JPH0682023A - 乾燥焼却設備の運転制御方法 - Google Patents

乾燥焼却設備の運転制御方法

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JPH0682023A
JPH0682023A JP25712192A JP25712192A JPH0682023A JP H0682023 A JPH0682023 A JP H0682023A JP 25712192 A JP25712192 A JP 25712192A JP 25712192 A JP25712192 A JP 25712192A JP H0682023 A JPH0682023 A JP H0682023A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は熟練オペレータの手動制御をルール化
して自動制御とすることを目的としてなされたものであ
り、焼却炉2内の温度と、乾燥機4の排気ガス温度と、
誘引ファン50のダンパ開度と、被処理物供給ホッパ6
からの被処理物の乾燥機投入量とを条件部とし、焼却炉
2内の設定温度と、燃焼ファン26のダンパ開度と、被
処理物供給ホッパ6からの被処理物の乾燥機投入量とを
結論部とするファジィ推論を行う工程を具えることを特
徴とする。 【効果】従来熟練オペレータによってなされていた操作
を自動で制御でき、焼却炉で発生する熱量と乾燥機で消
費する熱量とのバランスが考慮された乾燥焼却設備の効
率的な運転が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば下水汚泥やし尿
汚泥等の泥状物を乾燥、焼却処理する場合に、焼却炉の
高温排気ガスを乾燥機で利用するようにした乾燥焼却設
備の運転制御方法に関する。
【0002】
【発明の背景】下水汚泥やし尿汚泥等の泥状物は水分含
有率が高いため、これを処理する場合には、一旦乾燥し
たものを焼却するという方法を採るのが一般的である。
そしてそのための設備として、図5に示すように、焼却
炉2'の排気ガスを乾燥機4'で利用して熱効率を高めるも
のが用いられており、その運転制御は、従来は一例とし
て以下のような方法が採られてきた。
【0003】焼却炉2'の温度に基づいて、焼却バーナ
27' や被処理物投入量を制御する。 乾燥機4'からの排気ガスの温度に基づいて、焼却バー
ナ27' を制御する。 焼却炉2'内の圧力に基づいて、乾燥機4'の誘引ファン
50' を制御する。
【0004】しかしこのような制御方法は、いわば乾燥
機と焼却炉とを個別制御するものであるから、焼却炉で
発生する熱量と乾燥機で消費する熱量とのバランスは考
慮されず、効率的な運転をすることは困難である。
【0005】また上記制御方法では、脱水汚泥ホッパ6'
から乾燥機4'へ投入される汚泥の量や含水率の変動、あ
るいは熱風量の変動がある場合に、これに十分な対応を
採ることができないため、熟練オペレータによる手動制
御が必要となる。
【0006】例えば上記の制御により、焼却炉から乾
燥機に送られる排気ガスの温度が制御されている場合、
脱水汚泥ホッパ6'から乾燥機4'へ投入される汚泥の量が
減少したり含水率が減少して乾燥機からの排気ガス温度
が上昇すると、上記の制御により、焼却バーナ27' を
消火したり燃焼量を減らしたりして焼却炉の温度を下げ
るような制御が働く。しかしこの場合、効率的な運転を
実現するためには、汚泥の乾燥機への投入量を増加する
ことが望ましいので、熟練オペレータが手動で制御をし
ている。
【0007】また上記の制御では、汚泥の投入過多や
含水率の上昇により乾燥機からの排気ガス温度が低下す
ると、焼却バーナ27' が作動して焼却炉温度が上昇す
る。しかし焼却炉の温度は、クリンカ発生防止等の理由
から上限があり、の制御では対応できないことがあ
る。このような場合には、状況に応じて乾燥機4'への汚
泥の投入量を減少させたり、焼却炉への吹き込み風量を
多くして、焼却炉2'の温度上昇を抑制しながら乾燥機へ
供給する熱量を増加させる制御を熟練オペレータが手動
で行なっている。
【0008】更にまた上記の制御では、焼却炉内や乾
燥機内を負圧にして熱風や悪臭が外部へ吹き出すのを防
止しているので、上記焼却炉2'への吹き込み風量の増減
による調整にも自ずから限界があり、熟練オペレータは
このような判断をして他の制御方法を選択しなければな
らない場合もある。
【0009】このように焼却炉と乾燥機とを個別に制御
する従来の方法では、オペレータの負担が大きく、また
このような手動制御ができる熟練オペレータの養成には
時間が掛かるため、焼却炉で発生する熱量と乾燥機で消
費する熱量とのバランスを考慮した乾燥焼却設備全体で
の自動制御方法の開発が望まれていた。
【0010】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景に
鑑みなされたものであって、熟練オペレータの手動制御
をファジィ理論を用いてルール化し、乾燥焼却設備全体
での自動制御を可能にして、設備の効率的な運転を実現
した乾燥焼却設備の運転制御方法の開発を試みたもので
ある。
【0011】
【発明の構成】
【目的達成の手段】即ち本出願に係る発明たる乾燥焼却
設備の運転制御方法は、燃焼ファン及び焼却バーナを有
する焼却炉と、入口側に被処理物供給ホッパが接続し、
出口側に誘引ファンが接続する乾燥機と、中間ホッパと
を具え、前記乾燥機では前記焼却炉の排気ガスを利用し
て被処理物の予備乾燥を行ない、これを一旦中間ホッパ
に溜め、前記焼却炉では中間ホッパから供給された予備
乾燥された被処理物を焼却するようにした設備の運転制
御方法において、前記焼却炉内の温度と、前記乾燥機の
排気ガス温度と、前記誘引ファンのダンパ開度と、前記
被処理物供給ホッパからの被処理物の乾燥機投入量とを
条件部とし、前記焼却炉内の設定温度と、前記燃焼ファ
ンのダンパ開度と、前記被処理物供給ホッパからの被処
理物の乾燥機投入量とを結論部とするファジィ推論を行
う工程を具えることを特徴として成り、もって前記目的
を達成せんとするものである。
【0012】
【発明の作用】本発明では、焼却炉内の温度と、乾燥機
の排気ガス温度と、誘引ファンのダンパ開度と、被処理
物供給ホッパからの被処理物の乾燥機投入量とを条件部
とし、焼却炉内の設定温度と、燃焼ファンのダンパ開度
と、被処理物供給ホッパからの被処理物の乾燥機投入量
とを結論部とするファジィ推論を行う工程を具えるか
ら、従来熟練オペレータによってなされていた操作を自
動で制御できる。
【0013】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的
に説明する。まず本発明の前提となる乾燥焼却設備の全
体構成について説明する。図1は乾燥焼却設備1の全体
的構成を示すものであって、図1中、符号2及び符号4
は、それぞれ乾燥焼却設備の中核をなす焼却炉と乾燥機
を表す。
【0014】焼却炉2は図2に示すように、炉体21内
に炉床22を形成し、この炉床22に対して攪拌機構2
3を有する。この攪拌機構23は、4本のアーム24に
それれ複数の攪拌棒25を形成するものであり、各攪拌
棒25からは、外部に設けた燃焼ファン26より送られ
る燃焼用空気を炉床22に供給できるようになってい
る。尚、炉床に送る燃焼用空気の量は、燃焼ファン26
に設けられる吸入ダンパD1 の開度をコントロールモー
タM1 を駆動して調整できるようになっている。
【0015】また炉体21の側壁には、焼却バーナ27
とスクリュコンベア28とが設けられ、スクリュコンベ
ア28の他端側には、被処理物たる乾燥汚泥を炉体内に
供給するための供給ホッパ29が設けられる。尚、焼却
バーナ27には燃料及び空気供給量を制御するコントロ
ールモータM2 が設けられ、これにより焼却バーナ27
の火力調整ができるようになっている。一方、炉体21
内には炉内圧力センサP1 と炉内温度センサT1 とが設
けられ、炉内温度は、炉内温度センサT1 の検知する温
度に応じて焼却バーナ27の火力調整や被処理物の投入
量の調整を行うことで、一定範囲に入るようにフィード
バック制御されており、また炉内圧力は、炉からの火の
吹き出しや臭気の漏れを防止するため負圧に制御され
る。尚、この点については後述する。
【0016】更に炉体21の上部には排気口30が形成
され、炉体21の下方には焼却灰を排出するための灰排
出機構31が設けられる。因みに本実施例では、排気口
30から排気された高温の排気ガスは、直接乾燥機4内
に取り込まれて利用されるようになっている。
【0017】次に乾燥機4は、図3に示すように円筒状
の回転ドラム41の内部に乾燥室42が形成され、ここ
にドラムの長手方向に延びる破砕攪拌装置43が設けら
れる。また乾燥室42の一側端には、投入ホッパ44が
接続する原料供給口45と、上記焼却炉2における排気
口30に接続する熱風供給口46とが形成され、他側端
には乾燥品排出口47と熱風排出口48とが形成され
る。
【0018】そして熱風排出口48には集塵器49が接
続し、更にこの集塵器49には誘引ファン50が接続す
る。また誘引ファン50には排気ダンパD2 が設けら
れ、その開度をコントロールモータM3 を駆動して調整
できるようになっており、上述した焼却炉2内の負圧制
御は、炉内圧力センサP1 の検知する炉内圧力に応じ
て、この排気ダンパD2 の開度が調節されることでフィ
ードバック制御される。また更に乾燥機4の熱風排出口
48と集塵器49との接続部分には、乾燥機排気ガス温
度センサT2 が設けられる。
【0019】焼却炉2及び乾燥機4は概略以上のような
構造を成すものであり、これらを含む乾燥焼却設備全体
の構成は次のようになっている。即ち、乾燥機4の投入
ホッパ44には被処理物供給ホッパたる脱水汚泥ホッパ
6が臨み、この脱水汚泥ホッパ6に設けた駆動モータM
4 をパイロットモータでコントロールすることにより、
スクリュコンベア61の回転数を調節して、脱水汚泥を
投入ホッパ44に供給する量をコントロールできるよう
になっている。
【0020】また乾燥機4と焼却炉2との間には、汚泥
乾燥品を一時貯留しておくための中間ホッパ7を具え、
その受入部には乾燥機4の乾燥品排出口47と集塵機4
9の取出口とがコンベア等を介して接続し、中間ホッパ
7の取出口側は、焼却炉2の供給ホッパ29に接続す
る。尚、中間ホッパ7とは別に、し渣ホッパ8が設けら
れ、焼却炉2の供給ホッパ29に接続している。
【0021】次に乾燥焼却設備1の運転状態について説
明する。まず乾燥機4では、焼却炉2の排気ガスが熱風
供給口46から乾燥室42内に供給され、この状態で、
脱水汚泥ホッパ6から投入ホッパ44を介して乾燥機4
に脱水汚泥が供給される。乾燥室42では回転ドラム4
1が回転することで、汚泥が持ち上げられては落下する
動作を繰り返し、途中汚泥は、破砕攪拌装置43の作用
で細かく破砕されながら進行し、最後に乾燥品排出口4
7から落下してコンベアで中間ホッパ7へ移送される。
【0022】また乾燥室42に供給された熱風は、乾燥
に熱を消費し、例えば200℃程度になり、熱風排出口
48から集塵器49、排気ダンパD2 を通り、脱臭処理
が施されて排気される。この際、集塵器49でダストが
回収され、中間ホッパ7へ移送される。
【0023】また中間ホッパ7からは乾燥汚泥及びダス
トが、し渣ホッパ8からはし渣が、それぞれ供給ホッパ
29を介して焼却炉2へ供給されて焼却処理され、再び
その熱が高温排気ガスとして乾燥機4で利用される。
【0024】乾燥焼却設備の運転状態は以上述べた通り
であるが、本発明はこのような運転状態において、焼却
炉で発生する熱量と乾燥機で消費する熱量とのバランス
を考慮して効率的な運転ができるように、焼却炉2内の
温度、乾燥機4からの排気ガス温度、誘引ファン50の
ダンパ開度及び脱水汚泥ホッパ6からの汚泥の乾燥機投
入量を条件部とし、焼却炉2内の設定温度、燃焼ファン
26のダンパ開度及び脱水汚泥ホッパ6からの汚泥の乾
燥機投入量を結論部とするファジー推論を行なうもので
ある。
【0025】ここで条件部における焼却炉温度、乾燥機
排気ガス温度、誘引ファンダンパ開度及び汚泥乾燥機投
入量の各メンバシップ関数は、操作者の経験に基づきそ
れぞれ図4(a)〜(d)のように「高」「中」「低」
が定義され、また結論部における焼却炉設定温度、燃焼
ファンダンパ開度及び汚泥乾燥機投入量は、操作者の経
験に基づき、表1のように「↓↓」「↓」「↑↑」
「↑」が定義される。
【0026】
【表1】
【0027】このように定義された条件部の各要素にお
ける「高」「中」「低」を単純に組合せたルールは81
通りとなるが、表2にはこれら組合せのうち特徴的組合
せを示す。尚、表2中、結論部が「××××××」で示
される部分は、実際にはあり得ない状態を示し、「−」
で示される部分は、何もしないことを示す。従って実際
に有効なルールは、59通りとなる。
【0028】
【表2】
【0029】条件部の各要素は、焼却炉温度は炉内温度
センサT1 により、乾燥機排気ガス温度は乾燥機排気ガ
ス温度センサT2 により、誘引ファンダンパ開度はコン
トロールモータM3 の駆動状態により、また汚泥乾燥機
投入量はパイロットモータの作動による駆動モータM4
の回転数によりそれぞれ検知され、これら情報はAD変
換されてプログラマブルコントローラSに集まり、そこ
でファジー推論が行なわれる。ファジー推論の結論の情
報はDA変換され、その情報に基づいて、それぞれ焼却
炉2内の設定温度を上下し、吸入ダンパD1 の開度をコ
ントロールモータM1 で制御し、あるいは駆動モータM
4 の回転数を変えて汚泥乾燥機投入量を制御する。
【0030】そこで具体的なファジー推論について、上
記有効なルールの中から選択して、幾つかの制御状態を
説明する。例えば表2中ルール22では、条件部におけ
る焼却炉温度が「高」、乾燥機排気ガス温度が「低」、
誘引ファンダンパ開度が「中」、また汚泥乾燥機投入量
が「高」のときの制御を定義している。
【0031】この場合、乾燥機排気ガス温度が「低」で
あるから、これを放置すれば乾燥機4での汚泥の乾燥が
不充分となり、焼却炉2での焼却が困難となる。また焼
却炉温度が「高」であるから、クリンカ発生防止等のた
め、これを下げる必要がある。
【0032】そこで結論部では、吸入ダンパD1 の開度
を現設定より「↑↑」、即ち中くらい(6%)上げて、
炉床22に燃焼用空気を多く送り込むことで、焼却炉2
から乾燥機4へ供給する熱量を多くする。これにより乾
燥機排気ガス温度が上昇するとともに、焼却炉内の温度
が降下する。
【0033】また併せて焼却炉設定温度を「↓」、即ち
現設定より少し(10℃)下げ、これにより一例として
焼却バーナ27の火力を弱めて、炉内温度の上昇を抑制
する。
【0034】尚、ルール22では、条件部における焼却
炉温度が「高」、乾燥機排気ガス温度が「低」であると
きに、吸入ダンパD1 の開度を「↑↑」としたが、ルー
ル20では、条件部における焼却炉温度が「高」、乾燥
機排気ガス温度が「低」、誘引ファンダンパ開度が
「高」、また汚泥乾燥機投入量が「中」のときに、焼却
炉設定温度を「↓」とすることは同じであるが、吸入ダ
ンパD1 の開度を調整せずに、乾燥機投入量を「↓
↓」、即ち現設定より中くらい(20%)下げること
で、被処理物の量を減らして乾燥機排気ガス温度が上昇
するようにしている。
【0035】このように乾燥機排気ガス温度が「低」で
あるときであっても、幾つかの制御が考えられる。即ち
表2の各ルールは、操作者が一定の条件のもと、長年の
経験に基づいて、主観によりどのような制御を行なうか
によって定められたものであり、このようなルールの決
定方法を大前提とするファジー制御では、ルール作成者
の主観によってルールが多少変動する余地があるもので
ある。
【0036】次に他のルールを見ると、例えば表2中ル
ール60では、条件部における焼却炉温度が「低」、乾
燥機排気ガス温度が「高」、誘引ファンダンパ開度が
「中」、また汚泥乾燥機投入量が「低」である。
【0037】この場合、乾燥機排気ガス温度が「高」で
あり、汚泥乾燥機投入量が「低」であるから、乾燥機4
には乾燥能力が十分あり、また汚泥の乾燥機投入量も増
加する余裕がある。また焼却炉温度は「低」であるか
ら、これを上げれば焼却能力もアップさせることができ
る。そこで結論部では、乾燥機投入量を現設定より「↑
↑」、即ち中くらい(20%)上げて、乾燥機に汚泥を
多く供給するとともに、焼却炉設定温度を「↑」、即ち
現設定より少し(10℃)上げて、一例として焼却バー
ナ27への燃料供給量を増加させ、バーナの火力をやや
強めて炉内温度を上昇させることができる。
【0038】因みにルール60の条件部の場合、焼却バ
ーナ27を消火して焼却炉内の温度を下げる制御も可能
であるが、汚泥の乾燥機投入量を上げるほうが乾燥焼却
設備1全体での効率的な運転が実現できるため、このよ
うな制御を行なうのである。
【0039】
【発明の効果】本発明では焼却炉内の温度と、乾燥機の
排気ガス温度と、誘引ファンのダンパ開度と、被処理物
供給ホッパからの被処理物の乾燥機投入量とを条件部と
し、焼却炉内の設定温度と、燃焼ファンのダンパ開度
と、被処理物供給ホッパからの被処理物の乾燥機投入量
とを結論部とするファジィ推論を行う工程を具えるか
ら、従来熟練オペレータによってなされていた操作を自
動で制御でき、焼却炉で発生する熱量と乾燥機で消費す
る熱量とのバランスが考慮された乾燥焼却設備の効率的
な運転が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運転制御方法を示す概念図である。
【図2】本発明が適用される乾燥焼却設備のうち焼却炉
を示す縦断側面図である。
【図3】同上乾燥機を示す縦断側面図である。
【図4】条件部における各メンバシップ関数を示すグラ
フである。
【図5】従来の運転制御方法を示す概念図である。
【符号の説明】
1 乾燥焼却設備 2 焼却炉 4 乾燥機 6 脱水汚泥ホッパ 7 中間ホッパ 8 し渣ホッパ 21 炉体 22 炉床 23 攪拌機構 24 アーム 25 攪拌棒 26 燃焼ファン 27 焼却バーナ 28 スクリュコンベア 29 供給ホッパ 30 排気口 31 灰排出機構 41 回転ドラム 42 乾燥室 43 破砕攪拌装置 44 投入ホッパ 45 原料供給口 46 熱風供給口 47 乾燥品排出口 48 熱風排出口 49 集塵器 50 誘引ファン 61 スクリュコンベア D1 吸入ダンパ D2 排気ダンパ M1 コントロールモータ M2 コントロールモータ M3 コントロールモータ M4 駆動モータ T1 炉内温度センサ T2 乾燥機排気ガス温度センサ P1 炉内圧力センサ S プログラマブルコントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼ファン及び焼却バーナを有する焼却
    炉と、入口側に被処理物供給ホッパが接続し、出口側に
    誘引ファンが接続する乾燥機と、中間ホッパとを具え、
    前記乾燥機では前記焼却炉の排気ガスを利用して被処理
    物の予備乾燥を行ない、これを一旦中間ホッパに溜め、
    前記焼却炉では中間ホッパから供給された予備乾燥され
    た被処理物を焼却するようにした設備の運転制御方法に
    おいて、前記焼却炉内の温度と、前記乾燥機の排気ガス
    温度と、前記誘引ファンのダンパ開度と、前記被処理物
    供給ホッパからの被処理物の乾燥機投入量とを条件部と
    し、前記焼却炉内の設定温度と、前記燃焼ファンのダン
    パ開度と、前記被処理物供給ホッパからの被処理物の乾
    燥機投入量とを結論部とするファジィ推論を行う工程を
    具えることを特徴とする乾燥焼却設備の運転制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998051968A1 (fr) * 1997-05-12 1998-11-19 Nkk Corporation Procede et appareil pour commander le volume d'alimentation en rebuts d'incinerateurs de dechets industriels
JP2009202124A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Mhi Environment Engineering Co Ltd ロータリーキルン型汚泥乾燥装置とその安全停止方法
JP2011067787A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Okawara Mfg Co Ltd 乾燥設備の運転方法

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