JP3060559U - 和装帯 - Google Patents

和装帯

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JP3060559U
JP3060559U JP1998010341U JP1034198U JP3060559U JP 3060559 U JP3060559 U JP 3060559U JP 1998010341 U JP1998010341 U JP 1998010341U JP 1034198 U JP1034198 U JP 1034198U JP 3060559 U JP3060559 U JP 3060559U
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JP
Japan
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plain
belt
band
drum
patterns
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Expired - Lifetime
Application number
JP1998010341U
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English (en)
Inventor
紘一 吉村
礼子 桜井
満智子 河田
Original Assignee
有限会社織仙
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 胴部分に負担をかけることなく、容易に装着
でき、しかも一本の帯で二通りの柄を、丸帯を使用した
かのような外観で楽しむことができる新規な和装帯を提
供する。 【解決手段】 帯1の仕立上がりの総丈を3m70〜3
m90cmとし、片面Aには一端Xから2m24cm〜2m
35cmの紋織部分2aに続いて99cm〜1m10cmの無
地部分3及び46cmの手先部分4が存在し、他面Bには
一端Xから98cm〜1m9cmの紋織部分bに続いて2m
70cm〜2m80cmの無地部分3が存在するものとし、
かつ面Aと面Bでは紋織部分2aと2bの柄及び/又は
色が異なるものとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、表裏に紋柄を有する特殊な和装帯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
和服で正装する場合には、丸帯を使用するが、丸帯は全体に豪華な文様を施した 厚地に形成されているため、素人が美しく装着することは困難であった。そこで 、袋帯が礼服にも使用されるようになっているが、袋帯は、裏無地を見せないよ うに、二重太鼓に結ぶ必要があり、やはり、美しく装着するためには、熟練を要 するものであった。 これらに対して、名古屋帯は、丸帯の半分の用尺ででき、軽くて経済的であるの で、一般的な帯として幅広く使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、名古屋帯の感覚で容易に装着でき、しかも一本の帯で二通りの柄を、 丸帯を使用したかのような外観で楽しむことができる新規な和装帯を提供するこ とを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案では、和装帯を、総丈(仕立上りの丈)3m70〜3m90cmとし、片面 Aには一端Xから2m24cm〜2m35cmの紋織部分に続いて99cm〜1m10 cmの無地部分及び手先部分(通常46cm前後)が存在し、他面Bには一端Xから 98cm〜1m9cmの紋織部分に続いて2m70cm〜2m80cmの無地部分が存在 するように仕上げ、かつ面Aと面Bの紋織部分の柄及び/又は色を異なるものと することによって、上記課題を解決した。
【0005】 なお、面Aの手先部分は、紋織とされるのが好ましく、この柄は、面Aの紋織部 分と同様であるのが好ましい。
【0006】 また、紋織部分は、通常の丸帯等と同様、唐織、金欄、糸錦、繻珍、厚板等であ るのが好ましく、無地部分は、実質的に紋様の存在しない、すなわち緯糸が全て 経糸に組み込まれた組織からなるものであるのがよい。
【0007】 かかる本考案の帯は、面Aと面Bの二種の紋織部分のいずれをも太鼓として装着 でき、しかも次のような利点を有するものとなる。 1) 袋帯のように太鼓を二重に合わせなくてもよいので、比較的容易に、スッキ リと帯を結ぶことができる。 2) 太鼓部分(一端Xから約1m前後の部分)は両面が紋織に形成されているた め、豪華で、厚みがあり、丸帯同様の外観で着付けが可能である。 3) 一回り目の胴部分(面Aの無地部分)は、面Aと面Bのいずれも無地である ため、薄く、身体に負担をかけずに、帯を締めることができる。 4) 腹部分は、面Aでは紋織部分となっているが、面Bでは無地部分となってい るため、両面帯程の厚みがなく、結び易く、しかも、面Aを表とする場合には、 非常に豪華な外観に仕上げることも可能である。 5) 面Aと面Bの紋織部分の柄や色が異なるため、太鼓の内側から別の柄や色が のぞき、表裏いずれを表にしても、おしゃれな帯結びが可能となる。 6) 面Aを表とした使用した場合、腹部分に太鼓部分と同様の紋織部分が存在す るため、豪華な丸帯と同様の外観の装着が可能となる。 7) 面Bを表として使用した場合、腹部分と太鼓部分の柄及び/又は色が異なる ので、別腹の効果を得ることができる。 8) 太鼓部分が表裏同位置に存在するため、面Aを表としたり面Bを表としたり 変化させて、繰り返して着用しても、太鼓部分や腹部分に不当な皺や折り目が付 くことなく、常に、美しく装着できる。
【0008】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の一例を、図面に従って、説明する。 図1の帯1は、二枚の織物を表裏合わせて、仕立上りの総丈が3m80cm(1丈 )となるように仕立てたものである。該帯1の面Aには、一端Xから2m28cm (6尺)の紋織部分2aに続いて1m6cm(2尺8寸)の無地部分3及び46cm (1尺2寸)の手先部分4が存在し、面Bには一端Xから1m2cm(2尺7寸) の紋織部分2bに続いて2m78cm(7尺3寸)の無地部分3が存在するように なっている。
【0009】 なお、紋織部分2a及び2bはいずれも錦地で、太鼓中心5が、一端Xから64. 5cm(1尺7寸)となるように製織されており、しかも、面Aと面Bでは、異な る紋様が設けられている。また、手先部分4には、紋織部分2aと同様の錦地に 形成されている。
【0010】 図2に、この帯1の使用例を示すが、面Aを表として使用した場合には、腹部分 (一端Xから約1m〜約2m20cmの間)6と太鼓部分7が同様の紋織物となっ ているため、丸帯同様の外観で、豪華な帯結びが可能であり(図2のI参照)、 逆に、面Bの紋織部分2bを太鼓部分7に使用し、面Aの紋織部分2aの腹部分 6が腹に位置するように使用した場合には、別腹効果のある洒落た帯結びが可能 となる(図2のII参照) 。
【0011】 いずれの場合にも、一回り目の胴部分(面Aの無地部分)は、面Aと面Bのいず れも無地であるため、身体に負担をかけずに、軽やかに帯を締めることができ、 着崩れの心配もない。
【0012】
【考案の効果】
本考案の帯は、一重太鼓であるので、名古屋帯と同じ手順で結ぶことができ、ま た、胴部分が無地で薄く形成されているため、胴部分に負担をかけずに締め易く 、しかも、外観は、丸帯同様の豪華なものとすることができる。更に、この帯は 、表裏両面のいずれの紋織部分をも太鼓として装着できるので、一本の帯で2通 りの表情の異なる着付けを楽しむことができる。 また、表裏いずれの柄を楽しむ場合にも、太鼓部分及び腹部分は、同位置に存在 するため、帯の結び位置は一定であり、表裏変化させた繰り返した使用でも、帯 に折り目や皺が出る位置は殆ど変化なく、本考案の帯は、常に、美しく装着でき る。 なお、仕立て上がりの寸法が1丈前後であるため、痩せた人も、太った人も、美 しい着用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一例を示し、(I)は表面図、
(II) は裏面図である。
【図2】図2は、図1の帯の使用例で、(I)は面Aを
表として使用した状態を示す斜視図、(II) は面Bを表
として使用した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 帯 2a 紋織部分 2b 紋織部分 3 無地部分 4 手先部分 5 太鼓中心 6 腹部分 7 太鼓部分

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 総丈が3m70〜3m90cmの帯1で、
    片面Aには一端Xから2m24cm〜2m35cmの紋織部
    分2aに続いて99cm〜1m10cmの無地部分3及び手
    先部分4が存在し、他面Bには一端Xから98cm〜1m
    9cmの紋織部分2bに続いて2m70cm〜2m80cmの
    無地部分3が存在するものであること、および面Aと面
    Bでは紋織部分2aと2bの柄及び/又は色が異なるこ
    とを特徴とする和装帯。
  2. 【請求項2】 無地部分3は、緯糸が全て経糸に組み込
    まれた組織で、裏に糸浮きがないことを特徴とする請求
    項1の和装帯。
JP1998010341U 1998-12-28 1998-12-28 和装帯 Expired - Lifetime JP3060559U (ja)

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