JPH07139236A - 宅配物収納ロッカ - Google Patents

宅配物収納ロッカ

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JPH07139236A
JPH07139236A JP5285193A JP28519393A JPH07139236A JP H07139236 A JPH07139236 A JP H07139236A JP 5285193 A JP5285193 A JP 5285193A JP 28519393 A JP28519393 A JP 28519393A JP H07139236 A JPH07139236 A JP H07139236A
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Yasuo Takekoshi
保夫 竹越
Shunichi Yoshida
俊一 吉田
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Mamiya OP Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 宅配物を収納する施錠可能な宅配物収納ロッ
カにおいて、電気的な装置を用いることなくドアの施解
錠を行えるようにする。 【構成】 ロッカ4の底板45上に宅配物11を載せる
と、その加重により端部45bが下降し、同時に連結部
材473および連結バネ472も下降する。これによ
り、錠部材471全体が軸部材474を中心に図中左回
りに回動し、その上側側端部が切り欠き461の上端部
に当接する。この状態で前側ドア42を閉めると、切り
欠き441の上端部が鉤状部471bと係合し、前側ド
ア42が施錠される。この状態は、宅配物11が底板4
5から取り除かれるまで継続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は宅配物を収納する施錠可
能な宅配物収納ロッカに関し、特に個人宅に取り付けら
れる宅配物収納ロッカに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、宅配物収納ロッカは,宅配人が宅
配物を収納してドアを閉めると、これを電気的に検知し
て自動的に施錠するようになっている。この宅配物収納
ロッカでは、住人が宅配物を取り出す場合には、専用の
キーやIDカードを挿入したり、テンキーに暗証番号を
入力したりすることによって、ドアが開かれるようにな
っている。このような宅配物収納ロッカでは、電子制御
方式のためAC100V、電池およびバッテリ等を使用
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、AC100V
を使用する宅配物収納ロッカでは、内部に電源回路を設
ける必要があるため、重量が大きくなるという問題点が
あった。また、配線等も複雑になるため、電気知識の豊
富な人にしか設置や修理を行うことができなかった。
【0004】また、電池やバッテリを使用する場合に
は、頻繁に交換する必要があるため、保守が困難になる
という問題点があった。さらに、電子制御方式では、電
気系統の故障が多く、修理や交換を頻繁に行う必要があ
った。このため、保守の困難性やコスト高を招き、特に
個人宅での設置が困難となっていた。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、電気的な手段を用いることなく、個人宅等に
も容易に設置することのできる宅配物収納ロッカを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、宅配物を収納する施錠可能な宅配物収納
ロッカにおいて、前記宅配物の重量により傾きが変移す
るように本体ケース内に取り付けられる底板と、前記底
板に連結され、前記底板の傾きの変移の力を受けて前記
本体ケースに対してドアを施錠状態にする施錠機構部
と、前記収納された宅配物を受取人側のみで取り出すこ
とのできる取り出し用ドアと、を有することを特徴とす
る宅配物収納ロッカが提供される。
【0007】
【作用】本体ケース内に取り付けられた底板に宅配物を
載せると、その重量により底板の傾きが変移し、この底
板の傾きの変移の力を受けて、底板に連結された施錠機
構部が本体ケースに対してドアを施錠状態にする。収納
された宅配物は、取り出し用ドアにより受取人側のみで
取り出され、これにより底板の傾きが初期状態に戻っ
て、ドアが解錠される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本実施例の宅配物収納ロッカの設置例を
示す図である。ここでは、個人宅の門1の門柱2a,2
bに設置する例を示す。ロッカユニット3は、例えば一
方の門柱2bに組み込まれるようにして設けられる。こ
のロッカユニット3は、門1の表側から宅配物を収納で
きるようになっている。
【0009】図3はロッカユニット3の表側の外観を示
す斜視図である。ロッカユニット3は、主に上側のロッ
カ4、下側のロッカ5、および後側ドア31から構成さ
れている。上側のロッカ4および下側のロッカ5は、互
いに一体となるように固着されている。また、上側のロ
ッカ4は、概ね本体ケース41および前側ドア42から
構成されている。前側ドア42は、受領書取り出し口4
21が設けられている。同様に、下側のロッカ5も、概
ね本体ケース51および前側ドア52から構成されてお
り、前側ドア52には受領書取り出し口521が設けら
れている。
【0010】前側ドア42および前側ドア52は、横開
きのドアであり、これらを開くことにより、それぞれ本
体ケース41,51内に宅配物を収納できるようになっ
ている。宅配物を収納して各前側ドア42および前側ド
ア52を閉じると、後述する機構により自動的に施錠さ
れるようになっている。また、受領書取り出し口42
1、521からは、後述する機構により、宅配人に対し
て受領書が出力されるようになっている。
【0011】図4はロッカユニット3の後方から見た斜
視図である。後側ドア31は、横開きのドアであり、上
下のロッカ4および5に共通のドアとなっている。この
ため、後側ドア31を開くことにより、上下のロッカ4
および5の中を同時に確認し、かつ収納された宅配物を
各開口部4a,5aから取り出すことができる。後側ド
ア31は、公知の技術により、施錠可能にすることがで
きる。
【0012】次に、ロッカユニット3の具体的な構成を
説明する。ただし、ロッカユニット3を構成する上側の
ロッカ4および下側のロッカ5は、ほぼ同一の構成なの
で、ここでは、上側ロッカ4についてのみ説明する。
【0013】図5はロッカ4の正面図である。また、図
6はロッカ4の前側ドア42を開いた状態の内側の構成
を示す斜視図である。前側ドア42の前面部には、受領
書取り出し口421が形成されており、ここから受領書
10が出力される。受領書取り出し口421の前側部に
はストッパ422が形成され、受領書10が前側に倒れ
ないようになっている。
【0014】一方、図6に示すように、前側ドア42
は、蝶番4b,4cによって開閉自在に本体ケース41
に取り付けられている。前側ドア42の内側部には、受
領書取り出し口421側に受領書10を発行するための
受領書発行装置43が設けられている。受領書発行装置
43は、外側を覆うカバー431と中板部材432等か
らなり、中板部材432の上端の開口部432aから受
領書が挿入される。また、前側ドア42の開閉側の縦枠
44には、施錠用の切り欠き部441が形成されてい
る。
【0015】本体ケース41の底部には、宅配物の加重
によって傾きが変移する底板45が設けられている。底
板45の一部からは、スイッチ部材451が前側ドア4
2側に突き出ており、前側ドア42が閉じると、カバー
431に形成された縦長の穴431aを介して受領書発
行装置43の内部に挿入されるようになっている。
【0016】また、本体ケース41の開閉側の縦枠46
には、前側ドア42の切り欠き部441とほぼ同じ高さ
の位置に切り欠き461が形成されている。この切り欠
き461からは、後述する施錠装置47の錠部材471
が前側ドア42側に突き出ている。
【0017】図7はロッカ4の主要部の構成を示す上側
から見た断面図である。また、図8はロッカ4の主要部
の構成を示す横側から見た断面図である。前側ドア42
には、受領書発行装置43が設けられている。この受領
書発行装置43は、カバー431、中板部材432、お
よび受領書出力部材433等から構成されている。カバ
ー431は、中板部材432、および受領書出力部材4
33等の各部材を前面板423との間で覆っている。
【0018】中板部材432は、前面板423との間で
平坦な通路436を形成するように設けられている。中
板部材432の上端部分には、広口の開口部432aが
形成されている。通路436には、この開口部432a
を介して、受領印や日付等が印刷された名刺大の受領書
10が挿入される。また、中板部材432のほぼ中間の
高さの位置には、横長の穴432bが形成されている。
【0019】前側ドア42の前面板423には、受領書
10よりも縦および横のサイズがやや大きい受領書取り
出し口421が形成されている。この受領書取り出し口
421の下部には、前方に傾斜して突き出る傾斜部42
3aが形成されている。また、前面板423には、受領
書取り出し口421の前方を横切るようにストッパ42
2が形成されている。
【0020】受領書出力部材433の側端部433aお
よび433bは、ほぼ直角に曲げられた形状を有してお
り、軸部材434を介してカバー431に回動自在に取
り付けられている。また、受領書出力部材433の上端
部433cは、前方に曲げられており、受領書出力部材
433全体を軸部材434を中心に前方に回動させた場
合には、中板部材432に形成された穴432bに挿入
され、かつ前面板423に当接するように設計されてい
る。上端部433cが前面板423に当接した状態で
は、通路436は途中で遮断される。
【0021】受領書出力部材433の下端部433d
は、やや本体ケース41側に突き出るように形成されて
いる。この下端部433dは、バネ435を介して中板
部材432の下端部と連結されており、通常は、上端部
433cが前面板423に当接するような角度位置で取
り付け保持されている。
【0022】本体ケース41の底部41aには、底板4
5が設けられている。底板45は、本体ケース41の奥
側の端部45aが、弾性力を持つヒンジ452を介して
取り付けられている。底板45は、上方から加重がかか
らない状態では、前方側の端部45bがやや浮いた状態
になるように取り付けられている。
【0023】また、底板45の前方側の端部45bに
は、スイッチ部材451が取り付けられている。このス
イッチ部材451は、カバー431に形成された縦長の
穴431aを介して受領書発行装置43内に挿入される
ようになっている。そして、スイッチ部材451は、底
板45に上方から加重がかからない状態では、受領書出
力部材433とは接触できないようになっており、加重
により底板45の端部45bが下降した場合には、先端
部が受領書出力部材433の下端部433dと接触し、
前方側に押圧するような寸法に設計されている。
【0024】さらに、底板45の端部45b付近は、施
錠装置47の連結部材473と連結されている。施錠装
置47は、錠部材471、連結バネ472、および連結
部材473等から構成されている。錠部材471は、前
側端部にテーパ部471aおよび鉤状部471bが形成
されている。この錠部材471は、軸部材474によっ
て上下方向に回動自在となるように本体ケース41に取
り付けられている。
【0025】錠部材471の後側端部は、連結バネ47
2および連結部材473を介して底板45の端部45b
付近に連結されている。連結部材473は、軸部材47
5によって底板45と回動自在に連結されている。連結
バネ472および連結部材473は、底板45の端部4
5bが浮いている状態では、錠部材471の後端部をや
や押し上げるような寸法に設計されている。
【0026】錠部材471は、その前側端部が縦枠46
の切り欠き461から前方に突き出るように取り付けら
れる。また、錠部材471は、前側ドア42を閉じたと
き、鉤状部471bが縦枠44の切り欠き441よりや
や前方に出るように取り付けられる。切り欠き461お
よび切り欠き441は、それらの上端部位置がほぼ一致
し、かつ、底板45に加重がかかっていないときの錠部
材471の鉤状部471bの位置よりやや高い位置にな
るように設計されている。ただし、底板45に加重がか
かった場合に端部45bが底部41aに接触するまでの
回動角度よりも、錠部材471が切り欠き461および
切り欠き441と当接するまでの回動角度の方が小さく
なるようになっている。
【0027】次にこのような構成を有する本実施例のロ
ッカ4の動きについて説明する。まず、ロッカ4内に宅
配物を収納していない状態では、図8に示すように、底
板45には上方からの加重がかからないため、その前方
側の端部45bがや浮いた状態になり、底板45全体が
傾斜している。この場合、施錠装置47の錠部材471
の後端部は、連結バネ472および連結部材473によ
って押し上げられた状態にあり、その先端部はやや下方
を向いている。
【0028】このような状態で前側ドア42を閉じる
と、錠部材471の先端部は、前側ドア42の切り欠き
441を介して前側ドア42内部に挿入される。このと
き、錠部材471の鉤状部471bは、切り欠き461
および切り欠き441よりも下がっているので、これら
に引っ掛かることがない。したがって、前側ドア42は
施錠されない。
【0029】また、ロッカ4内に宅配物を収納していな
い状態では、底板45の端部45bに取り付けられたス
イッチ部材451は、受領書出力部材433とは接触し
ていない。このため、受領書出力部材433全体は、バ
ネ435の弾性力により、上端部433cが前面板42
3に当接している。したがって、開口部432aから受
領書10を挿入しても、受領書10は落下することなく
通路436の上部で保持されている。
【0030】図1はロッカ4内に宅配物を収納したとき
の各機構部の状態を示す側断面図である。ロッカ4の底
板45上に宅配物11を載せると、その加重により端部
45bが下降し、底部41aに当接する。これと同時
に、連結部材473および連結バネ472も下降し、錠
部材471の後端部を引き下げる。これにより、錠部材
471全体が軸部材474を中心に図中左回りに回動
し、その上側側端部が切り欠き461の上端部に当接
し、ほぼ水平の状態で回動が停止する。ただし、この水
平の状態になっても底板45は下降するので、連結バネ
472が伸長して適度な力で錠部材471を切り欠き4
61に押しつける。
【0031】この状態で前側ドア42を閉めると、ドア
42側の切り欠き441の上端部が錠部材471のテー
パ部471aと接触し、錠部材471の先端部は少し押
し下げられる。これにより、切り欠き441の上端部
は、スムーズに鉤状部471bと係合する。切り欠き4
41と鉤状部471bとが係合することにより、錠部材
471は、連結バネ472の作用により再び水平の状態
に戻る。こうして前側ドア42が施錠される。この状態
は、宅配物11が底板45から取り除かれるまで継続さ
れる。
【0032】また、底板45上に宅配物11を載せる
と、端部45bとともにスイッチ部材451も下降す
る。この状態で前側ドア42が閉じられると、スイッチ
部材451の先端は、受領書出力部材433の下端部4
33dをバネ435の弾性力に対抗して前方側に押す。
これにより、受領書出力部材433全体が軸部材434
を中心に図中左回りに回動し、上端部433cが通路4
36から外れる。したがって、上部で保持されていた受
領書10が通路436を落下し、受領書取り出し口42
1から排出される。
【0033】このとき、受領書取り出し口421の下部
には、前方に傾斜して突き出る傾斜部423aが形成さ
れているため、受領書10の下端部がずれ落ちることな
く、かつ受領書10全体が前方のストッパ422に倒れ
かかる。これにより、宅配人が受領書10を簡単に受け
取ることができる。
【0034】このように、本実施例では、宅配物11に
より傾斜の変化する底板45を設け、この底板45に連
動して前側ドア42を施錠する施錠装置47を設けるよ
うにしたので、電気的な装置を設けることなく前側ドア
42の施錠および解錠を行うことができる。したがっ
て、個人宅などでも容易に設置することができ、設置後
の故障も少なくて済み、コストも低減できる。また、バ
ッテリの交換等も必要としないので、保守が容易とな
る。
【0035】また、本実施例では、底板45に取り付け
たスイッチ部材451に連動して受領書出力部材433
を駆動し、受領書10を受領書取り出し口421から取
り出せるようにしたので、電気的な装置を設けることな
く受領書10の発行を行うことができる。したがって、
上述同様の理由により、コストを低減でき、保守を容易
にすることができる。
【0036】さらに、本実施例では、2つのロッカ4,
5に対して、1つの後側ドア3aを設けるようにしたの
で、居住者は、両方のロッカ4,5内の宅配物の収納状
態を1回の動作で容易に確認することができる。
【0037】次に本発明のロッカ部分の構成の第2の実
施例を説明する。図9は本発明の第2の実施例のロッカ
の正面図である。また、図10は前側ドア62を開いた
状態のロッカ6の内側の構成を示す斜視図である。前側
ドア62の前面部には、受領書取り出し口621が形成
されており、受領書10が出力される。受領書取り出し
口621には、シャッタ632が設けられ、受領書10
の発行時に自動的に開くようになっている。
【0038】一方、図10に示すように、ロッカ6の本
体ケース61の後側には、開口部6aが形成されてお
り、前述の実施例と同様に、この開口部6aから宅配物
が取り出される。前側ドア62は、蝶番6b,6cによ
って開閉自在に本体ケース61に取り付けられている。
前側ドア62の内側部には、受領書取り出し口621側
に受領書10を発行するための受領書発行装置63が設
けられている。受領書発行装置63の外側を覆うカバー
631の下部には、縦長の2つの穴631a,631b
が形成されている。また、前側ドア62の開閉側の縦枠
64には、施錠装置67が設けられている。縦枠64に
は切り欠き641が形成されており、施錠装置67の錠
部材671が本体ケース61側に突き出ている。
【0039】本体ケース61の底部には、宅配物の加重
によって傾きが変移する底板65が設けられている。底
板65の一部からは、スイッチ部材651および652
が前側ドア62側に突き出ており、前側ドア62が閉じ
ると、それぞれカバー631に形成された縦長の穴63
1aおよび631bを介して受領書発行装置63の内部
に挿入されるようになっている。
【0040】また、本体ケース61の開閉側の縦枠66
には、前側ドア62の切り欠き部641とほぼ同じ高さ
の位置に切り欠き661が形成されている。図11はロ
ッカ6の主要部の構成を示す上側から見た断面図であ
る。また、図12は図11のA−A線に沿う断面図であ
る。前側ドア62には、受領書発行装置63および施錠
装置67が設けられている。この受領書発行装置63
は、カバー631、シャッタ632、中板部材633、
およびバネ634等から構成されている。カバー631
は、シャッタ632、中板部材633、およびバネ63
4等の各部材を前面板622との間で覆っている。
【0041】中板部材633は、左右の側端部が本体ケ
ース61側に膨らんだ形状をしており、それぞれシャッ
タ632のストッパ635,636用のレール633
a,633bを形成している。中板部材633の下端部
633cは、前側ドア62の前面板622側に屈曲して
いる。こうして中板部材633は、前面板622との間
でシャッタ632の通路637を形成している。また、
中板部材633の中央には、シャッタ632の後述する
取り付け片632b用のレール633dが形成されてい
る。
【0042】通路637内には、シャッタ632が設け
られている。シャッタ632は、上端部中央に取り付け
片632bが形成されている。この取り付け片632b
は、本体ケース61側に屈折しており、突出した中央部
分が中板部材633のレール633dを摺動できるよう
になっている。また、取り付け片632bは、バネ63
4を介して前側ドア62の天板623に取り付けられて
いる。バネ634は、シャッタ632が後述する最上点
にあるときでも適度に伸長し、シャッタ632を上方に
引きつける。
【0043】シャッタ632の下端部には、把手632
aが形成されている。この把手632aは、受領書取り
出し口621の幅よりもやや狭く、前方に突き出た形状
を有している。シャッタ632の可動範囲は、この把手
632aが受領書取り出し口621の最上部と当接する
ときが最上点、受領書取り出し口621の最下部と当接
するときが最下点となるように決められる。
【0044】シャッタ632の左右の下部の側端部に
は、それぞれストッパ635,636が形成されてい
る。ストッパ635,636は、金属や樹脂等の弾性力
を有する材質で形成されている。ストッパ635は、本
体ケース61側に斜めに立ち上がるように形成されてお
り、その上部には係止部635aが形成されている。ス
トッパ635は、シャッタ632が最下点にあるときに
係止部635aが中板部材633の下側縁端部と係止す
るようになっている。詳しくは図示されていないが、ス
トッパ636も同様の構成を有する。
【0045】このような構成のシャッタ632と中板部
材633との間には、受領書10がセットされる。受領
書10がセットされているときには、シャッタ632は
最下点に保持されている。
【0046】本体ケース61の下部には、軸部材653
を介して底板65が上下に回動可能に設けられている。
軸部材653は、中心よりも十分前方側に設けられてい
る。このため、底板65はバランス的に後方が十分重く
なっている。底板65の前方部65aには、重り654
が設けられている。この重り654によって、底板65
は、加重がかからないときにはほぼ水平状態を保つよう
になっている。
【0047】底板65がほぼ水平な状態のときに前側ド
ア62を閉めると、底板65に設けられたスイッチ部材
651および652は、それぞれカバー631の穴63
1a,631bを介して受領書発行装置63内に挿入さ
れる。ただし、このときは、ともにストッパ635,6
36には接触しないような高さに設計されている。
【0048】一方、底板65に宅配物が載せられると、
その大部分は軸部材653よりも後の部分に加重がかか
るため、図12に示すように、底板65はその前方部6
5aが上方に向かうように回動し、後方部65bが本体
ケース61の底部61bに当接した時点で停止する。こ
のような状態では、スイッチ部材651および652
は、それぞれストッパ635,636を前方に押圧し、
中板部材633の最下端部から外せるように設計されて
いる。
【0049】図13は図11のB−B線に沿う断面図で
ある。前側ドア62には施錠装置67が設けられてい
る。施錠装置67は、錠部材671、軸部材672、お
よびバネ673等から構成される。前側ドア62の縦枠
64には、取り付け部材677が前側ドア62内部側に
形成されている。取り付け部材677には軸部材672
が設けられており、この軸部材672には錠部材671
が上下に回動可能に取り付けられている。
【0050】錠部材671は、棒部材674に取り付け
られたバネ673によって、通常はほぼ水平状態になる
ように保持されている。錠部材671の先端部の下面に
は、テーパ部671aと鉤状部671bが形成されてい
る。前側ドア62の縦枠64および本体ケース61の縦
枠66には、錠部材671が水平状態から上下に適度な
角度だけ回動できるような長さの切り欠き641,66
1がそれぞれ形成されている。
【0051】本体ケース61の縦枠66の内側には、ス
ライド部材675が設けられている。このスライド部材
675は、上部に縦長の穴675aが形成されており、
止め部材676によって上下方向にスライド可能に取り
付けられている。スライド部材675の下端部は、連結
部材655を介して底板65に多少の自由度をもって連
結されている。これにより、スライド部材675は、底
板65の傾きの変化に応じて上下動する。
【0052】底板65に宅配物が載せられ、前方部65
aが最上点まで上昇した場合には、スライド部材675
も最上点までスライドする。このとき、スライド部材6
75の最上縁端部675bは、錠部材671の鉤状部6
71bよりもやや上方に位置するように設計されてい
る。一方、底板65がほぼ水平状態になっているとき
は、スライド部材675の最上縁端部675bは、切り
欠き661等の下側縁端部とほぼ同じ高さになるように
設計されている。
【0053】次にこのような構成を有する本実施例のロ
ッカ6の動きについて説明する。まず、受領書10を受
領書取り出し口621から通路637内に収納し、シャ
ッタ632を最下点まで引き下げる。宅配物が底板65
に載せられていない場合には、図12、図13に示すよ
うに、底板65はほぼ水平に維持されている。このとき
に前側ドア62を閉じると、図12に示すように、スイ
ッチ部材651等はストッパ635等に接触しない。し
たがって、シャッタ632は閉じられたままであり、受
領書10は発行されない。一方、施錠装置67について
も、図13に示すように、スライド部材675は最下点
に位置しているので、錠部材671は抵抗を受けること
なく縦枠66内に挿入される。したがって、前側ドア6
2は施錠されない。
【0054】次に、図14に示すように、本体ケース6
1の底板65上に宅配物11を載せると、その大部分は
軸部材653よりも後の部分に加重がかかるため、底板
65はその前方部65aが上方に向かうように回動し、
後方部65bが本体ケース61の底部61bに当接した
時点で停止する。このとき、スイッチ部材651,65
2は、ストッパ635,636を前方に押圧し、係止部
635a,636a(ただし、係止部636aは図示せ
ず)を中板部材633の最下端部から外す。
【0055】これにより、シャッタ632全体は、バネ
634の力によって上方へ引っ張られて上昇する。この
とき、ストッパ635,636はそれぞれレール633
a,633bを、取り付け片632bはレール633d
を摺動する。そして、把手632aが受領書取り出し口
621の上端部に当接した時点でシャッタ632は停止
する。こうして、受領書取り出し口621には受領書1
0が現れ、容易に受け取ることができる。
【0056】また、本体ケース61の底板65上に宅配
物11を載せて底板65が上記のように傾斜すると、図
15に示すように、施錠装置67のスライド部材675
も上昇し最上点に位置する。このとき、前側ドア62を
閉じると、錠部材671のテーパ部671aがスライド
部材675の最上縁端部675bに当接する。しかし、
錠部材671は軸部材672を中心に上方に動くので、
容易に前側ドア62は閉まる。前側ドア62が閉まった
時点で、再び錠部材671が水平状態に戻り、鉤状部6
71bがスライド部材675の最上縁端部675bに係
合する。これにより、宅配物11が開口部6aから取り
出されるまで、前側ドア62が施錠される。
【0057】このように、本実施例においても、上述の
実施例と同様に電気的な装置を設けることなく、ドアの
施錠および受領書の発行を自動的に行うことができる。
次に本発明のロッカ部分の構成の第3の実施例を説明す
る。
【0058】図16は本発明の第3の実施例のロッカの
正面図である。また、図17は前側ドア72を開いた状
態のロッカ7の内側の構成を示す斜視図である。前側ド
ア72の前面部には、受領書取り出し口721が形成さ
れており、受領書10が出力される。受領書取り出し口
721には、シャッタ732が設けられ、受領書10の
発行時に自動的に開くようになっている。
【0059】一方、図17に示すように、ロッカ7の本
体ケース71の後側には、開口部7aが形成されてお
り、前述の第2の実施例と同様に、この開口部7aから
宅配物が取り出される。前側ドア72は、蝶番7b,7
cによって開閉自在に本体ケース71に取り付けられて
いる。前側ドア72の内側部には、受領書取り出し口7
21側に受領書10を発行するための受領書発行装置7
3が設けられている。受領書発行装置73の外側を覆う
ケース731の下部には、縦長の2つの穴731a,7
31bが形成されている。また、前側ドア72の開閉側
の縦枠74には、切り欠き741が形成されている。
【0060】本体ケース71の底部には、宅配物の加重
によって傾きが変移する底板75が設けられている。底
板75の一部からは、スイッチ部材751および752
が前側ドア72側に突き出ており、前側ドア72が閉じ
ると、それぞれカバー731に形成された縦長の穴73
1aおよび731bを介して受領書発行装置73の内部
に挿入されるようになっている。
【0061】また、本体ケース71の開閉側の縦枠76
には、施錠装置77が設けられている。縦枠76には、
前側ドア72の切り欠き部741とほぼ同じ高さに切り
欠き761が形成されており、施錠装置77の錠部材7
71が突き出ている。
【0062】図18はロッカ7の主要部の構成を示す上
側から見た断面図である。また、図19はロッカ7の主
要部の構成を示す横側から見た断面図である。前側ドア
72には、受領書発行装置73が設けられている。この
受領書発行装置73は、カバー731、シャッタ73
2、中板部材733、およびバネ734等から構成され
ている。カバー731は、シャッタ732、中板部材7
33、およびバネ734等の各部材を前面板722との
間で覆っている。
【0063】中板部材733は、左右の側端部が本体ケ
ース71側に膨らんだ形状をしており、それぞれシャッ
タ732のストッパ735,736用の各レール733
a,733bを形成している。中板部材733の下端部
733cは、前側ドア72の前面板722側に屈曲して
いる。こうして中板部材733は、前面板722との間
でシャッタ732の通路737を形成している。また、
中板部材733の中央には、シャッタ732の後述する
取り付け片732b用のレール733dが形成されてい
る。
【0064】通路737内には、シャッタ732が設け
られている。シャッタ732は、上端部中央に取り付け
片732bが形成されている。この取り付け片732b
は、本体ケース71側に屈折しており、突出した中央部
分が中板部材733のレール733dを摺動できるよう
になっている。また、取り付け片732bは、バネ73
4を介して前側ドア72の天板723に取り付けられて
いる。バネ734は、シャッタ732が後述する最上点
にあるときでも適度に伸長し、シャッタ732をほぼ垂
直に引きつける。
【0065】シャッタ732の下端部には、把手732
aが形成されている。この把手732aは、受領書取り
出し口721の幅よりもやや狭く、前方に突き出た形状
を有している。シャッタ732の可動範囲は、この把手
732aが受領書取り出し口721の最上部と当接する
ときが最上点、受領書取り出し口721の最下部と当接
するときが最下点となるように決められる。
【0066】シャッタ732の左右の下部の側端部に
は、それぞれストッパ735,736が形成されてい
る。ストッパ735,736は、金属や樹脂等の弾性力
を有する材質で形成されている。ストッパ735は、本
体ケース71側に斜めに立ち上がるように形成されてお
り、その上部には係止部735aが形成されている。ス
トッパ735は、シャッタ732が最下点にあるときに
係止部735aが中板部材733の下側縁端部と係止す
るようになっている。詳しくは図示されていないが、ス
トッパ736も同様の構成を有する。
【0067】このような構成のシャッタ732と中板部
材733との間には、受領書10がセットされる。受領
書10がセットされているときには、シャッタ732は
最下点に保持されている。
【0068】本体ケース71の下部には、軸部材753
を介して底板75が上下方向に回動可能に設けられてい
る。軸部材753は、中心よりも十分前方側に設けられ
ている。このため、底板75はバランス的に後方が十分
重くなっている。底板75の前方部75aには、重り7
54が設けられている。この重り754によって、底板
75は、加重がかからないときにはほぼ水平状態を保つ
ようになっている。
【0069】底板75がほぼ水平な状態のときに前側ド
ア72を閉めると、底板75に設けられたスイッチ部材
751および752は、それぞれカバー731の穴73
1a,731bを介して受領書発行装置73内に挿入さ
れる。ただし、このときは、ともにストッパ735,7
36には接触しないように設計されている。
【0070】一方、底板75に宅配物が載せられると、
その大部分は軸部材753よりも後の部分に加重がかか
るため、底板75はその前方部75aが上方に向かうよ
うに回動し、後方部75bが本体ケース71の底部71
bに当接した時点で停止する。このような状態では、ス
イッチ部材751および752は、それぞれストッパ7
35,736を前方に押圧し、中板部材733の最下端
部から外せるように設計されている。
【0071】本体ケース71の縦枠76内部には、施錠
装置77が設けられている。施錠装置77は、錠部材7
71、軸部材772、およびバネ773等から構成され
る。底板75の縦枠76側縁端部には、軸部材772を
介して錠部材771の後端部が上下方向に回動自在に取
り付けられている。また、錠部材771の中心部分は、
バネ773を介して底板75と連結されている。これに
より、錠部材771は、通常は底板75とほぼ平行とな
るように設けられている。
【0072】錠部材771の先端部の上面には、テーパ
部771aと鉤状部771bが形成されている。前側ド
ア72の縦枠74および本体ケース71の縦枠76に
は、錠部材771が水平状態から上下に適度な角度だけ
回動できるような長さの切り欠き741,761がそれ
ぞれ形成されている。錠部材771は、その鉤状部77
1bが切り欠き741よりもやや縦枠74内側に侵入す
るように設けられている。また、切り欠き741,76
1は、底板75がほぼ水平な状態にあるときは、上端部
分が鉤状部771bよりもある程度上方にあるように設
計されている。
【0073】次にこのような構成を有する本実施例のロ
ッカ7の動きについて説明する。ただし、受領書発行装
置73については、構成および動作ともに第2の実施例
とほぼ同じであるので、ここでは施錠装置77の動作の
みについて説明する。
【0074】まず、底板75に宅配物が置かれていない
場合には、図19に示したように、底板75および錠部
材771はほぼ水平状態にあるため、錠部材771の鉤
状部771bは、切り欠き761の上端部分よりも下方
にある。このような状態で前側ドア72を閉じると、縦
枠74の切り欠き741の上端部分は錠部材771の鉤
状部771bとは接触することがない。このため、前側
ドア72は施錠されない。
【0075】次に、図20に示すように、底板75上に
宅配物11を載せると、その大部分は軸部材753より
も後の部分に加重がかかるため、底板75はその前方部
75aが上方に向かうように回動し、後方部75bが本
体ケース71の底部71bに当接した時点で停止する。
このとき、錠部材771の鉤状部771bは、切り欠き
761の上端部分よりも上方に位置する。
【0076】この状態で前側ドア72を閉じると、錠部
材771のテーパ部771aが前側ドア72の切り欠き
741の上端部分に当接する。しかし、錠部材771は
軸部材772を中心に上方に動くので、容易に前側ドア
72は閉まる。前側ドア72が閉まった時点で、バネ7
73の力により、再び錠部材771が底板75に対して
水平状態に戻り、鉤状部771bが切り欠き741の上
端部分に係合する。これにより、宅配物11が開口部7
aから取り出されるまで、前側ドア72が施錠される。
【0077】このように、本実施例においても、上述の
2つの実施例と同様に、電気的な装置を設けることな
く、ドアの施錠および受領書の発行を自動的に行うこと
ができる。
【0078】なお、上述の3つの実施例では、個人宅の
門柱2b等に設けられるロッカユニット3のそれぞれロ
ッカ4,6,7について説明したが、門柱以外にも、居
住室のドアや壁等に設け、室内から宅配物を受け取れる
ようにしてもよい。
【0079】また、上述の3つの実施例では、全て前側
ドア42,62,72を左右に開閉するタイプの例を示
したが、各施錠装置の位置を変えることにより、上下方
向に開閉するタイプにもすることができる。
【0080】さらに、ロッカ4,6,7の各前側ドア4
2,62,72に覗き窓等を設けて、すでにロッカ内に
宅配物が収納されているか否かを宅配人側で判断するこ
とができる。あるいは、特別な表示器等を設け、宅配物
が収納されていることを表示できるようにしてもよい。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、本体ケ
ース内に取り付けられた底板に宅配物を載せると、その
重量により底板の傾きが変移し、この底板の傾きが変移
すると、底板に連結された施錠機構部が本体ケースに対
してドアを施錠状態にし、さらに、収納された宅配物を
取り出し用ドアによって受取人側のみで取り出すように
して底板への加重を取り除いてドアを解錠できるように
したので、電気的な装置を設けることなくドアの施錠お
よび解錠を行うことができる。
【0082】したがって、個人宅などでも容易に設置す
ることができ、設置後の故障も少なくて済み、コストも
低減できる。また、バッテリの交換等も必要としないの
で、保守が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロッカ内に宅配物を収納したときの各機構部の
状態を示す側断面図である。
【図2】本実施例のロッカユニットの設置例を示す図で
ある。
【図3】ロッカユニットの表側の外観を示す斜視図であ
る。
【図4】ロッカユニットの後方から見た斜視図である。
【図5】ロッカの正面図である。
【図6】前側ドアを開いた状態のロッカの内側の構成を
示す斜視図である。
【図7】ロッカの主要部の構成を示す上側から見た断面
図である。
【図8】ロッカの主要部の構成を示す横側から見た断面
図である。
【図9】本発明の第2の実施例のロッカの正面図であ
る。
【図10】前側ドアを開いた状態のロッカの内側の構成
を示す斜視図である。
【図11】ロッカの主要部の構成を示す上側から見た断
面図である。
【図12】図11のA−A線に沿う断面図である。
【図13】図11のB−B線に沿う断面図である。
【図14】底板上に宅配物を置いたときの受領書発行装
置の動きを示す断面図である。
【図15】底板上に宅配物を置いたときの施錠装置の動
きを示す断面図である。
【図16】本発明の第3の実施例のロッカの正面図であ
る。
【図17】前側ドアを開いた状態のロッカの内側の構成
を示す斜視図である。
【図18】ロッカの主要部の構成を示す上側から見た断
面図である。
【図19】ロッカの主要部の構成を示す横側から見た断
面図である。
【図20】底板上に宅配物を置いたときの施錠装置の動
きを示す断面図である。
【符号の説明】
1 門 2a,2b 門柱 3 ロッカユニット 4,5 ロッカ 4a,5a 開口部 10 受領書 11 宅配物 31 後側ドア 41 本体ケース 42 前側ドア 43 受領書発行装置 45 底板 44,46 縦枠 47 施錠装置 421 受領書取り出し口

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宅配物を収納する施錠可能な宅配物収納
    ロッカにおいて、 前記宅配物の重量により傾きが変移するように本体ケー
    ス内に取り付けられる底板と、 前記底板に連結され、前記底板の傾きの変移の力を受け
    て前記本体ケースに対してドアを施錠状態にする施錠機
    構部と、 前記収納された宅配物を受取人側のみで取り出すことの
    できる取り出し用ドアと、 を有することを特徴とする宅配物収納ロッカ。
  2. 【請求項2】 前記施錠機構部は、前記本体ケース内で
    上下方向に回動可能に、かつ先端部が前記ドア側に突き
    出るように取り付けられる錠部材と、前記底板の傾きの
    変移の力を受けて前記錠部材の回動角度を制御する連結
    部材と、前記ドア側に形成され、前記回動角度が所定の
    角度のときに前記錠部材と係合する切り欠きと、を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の宅配物収納ロッカ。
  3. 【請求項3】 前記施錠機構部は、前記ドア内で上下方
    向に回動可能に、かつ先端部が前記本体ケース側に突き
    出るように取り付けられる錠部材と、前記本体ケース側
    に設けられ、前記底板の傾きの変移の力を受けてスライ
    ドし前記錠部材と係合するスライド部材と、を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の宅配物収納ロッカ。
  4. 【請求項4】 前記施錠機構部は、前記本体ケース内で
    上下方向に回動可能に、かつ先端部が前記ドア側に突き
    出るように前記底板に取り付けられる錠部材と、前記ド
    ア側に形成され、前記底板の変移が所定角度となったと
    きの前記錠部材と係合する切り欠きと、を有することを
    特徴とする請求項1記載の宅配物収納ロッカ。
  5. 【請求項5】 前記底板の傾きの変移を前記ドア側に伝
    達するスイッチ部材と、前記ドア側に設けられ、前記ス
    イッチ部材の変移を受けて受領書を発行する受領書発行
    手段と、を有することを特徴とする請求項1記載の宅配
    物収納ロッカ。
  6. 【請求項6】 前記受領書発行手段は、前記ドアの前面
    板との間で前記受領書用の通路を形成する中板部材と、
    通常はバネ圧によって前記中板部材に形成された穴を介
    して前記通路を塞いで前記受領書を所定の高さに保持す
    るとともに、前記スイッチ部材からの力を受けると前記
    通路を連通させる受領書出力部材と、前記通路の下部に
    形成される受領書取り出し口と、を有することを特徴と
    する請求項5記載の宅配物収納ロッカ。
  7. 【請求項7】 前記ドアの前面板には、前記受領書取り
    出し口の前方を横切る受領書保持用のストッパが形成さ
    れていることを特徴とする請求項6記載の宅配物収納ロ
    ッカ。
  8. 【請求項8】 前記受領書発行手段は、バネを介して上
    下方向に移動可能に取り付けられるシャッタと、前記シ
    ャッタとの間で受領書を保持する中板部材と、前記シャ
    ッタに設けられ、前記シャッタが最下部にあるときに前
    記バネの弾性力に抵抗して前記中板部材に係止して前記
    シャッタの位置を保持するとともに、前記スイッチ部材
    の変移を受けて前記係止が外れるように構成されるスト
    ッパと、前記シャッタが上部にあるときに開口する受領
    書取り出し口と、を有することを特徴とする請求項5記
    載の宅配物収納ロッカ。
  9. 【請求項9】 宅配物の重量により傾きが変移するよう
    に本体ケース内に取り付けられる底板と、前記底板に連
    結され前記底板の傾きの変移の力を受けて前記本体ケー
    スに対してドアを施錠状態にする施錠機構部と、前記収
    納された宅配物を受取人側のみで取り出すことのできる
    取り出し用ドアと、を有する宅配物収納ロッカを門柱に
    取り付けたことを特徴とするロッカユニット。
  10. 【請求項10】 宅配物の重量により傾きが変移するよ
    うに本体ケース内に取り付けられる底板と、前記底板に
    連結され前記底板の傾きの変移の力を受けて前記本体ケ
    ースに対してドアを施錠状態にする施錠機構部とを有す
    る宅配物収納ロッカが複数個連結され、収納された前記
    宅配物を受取人側のみで取り出すことのできる1個の取
    り出し用ドアを前記複数個の宅配物収納ロッカに共通に
    設けたことを特徴とするロッカユニット。
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JP2008240333A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Alpha Corp ロッカの施錠阻止機構
JP2021003285A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社ナスタ 宅配ボックス

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