JP3060296B2 - 電気コネクタの位置決め保証装置に適合したコネクタハウジング - Google Patents
電気コネクタの位置決め保証装置に適合したコネクタハウジングInfo
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電気コネクタの技術
に関するもので、特に電気コネクタ装置のコネクタの位
置決め保証装置に適合するコネクタハウジングに関する
ものである。
に関するもので、特に電気コネクタ装置のコネクタの位
置決め保証装置に適合するコネクタハウジングに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】しばしば、一対の接合可能な電気コネク
タ間、または電気コネクタと相手方接続装置間で、機械
的係合および電気的接続が確実に行なわれる必要があ
る。機械的係合および電気的な接続を確実に行うため
に、様々なラッチ方法が使用されてきた。
タ間、または電気コネクタと相手方接続装置間で、機械
的係合および電気的接続が確実に行なわれる必要があ
る。機械的係合および電気的な接続を確実に行うため
に、様々なラッチ方法が使用されてきた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】さらに、電気コネクタ
の様々な使用において、確実に電気コネクタが完全に接
合され、この接合を示すために使用することができる幾
つかの型の保証装置を設ける必要がある。例えば、エア
ーバックの安全回路等の自動車または他の車両の電気回
路装置において、万一非常事態の場合には人命に直接関
わることである。従って、配線回路における、電気コネ
クタの不完全な取り付けおよびロック、または不完全な
接合を防止し、完全に適切に接続された時の不注意によ
るロック解除を防止するために策を講ずる必要がある。
の様々な使用において、確実に電気コネクタが完全に接
合され、この接合を示すために使用することができる幾
つかの型の保証装置を設ける必要がある。例えば、エア
ーバックの安全回路等の自動車または他の車両の電気回
路装置において、万一非常事態の場合には人命に直接関
わることである。従って、配線回路における、電気コネ
クタの不完全な取り付けおよびロック、または不完全な
接合を防止し、完全に適切に接続された時の不注意によ
るロック解除を防止するために策を講ずる必要がある。
【０００４】本発明は、上述した特徴の電気コネクタの
ための、簡単で能率的でコスト効果が高い保証装置を提
供することに関するものである。
ための、簡単で能率的でコスト効果が高い保証装置を提
供することに関するものである。
【０００５】従って、本発明の目的は、新規であり改良
された電気コネクタ装置のコネクタ位置決め保証装置に
適合したコネクタハウジングを提供することにある。さ
らに、本発明の目的は、少数の部品で構成され、電気コ
ネクタ装置に対する位置決め保証装置への取り付けを容
易にするコネクタハウジングを提供することにある。
された電気コネクタ装置のコネクタ位置決め保証装置に
適合したコネクタハウジングを提供することにある。さ
らに、本発明の目的は、少数の部品で構成され、電気コ
ネクタ装置に対する位置決め保証装置への取り付けを容
易にするコネクタハウジングを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決する為の手段】本発明の好適実施例におい
て、第一の電気コネクタは、ラッチ部と作動部を有する
ハウジングを有している。第二の電気コネクタは、第一
の電気コネクタと接合可能であり、電気コネクタが接合
されると、移動されて第一の電気コネクタと係合可能で
あるラッチ部材を有するハウジングを有している。電気
コネクタの位置決め保証装置ＣＰＡは、初期の非動作位
置と最終位置との間で移動して、電気コネクタが接合さ
れていることを示すために、本発明によるラッチ部材に
取り付けられている。
て、第一の電気コネクタは、ラッチ部と作動部を有する
ハウジングを有している。第二の電気コネクタは、第一
の電気コネクタと接合可能であり、電気コネクタが接合
されると、移動されて第一の電気コネクタと係合可能で
あるラッチ部材を有するハウジングを有している。電気
コネクタの位置決め保証装置ＣＰＡは、初期の非動作位
置と最終位置との間で移動して、電気コネクタが接合さ
れていることを示すために、本発明によるラッチ部材に
取り付けられている。
【０００７】本発明には、電気コネクタが接合されない
と、ＣＰＡが初期位置から最終位置に移動するのを阻止
するために、ＣＰＡとラッチ部材との間に相補型相互係
合ストッパが設けられている。
と、ＣＰＡが初期位置から最終位置に移動するのを阻止
するために、ＣＰＡとラッチ部材との間に相補型相互係
合ストッパが設けられている。
【０００８】さらに、ＣＰＡは、ラッチ部材の第一の電
気コネクタのラッチ部との係合からの移動をブロッキン
グする、最終位置に配置される。特に、ＣＰＡは、ＣＰ
Ａが最終位置にある時に、ラッチ部材のラッチ部との係
合からの移動をブロックする位置において、第一の電気
コネクタの横断片と係合可能であるブロッキング舌片を
有している。
気コネクタのラッチ部との係合からの移動をブロッキン
グする、最終位置に配置される。特に、ＣＰＡは、ＣＰ
Ａが最終位置にある時に、ラッチ部材のラッチ部との係
合からの移動をブロックする位置において、第一の電気
コネクタの横断片と係合可能であるブロッキング舌片を
有している。
【０００９】上述したように、ＣＰＡは、初期位置と最
終位置との間で移動するために、ラッチ部材に摺動可能
に取り付けられている。ラッチ部材は、回動運動して第
一の電気コネクタのラッチ部と係合および係合解除する
ために、第二の電気コネクタのハウジングに回動可能に
取り付けられている。相補型相互係合ストッパ手段は、
付勢されてラッチ部材のストップウィングと係合され
る、ＣＰＡの弾性のストップアームを有している。第一
の電気コネクタの作動部は、電気コネクタが接合される
と、ストップアームをストップウィングとの係合から移
動させて、ＣＰＡを初期位置から最終位置に移動させる
のに有効なボスを有している。本発明の他の目的、特
徴、利点は、添付の図面を参照して説明する以下の詳細
な説明より明白となるであろう。
終位置との間で移動するために、ラッチ部材に摺動可能
に取り付けられている。ラッチ部材は、回動運動して第
一の電気コネクタのラッチ部と係合および係合解除する
ために、第二の電気コネクタのハウジングに回動可能に
取り付けられている。相補型相互係合ストッパ手段は、
付勢されてラッチ部材のストップウィングと係合され
る、ＣＰＡの弾性のストップアームを有している。第一
の電気コネクタの作動部は、電気コネクタが接合される
と、ストップアームをストップウィングとの係合から移
動させて、ＣＰＡを初期位置から最終位置に移動させる
のに有効なボスを有している。本発明の他の目的、特
徴、利点は、添付の図面を参照して説明する以下の詳細
な説明より明白となるであろう。
【００１０】
【実施例】図について詳細に説明すれば、まず図１にお
いて、本発明による電気コネクタの位置決め保証装置に
適合されたコネクタハウジング２４が、参照符号１０で
示される電気コネクタ装置に組み込まれている。電気コ
ネクタ装置１０は、参照符号１２で示される第一の電気
コネクタと、参照符号１４で示される第二の電気コネク
タを有している。この電気コネクタは、矢印Ａの方向に
接合可能である。
いて、本発明による電気コネクタの位置決め保証装置に
適合されたコネクタハウジング２４が、参照符号１０で
示される電気コネクタ装置に組み込まれている。電気コ
ネクタ装置１０は、参照符号１２で示される第一の電気
コネクタと、参照符号１４で示される第二の電気コネク
タを有している。この電気コネクタは、矢印Ａの方向に
接合可能である。
【００１１】第一の電気コネクタ１２は、レセプタクル
１８を規定するハウジング１６を有している。ハウジン
グ／レセプタクルは、略矩形であり上壁１６ａを有して
いる。前向き傾斜面２０ａを有するラッチ部としてのラ
ッチボス２０が、上壁１６ａの略中央に配置され、上壁
１６ａから上向きに突出している。また、一対の作動部
としての作動ボス２２が、ラッチボス２１の両側に上向
きに突出している。それぞれの作動部としての作動ボス
２２は、前向き傾斜面２２ａと、後ろ向き傾斜面２２ｂ
を有している。図においては見えないが、複数のピン端
子が、第一の電気コネクタ１２のレセプタクル１８内で
前向きに突出している。
１８を規定するハウジング１６を有している。ハウジン
グ／レセプタクルは、略矩形であり上壁１６ａを有して
いる。前向き傾斜面２０ａを有するラッチ部としてのラ
ッチボス２０が、上壁１６ａの略中央に配置され、上壁
１６ａから上向きに突出している。また、一対の作動部
としての作動ボス２２が、ラッチボス２１の両側に上向
きに突出している。それぞれの作動部としての作動ボス
２２は、前向き傾斜面２２ａと、後ろ向き傾斜面２２ｂ
を有している。図においては見えないが、複数のピン端
子が、第一の電気コネクタ１２のレセプタクル１８内で
前向きに突出している。
【００１２】第二の電気コネクタ１４は、第一の電気コ
ネクタ１２のレセプタクル１８に収容可能な部分を有す
る雄型コネクタである。第二の電気コネクタは、複数の
端子収容通路２６を有するハウジング２４で構成されて
いる。複数の端子収容通路２６内には、第一の電気コネ
クタのレセプタクル１８内のピン端子と相互係合される
複数の雌型端子が取り付けられている。参照符号２８で
示される、電気コネクタの位置決め保証装置ＣＰＡは、
参照符号３０で示される、第二の電気コネクタ１４のラ
ッチ部材に摺動可能に取り付けられている。（以下の説
明において、電気コネクタの位置決め保証装置はＣＰＡ
とも言う。）ＣＰＡは、ラッチ部材に対して双頭矢印Ｂ
の方向に移動可能である。
ネクタ１２のレセプタクル１８に収容可能な部分を有す
る雄型コネクタである。第二の電気コネクタは、複数の
端子収容通路２６を有するハウジング２４で構成されて
いる。複数の端子収容通路２６内には、第一の電気コネ
クタのレセプタクル１８内のピン端子と相互係合される
複数の雌型端子が取り付けられている。参照符号２８で
示される、電気コネクタの位置決め保証装置ＣＰＡは、
参照符号３０で示される、第二の電気コネクタ１４のラ
ッチ部材に摺動可能に取り付けられている。（以下の説
明において、電気コネクタの位置決め保証装置はＣＰＡ
とも言う。）ＣＰＡは、ラッチ部材に対して双頭矢印Ｂ
の方向に移動可能である。
【００１３】図１とともに図２について説明すれば、Ｃ
ＰＡ２８（図１）は、ラッチ部材３０をより良く容易に
図示するために取り除かれている。さらに、第二の電気
コネクタ１４のハウジング２４は、プラスチック等の誘
電性材料で一体に成形されており、ラッチ部材３０は、
ラッチ部材が双頭矢印Ｃの方向に回動可能である支点を
規定する一対の一体に成形した支持手段３２としての枢
支部により、ハウジングの上面に取り付けられている。
ラッチ部材３０の後端３４は、オペレータの指で操作可
能であり、後端３４を押し下げることによりラッチ部材
の前端３６を上向きに回動させる。一対のアーム３８
が、ラッチ部材３０の前後に延びており、ラッチショル
ダ４０が、スロット４２の前側でアームを跨設してい
る。ラッチショルダは、アーム３８の上面より下の高さ
である。一対のストップウィング４４が、ラッチ部材３
０のアーム３８から外向きに突出している。
ＰＡ２８（図１）は、ラッチ部材３０をより良く容易に
図示するために取り除かれている。さらに、第二の電気
コネクタ１４のハウジング２４は、プラスチック等の誘
電性材料で一体に成形されており、ラッチ部材３０は、
ラッチ部材が双頭矢印Ｃの方向に回動可能である支点を
規定する一対の一体に成形した支持手段３２としての枢
支部により、ハウジングの上面に取り付けられている。
ラッチ部材３０の後端３４は、オペレータの指で操作可
能であり、後端３４を押し下げることによりラッチ部材
の前端３６を上向きに回動させる。一対のアーム３８
が、ラッチ部材３０の前後に延びており、ラッチショル
ダ４０が、スロット４２の前側でアームを跨設してい
る。ラッチショルダは、アーム３８の上面より下の高さ
である。一対のストップウィング４４が、ラッチ部材３
０のアーム３８から外向きに突出している。
【００１４】図１及び図２とともに図３について説明す
れば、ＣＰＡ２８は、ベース部４８から片持ち支持され
た中央本体部４６を有している。中央本体部は、後述す
る目的のために、ブロッキング舌片５０を規定する後端
を有している。また、一対のストップアーム５２が、中
央本体部４６の両側でベース部４８から前向きに突出し
ている。最後に、四つのフック状取り付けタブ５４が、
中央本体部４６から下向きに突出している。フック状取
り付けタブは、ラッチ部材３０のスロット４２（図２）
を貫通して突出し、取り付けタブのフック部分は、ラッ
チ部材の底面の下にスナップ係合する。従って、ラッチ
部材３０のスロット４２に収容されるＣＰＡ２８のフッ
ク状取り付けタブ５４には、ラッチ部材に対して双頭矢
印Ｂ（図１）の方向に移動させるために、ＣＰＡをラッ
チ部材に摺動可能に取り付ける手段が設けられている。
ラッチ部材３０の後端３４は、ＣＰＡのためにストッパ
を設けるスロット４２を画成している。図１において、
オペレータの親指または指でＣＰＡを容易に移動させる
ために、ＣＰＡの上面にのこぎり歯状の傾斜５６が設け
られているのが示されている。
れば、ＣＰＡ２８は、ベース部４８から片持ち支持され
た中央本体部４６を有している。中央本体部は、後述す
る目的のために、ブロッキング舌片５０を規定する後端
を有している。また、一対のストップアーム５２が、中
央本体部４６の両側でベース部４８から前向きに突出し
ている。最後に、四つのフック状取り付けタブ５４が、
中央本体部４６から下向きに突出している。フック状取
り付けタブは、ラッチ部材３０のスロット４２（図２）
を貫通して突出し、取り付けタブのフック部分は、ラッ
チ部材の底面の下にスナップ係合する。従って、ラッチ
部材３０のスロット４２に収容されるＣＰＡ２８のフッ
ク状取り付けタブ５４には、ラッチ部材に対して双頭矢
印Ｂ（図１）の方向に移動させるために、ＣＰＡをラッ
チ部材に摺動可能に取り付ける手段が設けられている。
ラッチ部材３０の後端３４は、ＣＰＡのためにストッパ
を設けるスロット４２を画成している。図１において、
オペレータの親指または指でＣＰＡを容易に移動させる
ために、ＣＰＡの上面にのこぎり歯状の傾斜５６が設け
られているのが示されている。
【００１５】図４及至図８において、電気コネクタの接
合動作時の、第一の電気コネクタ１２と、第二の電気コ
ネクタ１４と、ラッチ部材３０と、ＣＰＡ２８の様々な
連続位置が示されている。その動作の説明に進む前に、
図４について説明すると、ＣＰＡ２８のそれぞれのスト
ップアーム５２には、その先端に下向き突出フック５８
が設けられている。フックは、前向きストップ面５８ａ
と、前向き傾斜面５８ｂと、後ろ向き傾斜面５８ｃを規
定している。
合動作時の、第一の電気コネクタ１２と、第二の電気コ
ネクタ１４と、ラッチ部材３０と、ＣＰＡ２８の様々な
連続位置が示されている。その動作の説明に進む前に、
図４について説明すると、ＣＰＡ２８のそれぞれのスト
ップアーム５２には、その先端に下向き突出フック５８
が設けられている。フックは、前向きストップ面５８ａ
と、前向き傾斜面５８ｂと、後ろ向き傾斜面５８ｃを規
定している。
【００１６】次に、電気コネクタの接合と、電気コネク
タの位置決め保証装置の動作について説明すると、図１
において、完全な接合解除状態の第一の電気コネクタ１
２および第二の電気コネクタ１４が示されている。ラッ
チ部材３０は、静止または不動作位置にあり、ＣＰＡ２
８は、後退または後ろ側の初期非動作位置にある。
タの位置決め保証装置の動作について説明すると、図１
において、完全な接合解除状態の第一の電気コネクタ１
２および第二の電気コネクタ１４が示されている。ラッ
チ部材３０は、静止または不動作位置にあり、ＣＰＡ２
８は、後退または後ろ側の初期非動作位置にある。
【００１７】図５において、一部分のみが接合されてい
る、第一の電気コネクタ１２および第二の電気コネクタ
が示されている。この位置において、ラッチ部材３０の
前端３６が、ラッチ部としてのラッチボス２０の傾斜面
２０ａに乗り上げ、ボスの上面に停止している。この動
作時に、（図５では見えない）ラッチ部材の両側のスト
ップウィング４４（図２）は、第一の電気コネクタ１２
の作動部としての作動ボス２２を通過し、それによって
干渉はされない。図５に示す電気コネクタの接合の途中
の状態において、ＣＰＡ２８はまだ、後ろ側または初期
非動作位置にある。なお、図４および図５において、ス
トップアーム５２のストップ面５８ａが、ラッチ部材３
０のストップウィング４４の後端縁に衝合するため、Ｃ
ＰＡ２８は前方に移動することができない。これによ
り、ＣＰＡとラッチ部材との間に相補型相互係合ストッ
パ手段が設けられており、電気コネクタが接合されない
と、ＣＰＡがその初期位置から最終位置まで移動するの
を阻止する。
る、第一の電気コネクタ１２および第二の電気コネクタ
が示されている。この位置において、ラッチ部材３０の
前端３６が、ラッチ部としてのラッチボス２０の傾斜面
２０ａに乗り上げ、ボスの上面に停止している。この動
作時に、（図５では見えない）ラッチ部材の両側のスト
ップウィング４４（図２）は、第一の電気コネクタ１２
の作動部としての作動ボス２２を通過し、それによって
干渉はされない。図５に示す電気コネクタの接合の途中
の状態において、ＣＰＡ２８はまだ、後ろ側または初期
非動作位置にある。なお、図４および図５において、ス
トップアーム５２のストップ面５８ａが、ラッチ部材３
０のストップウィング４４の後端縁に衝合するため、Ｃ
ＰＡ２８は前方に移動することができない。これによ
り、ＣＰＡとラッチ部材との間に相補型相互係合ストッ
パ手段が設けられており、電気コネクタが接合されない
と、ＣＰＡがその初期位置から最終位置まで移動するの
を阻止する。
【００１８】図６において、それぞれが完全な接合状態
である、第一および第二の電気コネクタ１２、１４が示
されている。ラッチ部材３０の前端３６は、矢印Ｄの方
向に下がり、ラッチショルダ４０は、ラッチ部としての
ラッチボス２０の垂直な前端の後ろに下ろされている。
この位置において、電気コネクタを引き離すことによ
り、容易に電気コネクタを接合解除することはできな
い。それらを係合解除することができる唯一の方法は、
ラッチ部材３０の後端３４で押し下げ、ラッチ部として
のラッチボス２０を通過させるのに足るだけ、前端３６
およびラッチショルダ４０を上向きに回動させることで
ある。しかしながら、次に、ストップアームのフック部
５８が、作動部としての作動ボス２２の上面で停止して
いるため、ストップアーム５２は、上昇位置のままであ
ることが分かる。換言すれば、第一の電気コネクタの作
動ボスは、ＣＰＡが前方に移動するのを防止するストッ
パ手段を解除するのに効果的である。
である、第一および第二の電気コネクタ１２、１４が示
されている。ラッチ部材３０の前端３６は、矢印Ｄの方
向に下がり、ラッチショルダ４０は、ラッチ部としての
ラッチボス２０の垂直な前端の後ろに下ろされている。
この位置において、電気コネクタを引き離すことによ
り、容易に電気コネクタを接合解除することはできな
い。それらを係合解除することができる唯一の方法は、
ラッチ部材３０の後端３４で押し下げ、ラッチ部として
のラッチボス２０を通過させるのに足るだけ、前端３６
およびラッチショルダ４０を上向きに回動させることで
ある。しかしながら、次に、ストップアームのフック部
５８が、作動部としての作動ボス２２の上面で停止して
いるため、ストップアーム５２は、上昇位置のままであ
ることが分かる。換言すれば、第一の電気コネクタの作
動ボスは、ＣＰＡが前方に移動するのを防止するストッ
パ手段を解除するのに効果的である。
【００１９】図７において、それぞれがまだ完全な接合
状態であり、ラッチ部材３０の前端３６が第一の電気コ
ネクタのラッチ部としてのラッチボス２０の後ろでラッ
チされている、第一および第二の電気コネクタ１２、１
４が示されている。しかしながら、ＣＰＡ２８は、その
初期位置から離れて、ストップアーム５２のフック部５
８がストップウィング４４の上面に乗り上げるまで、ス
トップアーム５２の前端の傾斜面５８ｂが、ラッチ部材
のストップウィング４４上を移動する中間位置まで、矢
印Ｅの方向に前向きに移動されている。
状態であり、ラッチ部材３０の前端３６が第一の電気コ
ネクタのラッチ部としてのラッチボス２０の後ろでラッ
チされている、第一および第二の電気コネクタ１２、１
４が示されている。しかしながら、ＣＰＡ２８は、その
初期位置から離れて、ストップアーム５２のフック部５
８がストップウィング４４の上面に乗り上げるまで、ス
トップアーム５２の前端の傾斜面５８ｂが、ラッチ部材
のストップウィング４４上を移動する中間位置まで、矢
印Ｅの方向に前向きに移動されている。
【００２０】図８において、この場合も先と同様に、そ
れぞれが完全な接合状態である、第一および第二の電気
コネクタ１２、１４が示されているが、ＣＰＡ２８は、
電気コネクタが完全に接合されていることを示す最終位
置まで、矢印Ｆの方向に前向きに完全に移動されてい
る。ストップアームのフック部５８が、ラッチ部材３０
の前方に移動して、ラッチ部材３０のストップウィング
４４を通過するため、ストップアーム５２は、矢印Ｇの
方向に下がっている。
れぞれが完全な接合状態である、第一および第二の電気
コネクタ１２、１４が示されているが、ＣＰＡ２８は、
電気コネクタが完全に接合されていることを示す最終位
置まで、矢印Ｆの方向に前向きに完全に移動されてい
る。ストップアームのフック部５８が、ラッチ部材３０
の前方に移動して、ラッチ部材３０のストップウィング
４４を通過するため、ストップアーム５２は、矢印Ｇの
方向に下がっている。
【００２１】なお、図８に示すように、ＣＰＡ２８の最
終位置において、ＣＰＡの前側のブロッキング舌片５０
は、図１及び図２において明らかなように、第二の電気
コネクタ１４のハウジング２４の一部分を形成している
横断片６０の下に移動している。従って、ラッチ部材３
０の後端３４を押し下げることにより、電気コネクタを
離脱させようとすると、横断片６０の下で衝合されてい
るブロッキング舌片５０により、ラッチ部材およびＣＰ
Ａの装置全体が、部材の最終のラッチ状態から解除方向
へ回動するのが阻止されるため、ラッチ部材はラッチ状
態から解除方向に回動することができない。
終位置において、ＣＰＡの前側のブロッキング舌片５０
は、図１及び図２において明らかなように、第二の電気
コネクタ１４のハウジング２４の一部分を形成している
横断片６０の下に移動している。従って、ラッチ部材３
０の後端３４を押し下げることにより、電気コネクタを
離脱させようとすると、横断片６０の下で衝合されてい
るブロッキング舌片５０により、ラッチ部材およびＣＰ
Ａの装置全体が、部材の最終のラッチ状態から解除方向
へ回動するのが阻止されるため、ラッチ部材はラッチ状
態から解除方向に回動することができない。
【００２２】電気コネクタを離脱させるために、ＣＰＡ
２８を矢印Ｆの方向と反対の方向に後ろ向きに移動さ
せ、ＣＰＡのフック部５８の後ろ向き傾斜面５８ｃをス
トップウィング４４の上面に乗り上げさせて、ＣＰＡを
その初期位置に戻すことができる。ＣＰＡが、ラッチ部
材３０に対して後ろ向きに移動された後に、ＣＰＡの前
側のブロッキング舌片５０は、横断片６０の下での係合
から移動し、ラッチ部材３０をラッチ状態から解除方向
に回動させることができ、電気コネクタを接合解除させ
ることができる。
２８を矢印Ｆの方向と反対の方向に後ろ向きに移動さ
せ、ＣＰＡのフック部５８の後ろ向き傾斜面５８ｃをス
トップウィング４４の上面に乗り上げさせて、ＣＰＡを
その初期位置に戻すことができる。ＣＰＡが、ラッチ部
材３０に対して後ろ向きに移動された後に、ＣＰＡの前
側のブロッキング舌片５０は、横断片６０の下での係合
から移動し、ラッチ部材３０をラッチ状態から解除方向
に回動させることができ、電気コネクタを接合解除させ
ることができる。
【００２３】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、ハウジ
ングにラッチ部と作動部を有する第一の電気コネクタ
と、電気コネクタが接合されると、移動して第一の電気
コネクタのラッチ部との係合が可能なラッチ部材をハウ
ジングに有する第二の電気コネクタとで構成され、電気
コネクタが接合されていることを示すために、ハウジン
グに対して回動可能に取り付けられたラッチ部材に電気
コネクタの位置決め保証装置（ＣＰＡ）を移動可能に取
り付け、電気コネクタが接合されないと、ＣＰＡが初期
位置から最終位置に移動するのを阻止するために、ＣＰ
Ａとラッチ部材間に相補型相互係合ストッパ手段を設け
たので、配線回路における、電気コネクタの不完全な取
り付けおよびロック、または不完全な接合を防止し、完
全に適切に接続された時の不注意によるロック解除を防
止することができる。
ングにラッチ部と作動部を有する第一の電気コネクタ
と、電気コネクタが接合されると、移動して第一の電気
コネクタのラッチ部との係合が可能なラッチ部材をハウ
ジングに有する第二の電気コネクタとで構成され、電気
コネクタが接合されていることを示すために、ハウジン
グに対して回動可能に取り付けられたラッチ部材に電気
コネクタの位置決め保証装置（ＣＰＡ）を移動可能に取
り付け、電気コネクタが接合されないと、ＣＰＡが初期
位置から最終位置に移動するのを阻止するために、ＣＰ
Ａとラッチ部材間に相補型相互係合ストッパ手段を設け
たので、配線回路における、電気コネクタの不完全な取
り付けおよびロック、または不完全な接合を防止し、完
全に適切に接続された時の不注意によるロック解除を防
止することができる。
【図１】本発明によるコネクタの位置決め保証装置に適
合されたコネクタハウジングが組み込まれている、電気
コネクタ装置における一対の接合するコネクタの斜視図
である。
合されたコネクタハウジングが組み込まれている、電気
コネクタ装置における一対の接合するコネクタの斜視図
である。
【図２】図示を容易にするためにＣＰＡが第二の電気コ
ネクタから取り外された、図１と同様の斜視図である。
ネクタから取り外された、図１と同様の斜視図である。
【図３】ＣＰＡの底面の斜視図である。
【図４】ＣＰＡが初期位置にある、電気コネクタの接合
前のコネクタの軸線方向または接合方向の分解断面図で
ある。
前のコネクタの軸線方向または接合方向の分解断面図で
ある。
【図５】電気コネクタの一部分が接合され、ラッチ部材
が中間位置にあり、ＣＰＡがまだ初期位置にある、図４
と同様の連続図である。
が中間位置にあり、ＣＰＡがまだ初期位置にある、図４
と同様の連続図である。
【図６】ラッチ部材が完全にラッチされ、電気コネクタ
が完全に接合されているが、ＣＰＡが非動作位置にあ
る、図５と同様の連続図である。
が完全に接合されているが、ＣＰＡが非動作位置にあ
る、図５と同様の連続図である。
【図７】ＣＰＡが最終位置に向かって移動されている、
図６と同様の連続図である。
図６と同様の連続図である。
【図８】ＣＰＡが最終位置にあり電気コネクタが完全に
接合されている、図７と同様の連続図である。
接合されている、図７と同様の連続図である。
１０ 電気コネクタ装置 １２ 第一の電気コネクタ １４ 第二の電気コネクタ １６ ハウジング ２０ ラッチ部 ２２ 作動部 ２４ ハウジング ２８ 電気コネクタの位置決め保証装置 ３０ ラッチ部材３２ 枢支部 ４４、５８ａ 相補型相互係合ストッパ手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−50408（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−7982（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−302648（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−126382（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−274686（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−192807（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−92398（ＪＰ，Ａ) 米国特許5203719（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 13/64 H01R 13/639
Claims (8)
- 【請求項１】 ラッチ部２０と、作動部２２を有するハ
ウジング１６を有している第一の電気コネクタ１２と、 電気コネクタが接合されたとき前記第一の電気コネクタ
１２のラッチ部２０と係合可能なラッチ部材３０を有す
るハウジング２４であって、該ラッチ部材３０を支持手
段３２で支持し、前記係合の方向または該係合を解除す
る方向に前記支持手段３２周りに前記ラッチ部材３０を
回動可能に支持するハウジング２４と、前記ラッチ部材３０に取り付けられ、 初期の非動作位置
と最終位置との間で前記ラッチ部材３０上を移動し、電
気コネクタが接合されたことを前記最終位置に移動した
ことで示す電気コネクタの位置決め保証装置（以下、Ｃ
ＰＡという。）２８と、 電気コネクタが接合されないとき、ＣＰＡ２８が前記非
動作位置から最終位置に移動するのを阻止する、ＣＰＡ
２８とラッチ部材３０との間の相補型相互係合ストッパ
手段とで構成され、 電気コネクタが接合されたとき、第一の電気コネクタ１
２の前記作動部２２が、ＣＰＡ２８を初期の非動作位置
から最終位置に効果的に移動させることができる電気コ
ネクタ装置１０の電気コネクタの位置決め保証装置に適
合したコネクタハウジング。 - 【請求項２】 前記ＣＰＡ２８は、ラッチ部材３０のラ
ッチ部２０との係合からの移動をブロックする、最終位
置に配置されることを特徴とする請求項１に記載の電気
コネクタの位置決め保証装置に適合したコネクタハウジ
ング。 - 【請求項３】 前記の初期の非動作位置と最終位置との
間で移動するために、前記ＣＰＡ２８をラッチ部材３０
に摺動可能に取り付ける手段４２、５４を有しているこ
とを特徴とする請求項１に記載の電気コネクタの位置決
め保証装置に適合したコネクタハウジング。 - 【請求項４】 前記相補型相互係合ストッパ手段は、付
勢されてラッチ部材３０のストップウィング４４と係合
される、ＣＰＡ２８の弾性のストップアーム５２を有し
ていることを特徴とする請求項１に記載の電気コネクタ
の位置決め保証装置に適合したコネクタハウジング。 - 【請求項５】 ラッチ部２０を有するハウジング１６を
有している第一の電気コネクタ１２と、 電気コネクタが接合されたとき、第一の電気コネクタ１
２のラッチ部２０との係合が可能なラッチ部材３０を有
するハウジング２４であって、該ラッチ部材３０を支持
手段３２で支持し、前記係合の方向または該係合を解除
する方向に前記支持手段３２周りに前記ラッチ部材３０
を回動可能に支持するハウジング２４を有している、前
記第一の電気コネクタ１２と接合可能な第二の電気コネ
クタ１４と、前記ラッチ部材３０に取り付けられ、 初期の非動作位置
と最終位置との間で前記ラッチ部材３０上を移動し、電
気コネクタが接合されたことを前記最終位置に移動した
ことで示すＣＰＡ２８と、 電気コネクタが接合されないとき、ＣＰＡ２８が、ラッ
チ部材３０に対して初期の非動作位置から最終位置に移
動するのを阻止する手段とで構成される電気コネクタ装
置１０の電気コネクタの位置決め保証装置に適合するコ
ネクタハウジング。 - 【請求項６】 前記ＣＰＡ２８は、ラッチ部材３０のラ
ッチ部２０との係合からの移動をブロックする、最終位
置に配置されることを特徴とする請求項５に記載の電気
コネクタの位置決め保証装置に適合するコネクタハウジ
ング。 - 【請求項７】 前記非動作位置と最終位置との間で移動
するために、前記ＣＰＡ２８をラッチ部材３０に摺動可
能に取り付ける手段４２、５４を有していることを特徴
とする請求項６に記載の電気コネクタの位置決め保証装
置に適合するコネクタハウジング。 - 【請求項８】 前記の阻止する手段は、付勢されてラッ
チ部材３０のストップウィング４４と係合される、ＣＰ
Ａ２８の弾性のストップアーム５２を有していることを
特徴とする請求項５に記載の電気コネクタの位置決め保
証装置に適合するコネクタハウジング。
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