JP3059440B1 - 曲管断熱カバ― - Google Patents

曲管断熱カバ―

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JP3059440B1
JP3059440B1 JP11301350A JP30135099A JP3059440B1 JP 3059440 B1 JP3059440 B1 JP 3059440B1 JP 11301350 A JP11301350 A JP 11301350A JP 30135099 A JP30135099 A JP 30135099A JP 3059440 B1 JP3059440 B1 JP 3059440B1
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登 熊谷
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有限会社本荘熊谷保温工業
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Abstract

【要約】 【課題】 本発明の曲管断熱カバーは、施工現場におい
て高度な熟練を要することなく簡単に、且つ確実に被覆
を施すことを目的とする。 【解決手段】 半割体を開いた状態で水道管、給湯管等
または空調用の熱媒給送管等の曲げ配管を挟み、半割体
を閉じることにより水道管、給湯管等または空調用の熱
媒給送管等の曲げ配管の外周面に断熱材円筒体が被覆さ
れる。そして、延長部分の未剥離両面接着テープを囲む
ように全面に塩化ビニル樹脂系接着剤を塗布し、未剥離
両面接着テープの剥離紙を剥がして断熱材円筒体外側の
断熱防水シートの表面に塩化ビニル樹脂系接着剤ととも
に貼り付ける。このような作業を繰り返すことにより、
水道管、給湯管等または空調用の熱媒給送管等の曲げ配
管を曲管断熱カバーで被覆することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道管や給湯管などの
配管並びに空調用の熱媒給送管等の曲げ配管を保温のた
めに外装被覆する曲管断熱カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、配管の外周面は発泡スチロール等
の発泡断熱材で覆っているが、その中に水分や湿分が進
入すると保温性の低下、配管外面の腐食、結氷による発
泡断熱材の破壊等が生じるので、発泡断熱材の外側に雨
水などの水分や空気中の湿分の進入を防ぐために防水防
湿材を施している。この公知技術としては、水道管、給
湯管等または空調用の熱媒給送管等の曲管配管の外側
に、縦割りした発泡断熱材などの曲管円筒体をあてが
い、鉄線で巻き付けて曲管円筒体を固定し、その外側に
ポリエチレンフイルムを巻回し、さらに防水麻布を施し
てアスファルトプライマーを塗布することが行われてい
る。しかしながら、この公知技術は、このアスファルト
プライマーを塗布するのにかなりの熟練を要し、均一な
膜厚を確保し、確実な防水塗膜を確保するのは難しいも
のであり、配管への被覆工事を複雑なものとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記課題を解決するた
めに、本発明の曲管断熱カバーは、施工現場において高
度な熟練を要することなく簡単に、且つ確実に被覆を施
すことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の曲
管断熱カバーは、水道管、給湯管等または空調用の熱媒
給送管等のT字形配管の外周を、発泡スチロール等の断
熱材からなるT字形円筒体で覆い、さらに、該T字形円筒
体の外側を断熱防水シートで被覆した曲管断熱カバーに
おいて、前記T字形円筒体は、発泡スチロール等の断熱
材からなるT字形円筒体を縦方向に2等分した構造を有
し、等分割した半割体には、それぞれの接合面に凸部と
凹部を設け、半割体同士の凸部と凹部の嵌合によって組
み合わせることにより形成され、前記断熱防水シート
は、T字形円筒体の水平管を覆う長さより長く形成した
縦延長部分を上下に有し、且つT字形円筒体の外周長よ
り長く形成した横延長部分を上下に有する帯状の塩化ビ
ニールシートからなり、該断熱防水シートには5ヶ所に
両面接着テープが貼られており、第一は断熱防水シート
の一方端にT字形円筒体の垂直管の開口部に沿って第一
両面接着テープを貼っており、第二は半割体同士が接合
される水平管の接合部位置において両半割体が開閉自在
となるように両半割体に第二両面接着テープが掛かるよ
うに貼っており、第三は他方の半割体の垂直管の開口部
に沿って第三両面接着テープを貼っており、さらに第四
は断熱防水シートの縦延長部分の端部に沿って第四両面
接着テープを貼っており、さらに第五は断熱防水シート
の横延長部分の側端に沿って第五両面接着テープを貼っ
ているものである。さらに、本発明の曲管断熱カバー
は、水道管、給湯管等または空調用の熱媒給送管等のエ
ルボ形配管の外周を、発泡スチロール等の断熱材からな
るエルボ形円筒体で覆い、さらに、該エルボ形円筒体の
外側を塩化ビニールシートなどの断熱防水シートで被覆
した曲管断熱カバーにおいて、前記エルボ形円筒体は、
発泡スチロール等の断熱材からなるエルボ形円筒体を縦
方向に2等分した構造を有し、等分割した半割体には、
それぞれの接合面に凸条部と凹条部を設け、半割体同士
の凸条部と凹条部の嵌合によって組み合わせることによ
り形成され、前記断熱防水シートは、半割体にそれぞれ
設けられ、一方の半割体の断熱防水シートは、半割体の
長さより長くした縦延長部分を上下に有する帯状の塩化
ビニールシートからなり、該断熱防水シートには3ヶ所
に両面接着テープが貼られており、第一は一方の半割体
の内側角部に沿って第一両面接着テープを貼っており、
第二は半割体の外側曲面に沿って第二両面接着テープを
貼っており、第三は縦延長部分の端部に沿って第三両面
接着テープを貼っており、他方の半割体の断熱防水シー
トは、半割体の長さより長くした縦延長部分を上下に有
し、半割体の外側曲面の周囲長さより長い横延長部分、
半割体の内側角部の周囲長さより長い横延長部分とを有
する帯状の塩化ビニールシートからなり、該断熱防水シ
ートには4ヶ所に両面接着テープが貼られており、第一
は他方の半割体の内側角部に沿って第一両面接着テープ
を貼っており、第二は半割体の外側曲面に沿って第二両
面接着テープを貼っており、第三は縦延長部分の端部に
沿って第三両面接着テープを貼っており、第四は横延長
部分の側端に沿って第五両面接着テープを貼っているも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】予め、工場などで発泡スチロール
等の断熱材からなる半割体と延長部分を有する断熱防水
シートの両面接着テープを利用して仮接着を行って曲管
断熱カバーを準備しておく。施工現場においては、半割
体を開いた状態で水道管、給湯管等または空調用の熱媒
給送管等の曲げ配管を挟み、半割体を閉じることにより
水道管、給湯管等または空調用の熱媒給送管等の曲げ配
管の外周面に断熱材円筒体が被覆される。そして、延長
部分の未剥離両面接着テープを囲むように全面に塩化ビ
ニル樹脂系接着剤を塗布し、未剥離両面接着テープの剥
離紙を剥がして断熱材円筒体外側の断熱防水シートの表
面に塩化ビニル樹脂系接着剤とともに貼り付ける。この
ような作業を繰り返すことにより、水道管、給湯管等ま
たは空調用の熱媒給送管等の曲げ配管を曲管断熱カバー
で被覆することが出来る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の第一実施例を添付図面に基づ
いて説明する。第一実施例の曲管断熱カバーは、水道
管、給湯管等または空調用の熱媒給送管等のT字形配管
(チーズ形配管)の外周を、図1に示すように、発泡ス
チロール等の断熱材からなるT字形円筒体1で覆い、さ
らに該T字形円筒体1の外側を塩化ビニールシートなど
の断熱防水シート2で被覆するものである。
【0007】前記T字形円筒体1は、図2に示すよう
に、発泡スチロール等の断熱材からなるT字形円筒体1
を縦方向に2等分した構造を有し、等分割した一方の半
割体3には、垂直管側の接合面4に凸部6、凹部7及び
水平管側の接合面5に凸条部8、凹条部9を設けたもの
であり、等分割した他方の半割体10には、垂直管側の
接合面11に凸部13、凹部14及び水平管側の接合面
12に凸条部15、凹条部16を設けたものであり、半
割体3の凸部6と半割体10の凹部14、半割体3の凹
部7と半割体10の凸部13及び半割体3の凸条部8と
半割体10の凹条部16、半割体3の凹条部9と半割体
10の凸条部15の嵌合によって組み合わせることによ
りT字形円筒体1が完成される。さらに、前記半割体
3、10の垂直管側及び水平管側の開口部には、端面の
内周側に沿って凹状段部17を設けることによって、分
割した半割体3、10同士の嵌合によってT字形円筒体
1とした時に、図1に示すように、直形円筒体18の凸
状段部19とT字形円筒体1の凹状段部17とを嵌合さ
せて直形円筒体18を接続することが出来るようになっ
ている。なお、上記直形円筒体18は、本出願人の配管
断熱カバー(特願平11−225140号)を利用する
ことが出来る。
【0008】前記断熱防水シート2は、図3に示すよう
に、T字形円筒体1の外周長より長く形成した横延長部
分20、20を上下端に有し、且つT字形円筒体1の水
平管の長さより長くした縦延長部分21、21を上下に
有する帯状の塩化ビニールシートからなり、該断熱防水
シート2には5ヶ所に両面接着テープが貼られており、
第一は一方の半割体3の垂直管側の開口部22に沿って
第一両面接着テープ23を貼っており、第二は半割体
3、10同士が接合される水平管側の接合部位置におい
て両半割体3、10が開閉自在となるように両半割体
3、10の両方に第二両面接着テープ24が掛かるよう
に貼っており、第三は他方の半割体10の垂直管側の開
口部22に沿って第三両面接着テープ25を貼ってお
り、さらに第四は断熱防水シート2の縦延長部分21、
21の端部に沿って第四両面接着テープ26、26を貼
っており、さらに第五は断熱防水シート2の横延長部分
20、20の側端に沿って第五両面接着テープ27、2
7を貼っている。上記第一両面接着テープ23、第二両
面接着テープ24、第三両面接着テープ25はT字形円
筒体1と断熱防水シート2との仮止めを目的としてお
り、曲げ配管への施工時には第四両面接着テープ26及
び第五両面接着テープ27の剥離紙を剥がしてT字形円
筒体1を曲げ配管に仮固定するものである。なお、断熱
防水シート2の第四両面接着テープ26及び第五両面接
着テープ27周囲の空間は、曲げ配管への施工時に塩化
ビニール樹脂系接着剤を施して本接着するための部分で
ある。
【0009】次に、本発明の第一実施例の曲管断熱カバ
ーの施工方法について述べると、予め、工場などで断熱
材からなる半割体3、10と断熱防水シート2を両面接
着テープにより仮接着を行って曲管断熱カバーを準備し
ておく。すなわち、分割した半割体3、10同士の半割
体3の凸部6と半割体10の凹部14、半割体3の凹部
7と半割体10の凸部13及び半割体3の凸条部8と半
割体10の凹条部16、半割体3の凹条部9と半割体1
0の凸条部15の嵌合によって組み合わせることにより
T字形円筒体1を形成し、次に該T字形円筒体1に断熱防
水シート2の第一両面接着テープ23の剥離紙を剥がし
て一方の半割体3の垂直管側の開口部22に沿って第一
両面接着テープ23を貼り、つぎにT字形円筒体1の外
周面に沿って断熱防水シート2を巻回して第二両面接着
テープ24の剥離紙を剥がして両半割体3、10の水平
管側の接合部分に両半割体3、10に跨って第二両面接
着テープ24を貼り、さらにT字形円筒体1の外周面に
沿って断熱防水シート2を巻回して第三両面接着テープ
25の剥離紙を剥がして他方の半割体10の垂直管側の
開口部22に沿って第三両面接着テープ25を貼る。こ
うすることにより、図3に示すように、T字形円筒体1
は断熱防水シート2で被覆されると共に、第二両面接着
テープ24が蝶番の役割をなして、両半割体3、10は
外周面を断熱防水シート2で被覆された状態で開閉する
ことが出来る。なお、縦延長部分21の第四両面接着テ
ープ26及び横延長部分20の第五両面接着テープ27
は、剥離紙をつけたままの状態で配管施工時までそのま
まにしておく。このような仮接着を行って曲管断熱カバ
ーを準備しておく。
【0010】施工現場においては、図3に示すように、
半割体3、10を開いた状態で水道管、給湯管等または
空調用の熱媒給送管等のT字形配管を挟み、半割体3、
10を閉じることにより水道管、給湯管等または空調用
の熱媒給送管等のT字形配管の外周面にT字形円筒体1が
被覆される。それと同時に、半割体3、10同士の嵌合
によってT字形円筒体1とした時に、図1に示すよう
に、直形円筒体18の凸状段部19とT字形円筒体1の
凹状段部17とを嵌合させ、T字形円筒体1の水平管側
に直形円筒体18を接続したのち、縦延長部分21の第
四両面接着テープ26、横延長部分20の第五両面接着
テープ27の貼られていない部分に塩化ビニル樹脂系接
着剤を塗布し、つぎに第四両面接着テープ26、第五両
面接着テープ27の剥離紙を剥がして上下の横延長部分
20、20をT字形円筒体1の垂直管側の開口部22外
側の断熱防水シート2の表面に塩化ビニル樹脂系接着剤
とともに貼り付けるとともに、縦延長部分21、21も
同様にして直形円筒体18の外周面に貼り付ける。な
お、第四両面接着テープ26、第五両面接着テープ27
は、塩化ビニル樹脂系接着剤が乾燥固化するまで保持し
ておくための仮止め用である。このようにして、水道
管、給湯管等または空調用の熱媒給送管等のT字形配管
を曲管断熱カバーで被覆することが出来る。
【0011】次に、本発明の第二実施例を添付図面に基
づいて説明する。第二実施例の曲管断熱カバーは、水道
管、給湯管等または空調用の熱媒給送管等のエルボ形配
管の外周を、図4に示すように、発泡スチロール等の断
熱材からなるエルボ形円筒体28で覆い、さらに該エル
ボ形円筒体28の外側を塩化ビニールシートなどの断熱
防水シート29で被覆するものである。
【0012】前記エルボ形円筒体28は、図5に示すよ
うに、発泡スチロール等の断熱材からなるエルボ形円筒
体28を縦方向に2等分した構造を有し、等分割した一
方の半割体30には、外側曲面の接合面31に凸条部3
2、凹条部33を設け、内側角部の接合面34を平坦面
とし、等分割した他方の半割体35には、外側曲面の接
合面36に凸条部37、凹条部38を設け、内側角部の
接合面39を平坦面としたものであり、半割体30の凸
条部32と半割体35の凹条部38、半割体30の凹条
部33と半割体35の凸条部37の嵌合によって組み合
わせることによりエルボ形円筒体28が完成される。さ
らに、前記半割体30、35の配管開口部には、端面の
内周側に沿って凹状段部17を設けることによって、半
割体30、35同士の嵌合によってエルボ形円筒体28
とした時に、図4に示すように、直形円筒体18の凸状
段部19とエルボ形円筒体28の凹状段部17とを嵌合
させて直形円筒体18を接続することが出来るようにな
っている。なお、上記直形円筒体18は、本出願人の配
管断熱カバー(特願平11−225140号)を利用す
ることが出来る。
【0013】前記断熱防水シート29は、図6に示すよ
うに、半割体30、35のそれぞれに設けてあり、一方
の半割体30の断熱防水シート29は、半割体30の長
さより長くした縦延長部分40、40を上下に有する帯
状の塩化ビニールシートからなり、該断熱防水シート2
9には3ヶ所に両面接着テープが貼られており、第一は
一方の半割体30の内側角部に沿って第一両面接着テー
プ41を貼っており、第二は半割体30の外側曲面に沿
って第二両面接着テープ42を貼っており、第三は縦延
長部分40、40の端部に沿って第三両面接着テープ4
3、43を貼っている。上記第一両面接着テープ41、
第二両面接着テープ42はエルボ形円筒体28と断熱防
水シート29との仮止めを目的としており、エルボ形配
管への施工時には第三両面接着テープ43の剥離紙を剥
がしてエルボ形円筒体28をエルボ形配管に仮固定する
ものである。なお、断熱防水シート29の縦延長部分4
0の第三両面接着テープ43周囲の空間は、施工時に塩
化ビニール樹脂系接着剤を施して本接着するための部分
である。
【0014】他方の半割体35の断熱防水シート29
は、半割体35の長さより長くした縦延長部分44、4
4を上下に有し、半割体35の外側曲面に周囲長さより
長い横延長部分45、半割体35の内側角部に周囲長さ
より長い横延長部分46とを有する帯状の塩化ビニール
シートからなり、該断熱防水シート29には4ヶ所に両
面接着テープが貼られており、第一は他方の半割体35
の内側角部に沿って第一両面接着テープ47を貼ってお
り、第二は半割体35の外側曲面に沿って第二両面接着
テープ48を貼っており、第三は縦延長部分44、44
の端部に沿って第三両面接着テープ49、49を貼って
おり、第四は横延長部分45、46の側端に沿って第五
両面接着テープ50、50を貼っている。上記第一両面
接着テープ47、第二両面接着テープ48はエルボ形円
筒体28と断熱防水シート29との仮止めを目的として
おり、エルボ形配管への施工時には第三両面接着テープ
49及び第四両面接着テープ50の剥離紙を剥がしてエ
ルボ形円筒体28をエルボ形配管に仮固定するものであ
る。なお、断熱防水シート29の縦延長部分44、44
の第三両面接着テープ49及び横延長部分45、46の
第四両面接着テープ50、50周囲の空間は、施工時に
塩化ビニール樹脂系接着剤を施して本接着するための部
分である。
【0015】次に、本発明の第二実施例の曲管断熱カバ
ーの施工方法について述べると、予め、工場などで断熱
材からなる半割体30、35と断熱防水シート29を両
面接着テープにより仮接着を行って曲管断熱カバーを準
備しておく。すなわち、一方の半割体30に断熱防水シ
ート29の第一両面接着テープ41の剥離紙を剥がして
一方の半割体30内側角部に沿って第一両面接着テープ
41を貼り、つぎに第二両面接着テープ42の剥離紙を
剥がして半割体30の外側曲面に沿って第二両面接着テ
ープ42を貼り、さらに他方の半割体35の第一両面接
着テープ47の剥離紙を剥がして他方の半割体35の内
側角部に沿って第一両面接着テープ47を貼り、つぎに
第二両面接着テープ48の剥離紙を剥がして半割体35
の外側曲面に沿って第二両面接着テープ48を貼る。な
お、一方の半割体30の縦延長部分40、40の第三両
面接着テープ43、43、他方の半割体35の縦延長部
分44、44の第三両面接着テープ49、49及び横延
長部分45、46の第四両面接着テープ50、50は、
剥離紙をつけたままの状態で配管施工時までそのままに
しておく。このような仮接着を行って曲管断熱カバーを
準備しておく。
【0016】施工現場においては、図6に示すように、
半割体30、35を開いた状態から水道管、給湯管等ま
たは空調用の熱媒給送管等のエルボ形配管を挟み、半割
体30、35を閉じることにより水道管、給湯管等また
は空調用の熱媒給送管等のエルボ形配管の外周面にエル
ボ形円筒体28が被覆される。それと同時に、半割体3
0、35同士の嵌合によってエルボ形円筒体28とした
時に、図1に示すように、直形円筒体18の凸状段部1
9とエルボ形円筒体28の凹状段部17とを嵌合させ、
エルボ形円筒体28に直形円筒体18を接続したのち、
一方の半割体30の縦延長部分40、40の第三両面接
着テープ43、43、他方の半割体35の縦延長部分4
4、44の第三両面接着テープ49、49及び横延長部
分45、46の第四両面接着テープ50、50の貼られ
ていない部分に塩化ビニル樹脂系接着剤を塗布し、第三
両面接着テープ43、49の剥離紙を剥がしてエルボ形
円筒体28の外側の断熱防水シー2の表面に塩化ビニル
樹脂系接着剤とともに貼り付けるとともに、横延長部分
45、46の第四両面接着テープ50、50の剥離紙を
剥がし、エルボ形円筒体の外側の断熱防水シート29の
表面に塩化ビニル樹脂系接着剤とともにオーバーラップ
した状態で貼り付ける。なお、一方の半割体30の縦延
長部分40、40の第三両面接着テープ43、43、他
方の半割体35の縦延長部分44、44の第三両面接着
テープ49、49及び横延長部分45、46の第四両面
接着テープ50、50は、塩化ビニル樹脂系接着剤が乾
燥固化するまで保持しておくための仮止め用である。こ
のようにして、水道管、給湯管等または空調用の熱媒給
送管等のエルボ形配管を曲管断熱カバーで被覆すること
が出来る。
【0017】
【効果】このように、本発明の曲管断熱カバーは、予め
断熱防水シートがT字形円筒体やエルボ形円筒体に仮接
着されているので、施工が簡単で熟練を必要としない。
また、本発明の曲管断熱カバーは、防水性が優れている
ため、保温効果を持続することが出来、且つ曲管配管の
腐食を防止することができる。さらに、本発明の曲管断
熱カバーは、工場生産できるので、製品の均一化及び工
期の短縮を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の曲管断熱カバーの全体斜視図であ
る。
【図2】第一実施例のT字形円筒体の展開斜視図であ
る。
【図3】第一実施例の曲管断熱カバーの展開斜視図であ
る。
【図4】第二実施例の断熱防水シートの全体斜視図であ
る。
【図5】第二実施例のエルボ形円筒体の展開斜視図であ
る。
【図6】第二実施例の曲管断熱カバーの展開斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 T字形円筒体 2 断熱防水シート 3 半割体 4 接合面 5 接合面 6 凸部 7 凹部 8 凸条部 9 凹条部 10 半割体 11 接合面 12 接合面 13 凸部 14 凹部 15 凸条部 16 凹条部 17 凹状段部 18 直形円筒体 19 凸状段部 20 横延長部分 21 縦延長部分 22 開口部 23 第一両面接着テープ 24 第二両面接着テープ 25 第三両面接着テープ 26 第四両面接着テープ 27 第五両面接着テープ 28 エルボ形円筒体 29 断熱防水シート 30 半割体 31 接合面 32 凸条部 33 凹条部 34 接合面 35 半割体 36 接合面 37 凸条部 38 凹条部 39 接合面 40 縦延長部分 41 第一両面接着テープ 42 第二両面接着テープ 43 第三両面接着テープ 44 縦延長部分 45 横延長部分 46 横延長部分 47 第一両面接着テープ 48 第二両面接着テープ 49 第三両面接着テープ 50 第四両面接着テープ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道管、給湯管等または空調用の熱媒給
    送管等のT字形配管の外周を、発泡スチロール等の断熱
    材からなるT字形円筒体で覆い、さらに、該T字形円筒体
    の外側を断熱防水シートで被覆した曲管断熱カバーにお
    いて、 前記T字形円筒体は、発泡スチロール等の断熱材からな
    るT字形円筒体を縦方向に2等分した構造を有し、等分
    割した半割体には、それぞれの接合面に凸部と凹部を設
    け、半割体同士の凸部と凹部の嵌合によって組み合わせ
    ることにより形成され、 前記断熱防水シートは、T字形円筒体の水平管を覆う長
    さより長く形成した縦延長部分を上下に有し、且つT字
    形円筒体の外周長より長く形成した横延長部分を上下に
    有する帯状の塩化ビニールシートからなり、該断熱防水
    シートには5ヶ所に両面接着テープが貼られており、第
    一は断熱防水シートの一方端にT字形円筒体の垂直管の
    開口部に沿って第一両面接着テープを貼っており、第二
    は半割体同士が接合される水平管の接合部位置において
    両半割体が開閉自在となるように両半割体に第二両面接
    着テープが掛かるように貼っており、第三は他方の半割
    体の垂直管の開口部に沿って第三両面接着テープを貼っ
    ており、さらに第四は断熱防水シートの縦延長部分の端
    部に沿って第四両面接着テープを貼っており、さらに第
    五は断熱防水シートの横延長部分の側端に沿って第五両
    面接着テープを貼っていることを特徴とする曲管断熱カ
    バー。
  2. 【請求項2】 水道管、給湯管等または空調用の熱媒給
    送管等のエルボ形配管の外周を、発泡スチロール等の断
    熱材からなるエルボ形円筒体で覆い、さらに、該エルボ
    形円筒体の外側を塩化ビニールシートなどの断熱防水シ
    ートで被覆した曲管断熱カバーにおいて、 前記エルボ形円筒体は、発泡スチロール等の断熱材から
    なるエルボ形円筒体を縦方向に2等分した構造を有し、
    等分割した半割体には、それぞれの接合面に凸条部と凹
    条部を設け、半割体同士の凸条部と凹条部の嵌合によっ
    て組み合わせることにより形成され、 前記断熱防水シートは、半割体のそれぞれに設けられ、
    一方の半割体の断熱防水シートは、半割体の長さより長
    くした縦延長部分を上下に有する帯状の塩化ビニールシ
    ートからなり、該断熱防水シートには3ヶ所に両面接着
    テープが貼られており、第一は一方の半割体の内側角部
    に沿って第一両面接着テープを貼っており、第二は半割
    体の外側曲面に沿って第二両面接着テープを貼ってお
    り、第三は縦延長部分の端部に沿って第三両面接着テー
    プを貼っており、 他方の半割体の断熱防水シートは、半割体の長さより長
    くした縦延長部分を上下に有し、半割体の外側曲面の周
    囲長さより長い横延長部分、半割体の内側角部の周囲長
    さより長い横延長部分とを有する帯状の塩化ビニールシ
    ートからなり、該断熱防水シートには4ヶ所に両面接着
    テープが貼られており、第一は他方の半割体の内側角部
    に沿って第一両面接着テープを貼っており、第二は半割
    体の外側曲面に沿って第二両面接着テープを貼ってお
    り、第三は縦延長部分の端部に沿って第三両面接着テー
    プを貼っており、第四は横延長部分の側端に沿って第五
    両面接着テープを貼っていることを特徴とする曲管断熱
    カバー。
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