JPH0325513Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0325513Y2
JPH0325513Y2 JP1985137947U JP13794785U JPH0325513Y2 JP H0325513 Y2 JPH0325513 Y2 JP H0325513Y2 JP 1985137947 U JP1985137947 U JP 1985137947U JP 13794785 U JP13794785 U JP 13794785U JP H0325513 Y2 JPH0325513 Y2 JP H0325513Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exterior
heat insulating
insulating material
parts
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985137947U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6245498U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985137947U priority Critical patent/JPH0325513Y2/ja
Publication of JPS6245498U publication Critical patent/JPS6245498U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0325513Y2 publication Critical patent/JPH0325513Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、原子力発電所や化学工場などに施工
される配管の断熱構造で、詳しくは、配管のエル
ボ部の外周部を覆う断熱材の外周面又は内周面若
しくは外周面と内周面に沿つて付設される防湿材
等の外装材に関する。
〔従来の技術〕
配管エルボ部の断熱材に使用される外装材とし
ては、断熱材の外周面又は内周面の、前記エルボ
部の弯曲半径方向に沿う直線で区画された複数の
周面部分の展開表面形状に相当する小単位のシー
ト状の外装部分を各別に製作するとともに、これ
ら各外装部分の側辺には、これに隣接する外装部
分に重合接続される継ぎ代を形成したものが知ら
れている。
この従来の外装材による場合は、分離された各
外装部分の継ぎ代に接着剤を塗布し、この継ぎ代
に隣接外装部分を貼り合せながら、成形された断
熱材又は断熱材の成形型の内面に順次貼り付けな
ければならないため、その貼り付け作業に多くの
手間を要するとともに、隣接外装部分の貼り合せ
不良によつて隙間が発生したり、或いは、爾後に
剥離を招くことがあり、その結果、隣接外装材部
分の貼り合せ部に発生した隙間から水分や水蒸気
が侵入して、断熱材の断熱性能の低下を招来する
ことがあつた。
このような不都合を解消するための手段として
は、例えば実開昭54−94661号公報に示されてい
るように、蛇腹状の外装カバーを用いて、これを
配管エルボ部分の断熱材に対する外装材として設
ける、あるいは実開昭51−17860号公報に示され
ているように、エルボの湾曲形状に沿つて成形加
工された外装カバーを用いるという技術も従来よ
り知られている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように、蛇腹状の外装カバーや予め成形
加工された外装カバーを用いる従来のものの場合
には、施工手数の削減や水分の侵入防止の点では
有効であるが、その製作加工に、エルボのの曲率
や配管径等に応じて多種類の成形型を用意する必
要があり、この点でコスト高になり易く、また外
装カバーの施工前に断熱材の施工を完了しておか
なければならず、施工工程上制約をうけるもので
あるとともに、組み付け分解の容易化のために、
予め半割ブロツク状等に形成されている断熱材の
内外周面への施工が困難であるという問題があつ
た。
本考案は、上述の実情に鑑みて勘案されたもの
であつて、その目的は、外装材の合理的な改造を
もつて、水分や水蒸気の侵入に起因する断熱性能
の低下を抑制するとともに、成形された断熱材又
は断熱材の成形型内面への貼り付け作業の容易
化、並びに施工工程の自由度を高められるように
する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために講じられた本考案の
技術手段は、 配管のエルボ部の外周部を覆う断熱材の外周面
又は内周面若しくは外周面と内周面に沿つて付設
されている配管エルボ部用断熱材の外装材におい
て、下記〔イ〕〜〔ハ〕に記載の構成を備えてい
る点にある。
〔イ〕 断熱材の外周面又は内周面の、前記エル
ボ部の弯曲半径方向に沿う線で複数に区画され
た周面の展開表面形状に相当する形状の複数の
外装部分と、前記外装部分の相隣るものどうし
を繁ぐとともに、断熱材への付設時に各外装部
分の隣接間を通して断熱材側に折り込まれる折
込み接続部分とを備えた一枚のシート状に構成
されている。
〔ロ〕 前記複数の外装部分は、その面積の総和
が、エルボ部に設けられた断熱材の被覆対象箇
所の表面の面積と同等であり、かつ、断熱材の
表面形状に沿う屈曲状態での形状が、相隣る位
置の外装部分の対向端縁どうしが互いにほぼ平
行姿勢で隣接するように形成されている。
〔ハ〕 前記折込み接続部分は、偏平シート状に
展開した状態で各外装部分の間に位置して、被
覆対象箇所における断熱材の展開表面と偏平シ
ート面との面積差を補完するに足る面積及び形
状を有している。
〔作用〕
つまり、成形された断熱材又は断熱材の成形型
内面に外装材を貼り付ける場合、一枚のシート状
に構成された外装材の、隣接外装部分間に位置す
る折込み接続部分を断熱材側に折り込み乍ら、隣
接外装部分の側辺同志が接触又は近接する状態で
貼り付けるから、外装部分及び折込み接続部分の
折込み位置が少しずれても、各外装部分の隣接間
を折込み接続部分にて完全に閉塞することができ
る。
しかも、一枚のシート状外装材の折込み方によ
つて、各種の配管径や曲率に応じた形状に形成す
ることが可能であり、殊に、小量多品種のものを
得るにあたつて、高価な金型を多数種用意する必
要もない。
また、外装材の形状を、断熱材の表面形状に沿
うように折り込んだ状態で断熱材に貼着可能な形
状としたものであるから、予め形成されている半
割ブロツク状等の断熱材に対しても、その断熱材
の配管への付設前に外装材を付設することも可能
となる。
〔考案の効果〕
従つて、従来のように、分離された外装材部分
の重ね合せ代、位置合せ、接着剤の塗布等に高度
の加工精度が要求されることがなく、折込み接続
部分の一連の簡単な折込み作業で済むことも相俟
つて、外装材の貼付け作業を能率良く容易に、し
かも低コストで行うことができる。それでいて、
従来のように外装部分の隣接間に隙間が発生した
り、剥離が発生したりすることがないから、この
ような外装部分の隣接間からの水分や水蒸気の侵
入に起因する断熱材の断熱性能の低下も同時に防
止することができるに至つた。
また、予め形成されている半割ブロツク状等の
断熱材に対しても、その断熱材の配管への付設前
に外装材を付設することも可能であることによ
り、例えば、配管自体の施工や、配管への断熱材
施工が完了していない状態、あるいは、配管の部
分的な手直しが行われている状態でも、先行して
断熱材に外装材を付設しておくことができ、施工
工程上の自由度を高めて能率のよい作業を行い易
いものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図及至第3図で示すように、配管Pのエル
ボ部の外周面を覆う半筒状の断熱材1の外周面及
び内周面に沿つて付設される外装材2を構成する
に、半筒状断熱材1の外周面及び内周面の、前記
エルボ部の弯曲半径方向に沿う直線で区画された
複数の周面部分の展開表面形状に相当する外装部
分2Aと、エルボ部の弯曲方向で隣接する外装部
分2A,2A同志を繁ぐとともに、半筒状断熱材
1への付設時において、隣接外装部分2A,2A
間を通して半筒状断熱材1側に折り込まれる折込
み接続部分2Bとを備えた一枚のシート状に構成
している。このシート状の外装材2には、外装部
分2Aと折込み接続部分2Bとを区別する折り線
2Cが印刷されている。
前記複数に分割されている外装部分2Aは、そ
の面積の総和が、エルボ部に設けられた断熱材1
の被覆対象箇所の表面の面積と同等であり、か
つ、断熱材1の表面形状に沿う屈曲状態での形状
が、相隣る位置の外装部分2A,2Aの対向端縁
どうしが互いにほぼ平行姿勢で隣接するように形
成されている。
また、前記折込み接続部分2Bは、偏平シート
状に展開した状態で各外装部分2Aの間に位置し
て、被覆対象箇所における断熱材1の展開表面と
偏平シート面との面積差を補充するに足る面積及
び形状を有している。
そして、このように構成されたシート状の外装
材2を、成形された半筒状断熱材1又は半筒状断
熱材1の成形型の内面に貼り付けるに当つては、
隣接外装部分2A,2A間に位置する折込み接続
部分2Bを折り線2Cに沿つて半筒状断熱材1側
に折り込みながら、隣接外装部分2A,2Aの側
辺同志が接触又は近接する状態で貼り付ける。
それ故に、外装部分2A,2A及び折込み接続
部分2Bの折込み位置が少しずれても、各外装部
分2A,2Aの隣接間を折込み接続部分2Bにて
完全に閉塞することができるから、分離された複
数枚の外装部分を順次重ね合せて貼り付ける従来
手段に比して、外装材2の貼り付け作業を能率良
く容易に行いながらも、各外装部分2A,2Aの
隣接間からの水分や水蒸気の侵入に起因する断熱
材1の断熱性能の低下を防止することができるの
である。
前記断熱材1の材質としては、ウレタンフオー
ムやポリスチロール、グラスウール等がある。ウ
レタンフオーム等の断熱発泡樹脂の場合には、成
形型内面に外装材2を貼り付けておくことによ
り、この断熱発泡樹脂の発泡時の膨張力と接着機
能を利用して、外装材2を美麗に折り込んだ状態
で確実に自己接着させることができる利点があ
る。
また、断熱材1の分割形状としては、上述の半
割形状のものに限らず、三つ以上に分割して構成
してもよい。
前記外装材2の一つである防湿材の組成の一例
を挙げると、断熱材1の外周面に付設されるもの
としては、第4図で示すように、厚みが100μの
ポリエステルフイルム2aと厚みが25μのアルミ
箔2bならびに密度が30g/m3のポリエステルフ
アイバーフエルト2cとの三重層構造のものがあ
り、また、断熱材1の内周面に付設されるものと
しては、第5図で示すように、ブチルゴム系自着
層2dとポリエチレンネツト2eならびにブチル
ゴム自着層2fとの三重層構造のものがある。
尚、前記シート状の外装材2に、外装部分2A
と折込み接続部分2Bとを区別する折り線2Cを
印刷するとともに、この折り線2Cに沿つて予め
折込み加工を施してもよい。この折込み加工は手
作業でもよいが、作業能率面から考えると、形取
り及び印刷も含めて機械力で自動的に行うことが
望ましい。
また、上述実施例では、外装材2の外装部分2
Aを、エルボ部の弯曲半径方向で沿う直線を線対
称とする形状に構成したが、例えば、外装部分2
Aの一方の側辺を直線に形成するとともに、その
分だけ他方の側辺を弯曲させて実施してもよく、
更に、隣接外装部分2A,2Aの、エルボ部分の
弯曲半径方向中央部分を直接連設して、折込み接
続部分2Bがエルボ部の弯曲半径方向の両側に分
かれるような状態で実施してもよい。要するに、
外装部分2A及び折込み接続部分2Bの形状は生
産性や施工性等に応じて適宜決定するとよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る配管エルボ部用断熱材の外
装材の実施例を示し、第1図は配管エルボ部の断
熱構造の分解斜視図、第2図は要部の断面図、第
3図は外装材の展開図、第4図、第5図は夫々外
装材の組成の一例を示す拡大断面図である。 P……配管、1……断熱材、2A……外装部
分、2B……折込み接続部分、2C……折り線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 配管Pのエルボ部の外周部を覆う断熱材1の
    外周面又は内周面若しくは外周面と内周面に沿
    つて付設されているとともに、下記〔イ〕〜
    〔ハ〕に記載の構成を備えている配管エルボ部
    用断熱材の外装材。 〔イ〕 断熱材1の外周面又は内周面の、前記
    エルボ部の弯曲半径方向に沿う線で複数に区
    画された周面の展開表面形状に相当する形状
    の複数の外装部分2Aと、前記外装部分2A
    の相隣るものどうしを繋ぐとともに、断熱材
    1への付設時に各外装部分2A,2Aの隣接
    間を通して断熱材1側に折り込まれる折込み
    接続部分2Bとを備えた一枚のシート状に構
    成されている。 〔ロ〕 前記複数の外装部分2Aは、その面積
    の総和が、エルボ部に設けられた断熱材1の
    被覆対象箇所の表面の面積と同等であり、か
    つ、断熱材1の表面形状に沿う屈曲状態での
    形状が、相隣る位置の外装部分2A,2Aの
    対向端縁どうしが互いにほぼ平行姿勢で隣接
    するように形成されている。 〔ハ〕 前記折込み接続部分2Bは、偏平シー
    ト状に展開した状態で各外装部分2Aの間に
    位置して、被覆対象箇所における断熱材1の
    展開表面と偏平シート面との面積差を補完す
    るに足る面積及び形状を有している。 2 外装材を構成するシートには、外装部分2A
    と折込み接続部分2Bとを区別する折り線2C
    が印刷されている実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の配管エルボ部用断熱材の外装材。 3 外装材を構成するシートは外装部分2Aと折
    込み接続部分2Bとの境界に沿て予め折込み加
    工が施されている実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の配管エルボ部用断熱材の外装材。
JP1985137947U 1985-09-09 1985-09-09 Expired JPH0325513Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985137947U JPH0325513Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985137947U JPH0325513Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6245498U JPS6245498U (ja) 1987-03-19
JPH0325513Y2 true JPH0325513Y2 (ja) 1991-06-03

Family

ID=31042475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985137947U Expired JPH0325513Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0325513Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2951529B2 (ja) * 1993-08-16 1999-09-20 アディア株式会社 屈曲管継手用保温材
JP2951530B2 (ja) * 1993-08-16 1999-09-20 アディア株式会社 屈曲管継手用保温材
JP6657062B2 (ja) * 2016-12-08 2020-03-04 ニチアス株式会社 成形体、成形体形成用組成物および成形体形成用キット

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5117860U (ja) * 1974-07-29 1976-02-09
JPS5494661U (ja) * 1977-12-16 1979-07-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6245498U (ja) 1987-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4025680A (en) Curvable fibrous thermal insulation
US5736211A (en) Butt strip tape for insulation application
JPH0325513Y2 (ja)
JPS62234881A (ja) ケ−ブル接続部スリ−ブ
JP2001050481A (ja) 配管断熱カバー
JPH07248094A (ja) 配管用保温筒
JP4598667B2 (ja) 配管表面カバー、仮設用配管および仮設用配管の施工方法
JP2873199B2 (ja) エルボ用断熱材ユニットおよびエルボ用断熱材ユニットの使用方法
JP2951530B2 (ja) 屈曲管継手用保温材
JP2951529B2 (ja) 屈曲管継手用保温材
JPS5943124U (ja) 防蝕材料
JPH02107641U (ja)
JPH0225036Y2 (ja)
CA2229711C (en) Self-covering element
JP2000062064A (ja) 断熱用シート
JPS59181735U (ja) 管被覆材
JP3150879B2 (ja) エルボカバーの粘着コーティングシート
JPH0322634Y2 (ja)
JPH0115985Y2 (ja)
CN2211532Y (zh) 聚乙烯保温(冷)管
JPH0334552Y2 (ja)
JPH0115986Y2 (ja)
JPH0949267A (ja) 蓄熱槽における防水シートの接続方法
JPH0710695U (ja) 低温流体輸送配管の保冷構造
JPS61141897U (ja)