JP3060255B2 - 処理室内の圧力制御方法並びにその圧力制御機構 - Google Patents

処理室内の圧力制御方法並びにその圧力制御機構

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JP3060255B2 JP3252694A JP25269491A JP3060255B2 JP 3060255 B2 JP3060255 B2 JP 3060255B2 JP 3252694 A JP3252694 A JP 3252694A JP 25269491 A JP25269491 A JP 25269491A JP 3060255 B2 JP3060255 B2 JP 3060255B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炉内に投入される被処理
物を攪拌しながら焼却する攪拌焼却炉や、回転するドラ
ム内に形成される乾燥室に熱風を供給して被処理物を乾
燥する回転乾燥機など、処理室内で被処理物の焼却ない
し加熱を伴う処理を行なう装置に関する。
【0002】
【発明の背景】例えば炉内に投入される被処理物を攪拌
しながら焼却する攪拌焼却炉では、熱風や火炎の吹き出
し等の危険を防止して安定した運転を継続するため、炉
内を負圧に制御する必要がある。従来このような圧力の
制御は、炉内に設けた圧力センサにより炉内の静圧を測
定し、フィードバック制御により炉内からの排気風量を
増減して圧力を調整するという方法を採用していた。
【0003】しかし、例えば炉内に設けられるバーナに
着火するなどの場合には、炉内の圧力が急激に上昇して
正圧になり、火炎の吹き出し等を生ずることがあるが、
このような急激な圧力変化には従来のフィードバック制
御では対応しきれなかった。
【0004】そこで従来はこのように急激に圧力が上昇
しても炉内が正圧にならないように、炉内圧の制御設定
値を必要以上に低い値にして対処していた。しかし、こ
の方法でも圧力の急激な上昇による吹き出しを確実に防
止できない他、炉内圧を必要以上に低くして運転するた
めに、リーク風量が増し、燃費が悪くなる等の問題点も
あった。
【0005】また以上の背景は攪拌焼却炉に限らず、例
えば回転するドラム内に形成される乾燥室に熱風を供給
して被処理物を乾燥する回転乾燥機などのように、一般
に処理室内で被処理物の焼却ないし加熱を伴う処理を行
なう装置においても、処理室内の圧力制御に同様な解決
課題が存していた。
【0006】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景に
鑑みなされたものであって、例えば攪拌焼却炉における
炉のような処理室内において、例えばバーナへの着火な
どのように処理室内の圧力が急激に増加する要因がわか
っているときに、その要因が発生する前に事前に処理室
内の圧力を減圧して、その後の圧力上昇に対応できるよ
うにした処理室内の圧力制御方法並びにその圧力制御機
構の開発を試みたものである。
【0007】
【発明の構成】
【目的達成の手段】即ち本出願に係る第一の発明たる処
理室内の圧力制御方法は、処理室内で被処理物の焼却な
いし加熱を伴う処理を行なうに際し処理室内を負圧に制
御する方法において、前記処理室は複数基を具えるとと
もに、これらの処理室における排ガス経路を直列的に形
成するものであり、定常運転時には前記排ガス経路の最
前部に位置する処理室内の静圧を測定し、その静圧に応
じて最後部の処理室の後段に位置する排気ファンダンパ
の開度を調整することで、排ガス経路が直列的に形成さ
れた複数基の処理室内を一定域の負圧に一元的に維持す
るフィードバック制御を行ない、またあらかじめ予測可
能である処理室内の圧力の急激な増加要因が発生する前
には、前記排ガス経路の最前部に位置する処理室内の圧
力を前記一定域の負圧よりも更に圧力を減じることで、
排ガス経路が直列的に形成された複数基の処理室内の圧
力を一元的に減じることのできるフィードフォワード制
御を行なうことを特徴とするものである。
【0008】また本出願に係る第二の発明たる処理室内
の圧力制御機構は、複数基の処理室を並設するととも
に、これら処理室における排ガス経路を直列的に形成
し、最後部の処理室の後段に排気ファンダンパを具えて
成り、一定域の負圧に制御された処理室内で被処理物の
焼却ないし加熱を伴う処理を行なう装置において、この
装置には前記排ガス経路の最前部に位置する処理室内の
静圧を測定し、その静圧に応じて最後部の処理室の後段
に位置する排気ファンダンパの開度を調整することで、
排ガス経路が直列的に形成された複数基の処理室内を一
定域の負圧に一元的 維持するフィードバック圧力制御
機構と、あらかじめ予測可能である処理室内の圧力の急
激な増加要因が発生する前に、前記排ガス経路の最前部
に位置する処理室内の圧力を前記一定域の負圧よりも更
に圧力を減じることで、排ガス経路が直列的に形成され
た複数基の処理室内の圧力を一元的に減じるように事前
設定するフィードフォワード制御機構とを具えて成るこ
とを特徴として成るものである。これら発明によって前
記目的を達成しようとするものである。
【0009】
【発明の作用】本発明では定常運転時に行なう処理室内
圧力のフィードバック制御の他に、あらかじめ予測可能
である処理室内の圧力の急激な増加要因が発生する前に
は、フィードフォワード制御を行なうようにしたから、
従来フィードバック制御でコントロールできなかった処
理室内圧力の急激な上昇があっても排ガス経路が直列的
に形成された複数基の処理室内が正圧になることはな
く、熱風や火炎の吹き出しを防止できる。
【0010】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。図1は円形攪拌焼却炉1から排出される排ガスの熱
を回転乾燥機2において再利用する流れと、円形攪拌焼
却炉1における炉3内の温度及び圧力、回転乾燥機2に
おける乾燥室4からの排気温度をそれぞれ制御する制御
機構とを示すフローシートである。このフローシートに
示される排熱の再利用及び各装置の圧力等の制御機構を
説明する前に、本発明を適用することができる円形攪拌
焼却炉1及び回転乾燥機2の基本的な構造について説明
する。
【0011】まず円形攪拌焼却炉1は耐火物で構成され
た炉体5の内部に処理室たる炉3及び炉床6を形成する
とともに、炉床6には回転軸7を有する攪拌機構8を設
け、また回転軸7の近傍から炉3の外部へかけて焼却灰
排出シュート9を形成して成る。尚、炉3内は運転時に
は、火炎等の吹き出し防止のため後述する排気ファンダ
ンパ27の操作により一定域の負圧に制御される。
【0012】炉体5の上部には排気ガスの排気口10が
形成され、また中程には助燃バーナ11が設けられ、更
に炉体5の内壁中程には被処理物供給口12が形成され
る。因みに被処理物供給口12は、炉体5の外部に設け
た被処理物供給ホッパ13からスクリュコンベア14に
より被処理物Aを炉3内に供給する部分である。また炉
体5の外周壁底部には空気案内路15が形成され、一方
炉体5の内周壁底部には空気案内路15と通ずる複数の
空気吹出孔16が一定間隔で形成される。因みにこの空
気吹出孔16は炉周壁に対して接線方向に空気を吹き出
して、炉3内の燃焼炎に旋回流を形成させるためのもの
である。尚、このような空気は空気案内路15に形成さ
れる空気吹込口17から供給されるようになっている。
【0013】次に攪拌機構8は回転軸7に一例として4
本のアーム18を放射状に振り出すように取り付け、各
アーム18にはそれぞれに複数の吹出孔19を有する複
数の攪拌棒20を下向きに取り付けて成る。また回転軸
7、アーム18及び攪拌棒20はそれぞれ内部が中空状
態となっていて、これらが連続形成されることで空気案
内路21が形成され、この空気案内路21を介して炉体
5の外部に設けた燃焼空気ブロワ22から取り入れた燃
焼空気が吹出孔19より吹き出す構造になっている。ま
た焼却灰排出シュート9は回転軸7の近傍にその開口部
23を形成し、他端側は焼却灰排出コンベア24に接続
される。
【0014】次に回転乾燥機2の構造について説明する
と、このものは図3に示すように円筒状の回転ドラム3
0の内部に処理室たる乾燥室31が形成され、その内側
に乾燥室31の長手方向に延びる破砕攪拌装置32が設
けられる。また乾燥室31の一端側には被処理物供給口
33と熱風炉33aから熱風を供給する熱風供給口34
とが形成され、一方他端側には製品を排出するための製
品排出口35とガス排出口36とが形成される。尚、熱
風炉33aには乾燥バーナ33bが設けられる。回転ド
ラム30は円筒状の部材であって、その内側には複数の
リフタ37が長手方向に形成され、また破砕攪拌装置3
2は破砕攪拌軸38に対して複数の破砕攪拌翼39を形
成して成るものである。
【0015】そして図1に示すように前記円形攪拌焼却
炉1における排気口10から回転乾燥機2における熱風
炉33aまで排ガス案内路25が形成される。また回転
乾燥機2の後工程には、集塵機26、排気ファンダンパ
27、排気ファン27a、脱臭炉28及び煙突29が設
けられ、回転乾燥機2からの排気ガスが脱臭されて煙突
29から排出されるようになっている。つまり処理室た
円形攪拌焼却炉1及び回転乾燥機2における排ガス経
路を直列的に形成し、最後部の処理室たる回転乾燥機2
の後段に排気ファンダンパ27を具えた構成を採るもの
である。
【0016】次に円形攪拌焼却炉1における炉3内の温
度と圧力との制御機構について説明する。まず炉3内の
温度制御機構は、炉3内に設けた温度センサ40を炉外
に設けた温度調節計41に接続し、この温度調節計41
を制御装置42と連絡させ、更にこの制御装置42を助
燃バーナ11と接続して成る。因みにこのような温度制
御機構では、炉3内の温度が一定以下になると、これを
温度センサ40が感知して温度調節計41にその情報が
伝達され、そこから制御信号が制御装置42へ送られ
る。制御装置42ではこの信号を受けて助燃バーナ11
に対して運転作動の信号が送られ、炉3内が一定温度に
達するまで作動状態が維持される。
【0017】また炉内圧力の制御機構は、前記排ガス経
路の最前部に位置する処理室たる円形攪拌焼却炉1の
3内に設けた圧力センサ43を炉外に設けた圧力調節
計44と接続し、この圧力調節計44を前記制御装置4
2と連絡させるとともに最後部の処理室たる回転乾燥機
2の後段、一例として前記集塵機26と排気ファン27
aとの間に位置させた排気ファンダンパ27にも連絡し
て成るものである。尚、このような制御機構による炉内
圧の制御方法については後述する。
【0018】更に回転乾燥機2における乾燥室31から
の排気温度制御機構は、回転乾燥機2と集塵機26との
間に排ガス温度センサ45を設け、これを温度調節計4
6と接続し、更にこの温度調節計46を乾燥バーナ33
bと連絡させて成るものであり、排ガス温度センサ45
により感知される排気ガスの温度が一定以下になると温
度調節計46からの信号により乾燥バーナ33bが運転
するようになっている。
【0019】次に本発明の特徴である炉3内の圧力制御
方法について説明する。まず炉3内では圧力センサ43
が炉内圧力を感知しており、運転中に炉内圧が一定の負
圧の範囲からはずれると、その情報が圧力調節計44で
認識され、そこから排気ファンダンパ27へ制御信号が
送られる。
【0020】排気ファンダンパ27では、炉内圧が一定
以上であるという制御信号が送られてきた場合には、そ
の開度を大きくすることで排気ファン27aからの排気
量を多くするフィードバック制御を行ない、また炉内圧
が一定以下であるという制御信号が送られてきた場合に
は、その開度を小さくすることで排気ファン27aから
の排気量を少なくするフィードバック制御を行なう。
尚、回転乾燥機2における乾燥室4は円形攪拌焼却炉1
からの排気ガスの通路となっているため、円形攪拌焼却
炉1における炉内圧が上記のように負圧に制御されるこ
とに伴い、回転乾燥機2における乾燥室4も一元的に
圧に維持される。
【0021】次に円形攪拌焼却炉1における炉3内の圧
力は、通常は上記のようなフィードバック制御がなされ
ているわけであるが、例えば助燃バーナ11が作動する
場合には、炉3内の圧力が急激に上昇するため上記フィ
ードバック制御では対応しきれず、本発明の特徴である
次のようなフィードフォワード制御を行なう。
【0022】即ち前述したように炉3内の温度が低下す
ると温度センサ40から温度調節計41を介して制御装
置42にその信号が伝達されるが、この制御装置42か
らは助燃バーナ11への作動信号を送る前に、圧力調節
計44に対し炉内圧をフィードバック制御による設定値
よりも更に低くするような信号が送られる。この信号を
受けた圧力調節計44からは、排気ファンダンパ27に
対しその開度を大きくするような信号が送られ、これを
受けた排気ファンダンパ27は、炉3内の圧力がフィー
ドバック制御による設定値よりも更に十分低くなるまで
大きな開度を維持する。このようなフィードフォワード
制御を行なうことで、円形攪拌焼却炉1における炉内圧
を減じることに伴い、回転乾燥機2における乾燥室4の
内圧も一元的に減じることができるものである。
【0023】このようにして炉3内の圧力が十分低くな
ったところで、制御装置42から助燃バーナ11へ作動
の信号が送られて助燃バーナ11は着火状態となり炉3
内の圧力は急激に上昇するが、炉3内の圧力はあらかじ
め十分低くしてあるため、炉3内が正圧となることはな
く火炎の吹き出し等が防止される。一方、回転乾燥機2
における乾燥室4内の圧力も急激に上昇するが、乾燥室
4内の圧力はあらかじめ十分低くしてあるため、乾燥室
4内が正圧となることはなく火炎の吹き出し等が防止さ
れる。
【0024】尚、本実施例では助燃バーナ11の作動す
る前にフィードフォワード制御を行なうようにしたが、
このような制御は炉3内の圧力が急激に増加することが
あらかじめ予測できる要因であれば適用できるのであ
る。また、以上は本発明を円形攪拌焼却炉1を排ガス経
路の最前部に位置する処理室とした実施例を示したもの
であるが、例えば前記回転乾燥機2を排ガス経路の最前
部に位置する処理室とした場合などにも、乾燥室4内の
圧力を制御する場合に本発明を適用することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明では、定常運転時におけるフィー
ドバック制御の他に、あらかじめ予測可能である炉3内
の圧力の急激な増加要因が発生する前に排ガス経路が直
列的に形成された複数基の処理室内の圧力を、一元的に
更に減ずるフィードフォワード制御を行なうようにした
から、熱風、火炎、排ガス、ダスト等の吹き出しのない
安全な運転ができるようになる。
【0026】また従来は助燃バーナ11の着火により急
炉内圧が上昇しても炉内が正圧にならないように
炉3内を大気圧よりも−20mmH2 0程度に設定してお
り、これに伴い回転乾燥機2の入口では−30mmH2
程度となっていたが、本発明の制御では炉3内を−5 m
m H2 0程度に設定すれば足り、回転乾燥機2の入口で
も−15 mm H2 0程度となる。
【0027】更に上記実施例において水分蒸発量が10
00kg/hr程度の回転乾燥機では、リーク風量が105
0kgda/hr程度であるが、従来の制御ではリーク風量が
1290kgda/hr程度であるのに対し、本発明の制御で
は910kgda/hr程度となり、約380kgda/hrのリー
ク風量が削減される。この結果、脱臭炉28の燃料では
43000kcal/hr相当を節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理室内の圧力制御機構を適用し、円
形攪拌焼却炉の排気が回転乾燥機の熱源として利用され
た後、その乾燥排気が脱臭炉で燃焼脱臭されて煙突から
排気されるまでの一連の工程を示すフローシートであ
る。
【図2】円形攪拌焼却炉を拡大して示す縦断面図であ
る。
【図3】回転乾燥機を拡大して示す一部破断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 円形攪拌焼却炉 2 回転乾燥機 3 炉 4 乾燥室 5 炉体 6 炉床 7 回転軸 8 攪拌機構 9 焼却灰排出シュート 10 排気口 11 助燃バーナ 12 被処理物供給口 13 被処理物供給ホッパ 14 スクリュコンベア 15 空気案内路 16 空気吹出孔 17 空気吹込口 18 アーム 19 吹出孔 20 攪拌棒 21 空気案内路 22 燃焼空気ブロワ 23 開口部 24 焼却灰排出コンベア 25 排ガス案内路 26 集塵機 27 排気ファンダンパ 27a 排気ファン 28 脱臭炉 29 煙突 30 回転ドラム 31 乾燥室 32 破砕攪拌装置 33 被処理物供給口 33a 熱風炉 33b 乾燥バーナ 34 熱風供給口 35 製品排出口 36 ガス排出口 37 リフタ 38 破砕攪拌軸 39 破砕攪拌翼 40 温度センサ 41 温度調節計 42 制御装置 43 圧力センサ 44 圧力調節計 45 排ガス温度センサ 46 温度調節計A 被処理物

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室内で被処理物の焼却ないし加熱を
    伴う処理を行なうに際し処理室内を負圧に制御する方法
    において、前記処理室は複数基を具えるとともに、これ
    らの処理室における排ガス経路を直列的に形成するもの
    であり、定常運転時には前記排ガス経路の最前部に位置
    する処理室内の静圧を測定し、その静圧に応じて最後部
    の処理室の後段に位置する排気ファンダンパの開度を調
    整することで、排ガス経路が直列的に形成された複数基
    の処理室内を一定域の負圧に一元的に維持するフィード
    バック制御を行ない、またあらかじめ予測可能である処
    理室内の圧力の急激な増加要因が発生する前には、前記
    排ガス経路の最前部に位置する処理室内の圧力を前記一
    定域の負圧よりも更に圧力を減じることで、排ガス経路
    が直列的に形成された複数基の処理室内の圧力を一元的
    に減じることのできるフィードフォワード制御を行なう
    ことを特徴とする処理室内の圧力制御方法。
  2. 【請求項2】 複数基の処理室を並設するとともに、こ
    れら処理室における排ガス経路を直列的に形成し、最後
    部の処理室の後段に排気ファンダンパを具えて成り、
    定域の負圧に制御された処理室内で被処理物の焼却ない
    し加熱を伴う処理を行なう装置において、この装置には
    前記排ガス経路の最前部に位置する処理室内の静圧を測
    定し、その静圧に応じて最後部の処理室の後段に位置す
    る排気ファンダンパの開度を調整することで、排ガス経
    路が直列的に形成された複数基の処理室内を一定域の負
    圧に一元的に維持するフィードバック圧力制御機構と、
    あらかじめ予測可能である処理室内の圧力の急激な増加
    要因が発生する前に、前記排ガス経路の最前部に位置す
    処理室内の圧力を前記一定域の負圧よりも更に圧力を
    減じることで、排ガス経路が直列的に形成された複数基
    の処理室内の圧力を一元的に減じるように事前設定する
    フィードフォワード制御機構とを具えて成ることを特徴
    とする処理室内の圧力制御機構。
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