JP3058129B2 - データ計算装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

データ計算装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

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JP3058129B2
JP3058129B2 JP9194821A JP19482197A JP3058129B2 JP 3058129 B2 JP3058129 B2 JP 3058129B2 JP 9194821 A JP9194821 A JP 9194821A JP 19482197 A JP19482197 A JP 19482197A JP 3058129 B2 JP3058129 B2 JP 3058129B2
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事務処理などに見
られる、表などのデータ構造上に複数のデータとそれに
対する計算方法とを入力し、計算結果を出力する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ計算装置には、作業表を管
理して作業表のセルの値の編集およびセルの位置情報に
基づくセル間の値の計算方法の編集により依存関係を維
持するスプレッドシート型のデータ計算装置と、データ
構造の編集と計算方法の入力によってデータ構造の計算
が可能であるが、依存関係を維持しない非制約処理型の
データ計算装置とがある。
【0003】前者のスプレッドシート型のデータ計算装
置は、作業用に利用可能な作業表と、作業表のセルの値
の入力,表示,修正を可能とするセルデータ編集部と、
セルの位置情報を利用したセル間の計算方法の入力,表
示,修正を可能にする計算方法編集部と、セルをノード
にし計算方法をアークとするネットワークであるセルネ
ットワークを管理し計算の入出力となるデータ構造間の
依存関係を維持する管理部と、セル間の計算を行う計算
部とから構成される。
【0004】管理部は、セルデータ編集部,計算方法編
集部からセルデータ,計算方法が与えられた場合に、計
算方法に従った計算の出力となるセルのデータを、計算
の入力となるセルの最新のデータにより計算し、計算結
果をセルデータ編集部により表示する。
【0005】図17は、従来のスプレッドシート型のデ
ータ計算装置201の構成例を示したブロック図であ
る。同図に示すように、データ計算装置201は、セル
データ編集部202と、計算方法編集部203と、管理
部204と、計算部205と、作業表,セルネットワー
クが格納された作業表/セルネットワーク格納部206
とから構成され、管理部204によって作業表/セルネ
ットワーク格納部206が管理されている。
【0006】セルデータ編集部202は、セルのデータ
の表示,入力,修正(2A,2B,2C)を可能にし、
入力や修正によりセルデータに変更が生じた場合は、そ
のセルデータを管理部204に通知する(2H)。
【0007】管理部204は、セルデータの変更が通知
されると(2H)、作業表/セルネットワーク格納部2
06中のセルネットワークを更新する(2M)。その
後、セルネットワークを参照して再計算が必要になるセ
ルと、その計算方法と、計算に用いるセルのデータを求
め(2L)、それらを再計算情報として計算部205に
与える(2K)。
【0008】計算部205では、再計算情報に従って計
算を行い、計算結果であるセルデータを管理部204に
渡し(2J)、管理部204はこれをセルデータ編集部
202に伝える(2G)。これにより、セルデータ編集
部202は、新しいセルデータを表示部(図示せず)に
表示する(2A)。
【0009】また、計算方法編集部203は、セルの位
置情報に基づいて他のセルのデータからセルのデータを
計算する計算方法の表示,入力,修正(2D,2E,2
F)を可能にし、入力や修正により計算方法に変更が生
じた場合は、その計算方法を管理部204に通知する
(2I)。
【0010】これにより、管理部204は、セルネット
ワークを更新し(2M)、その後、セルネットワークを
参照して再計算が必要になるセルと、その計算方法と、
計算に用いるセルのデータを求め(2L)、それらを再
計算情報として計算部205に与える(2K)。
【0011】計算部205では、再計算情報に従って計
算を行い、計算結果であるセルデータを管理部204に
渡し(2J)、管理部204は、それをセルデータ編集
部202に伝える(2G)。これにより、セルデータ編
集部202は、新しいセルデータを表示部に表示する
(2A)。
【0012】図18は、図17に示した従来のスプレッ
ドシート型のデータ計算装置に於ける表示画面の例を示
した図である。この例は、或る企業の2つの支店(東京
支店と大阪支店)での昨年度と今年度の売上本数,人員
数を基に、各支店の一人当たりの売上本数を計算,表示
している。
【0013】図18の表示画面には、セルデータまたは
計算方法の編集対象となるセルを示す選択セル表示ラベ
ル401と、セルデータまたは計算方法の入力,編集,
表示を可能にする選択セル編集エントリ402と、作業
表411が表示されている。
【0014】作業表411は、セルの2次元配列構造か
ら構成され、行ヘッダ404,列ヘッダ403,スクロ
ールバー408,410などを持つ。ユーザは、マウス
等のポインティングデバイスやキーボードのカーソルキ
ー等を利用することにより、編集対象とするセル(選択
セル)409を選択することができる。選択セル409
には陰影などの表示効果が与えられ、一目で認識できる
ようになっている。また、作業表411上の一部領域を
用いて表405〜407を作成する場合には、罫線の表
示効果を変更する付随的機能を用いて表構造を見やすく
している。
【0015】選択セル409の座標値は、常に選択セル
表示ラベル401に表示されている。ユーザは、セルを
選択し、そのセルの値、または計算式を選択セル編集エ
ントリ402で編集することにより、表の編集を行うこ
とができる。図18の例では、セル409(位置が「D
14」)を選択し、計算式「=D4/D9」を入力して
いる。そして、選択セル409に計算結果「6」が表示
されている。
【0016】ここで、計算式「=D4/D9」は、選択
セル409の値を、セルD4の値をセルD9の値で割っ
た値にすることを示している。この計算式に現れるセル
D4,D9は、選択セル409との相対座標により指定
可能である。この例では、セルD4,D9は、それぞれ
選択セル409と同じ列の10行上にあるセル及び選択
セル409と同じ列の5行上にあるセルを示している。
即ち、セルD14の値の計算方法は、相対座標を用いて
「同じ列の10行上にあるセルの値を同じ列の5行上に
あるセルの値で割算する」と定義することができる。こ
のようにすることにより、図18の3つ目の表である一
人当たりの売上本数表407の各数値セルの値(C13
とE15を角に持つ横3セル,縦3セルの矩形領域に属
するセルの値)は、全て同じ計算方法で計算可能であ
る。従って、計算方法をセルからセルにコピーするよう
にすれば、これら9個のセルの計算方法を容易に指定す
ることができる。
【0017】また、スプレッドシート型のデータ計算装
置は、与えられた計算方法に基づく依存関係を維持する
為に、セルの値の変更に応じてそのセルと依存関係にあ
る他のセルの値を自動的に再計算し変更する。例えば、
図18の例で、セルD4或いはセルD9の値が変更され
れば、自動的にセルD14の値が計算式「=D4/D
9」に基づき再計算され変更される。
【0018】一方、非制約処理型のデータ計算装置は、
リスト,表,グラフ等の構造を持つデータ構造の入力,
表示,修正を可能にするデータ構造編集部と、データ構
造から新しいデータ構造を計算する方法の入力を可能と
する計算方法入力部と、データ構造のリストを管理する
管理部と、データ構造の計算を行う計算部とからなり、
管理部が、データ構造編集部または計算方法編集部から
セルデータまたは計算方法が与えられた場合に、その時
点でのデータ構造および計算方法により、計算部を利用
してデータ構造を計算し、計算結果をデータ構造編集部
により表示する。
【0019】図19は、従来の非制約型処理型のデータ
計算装置301の一例を示すブロック図である。同図に
示すように、データ計算装置301は、データ構造編集
部302と、計算方法入力部303と、管理部304
と、計算部305と、データ構造リスト格納部306と
から構成され、管理部304がデータ構造リスト格納部
306を管理している。
【0020】データ構造編集部302は、リスト,表,
グラフ等のデータ構造の表示,入力,修正(3A,3
B,3C)を可能にし、入力や修正によりデータ構造に
変更が生じた場合は、そのデータ構造を管理部304に
通知する(3F)。
【0021】管理部304は、データ構造が変更された
ことを通知されると(3F)、データ構造リスト格納部
306の更新は行うが、再計算等は行わない。
【0022】一方、計算方法入力部303は、作成済み
のデータ構造から新しいデータ構造を計算する計算方法
を入力し(3D)、入力した計算方法を管理部304に
通知する(3G)。これにより、管理部304は、計算
の入力となる、その時点でのデータ構造をデータ構造リ
スト格納部306から取得し(3J)、計算方法と共に
計算部305に与える(3I)。
【0023】計算部305では、与えられたデータ構造
と計算方法に従って計算を行い、計算結果であるデータ
構造を管理部304に渡す(3H)。管理部304は、
計算部305から渡されたデータ構造をデータ構造リス
ト格納部306に登録する(3K)と共に、データ構造
編集部302に伝える(3E)。データ構造編集部30
2は、新しいデータ構造を表示装置(図示せず)に表示
する。
【0024】図20は、図19に示したデータ計算装置
301に於ける表示画面の例を示した図である。この例
は、図18の例と同様に、或る企業の2つの支店(東京
支店と大阪支店)での昨年度と今年度の売上本数,人員
数に基づいて各支店の各年度の一人当たりの売上本数を
計算する際に表示される表示画面を示している。
【0025】図20に示した表示画面は、ユーザがデー
タ構造の計算方法の種別を選択するメニュー501と、
新規データ構造の名前を指定する名前エントリ502
と、計算方法の詳細を入力する計算方法エントリ503
と、個々のデータ構造(表)504〜506とから構成
されている。個々のデータ構造は、マルチウインドウシ
ステムの形式で表示されている。ここで、売上本数表5
04と人員表505とは、ユーザが既に入力済みのデー
タ構造である。
【0026】ユーザは、新しい表(本数/人)506を
「新規表作成」というメニューで作成している。計算方
法は、「=売上本数/人員」という計算式で指定されて
いる。これは、表(売上本数)504および表(人員)
505と同じヘッダを持つ表を作成するための計算方法
を示す。作成された表506中の各セルの値は、それぞ
れ表(売上本数)504上の同じ位置にあるセルの値を
表(人員)505の同じ位置にあるセルの値で割算した
結果となる。この計算方法は、表(本数/人員)506
の上部507に表示されている。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスプレ
ッドシート型のデータ計算装置では、複数のデータ間の
関係については作業表上のセルの位置関係に基づいて表
現する以外に方法がないため、多種のデータ間の複雑な
関係を表現することが困難であった。この点について、
図21の例を用いて詳しく説明する。
【0028】図21は、図18と同様、図17のスプレ
ッドシート型のデータ計算装置に於ける表示画面の例で
ある。図21の例では、図18と同様に売上本数表70
1および人員表702を基に、一覧表703を計算して
いる。図21の矢印は、売上本数表701および人員表
702と、そのセルの値と同じ値を持つように設定され
ている一覧表703のセルとの間の関係を示している。
例えば、セル「D10」の計算式は「=C3」となり、
セルD10には売上本数表701のセルC3と同一値が
設定される。ここで、一覧表703の8個のセルの計算
式を設定する場合、それぞれ個別に対応する売上本数表
701または人員表702のセルを参照するように設定
しなければならず、図18の例で示した計算式のコピー
等が利用できない。これは、作成したい一覧表703の
構成が元となる売上本数表701および人員表702と
異なり、セル間の位置関係だけでは簡略に表現できない
ためである。
【0029】スプレッドシート型のデータ計算装置は、
セルの計算式の基づいて依存関係を維持するため、或る
セルの値の変更に応じて変更しなければならない他のセ
ルの値は自動的に変更される。例えば、図18で東京支
店の昨年度の売上本数(セルC3)の値を変更すれば、
自動的にセルE3,C5,E5,C13,E13,C1
5,E15の値が連動して変更される。しかし、例え
ば、名古屋支店を新たに追加したい場合や、一昨年度の
データも追加したい場合など、表の構造自身に変更が必
要な場合は、それに対応してユーザが大幅な修正を加え
なければならない。
【0030】また、従来のスプレッドシート型のデータ
計算装置では、図18に示すように、売上本数表40
5,人員表406,本数/人員表407の3つの表を1
枚の作業表411上に配置しなければならないため、多
数の表を計算し、個々に表示や印刷をしたい場合に使い
勝手が悪い。
【0031】上述したように、従来のスプレッドシート
型のデータ計算装置は、作業表上のセルの位置関係に基
づいて計算式を設定する以外の方法がないため、既存の
表からその表と位置関係上の構成が対応しない新たな表
を計算することが困難であるという問題がある。更に、
多数の表を計算し個々に表示や印刷などをしたい場合に
使い勝手が悪いという問題や、表構造自身に変更が必要
な場合に大幅な修正が必要になるという問題がある。
【0032】一方、従来の非制約処理型のデータ計算装
置は、セルや表の計算方法に基づく依存関係を維持する
機構がない為、元データを格納するセルの値の変更や表
の構造の変化に対して、計算結果の表を再度計算しなけ
ればならないという問題がある。例えば、図20の例に
於いて、東京支店の昨年度の売上本数を変更した場合
は、表506を一度削除して、再度同じ計算をやり直さ
なければならない。同様に、売上本数表504,人員表
505の支店や年度が増えた場合も同じ計算のやり直し
が必要になる。このように、従来の非制約処理型のデー
タ計算装置では、セル値や表の構造の変更に対して再計
算が必要になるという問題があった。
【0033】そこで、本発明の目的は、既に作成済みの
多種類のデータ構造に基づいて容易に新しいデータ構造
を作成でき、且つ既に作成済みのデータ構造の変更に対
して容易に対処できるようにすることにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、作成済みのデータ構造と、該データ構造を他
のデータ構造に基づいて作成する際に使用した計算方法
と、前記他のデータ構造とが、それらの依存関係が判る
形式で格納されるデータ構造ネットワーク格納部と、作
成済みのデータ構造に基づいて新たなデータ構造を作成
することを指示する計算方法が入力されたとき、前記計
算方法と前記データ構造ネットワーク格納部に格納され
ている既に作成済みのデータ構造とに基づいて新たなデ
ータ構造を作成し、該作成したデータ構造と前記入力さ
れた計算方法とを、既に格納されているデータ構造,計
算方法との依存関係が判る形式で前記データ構造ネット
ワーク格納部に格納し、計算方法の修正が指示されたと
き、前記データ構造ネットワーク格納部に格納されてい
る前記修正指示された計算方法を修正すると共に前記修
正指示された計算方法に依存する全てのデータ構造を前
記データ構造ネットワーク格納部に格納されているデー
タ構造及び計算方法に基づいて修正し、作成済みのデー
タ構造のセルの値或いは枠組みの修正が指示されたと
き、前記データ構造ネットワーク格納部に格納されてい
る修正指示されたデータ構造を修正すると共に前記修正
指示されたデータ構造に依存する全てのデータ構造を前
記データ構造ネットワーク格納部に格納されているデー
タ構造及び計算方法に基づいて修正する管理部とを備え
ている。
【0035】この構成に於いては、管理部が、作成済み
のデータ構造に基づいて新たなデータ構造を作成するこ
とを指示する計算方法が入力されたとき、計算方法とデ
ータ構造ネットワーク格納部に格納されている既に作成
済みのデータ構造に基づいて新たなデータ構造を作成
し、その作成したデータ構造と入力された計算方法と
を、既に格納されているデータ構造,計算方法との依存
関係が判る形式でデータ構造ネットワーク格納部に格納
し、計算方法の修正が指示されたとき、データ構造ネッ
トワーク格納部に格納されている修正指示された計算方
法を修正すると共に修正指示された計算方法に依存する
全てのデータ構造を前記データ構造ネットワーク格納部
に格納されているデータ構造及び計算方法に基づいて修
正し、作成済みのデータ構造のセルの値或いは枠組みの
修正が指示されたとき、前記データ構造ネットワーク格
納部に格納されている修正指示されたデータ構造を修正
すると共に前記修正指示されたデータ構造に依存する全
てのデータ構造をデータ構造ネットワーク格納部に格納
されているデータ構造及び計算方法に基づいて修正す
る。
【0036】更に、本発明は、同一データ構造内の他の
セルを用いて容易にそのセルの値を計算できるようにす
るため、作成済みのデータ構造と、該データ構造を他の
データ構造に基づいて作成する際に使用した計算方法
と、前記他のデータ構造と、同一データ構造中に他のセ
ルの値を用いてその値を求めたセルを示すセルパターン
と、該セルパターンによって示されるセルの値を計算す
るために使用した計算方法とが、それらの依存関係が判
る形式で格納されたデータ構造セルネットワーク格納部
と、作成済みのデータ構造に基づいて新たなデータ構造
を作成することを指示する計算方法が入力されたとき、
前記計算方法と前記データ構造セルネットワーク格納部
に格納されている既に作成済みのデータ構造とに基づい
て新たなデータ構造を作成し、該作成したデータ構造と
前記入力された計算方法とを、既に格納されているデー
タ構造,計算方法との依存関係が判る形式で前記データ
構造セルネットワーク格納部に格納し、計算方法の修正
が指示されたとき、前記データ構造セルネットワーク格
納部に格納されている前記修正指示された計算方法を修
正すると共に前記修正指示された計算方法に依存する全
てのデータ構造を前記データセル構造ネットワーク格納
部に格納されているデータ構造及び計算方法に基づいて
修正し、作成済みのデータ構造のセルの値或いは枠組み
の修正が指示されたとき、前記データ構造セルネットワ
ーク格納部に格納されている修正指示されたデータ構造
を修正すると共に前記修正指示されたデータ構造に依存
する全てのデータ構造を前記データ構造セルネットワー
ク格納部に格納されているデータ構造及び計算方法に基
づいて修正し、データ構造中のセルを示すセルパターン
とそのセルパターンによって示されるセルの値の計算方
法とが入力されたとき、前記計算方法に従って前記セル
パターンによって示されるセルの値を計算してデータ構
造中に設定すると共に前記セルパターンと前記計算方法
とを、既に格納されているデータ構造,計算方法,セル
パターンとの依存関係が判る形式で格納し、作成済みの
データ構造中のセルの値を修正することが指示されたと
き、データ構造セルネットワーク格納部に格納されてい
る前記修正指示されたセルの値を修正すると共に前記修
正指示された計算方法に依存する全てのセルパターンに
よって示されるセルを修正する管理部とを備えている。
【0037】この構成に於いては、管理部が、データ構
造中のセルを示すセルパターンとそのセルパターンによ
って示されるセルの計算方法とが入力されたとき、計算
方法に従って前記セルパターンによって示されるセルの
値を計算してデータ構造中に設定すると共に前記セルパ
ターンと計算方法とを、既に格納されているデータ構
造,計算方法,セルパターンとの依存関係が判る形式で
格納し、作成済みのデータ構造中のセルの値を修正する
ことが指示されたとき、データ構造セルネットワーク格
納部に格納されている前記修正指示されたセルの値を修
正すると共に修正指示された計算方法に依存する全ての
セルパターンによって示されるセルを修正する。
【0038】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0039】図1は本発明にかかるデータ計算装置10
1の一実施例のブロック図であり、データ構造編集部1
02と、計算方法編集部103と、管理部104と、計
算部105と、データ構造ネットワーク格納部106
と、キーボード,マウス等の入力部107と、CRT等
の表示部108を備えている。
【0040】データ構造編集部102は、ユーザが入力
部107を用いてリスト,表,グラフ等のデータ構造を
新規に入力することを指示した場合(1B)、入力され
たデータ構造の名前とその実体とを含む変更情報(1
H)を管理部104に渡す機能や、ユーザが入力部10
7を用いてデータ構造の修正を指示した場合(1C)、
修正の起きたデータ構造の名前とその実体とを含む変更
情報を管理部104に渡す機能や、管理部104から変
更情報が渡された場合(1G)、それに基づいてデータ
構造の表示(1A)を変更する機能などを有する。
【0041】計算方法編集部103は、ユーザが入力部
107を用いて新たなデータ構造を作成するための計算
方法および新たに作成するデータ構造の名前を入力した
場合(1E)、それらを含む変更情報(1I)を管理部
104に渡す機能や、ユーザが入力部107を用いて既
に入力済みの計算方法を修正した場合(1F)、修正さ
れた計算方法および修正の起きたデータ構造の名前を含
む変更情報(1I)を管理部104に渡す機能等を有す
る。
【0042】データ構造ネットワーク格納部106に
は、作成済みのデータ構造と、そのデータ構造を作成す
る際に使用した計算方法と、そのデータ構造を作成する
際に使用した別の作成済みのデータ構造とが、それらの
依存関係が判る形式で格納されている。本実施例では、
データ構造をノードにし、計算方法をアークとするネッ
トワークであるデータ構造ネットワークの形式で、上記
した各情報が格納されている。
【0043】計算部105は、データ構造間の計算を行
う機能を有する。
【0044】管理部104は、データ構造編集部102
或いは計算方法編集部103から変更情報(1H,1
I)が与えられた場合に、常に、最新の計算方法による
計算結果の出力となるデータ構造のデータを、上記計算
の入力となるデータ構造の最新のデータによる計算結果
と等しくなるように維持する為に必要な再計算を計算部
105を用いて行い、再計算の計算結果をデータ構造編
集部102により再表示する(1G,1A)機能等を有
する。
【0045】図2はデータ構造編集部102の処理例を
示す流れ図、図3は計算方法編集部103の処理例を示
す流れ図、図4は管理部104の処理例を示す流れ図、
図5は管理部104で行う更新処理の詳細例を示す流れ
図、図6はデータ構造ネットワーク格納部106の内容
例を示す図、図7は表示装置108の表示画面の一例を
示した図であり、以下各図を参照して本実施例の動作を
説明する。
【0046】図7の表示画面では、図18,図20の例
と同様に、或る企業の2つの支店の昨年度,今年度に於
ける売上本数,人員数を基に、各年度の一人当たりの売
上本数を計算し、表示している。
【0047】図7の表示画面は、ユーザがデータ構造の
計算方法の種別を指定するためのメニュー601と、新
規に作成するデータ構造の名前を指定する名前エントリ
602と、計算方法の詳細を入力する計算方法エントリ
603と、データ構造であるリスト604,605と、
表606,607,608からなる。個々のデータ構造
はマルチウインドウシステムの形式により表示されてい
る。
【0048】ここで、ユーザは、最初に名前「支店」の
リスト604を入力部107を用いて入力する(1
B)。
【0049】データ構造編集部102は、名前「支店」
のリスト604が入力されると(図2のS21,S2
2)、入力されたリスト604の名前「支店」とその実
体と含む変更情報を管理部104に渡す(S23)。
【0050】管理部104は、上記更新情報がデータ構
造編集部102から渡されると(図4のS41,S4
2)、データ構造ネットワーク格納部106の内容を更
新する(S43)。この例では、図6に示すように、デ
ータ構造ネットワーク格納部106に、名前「支店」の
リスト604の実体を格納する。その後、管理部104
は、データ構造ネットワーク格納部106に格納されて
いるデータ構造ネットワークに基づいて、リスト604
に依存する1階層下のデータ構造のリストを入手し(S
44)、入手した各データ構造に対して更新処理を行お
うとするが(S45)、この例の場合は、リスト604
に依存するデータ構造が存在しないので、データ構造に
対する更新処理は行われない。
【0051】その後、ユーザは、名前「年度」のリスト
605を入力部107を用いて入力する(1B)。これ
により、データ構造編集部102,管理部104に於い
て前述したと同様の処理が行われ、図6に示すように、
データ構造ネットワーク格納部106に名前「年度」の
リスト605が格納される。
【0052】その後、ユーザは、メニュー601に「新
規表作成」を設定し、名前エントリ602に新規に作成
する表606の名前「売上本数」を設定し、計算方法エ
ントリ603に計算方法「=表〔支店+“合計”,年度
+“合計”〕」を設定することにより、名前「売上本
数」の表606を新規に作成することを指示する(1
E)。上記した計算方法「=表〔支店+“合計”,年度
+“合計”〕」は、横軸の項目名(コラムヘッダ)に、
リスト604の各要素に「合計」を追加したものを持
ち、縦軸の項目名(ローヘッダ)に、リスト605の各
要素に「合計」を追加したものを持つ表構造を作成する
ことを意味する。
【0053】計算方法編集部103は、表606の作成
が指示されると(図3のS31,S32)、表606の
名前「売上本数」と上記した計算方法「=表〔支店+
“合計”,年度+“合計”〕」を含む変更情報(1I)
を管理部104に渡す(S33)。
【0054】管理部104は、計算方法編集部103か
ら上記した変更情報(1I)が渡されると(図4のS4
1,S42)、データ構造ネットワーク格納部106の
内容を更新する(S46)。この例では、管理部104
は、図6に示すように、計算方法「=表〔支店+“合
計”,年度+“合計”〕」Aをリスト604,605と
関連付けてデータ構造ネットワーク格納部106に格納
する。
【0055】その後、管理部104は、変更情報(1
I)によって示されるデータ構造(名前「売上本数」の
表606)に対する更新処理を行う(S47)。
【0056】このS47の更新処理に於いて行う処理を
図5の流れ図を参照して詳細に説明する。
【0057】先ず、データ構造ネットワークを参照し
て、名前「売上本数」の表606を作成するために利用
する計算方法とデータ構造とを入手する(S51)。こ
の例の場合、管理部104は、計算方法「=表〔支店+
“合計”,年度+“合計”〕」Aとリスト604,60
5とを入手する。
【0058】その後、管理部104は、S51で入手し
た計算方法Aとリスト604,605とに基づいて名前
「売上本数」の表606を作成し、更にデータ構造ネッ
トワーク格納部106の内容を更新する(S52)。こ
の例の場合では、管理部104は、表606を作成し、
それを図6に示すように、計算方法Aと関連付けてデー
タ構造ネットワーク格納部106に追加する。尚、作成
したデータ構造と同じ名前のデータ構造が、データ構造
ネットワーク格納部106に既に格納されている場合
は、S52で作成したデータ構造に置き換える。更に、
データ構造を作成する際に、セルの値が必要になる場合
は、管理部104は、計算部105に計算方法とデータ
構造本体とを渡し、S52で作成するデータ構造に各セ
ルの値を計算させ、その計算結果を利用してデータ構造
を作成する。
【0059】その後、管理部104は、S52で作成し
た表606の実体を含む変更情報(1G)をデータ構造
編集部102に渡す(S53)。
【0060】データ構造編集部102は、上記した変更
情報(1G)が渡されると(図2のS21,S22)、
新たに作成した表606を表示部108に表示する(S
25)。但し、この時、表606はヘッダ部(枠組み)
だけが表示され、各セルの値は表示されていない。
【0061】その後、管理部104は、データ構造ネッ
トワークを参照し、表606に依存する1階層下のデー
タ構造のリストを入手し、それによって示されるデータ
構造に対して更新処理を行おうとするが(S54)、こ
の例の場合は、表606に依存するデータ構造が存在し
ないので、更新処理は行われない。
【0062】ユーザは、名前「売上本数」の表606を
作成すると、メニュー601に「新規表作成」を設定
し、名前エントリ602に新規に作成する表607の名
前「人員」を設定し、計算方法エントリ603に計算方
法「=表〔支店+“合計”,年度+“合計”〕」を入力
することにより、名前「人員」の表607を新規に作成
することを指示する(1E)。
【0063】これにより前述したと同様の処理が行われ
る。その結果、データ構造ネットワーク格納部106
に、図6に示すように、計算方法「=表〔支店+“合
計”,年度+“合計”〕」Bがリスト604,605に
関連付けて格納されると共に名前「人員」の表607が
計算方法Bに関連付けて格納され、表示部108に、表
607の枠組みが表示される。
【0064】その後、ユーザは、メニュー601にデー
タ構造変更を設定し、名前エントリ602に表606の
名前「売上本数」を設定し、表606の各セルの値を入
力する。
【0065】データ構造編集部102は、表606のセ
ルの値が入力されると(図2,S21,S22)、表6
06の名前「売上本数」と各セルの値が入力済みの表6
06とを含む変更情報(1H)を管理部104に渡す
(S23)。
【0066】管理部104は、上記した変更情報(1
H)が渡されると(図4のS41,S42)、データ構
造ネットワークを更新する(S43)。この例の場合、
管理部104は、データ構造ネットワーク格納部106
に格納されている表606(枠組みだけ)を、変更情報
(1H)に含まれている表606の実体(各セルの値が
入力済みのもの)と置き換える。
【0067】ユーザは、表606の各セルの値を入力す
ると、名前「人員」の表607の各セルの値を表示装置
108の表示画面上で入力する。これにより、前述した
と同様の処理が行われ、データ構造ネットワーク格納部
106に格納されている表607(枠組みだけ)が、各
セルの値が入力済みの表607に置き換えられる。
【0068】そして、最後にユーザは、メニュー601
に「新規表作成」を設定し、名前エントリ602に新規
に作成する表608の名前「本数/人」を設定し、計算
方法エントリ603に表608の作成方法を示す計算方
法「=売上本数/人員」を設定することにより、表60
8の作成を指示する。ここで、上記した計算方法「=売
上本数/人員」は、名前「売上本数」,「人員」の表6
06,607と同じ項目名(ヘッダ)を持ち、且つ、各
セルの値を、それぞれ名前「売上本数」の表606上の
同じ位置にあるセルの値を、名前「人員」の表607の
同じ位置にあるセルの値で割算した値にした表の作成を
指示するものである。
【0069】計算方法編集部103は、名前「本数/人
員」の表608の作成が指示されると(図3のS31,
S32)、表608の名前「本数/人」と上記した計算
方法「=売上本数/人員」を含む変更情報(1I)を管
理部104に渡す(S33)。
【0070】管理部104は、計算方法編集部103か
ら上記した変更情報(1I)が渡されると(図4のS4
1,S42)、データ構造ネットワークを更新する(S
46)。この例では、管理部104は、図6に示すよう
に、計算方法「=売上本数/人員」Cを表606,60
7と関連付けて格納する(S46)。
【0071】その後、管理部104は、変更情報(1
I)によって示されるデータ構造(名前「本数/人」の
表608)に対する更新処理を行う(S47)。
【0072】このS47の更新処理に於いて、管理部1
04は、図5の流れ図に示すように、先ず、データ構造
ネットワークを参照して表608を作成するために必要
になる計算方法とデータ構造とを入手する(S51)。
この例の場合、管理部104は、計算方法「=売上本数
/人員」Cと、名前「売上本数」,「人員」の表60
6,607とを入手する。
【0073】その後、管理部104は、S51で入手し
た計算方法Cと、表606,607とに基づいて名前
「本数/人」の表608を作成し、更に、データ構造ネ
ットワークを更新する(S52)。この例では、表60
8を作成する際、各セルの値が必要になるので、管理部
104は、計算部105に計算方法Cと、表606,6
07とを渡して表608の各セルの値を計算させ、その
計算結果を利用して表608を作成する。また、データ
構造ネットワーク格納部106には、図6に示すよう
に、作成した名前「本数/人」の表608を計算方法C
と関連付けて格納する。
【0074】その後、管理部104は、S52で作成し
た表608を含む変更情報(1G)をデータ構造編集部
102に渡す(S53)。
【0075】データ構造編集部102は、上記した変更
情報(1G)が渡されると(図2のS21,S22)、
新たに作成した表608を表示部108に表示する(S
25)。
【0076】その後、管理部104は、データ構造ネッ
トワークを参照し、表608に依存する1階層下のデー
タ構造のリストを入手し、それによって示されるデータ
構造に対して更新処理を行おうとするが(S54)、こ
の例の場合は、表608に依存するデータ構造が存在し
ないので、更新処理は行われない。
【0077】以上の処理により、図7に示すような、一
人当たりの売上本数を示す、名前「本数/人」の表60
8が作成される。
【0078】その後、表608に名古屋支店の項目を追
加することが必要になった場合、ユーザは、表示部10
8の表示画面上でリスト604に要素「名古屋」を追加
する。
【0079】データ構造編集部102は、リスト604
に「名古屋」が追加されると(図2のS21,S2
2)、リスト604の名前「支店」とその実体を含んだ
変更情報(1H)を管理部104に渡す(S24)。
【0080】管理部104は、変更情報(1H)が渡さ
れると(図4のS41,S42)、データ構造ネットワ
ーク格納部106の内容を更新する(S43)。この例
では、既に格納されているリスト604(名古屋を含ま
ない)を上記変更情報(IH)中のリスト604(名古
屋を含む)で置き換える処理が行われる。
【0081】その後、管理部104は、データ構造ネッ
トワーク格納部106を参照し、名前「支店」のリスト
604に依存する1階層下のデータ構造にリストを入手
する(S44)。この例の場合、入手したリストには、
名前「売上本数」,「人員」が含まれている。
【0082】その後、管理部104は、名前「売上本
数」,「人員」の表606,607に対する更新処理を
行う(S45)。これにより、名前「売上本数」,「人
員」の表606,607に「名古屋」をヘッダに持つ行
が追加される(図5のS51〜S53)。更に、S54
の処理を行うことにより、名前「本数/人」の表608
に、「名古屋」をヘッダに持つ行が追加される。その
後、ユーザが表606,607の「名古屋」の行の各セ
ルに値を設定すれば、前述したと同様の処理が行われ、
名前「本数/人」の表608の、「名古屋」の行の各セ
ルに値が自動的に設定される。
【0083】また、例えば、表示部108に、図7に示
すような表示が行われている時に、ユーザがメニュー6
01に「計算方法変更」を設定し、名前エントリ602
に計算方法を修正する表606の名前「売上本数」を設
定し、計算方法エントリ603に修正後の計算方法を設
定することにより、計算方法の修正を指示したとする
と、以下のような処理が行われる。
【0084】計算方法編集部103は、計算方法に修正
が指示されると(図3のS31,S32)、修正の起き
た表606の名前「売上本数」と修正後の計算方法とを
含む更新情報を管理部104に渡す(S34)。
【0085】これにより管理部104は、図6に示す計
算方法Aを修正後の計算方法に置き換える(図4のS4
1,S42,S46)。その後、管理部104は、表6
06を修正後の計算方法に従って作成し直し、データ構
造ネットワーク格納部106に格納されているものと置
き換えると共に、表示部108に表示する(図5のS5
1〜S53)。その後、管理部104は、S54の処理
を行うことにより名前「本数/人」の表608の各セル
の値を計算し直す。
【0086】また、ユーザはデータ計算装置の処理を終
了させる場合は、入力部107から終了指示を入力す
る。これにより、データ構造編集部102が、計算方法
編集部103,管理部104,計算部105に対して終
了イベントを発生して(図2のS21,S22,S2
6)、各部103,104,105の処理を終了させ、
その後、自身の処理を終了する。
【0087】本実施例では、個々のデータ構造をマルチ
ウインドウシステムの形式により管理するため、多数の
データ構造を計算し個々に表示や印刷を行いたい場合、
使い勝手が良い。また、通常のマルチウインドウシステ
ムに見られるように、ウインドウのサイズ変更,アイコ
ン化,移動等の機能を備えることにより、必要なデータ
構造だけを見やすく配置して表示することができる。
【0088】また、本実施例では、名前「売上本数」,
「人員」の表606,607のセルの値が変更になった
場合に、名前「本数/人」の表608の対応するセルの
値が自動的に再計算され変更されるだけでなく、リスト
604,605の要素の追加や削除により、表606〜
608に構造的な変化(枠組みの変化)が生じるような
変更に対しても、自動的な再計算により依存関係が維持
され、ユーザによる修正が不要になるという効果があ
る。
【0089】上記のように、データ構造間の計算方法の
指定とその依存関係に基づく再計算機能を備えることに
より、多種類のデータ間の複雑な関係の表現が可能とな
り、データ構造の変更に対して容易に対応することが可
能になる。
【0090】図8は本発明にかかるデータ計算装置90
1の他の実施例のブロック図であり、データ構造セル編
集部902と、計算方法編集部903と、管理部904
と、計算部905と、データ構造セルネットワーク格納
部906と、キーボード,マウス等の入力部907と、
CRT等の表示部908とを備えている。
【0091】データ構造セル編集部902は、ユーザが
入力部907を用いてリスト,表,グラフ等のデータ構
造を新規に入力することを指示した場合(9B)、入力
されたデータ構造の名前とその実体とを含む変更情報
(9H)を管理部904に渡す機能や、ユーザが入力部
907を用いてデータ構造単位の修正を指示した場合
(9C)、修正の起きたデータ構造の名前とその実体と
を含む変更情報(9H)を管理部904に渡す機能や、
ユーザが入力部907を用いてセル単位の修正を指示し
た場合(9C)、修正の起きたセルを示す情報(データ
構造の名前とセル位置)とその値とを含む変更情報(9
H)を管理部904に渡す機能や、管理部904から変
更情報(9G)が渡された場合、それに基づいてデータ
構造の表示(9A)を変更する機能等を有する。
【0092】計算方法編集部903は、ユーザが入力部
907を用いて新たなデータ構造を作成するための計算
方法および新たに作成するデータ構造の名前を入力した
場合(9E)、それらを含む変更情報(9I)を管理部
904に渡す機能や、ユーザが入力部907を用いて既
に入力済みのデータ構造を作成するために入力した計算
方法を修正した場合(9F)、修正された計算方法およ
び修正の起きたデータ構造の名前を含む変更情報(9
I)を管理部904に渡す機能や、ユーザが値を設定す
るセルを示すセルパターンとそのセルパターンによって
示されるセルの値の計算方法と上記セルパターンによっ
て示されるセルが存在するデータ構造の名前とを入力し
た場合(9E)、それらを含む変更情報(9I)を管理
部904に渡す機能や、ユーザが入力部907を用いて
既に入力済みのセルの値を計算するための計算方法を修
正した場合(9F)、修正された計算方法と修正の起き
たセルパターンを示す情報とを含む変更情報(9I)を
管理部904に渡す機能等を有する。
【0093】データ構造セルネットワーク格納部906
には、作成済みのデータ構造と、そのデータ構造を他の
データ構造に基づいて作成する際に使用した計算方法
と、上記他のデータ構造と、同一データ構造中の他のセ
ルの値を用いてその値を求めたセルを示すセルパターン
と、このセルパターンによって示されるセルの値を計算
するために使用した計算方法とが、それらの依存関係が
判る形式で格納されている。本実施例では、データ構
造,セルパターンをノードにし、計算方法をアークとす
るネットワークであるデータ構造セルネットワークの形
式で、上記各情報が格納されている。
【0094】計算部905は、データ構造間の計算およ
びセル間の計算を行う機能を有する。
【0095】管理部904は、データ構造セル編集部9
02および計算方法編集部903から変更情報(9H,
9I)が与えられた場合に、常に最新の計算方法での計
算結果の出力となるデータ構造のデータを上記計算の入
力となるデータ構造またはセルの最新のデータによる計
算結果と等しくなるように維持する為に必要な再計算を
計算部905を用いて行い、計算結果をデータ構造セル
編集部902を用いて再表示(9A)する機能等を有す
る。
【0096】図9はデータ構造セル編集部902の処理
例を示す流れ図、図10は計算方法編集部903の処理
例を示す流れ図、図11は管理部904の処理例を示す
流れ図、図12は管理部904で行う更新処理の詳細を
示す流れ図、図13はデータ構造セルネットワーク格納
部906の内容例を示す図、図14は表示部908の表
示画面の一例を示す図であり、以下各図を参照して本実
施例の動作を説明する。
【0097】図14に示した表示画面では、或る企業の
2つの支店の昨年度と本年度の売上本数と人員数に基づ
いて一覧表808を計算し、表示している。
【0098】図14の表示画面は、図7の表示画面と同
様に、データ構造の計算方法に種別を選択するメニュー
と、新規データ構造の名前を指定する名前エントリと、
計算方法の詳細を入力する計算方法エントリと、個々の
データ構造804〜808を持つ。個々のデータ構造8
04〜808は、マルチウインドウシステムの形式によ
り表示されている。
【0099】ここで、ユーザは、最初に名前「支店」の
リスト804を入力部907を用いて入力する(9
B)。
【0100】データ構造セル編集部902は、名前「支
店」のリスト804が入力されると(図9のS91,S
92)、入力されたリスト804の名前「支店」とその
実体とを含む変更情報を管理部904に渡す(S9
3)。
【0101】管理部904は、上記更新情報がデータ構
造セル編集部902から渡されると(図11のS11
1,S112)、データ構造セルネットワーク格納部9
06の内容を更新する(S113)。この例では、図1
3に示すように、データ構造セルネットワーク格納部9
06に、名前「支店」のリスト804の実体を格納す
る。その後、管理部904は、データ構造セルネットワ
ーク格納部906に格納されているデータ構造セルネッ
トワークに基づいて、リスト904に依存する1階層下
のデータ構造,セルパターンのリストを入手し(S11
4)、入手したリストに従って更新処理を行おうとする
が(S115)、この例の場合は、リスト804に依存
するデータ構造,セルパターンが存在しないので、更新
処理は行われない。
【0102】その後、ユーザは、名前「年度」のリスト
805を入力部907を用いて入力する(9B)。これ
により、データ構造セル編集部902,管理部904に
於いて前述したと同様の処理が行われ、図13に示すよ
うに、データ構造セルネットワーク格納部906に名前
「年度」のリスト805が格納される。
【0103】その後、ユーザは、メニューに「新規表作
成」を設定し、名前エントリに新規に作成する表806
の名前「売上本数」を設定し、計算方法エントリに計算
方法「=表〔支店+“合計”,年度+“合計”〕」を設
定することにより、名前「売上本数」の表806を新規
に作成することを指示する(9E)。
【0104】計算方法編集部903は、表806の作成
が指示されると(図10のS101,S102)、表8
06の名前「売上本数」と上記した計算方法「=表〔支
店+“合計”,年度+“合計”〕」を含む変更情報(9
I)を管理部904に渡す(S103)。
【0105】管理部904は、計算方法編集部903か
ら上記した変更情報(9I)が渡されると(図11のS
111,S112)、データ構造セルネットワークを更
新する(S116)。この例では、管理部904は、図
13に示すように、計算方法「=表〔支店+“合計”,
年度+“合計”〕」Dをリスト804,805と関連付
けてデータ構造セルネットワーク格納部906に格納す
る。
【0106】その後、管理部904は、変更情報(9
I)によって示されるデータ構造(名前「売上本数」の
表806)に対する更新処理を行う(S117)。
【0107】このS117の更新処理に於いて行う処理
を図12の流れ図を参照して詳細に説明する。
【0108】先ず、データ構造セルネットワークを参照
して、名前「売上本数」の表806を作成するために利
用する計算方法とデータ構造とを入手する(S12
1)。この例の場合、管理部904は、計算方法「=表
〔支店+“合計”,年度+“合計”〕」Dとリスト80
4,805とを入手する。
【0109】その後、管理部904は、S121で入手
した計算方法Dとリスト804,805とに基づいて名
前「売上本数」の表806を作成し、更にデータ構造セ
ルネットワーク格納部906の内容を更新する(S12
2)。この例の場合では、管理部904は、表806を
作成し、それを図13に示すように、計算方法Dと関連
付けてデータ構造セルネットワーク格納部906に追加
する。但し、この時、表806は、ヘッダ部だけが作成
され、各セルの値は設定されていない。
【0110】その後、管理部904は、S122で作成
した表806の実体を含む変更情報(9G)をデータ構
造セル編集部902に渡す(S123)。
【0111】データ構造セル編集部902は、上記した
変更情報(9G)が渡されると(図9のS91,S9
2)、新たに作成した表806を表示部908に表示す
る(S95)。
【0112】その後、管理部904は、データ構造セル
ネットワークを参照し、表806に依存する1階層下の
データ構造,セルパターンのリストを入手し、それによ
って示されるデータ構造,セルパターンに対して更新処
理を行おうとするが(S124)、この例の場合は、表
806に依存するデータ構造が存在しないので、更新処
理は行われない。
【0113】ユーザは、名前「売上本数」の表806を
作成すると、メニューに「新規表作成」を設定し、名前
エントリに新規に作成する表807の名前「人員」を設
定し、計算方法エントリに計算方法「=表〔支店+“合
計”,年度+“合計”〕」を入力することにより、名前
「人員」の表807を新規に作成することを指示する
(9E)。
【0114】これにより前述したと同様の処理が行われ
る。その結果、データ構造セルネットワーク格納部90
6に、図12に示すように、計算方法「=表〔支店+
“合計”,年度+“合計”〕」Eがリスト804,80
5に関連付けて格納されると共に名前「人員」の表80
7が計算方法Eに関連付けて格納され、表示部908
に、表807の枠組みが表示される。
【0115】その後、ユーザは、メニューにデータ構造
変更を設定し、名前エントリに表806の名前「売上本
数」を設定し、表806の各支店の各年度のセルの値を
入力する。
【0116】データ構造セル編集部902は、表806
のセルの値が入力されると(図9,S91,S92)、
表806の名前「売上本数」とその実体とを含む変更情
報(9H)を管理部904に渡す(S94)。
【0117】管理部904は、上記した変更情報(9
H)が渡されると(図11のS111,S112)、デ
ータ構造セルネットワークを更新する(S113)。こ
の例の場合、管理部904は、データ構造セルネットワ
ーク格納部906に格納されている表806(枠組みだ
け)を、変更情報(9H)に含まれている表806の実
体(各支店の各年度のセル値が設定されている表)と置
き換える。
【0118】ユーザは、表806の各支店の各年度のセ
ル値を入力すると、名前「人員」の表807の、各支店
の各年度のセルの値を、表示装置908の表示画面上で
入力する。これにより、前述したと同様の処理が行わ
れ、データ構造セルネットワーク格納部906に格納さ
れている表807(枠組みだけ)が、変更情報(9H)
に含まれている表807の実体(各支店の各年度のセル
値が設定されている表)と置き換えられる。
【0119】その後、ユーザは、データ構造メニュー8
01に表806の名前「売上本数」を設定し、セルパタ
ーンエントリ802に計算結果を設定するセルを示すセ
ルパターン「(合計、?1:支店)」を設定し、セル計
算方法エントリ803に計算方法「=SUM〔(?2:
年度、?1)〕」を設定することにより、表806の上
記セルパターンによって示されるセルの値を上記計算方
法に従って修正すること指示する(9F)。ここで、セ
ルパターン中の「?1:支店」は、リスト804の任意
の要素とマッチする変数「?1」を示している。計算方
法「=SUM〔(?2:年度、?1)〕は、変数「?
1」、即ち対象セルと同じ行の「(?2:年度)」とい
うパターンにマッチする全ての列のセルの値の合計値の
計算を示している。「(?2:年度)」というパターン
は、リスト805の任意の要素とマッチする為、結局、
ここでの指定を言葉で表現すれば、「各支店の合計セル
に、その支店の各年度の値の合計値を計算して設定す
る」という内容になる。
【0120】これにより、計算方法編集部903は、修
正の起きたセルパターンを示す情報と計算方法とを含む
変更情報(9I)を管理部904に渡す(図10のS1
01,S102,S104)。
【0121】管理部904は、上記変更情報(9I)が
渡されると(図11のS111,S112)、データ構
造セルネットワーク格納部906の内容を更新する(S
116)。この場合、管理部904は、図13に示すよ
うに、計算方法Fを表806に関連付けて格納し、セル
パターンGを計算方法F,表806に関連付けて格納す
る。
【0122】その後、管理部904は、セルパターンG
の計算方法Fと、その計算に利用するセル値をデータ構
造セルネットワーク格納部906から入手し(図12の
S121)、更に、計算部905に計算方法Fとセル値
を渡してセルパターンGによって示される各セルの値を
計算し、データ構造セルネットワーク格納部906に格
納されている表806のセルパターンGによって示され
るセル(各支店の合計セル)に設定する(S122)。
【0123】その後、管理部904は、セルパターンに
よって示されるセルを示す情報と上記計算結果とを含む
変更情報(9G)をデータ構造セル編集部902に渡す
(S123)。これにより、データ構造セル編集部90
2は、表示部908に表示されている表806の各支店
の合計セルに上記計算結果を表示する。
【0124】その後、管理部904は、上記したセル値
の設定処理により変更が必要になる1階層下のデータ構
造またはセルパターンのリストを入手し、それに従って
更新処理を行おうとするが(S124)、この例の場合
は、そのようなデータ構造,セルパターンが存在しない
ので、更新処理は行われない。
【0125】その後、ユーザは、データ構造メニュー8
01に表806の名前「売上本数」を設定し、セルパタ
ーンエントリ802に計算結果を設定するセルを示すセ
ルパターン「(?1、合計)」を設定し、セル計算方法
エントリ803に計算方法「=SUM(?1、?2:支
店)」を設定することにより、表806の上記セルパタ
ーンによって示される最後の行の合計セルの値を修正す
ることを指示する (9F)。ここでは、セルパターン
にマッチする全てのセルの各々を対象セルとし、対象セ
ルに対して計算方法に従った計算を行う。これにより、
前述したと同様の処理が行われ、データ構造セルネット
ワーク906に、上記計算方法「=SUM(?1、?
2:支店)」Hが表806に関連付けて格納され、セル
パターン「(?1、合計)」Iが計算方法H,表806
に関連付けて格納され、更に表806の最下行の各合計
セルに合計値が設定される。
【0126】その後、ユーザは、名前「人員」の表80
7についても同様な指示を与えて、各支店の合計値,最
下行の合計値を設定する。この処理の過程に於いて、図
13に示すように、計算方法「=SUM〔(?2:年
度、?1)〕」J,「=SUM(?1、?2:支店)」
Lが表807に関連付けて格納され、セルパターン
「(合計、?1:支店)」K,「(?1、合計)」Mが
計算方法J,Lと表807に関連付けて格納される。
【0127】表806,807の全てのセルの値を設定
すると、ユーザは、メニューに「新規表作成」を設定
し、名前エントリに「一覧表」を設定し、計算方法エン
トリに計算方法「=表〔年度×〔支店+“合計”〕、
“売上本数”+“人員”+“本数/人”〕」を設定する
ことにより、名前「一覧表」の表808の作成を指示す
る。ここで、上記計算方法は、コラムヘッダが2段階の
階層になっており、1段階目にリスト(年度)805の
各要素を持ち、ヘッダの1段階目の各年度に対してリス
ト(支店)804の各要素と「合計」を持ち、ローヘッ
ダに「売上本数」と「人員」と「本数/人」を持つ階層
型の表の作成を指示するものである。これにより、前述
したと同様の処理が行われ、図13に示すように、デー
タ構造セルネットワーク格納部906に、上記した計算
方法「=表〔年度×〔支店+“合計”〕、“売上本数”
+“人員”+“本数/人”〕」Tがリスト804,80
5に関連付けて格納されると共に表808が計算方法T
に関連付けて格納され、更に、表808が表示部908
に表示される。その後、ユーザは、データ構造メニュー
801に表808の名前「一覧表」を設定し、セルパタ
ーンエントリ802にセルパターン「(?年度+?支
店、“売上本数”)」を設定し、セル計算方法エントリ
803に計算方法「=売上本数(?年度、?支店)」を
設定することにより、表808の売上本数セルに値を設
定することを指示する。これにより、前述したと同様の
処理が行われ、表808の売上本数セルに値が設定され
ると共に、図13に示すように、データ構造セルネット
ワーク格納部906に、計算方法「=売上本数(?年
度、?支店)」Nが表806,808に関連付けて格納
され、セルパターン「(?年度+?支店、”売上本
数”)」Oが計算方法N,表808に関連付けて格納さ
れる。
【0128】その後、ユーザは、データ構造メニュー8
01に表808の名前「一覧表」を設定し、セルパター
ンエントリ802にセルパターン「(?年度+?支店、
“人員”)」を設定し、セル計算方法エントリ803に
計算方法「=人員(?年度、?支店)」を設定すること
により、表808の人員セルに値を設定することを指示
する。これにより、前述したと同様の処理が行われ、表
808の人員セルに値が設定されると共に、図13に示
すように、データ構造セルネットワーク格納部906
に、計算方法「=人員(?年度、?支店)」Pが表80
7,808に関連付けて格納され、セルパターン「(?
年度+?支店、”人員”)」Qが計算方法P,表808
に関連付けて格納される。
【0129】そして、最後に、ユーザは、データ構造メ
ニュー801に表808の名前「一覧表」を設定し、セ
ルパターンエントリ802にセルパターン「(?、本数
/人)」を設定し、セル計算方法エントリ803に計算
方法「=(?、“売上本数”)/(?、“人員”)」を
設定することにより、表808の最下行のセルに値を設
定することを指示する。ここで、セルパターン中の特殊
文字「?」は、任意のコラムヘッダとマッチする変数を
表し、「本数/人」はローヘッダ「本数/人」のみにマ
ッチする定数を表すため、最後の行の各セルが対象セル
として選択され反転表示(809)されている。計算方
法は、セルパターン中に現れた変数「?」を持つ列のセ
ルの値を同じ行の「人員」をヘッダに持つ列のセルの値
で割った値を対象セルの値として計算する方法を表して
いる。
【0130】これにより、前述したと同様の処理が行わ
れ、表808の最下行の各セルに値が設定されると共
に、図13に示すように、上記計算方法「=(?、“売
上本数”)/(?、“人員”)」Rが表808に関連付
けて格納されると共に、セルパターン「(?、本数/
人)」Sが計算方法R,表808に関連付けて格納され
る。
【0131】以上の処理により、図14に示すような、
名前「一覧表」の表808が作成される。
【0132】その後、表808に名古屋支店の項目を追
加することが必要になった場合、ユーザは、表示部90
8の表示画面上でリスト804に「名古屋」を追加す
る。
【0133】データ構造セル編集部902は、リスト8
04に「名古屋」が追加されると(図9のS91,S9
2)、リスト804の名前「支店」とその実体を含んだ
変更情報(9H)を管理部904に渡す(S94)。
【0134】管理部904は変更情報(9H)が渡され
ると(図11のS111,S112)、データ構造セル
ネットワーク格納部906の内容を更新する(S11
3)。この例では、既に格納されているリスト804
(名古屋を含まない)を上記変更情報(9H)中のリス
ト804(名古屋を含む)で置き換える処理が行われ
る。
【0135】その後、管理部904は、データ構造セル
ネットワーク格納部906を参照し、名前「支店」のリ
スト904に依存する1階層下のデータ構造のリストを
入手する(S114)。この例の場合、入手したリスト
には、名前「売上本数」,「人員」,「一覧表」が含ま
れている。
【0136】その後、管理部904は、名前「売上本
数」,「人員」,「一覧表」の表806,807,80
8に対する更新処理を行う(S115)。これにより、
名前「売上本数」,「人員」の表806,807に「名
古屋」をヘッダに持つ行が追加され、名前「一覧表」の
表808の第1段階のコラムヘッダの各年度の下に第2
段階のコラムヘッダ「名古屋」と対応する列が追加され
る(図12のS121〜S123)。その後、管理部9
04は、各表806,807,808に依存するセルパ
ターンG,I,K,M,O,Q,Sに対する更新処理を
行おうとするが(S124)、それを行うために必要に
なるセルの値が設定されていないので、更新処理は、行
われない。その後、ユーザが表806,807の「名古
屋」の行の各セルに値を設定すれば、前述したと同様の
処理が行われ、表806,807の合計セルの値と表8
08の「名古屋」の行のセルの値が全て再計算され、設
定される。
【0137】また、例えば、表示部908に、図14に
示すような表示が行われている時に、ユーザが入力部9
07を用いて表806の東京支店の昨年度の売上本数を
示すセルの値を「10」から「20」に変更したとする
と、データ構造セル編集部902は、そのセルを示す情
報とその値を含む変更情報を管理部904に渡す(図9
のS91,S92,S95)。
【0138】これにより、管理部904は、データ構造
セルネットワーク格納部906中の表806の上記セル
の値を「20」に変更し(図11のS111,S11
2,S116)、更に、それと依存関係にあるセルパタ
ーンG,I,O,Q,Sによって示されるセルの値を再
度計算し更新する(図12のS121〜S124)。つ
まり、表806の縦,横の合計セル、表808の合計セ
ル,最下行のセルが更新される。尚、データ計算装置9
01の処理終了が指示された時、データ構造セル編集部
902は、計算方法編集部903,管理部904,計算
部905に終了イベントを発生する(S96)。
【0139】この実施例では、図1の実施例と同様に、
個々のデータ構造をマルチウインドウシステム形式によ
り管理するため、多数のデータ構造を計算し個々に表示
や印刷などを行う場合、使い勝手が良い。また、通常の
マルチウインドウシステムに見られるように、ウインド
ウのサイズ変更,アイコン化,移動等の機能を備えるこ
とにより、必要な表だけを見やすく配置して表示するこ
とができるという効果がある。
【0140】また、この実施例では、図1の実施例と同
様に、名前「売上本数」,「人員」の表860,807
のセルの値が変更になった場合に、一覧表808の対応
するセルの値が自動的に再計算され変更されるだけでな
く、名前「支店」,「年度」のリスト804,805の
要素の追加や削除により各表806〜808に構造的な
変化が生じるような変更に対しても、自動的な再計算に
より依存関係が維持され、ユーザによる修正が不要であ
るという効果がある。
【0141】また、この実施例では、従来のスプレッド
シート型のデータ計算装置に見られるような、セル間の
位置関係だけでは表現が難しい構成上の変化があるデー
タ構造間での計算を容易に実現できるという効果があ
る。
【0142】図15も図14と同じ図8に示した実施例
の異なる表示画面の例を示す図である。次に、図15の
表示画面の例を用いて、実施例の様々な利用方法と効果
を説明する。
【0143】図15の表示画面では、子供の氏名,年
齢,性別,身長,体重が記入されている一覧表1001
を基に様々なデータ構造を計算している。名前「3歳」
のリスト1002は、一覧表1001中の年齢が3であ
るヘッダ(子供の氏名)を抜き出したリストである。こ
のリストは計算式「=リスト〔?:一覧表(年齢、?)
==3〕で計算できる。
【0144】ここで、パターン変数「?」は、一覧表の
コラムヘッダ「年齢」の列の中でセルの値が「3」であ
るような全てのセルのローヘッダにマッチする。同様
に、名前「男」のリスト1003も計算できる。このよ
うに、条件に合ったデータを抽出することが可能である
という効果がある。
【0145】図15の年齢表1004は、計算式「=表
〔“氏名”+“身長”+“体重”、一覧表(年齢、
?)〕」で作成されている。これは、コラムヘッダとし
て「氏名」,「身長」,「体重」を持ち、一覧表100
1の「年齢」行中にある異なるデータのリストをローヘ
ッダに持つ表である。ここでは、一覧表1001の「年
齢」行中の全てのデータに対する集計処理(重複を取り
除く処理)を行った結果が年齢表1004のローヘッダ
を決定する。このように、データの集計結果のヘッダの
ようにデータ構造の構造を決定する要素を利用すること
が可能であるという効果がある。
【0146】同じく図15の年齢表1004で、各セル
には複数のデータが登録されている。これは、全てのセ
ルにマッチするセルパターン「(?項目、?歳)」と、
セル計算式「=一覧表(?項目、?:一覧表(年齢、
?)==?歳)」とによって計算されている。この計算
式は、一覧表1001で選択セルと同じコラムヘッダ
(氏名,身長,体重の何れか)を持ち、且つ、年齢がパ
ターン変数「?歳」の値(つまり、選択セルの年齢表1
004でのローヘッダ)と一致するような一覧表100
1の行(子供)のセルの値を全て集めることを示してい
る。このように、条件に当てはまる複数のデータを1つ
のセルに持つデータ構造の作成が可能になるという効果
がある。
【0147】図15の年齢別平均表1006は、年齢表
1004の「身長」と「体重」の各セルの数値の平均値
を取ったものである。これは、計算式「=AVE〔年齢
表(“身長”+“体重”、?)〕」で計算される。この
計算では、年齢表1004の各セルに格納された複数の
データをひとまとまりに見て、これに対する集計計算
(平均値の計算)を行い、この結果を年齢表1004と
類似だが年齢表1004のコラムヘッダ「氏名」の列を
取り除いた構造の新たな年齢別平均表1006を作成し
ている。また、図15の性別平均表1007も同様の計
算方法により、各年齢別の身長と体重の平均値を計算し
ている。このように、集計計算ができる、元となるデー
タ構造の構造を利用しながら構造を変換する計算ができ
る、また、これらを同時に組み合わせた計算が可能にな
るという効果がある。
【0148】その他のデータ構造の変換として、例え
ば、(1)表の行や列を1つのセルにまとめて、そのセ
ルの中に各行や各列に合った全てのセルの値をリスト形
式で登録する。(2)表のセルの値をヘッダに、ヘッダ
をセルの値に入れ替える。(3)ある表がヘッダからセ
ルの値への関数を表現していると想定して、別の表のセ
ルの値にこの関数を適用した結果の表を作成する。
(4)ノードとエッジからなるネットワークを成すデー
タ構造に於いて、ノードをエッジに、エッジをノードに
入れ替える。などの計算を実現することも可能である。
【0149】上記のように、データ構造およびセル間の
計算方法の指定とその依存関係に基づく再計算機能を備
えることにより、多種類のデータ間の複雑な関係を容易
に表現可能となり、データの変更に対して容易に対応す
ることが可能になる。
【0150】図16は図1,図8に示したデータ計算装
置のハードウェア構成を示した図であり、コンピュータ
161と、データ計算用プログラムを記録した記録媒体
162と、記憶装置163とから構成されている。記録
媒体162は、磁気ディスク,半導体メモリ,その他の
記録媒体である。
【0151】図1に示したデータ計算装置を実現する場
合には、記録媒体162に記録されたデータ計算用プロ
グラムは、コンピュータ161によって読み込まれ、コ
ンピュータ161の動作を制御することにより、コンピ
ュータ161上に、図1に示したデータ構造編集部10
2,計算方法編集部103,管理部104,計算部10
5を実現する。データ構造ネットワーク格納部106
は、記憶装置163上に構成される。
【0152】また、図8に示したデータ計算装置を実現
する場合は、記録媒体162に記録されたデータ計算用
プログラムは、コンピュータ161によって読み込ま
れ、コンピュータ161の動作を制御することにより、
コンピュータ161上に、図8に示したデータ構造セル
編集部902,計算方法編集部903,管理部904,
計算部905を実現する。データ構造セルネットワーク
格納部906は、記憶装置163上に構成される。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ計
算装置は、新たなデータ構造の作成を指示する計算方法
が入力されたとき、その計算方法と既に作成済みのデー
タ構造に基づいて新たなデータ構造を作成し、既に作成
済みのデータ構造の修正が指示されたとき及び計算方法
の修正が指示されたとき、それらを修正すると共にそれ
らに依存するデータ構造を修正する管理部を備えている
ので、作成済みのデータ構造に基づいて容易に新しいデ
ータ構造を作成できると共に、データ構造の変更に容易
に対応することができる。
【0154】また、本発明のデータ計算装置は、データ
構造中の対象となるセルを選択するためのセルパターン
とそのセルパターンによって示されるセルの値の計算方
法とが入力されたとき、その計算方法に従ってセルの値
を計算してデータ構造中に設定する管理部を備えている
ので、データ構造中のセルの値を容易に計算することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】データ構造編集部102の処理例を示す流れ図
である。
【図3】計算方法編集部103の処理例を示す流れ図で
ある。
【図4】管理部104の処理例を示す流れ図である。
【図5】管理部104で行う更新処理の詳細を示す流れ
図である。
【図6】データ構造ネットワーク格納部106の内容例
を示す図である。
【図7】表示部108の表示画面の一例を示す図であ
る。
【図8】本発明の他の実施例のブロック図である。
【図9】データ構造セル編集部902の処理例を示す流
れ図である。
【図10】計算方法編集部903の処理例を示す流れ図
である。
【図11】管理部904の処理例を示す流れ図である。
【図12】管理部904で行う更新処理の詳細を示す流
れ図である。
【図13】データ構造セルネットワーク格納部906の
内容例を示す図である。
【図14】表示部908の表示画面の一例を示す図であ
る。
【図15】表示部908の表示画面の他の例を示す図で
ある。
【図16】図1,図8に示したデータ計算装置のハード
ウェア構成を示すブロック図である。
【図17】従来のスプレッドシート型のデータ計算装置
201の一例を示すブロック図である。
【図18】データ計算装置201の表示画面の一例を示
す図である。
【図19】従来の非制約処理型のデータ計算装置301
の一例を示す流れ図である。
【図20】データ計算装置301の表示画面の一例を示
す図である。
【図21】従来のスプレッドシート型のデータ計算装置
201の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
101…データ計算装置 102…データ構造編集部 103…計算方法編集部 104…管理部 105…計算部 106…データ構造ネットワーク格納部 107…入力部 108…表示部 901…データ計算装置 902…データ構造セル編集部 903…計算方法編集部 904…管理部 905…計算部 906…データ構造セルネットワーク格納部 907…入力部 908…表示部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作成済みのデータ構造と、該データ構造
    を他のデータ構造に基づいて作成する際に使用した計算
    方法と、前記他のデータ構造とが、それらの依存関係が
    判る形式で格納されるデータ構造ネットワーク格納部
    と、 作成済みのデータ構造に基づいて新たなデータ構造を作
    成することを指示する計算方法が入力されたとき、前記
    計算方法と前記データ構造ネットワーク格納部に格納さ
    れている既に作成済みのデータ構造とに基づいて新たな
    データ構造を作成し、該作成したデータ構造と前記入力
    された計算方法とを、既に格納されているデータ構造,
    計算方法との依存関係が判る形式で前記データ構造ネッ
    トワーク格納部に格納し、計算方法の修正が指示された
    とき、前記データ構造ネットワーク格納部に格納されて
    いる前記修正指示された計算方法を修正すると共に前記
    修正指示された計算方法に依存する全てのデータ構造を
    前記データ構造ネットワーク格納部に格納されているデ
    ータ構造及び計算方法に基づいて修正し、作成済みのデ
    ータ構造のセルの値或いは枠組みの修正が指示されたと
    き、前記データ構造ネットワーク格納部に格納されてい
    る修正指示されたデータ構造を修正すると共に前記修正
    指示されたデータ構造に依存する全てのデータ構造を前
    記データ構造ネットワーク格納部に格納されているデー
    タ構造及び計算方法に基づいて修正する管理部とを備え
    たことを特徴とするデータ計算装置。
  2. 【請求項2】 データ構造間の計算を行う計算部を備
    え、 前記管理部は、新たなデータ構造を作成する際或いは作
    成済みのデータ構造を修正する際、データ構造上のセル
    の値が必要となる場合は、前記計算部を用いてデータ構
    造上のセルの値を計算する構成を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のデータ計算装置。
  3. 【請求項3】 作成済みのデータ構造と、該データ構造
    を他のデータ構造に基づいて作成する際に使用した計算
    方法と、前記他のデータ構造と、同一データ構造中に他
    のセルの値を用いてその値を求めたセルを示すセルパタ
    ーンと、該セルパターンによって示されるセルの値を計
    算するために使用した計算方法とが、それらの依存関係
    が判る形式で格納されたデータ構造セルネットワーク格
    納部と、 作成済みのデータ構造に基づいて新たなデータ構造を作
    成することを指示する計算方法が入力されたとき、前記
    計算方法と前記データ構造セルネットワーク格納部に格
    納されている既に作成済みのデータ構造とに基づいて新
    たなデータ構造を作成し、該作成したデータ構造と前記
    入力された計算方法とを、既に格納されているデータ構
    造,計算方法との依存関係が判る形式で前記データ構造
    セルネットワーク格納部に格納し、計算方法の修正が指
    示されたとき、前記データ構造セルネットワーク格納部
    に格納されている前記修正指示された計算方法を修正す
    ると共に前記修正指示された計算方法に依存する全ての
    データ構造を前記データセル構造ネットワーク格納部に
    格納されているデータ構造及び計算方法に基づいて修正
    し、作成済みのデータ構造のセルの値或いは枠組みの修
    正が指示されたとき、前記データ構造セルネットワーク
    格納部に格納されている修正指示されたデータ構造を修
    正すると共に前記修正指示されたデータ構造に依存する
    全てのデータ構造を前記データ構造セルネットワーク格
    納部に格納されているデータ構造及び計算方法に基づい
    て修正し、データ構造中のセルを示すセルパターンとそ
    のセルパターンによって示されるセルの値の計算方法と
    が入力されたとき、前記計算方法に従って前記セルパタ
    ーンによって示されるセルの値を計算してデータ構造中
    に設定すると共に前記セルパターンと前記計算方法と
    を、既に格納されているデータ構造,計算方法,セルパ
    ターンとの依存関係が判る形式で格納し、作成済みのデ
    ータ構造中のセルの値を修正することが指示されたと
    き、データ構造セルネットワーク格納部に格納されてい
    る前記修正指示されたセルの値を修正すると共に前記修
    正指示された計算方法に依存する全てのセルパターンに
    よって示されるセルを修正する管理部とを備えたことを
    特徴とするデータ計算装置。
  4. 【請求項4】 作成済みのデータ構造と、該データ構造
    を他のデータ構造に基づいて作成する際に使用した計算
    方法と、前記他のデータ構造とが、それらの依存関係が
    判る形式で格納されるデータ構造ネットワーク格納部を
    備えたコンピュータを、 作成済みのデータ構造に基づいて新たなデータ構造を作
    成することを指示する計算方法が入力されたとき、前記
    計算方法と前記データ構造ネットワーク格納部に格納さ
    れている既に作成済みのデータ構造とに基づいて新たな
    データ構造を作成し、該作成したデータ構造と前記入力
    された計算方法とを、既に格納されているデータ構造,
    計算方法との依存関係が判る形式で前記データ構造ネッ
    トワーク格納部に格納し、計算方法の修正が指示された
    とき、前記データ構造ネットワーク格納部に格納されて
    いる前記修正指示された計算方法を修正すると共に前記
    修正指示された計算方法に依存する全てのデータ構造を
    前記データ構造ネットワーク格納部に格納されているデ
    ータ構造及び計算方法に基づいて修正し、作成済みのデ
    ータ構造のセルの値或いは枠組みの修正が指示されたと
    き、前記データ構造ネットワーク格納部に格納されてい
    る修正指示されたデータ構造を修正すると共に前記修正
    指示されたデータ構造に依存する全てのデータ構造を前
    記データ構造ネットワーク格納部に格納されているデー
    タ構造及び計算方法に基づいて修正する管理部として機
    能させるためのプログラムを記録した機械読み取り可能
    な記録媒体。
  5. 【請求項5】 作成済みのデータ構造と、該データ構造
    を他のデータ構造に基づいて作成する際に使用した計算
    方法と、前記他のデータ構造と、同一データ構造中に他
    のセルの値を用いてその値を求めたセルを示すセルパタ
    ーンと、該セルパターンによって示されるセルの値を計
    算するために使用した計算方法とが、それらの依存関係
    が判る形式で格納されたデータ構造セルネットワーク格
    納部を備えたコンピュータを、 作成済みのデータ構造に基づいて新たなデータ構造を作
    成することを指示する計算方法が入力されたとき、前記
    計算方法と前記データ構造セルネットワーク格納部に格
    納されている既に作成済みのデータ構造とに基づいて新
    たなデータ構造を作成し、該作成したデータ構造と前記
    入力された計算方法とを、既に格納されているデータ構
    造,計算方法との依存関係が判る形式で前記データ構造
    セルネットワーク格納部に格納し、計算方法の修正が指
    示されたとき、前記データ構造セルネットワーク格納部
    に格納されている前記修正指示された計算方法を修正す
    ると共に前記修正指示された計算方法に依存する全ての
    データ構造を前記データセル構造ネットワーク格納部に
    格納されているデータ構造及び計算方法に基づいて修正
    し、作成済みのデータ構造のセルの値或いは枠組みの修
    正が指示されたとき、前記データ構造セルネットワーク
    格納部に格納されている修正指示されたデータ構造を修
    正すると共に前記修正指示されたデータ構造に依存する
    全てのデータ構造を前記データ構造セルネットワーク格
    納部に格納されているデータ構造及び計算方法に基づい
    て修正し、データ構造中のセルを示すセルパターンとそ
    のセルパターンによって示されるセルの値の計算方法と
    が入力されたとき、前記計算方法に従って前記セルパタ
    ーンによって示されるセルの値を計算してデータ構造中
    に設定すると共に前記セルパターンと前記計算方法と
    を、既に格納されているデータ構造,計算方法,セルパ
    ターンとの依存関係が判る形式で格納し、作成済みのデ
    ータ構造中のセルの値を修正することが指示されたと
    き、データ構造セルネットワーク格納部に格納されてい
    る前記修正指示されたセルの値を修正すると共に前記修
    正指示された計算方法に依存する全てのセルパターンに
    よって示されるセルを修正する管理部として機能させる
    ためのプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒
    体。
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