JP3059837B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3059837B2
JP3059837B2 JP4289839A JP28983992A JP3059837B2 JP 3059837 B2 JP3059837 B2 JP 3059837B2 JP 4289839 A JP4289839 A JP 4289839A JP 28983992 A JP28983992 A JP 28983992A JP 3059837 B2 JP3059837 B2 JP 3059837B2
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機に係り,詳し
くはセパレート型空気調和機の室内ユニットの内部構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の空気調和機の第1例A1
おける内部構造を示す側断面図,図8は従来の空気調和
機の第2例A2 における内部構造を示す側断面図,図9
は従来の空気調和機の第3例A3 における内部構造を示
す側断面図である。
【0003】図7に示す如く,従来のセパレート型空気
調和機A1 の室内ユニットは,クロスフローファン3と
ケーシング6とを備えた送風機と,この送風機の吸込側
に熱交換器4′とが設けられており,この熱交換器4′
は通常直線状に構成されていた。しかし,近年の小型
化,高性能化の要求により,図8に示す空気調和機A2
のように熱交換器に曲がり部を持たせたり(特開平2−
106228号,特開平3−241243号公報),ま
た図9に示す空気調和機A3 のように熱交換器を分割し
て逆V字型に配置する(実開平4−14921号公報)
などしてユニットをコンパクトにしながら熱交換器の高
集積化を図って来た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記し
たような従来の空気調和機A2 の如く曲がり部を持たせ
た熱交換器では高集積化に限界があった。また,空気調
和機A3 の如く逆V字型に配置した熱交換器では後部熱
交換器5の空気の吸込方向が矢印Xで示すようにユニッ
ト上背面方向からとなる。このため,実際に空気調和機
3 を天井付近に設置した状態では空気の流れは前方か
らとなり,ユニット付近や内部の空気の流れ方に無理が
多く,熱交換器の性能を十分に発揮出来ないおそれがあ
った。
【0005】本発明はこのような従来の技術における課
題を解決するために,空気調和機を改良し,熱交換器の
高性能化,高集積化を図り得る空気調和機の提供を目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために,本体前面部及び本体上面部に形成された開
口と,上記開口から空気を吸引するファンと,上記開口
のうち主として上記本体前面部から上記ファンに向う空
気の流れ中に配設された第1の熱交換器と,上記開口の
うち主として上記本体上面部から上記ファンに向う空気
の流れ中に配設された第2の熱交換器とを具備してなる
空気調和機において,上記第2の熱交換器を上記第1の
熱交換器に対して略平行に配置したことを特徴とする空
気調和機として構成されている。
【0007】更には,上記第1,第2の熱交換器のいず
れか一方を所定位置にて一部接続部を残して切り込みを
設けると共に,上記接続部で折り曲げてなる空気調和機
である。
【0008】更には,上記第1,第2の熱交換器のいず
れか一方を所定位置にて切り離すと共に,所定の角度で
隣接配置させてなる空気調和機である。
【0009】更には,上記第1,第2の熱交換器の管板
を各側面毎に一体的に連結してなる空気調和機である。
【0010】更には,上記第1,第2の熱交換器のそれ
ぞれの下部にドレンパンを設けると共に,上記両熱交換
器間の隙間の空気流路を塞ぐように該両熱交換器間を遮
蔽する仕切板を設け,上記第2の熱交換器用のドレンパ
ンと上記仕切板とを一体成形してなる空気調和機であ
る。
【0011】更には,上記第2の熱交換器用のドレンパ
ンに集められたドレン水を上記第1の熱交換器用のドレ
ンパンに導くための凹部を上記両熱交換器の共通支持部
に形成してなる空気調和機である。
【0012】
【作用】本発明によれば,本体前面部及び本体上面部
形成された開口と,上記開口から空気を吸引するファン
と,上記開口のうち主として上記本体前面部から上記フ
ァンに向う空気の流れ中に配設された第1の熱交換器
と,上記開口のうち主として上記本体上面部から上記フ
ァンに向う空気の流れ中に配設された第2の熱交換器と
を具備する空気調和機の上記第2の熱交換器が上記第1
の熱交換器に対して略平行に配置される。
【0013】従って,空気調和機を天井付近に配置した
状態でも空気の流れは前方から空気調和機の内部に無理
なく流入し,熱交換器の性能を十分発揮させることがで
きる(即ち,壁等による障害発生のおそれがなくな
る)。
【0014】その結果,熱交換器の高性能化,高集積化
を図り得る空気調和機を得ることができる。
【0015】更に,上記第1,第2の熱交換器のいずれ
か一方が,所定位置にて一部接続部を残して切り込みを
設けると共に上記接続部で折り曲げられた構造,又は所
定位置にて切り離すと共に所定の角度で隣接させた構造
とされる。
【0016】その結果,熱交換器の高性能化,高集積化
を一層促進することができる。
【0017】更に,上記第1,第2の熱交換器の管板が
各側面毎に一体的に連結される。
【0018】その結果,管板が送風ケーシングの一部と
して利用され,ケーシング構造の簡略化と組立性能の向
上とを図ることができる。
【0019】更に,上記第1,第2の熱交換器のそれぞ
れの下部にドレンパンを設けると共に,上記両熱交換器
間の隙間の空気流路を塞ぐように該両熱交換器間を遮蔽
する仕切板を設け,上記第2の熱交換器用のドレンパン
と上記仕切板とが一体成形される。
【0020】その結果,各熱交換器の発生するドレン水
を確実に各ドレンパンに回収すると共に熱交換器の熱交
換効率を上げることができる。
【0021】更に,上記第2の熱交換器用のドレンパン
に集められたドレン水を上記第1の熱交換器用のドレン
パンに導くための凹部が上記両熱交換器の共通支持部に
形成される。
【0022】その結果,簡単な構造で上部ドレンパンか
らのドレン水を確実に下部のドレンパンに導くことがで
きる。
【0023】
【実施例】以下,添付図面を参照して本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
【0024】ここに,図1は本発明の第1の実施例に係
る空気調和機A1 ′の内部構造を示す側断面図,図2は
本発明の第2の実施例に係る空気調和機A2 ′の内部構
造を示す側断面図,図3は本発明の第3の実施例に係る
空気調和機A3 ′の内部構造を示す側断面図,図4は本
発明の第4の実施例に係る空気調和機A4 ′の内部構造
を示す側断面図,図5は熱交換器の製造中の形状を示す
説明図(a)〜(d),図6はドレンパン廻りの構造を
示す断面図(a)〜(c)である。また,前記図7〜図
9に示した従来の空気調和機の第1例A1 ,第2例A2
及び第3例A3における内部構造を示す側断面図と共通
する要素には同一符号を使用する。
【0025】図1に示す如く,第1の実施例に係る空気
調和機A1 ′は本体正面側の前面板(本体前面部に相
当)に形成された前部開口1と,前面板の上端部に略直
角方向に取り付けられた天井板(本体上面部に相当)に
形成された上部開口2と,前部,上部開口1,2から空
気を吸引するクロスフローファン3(ファンに相当)
と,主として前部開口1からクロスフローファン3に向
う空気の流れ中に配設された前部熱交換器4(第1の熱
交換器に相当)と,主として上部開口2からクロスフロ
ーファン3に向う空気の流れ中に配設された後部熱交換
器5(第2の熱交換器に相当)とからなる点は従来例と
同様である。しかし,本実施例では後部熱交換器5を前
部熱交換器4に対して略平行に配置した点で従来例と異
なる。
【0026】以下,この空気調和機A1 ′の動作につい
て説明する。
【0027】即ち,クロスフローファン3の廻りには送
風ケーシング6と,下部ドレンパン7と,スタビライザ
8と,上部ドレンパン9と,仕切板10とが配設され,
これらによりクロスフローファン3の空気吸込口11,
12と吹出口13とが形成されている。この空気吸込口
11と前部開口1との間には前部熱交換器4が,又空気
吸込口12と上部開口2との間には後部熱交換器5がそ
れぞれ配設されているため,クロスフローファン3を駆
動すれば,空気は室内→前部開口1→前部熱交換器4→
空気吸込口11→クロスフローファン3→吹出口13→
室内の順及び室内→上部開口2→後部熱交換器5→空気
吸込口12→クロスフローファン3→吹出口13→室内
の順に流れる。
【0028】本発明に係る実施例図1,図2,図3の空
気調和機本体は略々垂直の前面板の上端部に略々直角方
向に取り付けられた天井板と,前面板の下端部は大きな
カーブで略々直角方向に取り付けられた底面板からなる
断面が略々直方形の本体ケーシングについて説明してあ
る。
【0029】しかしながら,現実の空気調和機の本体ケ
ーシングは前面板も垂直に限らず,カーブをもっている
し,前面板上端部も大きなカーブになっているものもあ
る。極端な例を挙げると,その断面が略々半円状に近い
ものもある。
【0030】更に前面板の前部開口1と上記の天井板と
の上部開口2とが合体して一つの開口になっている場合
もある。特に断面が略々半円状に近い本体ケーシングの
場合は開口が一つになったり,前部開口1と上部開口2
の定義が曖昧なものがでてくる。
【0031】また,図1,図2,図3を見ると,いかに
も前面板の前面開口1から吸い込まれた空気はその全て
が第1の(前部)熱交換器4を通り,天井板の上部開口
2から吸い込まれた空気の全てが第2の(後部)熱交換
器5を通ると錯覚しがちである。しかしながら,実際に
は前記のようにその本体ケーシング形状,各開口の各熱
交換器に対する相対的位置関係,各熱交換器と本体ケー
シングの隙間(位置関係)によって必ずしも上記の流れ
とはならず、上部開口2から吸い込まれた空気でも第1
の(前部)熱交換器を通り,逆に前部開口1から吸い込
まれた空気でもその一部は第2の(後部)熱交換器5を
通るものである。しかしその何れにおいても本発明の効
果は変わらずに発揮できる。
【0032】従って,空気調和機A1 ′を天井付近に設
置した状態でも空気の流れは図1中の矢印Wに示すよう
に前方から空気調和機の内部に無理なく流入し,特に後
部熱交換器5の有効面積を増大させてその性能を十分発
揮させることができる(即ち,壁等による空気の流れ方
向の制約により熱交換器の性能が低下するというような
障害発生のおそれがなくなる)。
【0033】即ち,第1の実施例によれば,空気調和機
1 ′の設置状態のいかんにかかわらず,各熱交換器
4,5はいずれも空気の流れに対して常に有効面積が大
きくなるように配置されてその熱交換効率を向上させる
ことが出来る。
【0034】その結果,熱交換器の高性能化,高集積化
を図り得る空気調和機A1 ′を得ることが出来る。
【0035】尚,各熱交換器4,5に発生するドレン水
は下部ドレンパン7及び上部ドレンパン9に集められ
る。
【0036】この空気調和機A1 ′を基本にして,他の
実施例について以下略述する。
【0037】まず,第2の実施例に係る空気調和機A
2 ′では,図2に示すように前部熱交換器は所定位置に
て一部接続部を残して切り込みを設けられ,かつ前下部
熱交換器4a と前上部熱交換器4b とを形成するように
接続部を中心に所定の角度で曲げられる。
【0038】従って,第2の実施例によれば熱交換器を
空気の流れに対して有効面積が更に大きくなるようにす
るため,熱交換効率を向上させてその高性能化と高集積
化とを一層促進させることができる。
【0039】次に,第3の実施例に係る空気調和機A
3 ′では,図3に示すように前部熱交換器は所定位置で
切り離され,かつ前下部熱交換器4a と前上部熱交換器
b とを形成するように所定の角度で隣接配置される。
【0040】従って,第3の実施例によっても,上記第
2実施例と同様,熱交換器の高性能化と高集積化とを一
層促進させることができる。
【0041】次に,第4の実施例に係る空気調和機A
4 ′では,図4に示すように前部熱交換器4の両側面に
は管板14が,又後部熱交換器5の両側面には管板15
が設けられる。そして,それぞれの管板14,15はネ
ジ等により合体出来るようになっており,組立後は管板
14,15で前部熱交換器4と後部熱交換器5の両側面
にそれぞれ1枚の壁面を形成するようになっている。こ
の熱交換器組品を空気調和機本体に組み込むと,この管
板の壁面が送風ケーシング6の側面の一部を形成する。
【0042】従って,第4の実施例によれば,ケーシン
グ構造の簡略化とこれに伴う組立作業性の向上とを図る
ことができる。
【0043】上記第1〜第3の実施例における熱交換器
4(4a ,4b ),5は例えば以下のようにして1つの
熱交換器から製造される。
【0044】即ち,図5(a)に示すような熱交換器の
フィンの所定位置の左右より一部切り込み16,16′
を入れ,中央接続部17を切断することにより前部熱交
換器4と後部熱交換器5とに分離し,図1に示すような
第1の実施例における熱交換器4,5とすることが出来
る。
【0045】又,図5(b)に示すように2ケ所の所定
位置の左右より一部切り込み16,16′,18,1
8′を入れ,中央接続部17を切断すると共に,もう一
方の中央接続部19を一部接続部20を残して切り,所
定角度に折り曲げると,図2に示すような第2の実施例
における熱交換器4a ,4b ,5とすることが出来る。
又,図5(c)に示すように2ヶ所の所定位置の左右よ
り一部切り込み16,16′,18,18′を入れ,中央
接続部17を切断すると共に,もう一方の中央接続部1
9をも切断分離し,所定の角度で隣接するように配置す
ると,図3に示すような第3の実施例における熱交換器
と4a ,4b ,5とすることが出来る。
【0046】ここで,図5(b),(c)における一部切
り込み16と18,16′と18'を同一形状で出来るよ
うにしておくと同じプレス金型で製作出来るようにな
る。
【0047】又,図5(b)(c)と同様に一部切り込
み16,16′18,18′を入れた後,図5(d)に
示すように切断分離箇所のみ傾斜切断17′とすること
により第2,第3の実施例における前下部熱交換器4a
の下部傾斜切断部21と後部熱交換器5の上部傾斜切断
部22とを設けることが出来る。
【0048】次に,第5の実施例に係る空気調和機A
5 ′では,図1〜図4に示すように後部熱交換器5の下
部にこの熱交換器で発生したドレン水を回収する上部ド
レンパン9を設け,この上部ドレンパン9の前縁を上部
に延長して前(上)部熱交換器4(4b )の上端に接触
させる。即ち,仕切板10と上部ドレンパン9とを一体
成形して前(上)部熱交換器4(4b )と後部熱交換器
5との隙間を遮蔽する。従って,第5の実施例によれば
各熱交換器4(4a ,4b ),5に発生するドレン水を
確実に各ドレンパン7,9に回収出来ると共に,ケーシ
ング構造の強度を上げることが出来る。
【0049】次に,第6の実施例に係る空気調和機A
6 ′では,図6(a)に示すように後部熱交換器5用の
上部ドレンパン9に集められたドレン水を,前下部熱交
換器4a 及び前上部熱交換器4b 用の下部ドレンパン7
に導くための凹部23を各熱交換器4a ,4b ,5の共
通支持部24に形成する。
【0050】以下,この空気調和機A6 ′におけるドレ
ン水の回収方法を説明する。
【0051】いま,後部熱交換器5から発生したドレン
水は上部ドレンパン9内に滴下する。そして,このドレ
ン水は共通支持部24,24に形成された左右凹部2
3,23内に設けた各排水口25,25から凹部23,
23内に滴下し,図6(a)の矢印で示す流路を経て下
部ドレンパン7に回収される。この場合,図6(b),
(c)に示すように凹部23,23は各熱交換器4a
b ,5を取り付けた状態では閉鎖される構造となるた
め,上部ドレンパン9からドレン水の排水量の多少や凹
部23,23内を垂直に落下するドレン水でも他部にと
び散るなどのおそれがなく,確実に下部ドレンパン7へ
と導くことが出来る。
【0052】従って,第6の実施例によれば,上部ドレ
ンパン9からのドレン水について排水用の凹部23,2
3を熱交換器4a ,4b ,5の共通支持部24,24に
一体成形するため,上部ドレンパン9の排水用としての
接続用部材が不要となる。
【0053】これにより,簡単な構造で上部ドレンパン
9からのドレン水を確実に下部ドレンパン7に導いて回
収することが出来る。
【0054】尚,上記第6の実施例では排水用の凹部2
3,23及び排水口25,25を各熱交換器4a ,4
b ,5の共通支持部24,24の両側に設けたが,実使
用に際しては共通支持部24,24のいずれか一側にの
み設けても何ら支障はない。
【0055】尚,上記第6の実施例では第3の実施例に
おける熱交換器を例示したが,実使用に際しては他の実
施例における熱交換器であっても何ら支障はない。
【0056】尚,上記第1〜第6の実施例ではセパレー
ト型の空気調和機の室内ユニットに適用したが,実使用
に際しては,室外機又は一体型の空気調和機に適用して
も何ら支障はない。
【0057】
【発明の効果】本発明に係る空気調和機は上記したよう
に構成されているため,空気調和機を天井付近に設置し
た状態でも空気の流れは前方から空気調和機の内部に無
理なく流入し,特に第2の熱交換器の性能を十分発揮さ
せることが出来る(即ち,壁等による空気の流れ方向の
制約により熱交換器の性能が低下するというような障害
発生のおそれがなくなる)。
【0058】即ち,空気調和機の設置状態のいかんにか
かわらず,第1,第2熱交換器はいずれも空気の流れに
対して常に有効面積が大きくなるように配置されてその
熱交換効率を向上させることが出来る。
【0059】その結果,熱交換器の高性能化,高集積化
を図り得る空気調和機を得ることが出来る。
【0060】更に,第1,第2の熱交換器のいずれか一
方を折り曲げ,又は分割することによりその熱交換器を
空気の流れに対して有効面積がさらに大きくなるように
すれば,熱交換効率を向上させてその高性能化と高集積
化とを一層促進させることが出来る。
【0061】更に,第1,第2の熱交換器の管板を各側
面毎に一体的に連結することによりケーシング構造の簡
略化とこれに伴う組立作業性の向上とを図ることも出来
る。更に,第1,第2の熱交換器の下部にドレンパンを
設けると共に,第2の熱交換器用のドレンパンと両熱交
換器間の隙間を遮蔽する仕切板とを一体成形することに
より,各熱交換器に発生するドレン水を確実に各ドレン
パンに回収すると共に,ケーシング構造の強度を上げる
ことが出来る。
【0062】更に,第2の熱交換器用のドレンパンに集
められたドレン水を第1の熱交換器用のドレンパンに導
くための凹部を上記両熱交換器の共通支持部に形成する
ことにより,第2の熱交換器用のドレンパンの排水用と
しての接続部材が不要となる。これにより,簡単な構造
で上部のドレンパンからのドレン水を確実に下部のドレ
ンパンに導いて回収することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る空気調和機A
1 ′の内部構造を示す側断面図。
【図2】 本発明の第2の実施例に係る空気調和機A
2 ′の内部構造を示す側断面図。
【図3】 本発明の第3の実施例に係る空気調和機A
3 ′の内部構造を示す側断面図。
【図4】 本発明の第4の実施例に係る空気調和機A
4 ′の内部構造を示す側断面図。
【図5】 熱交換器の製造中の形状を示す説明図(a)
〜(d)。
【図6】 ドレンパン廻りの構造を示す断面図(a)〜
(c)。
【図7】 従来の空気調和機の第1例A1 における内部
構造を示す側断面図。
【図8】 従来の空気調和機の第2例A2 における内部
構造を示す側断面図。
【図9】 従来の空気調和機の第3例A3 における内部
構造を示す側断面図。
【符号の説明】
1 ′〜A6 ′…空気調和機 1…前部開口 2…上部開口 3…クロスフローファン(ファンに相当) 4…前部熱交換器(第1の熱交換器に相当) 4a …前下部熱交換器(第1の熱交換器に相当) 4b …前上部熱交換器(第1の熱交換器に相当) 5…後部熱交換器(第2の熱交換器に相当) 7…下部ドレンパン 9…上部ドレンパン 10…仕切板 14,15…管板 23…凹部 24…共通支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体前面部及び本体上面部に形成された
    開口と,上記開口から空気を吸引するファンと,上記開
    口のうち主として上記本体前面部から上記ファンに向う
    空気の流れ中に配設された第1の熱交換器と,上記開口
    のうち主として上記本体上面部から上記ファンに向う空
    気の流れ中に配設された第2の熱交換器とを具備してな
    る空気調和機において, 上記第2の熱交換器を上記第1の熱交換器に対して略平
    行に配置したことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 上記第1,第2の熱交換器のいずれか一
    方を所定位置にて一部接続部を残して切り込みを設ける
    と共に,上記接続部で折り曲げてなる請求項1記載の空
    気調和機。
  3. 【請求項3】 上記第1,第2の熱交換器のいずれか一
    方を所定位置にて切り離すと共に,所定の角度で隣接配
    置させてなる請求項1記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 上記第1,第2の熱交換器の管板を各側
    面毎に一体的に連結してなる請求項1,2又は3記載の
    空気調和機。
  5. 【請求項5】 上記第1,第2の熱交換器のそれぞれの
    下部にドレンパンを設けると共に,上記両熱交換器間の
    隙間の空気流路を塞ぐように該両熱交換器間を遮蔽する
    仕切板を設け,上記第2の熱交換器用のドレンパンと上
    記仕切板とを一体成形してなる請求項1,2,3又は4
    記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 上記第2の熱交換器用のドレンパンに集
    められたドレン水を上記第1の熱交換器用のドレンパン
    に導くための凹部を上記両熱交換器の共通支持部に形成
    してなる請求項1,2,3,4又は5記載の空気調和
    機。
JP4289839A 1992-10-28 1992-10-28 空気調和機 Expired - Fee Related JP3059837B2 (ja)

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