装置10の組み
合わせは任意である。
ものに限定されないし、その取付対象物や取付位置も適
宜設計変更できる。
部材又はその付属部には扉係止装置の係止状態における
錠杆を係止解除手段を介して係止解除するように作動さ
せる検知センサーを設けているから、従来の錠杆係止解
除方法に比べて、人間の力によらずに、人間が操作部材
や扉に近づくだけで、或いは前記操作部材や扉に触れる
だけで、検知センサーが作動することにより、扉係止装
置の係止状態における錠杆が係止解除手段を介して係止
解除されるため、身体障害者や老人や子供にとっても使
い易い扉係止装置の係止解除装置が提供できる。
ッシュプルハンドル等の操作部材では、人間の力で錠杆
の係止を解除するために、操作部材の内部構造が複雑で
多数の構成部材を必要とし、かつ構成部材の組付け作業
が面倒であるなどの難点があったが、請求項1の発明に
よれば、このような難点が解消できる。
自体またはその付属部に検知センサーを設けているか
ら、このような構成の操作部材によって、錠本体とレバ
ーハンドルやノブ等の操作部材とのセット違いを実現す
ることができるとともに、需要者はレバーハンドル等の
操作部材に検知センサーを付けることで自己の好みのデ
ザインを選択することができる。
の場合を示す縦断面図である。
水平断面図である。
断面図である。
となった状態を示す縦断面図である。
示した説明図である。
態の場合を示す縦断面図である。
縦断面図である。
能となった状態を示す縦断面図である。
ある。
る。
る。
である。
面図である。
なった状態を示す縦断面図である。
態の場合を示す縦断面図である。
面図である。
なった状態を示す縦断面図である。
の正面図である。
の正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 錠杆を有しかつ扉に取り付けられる扉係
止装置と、扉係止装置の錠杆を係止解除状態にする係止
解除手段と、扉開閉時に係止解除手段が作動するように
操作される操作部材とを少なくとも備えるとともに、扉
または前記操作部材又はその付属部には扉係止装置の係
止状態における錠杆を少なくとも係止解除させる前記係
止解除手段を介して係止解除するように作動させる検知
センサーを設けてなることを特徴とする扉係止装置の係
止解除装置。 - 【請求項2】 操作部材自体または操作部材の付属部に
検知センサーを設けたことを特徴とする扉係止装置の係
止解除装置用の操作部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001352430A JP2003148015A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 扉係止装置の係止解除装置およびそれに用いる操作部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001352430A JP2003148015A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 扉係止装置の係止解除装置およびそれに用いる操作部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003148015A true JP2003148015A (ja) | 2003-05-21 |
Family
ID=19164606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001352430A Pending JP2003148015A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 扉係止装置の係止解除装置およびそれに用いる操作部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003148015A (ja) |
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