JP3060492U - 電子レベル - Google Patents

電子レベル

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JP3060492U
JP3060492U JP1998010307U JP1030798U JP3060492U JP 3060492 U JP3060492 U JP 3060492U JP 1998010307 U JP1998010307 U JP 1998010307U JP 1030798 U JP1030798 U JP 1030798U JP 3060492 U JP3060492 U JP 3060492U
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JP1998010307U
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Inventor
稔 千葉
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株式会社ソキア
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーコードが描かれた専用の標尺の代わり
に、赤白ポールを用いても距離を求めることができる電
子レベルを提供する。 【解決手段】 CCDリニアセンサに結像した赤白ポー
ルの像に沿う各ピクセルから出力される照度信号を読み
込むステップ(S1)と、隣接するピクセルから出力さ
れる照度信号の差の絶対値を計算するステップ(S2)
と、前記照度信号の差の絶対値が所定値以上のところ
を、CCDリニアセンサ上に結像した赤白ポールの像の
赤白の境界位置と決定するステップ(S3)と、前記境
界位置間の間隔を計算するステップ(S4)と、前記境
界位置間の間隔の平均を計算するステップ(S5)と、
前記境界位置間の間隔の平均と、実際の赤白ポールの赤
白の境界位置間の間隔と、対物レンズの焦点距離から、
電子レベルと赤白ポール間の距離を計算するステップ6
(S6)を実行するマイクロコンピュータを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、標尺の画像データを読み取り、電子的処理を行い、高さと距離を求 めることができる電子レベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近では、センサやコンピュータの技術の発展に伴い、自動的に高さと距離を 測定する電子レベルが、測量や土木の分野で広く用いられるようになってきた。 このような電子レベルは、図4に示したように、マーク(バーコード)11を使 用した標尺1を用いて、標尺1に描かれているバーコード11を電子レベル2で 読み込むことにより、自動的に高さhと距離を求めていた(たとえば、特開平1 0−38563号公報、特開平6−180231号公報等参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の電子レベルは、バーコードが描かれた専用の標尺を用いなけ れば、距離測定ができないという不便があった。このため、従来広く利用されて いる赤白ポールを用いても、距離を求めることができる電子レベルが求められて いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を達成するために、請求項1に係る考案では、画像入力手段に結像 した標尺の像から高さと距離を測定する電子レベルにおいて、画像入力手段に結 像した赤白ポールの像の赤白の境界位置を決定する手段と、前記境界位置間の間 隔を計算する手段と、前記境界位置間の間隔と実際の赤白ポールの赤白の境界位 置間の間隔と対物レンズの焦点距離から、電子レベルと赤白ポール間の距離を計 算する手段とを備えた。 請求項2に係る考案では、画像入力手段に結像した標尺の像から高さと距離を 測定する電子レベルにおいて、前記画像入力手段に結像した赤白ポールの像に沿 う各ピクセルから出力される照度信号を読み込む手段と、隣接するピクセルから 出力される照度信号の差の絶対値を計算する手段と、前記照度信号の差の絶対値 が所定値以上のところから前記画像入力手段に結像した赤白ポールの像の赤白の 境界位置を決定する手段と、前記境界位置間の間隔を計算する手段と、前記境界 位置間の間隔の平均を計算する手段と、前記境界位置間の間隔の平均と実際の赤 白ポールの赤白の境界位置間の間隔と対物レンズの焦点距離から、電子レベルと 赤白ポール間の距離を計算する手段とを備えた。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明す る。図1に示したように、本考案の電子レベルは、バーコード標尺を使用する従 来の電子レベルと同じく、CCDリニアセンサ10等の画像入力手段から得たバ ーコード標尺の画像信号を、増幅器12、AD(アナログ/デジタル)変換器1 4を経て、マイクロコンピュータ16へ送り、マイクロコンピュータ16により 、バーコード標尺の高さを読むとともに、バーコード標尺と電子レベルとの間の 距離を計算し、その高さと距離を液晶ディスプレイ等の表示部18に表示するこ とができる。なお、マイクロコンピュータ16は、バーコード標尺の画像の明る さとコントラストに応じて、CCDリニアセンサ10と増幅器12を制御して、 予めこれらを最適に調整するようにしている。また、画像入力手段としては、C CDリニアセンサ10に限らず、CCDカメラでもよい。
【0006】 さらに、本考案の電子レベルでは、バーコード標尺を用いずに、従来から用い られている赤白ポールを用いても、電子レベルと赤白ポール間の距離を求めるこ とができ、図2に、この距離を求めるフローチャートを示す。
【0007】 距離測定に先立って、測定者は、電子レベルの望遠鏡の向きを調節して、赤白 ポールを望遠鏡の十字線の縦線に合わせる。すると、赤白ポールはCCDリニア センサ10に結像する。ここで、測定者が図示していない測定ボタンを押すと、 マイクロコンピュータ16は、図2のフローチャートに示した動作を開始する。 以下、このフローチャートについて説明する。
【0008】 まず、ステップ1(S1)に進み、CCDリニアセンサ10に結像した赤白ポ ールの像に沿う各ピクセル(画素)からの出力される照度信号を、増幅器12と AD変換器14を介して、マイクロコンピュータ16は読み込み記憶していく。 このステップ1(S1)により、請求項2に記載の「前記画像入力手段に結像し た赤白ポールの像に沿う各ピクセルから出力される照度信号を読み込む手段」が 構成される。
【0009】 こうして、マイクロコンピュータ16に記憶された照度信号、すなわち、CC Dリニアセンサ10に結像した赤白ポールの像に沿う各ピクセルから出力される 照度信号の一例を図3に示す。図3は、横軸に一端側から数えたCCDリニアセ ンサ10のピクセルの順番をとり、縦軸にピクセルから出力される照度信号をと り、i番めのピクセルの照度信号Giを順次プロットしたものである。赤白ポー ルは、赤と白が等間隔で交互に配置されているだけで、数字等が描かれていない から、図3に示したように、赤白境界位置でのみ、隣接するピクセルから出力さ れる照度信号に大きな差を生じる。
【0010】 そこで、ステップ2(S2)へ進み、隣接するピクセル間の照度信号の差の絶 対値、すなわち、(Gi+1−Gi)の絶対値を順次計算していく。このステップ2 により、請求項2に記載の「隣接するピクセルから出力される照度信号の差の絶 対値を計算する手段」が構成される。
【0011】 次に、ステップ3(S3)へ進み、赤白境界位置を決定する。これは、(Gi+ 1 −Gi)の絶対値が所定値以上のところ、すなわち照度信号が急変するところを 、赤白の境界位置Ejと判断する。たとえば、i番めとi+1番めのピクセル間 で、(Gi+1−Gi)の絶対値が所定値以上のときは、Ej=i+0.5とする。 境界位置と判断されるピクセルが3つ以上ある場合には、その中央位置が赤白の 境界位置Ejと判断する。たとえば、i番めからi+2番めのピクセル間で、( Gi+1−Gi)の絶対値が所定値以上のときは、Ej=i+1とする。このステッ プ3(S3)により、請求項2に記載の「画像入力手段に結像した赤白ポールの 像の赤白の境界位置を決定する手段」が構成される。また、ステップ1−3(S 1−S3)により、請求項1に記載の「画像入力手段に結像した赤白ポールの像 の赤白の境界位置を決定する手段」が、構成される。
【0012】 こうして、複数の境界位置Ejが求まると、次に、ステップ4(S4)に進み 、Ej+1−Ejを、順次計算して、境界位置間の間隔Xj=Ej+1−Ejを順次求め る。このステップ4(S4)により、請求項1及び2に記載の「境界位置間の間 隔を計算する手段」が構成される。
【0013】 複数の境界位置間の間隔Xjが求まると、次に、ステップ5(S5)に進み、 Xjの平均Xを求める。ただし、ポールの汚れや塗料の剥がれ等の影響で、誤っ た境界位置Ejを検出してしまった場合、それらの境界位置Ejに基づいた境界位 置間の間隔Xjのデータは大きな誤差を含んでいる。このため、信頼できる平均 Xを求めるため、次のようにする。
【0014】 まず、すべての境界位置間の間隔のデータから平均X’と標準偏差S’とを求 め、次に、この平均X’から所定値以上離れた境界位置間の間隔を有するデータ は信頼できないとして除外したときの平均X”と標準偏差S”とを求める。そし て、両標準偏差の差(S’−S”)の絶対値が所定値以下の場合には、すべての 境界位置間の間隔のデータは信頼できるとして採用し、前記平均X’を求める平 均Xとして採用し、両標準偏差の差(S’−S”)の絶対値が所定値より大きい 場合には、前記平均X’から所定値以上離れた境界位置間の間隔を有するデータ は信頼できないとして除外したときの平均X”を求める平均Xとして採用する。 このステップ5(S5)により、請求項2に記載の「境界位置間の間隔の平均 を計算する手段」が構成される。
【0015】 CCDリニアセンサ10に結像した赤白ポールの像の境界位置間の間隔の平均 Xが求まると、次に、ステップ6(S6)に進み、対物レンズと赤白ポールまで の距離Lを計算する。対物レンズの焦点距離f、ピクセル幅p、実際の赤白ポー ルの赤白の境界位置間の間隔mは既知であるから、対物レンズと赤白ポールまで の距離Lは、 L=f*m/(p*X) と求まる。このステップ6(S6)により、請求項1及び2に記載の「電子レベ ルと赤白ポール間の距離を計算する手段」が構成される。
【0016】 最後に、ステップ7(S7)に進み、距離Lを液晶ディスプレイ等の表示部1 8に表示する。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1または2に係る考案の電子レベルによれば、専 用のバーコード標尺を用いずに、従来広く用いられている赤白ポールを用いても 、距離を求めることができるので便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電子レベルのブロック図である。
【図2】本考案の電子レベルにおける距離測定のフロー
チャートである。
【図3】CCDリニアセンサに結像した赤白ポールの像
に沿う各ピクセルの照度信号を示す図である。
【図4】従来の電子レベルを示す図である。
【符号の説明】
2 電子レベル 10 CCDリニアセンサ(画像入力手段) 16 マイクロコンピュータ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力手段に結像した標尺の像から高
    さと距離を測定する電子レベルにおいて、 前記画像入力手段に結像した赤白ポールの像の赤白の境
    界位置を決定する手段と、 前記境界位置間の間隔を計算する手段と、 前記境界位置間の間隔と、実際の赤白ポールの赤白の境
    界位置間の間隔と、対物レンズの焦点距離から、電子レ
    ベルと赤白ポール間の距離を計算する手段と、を備えた
    ことを特徴とする電子レベル。
  2. 【請求項2】 画像入力手段に結像した標尺の像から高
    さと距離を測定する電子レベルにおいて、 前記画像入力手段に結像した赤白ポールの像に沿う各ピ
    クセルから出力される照度信号を読み込む手段と、 隣接するピクセルから出力される照度信号の差の絶対値
    を計算する手段と、 前記照度信号の差の絶対値が所定値以上のところから、
    前記画像入力手段に結像した赤白ポールの像の赤白の境
    界位置を決定する手段と、 前記境界位置間の間隔を計算する手段と、 前記境界位置間の間隔の平均を計算する手段と、 前記境界位置間の間隔の平均と、実際の赤白ポールの赤
    白の境界位置間の間隔と、対物レンズの焦点距離から、
    電子レベルと赤白ポール間の距離を計算する手段と、を
    備えたことを特徴とする電子レベル。
JP1998010307U 1998-12-25 1998-12-25 電子レベル Expired - Lifetime JP3060492U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009198280A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Meidensha Corp 架空電線測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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