JP3058158B1 - ピザ生地など食品生地の加工方法 - Google Patents

ピザ生地など食品生地の加工方法

Info

Publication number
JP3058158B1
JP3058158B1 JP11006526A JP652699A JP3058158B1 JP 3058158 B1 JP3058158 B1 JP 3058158B1 JP 11006526 A JP11006526 A JP 11006526A JP 652699 A JP652699 A JP 652699A JP 3058158 B1 JP3058158 B1 JP 3058158B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
yeast
dough
fermentation
added
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11006526A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000201614A (ja
Inventor
術伸 小宮
賢治 小宮
Original Assignee
大阪自動機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大阪自動機株式会社 filed Critical 大阪自動機株式会社
Priority to JP11006526A priority Critical patent/JP3058158B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3058158B1 publication Critical patent/JP3058158B1/ja
Publication of JP2000201614A publication Critical patent/JP2000201614A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 本発明は、イ−スト菌をその醗酵温度下に加
えて混捏せしめ、醗酵処理を迅速に行なわしめると共
に、寝かし処理を併行して進行せしめ、常にピザ生地な
ど所要の食品生地を迅速、かつ確実に、しかも短時間で
能率よく加工せしめることが出来る加工方法を提供する
ものである。 【解決手段】 所要原料に高温水を加えて混捏しつつイ
−スト菌の醗酵温度下に調製せしめ、これにイ−スト菌
を加えて再混捏しつつ醗酵せしめたのち、分割して成型
せしめる構成よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピザ生地など食品
生地の加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
より、例えばピザ生地を加工せしめるさいには、小麦粉
に水、イ−スト菌、オリ−ブ油、及び所要の副原料を加
えて混捏し、所要時間醗酵せしめたのち70g〜250
gに分割せしめ、所要時間寝かせて成型せしめるもので
ある。ところで、上述のごとく構成された従来例は、イ
−スト菌を常温下に小麦粉に加えて混捏せしめたのち、
醗酵せしめると共に寝かすものであるから、適正に醗酵
せしめ、また、寝かすためには必然的に相当の時間が必
要とされるものであって、ひいては、加工能率が極めて
低いものとなっていた。
【0003】本発明は、かかる従来の問題点を解決し、
イ−スト菌をその醗酵温度下に加えて混捏せしめ、醗酵
処理を迅速に行なわしめると共に、寝かし処理を併行し
て進行せしめ、常にピザ生地など所要の食品生地を迅
速、かつ確実に、しかも短時間で能率よく加工せしめる
ことが出来る加工方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、所要原
料に高温水を加えて混捏しつつイ−スト菌の醗酵温度
ある38℃〜42℃下に調製せしめ、これにイ−スト菌
を加えて再混捏しつつ醗酵せしめたのち、分割して成型
せしめることを特徴とする、ピザ生地など食品生地の加
工方法を要旨とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、まず、所要の生地原料
に高温水を加えて混捏しつつイ−スト菌の醗酵温度下に
調製せしめる。このさい、生地原料としては、例えばピ
ザの場合には小麦粉、高温水、オリ−ブ油のほか、必要
に応じて砂糖や塩など所要の副原料を用いる。そして、
上記の小麦粉としては、強力粉と薄力粉とを所要の割合
に配合せしめたミックス粉を好適に使用することが出来
る。また、高温水は、本来の加水機能のみならず、イ−
スト菌による醗酵処理を迅速に行なわしめると共に、小
麦粉のグルテンの成育を促進せしめるべく、イ−スト菌
の添加時における温度をその好適な醗酵温度である38
℃〜42℃下に調製せしめるものである。調製温度が3
8℃以下の場合にはイ−スト菌による醗酵処理に時間が
かかり、42℃以上の場合においてはイ−スト菌を失活
せしめるおそれがあるものである。高温水の温度は、6
5℃〜77℃が好適であるが、室温、混捏機の温度、生
地原料の温度、あるいはイ−スト菌の溶解水などを考慮
して適正に設定せしめる。高温水の添加量は、小麦粉1
00重量部に対して60〜70重量部が好ましい。ま
た、混捏作業は、常法により公知の混捏機を用いて行な
い、混捏時間は好ましくは1分〜2分である。このさ
い、高温水は、混捏初期においては65℃〜77℃と非
常に高温を呈するも、室温のみならず混捏機や生地原料
温度などの影響を受けて低下し、混捏の進行に伴って次
第にイ−スト菌の好適な醗酵温度下に混捏調製せしめら
れる。
【0006】イ−スト菌は、高温水による醗酵温度の調
製が完了した時点で添加せしめ、混捏機により再混捏せ
しめる。かかる再混捏時間は2分〜3分が好適である。
このさい、イ−スト菌は最適の醗酵温度下に添加せしめ
るため、その醗酵処理を迅速に行なわしめることが出来
るのみならず、小麦粉中のグルテンの成育を著しく促進
せしめ、その熟成を併行して行なわしめることが出来
る。イ−スト菌の配合割合は、好ましくは小麦粉100
重量部に対して1.0〜2.5重量部であり、直接添加
せしめてもよく、また、必要に応じて適量の水に溶解し
て添加せしめてもよいものである。
【0007】醗酵処理せしめた生地材料は、常法により
公知の分割機でもって70g〜250gに分割処理せし
める。分割が完了すると、直ちに常法により成型機でも
って所要形状に成型し、生地を生成せしめる。このさ
い、イ−スト菌の失菌を防止せしめるべく常温ないし低
温下で成型せしめるのが好ましく、好適には本発明者が
先に提案した成型装置(特願平10−64084号、及
び特願平10−156739号)を挙げることが出来
る。生成したピザ生地は、直接ピザの製造に供してもよ
く、また、冷凍手段や冷蔵手段により冷却せしめて保存
し、必要に応じて適宜ピザの製造に供してもよい。
【0008】なお、本発明は、ピザ生地のみならず、パ
イ生地やこれらに類した他の食品生地にも適用せしめる
ことが出来るものである。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を示すが、本発明
はこれに限定されるものではない。 実施例 室温26℃下、25℃の混捏機に小麦粉4000g、オ
リ−ブ油80g、及び72℃の高温水2400gを各々
投入せしめたのち、1分間混捏せしめ、混捏物を41℃
に温度調製せしめた。次いで、イ−スト菌60gを44
℃の温水200gに溶解せしめたのち、これを混捏物に
添加せしめ、3分間混捏せしめつつ醗酵処理せしめた。
しかるのち、常法により分割機でもって分割処理せし
め、成型機により成型処理してピザ生地を生成せしめ
た。なお、ピザ生地の生成所要時間は8分であった。
【0010】比較例 室温26℃下、25℃の混捏機に小麦粉4000g、イ
−スト菌60g、オリ−ブ油80g、及び35℃の水2
600gを各々投入せしめ、5分間混捏せしめたのち、
室温26℃下に放置して40分間醗酵処理せしめると共
に、ガス抜きを行なった。次いで、常法により分割機で
もって分割処理せしめ、室温26℃下に20分間寝かし
てベンチタイムをとったのち、常法により成型機でもっ
て成型処理してピザ生地を生成せしめた。なお、ピザ生
地の生成所要時間は70分であった。
【0011】そして、上記実施例、及び比較例により得
たピザ生地の外観について観察すると共に、常法により
焼成し、その風味、色艶、舌ざわりなど所要の官能試験
を行なった。その結果、実施例品は比較例品に比して何
等遜色ない外観、風味、色艶、舌ざわりを呈した。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば以上の次第で、所要原料
に高温水を加えて混捏しつつイ−スト菌の醗酵温度であ
る38℃〜42℃下に調製せしめ、これにイ−スト菌を
加えて再混捏しつつ醗酵せしめるものであるから、本来
の加水機能のみならず、イ−スト菌による醗酵処理を極
めて迅速に行なわしめることが出来ると共に、小麦粉中
のグルテンの成育を著しく促進せしめて分割・成型せし
めることが出来るものであって、ひいては、従来のよう
に別途に醗酵処理や寝かし処理をする必要がなく、常に
ピザ生地など所要の食品生地を迅速、かつ確実に、しか
も短時間で非常に能率よく加工せしめることが出来るも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A21D 6/00 A21D 8/02 - 8/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要原料に高温水を加えて混捏しつつイ−
    スト菌の醗酵温度である38℃〜42℃下に調製せし
    め、これにイ−スト菌を加えて再混捏しつつ醗酵せしめ
    たのち、分割して成型せしめることを特徴とする、ピザ
    生地など食品生地の加工方法。
JP11006526A 1999-01-13 1999-01-13 ピザ生地など食品生地の加工方法 Expired - Lifetime JP3058158B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11006526A JP3058158B1 (ja) 1999-01-13 1999-01-13 ピザ生地など食品生地の加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11006526A JP3058158B1 (ja) 1999-01-13 1999-01-13 ピザ生地など食品生地の加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3058158B1 true JP3058158B1 (ja) 2000-07-04
JP2000201614A JP2000201614A (ja) 2000-07-25

Family

ID=11640816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11006526A Expired - Lifetime JP3058158B1 (ja) 1999-01-13 1999-01-13 ピザ生地など食品生地の加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3058158B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101874989B1 (ko) * 2016-01-29 2018-08-16 주식회사 블루에프앤비 피자 도우 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000201614A (ja) 2000-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000262205A (ja) パン類の製造方法
KR20200099931A (ko) 천연누룩 효모종과 누룩소금을 이용한 빵 제조방법 및 제조된 빵
JP3058158B1 (ja) ピザ生地など食品生地の加工方法
JPS6359831A (ja) パン用改質剤、パン生地及びパンの製造方法
US4407827A (en) Method for the production of bread
JP6678058B2 (ja) パン類の製造方法
KR20140114231A (ko) 호화 전분을 이용한 식빵의 제조방법
JPS62237A (ja) パン生地の製造法
JPH05199846A (ja) 早茹で乾麺の製造方法
JP2000287607A (ja) 冷凍パン生地の製造方法
JPH08163954A (ja) パンの製造方法
JP3074492B2 (ja) 饅頭の成形冷凍生地及びその製造法並びに饅頭の製造法
JPH11146753A (ja) ケービング防止の食パンの製造方法
KR100645344B1 (ko) 다용도 고단백 쌀가루의 제조방법
WO1992009204A1 (en) Process for producing bread dough
JPH04207148A (ja) パン類の製造方法
JPH0712271B2 (ja) スポンジケーキ及びパン
JP3323426B2 (ja) 澱粉性膨化菓子の製造方法
JP2761652B2 (ja) 製パン用生地及びパン類の製造法
JPS63160540A (ja) パン生地の製造法
JPH04158731A (ja) ホイロ済み冷凍生地製パン法及びその生地用改良剤
JP2764835B2 (ja) パン及びその製造法
JP3811905B2 (ja) パンの製造方法
JPH06253721A (ja) パンの製造方法
JP2000245333A (ja) 製パン用プレミックス

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140421

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term