JPH0978915A - 錠装置 - Google Patents

錠装置

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JPH0978915A
JPH0978915A JP23714595A JP23714595A JPH0978915A JP H0978915 A JPH0978915 A JP H0978915A JP 23714595 A JP23714595 A JP 23714595A JP 23714595 A JP23714595 A JP 23714595A JP H0978915 A JPH0978915 A JP H0978915A
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勇一 ▲吉▼澤
Yuichi Yoshizawa
Mitsuru Yamabe
充 山邉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気錠の非常解錠機構は、ソレノイドに無理
な力を加える問題と、非常解錠操作が重たくなる問題
と、取り付け作業に時間を要する問題があった。 【解決手段】 錠装置のケースにソレノイド25,シリ
ンダ錠45を設け、ケース内に、ソレノイド25により
回動する駆動レバー28,駆動レバー28の駆動突起3
1に圧接する施錠レバー32,施錠レバー32に係脱す
る係合段部40と扉Dの裏面の係合ロッドRに係脱する
係合切欠39を有するラッチ37を設け、シリンダ錠4
5のロータ45aに、カム溝51を有するカム50を固
着し、ケースの摺動壁52を移動可能なスライダ53
に、カム溝51に係合する突起54と、施錠レバー32
と係合段部40との係合を解除する駆動突起56を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的に施錠,解
錠されるロッカの錠装置に、機械的な非常解錠機構を一
体的に設けた錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、電気的に施錠,解錠されるロ
ッカ用錠装置の一例を示す斜視図であり、ロッカ本体A
の前面に開口する複数の収容室Bの一側に扉Dの一端が
枢着され、扉Dの前面の他端に設けられた把手Eによっ
て開閉される。扉Dの他端の裏面に、U字形状の係合ロ
ッドRの両端部が固着され、ロッカ本体Aには、ロッカ
本体A内に回動可能に設けられ、扉Dを閉めたときに係
合ロッドRに押されて回動し、係合ロッドRと係合状態
になるラッチと、係合状態のラッチを係止及び係止解除
するソレノイドを備えた電気錠(図示しない)が内設さ
れる(実開平2−40875号などの公報参照)。
【0003】電気錠を解錠するには、ロッカ本体Aの前
面に設けられた操作部Fのテンキースイッチによって暗
証番号を入力すると、ソレノイドのプランジャがラッチ
の係止を解除する方向に作動し、ラッチが係合ロッドR
との係合を解除する方向に回動可能になる。この解錠状
態で扉Dを開くと、開扉方向に移動する係合ロッドRが
ラッチから離脱する。
【0004】また、ロッカ本体Aが停電や電気系統の故
障のため電気錠を解錠できない事態が生じた場合には、
管理者の所有する親キーにより機械的に非常解錠する。
非常解錠操作は、ロッカ本体Aの前面に設けられたシリ
ンダ錠Cに親キー挿入して解錠角度に回動操作すると、
シリンダ錠Cのロータの後端部に固着されたタングが回
動してソレノイドのプランジャを押動し、プランジャの
移動によりラッチの係止が解除され、非常解錠される。
【0005】図12は、上記公開公報とは形式の異なる
非常解錠機構付の電気錠の要部斜視図である。電気錠の
ケースGの前面(扉側の面)に、閉扉されたときに係合
ロッドRが挿入される凹部Hが設けられ、ケースGの内
部に回動可能に枢着されたラッチJには、外周面に開口
する係合切欠Kが設けられる。ラッチJが解錠角度にあ
るときには、係合切欠Kの開口が凹部Hに一致してい
る。
【0006】この解錠状態で閉扉されると、係合ロッド
Rが凹部Hを経由して係合切欠Kの奥深く挿入されると
共に、係合ロッドRに押されたラッチJが図12に示す
位置に回動し、係合ロッドRを係合する。係合ロッドR
を係合したラッチJは、ソレノイドSの作動により係止
され或いは係止解除される。
【0007】図12に示す非常解錠機構は、1個のシリ
ンダ錠Cの操作により上下方向に配列されたロッカ収容
室の扉Dを一斉に非常解錠する形式のもので、シリンダ
錠Cのロータの後端に連結された連結軸LにタングTが
固着される。タングTの回動によって上下動する昇降板
Mには、上下に配列された各電気錠のケースGに対応す
る位置に切欠凹部Nが設けられ、ケースG内に一端を枢
着された駆動レバーPの中間部が、ソレノイドSのプラ
ンジャに枢着され、他端部が切欠凹部Nに係入してい
る。
【0008】従って、管理人の所有する親キーをシリン
ダ錠Cの鍵孔に挿入して解錠方向に回動操作すると、タ
ングTが図12において反時計方向に回動し、昇降板M
が下降する。昇降板Mの下降により、切欠凹部Nに係合
している駆動レバーPが回動し、ソレノイドSのプラン
ジャを押動し、プランジャがラッチJの係止を解除する
方向に移動し、上下に配列された電気錠が一斉に非常解
錠される。
【0009】図13に示す非常解錠機構は、各電気錠に
それぞれシリンダ錠Cが設けられる形式のもので、シリ
ンダ錠Cの鍵孔に挿入した親キーを解錠方向に回動操作
すると、ロータの後端に連結されたプッシャQが、錠ケ
ースG内に一端を枢着され他端がケースGより突出する
レバーVを上方に押動し、レバーVが駆動レバーPを押
動して電気錠が非常解錠される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた3種類の非
常解錠機構付きの電気錠では、シリンダ錠に挿入した親
キーの回動力を利用して、ソレノイドSのプランジャを
機械的に作動するものであり、下記に示すような課題が
あった。 (1) ソレノイドSのプランジャを、ラッチJを係止する
施錠位置と係止解除する解錠位置に保持する必要があ
り、一般には双極安定性のラッチングソレノイドが使用
されているが、非常解錠時には施錠位置に安定している
プランジャを強引に解錠位置に押動するので、ソレノイ
ドSに無理な力が加わる。
【0011】(2) 親キーを回動する力は、複数の部品を
経由してプランジャに伝達され、施錠位置に安定してい
るプランジャを駆動する力に変換されるので、親キーの
回動操作が重たい欠点がある。 (3) 非常解錠機構付きの電気錠は、電気錠と非常解錠機
構とを別個に製作していたので、ロッカ本体に組み付け
る作業にかなりの時間と工数が必要となる問題があった
が、電気錠と非常解錠機構とをコンパクトに一体化した
ロッカの錠装置が無かった。 本発明はかかる課題を解決することを目的としたもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、錠装置のケース内に回動可能に設けら
れ、施錠角度及び解錠角度において扉の裏面に設けられ
た係合ロッドを係止及び係止解除するラッチと、上記錠
ケース内に回動可能に設けられ、施錠角度にあるラッチ
に係合する方向に付勢される施錠レバーと、制御部から
の施錠及び解錠信号により作動するソレノイドと、上記
錠ケース内に枢着され、上記ソレノイドの解錠方向の作
動により上記施錠レバーを付勢反対方向に押動する駆動
レバーとを有する錠装置において、錠ケースの前面に設
けられたシリンダ錠と、該シリンダ錠のロータに固着さ
れ外周面にカム溝を有するカムと、上記錠ケースに設け
られた摺動壁に沿って移動可能に設けられ、上記カム溝
に係入する突起と上記施錠レバーに接離可能な駆動突起
とを有し、上記カムがシリンダ錠の解錠方向に回動した
ときに、上記駆動突起が施錠レバーを付勢反対方向に押
動するスライダにより構成される非常解錠機構を設けた
ことを特徴とするものである。上記錠ケースに、上記駆
動突起が施錠レバーを付勢反対方向に押動することを検
知する解錠確認用センサと、上記ラッチが施錠角度に回
動したことを検知する施錠確認用センサとを設けること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の具体例につ
いて図面を参照して説明すると、図1はロッカ扉を施解
錠する錠装置の分解斜視図、図2は錠装置の斜視図、図
3は施錠状態にある錠装置の側面図、図10は本発明の
ロッカの錠装置が取り付けられる宅配ロッカA1 の正面
図である。宅配ロッカA1 は、図10に示すように、は
複数段,複数列(図10では単列のみを示す)に配列さ
れた各物品格納庫の表面に、ロッカ扉Dの一端(左端)
が枢着され、ロッカ扉Dの他端には、表面に把手Eが取
り付けられ、裏面にU字形状の係合ロッドRの両端が固
着され、宅配ロッカA1 のロッカ本体には係合ロッドR
に係脱するロッカの錠装置(図示しない)が設けられ
る。
【0014】宅配ロッカA1 には、タッチパネルにより
暗証番号を入力する操作部Fが設けられ、宅配ロッカA
1 の内部には、ロッカ扉Dの係合ロッドRを電気的に施
錠,解錠する錠装置を指令する制御部(図示しない)が
設けられる。ロッカの錠装置は、図1に示すように、金
属製の基板1と、合成樹脂材より型成形さる中央ケース
2と、金属製の支持板3とによりケースが構成される。
【0015】中央ケース2には、図1において裏面側に
基板1が当接する当接面4と、当接面4の上部及び下部
には裏面から突出する突起5が形成され、当接面4に当
接する基板1の上下端は突起5により位置決め支持され
る。当接面4には、後述する駆動レバー28,施錠レバ
ー32,ラッチ37を収容する収容凹部6が形成され
る。中央ケース2の側面に、ロッカ扉Dに設けられたU
字形状の係合ロッドRの挿入を妨げない凹部7が形成さ
れる(図1参照)。
【0016】中央ケース2の表面には、ねじ孔8,9,
10,11を有する突起部が形成され、中央ケース2の
右側に、収容凹部6を貫通する開口12が設けられる。
ねじ孔10,11は、収容凹部6の底壁に形成された円
形凹部10a,11aに接続する(図1参照)。中央ケ
ース2の表面には、開口12の近傍に解錠確認用のセン
サであるリミットスイッチ13が取付けられ、中央ケー
ス2の裏面には、施錠確認用のセンサであるリミットス
イッチ14(図7参照)が取付けられる。
【0017】基板1は、上端面から上方に突出する取付
け座15が延設され、取付け座15にねじ挿通用の孔1
6が設けられ、基板1の下端面から下方に突出する取付
け座17が延設され、取付け座17にねじ挿通用の孔1
8が設けられ、ねじ挿通用の孔16及び孔18に挿通さ
れるねじ(図示しない)により錠装置がロッカのケイシ
ング内に取りつけられる。基板1には、中央ケース2の
ねじ孔10,11に対応する位置に孔19,20が設け
られ、孔19の近傍には孔19と同心の円弧状孔21が
設けられ、中央ケース2の凹部7に対応する凹部22が
設けられる(図1参照)。
【0018】中央ケース2の収容凹部6に開口する円形
凹部10aに、筒状の支軸23の一端が係入し、支軸2
3の他端に形成された小径部23aが基板1の孔19に
嵌入し、孔19及び支軸23に挿入されたねじ57がね
じ孔10に螺合する。中央ケース2の収容凹部6に開口
する円形凹部11aに、筒状の支軸24の一端が係入
し、支軸24の他端に形成された小径部24aが基板1
の孔20に嵌入し、孔20及び支軸24に挿入されたね
じ58がねじ孔11に螺合する。
【0019】基板1の表面に固着されるラッチングソレ
ノイド25のプランジャ25aの先端にスリット26が
設けられ、スリット26を貫通するピン27が設けられ
る。スリット26に挿入される駆動レバー28は、支軸
24が挿入される孔29とピン27が挿入される長溝3
0と、外周面より上方に突出する駆動突起31が設けら
れる(図1参照)。
【0020】下端部が支軸24に枢着される施錠レバー
32は、左側面より起立する被駆動壁33と上端部より
屈曲して起立する被駆動突起34とを有し、被駆動壁3
3の上端に施錠段部35が形成される(図1参照)。支
軸24に巻回されるスプリング36の一端36aが駆動
レバー28に係止され、他端36bが施錠レバー32に
係止される(図7参照)。従って、施錠レバー32は、
支軸24を支点として図7において反時計方向に付勢さ
れる。
【0021】ラッチ37は、支軸23が挿入される孔3
8と、外周面に開口する係合切欠39と、外周面に形成
される係合段部40とを有する。ラッチ37の小孔42
に一端41aを係止されたスプリング41の他端41b
が基板1に設けられた小孔43に係止される(図1,図
7参照)。従って、ラッチ37は図7の施錠位置と図8
の解錠位置に付勢され、施錠位置では係合切欠39の開
口が凹部22に位置する角度に安定する。
【0022】支持板3は、図1において左端より直角に
屈曲するシリンダ錠固定壁44が設けられ、シリンダ錠
固定壁44の端部には更に直角に屈曲した補強壁44a
が設けられる。支持板3は、中央ケース2のねじ孔8,
9に螺合するねじ59によって中央ケース2の表面に固
着される。シリンダ錠固定壁44には、シリンダ錠45
と表示ランプ46を内蔵したシリンダ錠ケース47が、
ねじ48により固着される(図5参照)。
【0023】シリンダ錠45は、鍵孔49がシリンダ錠
ケース47の表面に露出し(図6参照)、シリンダ錠4
5のロータ45aには、円柱状の外周面に螺旋形状のカ
ム溝51が刻設されたカム50が取付けられる(図3参
照)。支持板3の上端から直角に屈曲する摺動壁52
に、スライダ53が移動可能に設けられる。
【0024】スライダ53は、カム溝51に係入する突
起54と、下面から斜めに突出する腕55が設けられ、
腕55の先端に駆動突起56が設けられる。従って、鍵
孔49に差し込んだキーK(図2参照)を回動すると、
スライダ53が摺動壁52に沿って移動し、駆動突起5
6が、開口12より突出する被駆動突起34に接離す
る。
【0025】以上のように構成されたロッカの錠装置
は、図2及び図3に示すように、電気的な施錠,解錠機
構と機械的な非常解錠機構がすべて一体的に組立てられ
るので、従来のように、ロッカに組付ける際に他の部品
の取付け作業や調整作業が全く不要である。従って、製
造及び一時保管の段階での管理が容易であるのみなら
ず、ロッカの錠装置全体がコンパクトであり、取付け座
15,17をロッカへねじ止めする簡単な作業で容易に
ロッカに取付けることができるので、組付け作業が極め
て短縮される。
【0026】次に、ロッカの錠装置の作用を、施錠状
態,電気的解錠及び施錠,非常解錠操作の順に、図3〜
図9に基づいて説明する。非常解錠操作を行わない通常
状態では、シリンダ錠45が施錠状態にあり、鍵孔49
が図4に示す施錠角度になっており、スライダ53が図
3において左側の移動端にあり、スライダ53の駆動突
起56が施錠レバー32の被駆動突起34から離隔して
いる。
【0027】宅配ロッカA1 は通常は施錠されており、
扉番号を指定すると解錠され、ロッカ扉Dを開くことが
できる。その後、宅配便の荷物を物品収容室に入れてロ
ッカ扉Dを閉めると、錠装置によりロッカ扉Dが施錠さ
れる。錠装置が施錠されているときには、ソレノイド2
5のプランジャ25aが没入側に移動しており、駆動レ
バー28は支軸24を支点として反時計方向に回動し、
施錠レバー32は、駆動レバー28の駆動突起31に当
接すると共に、施錠段部35がラッチ37の係合段部4
0に係合しているので、ラッチ37を施錠角度に拘束し
ている(図7参照)。
【0028】施錠確認用リミットスイッチ14の接点レ
バーはラッチ37に当接し、各ロッカを集中制御する制
御部(図示しない)には、施錠中であることが記憶さ
れ、表示ランプ46の点灯により外部に施錠中であるこ
とを表示している。ロッカ扉Dの係合ロッドRは、ラッ
チ37の係合切欠39に拘束され、開扉方向である左方
向に移動することができないので、ロッカ扉Dは開放不
能である。
【0029】宅配ロッカA1 の物品収容室に収容された
物品を取り出すために、利用者が錠装置を解錠するに
は、入力部Bのキースイッチにより所定の暗証番号を投
入し、投入した暗証番号と制御部に記憶された番号が一
致すると、制御部から発せられた解錠信号によりソレノ
イド25が作動し、プランジャ25aが突出方向に移動
し、駆動レバー28が支軸24を支点として時計方向に
回動する。駆動レバー28の回動により、駆動レバー2
8の駆動突起31が施錠レバー32の被駆動壁33を押
動し、施錠レバー32が時計方向に回動して施錠段部3
5とラッチ37の係合段部40との係合を解除する(図
8参照)。
【0030】係合を解除されたラッチ37は回動可能に
なり、人が手でロッカ扉Dを開放すると、スプリング4
1の付勢力により支軸23を支点として時計方向に回動
し、係合切欠39の開口が凹部22と一致する解錠角度
になるので、係合ロッドRが開扉方向(図8において左
方向)に移動可能となり、ロッカ扉Dを開くことができ
る。施錠確認用リミットスイッチ14は、解錠角度とな
ったラッチ37から離隔し、制御部に解錠状態であるこ
とを伝える。
【0031】扉を開いた後に閉扉すると、係合ロッドR
が右方向に移動して係合切欠39を押すので、ラッチ3
7が支軸23を支点として時計方向に回動し、ラッチ3
7に押された施錠確認用リミットスイッチ14が、ラッ
チ37が施錠角度に復帰したことを制御部に伝え、制御
部がソレノイド25を作動し、プランジャ25a及び駆
動レバー28は図7の施錠状態に復帰して、施錠レバー
32の施錠段部35とラッチ37の係合段部が係合す
る。
【0032】停電あるいは何らかの電気系統の故障によ
り解錠不能となったときには、管理人の所有するキーK
をシリンダ錠45に挿入して非常解錠を行う。シリンダ
錠45の鍵孔49に挿入したキーKを時計方向に約90
度回動する(図6参照)と、カム50が同方向に回動
し、カム50のカム溝51に係入する突起54を有する
スライダ53が、開口12の方向に移動する(図5参
照)。
【0033】この移動により、駆動突起56が開口12
から突出している被駆動突起34及び解錠確認用リミッ
トスイッチ13を押動する。被駆動突起34を押された
施錠レバー32が支軸24を支点として時計方向に回動
し、施錠段部35がラッチ37の係合段部40から離隔
するので、ラッチ37が回動可能となり、係合ロッドR
が開扉方向に移動可能となるので、ロッカ扉Dを開くこ
とができる。
【0034】一方、解錠確認用リミットスイッチ13が
非常解錠を伝えるので、制御部は電気的に施錠状態であ
ることが記憶されたままである。機械的な非常解錠で
は、施錠レバー32のみが回動し、駆動レバー28及び
ラッチング型のソレノイド25には外力が加わらない。
従って、キーKの操作が極めて軽くなり、又、突出位置
と没入位置に安定しているソレノイド25に無理な駆動
力が加わらない。
【0035】シリンダ錠45により非常解錠した後は、
再びシリンダ錠45により施錠状態に復帰させておく。
この時にも、ソレノイド25に無理な駆動力が加わらな
いし、制御部の施錠状態の記憶はそのままである。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。 (1) ロッカの錠装置のすべての部品がコンパクトにサブ
アセンブルできるので、ロッカへの取付け作業が極めて
簡単,容易になり、取付け作業時間が短縮された。又、
同様の理由により、製造並びに一時保管の管理が容易に
なり、一体的に組付けられたロッカの錠装置を1製品と
して販売することもできる。 (2) 非常解錠を行うときに、ソレノイドを無理に駆動す
る外力が全く不要となるので、ソレノイドの耐久性が向
上する。 (3) 非常解錠は、シリンダ錠と共に回転するカムの回転
運動を、螺旋状のカム溝を介してスライダの直線運動に
変換するので、キー操作に要するトルクが極めて軽く操
作が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロッカの錠装置の分解斜視図である。
【図2】ロッカの錠装置の斜視図である。
【図3】施錠状態にあるロッカの錠装置の一部破断側面
図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】非常解錠されたロッカの錠装置の一部破断側面
図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】施錠状態にあるロッカの錠装置の内部を説明す
る図面である。
【図8】電気的解錠されたロッカの錠装置の内部を説明
する図面である。
【図9】非常解錠されたロッカの錠装置の内部を説明す
る図面である。
【図10】本発明の錠装置が設置された宅配ロッカの正
面図である
【図11】錠装置の従来例を説明するためのロッカの斜
視図である。
【図12】他の従来例の錠装置と非常解錠機構との関係
を説明する斜視図である。
【図13】別の従来例の錠装置と非常解錠機構との関係
を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 ロッカ D ロッカ扉 R 係合ロッド 1 基板 2 中央ケース 3 支持板 6 収容凹部 12 開口 13 解錠確認用リミットスイッチ 14 施錠確認用リミットスイッチ 23,24 支軸 25 ソレノイド 25a プランジャ 28 駆動レバー 31 駆動突起 32 施錠レバー 33 被駆動壁 34 被駆動突起 35 施錠段部 36,41 スプリング 37 ラッチ 39 係合切欠 40 係合段部 45 シリンダ錠 45a ロータ 50 カム 51 カム溝 52 摺動壁 53 スライダ 54 突起 56 駆動突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠装置のケース内に回動可能に設けら
    れ、施錠角度及び解錠角度において扉の裏面に設けられ
    た係合ロッドを係止及び係止解除するラッチと、上記錠
    ケース内に回動可能に設けられ、施錠角度にあるラッチ
    に係合する方向に付勢される施錠レバーと、制御部から
    の施錠及び解錠信号により作動するソレノイドと、上記
    錠ケース内に枢着され、上記ソレノイドの解錠方向の作
    動により上記施錠レバーを付勢反対方向に押動する駆動
    レバーとを有する錠装置において、 錠ケースの前面に設けられたシリンダ錠と、該シリンダ
    錠のロータに固着され外周面にカム溝を有するカムと、
    上記錠ケースに設けられた摺動壁に沿って移動可能に設
    けられ、上記カム溝に係入する突起と上記施錠レバーに
    接離可能な駆動突起とを有し、上記カムがシリンダ錠の
    解錠方向に回動したときに、上記駆動突起が施錠レバー
    を付勢反対方向に押動するスライダにより構成される非
    常解錠機構を設けたことを特徴とする錠装置。
  2. 【請求項2】 上記錠ケースに、上記駆動突起が施錠レ
    バーを付勢反対方向に押動することを検知する解錠確認
    用センサと、上記ラッチが施錠角度に回動したことを検
    知する施錠確認用センサとを設けたことを特徴とする請
    求項1記載の錠装置。
JP23714595A 1995-09-14 1995-09-14 錠装置 Expired - Fee Related JP3443212B2 (ja)

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