JP7194569B2 - トンネル消火栓装置 - Google Patents
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Description
本発明は、筐体前面の扉開口に前傾扉が開閉自在に設けられたトンネル消火栓装であって、
前傾扉に設けられ、当該前傾扉を閉鎖位置に保持すると共に、扉ハンドルの操作により前傾扉の閉鎖保持を解除する扉ラッチ機構と、
前傾扉の外部に設けられ、扉ラッチ機構を押圧により作動させて前傾扉の閉鎖保持を解除すると共に、閉鎖状態の前傾扉の開放動作の開始を当該押圧の継続により補助する扉開放アシスト機構と、
扉ハンドルの操作を検出するセンサーと、
センサーにより扉ハンドルの操作を検出した場合に、扉開放アシスト機構を動作して前傾扉を開放動作させる制御部と、
を備えたことを特徴とする。
扉ラッチ機構は、
筐体側のラッチ穴に係合する閉鎖位置とラッチ穴から離脱した閉鎖解除位置との間でスライド移動自在に設けられたラッチ部材と、
扉ハンドルの開操作により回動し、ラッチ部材を閉鎖位置から閉鎖解除位置にスライド移動させて前傾扉の閉鎖保持を解除させるリンクアームと、
を備え、
扉開放アシスト機構は、
扉ラッチ機構のリンクアームから延在された押圧レバーと、
押圧レバーを押圧してリンクアームを回動させるリニアアクチュエータと、
を備え、
制御部は、センサーによる扉ハンドルの操作を検出した場合に、リニアアクチュエータにより押圧レバーを押し込んでリンクアームを回動させることにより、ラッチ部材を閉鎖位置から閉鎖解除位置にスライド移動させて前傾扉の閉鎖保持を解除させる。
扉ラッチ機構は、
扉ハンドルの開操作により回動し、先端のラッチ爪を筐体側のラッチ穴に係合する閉鎖位置から閉鎖解除位置に回転移動させて前傾扉の閉鎖保持を解除させるラッチアームを備え、
扉開放アシスト機構は、
扉ラッチ機構のラッチアームから延在された押圧レバーと、
押圧レバーを押圧してラッチアームを回動させるリニアアクチュエータと、
を備え、
制御部は、センサーによる扉ハンドルのタッチ操作を検出した場合に、リニアアクチュエータにより押圧レバーを押し込んでラッチアームを回動させることにより、ラッチ爪を閉鎖位置から閉鎖解除位置に回動させて前傾扉の閉鎖保持を解除させる。
リニアアクチュエータは、前傾扉の閉鎖状態で押圧レバーから離れた位置に配置されている。
センサーとして、扉ハンドルに対する人の操作力に応じた検出値を出力する接触センサーが扉ハンドルに設けられ、
制御部は、接触センサーからの検出値が所定値以上の場合に、扉ハンドルの操作を判定して扉開放アシスト機構を動作させる。
センサーとして、扉ハンドルに対する人の接触を検出する複数の接触センサーが設けられ、
制御部は、複数の接触センサーから検知出力が得られた場合に、扉ハンドルの操作を判定して扉開放アシスト機構を動作させる。
制御部は、前傾扉の開放を検知した場合に、扉開放アシスト機構を動作前の初期位置に復帰させる。
制御部は、点検が指示された場合に、扉ラッチ機構による前傾扉の閉鎖保持が解除されない所定範囲で扉開放アシスト機構を動作させる点検動作を行って、扉ラッチ機構が正常に動作するか否か判定する。
扉ラッチ機構は、扉ハンドルの操作に連動する部位の回転を検出して検出値を出力する回転センサーを備え、
制御部は、扉開放アシスト機構による点検動作を行ったときの回転センサーからの検出値から、扉ラッチ機構が正常に動作するか否か判定する。
制御部は、扉開放アシスト機構による点検動作に先立ち又は点検動作後に、扉開放アシスト機構により扉ラッチ機構を反復動作させる。
本発明は、筐体前面の扉開口に前傾扉が開閉自在に設けられたトンネル消火栓装置であって、前傾扉に設けられ、当該前傾扉を閉鎖位置に保持すると共に、扉ハンドルの操作により前傾扉の閉鎖保持を解除する扉ラッチ機構と、前傾扉の外部に設けられ、扉ラッチ機構を押圧により作動させて前傾扉の閉鎖保持を解除すると共に、閉鎖状態の前傾扉の開放動作の開始を当該押圧の継続により補助する扉開放アシスト機構と、扉ハンドルの操作を検出するセンサーと、センサーにより扉ハンドルのタッチ操作を検出した場合に、扉開放アシスト機構を動作して前傾扉を開放動作させる制御部とを備えたため、道路利用者が前傾扉を開くために扉ハンドルに手をかけると、これがセンサーにより検出され、扉開放アシスト機構が動作して扉ラッチ機構による前傾扉の閉鎖保持が解除されると共に前傾扉が内側から押されることで開放され、人為的な扉ハンドルを引く操作を必要とすることなく前傾扉を自動的に開放させることができ、トンネルの供用期間が経過して、ラッチ機構の可動部に粉塵や湿気が進入して付着し、これにより錆等が発生して固着していたとしても、確実に前傾扉を開放させて消火栓装置を使用することができる。
また、扉ラッチ機構は、筐体側のラッチ穴に係合する閉鎖位置とラッチ穴から離脱した閉鎖解除位置との間でスライド移動自在に設けられたラッチ部材と、扉ハンドルの開操作により回動し、ラッチ部材を閉鎖位置から閉鎖解除位置にスライド移動させて前傾扉の閉鎖保持を解除させるリンクアームと、を備え、扉開放アシスト機構は、扉ラッチ機構のリンクアームから延在された押圧レバーと、押圧レバーを押圧してリンクアームを回動させるリニアアクチュエータとを備え、制御部は、センサーによる扉ハンドルの操作を検出した場合に、リニアアクチュエータにより押圧レバーを押し込んでリンクアームを回動させることにより、ラッチ部材を閉鎖位置から閉鎖解除位置にスライド移動させて前傾扉の閉鎖保持を解除させるため、扉ラッチ機構は、ラッチ部材がスライドしリンクアームが軸により回転することで可動部を少なくしており、粉塵や湿気が進入して付着した場合の錆等の発生による可動部の固着が起きにくくなっている。また、扉開放アシスト機構を設けていても、扉ラッチ機構のハンドル操作による前傾扉の手動開放が可能であり、扉開放アシスト機構が故障に対しフェイルセーフが確保できる。
また、扉ラッチ機構は、扉ハンドルの開操作により回動し、先端のラッチ爪を筐体側のラッチ穴に係合する閉鎖位置から閉鎖解除位置に回転移動させて前傾扉の閉鎖保持を解除させるラッチアームを備え、扉開放アシスト機構は、扉ラッチ機構のラッチアームから延在された押圧レバーと、押圧レバーを押圧してラッチアームを回動させるリニアアクチュエータとを備え、制御部は、センサーによる扉ハンドルの操作を検出した場合に、リニアアクチュエータにより押圧レバーを押し込んでラッチアームを回動させることにより、ラッチ爪を閉鎖位置から閉鎖解除位置に回動させて前傾扉の閉鎖保持を解除させるため、扉ラッチ機構の可動部は、ラッチアームを軸により回転自在に設けられているだけで可動部が更に少なくなり、粉塵や湿気が進入して付着した場合の錆等の発生による可動部の固着が起きにくくなっている。また、扉開放アシスト機構を設けていても、扉ラッチ機構のハンドル操作による前傾扉の手動開放が可能であり、扉開放アシスト機構が故障に対しフェイルセーフが確保できる。
また、リニアアクチュエータは、前傾扉の閉鎖状態で押圧レバーから離れた位置に配置されているため、扉開放アシスト機構は前傾扉の閉鎖状態では、扉ラッチ機構から機械的に切り離されており、扉開放アシスト機構が故障しても、道路利用者はこれに影響されることなく扉ハンドルを従来と同様に操作して前傾扉を開放することができ、フェイルセーフが確保できる。
また、センサーとして、扉ハンドルに対する人の接触力に応じた検出値を出力する接触センサーが設けられ、制御部は、接触センサーからの検出値が所定値以上の場合に、扉ハンドルの操作を判定して扉開放アシスト機構を動作させるため、道路利用者による扉ハンドルの開操作を確実に検出して、扉開放アシスト機構の動作により前傾扉を開放させることができる。また、点検等の際に、扉ハンドルに手が触れても、扉ハンドルを引く力を加えない限り、扉開放アシスト機構により誤って前傾扉を開いてしまうことがない。
また、センサーとして、扉ハンドルに対する人の接触を検出する複数の接触センサーが設けられ、制御部は、少なくとも2つの接触センサーから検知出力が得られた場合に、扉ハンドルの操作を判定して扉開放アシスト機構を動作させるため、道路利用者が扉ハンドルに手を入れて手前に引こうとする開操作を、少なくとも2つの接触センサーにより確実に検出して扉開放アシスト機構の動作により前傾扉を開放させることができる。また、点検等の際に、扉ハンドルに手が触れても、扉を開くように扉ハンドルに手をかけない限り、扉開放アシスト機構により誤って前傾扉を開いてしまうことがない。
また、制御部は、前傾扉の開放を検知した場合に、扉開放アシスト機構を動作前の初期位置に復帰させるため、扉開放アシスト機構は、扉ラッチ機構を動作させて前傾扉を開放させると、開放された扉開口の中に、例えば、リニアアクチュエータの駆動部を前方に突出させた動作状態となるが、前傾扉が開放した後に初期位置に復帰させることで、ノズル付きホースの引き出しによる消火作業の妨げにならないようになる。
また、制御部は、点検が指示された場合に、扉ラッチ機構による前傾扉の閉鎖保持が解除されない所定範囲で扉開放アシスト機構を動作させる点検動作を行って、扉ラッチ機構が正常に動作するか否か判定するため、消火栓装置の定期点検などで、例えば、防災受信盤からの指示で扉開放アシスト機構を扉ラッチ機構による前傾扉の閉鎖保持が完全に解除されない程度に動作させて、正常に動作するか否かの自動点検が可能となり、錆の発生等による扉ラッチ機構の固着等の状態を点検により知って適切に対応できる。
また、扉ラッチ機構は、扉ハンドルの操作に連動する部位の回転を検出して検出値を出力する回転センサーを備え、制御部は、扉開放アシスト機構による点検動作を行ったときの回転センサーからの検出値から、扉ラッチ機構が正常に動作するか否か判定するため、扉開放アシスト機構の点検動作による押圧レバーの動きを回転センサーで検出することにより、回転が検出されれば正常と判定し、回転が検出されなければ可動部の固着等による異常と判定して必要な対応をとることができる。
また、制御部は、扉開放アシスト機構による点検動作に先立ち又は点検動作後に、扉開放アシスト機構により扉ラッチ機構を反復動作させるため、扉ラッチ機構の可動部に錆などが発生して動き難くなっていても、点検動作に加え、扉ラッチ機構を閉鎖位置と閉鎖解除位置との間で往復動作させることで、可動部の動きを回復させ、次の点検までの間、扉ハンドルの操作により前傾扉の開放が確実にできることが保証可能となる。
図1は消火栓装置の正面図、図2は消火栓装置の前傾扉を開いた状態における平面図、図3は消火栓装置の前傾扉を開いた状態における側面図である。
図4は前傾扉の扉ラッチ機構と扉開放アシスト機構の実施形態を示した説明図である。
図4に示すように、前傾扉14の扉ラッチ機構は、扉ハンドル16、軸45、リンクアーム48、ラッチ爪52を備えたラッチ部材50、固定プレート53に形成されたラッチ穴54で構成される。
扉ラッチ機構に対しては扉開放アシスト機構が設けられる。扉開放アシスト機構は、ネジシャフト58を進退させる直動モータ56を備えたリニアアクチュエータ55、ネジシャフト58の先端に設けられたプランジャー60,リンクアーム48から延在されて下向きに配置された押圧レバー62、回転センサー64及び接触センサ―72で構成される。
図6は扉開放アシスト機構による扉ラッチ機構の閉鎖保持の解除動作を示した説明図、図7は扉開放アシスト機構の押し出しによる前傾扉の開放を示した説明図である。
扉開放アシスト機構が故障して動作しない場合には、図4に示した前傾扉14の閉鎖保持状態で扉ハンドル16の下に手をいれて手前に引く操作を行うと、軸45を中心にリンクアーム48が時計回りに回転してラッチ部材50を引き下げ、ラッチ爪52がラッチ穴54から抜け出すことで前傾扉14の閉鎖保持が解除され、閉鎖保持が解除された前傾扉14は扉下側を軸として回動し、図3に示したように前傾扉14を開放させることができる。
図8は扉開放アシスト機構に設けられた制御系統を示したブロック図である。図8に示すように、消火栓装置に設けられた扉ラッチ機構をアシストする扉開放アシスト機構には制御部74が設けられる。制御部74は、コンピュータ回路を用いた制御回路部と有線通信を行う通信部を備える。通信部による通信は無線通信としても良い。
図10は前傾扉の扉ラッチ機構と扉開放アシスト機構の他の実施形態を示した説明図、図11は図10の扉開放アシスト機構による扉ラッチ機構の閉鎖保持の解除動作を示した説明図である。
図10に示すように、本実施形態の扉ラッチ機構は、扉ハンドル16、軸45、ラッチ爪78を備えたラッチアーム76、固定プレート53に形成されたラッチ穴80で構成される。
扉ラッチ機構に対しては扉開放アシスト機構が設けられる。本実施形態の扉開放アシスト機構は、ネジシャフト58を進退させる直動モータ56を備えたリニアアクチュエータ55、ネジシャフト58の先端に設けられたプランジャー60,ラッチアーム76から延在されて下向きに配置された押圧レバー82、回転センサー64及び接触センサー72で構成される。
図8に示した制御部74は接触センサー72の検出出力により扉ハンドル16の操作を判別すると、図11に示すように、リニアアクチュエータ55によりプランジャー60を前進させ、押圧レバー82の押し込みによりラッチレバー76を時計回りに回転し、ラッチ爪78をラッチ穴80から抜いて前傾扉14の閉鎖保持を解除する。
制御部74は、防災受信盤からの点検指示信号を受信すると、リニアアクチュエータ55により扉ラッチ機構を前傾扉14の閉鎖保持が解除されない所定範囲で開放駆動させる点検動作を行う。
(点検動作の検出)
上記の実施形態は、扉開放アシスト機構により点検動作された扉ラッチ機構の動きを、押圧レバー62,82の回転を検出する回転センサー64で行っているが、ラッチ爪52,78が係合するラッチ穴54,80の開口部に歪センサー等の応力センサーを設け、扉開放アシスト機構の点検動作による扉ラッチ機構の動きで、例えばラッチ穴54に係合しているラッチ爪52により加わる応力を応力センサーで検出するようにし、応力検出値が低下すれば点検正常と判定し、応力検出値が変化しなければ点検異常と判定して必要な対応をとるようにしても良い。
また、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
11:扉開口
12:装置本体
14:前傾扉
15:保守扉
16:扉ハンドル
16a:ハンドルカバー
16b:ハンドルケース
18:通報装置扉
20:押釦通報装置
22:赤色表示灯
24:応答ランプ
25:ヒンジ
26:消火器扉
28:消火器
30:消火配管接続口
32:給水弁
36:消火栓弁開閉レバー
38:ホース
40:消火栓ノズル
42:ノズルホルダー
44:扉開閉センサー
45:軸
46:リンク穴
48:リンクアーム
50:ラッチ部材
52,78:ラッチ爪
53:固定プレート
54,80:ラッチ穴
55:リニアアクチュエータ
56:直動モータ
58:ネジシャフト
60:プランジャー
62,82:押圧レバー
64:回転センサー
70:ゴムブッシュ
72:接触センサー
74:制御部
76:ラッチアーム
Claims (10)
- 筐体前面の扉開口に前傾扉が開閉自在に設けられたトンネル消火栓装置であって、
前記前傾扉に設けられ、当該前傾扉を閉鎖位置に保持すると共に、扉ハンドルの操作により前記前傾扉の閉鎖保持を解除する扉ラッチ機構と、
前記前傾扉の外部に設けられ、前記扉ラッチ機構を押圧により作動させて前記前傾扉の閉鎖保持を解除すると共に、閉鎖状態の前記前傾扉の開放動作の開始を当該押圧の継続により補助する扉開放アシスト機構と、
前記扉ハンドルの操作を検出するセンサーと、
前記センサーにより前記扉ハンドルの操作を検出した場合に、前記扉開放アシスト機構を動作して前記前傾扉を開放動作させる制御部と、
を備えたことを特徴とするトンネル消火栓装置。
- 請求項1記載のトンネル消火栓装置に於いて、
前記扉ラッチ機構は、
筐体側のラッチ穴に係合する閉鎖位置と前記ラッチ穴から離脱した閉鎖解除位置との間でスライド移動自在に設けられたラッチ部材と、
前記扉ハンドルの開操作により回動し、前記ラッチ部材を前記閉鎖位置から閉鎖解除位置にスライド移動させて前記前傾扉の閉鎖保持を解除させるリンクアームと、
を備え、
前記扉開放アシスト機構は、
前記扉ラッチ機構の前記リンクアームから延在された押圧レバーと、
前記押圧レバーを押圧して前記リンクアームを回動させるリニアアクチュエータと、
を備え、
前記制御部は、前記センサーによる前記扉ハンドルの操作を検出した場合に、前記リニアアクチュエータにより前記押圧レバーを押し込んで前記リンクアームを回動させることにより、前記ラッチ部材を前記閉鎖位置から閉鎖解除位置にスライド移動させて前記前傾扉の閉鎖保持を解除させることを特徴とするトンネル消火栓装置。
- 請求項1記載のトンネル消火栓装置に於いて、
前記扉ラッチ機構は、
前記扉ハンドルの開操作により回動し、先端のラッチ爪を筐体側のラッチ穴に係合する閉鎖位置から閉鎖解除位置に回転移動させて前記前傾扉の閉鎖保持を解除させるラッチアームを備え、
前記扉開放アシスト機構は、
前記扉ラッチ機構の前記ラッチアームから延在された押圧レバーと、
前記押圧レバーを押圧して前記ラッチアームを回動させるリニアアクチュエータと、
を備え、
前記制御部は、前記センサーによる前記扉ハンドルの操作を検出した場合に、前記リニアアクチュエータにより前記押圧レバーを押し込んで前記ラッチアームを回動させることにより、前記ラッチ爪を前記閉鎖位置から閉鎖解除位置に回動させて前記前傾扉の閉鎖保持を解除させることを特徴とするトンネル消火栓装置。
- 請求項2又は3記載のトンネル消火栓装置に於いて、
前記リニアアクチュエータは、前記前傾扉の閉鎖状態で前記押圧レバーから離れた位置に配置されていることを特徴とするトンネル消火栓装置。
- 請求項1記載のトンネル消火栓装置に於いて、
前記センサーとして、前記扉ハンドルに対する人の操作力に応じた検出値を出力する接触センサーが前記扉ハンドルに設けられ、
前記制御部は、前記接触センサーからの前記検出値が所定値以上の場合に、前記扉ハンドルの操作を判定して前記扉開放アシスト機構を動作させることを特徴とするトンネル消火栓装置。
- 請求項1記載のトンネル消火栓装置に於いて、
前記センサーとして、前記扉ハンドルに対する人の接触を検出する複数の接触センサーが設けられ、
前記制御部は、前記複数の接触センサーから検知出力が得られた場合に、前記扉ハンドルの操作を判定して前記扉開放アシスト機構を動作させることを特徴とするトンネル消火栓装置。
- 請求項1記載のトンネル消火栓装置に於いて、
前記制御部は、前記前傾扉の開放を検知した場合に、前記扉開放アシスト機構を動作前の初期位置に復帰させることを特徴とするトンネル消火栓装置。
- 筐体前面の扉開口に前傾扉が開閉自在に設けられたトンネル消火栓装置であって、
前記前傾扉を閉鎖位置に保持すると共に前記扉ハンドルの操作により前記前傾扉の閉鎖保持を解除して開放させる扉ラッチ機構と、
前記扉ラッチ機構による前記前傾扉の閉鎖保持を解除すると共に前記前傾扉を押して開放させる扉開放アシスト機構と、
前記扉ハンドルの操作を検出するセンサーと、
前記センサーにより前記扉ハンドルの操作を検出した場合に、前記扉開放アシスト機構を動作して前記前傾扉を開放させる制御部と、
を備え、
前記制御部は、点検が指示された場合に、前記扉ラッチ機構による前傾扉の閉鎖保持を解除しない所定範囲で前記扉開放アシスト機構を動作させる点検動作を行って、前記扉ラッチ機構が正常に動作するか否か判定することを特徴とするトンネル消火栓装置。
- 請求項8記載のトンネル消火栓装置に於いて、
前記扉ラッチ機構は、前記扉ハンドルの操作に連動する部位の回転を検出して検出値を出力する回転センサーを備え、
前記制御部は、前記扉開放アシスト機構による点検動作を行ったときの前記回転センサーからの前記検出値の変化から、前記扉ラッチ機構が正常に動作するか否か判定することを特徴とするトンネル消火栓装置。
- 請求項8記載のトンネル消火栓装置に於いて、
前記制御部は、前記扉開放アシスト機構による点検動作に先立ち又は点検動作後に、前記扉開放アシスト機構により前記扉ラッチ機構を反復動作させることを特徴とするトンネル消火栓装置。
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