JPH07243764A - 乾燥機の乾燥排ガス循環制御装置 - Google Patents

乾燥機の乾燥排ガス循環制御装置

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JPH07243764A
JPH07243764A JP3883194A JP3883194A JPH07243764A JP H07243764 A JPH07243764 A JP H07243764A JP 3883194 A JP3883194 A JP 3883194A JP 3883194 A JP3883194 A JP 3883194A JP H07243764 A JPH07243764 A JP H07243764A
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JP
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exhaust gas
incinerator
dryer
temperature
sludge
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JP3883194A
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English (en)
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Toyoji Sakyo
豊治 佐京
Wataru Nagao
渉 長尾
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Energy Support Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】乾燥機内の乾燥汚泥の水分を一定にし、焼却炉
内における乾燥汚泥の燃焼を安定する。 【構成】 乾燥機13の乾燥排気温が設定温度未満であ
る場合、コントロールモータ制御装置42は開閉ダンパ
23を所定開度量開放方向へ駆動する。乾燥機13の排
ガスは循環連通管22を介して焼却炉1内に送出され
る。焼却炉1内の温度は乾燥機13からの排ガスにより
下がる。焼却炉1内温度が炉内管理温度設定値未満であ
れば、バーナ制御装置32はバーナ3A〜3Cを制御し
て加熱量を増加させる。この結果、炉内温度が増加す
る。焼却炉1からの排ガスは高温となり、この高温の乾
燥排ガスが乾燥機13内の脱水汚泥を乾燥する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は焼却炉からの排ガスを
乾燥機内に導入して、乾燥機内の汚泥等を乾燥させ、こ
の乾燥した汚泥等を焼却炉にて焼却するシステムに係
り、詳しくは乾燥機の排ガスを焼却炉に再び循環する乾
燥排ガス循環制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、水分が多い汚泥等を乾燥機に
て予め乾燥して乾燥汚泥とし、この乾燥汚泥を焼却炉に
投入するシステムが知られている。このシステムは、乾
燥機内に焼却炉の排ガスを導入し、この排ガスの熱にて
汚泥等を乾燥するようにしている。そして、焼却炉内に
おいて乾燥汚泥の燃焼を安定させる必要があることか
ら、この乾燥機内で乾燥された乾燥汚泥の水分は一定に
保たれることが望ましい。
【0003】従来から乾燥汚泥の水分を一定に保つため
には乾燥機の排ガスの出口温度(以下、乾燥排気温度と
いう)を一定に保つようにしている。例えば、乾燥機内
に導入される排ガスの熱量(乾燥用熱量)が一定で、乾
燥機内に投入される汚泥の水分が上がった場合には、乾
燥排気温度が下がるとともに、乾燥汚泥水分が高くな
る。このような場合、焼却炉温度を高く設定し、焼却炉
の焼却バーナを制御したり、焼却炉へ送る焼却空気量を
多くしたり、或いは乾燥汚泥の焼却炉への投入量を増加
することにより、乾燥排気温度を一定にする。又は、乾
燥機への汚泥の投入量を減少させる。
【0004】反対に、乾燥機内に導入される排ガスの熱
量(乾燥用熱量)が一定で、乾燥機内に投入される汚泥
の水分が下がった場合には、乾燥排気温度が上がるとと
もに、乾燥汚泥水分が低くなる。このような場合、焼却
炉温度を低く設定し、焼却炉の焼却バーナを制御した
り、焼却炉へ送る焼却空気量を少なくしたり、或いは乾
燥汚泥の焼却炉への投入量を減少することにより、乾燥
排気温を一定にする。又は、乾燥機への汚泥の投入量を
増加させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に焼却炉の設定温度を調整する場合、従来は作業員が検
出された乾燥排気温度を逐一見ながら必要な処理を手動
操作にて行っている。そのため、その作業量が増えると
ともに、その調整の可変の幅に制約があり、焼却炉の温
度設定を充分に行うことは困難であった。又、汚泥の投
入量が変動するため、定量処理という点で問題があっ
た。
【0006】本発明の目的は従来の問題を解消するとと
もに、乾燥機の排ガスを焼却炉に循環してこの循環の排
ガス量を調整することにより、乾燥汚泥の水分を一定に
して、焼却炉内における乾燥汚泥の燃焼及び汚泥の処理
量を安定することができる焼却システムを提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの請求項1の発明は、焼却炉からの排ガスを乾燥
機内に導入して乾燥機内の汚泥を乾燥する焼却システム
において、乾燥機の排ガスの温度を検出する第一の温度
検出手段と、焼却炉の排ガスの温度を検出する第二の温
度検出手段と、前記焼却炉内の被焼却物を焼却すべく加
熱する加熱手段と、乾燥機から排出される排ガスを焼却
炉に戻す循環路に設けられ、循環路を開閉する開閉手段
と、前記第一の温度検出手段の検出結果に基づいて前記
開閉手段を開閉制御する第一の制御手段と、前記第二の
温度検出手段の検出結果に基づいて加熱手段を制御し、
焼却炉内の温度を調整する第二の制御手段とを備えたこ
とを要旨としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
に加えて、焼却炉からの排ガスを乾燥機内に導入して乾
燥機内の汚泥を乾燥し、乾燥機から排出された排ガスを
集塵機に導く焼却システムにおいて、前記循環路の導入
口は集塵機の下流側において接続され、循環路には乾燥
機から焼却炉へ排ガスを循環する循環駆動手段を備えて
いることを要旨としている。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の発明の構成
に加えて、焼却炉からの排ガスを乾燥機内に導入して乾
燥機内の汚泥を乾燥し、乾燥機から排出された排ガスを
集塵機に導き、集塵機の下流側には排ガスをシステム系
外へ誘引する誘引手段が設けられた焼却システムにおい
て、前記循環路の導入口は誘引手段の下流側において接
続されていることを要旨としている。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、第一の温度検出手段
が検出した乾燥機の排ガスの温度に基づいて第一の制御
手段は循環路の開閉手段を開閉する。
【0011】この循環路が開閉手段にて開放された場
合、乾燥機の排ガスが焼却炉内に導入される。この乾燥
機の排ガスは焼却炉内の温度よりも低いため、焼却炉内
の温度が下がることになる。第二の温度検出手段が検出
した焼却炉の排ガスの温度に基づいて第二の制御手段は
加熱手段を制御し、焼却炉内の温度を高い方へ調整する
ことにより、乾燥機の排ガスの温度を調整する。
【0012】請求項2の発明は、循環路はその導入口が
集塵機の下流側において接続されているため、排ガス内
の塵埃が回収されてクリーンとなった排ガスが循環路に
導入される。
【0013】請求項3の発明は、循環路はその導入口が
誘引手段の下流側において接続されているため、循環路
に導入された排ガスは誘引手段により焼却炉へ送られ
る。
【0014】
【実施例】以下、この発明を汚泥処理を行う焼却システ
ムに具体化した第一の実施例を図1及び図2に従って説
明する。
【0015】図1に示すように、焼却炉1は攪拌式の焼
却炉であって、焼却室内に被焼却物である乾燥汚泥等を
攪拌する攪拌装置2が設けられている。焼却炉1の側部
には加熱手段として3台の焼却バーナ3A〜3Cが設け
られている。各焼却バーナ3A〜3Cは、一対のノズル
チップを備え、後記するバーナ制御装置32により、各
ノズルチツプに設けられた電磁弁(いずれも図示しな
い)をオン・オフ制御することにより、両ノズルが稼働
する高燃焼状態、片方のノズルのみが稼働する低燃焼状
態、又は両ノズルが作動していない消化状態がそれぞれ
得られる。
【0016】焼却炉1にはし渣(スクリーン粕)がし渣
コンベヤ5及びし渣ホッパ6を介して投入されるように
なっている。又、焼却炉1には焼却燃焼ファン7を介し
て高濃度臭気が送り込まれ、焼却炉1内にて焼却される
ようになっている。焼却炉1の下部には灰冷却コンベヤ
8が設けられ、焼却炉1から排出された灰は灰冷却コン
ベヤ8にて冷却されつつ搬送され、灰コンベヤ9に送出
されるようになっている。灰は灰コンベヤ9により灰ホ
ッパ10に送出され、灰ホッパ10内の灰はトラック等
の車両にてシステムの外部に搬出される。
【0017】焼却炉1の上部には排ガスの排出口が設け
られ、同排出口には第二の温度検出手段としての焼却炉
排ガス温度センサ11が設けられている。同温度センサ
11により焼却炉1から排出される排ガスの温度T2が
検出されるようになっている。焼却炉1の排出口は連結
管12を介して乾燥機13に接続されている。連結管1
2には連結管12を閉成可能にダンパ14が設けられて
いる。このダンパ14は空圧シリンダ14aにて開閉駆
動されるものである。この空圧シリンダ14aは図示し
ない空圧駆動回路に設けられる電磁弁が後記する制御装
置32にて開閉制御されることにより、駆動される。
【0018】乾燥機13はドラム回転形であって、内部
に図示しない攪拌装置を備えており、ドラムの一端に対
して脱水汚泥コンベア15、脱水汚泥ホッパ16を介し
て移送された脱水汚泥が投入される。脱水汚泥は乾燥機
13のドラムの回転及び攪拌装置にて攪拌されつつドラ
ム内を移動する。そして、脱水汚泥はその移動中に焼却
炉1からの排ガスの熱により乾燥され、ドラムの他端側
へ移送される。又、他端側に移送された乾燥汚泥は排出
コンベヤ17にて乾燥汚泥コンベヤ18へ移送され、そ
の乾燥汚泥コンベヤ18により中間ホッパ19を介して
焼却炉1内に投入される。又、乾燥汚泥は乾燥汚泥コン
ベヤ18に付属するダンパ18aを開閉することによ
り、乾燥汚泥コンベヤ18にて乾燥汚泥ホッパ20へ移
送される。乾燥汚泥ホッパ20内の乾燥汚泥はトラック
等の車両にてシステムの外部に搬出される。
【0019】乾燥機13の他端側の上部には排ガスの排
出口が設けられ、同排出口にはガス排出管26が接続さ
れている。同ガス排出管26において乾燥機13の排出
口に近接した位置には第一の温度検出手段としての乾燥
機排ガス温度センサ21が設けられている。同温度セン
サ11により乾燥機13から排出される排ガスの温度T
1が検出されるようになっている。循環路を構成する循
環連結管22はその導入口が乾燥機13の排出口に接続
され、排出口は焼却炉1に接続されている。この排出口
は焼却炉1内であればどこに接続してもよい。循環連結
管22には同連結管22を閉成可能に開閉手段としての
開閉ダンパ23が設けられている。この開閉ダンパ23
はコントロールモータ23aにて開閉駆動され、任意の
開放位置にて制御可能である。このコントロールモータ
23aは駆動回路46が後記するコントロールモータ制
御装置42にて開閉制御されることにより、駆動され
る。また、循環連結管22において前記開閉ダンパ23
の下流には循環駆動手段としての循環ファン24が設け
られ、同循環ファン24により開閉ダンパ23が開放さ
れた状態の循環連結管22を介して乾燥機13から焼却
炉1に排ガスを移送可能になっている。開閉ダンパ23
は後記する制御装置42により、制御可能となってい
る。前記排ガス中には乾燥機13から粉塵が含まれるた
め、循環ファン24は耐摩耗性の材質にて構成されてい
ることが望ましい。
【0020】前記ガス排出管26は集塵機25、主ダン
パ27、誘引ファン28、熱交換機29、脱臭炉30を
介して排出筒31に接続されている。集塵機25はガス
排出管26を介して乾燥機13から排出された排ガス内
の粉塵を回収し、回収した粉塵を灰コンベヤ9へ排出す
る。又、浄化された排ガスは誘引手段としての誘引ファ
ン28にて誘引されて熱交換機29へ送られ、ここで熱
交換が行われて加熱された後、脱臭炉30にて脱臭され
る。脱臭炉30は燃焼バーナ30aを備えており、この
燃焼バーナ30aの火炎にて排ガス中の臭いが焼却さ
れ、この後加熱され、脱臭された排ガスは熱交換機29
にて脱臭前の排ガスと熱交換が行われた後、排気筒31
を介して大気中に放出される。
【0021】又、誘引ファン28の上流に設けられた主
ダンパ27はコントロールモータ27aにて開閉駆動さ
れるものである。このコントロールモータ27aは、図
示しない制御装置にて開閉制御されることにより駆動さ
れる。又、誘引ファン28はこの排ガスをシステム系外
へ排出するシステム内の主たる圧力源となっている。
【0022】次に、このバーナ制御装置32及びコント
ロールモータ制御装置42を図2に従って説明する。第
二の制御手段としてのバーナ制御装置32は、中央処理
装置(以下、CPUという)33、読出し専用のメモリ
(以下、ROMという)34及び読出し及び書き込み可
能なメモリ(RAMという)35から構成されている。
前記ROM34には焼却バーナ3A〜3Cを駆動制御す
るための制御プログラムが格納されている。CPU33
には焼却炉排ガス温度センサ11が接続されている。
又、CPU32はバーナ3A〜3Cの焼却バーナ制御回
路36が接続されている。そして、CPU32は前記焼
却バーナ制御回路を制御プログラムに従って制御可能で
ある。
【0023】第一の制御手段としてのコントロールモー
タ制御装置42は、CPU43、ROM44及びRAM
45から構成されている。前記ROM44にはコントロ
ールモータ23aを駆動制御するための制御プログラム
が格納されている。CPU43には乾燥機排ガス温度セ
ンサ21が接続されている。又、CPU43はコントロ
ールモータ23aを制御する駆動回路46が接続されて
いる。そして、CPU43は駆動回路46を制御プログ
ラムに従って制御可能である。
【0024】さて、この実施例の作用を図3のフローチ
ャートに従って説明する。図3(a)のフローチャート
はこのシステムが起動されて、稼働中にコントロールモ
ータ制御装置42のCPU43により実行される排ガス
循環制御ルーチンである。なお、この実施例においてシ
ステムの稼働中とは、起動完了後において焼却炉1及び
乾燥機13が動作中であり、誘引ファン28は駆動され
るとともに、主ダンパ27は所定の開度量にて開放され
ている状態のことをいう。又、脱水汚泥が乾燥機13内
に投入されるとともに、焼却炉1内にし渣及び乾燥汚泥
が投入されている。なお、説明の便宜上、この作用の説
明では、焼却炉1の焼却バーナ3A〜3Cは低燃焼状態
で作動中であるとする。
【0025】そして、このシステムの稼働中にこの制御
ルーチンに入ると。ステップ(以下、ステップをSとい
う)101においては乾燥機13の乾燥排気温T2が所
定温度A以下か否かをCPU43は判定する。なお、こ
の所定値Aは160℃〜250℃の範囲内の温度にて設
定されている。この乾燥排気温T2が所定値A未満であ
ると判定すると、S102に移行し、コントロールモー
タ23aを制御するコントロールモータ駆動回路46に
制御信号を出力して開閉ダンパ23を所定開度量開放方
向へ駆動する。なお、循環ファン24はこのシステムが
起動したときに駆動されたままである。従って、102
によって、乾燥機13の排ガスは循環連通管22を介し
て焼却炉1内に送出される。この実施例においては前記
S102は開閉手段の開度量を徐々に増す開度量増加制
御手段に相当する。
【0026】又、前記S101において、乾燥排気温T
2が設定値A以上であると判定すると、S103に移行
して、CPU43は開閉ダンパ23が開放されているか
を判定する。開閉ダンパ23が開放されているとCPU
43が判定すると、S104においてコントロールモー
タ23aのコントロール駆動回路46に制御信号を出力
して開閉ダンパ23を閉じる。S103において、開閉
ダンパ23が閉成されていると判定すると、この処理ル
ーチンを抜け出す。
【0027】すなわち、このS103及びS104は乾
燥排気温T2が再び設定値A以上となったときは開閉ダ
ンパ23を閉じて、循環連結管22を閉成することによ
り、この後は通常の焼却制御処理に戻るのである。
【0028】一方、焼却炉1内の温度は炉内管理温度7
00℃〜800の範囲内の所定温度範囲に維持されるよ
うに制御されており、乾燥機13からの排ガスはこの焼
却炉1内温度よりも低いため、乾燥機13からの排ガス
を焼却炉1に導入すると炉内温度が下がることになる。
【0029】図3(b)のフローチャートはこのシステ
ムの稼働中にバーナ制御装置32のCPU33により実
行される焼却炉加熱制御ルーチンである。この処理ルー
チンが実行されると、S201においては焼却炉1から
の排ガスの温度T1が焼却炉1の炉内管理温度の設定値
B未満か否かが判定される。焼却炉1からの排ガスの温
度T1が焼却炉1の炉内管理温度の設定値B以上であれ
ば、S203に移行して、高燃焼状態の焼却バーナを低
燃焼とし、又は、焼却バーナを消化させることにより燃
焼量を減少させる。その結果、焼却炉1の温度が下降す
る。この後、この処理ルーチンを抜け出す。又、焼却炉
1からの排ガスの温度T1が焼却炉1の炉内管理温度の
設定値B未満であれば、S202に移行し、CPU33
は焼却バーナ制御回路36に制御信号を出力して、被作
動状態の焼却バーナを着火、又は、低燃焼状態の焼却バ
ーナを高燃焼状態にさせることにより、燃料量を所定量
増加させる。この結果、炉内温度が増加する。S202
は焼却バーナの燃焼量を徐々に増加する焼却バーナ制御
手段に相当する。
【0030】そして、乾燥排気温T2が所定値A未満が
続く間は前記各制御ルーチンに入ると、S101及びS
102、及びS201及びS202のステップが繰り返
し実行されるため、前記開閉ダンパ23の開放率が徐々
に増加する。なお、開閉ダンパ23の開放率が100%
になった場合には、CPU43はその100%開放した
状態を保持する。なお、CPU33は焼却バーナ3A〜
3Cのノズルチップがすべて高燃焼状態、すなわち、全
てが着火された場合には、その高燃焼状態を保持する。
【0031】以上のように、この実施例では、乾燥排気
温T2が設定値A未満になり、さらに焼却炉1の排ガス
の温度T1が設定値B未満になると、焼却炉1内の温度
を上昇させるべく焼却バーナ3A〜3Cの燃焼量が高ま
る。このため、焼却炉1内に投入された乾燥汚泥が効率
よく燃焼するとともに、焼却炉1の排ガスの温度が上昇
し、さらにこの熱量が増加した乾燥排ガスは乾燥機13
内に送り込まれる。そのため、乾燥機13の排ガスの温
度が低下した原因となっている水分の高い汚泥が投入さ
れても多い熱量の排ガスにより迅速に水分を蒸発させる
ことができ、この結果、乾燥汚泥が効率良く乾燥され
る。そして、乾燥機13から排出される乾燥汚泥は水分
含有率が少なくなり、この水分含有率が少なくなった乾
燥汚泥が焼却炉1内に投入された場合、焼却炉1内の乾
燥汚泥の燃焼は安定したものとなる。
【0032】次に第二実施例を図4に従って説明する。
なお、この実施例では第一実施例と異なるところのみを
説明する。前記第一実施例では循環連結管22を乾燥機
13の排ガスの排出口付近に接続したが、この実施例で
は循環連結管22を集塵機25と主ダンパ27と間のガ
ス排出管6に接続されているところが異なっている。
【0033】このため、この実施例では循環連結管22
には集塵機25によって粉塵が除去されたクリーンな排
ガスが循環する。従って、循環駆動手段としての循環フ
ァン24は粉塵に曝されることがなくなるため、耐摩耗
性の材質を使用する必要がない。
【0034】次に第三実施例を図5に従って説明する。
なお、この実施例では第一実施例と異なるところのみを
説明する。前記第一実施例では循環連結管22を乾燥機
13の排ガスの排出口付近に接続したが、この実施例で
は循環連結管22を誘引ファン28と熱交換機29との
間のガス排出管6に接続されるとともに、循環ファン2
4が省略されているところが異なっている。
【0035】従って、この実施例では、開閉ダンパ23
が開放された場合には、誘引ファン28により排ガスが
循環連結管22を介して焼却炉1に送出される。前記誘
引ファン28が循環手段として構成されている。
【0036】この実施例では、循環ファン24が必要で
なくなるため、構成装置を少なくすることができ、コス
トを低減することができる。なお、この発明は前記実施
例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない
範囲で構成の一部を適宜に変更して実施することもでき
る。
【0037】(1)前記第一実施例では図3のS102
においても開閉ダンパ23を所定量ずつ開放したが、一
定量のみ開放するように制御してもよい。上記実施例か
ら把握される前記請求項以外の技術的思想についてその
効果とともに以下に記載する。
【0038】(イ)請求項1に記載の乾燥排ガス循環制
御装置において、前記第一の制御手段は開閉手段の開度
量を徐々に増す開度量増加制御手段であり、前記第二の
制御手段は、焼却バーナの着火数を徐々に増加する焼却
バーナ制御手段とを備えている乾燥機の乾燥排ガス循環
制御装置。
【0039】このようにすれば、乾燥排気温度が長期間
低下した場合にも、焼却炉の炉内を最大効率で加熱で
き、炉内温度を早く上昇させることができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、乾燥機の排ガスを焼却炉に循環してこの循環の
排ガス量を調整することにより、乾燥汚泥の水分を一定
にして、焼却炉内における乾燥汚泥の燃焼を安定するこ
とができる。又、従来は、焼却炉の設定温度に制御する
場合、手動で必要な処理操作をしていたため、その作業
量が増え、その調整の可変の幅に制約があり、焼却炉の
温度設定を充分に行うことは困難であったが、本発明に
よれば、自動化されるため、このような問題はない。
【0041】請求項2の発明によれば、循環路には集塵
機によって粉塵が除去されたクリーンな排ガスが循環す
るため、循環駆動手段は粉塵に曝されることがなくな
り、耐摩耗性の材質を使用する必要がない。
【0042】請求項3の発明によれば、循環駆動手段を
設ける必要がなく、コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した第一実施例の焼却シス
テムの説明図である。
【図2】 (a)はバーナ制御装置の電気ブロック図、
(b)はコントロールモータ制御装置の電気ブロック図
である。
【図3】 (a)は排ガス循環制御ルーチンのフローチ
ャート、(b)は焼却炉加熱制御ルーチンのフローチャ
ートである。
【図4】 この発明の第二実施例の焼却システムの説明
図である。
【図5】 この発明の第三実施例の焼却システムの説明
図である。
【符号の説明】
1…焼却炉、3A〜3C…加熱手段としての焼却バー
ナ、7…焼却燃焼ファン、11…第二の温度検出手段と
しての焼却炉排ガス温度センサ、12…連結管、13…
乾燥機、21…第一の温度検出手段としての乾燥機排ガ
ス温度センサ、22…循環連結管、23…開閉手段とし
ての開閉ダンパ、24…循環駆動手段としての循環ファ
ン、25…集塵機、26…ガス排出管、27…主ダン
パ、28…誘引手段としての誘引ファン、32…第二の
制御手段としてのバーナ制御装置、33…中央処理装置
(CPU)、36…焼却バーナ制御回路、42…第一の
制御手段としてのコントロールモータ制御装置、43…
CPU、46…コントロールモータ駆動回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉からの排ガスを乾燥機内に導入し
    て乾燥機内の汚泥を乾燥する焼却システムにおいて、 乾燥機の排ガスの温度を検出する第一の温度検出手段
    と、 焼却炉の排ガスの温度を検出する第二の温度検出手段
    と、 前記焼却炉内の被焼却物を焼却すべく加熱する加熱手段
    と、 乾燥機から排出される排ガスを焼却炉に戻す循環路に設
    けられ、循環路を開閉する開閉手段と、 前記第一の温度検出手段の検出結果に基づいて前記開閉
    手段を開閉制御する第一の制御手段と、 前記第二の温度検出手段の検出結果に基づいて加熱手段
    を制御し、焼却炉内の温度を調整する第二の制御手段と
    を備えた乾燥機の乾燥排ガス循環制御装置。
  2. 【請求項2】 焼却炉からの排ガスを乾燥機内に導入し
    て乾燥機内の汚泥を乾燥し、乾燥機から排出された排ガ
    スを集塵機に導く焼却システムにおいて、 前記循環路の導入口は集塵機の下流側において接続さ
    れ、循環路には乾燥機から焼却炉へ排ガスを循環する循
    環駆動手段を備えている請求項1に記載の乾燥機の乾燥
    排ガス循環制御装置。
  3. 【請求項3】 焼却炉からの排ガスを乾燥機内に導入し
    て乾燥機内の汚泥を乾燥し、乾燥機から排出された排ガ
    スを集塵機に導き、集塵機の下流側には排ガスをシステ
    ム系外へ誘引する誘引手段が設けられた焼却システムに
    おいて、 前記循環路の導入口は誘引手段の下流側において接続さ
    れている請求項1に記載の乾燥機の乾燥排ガス循環制御
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013217553A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Metawater Co Ltd 汚泥混合投入方法および汚泥混合投入装置
JP2015052408A (ja) * 2013-09-05 2015-03-19 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 汚泥乾燥装置

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