JPH0710695U - 低温流体輸送配管の保冷構造 - Google Patents

低温流体輸送配管の保冷構造

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JPH0710695U
JPH0710695U JP4486393U JP4486393U JPH0710695U JP H0710695 U JPH0710695 U JP H0710695U JP 4486393 U JP4486393 U JP 4486393U JP 4486393 U JP4486393 U JP 4486393U JP H0710695 U JPH0710695 U JP H0710695U
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JP4486393U
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昭夫 岩上
盛孝 江頭
四郎 菊池
登 隅田
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Chiyoda Corp
Nichias Corp
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Chiyoda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保冷材と防湿・外装材の剥離がなく、かつ結
露や結氷が生じない低温流体輸送配管の保冷構造であ
る。 【構成】 配管1にカバー部材14を取付ける。このカ
バー部材14は、保冷材である硬質ウレタンフォーム1
2の外表面に防湿・外装材であるゴムシート13を接着
一体化して構成させ、緊締材18で緊締して固定する。
また、カバー部材14の目地部は、目地材17によって
シールし、防湿テープ19を貼着して補強する。これら
カバー部材14や緊締材18、防湿テープ19など各部
材は、黒色に着色されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、LNG配管などに使用される低温流体輸送配管の保冷構造に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、LNGなどの低温流体の輸送配管の保冷構造としては、図4に示すよう な構造が知られている。この保冷構造にあっては、金属製の配管1に、それぞれ 第1の保冷材2と第2の保冷材3が重ねて取付けられている。
【0003】 第1の保冷材2と第2の保冷材3は、いずれもウレタンフォームなどの発泡合 成樹脂で構成され、第2の保冷材3の外周面に外面防湿材5が巻装されている。 また、第1と第2の保冷材2,3は、帯鋼などの緊締材6で締付けて配管1に取 付けられている。
【0004】 また、第2の保冷材3の目地部に充填される目地材7と、第2保冷材3の長手 方向の端部の目地部に充填される目地材8は、防湿テープ9によりシールされて いる。なお、第2保冷材3の外面防湿材5の外側に外装材10がはぜかけ11な どによって取付けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記の保冷構造では、施工に多くの工程を必要とし、工期および経費が嵩む欠 点がある。 このような欠点を解消するため、保冷材(図4において第2の保冷材3)に外 装材を接着、一体化したものが提案されているが、この外装材に金属板が使用さ れているため、外装材と保冷材との膨張係数が大きく異なり、配管の運転時に保 冷材の収縮により、外装材の部分的な剥離が生じやすく、断熱性能の低下や外観 が損なわれるなどの問題がある。
【0006】 また、トンネル内に施工されるLNG配管の場合、常時湿度が高い環境下に置 かれるため、結露、結氷を生じ易く、保冷材と外装材との間に隙間がある場合、 この部分で結露、結氷が生じて保冷効果が低減し、さらには、保冷材の劣化が促 進される問題がある。
【0007】 本考案は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、保冷材と防湿 ・外装材が一体化されて外装材の剥離が生じず、かつ結露、結氷が生じにくい低 温流体輸送配管の保冷構造を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案に係る低温流体輸送配管の保冷構造は、低 温流体輸送配管に保冷材の外周表面に防湿・外装材としてゴムシートが接着一体 化されてなるカバー部材を緊締材を用いて取付け、このカバー部材の目地部に防 湿テープを貼着して目地部をシールするとともに、これら各部材の全体を黒色に 着色したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
本考案に係る低温流体輸送配管の保冷構造によると、保冷材と防湿・外装材が 一体化されているため施工が容易であるとともに、両者間に隙間がなく、結露、 結氷が生じない。また、防湿・外装材にゴムシートを使用しているため、保冷材 の収縮による保冷材と防湿・外装材の剥離が生じない。
【0010】 また、防湿・外装材としてのゴムシートおよび防湿テープは、プラスチックシ ートまたは金属箔をゴムシート部材で挟み込んだ複合構造とすることにより、防 湿性をより確実なものにすることができる。この防湿・外装材としてのゴムシー トおよび防湿テープは、ゴムシート部材上にプラスチックシートまたは金属箔を 積層したものとしてもよい。
【0011】 さらに、各部材を黒色に着色することにより熱放射が減少する。ゴムシートは 、その表面に細かな凹凸をつけることにより、さらに熱放射を減少させることが できる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1は、本考案に係る低温流体輸送配管の保冷構造の斜視図、図2は、図1の 長手方向の一部断面図、図3は、長手方向と直交する方向の断面図である。
【0013】 図に示されるように、本実施例では、配管1に装着される保冷材として硬質ウ レタンフォーム12が使用され、この硬質ウレタンフォーム12の外周面に防湿 ・外装材であるゴムシート13が自己接着によって一体化されてカバー部材14 が構成されている。
【0014】 この防湿・外装材に使用されるゴムシート13の具体的な材質としては、EP M,EPDM,ブチルゴムなどの透湿性の低いものが好ましく、厚さは1mm以 上のものがよい。また、このゴムシート13は、PETなどのプラスチックシー トまたはアルミ箔などの金属箔15の両面をゴムシート部材16,16で挟み込 んだ複合構造とすることにより、防湿性をより確実なものとすることができる。 防湿テープ19は、ゴムシート13と同様な材質のものを使用している。 なお、このゴムシート13および防湿テープ19の表面に細かな凹凸をつける ことにより、さらに熱放射を減少させることができる。
【0015】 さらに、この保冷材と防湿・外装材が一体化されたカバー部材14は、円筒を 1/2に縦割した形状となっている。そして、2つの半円筒形状のカバー部材1 4により配管1を抱き合わせ、その目地部に目地材17を充填するとともに、カ バー部材14を緊締材18によって緊締して、このカバー部材14が配管1に固 定されている。
【0016】 このようなカバー部材14の目地部に充填した目地材17と、カバー部材14 の長手方向の接続部に形成される目地部とに、それぞれ防湿テープ19を貼着し て目地材17が密閉され、目地部が補強される。 また、カバー部材14の表面と緊締材18と防湿テープ19などの各部材は、 黒色に着色しておくのがよい。なお、エルボ部も一体化構造とすること勿論のこ とである。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の低温輸送配管の保冷構造によれば、保冷材の外 周面に防湿・外装材としてゴムシートが接着一体化されたカバー部材が使用され るため、現場での施工作業が省力化され、運転時に保冷材の収縮による防湿・外 装材の部分的な剥離が生ずることもない。
【0018】 一方、各部材は、全て黒色に着色されているため、熱放射が少ないとともに、 防湿・外装材の表面にも結露、結氷が生じにくい効果がある。
【0019】 また、防湿・外装材としてのゴムシートおよび防湿テープをプラスチックシー トまたは金属箔をゴムシート部材で挟み込んだ複合構造としたり、ゴムシート部 材上にプラスチックシートまたは金属箔を積層した複合構造とすることにより、 防湿性をより確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の斜視図である。
【図2】図1の長手方向の部分断面図である。
【図3】図1の長手方向と直交する方向の断面図であ
る。
【図4】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 配管 12 硬質ウレタンフォーム 13 ゴムシート 14 カバー部材 17 目地材 18 緊締材 19 防湿テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 江頭 盛孝 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)考案者 菊池 四郎 東京都港区芝大門一丁目1番26号 ニチア ス株式会社内 (72)考案者 隅田 登 東京都港区芝大門一丁目1番26号 ニチア ス株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低温流体輸送配管に保冷材の外周表面に
    防湿・外装材としてゴムシートが接着一体化されてなる
    カバー部材を緊締材を用いて取付け、このカバー部材の
    目地部に防湿テープを貼着して目地部をシールするとと
    もに、これら各部材の全体を黒色に着色したことを特徴
    とする低温流体輸送配管の保冷構造。
  2. 【請求項2】 防湿・外装材としてのゴムシートおよび
    防湿テープが、プラスチックシートまたは金属箔をゴム
    シート部材で挟み込んだ複合構造とされていることを特
    徴とする請求項1記載の低温流体輸送配管の保冷構造。
  3. 【請求項3】 防湿・外装材としてのゴムシートおよび
    防湿テープが、ゴムシート部材上にプラスチックシート
    または金属箔が積層された複合構造とされていることを
    特徴とする請求項1記載の低温流体輸送配管の保冷構
    造。
  4. 【請求項4】 防湿・外装材としてのゴムシートおよび
    防湿テープが、表面に細かな凹凸をつけたものであるこ
    とを特徴とする請求項1,2および3に記載の低温流体
    輸送配管の保冷構造。
JP1993044863U 1993-07-26 1993-07-26 低温流体輸送配管の保冷構造 Expired - Lifetime JP2546968Y2 (ja)

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JP2546968Y2 (ja) 1997-09-03

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