JP6120593B2 - 乾燥設備の運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は間伐材を原料とする木質ペレット等の乾燥設備に関するものであって、特に水分値の変動幅が広い範囲で変動する原料を扱う場合であっても、所望の水分値とされた乾燥品を安定して得ることのできる乾燥設備の運転方法に係るものである。
近時、間伐材を細かく破砕した後、乾燥することにより得られた木質ペレットを燃料として利用することが行われている。
前記木質ペレットを製造するために用いられる乾燥設備としては、乾燥機に対して供給ホッパから原材料としての被乾燥物を投入し、更に熱風炉によって生成された数百度の熱風を乾燥機に供給して被乾燥物との接触を図ることにより、このものを乾燥させて乾燥品を得るものがある(例えば特許文献1参照)。
このような乾燥設備を運転するにあたっては、乾燥品の水分値を一定にすべく(例えば8〜13%W.B.)、各種設定値の決定をすることが行われている。
具体的には、被乾燥物の水分変動を測定し、この値を判断材料として、乾燥機への投入水分量(被乾燥物に含まれる水分量の総和)並びに乾燥機への供給熱量を決定する制御が挙げられる。
しかしながら間伐材の場合、木材の種類が単一ではないことに加え、採取地が異なった場合、あるいは保管期間が異なった場合に水分値が大きく異なったものとなるため、被乾燥物の水分変動幅が大きくなること(例えば30〜60%W.B.)が頻繁にあり、上述の被乾燥物の水分変動を監視する制御では、乾燥品の水分値が目標範囲に納まらなくなってしまうことがあった。
更に、例えば丸太等の廃材をチップにしてこれを乾燥し、更にブロック状に成形して燃料製品とするような工場の場合、乾燥設備の前段には破砕機、粉砕機等が設けられ、後段には成形機等が設けられている。このような乾燥設備の場合、乾燥機での水分蒸発量を一定に保つ運転が一般的に行われており、被乾燥物の水分変動に合わせて、乾燥機への被乾燥物の投入量、すなわち投入水分量を調節する手法が採られている。この場合、乾燥機への被乾燥物の投入量が減少したときには、乾燥機からの乾燥品の排出量も減少するため、次工程に位置する成形機等への乾燥品の供給量が不足してしまい、工場全体の稼働効率を低下させてしまうことがあった。
特開平10−197152号公報
本発明はこのような背景からなされたものであり、所望の水分値の乾燥品を、所定の量で安定して得ることができる、新規な乾燥設備の運転方法を開発することを技術課題としたものである。
すなわち請求項1記載の乾燥設備の運転方法は、乾燥室内において被乾燥物と熱風との接触を図ることによって乾燥品を得ることができるように構成された乾燥機と、前記乾燥室内に熱風を供給するための熱風炉と、この熱風炉内に燃料を供給するための手段とが具えられて成る乾燥設備の運転において、前記熱風炉は、燃焼室の内部に、燃料としての被焼却物を供給するとともに、燃焼室外部に設けられたブロワから燃焼空気を供給するものであり、且つ、助燃バーナを具えて成るものであり、前記被乾燥物の水分値と、乾燥品の水分値とを測定し、被乾燥物の水分値に応じて被乾燥物湿潤モードを設定し、一方、乾燥品の水分値に応じて被乾燥物に作用させる熱量モードを設定し、これら被乾燥物湿潤モードと熱量モードとに対応させて、被乾燥物の水分値と乾燥品の水分値で場合分けされるマトリクス状のデータシートに予め設定されている、乾燥機に供給される熱風の入口温度設定値及び熱風炉に供給される燃焼空気量を調節するためのダンパ開度を選択することにより、乾燥機における熱風吹込口と、熱風炉における排気口との間に設けられる温度センサによる検出値を、熱風の入口温度設定値に近づけるために、助燃バーナの燃油量を制御することを特徴として成るものである。
また請求項2記載の乾燥設備の運転方法は、前記要件に加え、前記被乾燥物湿潤モードは、超湿潤モード、湿潤モード、中間モード、乾燥モード及び超乾燥モードであることを特徴として成るものである。
更にまた請求項3記載の乾燥設備の運転方法は、前記請求項1または2記載の要件に加え、前記熱量モードは、熱量増モード、熱量基準モード及び熱量減モードであることを特徴として成るものである。
更にまた請求項4記載の乾燥設備の運転方法は、乾燥室内において被乾燥物と熱風との接触を図ることによって乾燥品を得ることができるように構成された乾燥機と、前記乾燥室内に熱風を供給するための熱風炉と、この熱風炉内に燃料を供給するための手段とが具えられて成る乾燥設備の運転において、前記熱風炉は、燃焼室の内部に、燃料としての被焼却物を供給するとともに、燃焼室外部に設けられたブロワから燃焼空気を供給するものであり、且つ、助燃バーナを具えて成るものであり、前記被乾燥物の水分値と、乾燥品の水分値とを測定し、これらの測定値を条件部とし、乾燥機に供給される熱風の入口温度設定値を結論部とするファジィ推論を行う工程を具え、乾燥機における熱風吹込口と、熱風炉における排気口との間に設けられる温度センサによる検出値を、熱風の入口温度設定値に近づけるために、助燃バーナの燃油量を制御することを特徴として成るものである。
更にまた請求項5記載の乾燥設備の運転方法は、乾燥室内において被乾燥物と熱風との接触を図ることによって乾燥品を得ることができるように構成された乾燥機と、前記乾燥室内に熱風を供給するための熱風炉と、この熱風炉内に燃料を供給するための手段とが具えられて成る乾燥設備の運転において、前記熱風炉は、燃焼室の内部に、燃料としての被焼却物を供給するとともに、燃焼室外部に設けられたブロワから燃焼空気を供給するものであり、且つ、助燃バーナを具えて成るものであり、前記被乾燥物の水分値と、乾燥品の水分値とを測定し、これらの測定値を条件部とし、熱風炉に供給される燃焼空気量を調節するためのダンパ開度を結論部とするファジィ推論を行う工程を具え、乾燥機における熱風吹込口と、熱風炉における排気口との間に設けられる温度センサによる検出値を、熱風の入口温度設定値に近づけるために、助燃バーナの燃油量を制御することを特徴として成るものである。
更にまた請求項6記載の乾燥設備の運転方法は、前記要件に加え、前記熱風を生成するための熱風炉に、乾燥品を燃料として供給し、この乾燥品の供給量を調節することにより、乾燥機における熱風の入口温度を所望の値とすることを特徴として成るものである。
そしてこれら各請求項記載の発明を手段として、前記課題の解決が図られる。
まず請求項1記載の発明によれば、乾燥品の水分値が所定の値以上になった場合に、入口温度設定値及びダンパの開度を、熱量増モードに設定された値とし、乾燥品の水分値が所定の値以下になった場合に、入口温度設定値及びダンパの開度を、熱量減モードに設定された値とするといったシーケンス制御が行われるため、制御系の複雑化を招いてしまうことがなく、例えば乾燥設備の構成が変わったような場合であっても、容易に適用・調整することができる。このため被乾燥物の性状が変動する場合であっても、所望の水分値の乾燥品を、所定の量で安定して得ることができる。
また請求項2記載の発明によれば、被乾燥物湿潤モードを必要最低限の段階に区分けして、入口温度設定値及びダンパの開度の設定が簡略化されたシーケンス制御を行うことができる。
更にまた請求項3記載の発明によれば、被乾燥物に作用させる熱量モードを必要最低限の段階に区分けして、入口温度設定値及びダンパの開度の設定が簡略化されたシーケンス制御を行うことができる。
更にまた請求項4記載の発明によれば、熱風の入口温度設定値の変更の必要性を、被乾燥物の水分値と、乾燥品の水分値とを用いて類推することにより、乾燥機における被乾燥物の処理量を一定とし、更に乾燥品の水分値を安定させることができ、前工程からの被乾燥物の受け入れ並びに次工程への乾燥品の供給を滞ることなく円滑に行うことができる。
更にまた請求項5記載の発明によれば、ダンパの開度の変更の必要性を、被乾燥物の水分値と、乾燥品の水分値とを用いて類推することにより、乾燥機における被乾燥物の処理量を一定とし、更に乾燥品の水分値を安定させることができ、前工程からの被乾燥物の受け入れ並びに次工程への乾燥品の供給を滞ることなく円滑に行うことができる。
更にまた請求項6記載の発明によれば、乾燥設備によって生成された乾燥品を燃料として使用するため、特に廃材を被乾燥物とするような場合に、乾燥設備のランニングコストを大幅に低減することができる。
本発明の適用対象である乾燥設備を示す骨格図である。 乾燥機を示す正面図並びに側面図である。 熱風炉を示す縦断側面図である。 シーケンス制御のルールを示す表である。 ファジィ推論のルールを示す表である。 被乾燥物の水分値及び乾燥品の水分値のメンバーシップ関数を示すグラフである。
本発明の乾燥設備の運転方法の最良の形態は以下の実施例に示すとおりであり、初めに乾燥設備1の構成について説明した後、この乾燥設備1の作動態様とあわせて運転方法について説明する。なおこの実施例に対して本発明の技術的思想の範囲内において適宜変更を加えることも可能である。
図1に骨格的に示すのが乾燥設備1であり、このものは供給ホッパ2、熱風炉3、乾燥機5、集塵機6、乾燥ファン7、取出コンベヤ8及び制御ユニット10を具えて成るものである。
以下、乾燥設備1を構成する諸部材について詳細に説明する。まず供給ホッパ2について説明する。このものは箱型の容器の底部にスクリューコンベヤ2aを具え、容器内に収容された被乾燥物Dをスクリューコンベヤ2aの回転状態により適量排出するものである。またスクリューコンベヤ2aの次段には、水分計20が具えられた計量コンベヤ2bが配されている。更に計量コンベヤ2bの次段には、投入コンベヤ2cが配されている。
次に熱風炉3について説明すると、この実施例では一例として撹拌装置付円形焼却炉が適用される。具体的には図3に示すように、耐火物で構成された燃焼室30の内部に炉床31を形成するとともに、炉床31にはモータM3によって回転駆動される回転軸32が設けられ、この回転軸32に複数のアーム32aが平面視で放射状に張り出すように取り付けられるとともに、各アーム32aには複数の吹出孔32bを有する複数の攪拌棒32cが炉床31に臨むように下向きに取り付けられて成るものである。なお回転軸32、アーム32a及び攪拌棒32cはそれぞれ内部が中空状に形成され、これらが連通状態に形成されることにより、燃焼室30の外部に設けられたブロワ4から供給される燃焼空気が吹出孔32bから吹き出す構造とされている。
前記ブロワ4は、外気を燃焼空気G0として吸込むものであり、吸込口には吸込量を調節するダンパ4aが具えられており、このダンパ4a内部のダンパ板の角度を、制御ユニット10の信号に基づき制御されるコントロールモータ4bにより変化させることで吸込量が調節される。
また前記燃焼室30の上部には排気口33が形成され、また排気口33と炉床31との中程には助燃バーナ34が設けられており、更に供給口35が形成されている。そしてこの供給口35には供給ホッパ3Hが接続され、ここから被焼却物(乾燥品D1)を燃料として燃焼室30内に供給できるように構成されている。
前記助燃バーナ34は、重油などを燃料とするバーナであり、その燃油量は図示を略した自動弁の開度により調整されるものであり、この開度は、後述する入口温度設定値に基づき制御ユニット10により制御される。より具体的には次のように行われる。
入口温度設定値が実際の熱風G1の温度と異なるとき、入口温度設定値と実際の熱風G1の温度との温度差に基づいて制御ユニット10に内蔵されるPID制御機能により燃油量が増減するように自動弁の開度が制御され、助燃バーナ34の燃焼状態が変化する。
また、供給ホッパ3Hから燃焼室30内に供給される被焼却物(乾燥品D1)の量は、後述する入口温度設定値に基づき制御されるもので、供給ホッパ3Hの下部のスクリューコンベヤを駆動するモータM31の回転数が制御されることになる。より具体的には次のように行われる。
制御ユニット10により入口温度設定値が所定の設定値に変更されると、モータM31の回転数も所定の回転数になるように、このモータM31を制御しているインバータ(図示省略)の設定値が、制御ユニット10に内蔵されるPID制御機能により変更され、燃焼室30内に供給される乾燥品D1の量が変更される。
なお、乾燥品D1自体を燃料として乾燥に必要な熱風を生成することにより、助燃バーナ34で使用する燃料を削減することができ、乾燥設備1のランニングコストを削減することができる。
また前記燃焼室30の外周壁底部付近には旋回ガス案内路36が周回状に形成され、一方燃焼室30の内周壁底部付近には、前記旋回ガス案内路36と通ずる複数の旋回ガス吹出孔36aが一定の間隔で形成されている。因みにこの旋回ガス吹出孔36aは、平面視で円形状に形成される燃焼室30に対して接線方向よりも若干回転軸32の方向に斜めに吹き出すように形成された孔であり、燃焼室30内の燃焼炎に旋回流を形成させるためのものである。
また前記炉床31における回転軸32の近傍には、焼却灰の排出口31aが形成され、ここから斜め下方に搬送路が形成されるように排出シュート37が設けられ、その排出端側に、水冷ジャケット(図示省略)を具えた排出コンベヤ38が設けられている。
次に乾燥機5について説明すると、この実施例では一例として回転ドラム式乾燥機が採用されるものであり、この装置は図2に示すように、基台Bに対して四基の支持ローラ57を配置し、この支持ローラ57上に円筒状のドラム50を載置し、ドラム50とモータMの出力軸とにチェーン59を巻回し、モータMによりドラム50が回転駆動されるように構成されたものである。このドラム50の内面には、被乾燥物を掻き上げるための、板状部材から成るリフタ50cが具えられている。
また前記ドラム50の両端は蓋部材50a、50bによって境界部がシールされた状態で塞がれている。そしてドラム50の中心付近を貫通するように設けられた軸55aをモータM1により回転駆動するように構成されるものであり、この軸55aに複数の攪拌翼55が具えられる。
この攪拌翼55は、ドラム50の回転により被処理物Dを分散攪拌させる効果と共に破砕する効果もあり、これにより乾燥が効率的にわれる。もちろん攪拌翼55の無いリフタ50cのみが具えられた構造などの、単に被処理物Dを掻き上げたり分散させる構造のみの乾燥機5であっても構わない。
そして前記蓋部材50aの上部に具えられた投入装置に投入口51が形成され、蓋部材50aの側面に熱風吹込口53が形成される。一方、蓋部材50bの下部に排出口52が形成され、上部に排気口54が形成される。
次に集塵機6について説明すると、この実施例では一例としてサイクロン型の集塵装置を用いるものであって、前記乾燥機5における排気口54に接続された管路を通じて送られてくる排気中に含まれる、微細な乾燥品D1を気体より分離して底部より排出するものである。なおこの実施例では、集塵機6の次段にバグフィルタ方式の集塵機6Aが具えられるものであり、これらによって捕捉された微細な乾燥品D1が、後述する取出コンベヤ8において、乾燥機5の排出口52から排出される乾燥品D1と合流するように構成される。
次に取出コンベヤ8について説明すると、この実施例では一例としてU型トラフの底部にスクリューコンベヤを具え、U型トラフ内に落下投入された乾燥品D1をスクリューコンベヤの回転度により順次排出するものが用いられる。
そして前記U型トラフの内部に、水分計80及び温度センサT8のプローブが位置するように配される。
なお、必要に応じて、集塵機6、6Aにて捕捉された微細な乾燥品D1と、乾燥機5からの乾燥品D1とが合流され、混合機(図示省略)などにより混合された状態での水分及び温度を測定するように、水分計80及び温度センサT8を設置することも可能である。
また、集塵機6、6Aで分離された微細な乾燥品D1は、この取出コンベヤ8にて移送される乾燥品D1と合流されて次工程に移送されるが、その一部は供給ホッパ3Hに送られ、燃焼室30で燃焼させることができるように構成されている。なお供給ホッパ3Hのホッパ部には、図示しないレベル計が具えられ、ホッパ部に貯留される乾燥品D1の量が所定のレベルを下回れば乾燥品D1が供給され、所定のレベルを上回れば供給が中断されるようになっている。
そして図1に示すように、前記乾燥機5における投入口51に供給ホッパ2の排出端を臨ませ、また排出口52に取出コンベヤ8の始端を臨ませ、また熱風吹込口53に管路によって熱風炉3における排気口33を接続し、排気口54に管路によって集塵機6を接続することにより、乾燥設備1が構成される。
本発明の適用対象である乾燥設備1は一例として上述したように構成されるものであり、以下この設備の作動状態を説明し、併せて本発明の乾燥設備の運転方法について説明する。
まず乾燥設備1の運転立ち上げ時の作動態様について説明すると、はじめにブロワ4及び乾燥ファン7を起動し、次いで取出コンベヤ8を起動し、ドラム50及び軸55aを回転させ、助燃バーナ34に点火する。
続いて熱風炉3においては、燃焼室30内に供給ホッパ3Hを通じて被燃焼物として乾燥品D1(例えば前日乾燥されたもの)が投入され、乾燥品D1の品温が上昇するにつれて可燃性ガス(気化ガスや熱分解ガス)が発生し、これらは攪拌棒32cに形成された吹出孔32bから吹き出される燃焼空気と助燃バーナ34の炎により燃焼する。
また炉床31上に供給された乾燥品D1は、撹拌棒32cによって万遍なく掻きならされるため常に表面が更新され、可燃性ガスが炉床31上で均等に発生することとなる。更に旋回ガス吹出孔36aから旋回ガスが吹き込まれるため、燃焼室30内の燃焼炎に旋回流が形成され、この旋回流により可燃性ガスは燃焼室30内で効果的に完全燃焼することとなり、排気口33から熱風G1として排気される。
一方、可燃性ガスを放出したあとの炭素を主体とした固形物は、赤熱灰と攪拌混合されながら燃焼空気と接触し、いわゆる燠燃焼を継続しながら徐々に燃焼室30の中心へ移動する。やがて排出口31a付近に到達した固形物は焼却を完了した灰となっており、排出シュート37を経由して、水冷ジャケットが具えられた排出コンベヤ38に移送され、ここで冷却された後、外部に排出される。
そして前記熱風G1は、乾燥機5における熱風吹込口53を通じてドラム50内に供給されるものであり、温度センサT3による熱風G1の検出値が所定の値(一例として入口温度設定値=630℃)になった時点で、供給ホッパ2の容器内に収容された被乾燥物Dが投入口51に投入される。
そして被乾燥物Dは、乾燥機5においてドラム50の回転によるリフタ50cの掻き上げと攪拌翼55の作用とにより破砕、攪拌されながら、熱風炉3から供給された熱風G1と接触し、乾燥処理がなされてやがて乾燥品D1となり、順次排出口52から取出コンベヤ8に排出される。
また、被乾燥物Dを乾燥した熱風G1は、乾燥ファン7の吸引作用により排気口54から排出され、集塵機6、6Aによって微細な乾燥品D1が除去された後、適宜脱臭処理が施され、外部に排気される。
そして以降、被乾燥物Dの投入、乾燥並びに乾燥品D1の排出は連続的に行われる定常運転状態となるものであり、水分計80によって乾燥品D1の水分値を監視しながら、入口温度設定値、ダンパ4aの開度または助燃バーナ34の燃油量のいずれか一つまたは複数を適宜調整して、所望の水分値の乾燥品D1が得られるものである。
続いて本発明の乾燥設備1の運転方法について説明する。この説明にあっては、初めに請求項1〜3で定義した運転方法について説明し、続いて請求項4〜6で定義した運転方法について、ファジィ推論の条件部及び結論部の組み合わせを異ならせた実施の形態毎に説明してゆく。
〔被乾燥物の水分値と、乾燥品の水分値とを測定し、被乾燥物湿潤モードを設定し、被乾燥物に作用させる熱量モードを設定する実施例:シーケンス制御〕
まずこの実施例で示す乾燥設備1の運転方法は、被乾燥物Dの水分値と、乾燥品D1の水分値とを測定し、被乾燥物Dの水分値に応じて被乾燥物Dの湿潤モードを設定し、一方、乾燥品D1の水分値に応じて被乾燥物Dに作用させる熱量モードを設定し、これら湿潤モードと熱量モードとに対応させて予め設定されている、乾燥機5に供給される熱風G1の入口温度設定値及び熱風炉3に供給される燃焼空気G0の量を調節するためのダンパ4aの開度を選択するものである。
なおこの実施例では乾燥設備1によって、間伐材や廃材の木材粉砕物を被乾燥物Dとして乾燥するものであり、乾燥品Dは次工程において適宜成形されて固形燃料等として製品化されるものとする。
前記被乾燥物湿潤モードは、一例として図4に示すように、「超湿潤モード」、「湿潤モード」、「中間モード」、「乾燥モード」及び「超乾燥モード」として設定されるものである。具体的には一例として、被乾燥物Dの水分値が53%W.B.以上である場合が「超湿潤モード」とされ、49以上53未満%W.B.である場合が「湿潤モード」とされ、45以上49未満%W.B.である場合が「中間モード」とされ、41以上45未満%W.B.である場合が「乾燥モード」とされ、更に37以上41未満%W.B.である場合が「超乾燥モード」とされる。
なおこれら各湿潤モードに対応した水分値は、木材粉砕物を被乾燥物Dとした場合の一例であり、他の被乾燥物Dを扱う場合には適宜最適化されるものとする。
ここで前記「%W.B.」とは、材料の全重量に対する、その材料に含まれる水分率を百分率で表したものであり、乾燥分野では常用されている単位表現である。
また各湿潤モードでは、乾燥機5への単位時間当たりの投入水分量が設定されるものであり、一例として、「超湿潤モード」では6.0t/hとされ、「湿潤モード」では4.2t/hとされ、「中間モード」では3.6t/hとされ、「乾燥モード」では2.9t/hとされ、更に「超乾燥モード」では2.5t/hとされる。
そして供給ホッパ2から乾燥機5に対して、選定された単位時間当たりの投入水分量となるように被乾燥物Dが供給される。
例えば、被乾燥物Dの乾燥機5への投入水分量が4.2t/hとなるように、制御ユニット10を介して被乾燥物Dの投入重量が制御されるのは次のようにして行われる。計量コンベヤ2bにより投入される被乾燥物Dの重量は運転時に常時計測されており、この計測される重量が、投入水分量として4.2t/hとなるように制御ユニット10内で演算されて被乾燥物Dの投入重量が算出され、この投入重量となるようにスクリューコンベヤ2aの回転数を制御しているインバータ2dの設定値が、制御ユニット10に内蔵されるPID制御機能により変更されることで達成される。
一方、前記熱量モードは、一例として図4に示すように、「熱量増モード」、「熱量基準モード」及び「熱量減モード」として設定されるものである。具体的には一例として、乾燥品D1の水分値が11%W.B.以上である場合が「熱量増モード」とされ、9を超え11未満%W.B.である場合が「熱量基準モード」とされ、更に9%W.B.以下である場合が「熱量減モード」とされる。
なおこれら各モードに対応した水分値は、木材粉砕物を被乾燥物Dとした場合の一例であり、他の被乾燥物Dを扱う場合には適宜最適化されるものとする。
そして図4に示すように被乾燥物湿潤モードと熱量モードとに対応させて予め設定されている、乾燥機5に供給される熱風G1の入口温度設定値及び熱風炉3に供給される燃焼空気G0の量を調節するためのダンパ4aの開度が選択されるものである。
一例として被乾燥物湿潤モードが「超湿潤モード」であり、熱量モードが「熱量増モード」のときに、入口温度設定値を800℃とし、ダンパ4aの開度を49%とするものである。また被乾燥物湿潤モードが「中間モード」であり、熱量モードが「熱量基準モード」のときに、入口温度設定値を630℃とし、ダンパ4aの開度を43%とするものである。
そしてこのような設定が行われると、制御ユニット10によって、入口温度設定値の値に熱風G1の温度を近づけるように、助燃バーナ34の燃油量、供給口35への燃料(乾燥品D1)の投入量が制御される。
上述のようなシーケンス制御は、乾燥品D1の水分値が所定の値以上になった場合に、入口温度設定値及びダンパ4aの開度を、熱量増モードに設定された値とし、乾燥品D1の水分値が所定の値以下になった場合に、入口温度設定値及びダンパ4aの開度を、熱量減モードに設定された値とし、乾燥品D1の水分値が所定の範囲の値であれば、入口温度設定値およびダンパ4aの開度を熱量基準モードに設定するものである。これら熱量増モード、熱量減モード、熱量基準モードは、被乾燥物Dの超湿潤モード、湿潤モード、中間モード、乾燥モード、超乾燥モードの各湿潤モード毎に設定されるものである。そして本発明によれば、被乾燥物Dの水分値と乾燥品D1の水分値で場合分けされるマトリクス状のデータシート(図4)に基づいた簡素な制御が行われるため、被乾燥物Dの水分値の変動が、広い範囲で変化する場合での、また設備規模が変わった場合であっても、容易に適用・調整が可能である。
〔条件部を被乾燥物の水分値及び乾燥品の水分値とし、結論部を熱風の入口温度設定値とした実施例:ファジィ制御〕
この実施例では、結論部である熱風G1の入口温度設定値の変更の必要性を、被乾燥物Dの水分値と、乾燥品D1の水分値とを条件部としてIf−Then形式の制御規則で表している。なおここでいう水分値とは、水分計20、80によって計測された水分値であって、一例として単位〔%W.B.〕で表されるものである。
上記ファジィ推論は具体的には図5(a)に示すルールに従うものであり、一例をあげると、乾燥品D1の水分値がNSであり、被乾燥物Dの水分値がPSならば、熱風の入口温度設定値を普通に下げる(↓)。また乾燥品D1の水分値がZRであり、被乾燥物Dの水分値がPLならば、熱風G1の入口温度設定値を大きく上げる(↑↑)。
図中↓↓は大きく下げる(―2℃/min)、↓は普通に下げる(―1℃/min)、→は変更しない、↑は普通に上げる(+1℃/min)、↑↑は大きく上げる(+2℃/min)を意味するものである。
また図5中NL、NS、ZR、PS、PLはそれぞれNL(非常に低い値)、NS(低い値)、ZR(通常値)、PS(高い値)、PL(非常に高い値)を意味するものであり、これらの属性は図6に示すメンバーシップ関数によって決定される。図6(a)に示すものが被乾燥物Dの水分値に関するメンバーシップ関数であり、また図6(b)に示すものが乾燥品D1の水分値に関するメンバーシップ関数である。
このような、「非常に低い値」、「低い値」、「通常値」、「高い値」、「非常に高い値」等の言語変数(ラベル)の数、及びこの言語変数に対するメンバーシップ関数は、経験則に基づいて決定されるものであり、被乾燥物Dの性状(丸太等の廃材、都市ごみ、汚泥等)、システムの構成等によって適宜チューニングが行われる。
そして制御ユニット10によって、水分計20、80から送られてくる信号をもとに上述のファジィ推論を行うとともに、熱風G1の入口温度設定値を変更する。このようにして熱風G1の入口温度設定値が変更されると、制御ユニット10においては温度センサT3の検出信号と、熱風G1の入口温度設定値とを比較し、その差に応じてダンパ4aの開度、助燃バーナ34の燃油量あるいは入口温度設定値に基づいて燃焼室30への乾燥品D1の投入量等を変更して、温度センサT3による検出値を熱風G1の入口温度設定値に近づけるものである。
このように本発明によれば、熱風G1の入口温度設定値の変更の必要性を、被乾燥物Dの水分値と、乾燥品D1の水分値とを用いて類推することにより、乾燥機5における被乾燥物Dの処理量を一定とし、更に乾燥品Dの水分値を安定させることができ、前工程からの被乾燥物Dの受け入れ並びに次工程への乾燥品D1の供給を滞ることなく円滑に行うことができる。
〔条件部を被乾燥物の水分値及び乾燥品の水分値とし、結論部をダンパ開度とした実施例:ファジィ制御〕
この実施例では、結論部であるダンパ4aの開度の変更の必要性を、被乾燥物Dの水分値と、乾燥品D1の水分値とを条件部としてIf−Then形式の制御規則で表している。
上記ファジィ推論は具体的には図5(b)に示すルールに従うものであり、一例をあげると、乾燥品D1の水分値がNSであり、被乾燥物Dの水分値がPSならば、熱風の入口温度設定値の変更は行わない(→)。また乾燥品D1の水分値がZRであり、被乾燥物Dの水分値がPSならば、熱風G1の入口温度設定値を普通に上げる(↑)。図中↓は普通に下げる、→は変更しない、↑は普通に上げる、↑↑は大きく上げるを意味するものである。
そしてこの図5(b)に示す実施例では、乾燥機5への被乾燥物Dの投入が3.6t/hで行われているものとし、この場合には、↓は普通に下げる(―0.5%/min)、→は変更しない、↑は普通に上げる(+0.5%/min)、↑↑は大きく上げる(+1%/min)とした。
なお前述の実施例と同様に、図5中NL、NS、ZR、PS、PLはそれぞれNL(非常に低い値)、NS(低い値)、ZR(通常値)、PS(高い値)、PL(非常に高い値)を意味するものであり、これらの属性は図6に示すメンバーシップ関数によって決定される。図6(a)に示すものが被乾燥物Dの水分値に関するメンバーシップ関数であり、また図6(b)に示すものが乾燥品D1の水分値に関するメンバーシップ関数である。
このような、「非常に低い値」、「低い値」、「通常値」、「高い値」、「非常に高い値」等の言語変数(ラベル)の数、及びこの言語変数に対するメンバーシップ関数は、経験則に基づいて決定されるものであり、被乾燥物Dの性状(丸太等の廃材、都市ごみ、汚泥等)、システムの構成等によって適宜チューニングが行われる。
そして制御ユニット10によって、水分計20、80から送られてくる信号をもとに上述のファジィ推論を行うとともに、ダンパ4aの開度を変更する。このようにしてダンパ4aの開度が変更されると、制御ユニット10においては温度センサT3の検出信号と、熱風G1の入口温度設定値とを比較し、その差に応じて助燃バーナ34の燃油量あるいは入口温度設定値に基づいて燃焼室30への乾燥品D1の投入量等を変更して温度センサT3による検出値を熱風G1の入口温度設定値に近づけるものである。
このように本発明によれば、ダンパ4aの開度の変更の必要性を、被乾燥物Dの水分値と、乾燥品D1の水分値とを用いて類推することにより、乾燥機5における被乾燥物Dの処理量を一定とし、更に乾燥品Dの水分値を安定させることができ、前工程からの被乾燥物Dの受け入れ並びに次工程への乾燥品D1の供給を滞ることなく円滑に行うことができる。
本発明は一例として上述した様に実施されるものであり、前記乾燥設備1では、熱風G1を、製品である乾燥品D1を利用して熱風炉3で燃焼させることにより発生させることが可能である。例えば、製品としての乾燥品D1があまり必要でない場合であって、一方、被乾燥物Dを全て処理しなければならないような場合には、乾燥品D1の大部分を熱風炉3に供給することにより、助燃バーナ34での重油等の燃料を用いての燃焼をほとんど行わなくとも熱風G1を発生させて乾燥設備1を運転することが可能になる。このように本発明は、被乾燥物Dと乾燥品D1の処理量の要求に応じて、乾燥設備1はエネルギー資源の効率的な利用が可能なようにフレキシブルに対応できる方法でもある。
1 乾燥設備
2 供給ホッパ
2a スクリューコンベヤ
2b 計量コンベヤ
2c 投入コンベヤ
2d インバータ
20 水分計
3 熱風炉
30 燃焼室
31 炉床
31a 排出口
32 回転軸
32a アーム
32b 吹出孔
32c 撹拌棒
33 排気口
34 助燃バーナ
35 供給口
36 旋回ガス案内路
36a 旋回ガス吹出孔
37 排出シュート
38 排出コンベヤ
3a インバータ
3H 供給ホッパ
4 ブロワ
4a ダンパ
4b コントロールモータ
5 乾燥機
50 ドラム
50a 蓋部材
50b 蓋部材
50c リフタ
51 投入口
52 排出口
53 熱風吹込口
54 排気口
55 攪拌翼
55a 軸
57 支持ローラ
59 チェーン
6 集塵機
6A 集塵機
7 乾燥ファン
8 取出コンベヤ
10 制御ユニット
80 水分計
B 基台
D 被乾燥物
D1 乾燥品
G0 燃焼空気
G1 熱風
M モータ
M1 モータ
M3 モータ
M31 モータ
T1 温度センサ
T3 温度センサ
T8 温度センサ

Claims (6)

  1. 乾燥室内において被乾燥物と熱風との接触を図ることによって乾燥品を得ることができるように構成された乾燥機と、前記乾燥室内に熱風を供給するための熱風炉と、この熱風炉内に燃料を供給するための手段とが具えられて成る乾燥設備の運転において、
    前記熱風炉は、燃焼室の内部に、燃料としての被焼却物を供給するとともに、燃焼室外部に設けられたブロワから燃焼空気を供給するものであり、且つ、助燃バーナを具えて成るものであり、
    前記被乾燥物の水分値と、乾燥品の水分値とを測定し、被乾燥物の水分値に応じて被乾燥物湿潤モードを設定し、
    一方、乾燥品の水分値に応じて被乾燥物に作用させる熱量モードを設定し、
    これら被乾燥物湿潤モードと熱量モードとに対応させて、被乾燥物の水分値と乾燥品の水分値で場合分けされるマトリクス状のデータシートに予め設定されている、乾燥機に供給される熱風の入口温度設定値及び熱風炉に供給される燃焼空気量を調節するためのダンパ開度を選択することにより、
    乾燥機における熱風吹込口と、熱風炉における排気口との間に設けられる温度センサによる検出値を、熱風の入口温度設定値に近づけるために、助燃バーナの燃油量を制御することを特徴とする乾燥設備の運転方法。
  2. 前記被乾燥物湿潤モードは、超湿潤モード、湿潤モード、中間モード、乾燥モード及び超乾燥モードであることを特徴とする請求項1記載の乾燥設備の運転方法。
  3. 前記熱量モードは、熱量増モード、熱量基準モード及び熱量減モードであることを特徴とする請求項1または2記載の乾燥設備の運転方法。
  4. 乾燥室内において被乾燥物と熱風との接触を図ることによって乾燥品を得ることができるように構成された乾燥機と、前記乾燥室内に熱風を供給するための熱風炉と、この熱風炉内に燃料を供給するための手段とが具えられて成る乾燥設備の運転において、
    前記熱風炉は、燃焼室の内部に、燃料としての被焼却物を供給するとともに、燃焼室外部に設けられたブロワから燃焼空気を供給するものであり、且つ、助燃バーナを具えて成るものであり、
    前記被乾燥物の水分値と、乾燥品の水分値とを測定し、これらの測定値を条件部とし、乾燥機に供給される熱風の入口温度設定値を結論部とするファジィ推論を行う工程を具え
    乾燥機における熱風吹込口と、熱風炉における排気口との間に設けられる温度センサによる検出値を、熱風の入口温度設定値に近づけるために、助燃バーナの燃油量を制御することを特徴とする乾燥設備の運転方法。
  5. 乾燥室内において被乾燥物と熱風との接触を図ることによって乾燥品を得ることができるように構成された乾燥機と、前記乾燥室内に熱風を供給するための熱風炉と、この熱風炉内に燃料を供給するための手段とが具えられて成る乾燥設備の運転において、
    前記熱風炉は、燃焼室の内部に、燃料としての被焼却物を供給するとともに、燃焼室外部に設けられたブロワから燃焼空気を供給するものであり、且つ、助燃バーナを具えて成るものであり、
    前記被乾燥物の水分値と、乾燥品の水分値とを測定し、これらの測定値を条件部とし、熱風炉に供給される燃焼空気量を調節するためのダンパ開度を結論部とするファジィ推論を行う工程を具え
    乾燥機における熱風吹込口と、熱風炉における排気口との間に設けられる温度センサによる検出値を、熱風の入口温度設定値に近づけるために、助燃バーナの燃油量を制御することを特徴とする乾燥設備の運転方法。
  6. 前記熱風を生成するための熱風炉に、乾燥品を燃料として供給し、この乾燥品の供給量を調節することにより、乾燥機における熱風の入口温度を所望の値とすることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の乾燥設備の運転方法。
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