JP3060369B2 - 圧接コネクタ - Google Patents

圧接コネクタ

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JP3060369B2
JP3060369B2 JP7274327A JP27432795A JP3060369B2 JP 3060369 B2 JP3060369 B2 JP 3060369B2 JP 7274327 A JP7274327 A JP 7274327A JP 27432795 A JP27432795 A JP 27432795A JP 3060369 B2 JP3060369 B2 JP 3060369B2
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Yazaki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グ内の各コンタクトがそれぞれスロット端子部で各リー
ド線と圧接接続が行われる構造の圧接コネクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両に付設されるワイヤハー
ネスの接続用に使用される従来の圧接コネクタ100
は、図4に示すように、コネクタハウジング1と、ヒン
ジ部15A,15Bを介して該コネクタハウジング1に
連結されたハウジングカバー15と、該コネクタハウジ
ング1内に収容される複数のコンタクト3より構成され
ている。図4乃至図6に示すように、このコネクタハウ
ジング1内の複数のコンタクト収容室2にはそれぞれコ
ンタクト3が収容されている。各コンタクト3は、相手
方のコンタクトと接触するコンタクト本体4と、該コン
タクト3をコネクタハウジング1の段部5に係止するラ
ンス6と、リード線7の被覆部を切断して芯線との電気
的接続を果たすスロット端子8と、リード線7の後方部
を圧着固定するリード線加締部9とをそれぞれ備えた構
造になっている。コネクタハウジング1には各コンタク
ト3のコンタクト本体4に対応して相手側コンタクト挿
入口10が設けられ、その反対側にはリード線導出口1
1が設けられ、スロット端子8のスロット8Aの開口に
対応してリード線圧入口12が設けられている。
【0003】図4に示すように、コネクタハウジング1
の外周部には、当該コネクタ100を、図示しない相手
側コネクタ等に嵌合固定するための弾性係止アーム16
が突出形成されている。また、ハウジングカバー15に
は、仕切り壁18に延設された係止突起18aに係止さ
れる係止突起17が設けられており、コネクタハウジン
グ1内にコンタクト3が収容された後に、コネクタハウ
ジング1の上面乃至下面側開放部であるリード線圧入口
12をハウジングカバー15の周面によって覆う際に、
ヒンジ部15A、15Bを介して回転されたハウジング
カバー15をコネクタハウジング1上で保持するように
なっている。
【0004】また、図4に示すように、各コンタクト3
を収容するコンタクト収容室2は、コネクタハウジング
1の中央壁13に立設して設けられた長手方向に伸長す
る仕切り壁18と、ハウジングカバー15の外壁14A
に立設して設けられた長手方向に伸長する仕切り壁19
と、中央壁13と、ハウジングカバー15の外壁14A
と、コネクタハウジング1の外壁14Bによって画定さ
れる。なお、ハウジングカバー15がコネクタハウジン
グ1上で閉じられた際には、コネクタハウジング1の仕
切り壁18とハウジングカバー15の仕切り壁19と
は、面一で連続した状態となる。
【0005】次に、上記構成のコネクタ100に、圧接
治具を用いて、コネクタハウジング1に収容されたコン
タクト3にリード線7を圧接する方法について説明す
る。従来から電線を圧接接続する圧接治具に関して種々
なものが知られており、例えば、特開平4−48569
号公報に開示されたものが知られている。
【0006】図7に示すように上面側に配設される圧接
治具21は、コンタクト3に対応した圧接押し型22を
備えており、コンタクト3とリード線7との圧接接続を
可能とするものである。この圧接押し型22の圧接方向
には、接続される被覆されたリード線7とコンタクト3
のスロット端子8とが配置される。上記圧接押し型22
の圧接方向端には押圧するリード線7の長手方向に沿っ
て円弧状の押圧円弧部26が設けられており、この押圧
円弧部26の直角方向にはスロット端子8の刃8Bが嵌
入するための逃げ溝27が設けられている。この逃げ溝
27と交差する押圧円弧部26には、スロット端子8に
嵌入するために幅狭に形成されているスロット嵌入押圧
円弧部28が形成されている。
【0007】上記構成においては、先ず図8に示すよう
にリード線7が、スロット端子8上、または圧接押し型
22の押圧円弧部26上に配置された後、圧接押し型2
2とスロット端子8の刃8Bが互いに圧接方向に接近移
動される。そして、図9に示すように押圧円弧部26に
よりリード線7はスロット端子8に押圧されるからリー
ド線7の被覆部7Aが切断されて芯線7Bがスロット端
子8の刃8Bに当接する。よって、リード線7は、スロ
ット端子8に圧接接続され、導電状態となる。
【0008】この時、図7に示すように、圧接押し型2
2にスロット嵌入押圧円弧部28が設けられているの
で、リード線17の圧接部分を確実にスロット端子9の
U字状スロット9Aに圧接接続することができる。ま
た、スロット嵌入押圧円弧部28には、背後とそれらを
支える支柱29が設けられている。
【0009】さらに、図11の従来例に見られるよう
に、圧接治具21の押圧力を支える側の壁面が複雑な形
状である場合には、該押圧力を受けた際にコネクタハウ
ジング1の変形を防ぐために、図10に示すような上面
側に配設される圧接治具30が使用される。該圧接治具
30は、平板上の底板31と、コネクタハウジング1の
仕切り壁18の自由端側と当接する第1リブ面32とコ
ネクタハウジング1の中央壁13に当接する第2リブ面
33とを有し且つ該底板31に立設された複数のリブ3
4とを具備している。
【0010】また、図10に見られる如く、圧接治具3
0には、コネクタハウジング1に突出形成された弾性係
止アーム16と干渉しないように、隣合うリブ34の間
にリブ34を無くした弾性係止アーム収容空間35が設
けられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の圧接
治具30を用いて、図11に見られる如く、コネクタハ
ウジング1に突出形成された弾性係止アーム16が設け
られた位置の反対側側面の近傍位置でコンタクト3にリ
ード線7を圧接接続する際には、隣合うリブ34の間隔
が他の場所と比して広くなっているため、該コネクタハ
ウジング1に反りが発生し、リード線7が正規の位置ま
で圧接されず品質が低下するという問題があった。
【0012】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、リード線がスロット端子に対して正規の
位置で圧接されたコンタクトを持つ高品質の圧接コネク
タを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、リ
ード線が圧接接続されるコンタクトを収容保持する所定
数のコンタクト収容室が中央壁の両側面に区画形成され
たコネクタハウジングを具備する圧接コネクタにおい
て、 前記コネクタハウジングには、該圧接コネクタと
相手側コネクタを固定係止するために、該中央壁上に少
なくとも1つの弾性係止アームが設けられており、前記
弾性係止アームには、該リード線と該コンタクトを圧接
接続する際に、前記コネクタハウジングが受ける押圧力
を支持する圧接治具のリブを挿入可能とするスリットが
設けられていることを特徴とする圧接コネクタにより達
成される。
【0014】
【作用】本発明の上記構成によれば、弾性係止アームの
反対側近傍に位置する圧接コンタクトとリード線とを圧
接接続する際に、圧接治具のリブが弾性係止アームのス
リットを通過し、コネクタハウジングの中央壁を支持す
るので、コネクタハウジングの反りの発生が防止され、
リード線を正規の位置まで押圧挿入することができ、リ
ード線がスロット端子に対して常に正規の位置で圧接さ
れたコントクトを持つ高品質の圧接コネクタを提供する
ことが可能となる。
【0015】
【実施例】図1は本発明に係る圧接コネクタの一実施例
の斜視図、図2は上記一実施例の圧接コネクタにおいて
リード線をコンタクトに圧接接続する際に用いる圧接治
具の一例の斜視図、及び、第3図は圧接接続の状態を示
した断面図である。
【0016】この一実施例の圧接コネクタ50は、図1
に示すように、コネクタハウジング51と、ヒンジ部6
5A,65Bを介して該コネクタハウジング51に連結
されたハウジングカバー65と、該コネクタハウジング
51内に収容される複数のコンタクト53より構成され
ている。
【0017】図1に示すように、コネクタハウジング5
1の中央壁63には、当該コネクタ50を、図示しない
相手側コネクタ等に嵌合固定するための弾性係止アーム
66が突出形成されている。なお、該弾性係止アーム6
6には、後述する圧接治具71の弾性係止アーム用リブ
72を挿入可能なスリット70が設けられている。ま
た、ハウジングカバー65には、仕切り壁68に延設さ
れた係止突起68aに係止される係止突起67が設けら
れており、コネクタハウジング51内にコンタクト53
が収容された後に、コネクタハウジング51の外周側開
放部であるリード線圧入口62をハウジングカバー65
の周面によって覆う際に、ヒンジ部65A、65Bを介
して回転されたハウジングカバー65をコネクタハウジ
ング51上で保持するようになっている。
【0018】図1に示すように、コンタクト53を収容
するコンタクト収容室52は、コネクタハウジング51
の中央壁63に立設して設けられた長手方向に伸長する
仕切り壁68と、ハウジングカバー65の外壁64Aに
立設して設けられた長手方向に伸長する仕切り壁69
と、中央壁63と、ハウジングカバー65の外壁64A
と、コネクタハウジング51の外壁64Bによって画定
される。なお、ハウジングカバー65がコネクタハウジ
ング51上で閉じられた際には、コネクタハウジング5
1の仕切り壁68とハウジングカバー65の仕切り壁6
9とは、面一で連続した状態となる。
【0019】圧接コネクタ50のコネクタハウジング内
に置かれるコンタクト53にリード線を圧接接合する際
には、図2に示す圧接治具80が用いられる。該圧接治
具80は、平板上の底板81と、コネクタハウジング5
1の仕切り壁68の自由端側と当接する第1リブ面62
とコネクタハウジング51の中央壁63に当接する第2
リブ面83とを有し且つ該底板81に立設された複数の
リブ84とを具備している。
【0020】また、図3に見られる如く、圧接治具80
には、コネクタハウジング51の弾性係止アーム66に
設けられたスリット70を通過し、コネクタハウジング
51の中央壁63に当接するリブ72が設けられてい
る。該リブ72は、弾性係止アーム66の反対側近傍に
位置する圧接コンタクトとリード線とを圧接接続する際
に、コネクタハウジング51の中央壁63を支持し、他
のリブ84と協働し、コネクタハウジング51の変形を
防止する。
【0021】本実施例においては、リブ72とリブ84
は、コネクタハウジング51の中央壁63と圧接治具8
0の底壁81とが略平行になるように同一の高さとされ
ており、さらに、また、隣り合うリブ84の間隔mとリ
ブ72とリブ84の間の間隔nはすべて同一とされてい
る。一方、これらの形状は、コネクタの形状に応じて適
宜変更可能であることは言うまでもない。また、弾性係
止アーム66に設けられた圧接治具80のリブ72を通
過させるスリット70は、リブ72の形状に応じて適宜
変更することも可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明の圧接コネクタよれば、弾性係止
アームの反対側近傍に位置する圧接コンタクトにリード
線を圧接接続する際に、圧接治具のリブが弾性係止アー
ムのスリットを通過し、コネクタハウジングの中央壁を
支持するので、コネクタハウジングの反りの発生が防止
され、リード線を正規の位置まで押圧挿入することがで
き、リード線がスロット端子に対して常に正規の位置で
圧接されたコンタクトを持つ高品質の圧接コネクタを提
供することが可能となる。また、弾性係止アーム部の形
状自体の変更のみで、圧接コネクタの形状を大きく変更
する必要がなく、加工コストや加工施設の大幅な増大な
しに、安定した高品質の圧接コネクタを提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧接コネクタの一実施例の平面図
である。
【図2】上記圧接コネクタにおいてリード線をコンタク
トに圧接接続する際に用いる圧接治具の一例の斜視図で
ある。。
【図3】図1に示した圧接コネクタと図2に示した圧接
治具との圧接接続の状態を示した断面図である。
【図4】従来の圧接コネクタの斜視図である。
【図5】従来の圧接コネクタの要部断面図である。
【図6】従来のコンタクトの要部斜視図である。
【図7】従来のコンタクトの圧接治具の斜視図である。
【図8】従来のコンタクトの圧接治具の圧接接続直前の
位置を示した断面図である。
【図9】従来のコンタクトの圧接治具の圧接接続直後の
位置を示した断面図である。
【図10】従来のコンタクトの圧接治具の斜視図であ
る。
【図11】図4に示した圧接コネクタと図10に示した
圧接治具との圧接接続の状態を示した断面図である。
【符号の説明】
50 圧接コネクタ 51 コネクタハウジング 52 コンタクト収容室 53 コンタクト 63 中央壁 65 ハウジングカバー 66 弾性係止アーム 70 スリット 72 リブ 80 圧接治具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リード線が圧接接続されるコンタクト
    (53)を収容保持する所定数のコンタクト収容室(5
    2)が中央壁(63)の両側面に区画形成されたコネク
    タハウジング(51)を具備する圧接コネクタ(50)
    において、 前記コネクタハウジングには、該圧接コネクタと相手側
    コネクタを固定係止するために、該中央壁(63)上に
    少なくとも1つの弾性係止アーム(66)が設けられて
    おり、 前記弾性係止アームには、該リード線と該コンタクトを
    圧接接続する際に、前記コネクタハウジングが受ける押
    圧力を支持する圧接治具(80)のリブ(72)を挿入
    可能とするスリット(70)が設けられていることを特
    徴とする圧接コネクタ。
JP7274327A 1995-10-23 1995-10-23 圧接コネクタ Expired - Lifetime JP3060369B2 (ja)

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