JP6354655B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、嵌合検知部材を備えたコネクタに関する。
従来、互いに嵌合される一対のコネクタハウジングの嵌合状態を検知することが可能な嵌合検知部材を備えたコネクタが知られている。嵌合検知部材は、一対のコネクタハウジングの正規嵌合時には初期位置から前方への移動が可能で、非正規嵌合時には初期位置から前方への移動が不可能であるようにして、一方のコネクタハウジングに装着されている。すなわち、嵌合検知部材を初期位置から移動できるか否かによってコネクタの嵌合状態を知ることができる。
この種のコネクタにおいて例えば下記特許文献1に記載されたコネクタの嵌合検知部材は、後端部に設けられたベース部と、ベース部の左右両端部から前方に突出して設けられた一対のストップアームとを有している。一対のストップアームは、コネクタハウジングに係止して嵌合検知部材の移動を規制するものである。詳しくは、一対のストップアームは、嵌合検知部材が初期位置に配されているときにコネクタハウジングに設けられたロックアーム(文献1ではラッチ部材)の左右両側に突設されたストップウィングに係止し、嵌合検知部材の前進を規制するようになっている。
特開平10−177880号公報
しかしながら、上記のように、コネクタハウジングに係止する係止アームを嵌合検知部材の左右両側に設ける構成では、嵌合検知部材が左右方向(幅方向)に大型化する傾向があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、嵌合検知部材を幅方向に小型化することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
本発明のコネクタは、互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングと、前記一対のコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングに設けられ、前記一対のコネクタハウジングの正規嵌合時に、相手側コネクタハウジングに設けられたロック部に係止可能なロックアームと、前記一対のコネクタハウジングの正規嵌合時には初期位置から前方への移動が可能で、半嵌合時には前記初期位置から前方への移動が不可能であるようにして前記一方のコネクタハウジングに装着された嵌合検知部材と、前記嵌合検知部材に前後に並んで設けられ、前記ロックアームに形成された前後方向に延びる溝部の前端部および後端部にそれぞれ係止することで前記嵌合検知部材の移動を規制する一対の係止アームと、を備え、前記一対の係止アームのうち後側の係止アームは、前記嵌合検知部材の幅方向における中央部に設けられ、前記後側の係止アームの幅方向における両側に、前後方向に延びたスリットが形成されているものである。
本発明によれば、コネクタハウジングに係止して嵌合検知部材の移動を規制する係止アームが嵌合検知部材の前後に並んで設けられているから、一対の係止アームが嵌合検知部材の幅方向の両側に設けられている場合に比して、嵌合検知部材を幅方向に小型化することができる。
本実施例におけるコネクタであって、一対のコネクタハウジングの正規嵌合時に嵌合検知部材が検知位置に移動した状態を示す断面図 コネクタハウジングを示す正面図 コネクタハウジングを示す平面図 コネクタハウジングを示す背面図 嵌合検知部材を示す正面図 嵌合検知部材を示す側面図 嵌合検知部材を示す底面図 嵌合検知部材が初期位置に保持された状態のコネクタハウジングを示す平面図 嵌合検知部材が初期位置に保持された状態のコネクタハウジングを示す背面図 嵌合検知部材が初期位置に保持された状態のコネクタハウジングを示す断面図 一対のコネクタハウジングの正規嵌合時に嵌合検知部材が初期位置に配されている状態を示す断面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明のコネクタは、前記嵌合検知部材が前記ロックアームの上側に装着され、前記溝部の前端部に係止する前側の係止部および前記溝部の後端部に係止する後側の係止部が、いずれも下方に突出しているものとしてもよい。
また、本発明のコネクタは、前記嵌合検知部材が前記初期位置から前方へ移動して検知位置に至ると、前記一対の係止アームのうち前側の係止アームが前記溝部から出て前記ロックアームの前端に係止し、前記嵌合検知部材の後端に設けられた後壁部が前記ロックアームの後端に当接するようになっているものとしてもよい。このような構成によれば、初期位置から前方へ移動した嵌合検知部材を検知位置に保持することができる。
<実施例>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図11を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例におけるコネクタCは、一対のコネクタハウジング10,50の嵌合状態を検知することが可能な嵌合検知部材30を備えている。嵌合検知部材30は、一対のコネクタハウジング10,50の正規嵌合時には初期位置から前方への移動が可能で、非正規嵌合時には初期位置から前方への移動が不可能であるようにして、一方のコネクタハウジング10に装着されている。以下、各構成部材において、両コネクタハウジング10,50における嵌合面側をそれぞれ前方とし、また、図1の上側を上方、下側を下方として説明する。
相手側コネクタハウジング50は合成樹脂製であり、雄型の端子金具(以後、相手側端子金具51と称する)を保持する端子保持部52を有し、端子保持部52の前方には筒状をなすフード部53が一体に形成されている。相手側端子金具51のタブ部は、端子保持部52の前面から前方に突出してフード部53に包囲されている。
フード部53の上面には、ロック部54が突設されている。ロック部54は、相手側コネクタハウジング50の左右方向における中央部に配置されている。ロック部54の前面54Fは、後方へ向かって次第に上るように傾斜している。また、ロック部54の上面(突出端面)54Uは、略水平(前後方向に対して略平行)で平坦な面とされている。そして、ロック部54の後面54Bは、前後方向に対して略直角をなして切り立っている。
コネクタハウジング10は合成樹脂製であり、電線Wの端末部に接続された雌型の端子金具(以後、端子金具11と称する)を収容して保持する端子収容部12を有し、端子収容部12は略角筒状をなす筒状嵌合部13によって包囲されている。そして、端子収容部12と筒状嵌合部13との間の嵌合空間に、相手側コネクタハウジング50のフード部53が嵌入されるようになっている。
端子収容部12には、複数本の端子金具11が横1列に並べて収容される。各端子金具11は、端子収容部12に後方から挿入され、ランス14により抜け止めされる。端子収容部12の後部には、各電線Wに嵌着されたゴム栓15によって個別にシールされるシールタワー部16が設けられている。シールタワー部16は円筒形状をなし、端子収容部12の後部に左右方向に並んで形成されている(図4参照)。
そして、コネクタハウジング10には、一対のコネクタハウジング10,50の正規嵌合時に、相手側コネクタハウジング50に設けられたロック部54に係止可能なロックアーム17が備えられている。ロックアーム17は、端子収容部12の上面側に設けられている。なお、筒状嵌合部13の上壁は、前端部のみを残すようにしてロックアーム17の形成部位が切り欠かれた形態をなしている。
ロックアーム17は、全体として、前後方向に長い略水平(端子収容部12の上面と略平行)な板状をなしている。ロックアーム17は、図1に示すように、端子収容部12の上面に立設された脚部18によって前後方向における略中央部を支持され、脚部18を略支点としてシーソー状に傾動変位し得るようになっている。
ロックアーム17には、上下方向に貫通した形態で溝部19が形成されている。溝部19は、図3に示すように、ロックアーム17の幅方向における中央部に形成され、前後方向に直線状をなして延びている。溝部19の幅寸法は全長にわたって略一定とされている。
ロックアーム17の前端部(溝部19よりも前方の部分)には、図1に示すように、相手側コネクタハウジング50のロック部54に係止可能なロック係止部21が設けられている。ロック係止部21の前面21Fは、ロック部54の前面54Fと同等の勾配で傾斜している。また、ロック係止部21の上面21Uは、略水平(前後方向に対して略平行)な面とされている。そして、ロック係止部21の後面(溝部19に臨む面)21Bは、概ね前後方向に対して略直角をなしている。なお、ロック係止部21の前端部(ロック係止部21の上面21Uと前面21Fとの間の角部)は、丸みを帯びた形態のエッジ部22とされている。
ロックアーム17の左右両側には、図4に示すように、係止凸部23が突出して設けられている。係止凸部23は、後述する嵌合検知部材30に設けられた係止凹部36に入り込んで上下方向に係止可能とされている。係止凸部23は、図3に示すように、ロックアーム17の略後半部分に、前後方向に延びて形成されている。
ロックアーム17の後端部(溝部19よりも後方の部分)には、ロック部54との係止を解除する際に押圧操作される押圧操作部24が設けられている。押圧操作部24は薄い板状をなしている。
コネクタハウジング10のうちロックアーム17の左右両側には、図4に示すように、一対の保護壁25が立設されている。一対の保護壁25は互いに略平行をなし、図3に示すように、コネクタハウジング10の後端から前方の筒状嵌合部13に至る範囲に設けられている。
また、コネクタハウジング10のうちロックアーム17の下方には、ロックアーム17の過度の撓み変形を防ぐ過度撓み防止部26が設けられている(図4参照)。過度撓み防止部26は、コネクタハウジング10の幅方向における略中央に位置する一対のシールタワー部16の上側に立設されている。
そして、過度撓み防止部26の上端部には、初期位置に保持された嵌合検知部材30が後端下がりの斜め姿勢にされたときに当接可能なストッパ部27が設けられている。ストッパ部27は、過度撓み防止部26の上端部から略水平方向に張り出して設けられ、過度撓み防止部26の上端部と保護壁25の下端部とを繋ぐ形態をなしている。
嵌合検知部材30は合成樹脂製であり、図7に示すように、全体として前後方向に若干長いホームベース形状(前端部が次第に幅狭になるとともに後側部分が略方形状)をなす本体部31を有している。本体部31は平板状をなしている。
嵌合検知部材30の後端部には、図10に示すように、本体部31の後端に沿って上方に立設された壁状をなす第1後壁部32が設けられている。第1後壁部32の前面は、本体部31の上面に対して略直角をなしている。
また、嵌合検知部材30の後端部には、図10に示すように、本体部31の後端に沿って下方に垂下された壁状をなす第2後壁部(後壁部)33が設けられている。第2後壁部33は、前後方向に対して略直角をなしている。第2後壁部33の厚さ寸法(前後方向の寸法)は、第1後壁部32の同方向の寸法よりも小さくされている。また、第2後壁部33の高さ寸法(上下方向の寸法)は、第1後壁部32の同方向の寸法よりも大きくされている。なお、嵌合検知部材30の後面は、第1後壁部32、本体部31および第2後壁部33が段差なく連なって平坦な面とされている。
嵌合検知部材30の上面には、左右両側縁に沿って一対の突条部34が立設されている(図8参照)。一対の突条部34は、本体部31の略後半部分に設けられている。一対の突条部34の後端部は、第1後壁部32の左右両端部に連なっている。なお、突条部34の高さ寸法は、第1後壁部32の高さ寸法よりも小さくされている(図10参照)。
嵌合検知部材30の下面には、図7に示すように、左右両側縁に沿って一対のガイド部35が垂下されている。一対のガイド部35は、本体部31の略後半部分に設けられた壁状をなしている。各ガイド部35の厚さ寸法(左右方向の寸法)は、保護壁25とロックアーム17との間の左右方向の間隔に整合した寸法とされている。
一対のガイド部35の後端部は、第2後壁部33の左右両端部に連なっている。また、一対のガイド部35の高さ寸法と第2後壁部33の高さ寸法とは同等とされている(図5参照)。なお、ガイド部35と突条部34とは前端の位置が揃えられ、ガイド部35の高さ寸法は、突条部34の高さ寸法よりも大きくされている(図6参照)。
一対のガイド部35の内面(対向面)には、ロックアーム17の係止凸部23が入り込み可能な係止凹部36が形成されている(図5参照)。係止凹部36は、ガイド部35の内面に略方形断面を有して凹んだ溝状をなし、前後方向に貫通している。
一対のガイド部35の下面には、図5に示すように、突出リブ37がそれぞれ突設されている。各突出リブ37の左右方向の寸法はガイド部35の左右方向の寸法よりも小さくされている。一対の突出リブ37は、一対のガイド部35および第2後壁部33の下面から一段下がった形態をなしている。一対の突出リブ37は、図7に示すように、一対のガイド部35の外側面(対向面と反対側の面)に沿って前後方向に延びている。突出リブ37は、ガイド部35の略後半部分に形成されている。
嵌合検知部材30の略後半部分は、図6に示すように、上面側に一対の突条部34および第1後壁部32が設けられるとともに、下面側に一対のガイド部35および第2後壁部33が設けられることで、略前半部分に比して高い剛性を有する高剛性部38となっている。そして、嵌合検知部材30のうち前後方向における中間部であって高剛性部38よりも前側の部分は、全幅にわたって上下両面に凹凸形状が無い薄い平板状をなす平板部39とされている。
さて、嵌合検知部材30には、ロックアーム17に形成された溝部19の前端部および後端部にそれぞれ係止することで嵌合検知部材30の移動を規制する一対の係止アーム40が、前後に並んで設けられている。
一対の係止アーム40のうち前側の係止アーム(以後、前側アーム40Fと称する)は、本体部31の略前半部分によって構成されている。前側アーム40Fは、全体として前端に向かって次第に幅狭となる略台形の薄い板状をなしている。前側アーム40Fは、本体部31の前後方向における中央部を略支点として上下方向に弾性変位可能とされている(図11参照)。
前側アーム40Fの前端部には、図8および図10に示すように、ロックアーム17のロック係止部21に前後両側から係止可能な前側係止部41が下方に突出して設けられている。前側係止部41は、溝部19の幅寸法と同等の幅寸法を有して、溝部19に入り込み可能とされている。前側係止部41の突出寸法(上下方向の寸法)は、ロック係止部21の上下方向の寸法よりも若干大きくされている。
前側係止部の前面41Fは、前後方向に対して略直角な面とされ、図10に示すように、嵌合検知部材30が初期位置に配されているときにロック係止部21の後面21Bに後方から係止可能とされている。また、前側係止部41の下面(突出端面)41Sは略水平で平坦な面とされ、図11に示すように、前側係止部41がロック部54に乗り上げたときに、ロック部54の上面54Uに当接して支持されるようになっている。そして、前側係止部41の後面41Bは、図1に示すように、嵌合検知部材30が検知位置に配されているときに、ロック係止部21に前方から係止可能とされている。前側係止部41の後面41Bは、下端よりも上端が後方に位置するように傾斜し、その上端部にロック係止部21のエッジ部22が当接可能となっている。
なお、前側アーム40Fの上面における前端部は、前方に向かって下がる傾斜をなしている。また、前側アーム40Fの下面における前側係止部41と平板部39との間の部分は、後方に向かって上る緩い傾斜をなしている。
一対の係止アーム40のうち後側の係止アーム(以後、後側アーム40Bと称する)は、図7に示すように、嵌合検知部材30の本体部31にスリット42を入れることで形成されている。後側アーム40Bは、その前側と左右両側とがスリット42に囲まれてなり、前端が自由端、後端が固定端とされた片持ち状をなしている。
後側アーム40Bは、高剛性部38における略前半部分に形成されている。後側アーム40Bの前端は、突条部34およびガイド部35の前端と前後方向の位置が揃っている。後側アーム40Bは、図7に示すように、嵌合検知部材30の幅方向における中央部に位置し、前側アーム40Fと直線状をなしている。後側アーム40Bの幅寸法(左右方向の寸法)は、前側係止部41の幅寸法と同等であり、全長にわたり一定とされている。
後側アーム40Bの前端部には、図11に示すように、溝部19の後端部に係止可能な後側係止部43が、下方に突出して設けられている。後側係止部43の前面43Fは傾斜面とされ、後側係止部43の後面43Bは前後方向に対して略垂直をなす切り立った面とされている。なお、後側係止部43は、後側アーム40Bの全幅に形成されている。
次に、本実施例のコネクタCにおける嵌合作業の一例を説明する。
まず、嵌合検知部材30を初期位置に配置する。嵌合検知部材30は、図10に示すように、前側係止部41が溝部19の前端部に係止し、後側係止部43が溝部19の後端部に係止することで、前後方向の移動が規制される。また、ガイド部35の略前半部分がロックアーム17と保護壁25との間に差し入れられることで、左右方向の移動が規制される。さらに、係止凹部36の略前半部分に係止凸部23が入り込むことで、ロックアーム17に対して上下方向の変位が規制される。
初期位置に保持された嵌合検知部材30の後端部(後側アーム40Bよりも後側の部分)は、コネクタハウジング10の後面から後方に突出しており、突出リブ37はストッパ部27から後方にずれて配されている。そして、嵌合検知部材30の後端部が不用意に下方に押圧されて嵌合検知部材30が斜め姿勢にされると、突出リブ37がストッパ部27に後方から突き当たり、嵌合検知部材30の前方への移動が防がれるようになっている。
次いで、両コネクタハウジング10,50を嵌合する。コネクタハウジング10の端子収容部12を相手側コネクタハウジング50のフード部53に押し入れる。この嵌合過程では、相手側端子金具51のタブ部が端子金具11の接続部に次第に挿入される。また、ロック係止部21の前面21Fとロック部54の前面54Fとが当接し、ロック係止部21がロック部54の上方へ乗り上がりつつロックアーム17が斜めに弾性変位し、嵌合検知部材30もロックアーム17と一体となって傾動変位する。
このコネクタCの半嵌合の状態(両コネクタハウジング10,50が正規嵌合に至っていない状態)では、嵌合検知部材30の前側係止部41と溝部19の前端部との係止状態が保持されるので、嵌合検知部材30を検知位置へ移動することはできない。
そして、図11に示すように、コネクタCが正規の嵌合状態に至ると、ロック係止部21がロック部54を乗り越えてロックアーム17が弾性復帰し、ロック係止部21の後面21Bとロック部54の後面54Bとが前後方向に対向配置されて、両コネクタハウジング10,50が正規の嵌合状態にロックされる。また、嵌合検知部材30の前側係止部41がロック部54の上面54Uに乗り上がって溝部19から上方に突出し、前側アーム40Fは斜めに弾性変形した状態になる。このとき、嵌合検知部材30の後半部分は、係止凸部23と係止凹部36との係止により水平姿勢に保持されている。こうして、前側係止部41とロック係止部21との係止状態が解除され、嵌合検知部材30が検知位置側への移動を許容された状態になる。なお、コネクタCが正規の嵌合状態に至ると、相手側端子金具51と端子金具11とが正規の接続状態になる。
次に、嵌合検知部材30を検知位置に移動させる。嵌合検知部材30の後面を前方に押圧すると、前側係止部41がロック係止部21の上面21Uに沿って前方へ移動し、やがてロック係止部21を通過する。すると、図1に示すように、前側アーム40Fが下方に弾性復帰し、前側係止部41の後面41Bとロック係止部21のエッジ部22とが前後方向に係止し、また、嵌合検知部材30の第2後壁部33がロックアーム17の後端に突き当たる。こうして、検知位置に至った嵌合検知部材30は、前後方向の移動が規制される。なお、嵌合検知部材30の後端面はコネクタハウジング10の後面から突出することなく、コネクタハウジング10の後面に揃った状態になっている。
以上により、コネクタCの嵌合作業が完了する。
なお、嵌合検知部材30が検知位置に保持された状態では、ロックアーム17の上面の略全体が嵌合検知部材30で覆われるとともに、嵌合検知部材30の突出リブ37がストッパ部27に上方から当接している。したがって、嵌合検知部材30およびロックアーム17のロック解除方向の変位(後端部が下方に下がる変位)が規制され、不用意なロック解除を防ぐことができる。
次に、本実施例のコネクタCにおける離脱作業の一例を説明する。
まず、嵌合検知部材30を検知位置から初期位置に引き戻す。第1後壁部32に後ろ向きの力を加えると、前側係止部41の後面41Bの傾斜によって前側係止部41が上方に変位し、ロック係止部21の上面21Uを通過してロック部54の上面54Uに支持された状態になる(図11参照)。また、後側係止部43が溝部19の後端部に係止することで、それ以上の後進が阻まれる。こうして嵌合検知部材30が初期位置に引き戻される。嵌合検知部材30が初期位置に配された状態では、突出リブ37がストッパ部27から後方に外れ、嵌合検知部材30およびロックアーム17のロック解除方向の変位が許容される。
次に、両コネクタハウジング10,50を離脱する。初期位置に保持された嵌合検知部材30の後端部を下方に押圧すると、ロックアーム17が後ろ下がりに傾いてロック係止部21が上方に変位し、ロック部54との係止が解除される。そのまま、両コネクタハウジング10,50を引き離すと、前側係止部41がロック部54を通過して前側アーム40Fが弾性復帰し、続いてロックアーム17のロック係止部21がロック部54の上面54Uを通過してロックアーム17が弾性復帰し、両コネクタハウジング10,50が離脱される。
以上により、コネクタCの離脱作業が完了する。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例のコネクタCは、互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジング10,50を有し、そのうち一方のコネクタハウジング10には、一対のコネクタハウジング10,50の正規嵌合時に、相手側コネクタハウジング50に設けられたロック部54に係止可能なロックアーム17が設けられている。また、一方のコネクタハウジング10には、一対のコネクタハウジング10,50の正規嵌合時には初期位置から前方への移動が可能で、半嵌合時には初期位置から前方への移動が不可能であるようにして嵌合検知部材30が装着されている。そして、嵌合検知部材30には、ロックアーム17に形成された前後方向に延びる溝部19の前端部および後端部にそれぞれ係止することで嵌合検知部材30の移動を規制する一対の係止アーム40が、前後に並んで設けられている。
この構成によれば、従来のように一対の係止アームが嵌合検知部材の幅方向の両側に設けられている場合に比して、嵌合検知部材30を幅方向に小型化することができる。
また、嵌合検知部材30が初期位置から前方へ移動して検知位置に至ると、前側アーム40Fが溝部19から出てロックアーム17の前端に係止し、嵌合検知部材30の後端に設けられた第2後壁部33がロックアーム17の後端に突き当たるようになっている。この構成によれば、初期位置から前方へ移動した嵌合検知部材30を検知位置に保持することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、溝部19は上下方向に貫通した形態とされているが、これに限らず、例えば溝部は下面に底壁を有した凹みであってもよい。
(2)上記実施例では、前側アーム40Fが全体として前端に向かって次第に幅狭となる台形状をなしているが、これに限らず、前側アームは溝部の前端部に係止可能であればよく、例えば前側アームは、前後方向に長い長方形状をなすものとしてもよい。
(3)上記実施例では、前側係止部41および後側アーム40Bの幅寸法が溝部19の幅寸法と同等とされているが、これに限らず、前側係止部および後側アームの幅寸法は溝部の幅寸法より小さければよい。
C…コネクタ
10…コネクタハウジング
17…ロックアーム
19…溝部
30…嵌合検知部材
31…本体部
33…第2後壁部(後壁部)
40…係止アーム
40B…後側アーム(後側の係止アーム)
40F…前側アーム(前側の係止アーム)
42…スリット
50…相手側コネクタハウジング
54…ロック部

Claims (3)

  1. 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングと、
    前記一対のコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングに設けられ、前記一対のコネクタハウジングの正規嵌合時に、相手側コネクタハウジングに設けられたロック部に係止可能なロックアームと、
    前記一対のコネクタハウジングの正規嵌合時には初期位置から前方への移動が可能で、半嵌合時には前記初期位置から前方への移動が不可能であるようにして前記一方のコネクタハウジングに装着された嵌合検知部材と、
    前記嵌合検知部材に前後に並んで設けられ、前記ロックアームに形成された前後方向に延びる溝部の前端部および後端部にそれぞれ係止することで前記嵌合検知部材の移動を規制する一対の係止アームと、
    を備え
    前記一対の係止アームのうち後側の係止アームは、前記嵌合検知部材の幅方向における中央部に設けられ、前記後側の係止アームの幅方向における両側に、前後方向に延びたスリットが形成されているコネクタ。
  2. 前記嵌合検知部材が前記ロックアームの上側に装着され、前記溝部の前端部に係止する前側の係止部および前記溝部の後端部に係止する後側の係止部が、いずれも下方に突出している請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記嵌合検知部材が前記初期位置から前方へ移動して検知位置に至ると、前記一対の係止アームのうち前側の係止アームが前記溝部から出て前記ロックアームの前端に係止し、前記嵌合検知部材の後端に設けられた後壁部が前記ロックアームの後端に当接するようになっている請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
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