JP2002276226A - 錠前装置と戸建て住宅用の宅配ボックス - Google Patents

錠前装置と戸建て住宅用の宅配ボックス

Info

Publication number
JP2002276226A
JP2002276226A JP2001075415A JP2001075415A JP2002276226A JP 2002276226 A JP2002276226 A JP 2002276226A JP 2001075415 A JP2001075415 A JP 2001075415A JP 2001075415 A JP2001075415 A JP 2001075415A JP 2002276226 A JP2002276226 A JP 2002276226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latch
control
hook
claw
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001075415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4547101B2 (ja
Inventor
Masanori Naito
昌則 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAKUSAN KIKO KK
Original Assignee
HAKUSAN KIKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAKUSAN KIKO KK filed Critical HAKUSAN KIKO KK
Priority to JP2001075415A priority Critical patent/JP4547101B2/ja
Publication of JP2002276226A publication Critical patent/JP2002276226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4547101B2 publication Critical patent/JP4547101B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付け容量が小さく信頼性の高い錠前装置と
荷物の収納効率がよく安全性に優れた戸建て住宅用の宅
配ボックスを提供する。 【解決手段】 固定側掛合機構20と開閉側掛合機構3
0とを備え、固定側掛合機構20は、ラッチ鈎21aと
第1の制御鈎21dを有するラッチ部材21と第1の制
御爪23e及び第2の制御爪23fを有する制御アーム
23を備え、開閉側掛合機構30は、ラッチ爪31a及
び第2の制御鈎33aを備え、施錠は、ラッチ鈎21a
とラッチ爪31aとの掛合及び第2の制御爪23fと第
2の制御鈎33aとの掛合によって実現し、開錠は、ラ
ッチ爪31aをキー操作で外し、さらに第2の制御鈎3
3aで第2の制御爪23fを押してラッチ部材21の姿
勢を制御する制御アーム23を駆動し、ラッチ部材21
を施錠不能な非ラッチ姿勢とする。宅配ボックス10
は、キャビネットに固定側掛合機構20を、扉板に開閉
側掛合機構30を取付けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キー操作によって
開閉する方式の錠前装置と、その錠前装置を用いた戸建
て住宅用の宅配ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】宅配事業の普及拡大に伴い、様々な荷物
が宅配手段によって流通するようになり、マンション等
の集合住宅においては、宅配ボックスと称する無人の荷
物受発送装置が備え置かれるようになっている。宅配ボ
ックスは、大型のキャビネットの内部を縦横に仕切って
個室を形成し、これを個々の利用者の利用に供するもの
であるが、通常、個室の数は、マンション等の戸数より
少なく、したがって、個々の個室は、利用者が特定して
いるのではなく、必用に応じて共同利用される利用形態
である。
【0003】共同利用という利用形態における宅配ボッ
クスの錠前装置には、荷物の名宛人において開錠可能で
あって、かつ、名宛人以外の者が開錠することができな
いという機能が要求される。そして、このような要求
は、例えば、シリンダ錠前のように、特定のキー穴とこ
のキー穴に対応するキーとの符号によって開錠操作する
機械的な錠前装置では実現することができない。そこ
で、従来、宅配ボックスには、電子錠が利用されてい
る。
【0004】宅配ボックス利用される電子錠は、一般
に、電源部と、メモリ機能とロジックシーケンス制御を
担当する制御部と、制御部に対する入出力部とからな
り、電源部及び制御部は、個室の一室を利用して宅配ボ
ックスに内臓されている。制御部に対する入力には、部
屋番号や暗証番号等が利用され、出力は、個室の扉板の
ロックを機械的に外す電磁ソレノイドに対する開錠信号
である。
【0005】ところで、宅配ボックスの必要性は、各種
の無店舗通信販売形態の普及と、家が留守となる蓋然性
が高い核家族化等の進行によって、集合住宅に限るもの
ではなくなってきている。一般の戸建て住宅において
は、集合住宅用の宅配ボックスのように多数の個室を有
する大型の宅配ボックスの必用はなく、2室程度の小型
のもので十分実用になる。しかし、盗難や事故等に対す
る安全性については、大型の宅配ボックスと同様に十分
に確保される必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ただし、従来の宅配ボ
ックスの電子錠を戸建て住宅用の小型の宅配ボックスに
適用しようとする場合、制御部等が個室の一室を占有す
るので、宅配ボックス全容量に対して実際に利用するこ
とができる容量の割合が小さくなってしまうとともに、
宅配ボックス全体の価格に占める電子錠の価格の割合が
過大となるので、事実上、電子錠の使用は困難であっ
た。また、宅配ボックスの扉板及びキャビネットは、住
居のドアのような十分な厚みを有しないので、既成のシ
リンダ錠前等を組み込むことも困難であった。なお、宅
配ボックス用の錠前装置については、子供の閉じ込め事
故等を防止する観点から、安易に施錠状態となることな
く、又、施錠状態となった場合であっても、内部側から
はキー操作を要することなく極めて容易に扉板を開くこ
とができるものであることが要求されるが、これらの諸
要求を低価格で満足させる錠前装置は、従来提供されて
いない現状である。
【0007】そこで本発明の目的は、従来の電子錠に変
え、宅配ボックスのような薄板構造物に対して取り付け
可能であって、取り付けたときの占有容量が少なく、か
つ、こじ開け事故等にも対しても十分な堅牢性を発揮で
きる錠前装置及びその錠前装置を用いた戸建て住宅用の
宅配ボックスを提供することにある。また、錠前装置に
ついては、不用意に施錠状態となることなく、又、施錠
状態となった場合であっても、内部側からはキー操作を
要することなく扉板を開くことができるようにすること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の請求項1に記載の錠前装置は、固定部材に取
り付ける固定側掛合機構と開閉部材に取り付ける開閉側
掛合機構とを開閉部材を閉じて掛合させるとともに、開
閉側掛合機構をキー操作することによって固定側掛合機
構と開閉側掛合機構との掛合を外すようにした錠前装置
において、固定側掛合機構は、ラッチ鈎と第1の制御鈎
とを有しラッチ姿勢又は非ラッチ姿勢をとるラッチ部材
と、第1と第2の制御爪を有し第1の制御爪と第1の制
御鈎とを介してラッチ部材をラッチ姿勢に拘束し又は非
ラッチ姿勢に開放する制御アームを備える一方、開閉側
掛合機構は、キー操作によって前進動作又は後退動作を
するとともに常時前進方向に付勢されたラッチ爪と、制
御アームの第2の制御爪に対応する第2の制御鈎を備え
てなり、そして、固定側掛合機構と開閉側掛合機構と
は、開閉部材を閉じたときにラッチ鈎とラッチ爪とが互
いに掛合すると同時に、第2の制御爪と第2の制御鈎と
が互いに掛合し、又、キー操作によってラッチ爪を後退
動作させた上、開閉部材を開くことによって、第2のラ
ッチ鈎が制御アームの第2のラッチ爪を駆動してラッチ
部材を非ラッチ姿勢に開放することを特徴とする。
【0009】本発明によれば、固定側掛合機構は、固定
部材に取り付けられ、又、開閉側掛合機構は、開閉部材
に取り付けられており、固定側掛合機構のラッチ部材の
ラッチ鈎と開閉側掛合機構のラッチ爪とは、開閉部材を
閉じる操作によって互いに掛合する。この際、制御アー
ムは、第1の制御爪と第1の制御鈎とを介してラッチ部
材をラッチ姿勢に拘束するので、メインラッチ部材が非
ラッチ姿勢をとるように逃げることを防止する。また、
制御アームは、同時に第2の制御爪を介して開閉側掛合
機構の第2のラッチ鈎に掛合する。そこで固定側掛合機
構と開閉側掛合機構とは、ラッチ鈎とラッチ爪との掛
合、及び、第2の制御爪と第2のラッチ鈎との掛合によ
る施錠状態を実現することができる。一方、開閉側掛合
機構からのキー操作によってラッチ爪を後退動作させる
とラッチ鈎とラッチ爪との掛合が外れ、開閉部材を開く
ことができる状態となる。ここで、開閉部材を開くと開
閉側掛合機構の第2のラッチ鈎が第2の制御爪を介して
制御アームを駆動し、この結果、制御アームに設けられ
た第1の制御爪も駆動される。そこで、第1の制御爪
は、拘束していたラッチ部材を非ラッチ姿勢に開放す
る。したがって、一旦開いた開閉部材は、再び開閉部材
を閉じる操作をしたとしてもラッチ部材を意識的にラッ
チ姿勢に回復させない限りは施錠されない。
【0010】本発明の請求項2に記載の錠前装置は、ラ
ッチ部材が、手動操作によってラッチ姿勢又は非ラッチ
姿勢を実現する操作アームを備え、制御アームは、ラッ
チ部材に連動してラッチ部材を拘束又は開放することを
特徴とする。
【0011】この発明によれば、操作アームを介してラ
ッチ部材をラッチ姿勢とする向きに手動操作すると、制
御アームもメインラッチ部材に連動するので、制御アー
ムは、ラッチ部材がラッチ姿勢をとるように駆動された
場合には、ラッチ部材をラッチ姿勢に拘束し、又、ラッ
チ部材が非ラッチ姿勢をとるように駆動された場合にお
いては、ラッチ部材を拘束することなく開放することが
できる。
【0012】本発明の請求項3に記載の戸建て住宅用の
宅配ボックスは、前面に開口部を形成したキャビネット
と、開口部に取り付ける片開きの扉板とを備え、扉板の
開閉側の裏面に請求項1又は請求項2に記載の錠前装置
の開閉側掛合機構を取り付けるとともに、対応するキャ
ビネットの内側に請求項1又は請求項2に記載の錠前装
置の固定側掛合機構を取り付けたことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、開閉部材である扉板を
開いた時点で開閉側掛合機構の第2の制御鈎が固定部材
であるキャビネットに取り付けられた固定側掛合機構の
制御アーム駆動し、この結果、制御アームの第1の制御
爪に拘束されていたラッチ部材が非ラッチ姿勢をとり、
この状態では、扉板を閉じても錠前装置が施錠状態とな
らないので、不用意な閉じ込め事故等が阻止され、例え
ば、子供が閉じ込められような事態は生じない。また、
錠前装置の固定側掛合機構が、操作アームを備えるもの
である場合には、施錠状態においてラッチ姿勢を採って
いるラッチ部材を操作アームを手動操作することによっ
て非ラッチ姿勢とすることができるので、扉板は、宅配
ボックスの内側から開くことができる。したがって、子
供が閉じ込められような事態は生じなくなってはいる
が、ラッチ部材を故意にラッチ姿勢にさせる等の何らか
の理由で閉じ込められても、ラッチ部材を操作アームを
手動操作することによって非ラッチ姿勢とし、宅配ボッ
クスの内側から開くことができるという二重の安全構造
になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を引用しながら本発明
の錠前装置と、この錠前装置を備えた戸建て住宅用の宅
配ボックスの実施の形態を併せて説明する。なお、宅配
業者が配送物を戸建て住宅用の宅配ボックスに入れて施
錠をして、その後、戸建て住宅の住人がキー操作により
開錠して配送物を取り出す例で説明する。
【0015】本発明の戸建て住宅用の宅配ボックス10
は、図1に示すように、前面Fに二つの開口部H1,H
2を形成したキャビネット11と、各々開口部H1,H
2に取り付ける片開きの扉板12,12と、キャビネッ
トの台座としてのベース台13とからなる。キャビネッ
ト11、扉板12,12及びベース台13は、いずれも
ステンレスの薄板材料を筐体を形成するように板金加工
してなる。キャビネット11は、底板11aと左右一対
の側板11b,11bと天板11cと裏板11dとによ
って形成した筐体の内部空間を水平方向の仕切り板11
eで仕切り、上に位置する小容量の個室R1と、その下
に位置する大容量の個室R2との2室を形成したもので
ある。したがって、個室R1の開口部H1のサイズは、
個室R2の開口部H2のサイズより小さく、各開口部H
1,H2に取り付けられる扉板12,12のサイズもこ
れに応じて異なっている。なお、ベース台13は、キャ
ビネット11全体を適度な高さに支持するための4角の
周枠構造体である。
【0016】各扉板12,12は、ヒンジ金具を介して
右側の側縁部を各個室R1,R1の開口部H1,H2の
右側の側板11bの前縁部に揺動自在に取り付けられ、
左片開きに開閉動作することができる。したがって、キ
ャビネット11は、固定部材であり、又、扉板12,1
2は、開閉部材である。なお、扉板12,12には、内
部の状況を確認するための覗き窓12h,12hが設け
られている。なお、扉板12,12の開閉操作用のノブ
は、図上省略してある。
【0017】錠前装置は、図2乃至図7に示すように、
固定部材に取り付ける固定側掛合機構20と開閉部材に
取り付ける開閉側掛合機構30とからなる。錠前装置
は、戸建て住宅用の宅配ボックス10において各個室R
1,R2毎に同じものがそれぞれ備えられている。各個
室R1,R2において固定側掛合機構20は、左側の側
板11bの前縁部寄りの内側面に配置され、又、開閉側
掛合機構30は、扉板12,12の開閉側の側縁部寄り
の内側面に配置されている。そして、両者は、扉板1
2,12を閉じる操作によって互いに掛合し、施錠状態
を実現することができ、又、両者は、開閉側掛合機構3
0をキー操作することによって開錠することができるよ
うになっている。
【0018】すなわち、固定側掛合機構20は、板金ボ
ックス構造のシャーシ22と、シャーシ22の外側面に
取り付けられるラッチ部材21と、シャーシ22の内部
側に取り付けられる制御アーム23を主要部材としてな
る(図2)。
【0019】ラッチ部材21は、本体21Aと、本体2
1Aの裏面側に重ね合せて一体化されるガイド板21B
とからなる。本体21Aは、略中央位置に軸穴h1を有
する板状部材であり、軸穴h1の一端側には、ラッチ鈎
21aが形成され、ラッチ鈎21aの手前には、治具孔
h2が形成されている。また、軸穴h1の他端側は、目
立ち易い色彩の樹脂製グリップを貼着した操作アーム2
1bとされている。一方、ガイド板21Bは、本体21
Aの軸孔h1に対応する軸孔h4と治具孔h3を形成し
た板状部材であり、その一端側には、軸孔h4を中心と
するアール付きの長孔相当のガイド溝h5設けられ、ガ
イド溝h5の外側の周面には、第1の制御鈎21dが形
成されている。ガイド板21Bの他端側には、本体21
Aと反対側に向けて突片21fが突設され、突片21f
の先端部には、掛止孔h6が設けられている。
【0020】本体21Aとガイド板21Bとは、軸孔h
1,h4と治具孔h2,h3を一致させた上で重ね合せ
て溶接付けされ、一体となってラッチ部材21を構成し
ている。ラッチ部材21は、ロックナットb1を伴うね
じ軸B1を用いてシャーシ22の中央位置に設けられた
軸孔h7に揺動自在に組み付けられる。したがって、操
作アーム21bを手動操作すると、ねじ軸B1を中心に
ラッチ部材21が揺動するが、宅配ボックス10の前面
F側のラッチ鈎21aを手で押さえるようにしても、ラ
ッチ部材21が揺動する。シャーシ22には、中心に位
置する軸孔h7の他、軸孔h8と斜め上下に位置する2
個の丸孔H3、H4及びアールを伴う長孔H5が形成さ
れており、シャーシ22に組み付けられたラッチ部材2
1の突片21fは、長孔H5を通り抜けてシャーシ22
の内側に突出している。シャーシ22の天板22tの裏
面には掛止孔h10を設けたばね受け金具24が固定さ
れており、ラッチ部材21の突片21fとばね受け金具
24との間に引っ張りばね25が掛けられている(図
2,図3)。引っ張りばね25は、水平のラッチ姿勢を
とっているラッチ部材21を、斜めの非ラッチ姿勢をと
る向きに付勢している。
【0021】制御アーム23は、中央位置に軸孔h9を
有する水平アーム23aと、軸孔h9から変位した位置
から下向きに伸びる下垂アーム23bと、水平アーム2
3aの一端からシャーシ22の前方に向けて伸びる水平
アーム23cとを一体に曲げ加工したものである。水平
アーム23aの他端には、ばね受け23gが形成されて
いる。下垂アーム23bの先端には、第1の制御爪23
eが、又、水平アーム23cの先端には第2の制御爪2
3fが設けられている。この第2の制御爪23fの内側
端面は、円滑なアールを付けるように成形されている。
【0022】制御アーム23は、シャーシ22の軸孔h
8と水平アーム23aの軸孔h9に挿通するねじ軸B2
によってロックナットb2を用いてシャーシ22の内部
側に揺動自在に組み付けられる。このとき第2の制御爪
23fを備える水平アーム23cは、上位置の丸孔H3
を経由してラッチ部材21の手前に伸び、一方、下垂ア
ーム23bの第1の制御爪23eは、下位置の丸孔H4
を経由してラッチ部材21のガイド溝h5内に進出して
第1の制御鈎21dと掛合した状態となっている(図
2,図5)。
【0023】シャーシ22の天板22tの裏面には、水
平アーム23aのばね受け23gに対応してばね受け金
具26が取り付けられ、ばね受け23gとばね受け金具
26との間には、圧縮ばね27が介装されている(図
2,図3)。この圧縮ばね27は、水平アーム23aの
一端を常時付勢することによって、制御アーム23は、
第1の制御爪23eを介してラッチ部材21が水平のラ
ッチ姿勢を維持するように付勢している。すなわち、ラ
ッチ部材21を直接付勢している引っ張りばね25と、
ラッチ部材21を制御アーム23を介して付勢している
圧縮ばね27とは、ラッチ部材21に対して反対向きに
作用し、第1の制御爪23eと第1の制御鈎21dとが
係合していることを条件に均衡している。このような固
定側掛合機構20は、スペーサ28を介してキャビネッ
ト11の側板11bとの間隔を調整しながら宅配ボック
ス10に取り付けられる。
【0024】一方、開閉側掛合機構30は、ラッチ爪3
1aを有するキー操作機構31と、キー操作機構31を
背面から抱持するシャーシ32と、第2の制御鈎33a
を有する揺動片33を主要部材としてなる(図4)。な
お、シャーシ32の前面には、扉板12の取付け部分を
補強する補強板36が付属する。
【0025】キー操作機構31は、駆動装置を内蔵した
本体31bの側面部に突出するラッチ爪31aを備える
とともに、前面側にシリンダ31cを備える。シリンダ
31cには、キー穴31eを形成したシリンダ軸31d
が装填され、シリンダ軸31dをキー操作することによ
って、ラッチ爪31aを所定ストロークの範囲で前進動
作又は後退動作させることができる。ただし、ラッチ爪
31aは、ばねを介して本体31bに組み込まれてお
り、常時前進方向に付勢されている。したがって、ラッ
チ爪31aは、本体31bから突出している場合にも、
作動方向に外力を受けることによって後退動作する仕組
みになっている。本体31bの四隅には、取付け孔h1
1が設けられ、シリンダ31c前面には、旋回操作によ
って開閉できる盲板31fが付属する。
【0026】シャーシ32は、段付きに曲げ加工され、
上下には扉板12に対する取付け用のフランジ32f,
32fが形成されている。シャーシ32の面板部32a
には、キー操作機構31の本体31bの取付け孔h11
に対応するねじ孔h12が形成され、その天板32t寄
りには、角孔H6が明けられている。天板32tの一端
側には、軸孔h13が設けられている。キー操作機構3
1は、補強板36とシャーシ32との間に挟み込んだ状
態で扉板12に固定される。したがって、補強板36に
は、シリンダ31cを挿通させる丸孔H7が形成され、
又、丸孔H7の上側には、ばね受け金具34が固定され
ている。
【0027】揺動片33には、第2の制御鈎33aの
他、軸孔h14を有するアーム33bとばね受け33c
とが形成されている。揺動片33は、第2の制御鈎33
aをラッチ爪31aと同方向に向け、ばね受け33cと
補強板36のばね受け金具34との間に圧縮ばね35を
介装した状態で、ねじ軸B3によって角孔H6を通して
天板32tの裏面に水平方向に揺動自在に組み付けられ
る(図5)。
【0028】それぞれ、キャビネット11の側板11b
と扉板12に取り付けられた固定側掛合機構20と開閉
側掛合機構30とは、扉板12を閉じる操作によって施
錠状態とするとともに、開閉側掛合機構30に対するキ
ー操作によって、又は、宅配ボックス10の内部におい
てラッチ部材21を手動操作することによって開錠状態
とすることができる(図5,図6,図7)。宅配業者が
配送物を戸建て住宅用の宅配ボックス10に入れるため
には、開錠状態となっているので、その配送物の大きさ
に見合う個室R1を選択し、図5に示す開閉操作用のノ
ブD1を摘んで扉板12を開放して配送物を入れる。
【0029】そして、宅配業者が施錠するときは、開閉
操作用のノブD1をキャビネット11側に押すと、扉板
12が揺動し、固定側掛合機構20と開閉側掛合機構3
0とが接近し、扉板12を閉じ切る直前にラッチ爪31
aがラッチ鈎21aに衝突すると同時に第2の制御爪2
3fと揺動片33の第2の制御鈎33aとが衝突する
(図5)。そこで、前進方向に付勢されていたラッチ爪
31aは、ラッチ鈎21aに押されて一時的に後退動作
し、ラッチ鈎21aを通過した後、すなわち、扉板12
が閉じ切った時点で前進位置に復帰するように動作す
る。一方、揺動片33は、第2の制御爪23fに押され
て水平方向に揺動し、圧縮ばね35を圧縮する。したが
って、第2の制御鈎33aは、第2の制御爪23fを通
過した後、すなわち、扉板12が閉じ切った時点でもと
の位置に復帰するように動作する(図5,図6)。この
結果、扉板12が閉じ切ると同時にラッチ爪31aとラ
ッチ鈎21aとが、又、第2の制御爪23fと第2の制
御鈎33aとの掛合動作が完了し、施錠状態が実現され
る(図3,図6)。この施錠状態におけて、制御アーム
23の第1の制御爪23eは、ラッチ部材21のガイド
板21Bのガイド溝h5内において第1の制御鈎21d
と掛合している(図3)。また、開閉側掛合機構30の
第2の制御鈎33aは、第2の制御爪23fの内側に位
置し、ラッチ爪31aは、ラッチ鈎21aの内側に位置
している。なお、このような使用例は、扉板12の裏面
に点着される使用説明書(図示せず)に従って配送業者
は操作する。
【0030】次いで、戸建て住宅の住人が配送物を取り
出すためには、宅配ボックスの開閉側掛合機構30のキ
ー操作機構を鍵K1によって操作し、ラッチ爪31aを
後退動作させた上、ノブD1を引いて扉板12を開くこ
とによって、開錠状態を実現することができる。ラッチ
爪31aは、キー操作機構31の盲板31Fを旋回させ
てキー穴31eに鍵K1を差し込んでシリンダ軸31d
を回転駆動することによって後退動作させることができ
る(図4,図6)。ラッチ爪31aを後退動作させる
と、ラッチ爪31aとラッチ鈎21aの掛合が外れ、扉
板12を開くことができる状態となる。ここで、ノブD
1を引くと、扉板12につれて開閉側掛合機構30が固
定側掛合機構20から離れる。このとき、第2の制御鈎
33aは、掛合していた第2の制御爪23fのアールの
部分に摺接し、矢印K1方向(図3)に移動しながら第
2の制御爪23fを押し下げる。
【0031】第2の制御爪23fが押し下げられると、
制御アーム23は、圧縮ばね27を圧縮しながらねじ軸
B2を中心に揺動し、第1の制御爪23eは、矢印K2
方向(図3)に変位する。第1の制御爪23eの変位に
よって、第1の制御爪23eと第1の制御鈎21dとの
掛合が外れ、この結果、引っ張りばね25に付勢されて
ラッチ部材21全体がねじ軸B1を中心に揺動し、斜め
の非ラッチ姿勢をとる(図7)。そして、ラッチ部材2
1が非ラッチ姿勢をとることによって、ラッチ爪21a
とラッチ鈎31aの水平位置が異なることとなるので、
再び扉板12を閉じても施錠状態が実現されることはな
い。なお、ラッチ部材21の操作アーム21bを押し下
げると、第1の制御爪23eと第1の制御鈎21dとが
掛合し、ラッチ部材21は、水平のラッチ姿勢に復帰す
るので(図3)、この後、扉板12を閉じることによっ
て再び施錠状態を実現することができる。
【0032】錠前装置は、宅配ボックス10の内側から
鍵K1を用いることなく開錠状態とすることができる。
宅配ボックス10内において、ラッチ部材21の操作ア
ーム21bを上に引くとラッチ部材21は、第1の制御
鈎21dを介して第1の制御爪23eを押し下げる。こ
の際、第1の制御爪23eは、制御アーム23の揺動の
中心であるねじ軸B2の位置から変位しているので、第
1の制御爪23eが押し下げられると制御アーム23が
揺動し、第1の制御爪23eは、矢印K2方向に変位す
る。すると、第1の制御爪23eと第1の制御鈎21d
との掛合が外れ、ラッチ部材21は、斜めの非ラッチ姿
勢となる。この結果、ラッチ爪21aとラッチ鈎31a
の掛合が外れ、扉板12を開くことができる。すなわ
ち、ラッチ部材21が制御アーム23に連動するばかり
でなく、制御アーム23がラッチ部材21に連動するこ
ともできるのである。
【0033】以上、錠前装置を戸建て住宅用の宅配ボッ
クス10に取り付ける実施の形態について説明したが、
錠前装置は、個室R1,R2の利用者が特定している集
合住宅用の宅配ボックスや一般のロッカ等についても、
取付け容量が小さく廉価で安全である等の特質を減殺す
ることなく広く利用することができる。また、戸建て住
宅用の宅配ボックス10のサイズや個室R1…の数は、
需要に応じて設定することができる。例えば、個室R1
の1室を新聞受けや郵便受けとして利用することもでき
る。
【0034】
【発明の効果】本発明の錠前装置は、施錠状態を実現す
るラッチ部材に加え、ラッチ部材の姿勢を施錠可能なラ
ッチ姿勢に拘束し、又は、施錠不能な非ラッチ姿勢に開
放するための制御アームを備え、開閉部材が開かれたと
きには、制御アームを介してラッチ部材を自動的に非ラ
ッチ姿勢とすることができるので、不用意な閉じ込め事
故等を有効に防止することができる他、施錠状態と開錠
状態とが機械機構のみによって実現されるので、価格及
び取付け状態の占有容量を小さく抑えることが可能であ
る。したがって、従来の電子錠に代えて戸建て住宅用の
宅配ボックス等に使用可能である。
【0035】また、本発明の戸建て住宅用の宅配ボック
スは、錠前装置の占有容量が小さいので、内部容量を荷
物の収納スペースとして有効に活用することができると
ともに、一旦扉板を開くと再度扉板を閉じても施錠され
ないので子供の閉じ込め事故等を未然に防止することが
でき、又、ラッチ部材が操作アームを備えるものである
場合には、施錠後においては、ラッチ部材を手動操作に
よって非ラッチ姿勢とすることができるので、万一子供
が内部に閉じ込められキーが紛失したようた場合におい
も、自力又は外部からの適切な指示によって簡単に脱出
することが可能である。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の宅配ボックスと錠前装置の実施の形態
を示す斜視図である。
【図2】本発明の錠前装置の固定側掛合機構の実施の形
態を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の錠前装置の固定側掛合機構の実施の形
態を示す要部の側面図である。
【図4】本発明の錠前装置の開閉側掛合機構の実施の形
態を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の宅配ボックスと錠前装置の実施の形態
を示す断面図である。
【図6】本発明の宅配ボックスと錠前装置の実施の形態
を示す断面図である。
【図7】本発明の錠前装置の固定側掛合機構の実施の形
態における動作説明図である。
【符号の説明】
F 前面 H1,H2 開口部 10 宅配ボックス 11 キャビネット 12 扉板 20 固定側掛合機構 21 ラッチ部材 21a ラッチ鈎 21b 操作アーム 21d 第1の制御鈎 23 制御アーム 23e 第1の制御爪 23f 第2の制御爪 30 開閉側掛合機構 31a ラッチ爪 33a 第2の制御鈎

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材に取り付ける固定側掛合機構と
    開閉部材に取り付ける開閉側掛合機構とを開閉部材を閉
    じて掛合させるとともに、開閉側掛合機構をキー操作す
    ることによって固定側掛合機構と開閉側掛合機構との掛
    合を外すようにした錠前装置において、 固定側掛合機構は、ラッチ鈎と第1の制御鈎とを有しラ
    ッチ姿勢又は非ラッチ姿勢をとるラッチ部材と、第1と
    第2の制御爪を有し第1の制御爪と第1の制御鈎とを介
    してラッチ部材をラッチ姿勢に拘束し又は非ラッチ姿勢
    に開放する制御アームを備え、一方、開閉側掛合機構
    は、キー操作によって前進動作又は後退動作をするとと
    もに常時前進方向に付勢されたラッチ爪と、制御アーム
    の第2の制御爪に対応する第2の制御鈎を備えてなり、
    固定側掛合機構と開閉側掛合機構とは、開閉部材を閉じ
    たときにラッチ鈎とラッチ爪とが互いに掛合すると同時
    に、第2の制御爪と第2の制御鈎とが互いに掛合すると
    ともに、キー操作によってラッチ爪を後退動作させた
    上、開閉部材を開くことによって、第2のラッチ鈎が第
    2のラッチ爪を駆動してラッチ部材を非ラッチ姿勢に開
    放することを特徴とする錠前装置。
  2. 【請求項2】 ラッチ部材は、手動操作によってラッチ
    姿勢又は非ラッチ姿勢を実現する操作アームを備え、制
    御アームは、ラッチ部材に連動してラッチ部材を拘束又
    は開放することを特徴とする請求項1に記載の錠前装
    置。
  3. 【請求項3】 前面に開口部を形成したキャビネット
    と、開口部に取り付ける片開きの扉板とを備え、扉板の
    開閉側の裏面に請求項1又は請求項2に記載の錠前装置
    の開閉側掛合機構を取り付けるとともに、対応するキャ
    ビネットの内側に請求項1又は請求項2に記載の錠前装
    置の固定側掛合機構を取り付けたことを特徴とする戸建
    て住宅用の宅配ボックス。
JP2001075415A 2001-03-16 2001-03-16 錠前装置と戸建て住宅用の宅配ボックス Expired - Fee Related JP4547101B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001075415A JP4547101B2 (ja) 2001-03-16 2001-03-16 錠前装置と戸建て住宅用の宅配ボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001075415A JP4547101B2 (ja) 2001-03-16 2001-03-16 錠前装置と戸建て住宅用の宅配ボックス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002276226A true JP2002276226A (ja) 2002-09-25
JP4547101B2 JP4547101B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=18932501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001075415A Expired - Fee Related JP4547101B2 (ja) 2001-03-16 2001-03-16 錠前装置と戸建て住宅用の宅配ボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4547101B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019027233A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 日東工業株式会社 キャビネットの施錠構造
JP2019039181A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 靖和 須藤 宅配ボックス
JP2019124002A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 タキゲン製造株式会社 宅配ボックス用ラッチ錠
JP2019177077A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社ユニソン 収容ボックス
JP2019196618A (ja) * 2018-05-09 2019-11-14 ジョー・プリンス竹下株式会社 収納庫用の錠前装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000282731A (ja) * 1999-03-29 2000-10-10 Seiko Kk 宅配ボックス

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000282731A (ja) * 1999-03-29 2000-10-10 Seiko Kk 宅配ボックス

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019027233A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 日東工業株式会社 キャビネットの施錠構造
JP2019039181A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 靖和 須藤 宅配ボックス
JP2019124002A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 タキゲン製造株式会社 宅配ボックス用ラッチ錠
JP7057136B2 (ja) 2018-01-12 2022-04-19 タキゲン製造株式会社 宅配ボックス用ラッチ錠
JP2019177077A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社ユニソン 収容ボックス
JP2019196618A (ja) * 2018-05-09 2019-11-14 ジョー・プリンス竹下株式会社 収納庫用の錠前装置
JP7089241B2 (ja) 2018-05-09 2022-06-22 ジョー・プリンス竹下株式会社 収納庫用の錠前装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4547101B2 (ja) 2010-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6895789B2 (en) Lockable latch with catch for a safe
US7743935B2 (en) Lock box
US7318632B2 (en) Storage cabinet with latching mechanism
US6023953A (en) Slam latch with opposing slides
US7686207B1 (en) Locking devices for storage boxes such as mailboxes
US20020033607A1 (en) Key and combination locking mechanism
JP2002276226A (ja) 錠前装置と戸建て住宅用の宅配ボックス
US20060012184A1 (en) Gaming machine lid/door latch
US2968506A (en) Latch mechanism
JP6688827B2 (ja) 収容ボックス
US11396762B2 (en) Cable operated mechanical locking external disconnect enclosure
US10827868B1 (en) Tamper resistant parcel delivery box
JP3390866B2 (ja) 宅配ボックス
CN216118695U (zh) 一种隐藏折叠自弹型键盘仓结构
JPH0248942Y2 (ja)
TW492938B (en) Locker door operating device
JP2761343B2 (ja) 宅配ボックスの開閉装置
KR20240066584A (ko) 비상 탈출 방범창
JP7016580B2 (ja) 保管庫
JPH0710442Y2 (ja) 販売装置
JP3058034B2 (ja) 公衆電話機の筐体ロック構造
JP2002234537A (ja) 物品収納具
JP2591590Y2 (ja) 錠装置
JP2021003285A (ja) 宅配ボックス
JPH0710443Y2 (ja) 販売装置

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20010316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100414

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R155 Notification before disposition of declining of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R155

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees