JP2021003285A - 宅配ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】収容空間を大とすることができ、かつ防犯性の高い宅配ボックスを提供する。【解決手段】ボックス本体4の底板10の内部の空間S内に、外扉6を閉扉状態に施錠可能なラッチ部材17を設けるとともに、底板10の前面に、外扉6を開いた状態でラッチ部材17を施錠可能位置まで移動させる操作ボタン22を、外扉6により隠蔽されるように設ける。【選択図】図4

Description

本発明は、住宅の玄関の外壁や門塀等に設置される宅配ボックスに関する。
この種の宅配ボックスは、宅配業者が荷挿入口に設けた扉を開いて宅配物を収容し、住人が荷挿入口の扉を開くか、荷挿入口の反対側の荷取出口に設けた扉を開いて宅配物を取り出すものであり、住人が不在であっても宅配物を受け取ることができるようになっている。このような宅配ボックスには、宅配物を収納した後、宅配業者が荷挿入口の扉を閉扉状態に施錠する施錠手段が設けられているのが一般的である(例えば特許文献1参照)。
特開2018−23753号公報(段落0015、第2図)
特許文献1に記載されている宅配ボックスにあっては、ラッチやリンク機構等からなる施錠手段が扉の裏側に設けられ、ラッチやリンク機構等がボックス本体内に入り込むように露出しているので、施錠手段を設けた分だけ宅配物の収容空間が小さくなるという問題がある。また、扉の表側には、ラッチを解錠位置に移動させて扉を開くための開操作部や鍵装置が設けられているので、それらが不正に操作されて扉が開かれるおそれがあり、防犯性の課題もある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、収容空間を大とすることができ、かつ防犯性の高い宅配ボックスを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の宅配ボックスは、
前面と後面とにそれぞれ荷挿入口と荷取出口とを有するボックス本体と、前記荷挿入口に開閉可能に設けられた外扉と、前記荷取出口に開閉可能に設けられた内扉とを備え、前記ボックス本体の底板の内部に空間が形成されている宅配ボックスにおいて、
前記空間内に前記外扉を閉扉状態に施錠可能な施錠手段を設けるとともに、前記底板の前面に、前記外扉を開いた状態で前記施錠手段を施錠可能位置まで移動させる操作部を、前記外扉により隠蔽されるように設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、外扉の施錠手段を、底板内部の空間内に設けているので、ボックス本体内に施錠手段が露出することはなく、ボックス本体の収容空間を大とすることができる。また、施錠手段を移動させる操作部は、外扉により隠蔽されているので、操作部が外部から不正に操作されて外扉が開かれるおそれはなく、防犯性の高い宅配ボックスを提供することができる。
前記施錠手段は、前記外扉の裏面に設けられたラッチ受けに係合可能な施錠位置と前記ラッチ受けから離脱する解錠位置との間を左右方向に移動可能なラッチ部材であり、
前記操作部は、前記底板の前面に設けられた開口部に前後方向に移動可能に嵌挿され、後方に押動操作したとき連係手段を介して前記ラッチ部材を施錠位置方向に移動可能とする操作ボタンであることを特徴としている。
この特徴によれば、外扉を開いて操作ボタンを後方に押動するだけの簡単な操作で、ラッチ部材を施錠位置方向に移動させることができる。
前記連係手段は、前記ラッチ部材に設けられた垂直のピンと、前記操作ボタンに設けられ、前記ピンが施錠位置方向に移動可能に嵌合するカム溝とにより構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ラッチ部材に設けたピンを、操作ボタンに設けたカム溝に嵌合するだけの簡単な構成の連係手段により、操作ボタンを後方に押動操作したとき、ピンと共にラッチ部材を施錠位置方向に移動させることが可能となる。
前記ラッチ部材は、付勢手段により施錠位置方向に付勢され、前記カム溝は、前記ピンを解錠位置に停止させる停止部と、該停止部から施錠位置方向に延びる傾斜溝部とを備え、前記操作ボタンを押動操作したとき前記ピンは前記停止部から外れ、前記付勢手段の付勢力により前記傾斜溝部を施錠位置方向に移動することを特徴としている。
この特徴によれば、ラッチ部材は付勢手段により施錠位置方向に常時付勢されているので、操作ボタンを押動操作すると、停止部によって停止されているピンは傾斜溝部に沿って施錠位置方向に移動し、ラッチ部材を施錠可能位置まで自動的に移動させることができる。
前記空間内には、前端部が前記ラッチ部材に連結された解錠レバーが水平回動可能に設けられ、前記解錠レバーの後端部を解錠方向に回動することにより、前記ピンを前記傾斜溝部から前記停止部まで移動させ、前記ラッチ部材を前記施錠可能位置から解錠位置に復帰させることを特徴としている。
この特徴によれば、内扉を開いて解錠レバーを手動により解錠方向に回動操作すれば、ラッチ部材は解錠位置に復帰されて外扉を解錠することができるので、宅配業者は外扉を開いて宅配物を収容することができる。また、外扉の解錠操作は内扉側からしか行うことができないので、防犯性が高い。
前記解錠レバーの後端部は、左右方向に開閉可能とした前記内扉の下端部に連動ロッドにより連結され、前記内扉の開扉動作と連動して前記ラッチ部材を前記解錠位置に復帰させることを特徴としている。
この特徴によれば、内扉を開くだけで外扉を自動的に解錠することができるので、手動による解錠操作は必要なく、使い勝手のよい宅配ボックスとなる。
本発明の実施例1に係る宅配ボックスを斜め前方から見た斜視図である。 同じく、外扉を開いたときの斜視図である。 図1のA−A線に沿う拡大縦断側面図である。 図3のB−B線に沿う横断平面図である。 操作ボタンの拡大平面図である。 外扉を開いて操作ボタンを押動操作し、ラッチ部材を施錠位置に移動させたときの横断平面図である。 外扉が施錠されたときの横断平面図である。 内扉を開いて外扉を解錠したときの横断平面図である。 実施例2に係る宅配ボックスにおいて解錠レバーを手動で回動させ、外扉を解錠したときの横断平面図である。
本発明に係る宅配ボックスを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る宅配ボックスにつき、図1から図8を参照して説明する。なお、以下においては、図1の左手前側(図3、図4においては左方)を前、その反対側を後とするとともに、図4の紙面上方を左方、下方を右方として説明する。宅配ボックス1は、住宅の玄関の外壁や門塀等(図示略)に設置される壁貫通型のものであり、留守中に屋外から宅配業者によって収容された宅配物を、住人が屋内から取り出すことができるようになっている。
図1ないし図4に示すように、宅配ボックス1は、前面と後面にそれぞれ荷挿入口2と荷取出口3を有するやや扁平状のボックス本体4と、荷挿入口2の上端部に上下方向に開閉しうるように左右1対のヒンジ5により枢支された外扉6と、荷取出口3の左端部に左右方向に開閉しうるように上下1対のヒンジ5によって枢支された内扉7とを備えている。本実施例の外扉6と内扉7は板金により形成されているが、木板や合成樹脂等により形成してもよい。外扉6の上部側の中央部には、横長の郵便物挿入口8が、また右側の下端部には、外扉開閉用の凹状の手掛け部9が設けられている。内扉7の右端部には、キーにより施解錠可能なシリンダ錠等の施錠装置7aが取り付けられている。
ボックス本体4は、底板10、天板11及び左右の側板12、12を備え、それらは例えば板金により形成されているが、木板や合成樹脂等により形成してもよい。底板10は、下面板10aと、この下面板10aの前後左右の端縁に上向きに一体的に形成された倒立L字状断面をなす起立部10bと、前後左右の起立部10bにより囲まれた内部に起立部10bの上面と同一面をなすように嵌挿された合成樹脂等よりなるスノコ状の荷載置用の上面板10cとからなっている。下面板10aと前後左右の起立部10bと上面板10cとにより囲まれた底板10の内部には、空間Sが形成されている。なお、上面板10cは、前後左右の起立部10bの上面に載置された平板状のものとしてもよい。
図3に示すように、ボックス本体4の内部には、上部を郵便物収納部13として、下部を宅配物収納部14として使用しうるように仕切る仕切板15の前端部が、左右の側板12に取付けたヒンジ16により上下に回動可能に支持されている。仕切板15は、前端が外扉6の郵便物挿入口8のやや下方に位置し、後端が起立部10bの上面に当接するように全体が下向きに傾斜している。
郵便物挿入口8から郵便物収納部13に挿入された郵便物及び荷挿入口2から宅配物収納部14に収容された宅配物は、内扉7を開いて取り出すことができる。図3の2点鎖線で示すように、宅配物Pが宅配物収納部14に収容された際、仕切板15の後端側が宅配物Pにより上向きに押し上げられるので、上下及び前後寸法の大きな宅配物Pでも支障なく収容することができる。なお、ボックス本体4の内部全体を宅配物の収容空間とする場合には、外扉6に設けた郵便物挿入口8や仕切板15は省略される。
図3ないし図4に示されるように、底板10の前部側の起立部10bの内部に形成されている空間S内には、外扉6を閉扉状態に施錠するための施錠手段であるラッチ部材17が設けられている。ラッチ部材17は、左右方向を向く細長い板状をなし、左端部には係合部17aが形成されている。係合部17aは、外扉6の左側端部の下方に後向きに固着された、後端にラッチ部材17方向に屈曲する係止部18aを有するラッチ受け18(図4参照)に係合可能となっている。
係合部17aの前縁は、平面視において斜め左後方にテーパ状に傾斜する傾斜面17bとされ、後述するように、ラッチ部材17を施錠可能位置まで移動させて外扉6を閉じたとき、傾斜面17bにラッチ受け18の後端が接触してラッチ部材17が若干右方に押動され、その直後に付勢手段の付勢力によって係合部17aが左方に移動してラッチ受け18の係止部18aに自動的に係合するようになっている。
下面板10aの前端部上面の中央部には、左右方向を向く側面視上向きコ字状のガイド部材19がスポット溶接等により固定され、ラッチ部材17はガイド部材19に左右方向に移動可能に嵌合されている。下面板10aの左端部の上面には、ラッチ部材17の係合部17a付近を左右方向に移動可能に嵌合して保持することにより、係合部17aが前後方向に移動するのを規制する平面視コ字状のラッチ保持部材20が固着されている。
ラッチ部材17は、係合部17aがラッチ保持部材20の左方に突出し、ラッチ受け18に係合可能な施錠位置と、係合部17aがラッチ受け18から離脱する解錠位置との間を左右方向に移動することができる(詳細は後述する)。
底板10の前面である前部側の起立部10bの左右方向の中央部前面には、左右方向を向く開口部21が形成され、この開口部21には、ラッチ部材17の係合部17aを施錠可能位置まで移動させることのできる操作ボタン22の前端部が、後方に押動操作可能に嵌挿されている。操作ボタン22の前端部は、外扉6を閉じたとき該外扉6の後面に形成されている凹部内に入り込んで隠蔽されるようになっている。操作ボタン22の後端部は、ガイド部材19の後部側の起立片19aの中央部に形成された平面視コ字状のガイド部19bにより前後方向に移動可能に保持されている。
操作ボタン22の後部側は、側面視L字状断面の段差部22aとなっており、この段差部22aには、左右方向を向くカム溝23が上下に貫通して形成されている。カム溝23には、ラッチ部材17の左右方向の中間部上面に突設された垂直のピン24が摺動可能に下方から嵌合されている。なお、カム溝23とピン24により本発明の連係手段が構成されている。
カム溝23は、図5に拡大して示すように、右側の左右方向を向く直線溝部23aと、この直線溝部23aの左端部と連通するように左方(施錠位置方向)に向かって延びる、平面視において斜め左前方に傾斜する傾斜溝部23bとを備え、直線溝部23aと傾斜溝部23bとの連通部付近には、ピン24が施錠位置方向に移動するのを一時的に停止する停止部23cが、ラッチ部材17と直交するように形成されている。停止部23cによりピン24が停止させられると、ピン24と共にラッチ部材17が解錠位置に保持され、停止部23cより外れたピン24が傾斜溝部23bに沿って左方に移動すると、ラッチ部材17は施錠可能位置まで移動する(詳細は後述する)。
底板10の空間Sの左方寄りには、前後方向を向く板状の解錠レバー25が、中間部が下面板10aに設けた支軸26により枢支されて水平回動可能に収容されている。解錠レバー25の前端部に形成された二又部は、ラッチ部材17の左端部の上面に突設された連結ピン27に、これを左右から挟むようにして連結されている。
後部側の起立部10b内において下面板10aの後端部上面の左方寄りには、左右方向を向く側面視上向きコ字状のガイド部材28がスポット溶接等により固定され、このガイド部材28には、左右方向に移動可能なスライダ29が遊嵌されている。スライダ29の上面に突設された連結ピン30を解錠レバー25の後端部に形成された前後方向の長孔31に嵌挿することにより、スライダ29と解錠レバー25の後端部とが連結され、スライダ29の移動と連動して解錠レバー25が水平回動するようになっている。
スライダ29の右端部とガイド部材28の右端部に設けた係止片32との間には、付勢手段である引張コイルばね33が張設され、スライダ29は引張コイルばね33により常時右方に付勢されるとともに、解錠レバー25もスライダ29を介して施錠方向(平面視時計方向)に常時付勢される。また、ラッチ部材17も解錠レバー25を介して常時施錠方向に付勢される。
解錠レバー25の後端部に設けられた上下方向の貫通孔(図示略)と、内扉7の左下端部の前面に取り付けられた上方に開口する枠状部材34には、連動ロッド35の両端の下向き折曲部(図示略)が上方より嵌合され、内扉7と解錠レバー25とが連動ロッド35を介して連結されている。これにより内扉7を開くと、それに連動して解錠レバー25が解錠方向(平面視反時計方向)に回動するようになる。なお、内扉7を閉じた状態でも解錠レバー25及びラッチ部材17が施錠位置まで移動しうるように、連結ロッド35の左端部の下向き折曲部は枠状部材34内を左右方向に移動可能に遊嵌されている(図6参照)。
次に、実施例1に係る宅配ボックス1の使用要領について説明する。留守中に宅配物を受け取る場合には、図4に示すように、ラッチ部材17の係合部17aをラッチ受け18から離脱する位置まで右方に移動させ、外扉6を解錠状態としておく(解錠操作については後述する)。これにより、宅配業者は外扉6を開いて宅配物をボックス本体4に収容することができる。
宅配物を収容した後、図6に示すように、外扉6を開いた状態で宅配業者が操作ボタン22を後方に押動操作すると、カム溝23の停止部23cにより解錠位置に停止されていたピン24が停止部23cから外れ、傾斜溝部23bに沿って施錠位置方向(左方)に移動する。すなわち、ラッチ部材17は、引張コイルばね33により解錠レバー25を介して常時施錠位置方向に付勢されているので、停止部23cから外れたピン24は傾斜溝部23bに沿って自動的に施錠位置方向に移動する。これにより、ラッチ部材17が施錠位置まで移動し、係合部17aはラッチ保持部材20の左方の施錠可能位置まで移動する。
この状態で外扉6を閉じると、閉じ始めにラッチ受け18の後端がラッチ部材17の係合部17aの傾斜面17bに接触することにより、係合部17aは引張コイルばね33の付勢力に抗して若干右方に戻される。外扉6を完全に閉じると、図7に示すように、引張コイルばね33の付勢力により係合部17aの先端部がラッチ受け18の係止部18aに自動的に係合し、外扉6は施錠される。施錠後において外部から外扉6を開くことはできない。また、操作ボタン22の前端部は外扉6によって隠蔽されるので、不正に操作されて外扉6が開かれるおそれもない。
収納された宅配物を屋内側から取り出すべく内扉7を開くと、図8に示すように、外扉6を自動的に解錠することができる。すなわち、内扉7を開くと、解錠レバー25は連動ロッド35を介して解錠方向(平面視反時計方向)に回動させられ、解錠レバー25の前端に連結されているラッチ部材17は右方の解錠方向に移動する。すると、ラッチ部材17のピン24が、カム溝23の傾斜溝部23bの左端から直線溝部23aまで移動し、ラッチ部材17の係合部17aが外扉6のラッチ受け18から離脱することにより解錠状態となる。
この状態で内扉7を閉じると、図4に示すように、解錠レバー25は引張コイルばね33の付勢力により若干時計方向に回動し、ピン24は停止部23cまで移動して停止する。これにより、ラッチ部材17の係合部17aはラッチ受け18から離間する解錠位置に復帰して保持される。従って、次の宅配業者は解錠された外扉6を開いて宅配物を収容することができる。なお、ラッチ部材17が解錠位置に復帰される際、ピン24が傾斜溝部23bを前方に押しながら右方に移動するので、操作ボタン22は元の押動可能位置に復帰する。
以上説明したように、実施例1に係る宅配ボックス1においては、外扉6の施錠手段であるラッチ部材17を、底板10の内部に形成された空間S内に設けているので、ボックス本体4内にラッチ部材17が露出することはなく、ボックス本体4の収容空間を大とすることができる。また、解錠レバー25も空間S内に設けられているので、宅配物の収納に支障を来したり、ボックス本体4の収容空間を小さくしたりすることはない。さらに、ラッチ部材17を施錠操作する操作ボタン22は、閉扉して施錠された外扉6により隠蔽されるので、操作ボタン22が外部から不正に操作されて外扉6が開かれるおそれはなく、防犯性の高い宅配ボックスを提供することができる。
また、内扉7を開くだけで外扉6を自動的に解錠することができるので、手動による解錠操作は必要なく、使い勝手のよい宅配ボックスとなる。しかも、外扉6の解錠操作は屋内側からしか行うことができないので、防犯性はより高まる。
実施例2に係る宅配ボックスにつき、図9を参照して説明する。なお、前記実施例1と同じ構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。実施例2の宅配ボックスは、解錠レバー25と内扉7とを連結する連結ロッド35を省略し、内扉7を開いて解錠レバー25を手動により解錠方向に回動操作するようにしたものである。この実施例においても、外扉6の解錠操作は屋内側からしか行うことができないので、防犯性は高い。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内における追加や変更があっても、本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、外扉6を上下方向に開閉するものとしたが、荷挿入口2の右端部に設けたヒンジを中心として左右方向に開閉するようにしてもよい。
また、前記実施例では、解錠レバー25の後端部を引張コイルばね33により施錠方向に付勢し、解錠レバー25を介してラッチ部材17を施錠方向に付勢するようにしているが、ラッチ部材17を付勢手段により直接施錠方向に付勢するようにしてもよい。
さらに、前記実施例では、左右方向に移動可能なスライダ29に解錠レバー25の後端部を連結し、スライダ29を引張コイルばね33により右方に付勢することにより、スライダ29を介して解錠レバー25を施錠方向に付勢するようにしているが、スライダ29を省略し、解錠レバー25における支軸26よりも後部側を引張コイルばねにより直接施錠方向に付勢するようにしてもよい。
1 宅配ボックス
2 荷挿入口
3 荷取出口
4 ボックス本体
5 ヒンジ
6 外扉
7 内扉
7a 施錠装置
8 郵便物挿入口
9 手掛け部
10 底板
10a 下面板
10b 起立部
10c 上面板
11 天板
12 側板
13 郵便物収納部
14 宅配物収納部
15 仕切板
17 ラッチ部材
18 ラッチ受け
19 ガイド部材
20 ラッチ保持部材
21 開口部
22 操作ボタン
23 カム溝
24 ピン
25 解錠レバー
26 支軸
35 連動ロッド
P 宅配物
S 空間

Claims (6)

  1. 前面と後面とにそれぞれ荷挿入口と荷取出口とを有するボックス本体と、前記荷挿入口に開閉可能に設けられた外扉と、前記荷取出口に開閉可能に設けられた内扉とを備え、前記ボックス本体の底板の内部に空間が形成されている宅配ボックスにおいて、
    前記空間内に前記外扉を閉扉状態に施錠可能な施錠手段を設けるとともに、前記底板の前面に、前記外扉を開いた状態で前記施錠手段を施錠可能位置まで移動させる操作部を、前記外扉により隠蔽されるように設けたことを特徴とする宅配ボックス。
  2. 前記施錠手段は、前記外扉の裏面に設けられたラッチ受けに係合可能な施錠位置と前記ラッチ受けから離脱する解錠位置との間を左右方向に移動可能なラッチ部材であり、
    前記操作部は、前記底板の前面に設けられた開口部に前後方向に移動可能に嵌挿され、後方に押動操作したとき連係手段を介して前記ラッチ部材を施錠位置方向に移動可能とする操作ボタンであることを特徴とする請求項1に記載の宅配ボックス。
  3. 前記連係手段は、前記ラッチ部材に設けられた垂直のピンと、前記操作ボタンに設けられ、前記ピンが施錠位置方向に移動可能に嵌合するカム溝とにより構成されていることを特徴とする請求項2に記載の宅配ボックス。
  4. 前記ラッチ部材は、付勢手段により施錠位置方向に付勢され、前記カム溝は、前記ピンを解錠位置に停止させる停止部と、該停止部から施錠位置方向に延びる傾斜溝部とを備え、前記操作ボタンを押動操作したとき前記ピンは前記停止部から外れ、前記付勢手段の付勢力により前記傾斜溝部を施錠位置方向に移動することを特徴とする請求項3に記載の宅配ボックス。
  5. 前記空間内には、前端部が前記ラッチ部材に連結された解錠レバーが水平回動可能に設けられ、前記解錠レバーの後端部を解錠方向に回動することにより、前記ピンを前記傾斜溝部から前記停止部まで移動させ、前記ラッチ部材を前記施錠可能位置から解錠位置に復帰させることを特徴とする請求項4に記載の宅配ボックス。
  6. 前記解錠レバーの後端部は、左右方向に開閉可能とした前記内扉の下端部に連動ロッドにより連結され、前記内扉の開扉動作と連動して前記ラッチ部材を前記解錠位置に復帰させることを特徴とする請求項5に記載の宅配ボックス。
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