JP2021005518A - コネクタ - Google Patents

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裕馬 間宮
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新二朗 木田
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Abstract

【課題】ロック解除時に応力を分散させることができ、嵌合状態で大型になるのを回避することができるコネクタを提供する。【解決手段】コネクタは、ハウジング本体と、相手ハウジングを嵌合状態にロックするロックアームと、を備える。ロックアームは、ハウジング本体から起立する脚部と、ハウジング本体と対向し、脚部と交差して延びるアーム本体と、を有している。脚部は、ハウジング本体から離れるに従って相手ハウジングの嵌合方向に傾斜する形態とされている。ロックアームは、嵌合方向における脚部の形成範囲で、かつ脚部とアーム本体との間に、相手ハウジングの先端部が進入する進入空間を有している。【選択図】図2

Description

本開示は、コネクタに関する。
特許文献1に開示されたコネクタは、ロックアームを有する雌ハウジングと、被係止部を有する雄ハウジングとを備える。ロックアームが被係止部を係止することで、両ハウジングが嵌合状態にロックされる。ロックアームと被係止部とのロック状態は、解除アームによって解除される。解除アームは、雌ハウジングの本体部分から起立する一対の脚片を有し、両脚片を支点として撓み可能とされている。両脚片は、ハウジング本体の上面から後方へ向けて湾曲状に傾斜する形態になっている。
特許文献2に開示されたコネクタも、上記同様、ロックアームを有するハウジングを備える。ロックアームは、ハウジングの本体部分から斜め上後方に延びる幅方向に一対の脚片と、両脚片の上端から前方へ延びる一対のアーム本体と、両アーム本体の前端間に架設されるロック本体とを有している。
特許文献1、2の場合、両脚片が後方へ向けて傾斜する形態になっている。このため、ロックアームのロック解除に際し、上方から押圧力が付与されたときに、両脚片の長さ方向に応力を分散させることができ、両脚片が折損、破損されるのを防止することができる。
特開2005−166604号公報(第18図、第19図) 特開2011−243481号公報(第1図、第2図)
特許文献1、2の場合、雌雄の両ハウジングが嵌合状態にあるときに、雄ハウジングの先端と両脚片とが前後方向に離間して配置され、全体として前後方向に大型化する懸念がある。このため、コネクタの設置スペースが前後方向に狭小なスペースである場合、使用が制限されるという問題がある。
そこで、ロック解除時に応力を分散させることができ、嵌合状態で大型になるのを回避することができるコネクタを提供することを目的とする。
本開示のコネクタは、相手ハウジングに嵌合可能なハウジング本体と、前記相手ハウジングを嵌合状態にロックするロックアームと、を備え、前記ロックアームは、前記ハウジング本体から起立する脚部と、前記ハウジング本体と対向し、前記脚部と交差して延びるアーム本体と、を有し、前記脚部を支点として撓み可能とされており、前記脚部は、前記ハウジング本体から離れるに従って前記相手ハウジングの嵌合方向に傾斜する形態とされ、前記ロックアームは、前記嵌合方向における前記脚部の形成範囲で、かつ前記脚部と前記アーム本体との間に、前記相手ハウジングの先端部が進入する進入空間を有している。
本開示によれば、ロック解除時に応力を分散させることができ、嵌合状態で大型になるのを回避することができるコネクタを提供することが可能となる。
図1は、実施形態1にかかるコネクタにおいて、ハウジングに対して検知部材が待機位置に設置される状態を示す断面図である。 図2は、ハウジングが相手ハウジングに嵌合され、検知部材が検知位置に至った状態を示す断面図である。 図3は、ハウジングが相手ハウジングに嵌合され、検知部材が検知位置に至った状態を示す、図2とは異なる位置で切断した断面図である。 図4は、ハウジングを後方から見た斜視図である。 検知部材の平面図である。 検知部材の正面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)相手ハウジングに嵌合可能なハウジング本体と、前記相手ハウジングを嵌合状態にロックするロックアームと、を備え、前記ロックアームは、前記ハウジング本体から起立する脚部と、前記ハウジング本体と対向し、前記脚部と交差して延びるアーム本体と、を有し、前記脚部を支点として撓み可能とされており、前記脚部は、前記ハウジング本体から離れるに従って前記相手ハウジングの嵌合方向に傾斜する形態とされ、前記ロックアームは、前記嵌合方向における前記脚部の形成範囲で、かつ前記脚部と前記アーム本体との間に、前記相手ハウジングの先端部が進入する進入空間を有している。これによれば、ハウジング本体が相手ハウジングと嵌合状態にあるときに、相手ハウジングの先端部が進入空間に進入し、嵌合方向において脚部と重なる位置に位置することができる。このため、嵌合状態にあるコネクタが嵌合方向に大型になるのを回避することができる。また、脚部がハウジング本体から離れるに従って嵌合方向に傾斜する形態とされるため、ロックアームのロック解除に際し、ロックアームに作用する応力が脚部の長さ方向に均等に分散される。その結果、脚部が折損、破損されるのを防止することができる。
(2)前記相手ハウジングは、前記ハウジング本体を内側に嵌合するフード部を有し、前記フード部は、先端部に、前記ハウジング本体を誘い込む誘い込み部を有し、前記誘い込み部が前記進入空間に進入するのが好ましい。誘い込み部はフード部の隣接する領域に対して薄肉に形成されるため、進入空間に進入し易く、進入空間の狭小化にも対応することができる。
(3)前記ハウジング本体と前記相手ハウジングとが正規に嵌合されたときに、前記ハウジング本体に対し、待機位置から検知位置への移動が許容される検知部材を備え、前記嵌合方向における前記脚部の形成範囲で、かつ前記脚部を挟んで前記進入空間とは反対側となる、前記脚部と前記ハウジング本体との間に、前記検知部材の補強部が進入する第2進入空間を有していると良い。検知部材の補強部が第2進入空間に進入することで嵌合方向において脚部と重なる位置に位置することができ、嵌合方向の大型化をより良好に回避することができる。また、検知部材の補強部が第2進入空間に進入することにより、脚部が第2進入空間側へ傾動するのが防止され、ロックアームによるロック状態を確実に維持することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
コネクタは、ハウジング10および検知部材60を備える。ハウジング10は相手ハウジング90に嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、両ハウジング10、90が嵌合開始時に互いに向き合う面側を前側とする。上下方向は、図5を除く各図を基準とする。
<ハウジング10>
ハウジング10は合成樹脂製であって、図1に示すように、ハウジング本体11と、ハウジング本体11の外周を包囲する嵌合筒部12と、ハウジング本体11および嵌合筒部12をつなぐ径方向に沿った連結部13と、ハウジング本体11の上方に設けられるロックアーム14と、を有している。ハウジング本体11と嵌合筒部12との間で、かつ連結部13より前方の空間は、相手ハウジング90の後述するフード部91(図2および図3を参照)が嵌合する嵌合空間15とされている。
ハウジング本体11は、前後方向に貫通する複数のキャビティ16を有している。図4に示すように、各キャビティ16は、ハウジング本体11において左右に並んで設けられている。図2に示すように、ハウジング本体11は、各キャビティ16の下面に、撓み可能なランス17を有している。各キャビティ16には、後方から端子金具50が挿入される。
図2に示すように、端子金具50は、ランス17に係止され、ハウジング本体11のキャビティ16内に抜け止めされる。端子金具50は、導電金属製であって、電線80の端末部に電気的および機械的に接続され、電線80の外周に嵌められたゴム栓85を保持する。ゴム栓85はシリコンゴムなどのゴム製であって、キャビティ16内に液密に挿入される。
図4に示すように、ハウジング本体11は、後端部に、径方向に張り出す鍔部18を有している。ハウジング本体11の外周面における鍔部18と連結部13との間には、図示しないカバー部材を装着するための装着溝19が周回して設けられている。
ハウジング本体11の外周面には、環状のシール部材20が嵌められる。シール部材20はシリコンゴムなどのゴム製であって、連結部13よりも前方の段差部分に当てられる。図2に示すように、シール部材20は、両ハウジング10、90の嵌合時に、フード部91とハウジング本体11との間に径方向に圧縮される。両ハウジング10、90はシール部材20を介して液密にシールされる。
図1および図2に示すように、ハウジング本体11には、前方からフロントリテーナ21が装着される。フロントリテーナ21は合成樹脂製であって、ハウジング本体11の前面を覆うとともに、シール部材20の前方への抜け出しを規制し、かつ、ランス17の撓み動作を規制する役割をはたす。フロントリテーナ21は、ランス17の撓み動作を規制することで、端子金具50を二次的に抜け止めする。
図4に示すように、嵌合筒部12は、上部に、ロックアーム14の左右両側において上下方向に沿って配置される一対の側壁22と、ロックアーム14の上方において両側壁22の上端間に架設される上壁23と、を有している。
両側壁22は、ハウジング10の前端から後端寄りの位置にわたって形成されている。図4に示すように、両側壁22は、内面に、前後方向に延びて後端に開口する一対の溝部25を有し、さらに両溝部25の内面に、抜止部27(図4は一方のみ図示)を有している。
上壁23は、両側壁22の上端の前部に連設されている。ロックアーム14は、上壁23よりも後方に配置され、平面視において全体を目視可能とされている。
ロックアーム14は、図4に示すように、ハウジング本体11の上面から起立する左右一対の脚部28と、図1に示すように、両脚部28と交差し、両脚部28の上端から前方に延びるアーム本体29と、を有している。
両脚部28の起立端部分は、アーム本体29の後端部に連設されている。両脚部28の付け根部分は、ハウジング本体11の上面に連設されている。両脚部28は、左右方向に沿った板片状をなし、付け根部分から起立端部分にかけて、直線状に後傾する形態になっている。言い換えれば、両脚部28は、付け根部分から起立端部分にかけて、相手ハウジング90の嵌合方向(図1の矢印A方向)に変位(後退)するように傾斜している。
両脚部28の前面は、図1に示すように、嵌合空間15に後方から臨み、かつアーム本体29に下方から臨む傾斜面41とされている。ロックアーム14は、両脚部28の前後方向の形成範囲(両脚部28の付け根部分の前端から起立端部分の後端にわたる領域)において、両脚部28の傾斜面41と、アーム本体29の下面における傾斜面41と上下で対向する領域との間に、相手ハウジング90の後述するフード部91の先端部が進入することが可能な進入空間42を有している。進入空間42は、側断面視において、アーム本体29側の奥端(後端)を頂点とする三角形状をなし、前方に開放されている。
両脚部28の後面は、検知部材60が組み付けられる空間に前方から臨み、かつハウジング本体11に上方から臨む第2傾斜面43とされている。上下方向に対する第2傾斜面43および傾斜面41のそれぞれ傾斜角度は、同一とされている。両脚部28は、長さ方向に一定の前後厚みを有している。ハウジング10は、両脚部28の前後方向の形成範囲において、両脚部28の第2傾斜面43と、ハウジング本体11の上面における第2傾斜面43と上下で対向する領域との間に、検知部材60の後述する補強部67が進入することが可能な第2進入空間44を有している。第2進入空間44は、側断面図において、ハウジング本体11側の奥端(前端)を頂点とする三角形状をなし、後方に開放されている。
図3に示すように、アーム本体29は、前端部に、左右方向に沿った係止部30を有し、係止部30の左右両側に、図4に示すように、前後方向に延びる一対のつなぎ部31を有している。両つなぎ部31の下面は、図1に示すように、前後方向に沿って平坦に形成され、後端部において進入空間42の上面を区画している。
両つなぎ部31は、前後方向および上下方向に沿った板片状をなし、前端部が係止部30の左右両端に連設され、図4に示すように、後端部が両脚部28に連設されている。
図4に示すように、アーム本体29は、後端部に、矩形枠状の枠部33を有している。枠部33は、両脚部28の上端間にて左右に架設されたストッパ部34と、ストッパ部34よりも上方においてストッパ部34と対向して配置される解除部35とを有している。ストッパ部34および解除部35は、前後方向および左右方向に沿った板片状をなしている。ストッパ部34の左右両端は、両つなぎ部31の後端部の下端に連設されている。解除部35の左右両端は、両つなぎ部31の後端部の上端に連設されている。解除部35は、アーム本体29における他の領域よりも一段高く配置されている。
図3に示すように、アーム本体29は、係止部30よりも後方で、かつ両つなぎ部31間に、挿入孔36を有している。挿入孔36は、枠部33の内部を前後方向に貫通し、係止部30と枠部33との間にて上下に開放されている。挿入孔36には、検知部材60の後述する係止片63が後方から挿入される。
図4に示すように、ストッパ部34の後端は、左右方向における両脚部28間の位置に、U字状に切り欠かれた形状の凹所37を有している。凹所37の左右の側縁は、両脚部28の対向する内面に段差なく連続している。
解除部35の上面は、上方に露出する平坦面であって、後端部に、左右方向に延びるリブ状の突部38を有している。図1に示すように、突部38は、前後方向において、両脚部28の起立端部分と重なる位置で、かつ両脚部28の付け根部分よりも後方に配置されている。解除部35の上面が押圧されると、両脚部28を支点として、係止部30が上向きに変位するように、アーム本体29が傾動する。
<検知部材60>
検知部材60は合成樹脂製であって、図5および図6に示すように、上下方向および左右方向に沿った壁部61と、壁部61の下部の左右両端部から前方に突出する一対の抜止片62と、壁部61の上下方向および左右方向の中間部から前方に突出する係止片63と、を有している。検知部材60は、ハウジング10に対し、図1に示すように、壁部61がアーム本体29よりも後方に離れて配置される待機位置と、図2および図3に示すように、壁部61がアーム本体29の後端と当たり得る検知位置と、に前後方向に移動可能に配置される。
壁部61は、縦壁状をなし、両側壁22間の後方領域を覆うことが可能な大きさで構成される。壁部61は、前面の左右両側に、上下方向に延びるリブ状の一対の突片部64を有している。両突片部64は、壁部61の全高にわたって形成されている。両突片部64の下部の外面は、両抜止片62に連設されている。
図6に示すように、壁部61の下部は、前面の左右方向の中間部に、上下方向に延びるリブ状の嵌合突片部65を有している。また、壁部61の下部は、前面の左右両側に、前方に突出する爪状の一対の補強部67を有している。両補強部67の下面は、壁部61の下面に連続している。両補強部67の外面は、両突片部64に連設されている。両補強部67の上面は、前方へ向けて下り勾配で傾斜している。検知部材60が検知位置にあるときに、両補強部67は、図2に示すように、ハウジング10の第2進入空間44に進入する。両補強部67の上面は、第2傾斜面43に沿って配置される。上下方向に対する両補強部67の上面および第2傾斜面43のそれぞれの傾斜角度は、同一とされている。
両抜止片62は、壁部61の左右両端部に連設される付け根部分を支点として内外(左右)に撓み可能とされている。両抜止片62は、両側壁22の溝部25に嵌合される。両抜止片62は、前端部に、外側に突出する爪状の抜止突起66を有している。両抜止片62の抜止突起66は、待機位置では、抜止部27に対向して係止される。
係止片63は、壁部61の左右方向の中間部に連設される付け根部分を支点として上下に撓み可能とされている。図5に示すように、係止片63の前端は、両抜止片62の前端よりも前方に配置されている。
図3に示すように、係止片63の後部73は、壁部61から前方へ直線状に延びる形状になっている。係止片63の後部73は、嵌合突片部65の上端に連設されている。
図3に示すように、係止片63の前部74は、後部73よりも上方に高く配置される部分を有している。係止片63の前部74は、先端部分から下方に突出する爪状の係止突起69を有している。係止片63の前部74は、側面視において、上方に湾曲する形態になっている。
<相手ハウジング90>
相手ハウジング90は合成樹脂製であって、図示しない自動車の機器に固定される。図2に示すように、相手ハウジング90は、前方に突出する筒状のフード部91を有している。フード部91内には、相手端子金具95のタブ96が突出して配置されている。図3に示すように、フード部91の上面には、ロック突部92が突出して設けられている。図2に示すように、フード部91は、開口端側(先端側)の内面を斜めに切り欠いてなる形状の誘い込み部93を有している。誘い込み部93は、フード部91の開口端側の内面において、前後方向に沿った直線領域を挟んだ前後の領域に分割して配置されている。フード部91の開口端側の部分は、ロックアーム14の進入空間42に進入する。上下方向に対する誘い込み部93および傾斜面41のそれぞれの傾斜角度は、同一とされている。
<コネクタの嵌合および離脱作業>
コネクタの嵌合に先立ち、検知部材60がハウジング10に対して後方から組み付けられる。検知部材60が待機位置に至ると、両抜止片62の抜止突起66が抜止部27に対向して係止可能に配置されるとともに、係止片63の係止突起69がアーム本体29の係止部30に後方から対向して係止可能に配置される。これにより、検知部材60は、ハウジング10に対して待機位置にて前後方向に移動規制された状態に保持される。係止片63は、枠部33を貫通した状態でアーム本体29の挿入孔36に挿入される。
続いて、相手ハウジング90のフード部91がハウジング10の嵌合空間15に挿入される。両ハウジング10、90の嵌合過程では、ロック突部92が係止部30と干渉し、ロックアーム14が両脚部28を支点として撓み変形させられる。アーム本体29は、両脚部28に連設される後端から前端にかけて斜め上前方に傾斜する。ロック突部92は、係止部30の下面を摺動する。両ハウジング10、90が正規に嵌合されると、ロックアーム14が弾性復帰し、アーム本体29が前後方向に沿って配置され、ロック突部92がアーム本体29の挿入孔36に下方から挿入される。ロック突部92が係止部30に挿入孔36側から対向して係止可能に配置されることにより、両ハウジング10、90が嵌合状態に保持される。端子金具50は、相手端子金具95のタブ96に電気的に接続される。
両ハウジング10、90が正規に嵌合されると、フード部91の開口端側の部分がロックアーム14の進入空間42に進入し、誘い込み部93が傾斜面41に平行に対向して配置される(図2を参照)。フード部91の上面は、アーム本体29の両つなぎ部31の下面に沿って配置される。フード部91の内面は、誘い込み部93よりも後方において、シール部材20に弾性的に密着する。これにより、フード部91とハウジング本体11との間が液密にシールされる。
また、ロック突部92が挿入孔36に挿入されるのに伴い、係止突起69がロック突部92に押圧されて上方に変位させられる。これにより、係止突起69と係止部30との係止が解除され、検知部材60が検知位置側となる前方へ移動可能な状態になる。
続いて、壁部61の上部などが指で摘まれ、検知部材60が前方へ押し込まれる。検知部材60の移動過程では、壁部61がハウジング本体11の上面に摺接し、両抜止片62が両側壁22の溝部25の内面に摺接する。また、検知部材60の移動過程では、係止片63の後部73が枠部33内を変位し、係止片63の前部74が撓み変形して、係止突起69が係止部30の上面に摺接する。検知部材60が検知位置に至ると、係止片63が弾性復帰し、図3に示すように、係止突起69が係止部30の前面に対向して係止可能に配置される。
検知位置では、壁部61の下部がストッパ部34に当たるとともに、嵌合突片部65が両脚部28間および凹所37に挿入され、かつ、両突片部64が枠部33を抱くように両つなぎ部31の外面に対向して配置される。壁部61の下部がストッパ部34に当たることで、検知部材60が検知位置よりも前方へ移動するのが規制される。また、検知位置では、壁部61がアーム本体29の後端に沿って配置される。
さらに、図2に示すように、検知位置では、検知部材60の両補強部67がハウジング10の第2進入空間44に進入し、両補強部67の上面が両脚部28の第2傾斜面43に沿って配置される。
検知部材60の壁部61がアーム本体29の後端に沿って配置され、検知部材60の両補強部67が両脚部28の第2傾斜面43に沿って配置されることにより、ロックアーム14の後部が上下方向に遊動するのが抑えられる。このため、検知部材60が検知位置にあるときには、アーム本体29が両脚部28を支点として傾動するのが規制され、ロックアーム14とロック突部92とのロック状態が確実に維持される。
上記のとおり、両ハウジング10、90が正規の嵌合状態にあるときに、検知部材60は検知位置に移動可能とされる。一方、両ハウジング10、90が正規の嵌合状態に至らないと、ロック突部92が挿入孔36に挿入されず、係止突起69と係止部30との係止が維持される。このため、検知部材60に前方への押し込み力を付与しても、検知部材60を検知位置に移動させることができない。よって、検知部材60が検知位置に移動可能となることをもって、両ハウジング10、90が正規の嵌合状態にあると検知することができる。
一方、メンテナンスなどの事情により、両ハウジング10、90を離脱させる際には、壁部61の上部が後方へ強く引っ張られる。すると、係止片63の撓み動作を伴いつつ係止突起69が係止部30を乗り越え、検知部材60が待機位置に戻される。係止突起69はロック突部92に乗り上げられ、係止片63の前部74が撓み変形した状態になる。
次いで、解除部35に上方から押圧力が付与される。すると、ロックアーム14が両脚部28を支点として撓み変形させられ、アーム本体29の前端が上方に変位させられる。これにより、係止突起69が係止部30から解離する。その状態で、両ハウジング10、90は、離間方向に引っ張られ、互いに引き離されることになる。
一方、検知部材60に上方から押圧力が付与されても、ロックアーム14は検知部材60と連動しないように構成されているから、係止突起69と係止部30との係止が解除されることはない。
上述したように、本実施形態の場合、両脚部28がハウジング本体11の上面から上方へ行くに従って後退するように傾斜しているので、ロックアーム14とロック突部92とのロック状態を解除する際、解除部35の上面が押圧されたときに、両脚部28に作用する応力を、両脚部28の長さ方向に均等に分散させることができる。その結果、両脚部28が折損、破損されるのを防止することができる。
また、両ハウジング10、90が正規の嵌合状態にあるときには、フード部91の開口端側の部分がロックアーム14の進入空間42に進入し、両脚部28の形成範囲で、フード部91の開口端側の部分と両脚部28とが前後方向に重なる位置に配置される。このため、嵌合状態にあるコネクタの全体が前後方向に大型になるのを回避することができる。
フード部91の開口端側の部分は、隣接する部分よりも、誘い込み部93の形成分、薄肉化されている。このため、フード部91の誘い込み部93が狭小な進入空間42に進入することにより、小型のコネクタにも対応可能となる。
さらに、本実施形態の場合、両脚部28を挟んで進入空間42とは反対側となる、両脚部28とハウジング本体11との間の空間部分に、検知部材60の両補強部67が進入する第2進入空間44を有している。検知部材60が検知位置にあるときに、両脚部28の形成範囲で、第2進入空間44に進入した両補強部67と両脚部28とが前後方向に重なる位置に配置されるため、前後方向の大型化をより良好に回避することができる。しかも、検知部材60の両補強部67が第2進入空間44に進入することにより、両脚部28が第2進入空間44側へ傾動するのを防止することができるため、ロックアーム14とロック突部92とのロック状態を確実に維持することができる。
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
例えば、上記実施形態においては、脚部28は凹所37を介して対をなして設けられていたが、他の実施形態としては、脚部は凹所を介さずに単一の形状で設けられていても良い。
上記実施形態においては、脚部28とハウジング本体11との間に、検知部材60の補強部67が進入する第2進入空間44を有していたが、他の実施形態としては、脚部とハウジング本体との間に検知部材の補強部が進入しなくても良い。また、検知部材を備えていないコネクタにも適用可能である。
上記実施形態においては、脚部28がハウジング本体11から直線状に起立していたが、他の実施形態としては、脚部がハウジング本体から湾曲して起立する形状であってもよい。
10…ハウジング
11…ハウジング本体
12…嵌合筒部
13…連結部
14…ロックアーム
15…嵌合空間
16…キャビティ
17…ランス
18…鍔部
19…装着溝
20…シール部材
21…フロントリテーナ
22…側壁
23…上壁
25…溝部
27…抜止部
28…脚部
29…アーム本体
30…係止部
31…つなぎ部
33…枠部
34…ストッパ部
35…解除部
36…挿入孔
37…凹所
38…突部
41…傾斜面
42…進入空間
43…第2傾斜面
44…第2進入空間
50…端子金具
60…検知部材
61…壁部
62…抜止片
63…係止片
64…突片部
65…嵌合突片部
66…抜止突起
67…補強部
69…係止突起
73…(係止片の)後部
74…(係止片の)前部
80…電線
85…ゴム栓
90…相手ハウジング
91…フード部
92…ロック突部
93…誘い込み部
95…相手端子金具
96…タブ

Claims (3)

  1. 相手ハウジングに嵌合可能なハウジング本体と、
    前記相手ハウジングを嵌合状態にロックするロックアームと、を備え、
    前記ロックアームは、前記ハウジング本体から起立する脚部と、前記ハウジング本体と対向し、前記脚部と交差して延びるアーム本体と、を有し、前記脚部を支点として撓み可能とされており、
    前記脚部は、前記ハウジング本体から離れるに従って前記相手ハウジングの嵌合方向に傾斜する形態とされ、
    前記ロックアームは、前記嵌合方向における前記脚部の形成範囲で、かつ前記脚部と前記アーム本体との間に、前記相手ハウジングの先端部が進入する進入空間を有しているコネクタ。
  2. 前記相手ハウジングは、前記ハウジング本体を内側に嵌合するフード部を有し、前記フード部は、先端部に、前記ハウジング本体を誘い込む誘い込み部を有し、前記誘い込み部が前記進入空間に進入する請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジング本体と前記相手ハウジングとが正規に嵌合されたときに、前記ハウジング本体に対し、待機位置から検知位置への移動が許容される検知部材を備え、
    前記嵌合方向における前記脚部の形成範囲で、かつ前記脚部を挟んで前記進入空間とは反対側となる、前記脚部と前記ハウジング本体との間に、前記検知部材の補強部が進入する第2進入空間を有している請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
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