JP3058034B2 - 公衆電話機の筐体ロック構造 - Google Patents

公衆電話機の筐体ロック構造

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JP3058034B2
JP3058034B2 JP6283223A JP28322394A JP3058034B2 JP 3058034 B2 JP3058034 B2 JP 3058034B2 JP 6283223 A JP6283223 A JP 6283223A JP 28322394 A JP28322394 A JP 28322394A JP 3058034 B2 JP3058034 B2 JP 3058034B2
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safe
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JP6283223A
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泰 高坂
俊夫 稲垣
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株式会社田村電機製作所
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  • Prepayment Telephone Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は公衆電話機において、組
立あるいは保守を行うためにハウジングに形成した開口
部を閉じるフロントパネルのロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、公衆電話機の筐体は、硬貨選別
部や金庫が収容される前面部が開口されたハウジング
と、ダイヤルボタンが配設されたフロントパネルとから
なり、フロントパネルはハウジングの開口部を開閉でき
るように構成され、組立時あるいは保守時には、フロン
トパネルを開いて行うようにしている。フロントパネル
の裏面には、ピンが突設され、一方ハウジングの底面部
には、ピンに係合する係合部が形成されたロックプレー
トが摺動自在に支持されている。したがって、組立ある
いは保守を行うときには、ロックプレートを摺動させて
係合部とピンとの係合を解除することによって、フロン
トパネルを開いて、開口部を開放させる。そして、組立
あるいは保守が終了したら、フロントパネルを閉じて開
口部を閉塞し、しかるのち、ロックプレートを反対方向
に摺動させて、フロントパネルのピンに係合部を係合さ
せることにより、フロントパネルをロックしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の公衆電話機の筐体ロック構造では、フロントパ
ネルのロックを行うためのロックプレートの摺動を手で
行っているので、保守終了時に、ロックプレートを摺動
し忘れることがあり、この場合には、フロントパネルが
第3者によって開けられる状態となり、このため、筐体
内部の機構がいたずらされたり、金庫から硬貨が盗難さ
れる等の問題が発生していた。また、ロックプレートは
ハウジング内部に収容されているため、組立時あるいは
保守時において手で行う摺動作業は、作業性が悪いとい
った問題もあった。
【0004】したがって、本発明は上記した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、作業性を向上させるとともに、フロントパネルのロ
ックし忘れのない公衆電話機の筐体ロック構造を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る公衆電話機の筐体ロック構造は、投入
口から投入された硬貨を選別する硬貨選別部と、この硬
貨選別部で選別された正規硬貨を収納する金庫とを収容
するハジングの前面部が開口され、この開口部をフロ
ントパネルで閉じる公衆電話機において、前記ハジン
グ内で金庫の挿抜方向に移動自在に支持され、前記フロ
ントパネルの係合部に係合して、フロントパネルをハウ
ジングにロックするロック部材を備え、このロック部材
に、金庫室に収容される金庫に係合しロック部材を移動
させる係合部を設け、この係合部を金庫収納口に臨むよ
うに位置付けたものである。また、本発明に係る公衆電
話機の筐体ロック構造は、フロントパネルの裏面にピン
を立設するとともに、ロック部材にこのピンに係合する
U字溝を形成したものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、保守時等において、フロント
パネルを開く場合には、金庫室から金庫を取り出し、ロ
ックプレートの係合部を手により把持して摺動させるこ
とにより、フロントパネルとの係合が解除される。保守
終了後は、フロントパネルを閉じ、金庫を金庫室に収容
すると、ロックプレートの係合部が金庫に係合して摺動
し、フロントパネルとの係合がなされる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明に係る公衆電話機の筐体ロック構造
を示す分解斜視図、図2は図1のII部拡大斜視図、図3
は図1のIII-III 線断面図である。これらの図におい
て、全体を符号1で示す公衆電話機は、ハウジング2と
フロントパネル3からなる筐体で構成されている。ハウ
ジング2は全体が合成樹脂からなり、ケース状に形成さ
れ、前面全体には、開口部4が設けられ、この開口部4
の上端縁には、3個の突片5が下方に向かって突設さ
れ、一方側面部には、金庫収納口6が開口している。
【0008】7は合成樹脂で一体形成された枠体で、硬
貨返却軌道9を形成する対向して立設された一対の軸受
板8と、前記金庫収納口6に連通し、一方の壁に矩形状
の窓12が穿設された金庫室11を形成する対向して立
設された一対の金庫収納壁10と、後述する硬貨選別ユ
ニット16を載置する水平状に形成された天井板13と
からなり、ハウジング2内にねじによって固定されてい
る。天井板13には、図3に示すように2個のダボ13
aが突設されている。14はハウジング2内の背面側に
立設された本装置の制御用のメイン基板、15はメイン
基板14と後述するダイヤル発信用基板41とを接続す
るコネクタである。
【0009】硬貨選別ユニット16には、従来周知の軽
量選別機構および外形選別機構が備えられており、硬貨
投入部材17から投入された硬貨のうち、疑似硬貨はこ
れら選別機構により前記硬貨返却機構9に、また、正規
硬貨は前記金庫室11内にそれぞれ導かれる。18は2
個の長溝22が設けられたロックプレートで、U字状の
係合溝20が形成された3個の脚部19と、一端に下方
に折り曲げられた折曲部21とが設けられている。この
ロックプレート18は前記ダボ13aに長溝22を対応
させて載置され、ダボ13aに螺合させたねじ23を長
溝22に遊嵌させることによって、長溝22をガイドと
してねじ23に沿って、A−B方向、すなわち、後述す
る金庫27の金庫室11内への収納方向に摺動自在に支
持され、折曲部21が金庫室11の金庫収納口6上部に
臨んでいる。
【0010】25はハウジング2の金庫収納口6の近傍
に取り付けられた錠前で、この錠前25を鍵で操作する
ことにより、前記窓12から係合片26が進退するよう
に構成されている。27は上部のほぼ半分が開口した箱
状の金庫で、金庫室11に収容された状態で、前記係合
片26が嵌合するスリット(図示せず)が一方の側面部
に穿設されているとともに、前記ロックプレート18の
折曲部21に係合する鍔部28が背面に形成されてい
る。29は略平板状の返却フラッパで、硬貨返却軌道9
の終端において、硬貨返却軌道9を開閉自在とするよう
に、上端部の軸部30が軸受板8のU字溝に揺動自在に
支持されている。31はハンドセット用の送受機ひも、
32は本体用の機ひも、33はブザーである。
【0011】フロントパネル3は全体が合成樹脂で形成
され、上端縁には、前記突片5に対応して断面略L字状
のフック部34が3個突設し、上面には前記投入口部材
17に対応して硬貨投入口35が穿設されており、硬貨
投入口35の下方のフロントパネル3の下部には、前記
返却フラッパ29に対応して矩形状の硬貨返却口36が
開口している。37,38はハンドセット(図示せず)
を載置する凹嵌部、39はフックボタン、40はダイヤ
ルボタン、41はダイヤルボタン40を搭載したダイヤ
ル発信用基板、42は発信したダイヤル番号の表示や通
話時間の表示等を行う表示部である。44は前記ロック
プレート18の係合溝20に対応して、フロントプレー
ト3の裏面に一体形成によって突設したピンで、先端に
ピン44の外径よりも大なる外径の座金付きねじがねじ
込まれ、鍔部45が形成されている。
【0012】次に、このような構成の公衆電話機におけ
るフロントパネル3の開閉動作を説明する。まず、保守
点検等を行うために、フロントパネル3を開く場合に
は、錠前25に鍵を挿入して、鍵操作によって、係合片
26を金庫室11内から窓12内へ退出させると、係合
片26と金庫27のスリット(図示せず)との係合が解
除されるので、金庫27を金庫室11から取り出すこと
ができる。しかるのち、金庫室11内に臨んでいるロッ
クプレート18の折曲部21を手で把持してA方向に摺
動させると、ロックプレート18の係合溝20とピン4
4との係合が解除され、フロントパネル3は、フック部
34が係合している突片5を中心として、揺動可能とな
るので、フロントパネル3を開き、所定の開閉角度以上
となると、フック部34と突片5との係合が解除して、
フロントパネル3をハウジング2から取り外すことがで
きる。
【0013】この状態で保守点検を行い、保守点検が終
了したら、フロントパネル3をハウジング2の開口部4
に対して所定の開閉角度以上に開いた状態で、フック部
34を突片5に係合させ、突片5を中心としてフロント
パネル3を回動させて開口部4を閉じる。しかるのち、
金庫27を金庫室11内に収納すると、鍔部28がロッ
クプレート18の折曲部21に係合して、金庫27の収
納動作にともない、ロックプレート18をB方向に摺動
させる。このB方向の摺動によって、脚部19の係合溝
20がピン44に嵌入して係合するので、フロントパネ
ル3は突片5を中心として開く動作が規制されてロック
される。また、このロックは、ピン44に対する係合溝
20の係合によって行われるとともに、鍔部45に対す
る係合溝20の係合によって、より堅固にロックされ
る。
【0014】このように、フロントパネル3を開くため
に、金庫室11から取りだした金庫27を、再び金庫室
11に収容する際に、収容動作と連動して自動的にフロ
ントパネル3がロックされるので、フロントパネル3の
ロックし忘れが防止され、このため、ロックし忘れによ
る第3者のいたずらや金庫内の収納硬貨の盗難を防止で
きる。また、ロックプレート18とフロントパネル3と
のロックを、U字状の係合溝20とピン44との係合に
よって行っているので、ピン44に対する係合溝20の
多少の位置ズレが生じても、ピン44に強制的に係合さ
せることができ、このため係合溝20とピン44との間
の遊びを最小限とすることができ、構造が簡易にもかか
わらず、確実、かつ円滑で、しかも堅牢なロック構造が
得られる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、投
入口から投入された硬貨を選別する硬貨選別部と、この
硬貨選別部で選別された正規硬貨を収納する金庫とを収
容するハンジングの前面に開口部を形成し、この開口部
をフロントパネルで閉じる公衆電話機において、前記ハ
ンジング内で金庫の挿抜方向に移動自在に支持され、前
記フロントパネルの係合部に係合して、フロントパネル
をハウジングにロックするロック部材を備え、このロッ
ク部材に、金庫室に収容される金庫に係合しロック部材
を移動させる係合部を設け、この係合部を金庫収納口に
臨むように位置付けたことにより、フロントパネルを開
くために、金庫室から取りだした金庫を金庫室内に収容
する際に、金庫の収容動作に連動してロック部材が移動
して、ロック部材によってフロントパネルが自動的にロ
ックされるので、フロントパネルのロックし忘れが防止
され、このため、ロックし忘れによる第3者のいたずら
や金庫内の収納硬貨の盗難を防止できるとともに、金庫
の収容動作に連動してロックされるので、作業性が向上
する。
【0016】また、本発明によれば、フロントパネルの
裏面にピンを立設するとともに、ロック部材にこのピン
に係合するU字状の係合溝を形成したことにより、ピン
に対する係合溝の多少の位置ズレが生じても、ピンに強
制的に係合させることができ、このため係合溝とピンと
の間の遊びを最小限とすることができ、構造が簡易にも
かかわらず、確実かつ円滑で、しかも堅牢なロック構造
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る公衆電話機の分解斜視図であ
る。
【図2】 図1のII部拡大斜視図である。
【図3】 図1のIII-III 線断面図である。
【符号の説明】
1…公衆電話機、2…ハウジング、3…フロントパネ
ル、4…開口部、5…突片、11…金庫室、16…硬貨
選別ユニット、18…ロックプレート、20…係合溝、
21…折曲部、27…金庫、28…鍔部、34…フック
部、35…投入口、44…ピン、45…鍔部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 1/00 G07D 3/00 G07D 9/00 G07D 9/04 G07F 5/00 - 9/10 H04M 1/02 - 1/23 H04M 17/00 - 17/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入口から投入された硬貨を選別する硬
    貨選別部と、この硬貨選別部で選別された正規硬貨を収
    納する金庫とを収容するハウジングの前面部が開口さ
    れ、この開口部をフロントパネルで閉じる公衆電話機に
    おいて、前記ハウジング内で金庫の挿抜方向に移動自在
    に支持され、前記フロントパネルの係合部に係合して、
    フロントパネルをハウジングにロックするロック部材を
    備え、このロック部材に、金庫室に収容される金庫に係
    しロック部材を移動させる係合部を設け、この係合部
    を金庫収納口に臨むように位置付けたことを特徴とする
    公衆電話機の筐体ロック構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の公衆電話機の筐体ロック
    構造において、フロントパネルの裏面にピンを立設する
    とともに、ロック部材にこのピンに係合するU字状の係
    合溝を形成したことを特徴とする公衆電話機の筐体ロッ
    ク構造。
JP6283223A 1994-11-17 1994-11-17 公衆電話機の筐体ロック構造 Expired - Lifetime JP3058034B2 (ja)

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JPH08149230A JPH08149230A (ja) 1996-06-07
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