JP3058810U - 自転車用バスケット - Google Patents

自転車用バスケット

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JP3058810U
JP3058810U JP1998008601U JP860198U JP3058810U JP 3058810 U JP3058810 U JP 3058810U JP 1998008601 U JP1998008601 U JP 1998008601U JP 860198 U JP860198 U JP 860198U JP 3058810 U JP3058810 U JP 3058810U
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信行 吉田
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オージーケー技研株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上方開口部を閉じた状態でも、貴重品や荷物
の収容量を比較的多くし、見栄えを損なわないようにす
る。 【解決手段】 上方開口部24を形成する前後一対のバ
スケット半体2,3を、底壁2A,3A対向端で相互に
横軸回りに開閉回動自在に連結軸4により連結し、前部
バスケット本体2の左右両側壁2C,2Dに、上部開口
時に両側部の開放部分の一部(約下半分)を塞ぐと共に
開口状態を保持する側面板11を設け、該側面板11の
円弧状長孔12に嵌入係合する係止突起13を、後部バ
スケット半体3の側壁3C,3Dに突設し、両バスケッ
ト半体2,3の上壁2B,3Bに閉塞状態を保持する係
止突起13及び係止フック22を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自転車のハンドル又は後部荷台に取付けられ、荷物等を収容するこ とのできる自転車用バスケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上方開口部が前後に開閉するようにしたバスケットがある(実公平3− 18310号公報参照)。このバスケットは、シェル状に形成した前面部と後面 部とを底面部で開閉自在に螺着し、この底面部にバスケットが開口する方向に付 勢するばねを設けると共に、前後面部の両側縁間を三角形状の可撓性シート材に より連結し、バスケットの開口部にバスケットを閉じた状態で保持する係止金具 を設けたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術では、バスケットを開いた状態においては収容量を増大できると ともに可撓性シート材により左右側壁を形成して収容物の落下を防ぐことができ 、バスケットの上方開口部を閉じた状態においては、外観的にすっきりとしてコ ンパクトになると共に、貴重品等を収容した際には、ひったくり盗難を未然に防 止できるという利点はある。
【0004】 しかし、バスケットの上方開口部を閉じた状態では、可撓性シート材がバスケ ット内に折り畳まれてバスケットの容積が減少し、バスケット内に物を入れた状 態で閉じようとする可撓性シート材が収容物に当たって完全に閉じることができ ない場合があった。また、可撓性シート材をバスケットの外側で折り畳むように すれば、バスケットの収容量の減少は防止できるものの、これでは見栄えを損な ってしまうこととなる。
【0005】 本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、上方開口部を閉じた状態でも貴重品や荷物の収容量を損なうことがないよう にし、かつ見栄えを損なうことがないようにした自転車用バスケットを提供する にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じている。 即ち、本考案に係る自転車用バスケットは、上方開口部を形成する前後一対の バスケット半体が、底部対向端で相互に横軸回りに開閉回動自在に連結され、両 バスケット半体の少なくとも一方の左右両側壁に、上部開口時に両側部の開放部 分の一部を塞ぐと共に開口状態を保持する側面板が他方のバスケット半体の左右 両側壁に沿って設けられ、両バスケット半体上部に閉塞状態を保持する係止手段 が設けられている点に特徴がある。
【0007】 このような構成を採用したことにより、一方のバスケット半体を自転車に固定 した状態で、他方のバスケット半体を開方向に回動させることにより、側面板が 左右両側を閉塞して上方開口の通常のバスケットとして使用でき、他方のバスケ ット半体を閉方向に回動させて、両バスケット半体の対向する開口端縁を当接さ せると共に係止手段により閉塞状態を保持させることにより、箱形の密閉バスケ ットに形を変えることができる。このような箱形にすると、バスケット内に例え ばハンドバッグや貴重品等を入れている場合、収容物を外部から容易に取り出し 難くなってひったくりによる盗難を防止できる。そして、側面板を他方のバスケ ット半体の左右側壁に沿って設けているため、側面板が荷かご内に突出して内部 容量を損なうようなことを防止でき、見栄えも損なわない。
【0008】 また、本考案に係る自転車用バスケットは、上方開口部を有するバスケット本 体と、該開口部を開閉するバスケットカバー体とが、左右両側壁で横軸回りに開 閉回動自在に連結され、バスケット本体の上端部とこれに対応するバスケットカ バー体の端部に、閉塞状態を保持する係止手段が設けられている点に特徴がある 。
【0009】 この構成によると、バスケット本体を自転車に固定した状態で、バスケットカ バー体を開方向に回動させることにより、上方開口のバスケットとして使用でき 、バスケットカバー体を閉方向に回動させてバスケット本体の上方開口を塞ぐこ とにより、内部容量を損なうことがない密閉箱形のバスケットに形を変えること ができる。また、閉塞状態における形状がシンプルで見栄えを損なうことがなく 、構造も簡単に形成できる。
【0010】 そして、本考案に係る自転車用バスケットは、上方開口部を形成する前後一対 の箱状バスケット半体が、底部対向端部で相互に横軸回りに開閉回動自在に連結 され、一方のバスケット半体の左右両側に、該バスケット半体の外面に沿った形 状の正面視門形を呈するバスケット半体回動規制部材の両端脚部が横軸回りに回 動自在に取付けられている点に特徴がある。
【0011】 この場合、一方のバスケット半体を自転車に固定した状態で、他方のバスケッ ト半体を開方向に回動させると共に前記回動規制部材によりその開状態を保持さ せることによって、上方開口のバスケットとして使用できる。また、他方のバス ケット半体を閉方向に回動させて両バスケット半体の開口端縁を当接させ、前記 回動規制部材を前記両バスケット半体の上部間に回動させて、両バスケット半体 の回動を規制して閉状態を保持することにより、内部に荷物を収容可能な密閉箱 形のバスケットとして使用できる。そしてバスケット半体を閉じた状態では、回 動規制部材がバスケット内部に突出することがなくなって収容量を損なうことも ない。
【0012】 また、本考案に係る自転車用バスケットは、前記バスケット半体回動規制部材 に、バスケット半体への係止部が設けられ、該係止部によりバスケット半体の開 口状態の保持又は開口閉塞状態の保持、或いは開・閉状態を保持するようになっ ている点に特徴がある。この場合、具体的には、前記一対のバスケット半体の上 部対向端部に、係合孔を有する係合片が夫々設けられ、前記回動制部材が取付け られていない側のバスケット半体の前後面に、回動規制部材の係止部の係合孔が 設けられ、該回動規制部材の係止部が前記各係合孔に嵌入係合する係止突部とさ れている構成を採用することができる。
【0013】 このような構成によれば、回動規制部材の係止突部が、バスケット半体の各係 合孔に嵌入係止されることで、バスケット半体の回動を確実に規制して、開状態 及び閉状態を保持することができる。なお、この場合回動規制部材の両端取付部 をバスケット半体に対して脚部長手方向に移動させることで、前記各係合孔への 前記係止突部の嵌脱を円滑にかつ確実に行うことができる。
【0014】 そして、本考案に係る自転車用バスケットは、前記回動規制部材の取付軸部が 断面四角状で、該取付軸部の嵌入孔が上下及び前後方向に長いカギ形孔とされ、 前記嵌入孔の端部が前記取付軸部が嵌合する角孔形状に形成されていることを特 徴とし、このようにすれば、前記取付軸部が回動規制部材のバスケット半体回動 規制位置にあるときに、左右の両取付軸を嵌入孔内で上下及び前後方向に移動さ せて位置決め及び解除をさせることができる。
【0015】 なお、バスケットは、合成樹脂又は金属性とすることができる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基いて説明する。なお、本明細書において、 前後・左右とは、自転車に装着した場合の前後方向及び左右方向を意味し、横軸 とは左右方向に延びる軸を意味している。 図1〜図5は、請求項1に記載の自転車用バスケット1の実施形態を示し、自 転車のハンドル前又は上部、或いは後部荷台等に取付けて使用されるものであり 、硬質合成樹脂により成形されている。このバスケット1は、中央断面がコ字状 を呈する箱状の前後一対のバスケット半体2,3と、両バスケット半体2,3を 底部対向端で相互に横軸回りに開閉回動自在に連結する連結軸4と、左右の開回 動規制ピン5と、閉塞状態保持用の係止手段6とにより構成されている。
【0017】 そして、両バスケット半体2,3は、横幅が同じでその開口端縁7,8が同形 同寸とされて、閉塞状態において合致し密閉箱を構成するようになっている。 前部バスケット半体2は、底壁2Aの前後幅が上壁2Bの前後幅よりも広くさ れ、底壁2A下面後端の左右両端部には底部対向端縁と平行な横軸孔9を有する 一対のヒンジ部10が突設され、左右両側壁2C,2Dには内側面から後方に延 びかつ内側面と平行な側面視略三角状の側面板11が延設されており、該側面板 11に前記横軸孔9の中心を円弧中心とする円弧状長孔12が設けられている。
【0018】 また、前部バスケット半体2の上壁2B下面には、左右方向中央でかつ開口端 縁7寄りに、掛止手段6を構成する係止突起13が設けられている。 後部バスケット半体3は、底壁3Aの前後幅が上壁3Bの前後幅よりも広くさ れ、底壁3A下面前端の左右方向中央部には、底部対向端縁8Aと平行な横軸孔 14を有するヒンジ部15が、前記前部バスケット半体2のヒンジ部10,10 間に入るように突設され、左右両側壁3C,3Dの開口端縁8寄りに、前記円弧 状長孔12に対応してピン孔16が夫々設けられており、該ピン孔16に嵌着し た前記回動規制ピン5の先端が円弧状長孔12に嵌入係合するようになっている 。
【0019】 また、後部バスケット半体3には、その底壁3A及び後壁3Eに左右方向中央 に位置して、自転車への取付孔17,18が設けられている。そして、後部バス ケット半体3の上壁3Bには、左右方向中央部でかつ開口端縁8寄りに位置して 、掛止手段6を構成する掛止具6Aが取付けられている。 この掛止具6Aは、図4,図5にも示しているように、後部バスケット半体3 への取付板19と、該取付板19に回動可能にかつ上下方向に貫通状に取付けら れた軸20と、軸20上端に設けた回動操作つまみ21と、軸20下端に固着し たカギ形係止フック22とから成り、前記取付板19が後部バスケット半体3に ビス23等により固着され、図4に2点鎖線で示すように前記係止突起13に前 記係止フック22が引掛けられるようになっている。
【0020】 前記連結軸4は、前後部バスケット半体2,3の横軸孔9,14に嵌入され、 該軸4の一端部に設けた若干膨径されたローレット部4Aが、一方の横軸孔9に 圧入固着されている。 上記実施形態によれば、後部バスケット半体3を自転車に前記取付孔17又は 18を使って取付けた状態で、前部バスケット本体2を後部バスケット半体3に 対して連結軸4を中心として前方へ開回動させると、側面板11の前記長孔12 後端縁が開回動規制ピン5に当接してその回動が阻止され、その上方開口部24 が最大限に形成され、かつ開状態が保持される。
【0021】 該バスケット1の開状態では、両バスケット半体2,3の左右両側端縁間が、 前記側面板11により塞がれ、バスケット1内に収容した荷物等が落下すること はほとんどない。 そして、バスケット1内に貴重品等を収容してバスケット1を閉塞状態とする ときは、前部バスケット半体2を後部バスケット半体3側に連結軸4を中心とし て閉回動させ、両バスケット2,3の対向する開口端縁7,8相互を当接させて 図1に2点鎖線で示す状態にした後、掛止手段6の掛止具6Aに設けた操作つま み21を回動させて、その掛止フック22を前部バスケット半体2の係止突起1 3に引掛けることにより、バスケット1の閉状態を保持することができる。
【0022】 また、この閉状態では、側面板11が後部バスケット半体の左右側壁3C,3 Dの内側に沿って配置されるようになり、これによりバスケット1の容量を損な うことがなく、側面板11が外側にも突出しないので見栄えを損なうようなこと も防止できるようになる。 そして、再びバスケット1を開状態とするときは、前記回動操作つまみ21を 操作して、係止フック22を係止突起13から離脱させ、前部バスケット半体2 前方へ回動させることにより、簡単に開状態とすることができる。
【0023】 図6〜図9は、請求項2に記載の自転車用バスケット25の実施形態を示し、 自転車のハンドル前又は上部或いは後部荷台等に取付けて使用されるものであり 、硬質合成樹脂により成形されている。 このバスケット25は、前側上部が切欠かれたボール(深鉢)状のバスケット 本体26と、該本体26の上方開口部27を塞ぐバスケットカバー体28と、該 カバー体28の左右両側壁部28A,28Bをバスケット本体26の左右両側壁 部26A,26Bに回動自在に取付ける連結軸29と、閉塞状態の保持をする掛 止手段30により構成されている。
【0024】 前記バスケット本体26は、その前壁部26Cが断面四半円形とされ、前記側 壁部26A,26Bに該前壁部26Cの円弧中心線上に位置して連結軸孔31が 設けられ、後壁部26D及び底壁26Eに自転車への取付孔32,33が設けら れており、後壁部26Dの上端背面に左右方向中央に位置して、前記掛止手段3 0を構成する掛止具30Aが取付けられている。
【0025】 前記バスケットカバー体28は、左右両側壁部28A,28Bの内幅が、前記 バスケット本体26の左右両側壁部26A,26Bの外幅よりも若干大きく、該 カバー体28をバスケット本体26の上部及び前部に外嵌しうる形状・寸法とさ れると共に、下半分の前壁部28Cが、バスケット本体26の前壁部26Cの外 面に沿って外嵌させうる円弧即ち四半円形状とされ(内側面の円弧半径がバスケ ット本体前壁部26Cの外面円弧半径よりもわずかに大きく、かつ両円弧中心が 一致する)、前壁部28Cの円弧中心線上に位置して左右両側壁部28A,28 Bに連結軸孔34が設けられている。
【0026】 前記連結軸29は、外側の接合孔を有する雌型鋲状の軸本体29Aと、内側の 接合ピン部を有する雄型鋲状のストッパ29Bとからなっており、ストッパ29 Bは軸本体29Aに圧入固着又は嵌合接着されている。そして、該連結軸29に よりバスケット本体26にバスケットカバー体28を回動自在に連結すると、両 前壁部26C,28Cが四半円形断面とされているので、約四半円即ち90度程 回転するだけであり、別途に回動規制手段を設けずとも、バスケットカバー体2 8は全開位置又は全閉位置で停止する。
【0027】 前記掛止具30Aは、バスケット本体26に突設した2つの軸支ブラケット3 5に、左右方向横軸36を介して取付けられ、掛止具30Aには前後方向に長い 係合孔37が設けられている。他方、バスケットカバー体28の上端には、左右 方向中央に位置して外側に突出するアイボルト状の環状部38Aを有する係止部 材38が回動可能に取付けられており、該係止部材38の環状部38Aを、掛止 具30Aの前記係合孔37に貫通させて90度回転させることにより、掛止状態 にできるようになっている。
【0028】 このバスケット25の上記実施形態によれば、バスケット本体26を自転車に 取付けた状態で、掛止手段30の解除をすると、図6〜図8に示すように、上方 開口部27を形成する通常のバスケットとして使用でき、バスケットカバー体2 8を連結軸29回りに上方に閉回動させ、該カバー体28の上方開口端をバスケ ット本体26の上端縁に当接させた後、掛止手段30の掛止具30Aを掛止部材 38に係合させることにより、図9に示すように、バスケット本体26をバスケ ットカバー体28により閉塞してその閉状態を保持することができ、密閉箱とし て使用することができる。
【0029】 また、バスケットカバー体28は、左右側壁において横軸まわりに回動するこ とでカバー体28そのものでバスケット本体26を閉塞することから、カバー体 28がバスケット本体26内に突出せず、これによって内部容量を侵食しないよ うになり、またカバー体28が外側に振り出すようなことなく見栄えを向上でき る。
【0030】 なお、前記バスケット本体26及びバスケット本体28の下半分は、図8に2 点鎖線で示しているように中空の半球状とすることができ、デザイン性をより良 くできる。 また、このバスケット25は、デザイン的、構造的にもシンプルであり、子供 或いは幼児用自転車のバスケットとして適している。
【0031】 図10〜図16は、請求項3〜7に記載の自転車用バスケット40の実施形態 を示し、図16には、バスケット40を、自転車80のハンドルポスト81に設 けた取付具82、及び前輪軸83に設けたステー84を介して自転車80に取り 付けた状態を例示している。なお、バスケット40を取付ける位置は、図16の 状態に限らず、自転車のハンドル上部、或いは後部荷台等に取付けて使用しても よい。
【0032】 このバスケット40は、中央断面がコ字状を呈する箱形の前後一対のバスケッ ト半体41,42と、両バスケット半体41,42を底部対向端で相互に横軸回 りに開閉回動自在に連結する連結軸43と、一方(後部)のバスケット半体42 左右両側壁42A,42Bに、両端脚部44A,44Bが横軸回りに回動自在に 取付けられた正面視門形を呈するバスケット本体回動規制部材44とにより構成 されており、これらは、硬質樹脂材によって形成されている。
【0033】 前記両バスケット41,42は、左右方向の下部横幅及び上下方向の縦幅が互 いに同じで、その下部開口端縁45,46が互いに当接すると合致して閉塞状態 となるようにされている。 前部バスケット半体41は、その左右側壁の上部側47A,47Bの外面間寸 法が、下部側41B,41Cの外面間寸法よりも狭く、即ち、前記回動規制部材 44の左右脚部44A,44B対向面間寸法よりも若干狭くされている。また、 前部バスケット半体41は、図13にも示しているように、底壁41A下面後端 の左右両端部には、底部対向端縁45Aと平行な横軸孔50を有するヒンジ部5 1が突設され、前記下部開口端縁45と上部開口端縁48A,48Bの間に、略 半円形の凹部52A,52Bが形成されている。
【0034】 そして、前部バスケット半体41の上部両側壁47A,47Bの上部及び上壁 41Eは、前後幅が回動規制部材44の前後方向幅の半分だけ狭くされている。 さらに、前部バスケット半体41には、前壁41Dに上下方向中間部でかつ左 右方向中央部に位置して上下2つの横方向に長い回動規制(開状態保持)用長孔 54が設けられ、上壁41Eに左右方向中央部に位置しかつ上壁41E内面から 後方に延びる回動規制(閉塞状態保持)用係合片55が設けられており、この係 合片55には前記長孔54と同形・同寸の1つの回動規制長孔56が設けられて いる。
【0035】 後部バスケット半体42は、その側壁42B,42Cの外面間寸法は、上下部 とも同一とされ、図14にも示されているように、底壁42A下面前端の左右方 向中央部に、底部対向端46Aと平行な横軸孔57を有するヒンジ部58が、前 部バスケット半体41のヒンジ部51,51間に入るように突設されており、底 壁42Aの左右方向中央部に前後方向に長い自転車への取付孔59が設けられて いる。
【0036】 また、後部バスケット半体42の左右両側壁42B,42Cの上部及び上壁4 1Eは、その前後幅が前記前部バスケット半体41の上部側左右側壁47A,4 7Bと同様に回動規制部材44の前後幅の半分だけ狭くされ、上部側壁開口端縁 49と下部開口端縁46の段差部60A,60Bが前部バスケット半体41の前 記凹部52A,52Bに対向して同半径の円弧面とされており、前部バスケット 半体41の上部開口端縁48A,48Bに対応して前記開口端縁49の内側面か ら前方に延びかつ前記側壁42B,42Cと平行な段差側壁部61A,61Bが 形成されている。この段差側壁部61A,61Bは、その下端部に前部バスケッ ト半体41の半円状凹部52A,52Bに嵌合可能な半円状に前方へ突出した回 動規制部材44の脚部取付部62A,62Bが設けられ、前方及び下方に曲がる カギ形(下向きL字状)の取付軸部嵌入孔63A,63Bが左右方向に貫通状に 設けられている。
【0037】 なお、段差側壁部61A,61Bの脚部取付部62A,62Bから上方は、そ の前端面が開口端縁46と面一とされ、バスケット閉塞状態において、前部バス ケット半体41の上部開口端縁48A,48Bに当接するようになっている。 後部バスケット半体42には、後壁42Dの上部で左右方向中央部に位置して 自転車への取付孔64が設けられており、上壁42Eの前端で左右方向中央に位 置しかつ上壁42E内面から前方へ延びる回動規制(閉塞状態保持)用係合片6 5が設けられ、この係合片65に前記長孔54,56と同形・同寸の1つの回動 規制長孔66が設けられている。
【0038】 前記回動規制部材44は、上面に左右方向に延びる取手67を備え、図15に も示しているように、左右の脚部44A,44B先端の対向内側面に四角断面( 円形断面でもよい)の取付軸部68を備えており、該取付軸部68には左右方向 に係止ピン孔69が設けられ、前記嵌入孔63A,63Bに外側から取付軸部6 8を挿入するとともに係止ピン孔69に係止ピン70を組み付けて抜け止めする ようになっている。
【0039】 また、前記嵌入孔63A,63Bの両端部は取付軸部68が嵌合する角孔状に 形成されており、取付軸部68を嵌入孔63A,63Bの各端部に配設したとき 取付軸部68の回動が規制され、嵌入孔63A、63Bの交差部で取付軸部68 の回動が許容されるようになっている。 また、前記回動規制部材44の左右方向中央部下面には、下向きに前記回動規 制長孔54,56,66に嵌入係合する回動規制突片71が2個互いに平行に設 けられている。なお、この回動規制部材44は、その前記取付軸部68が該孔6 3A,63Bのカギ形の下端部に止まったとき、回動規制部材44の上面が、前 ・後部バスケット半体41,42の上壁41E,42E上面と面一になるように してあり、このとき、回動規制部材44の2つの前記突片71が、前記各回動規 制長孔56,66に嵌合して、両バスケット半体41,42の閉塞状態を保持す るようになっている。
【0040】 なお、前記バスケット半体41,42の左右下部側壁41B,41C,42B ,42Cに、対向するいずれか一方に、図10に2点鎖線72で示す三角状の補 助側板を設けて、バスケット40の開状態における回動規制部材44から下側の 開放部分を塞いで、小さい収容物の落下を防止できるようにすることができる。 さらには、前部バスケット半体41の左右上部側壁47A,47B外側面に、図 10に2点鎖73で示す回動規制部材位置決めストッパを設けることができる。
【0041】 上記バスケット40の実施形態において、後部バスケット半体42を自転車に 取付けて、バスケット40を、図11の閉塞状態から図10,図12に示す開状 態とする場合、まず、回動規制部材44の取手67を上方に引き上げると、その 取付軸部68がカギ形の前記嵌入孔63A,63Bに沿って上昇し該嵌入孔63 A,63Bの交差部に当たって停止する。このとき、回動規制突片71が前記長 孔56,66から抜け出すので、この状態で回動規制部材44を前方に向かって 押すと、前部バスケット半体41の上壁41Eに干渉することなく、取付軸部6 8を中心として回動し、前部バスケット半体41の前側に取手67部分が位置す る。
【0042】 そこで、取手67を前方へ引張ると、取付軸部68が前記カギ形の嵌入孔63 ,63Bに沿って若干前方へ移動して該嵌入孔63A,63Bの前端縁に当たっ て停止する。この状態では、取付軸部68が四角断面であるから、前記嵌入孔6 3A,63Bに規制されて、回動規制部材44の回動を阻止し、図10に示す横 向き姿勢に回動規制部材44を保持する。
【0043】 続いて、前部バスケット半体41を前方へ前記連結軸43回りに回動させ、回 動規制突片71を前部バスケット半体41の前壁41Dの回動規制長孔54に嵌 入係合しながら、該バスケット半体41の前壁41Dを回動規制部材44に当接 し、これによりバスケット40を上方開口部74が開いた状態に保持する。 次に、バスケット40を図11に示す上方開口部74を閉塞状態とする場合、 まず、図10,図12の開状態において、前部バスケット半体41を後方に回動 すると、回動規制突片71が回動規制長孔54から抜け出し、前部バスケット半 体41と回動規制部材44との係合が解除される。そして、両バスケット半体4 1,42の開口端縁45,46を当接させて閉塞した後、回動規制部材44を後 方へ押してその取付軸部68をカギ長の嵌入孔63A,63Bの交差部に移動し 、続いて回動規制部材44を上向きに回動させる。
【0044】 そして、回動規制部材44を下方に押すと、その回動規制突片71が両バスケ ット半体41,42の前記係合片55,65の長孔56,66に嵌入係合して、 後部バスケット本体42に対して前部バスケット41の回動が規制され、バスケ ット40の閉塞状態の保持される。この際、回動規制部材44はバスケット40 の外面に沿った状態として見栄えを損なうことがなく、バスケット40内に回動 規制部材44が突出することもないので、内部容量が確保されるようになってい る。
【0045】 このようにして、バスケット40の開閉動作を円滑にかつ簡単に行うことがで きる。 上記バスケット40は、前部バスケット半体41を後部とし、後部バスケット 42を前部として組み立てることができる。また、前記回動規制用係合片55, 65をなくして、上壁41E,42Eに直接回動規制用長孔56,66を設ける と共に、回動規制部材44の回動規制突片71を夫々前後方向に張出させて下向 きに設けることができ、これによって前・後部バスケット半体41,42の上壁 41E,42E対向端縁からの突出部をなくして、バスケット40の上方開口部 74から収容物を入れるときの邪魔にならないようにすることができる。
【0046】 上記バスケット40は、前述のような実施形態の外に、バスケット半体41, 42の形状を、例えば、もっと丸みをもったものや、前・後部共に同形・同寸の 箱形とし、回動規制部材44をその厚さ分だけバスケット半体41,42外側面 から突出する構造とすることができ、適宜設計変更可能である。そして、前・後 部バスケット半体41,42及び回動規制部材44の色を適宜変えることで、ユ ニークなデザイン性の良好なバスケットとすることができる。
【0047】 また、本考案に係るバスケット1,25,40は、硬質合成樹脂製の容器状で あるが、多数の通孔を備えて硬質合成樹脂製、通孔又は網目を一部分に備えた硬 質合成樹脂製のかご状とすることができる。
【0048】
【考案の効果】
以上詳述したとおり、本考案によると、バスケットの上方開口部を閉じた状態 としても貴重品や荷物の収容量を損なうことがほとんどなく、見栄えも向上でき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバスケットの実施形態を示す右側
面図である。
【図2】図1の左側面(後面)図である。
【図3】同実施形態の分解斜視図である。
【図4】同実施形態における掛止手段を示す平面図であ
る。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】本考案に係るバスケットの他の実施形態を示す
開状態の斜視図である。
【図7】図6に示すバスケットの中央縦断側面図であ
る。
【図8】図7の左側面(後面)図である。
【図9】図6に示すバスケットの閉塞状態を示す斜視図
である。
【図10】本考案に係るバスケットのさらに他の実施形
態を示す右側面図である。
【図11】図10に示すバスケットの閉塞状態を示す斜
視図である。
【図12】図10に示すバスケットの開状態を示す斜視
図である。
【図13】前部バスケット本体の後方から見た斜視図で
ある。
【図14】後部バスケット半体の前方から見た斜視図で
ある。
【図15】回動規制部材の斜視図である。
【図16】バスケットを自転車に装着した状態を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 自転車用バスケット 2 バスケット半体 2A 底壁 2B 上壁(上部) 2C 側壁 2D 側壁 3 バスケット本体 3A 底壁 3B 上壁(上部) 3C 側壁 3D 側壁 4 連結軸 6 掛止手段 11 側面板 24 上方開口部 25 バスケット 26 バスケット本体 26A 側壁部 26B 側壁部 27 上方開口部 28 バスケットカバー体 28A 側壁部 28B 側壁部 29 連結部 30 掛止手段 40 バスケット 41 前部バスケット半体 41A 底壁 41B 側壁 41C 側壁 41D 前壁 41E 上壁 42 後部バスケット半体 42A 底壁 42B 側壁 42C 側壁 42D 後壁 42E 上壁 43 連結軸 44 回動規制部材 44A 脚部 44B 脚部 54 回動規制長孔 55 回動規制用係合片(係合部) 56 回動規制長孔 62A 脚部取付部 62B 脚部取付部 63A 取付軸部嵌入孔 63B 取付軸部嵌入孔 65 回動規制用係合片(係合部) 66 回動規制用長孔 68 取付軸部 71 回動規制突片 74 上方開口部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方開口部を形成する前後一対のバスケ
    ット半体が、底部対向端で相互に横軸回りに開閉回動自
    在に連結され、両バスケット半体の少なくとも一方の左
    右両側壁に、上部開口時に両側部の開放部分の一部を塞
    ぐと共に開口状態を保持する側面板が他方のバスケット
    半体の左右両側壁に沿って設けられ、両バスケット半体
    上部に閉塞状態を保持する係止手段が設けられているこ
    とを特徴とする自転車用バスケット。
  2. 【請求項2】 上方開口部を有するバスケット本体と、
    該開口部を開閉するバスケットカバー体とが、左右両側
    壁で横軸回りに開閉回動自在に連結され、バスケット本
    体の上端部とこれに対応するバスケットカバー体の端部
    に、閉塞状態を保持する係止手段が設けられていること
    を特徴とする自転車用バスケット。
  3. 【請求項3】 上方開口部を形成する前後一対の箱状バ
    スケット半体が、底部対向端部で相互に横軸回りに開閉
    回動自在に連結され、一方のバスケット半体の左右両側
    に、該バスケット半体の外面に沿った形状の正面視門形
    を呈するバスケット半体回動規制部材の両端脚部が横軸
    回りに回動自在に取付けられていることを特徴とする自
    転車用バスケット。
  4. 【請求項4】 前記バスケット半体回動規制部材に、バ
    スケット半体への係止部が設けられ、該係止部によりバ
    スケット半体の開口状態の保持又は開口閉塞状態の保
    持、或いは開・閉状態を保持するようになっていること
    を特徴とする請求項3に記載の自転車用バスケット。
  5. 【請求項5】 前記一対のバスケット半体の上部対向端
    部に、係合孔を有する係合片が夫々設けられ、前記回動
    制部材が取付けられていない側のバスケット半体の前後
    面に、回動規制部材の係止部の係合孔が設けられ、該回
    動規制部材の係止部が前記各係合孔に嵌入係合する係止
    突部とされていることを特徴とする請求項4に記載の自
    転車用バスケット。
  6. 【請求項6】 前記バスケット半体回動規制部材の両端
    取付部が、少なくともその回動作時において、バスケッ
    ト半体に対して該回動規制部材の両脚部長手方向に移動
    可能とされていることを特徴とする請求項5に記載の自
    転車用バスケット。
  7. 【請求項7】 前記回動規制部材の取付軸部が断面四角
    状で、該取付軸部の嵌入孔が上下及び前後方向に長いカ
    ギ形孔とされ、前記嵌入孔の端部が前記取付軸部が嵌合
    する角孔形状に形成されていることを特徴とする請求項
    6に記載の自転車用バスケット。
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