JP3671761B2 - 自動販売機のコントロールパネルのロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、販売機本体の前面を開閉するメインドアに設けられたコントロールパネルを、メインドアの背面に開閉自在に設けられたディスプレイパネルにロックするための自動販売機のコントロールパネルのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
缶飲料商品などの自動販売機のメインドアは、一般に、その前面に、大きな透明パネルと、この透明パネルに隣接し、前面側に金銭投入口や返却レバー、金額表示部などを有するとともに、背面側に金銭識別装置や金銭収容装置、制御回路などを有するコントロールパネルとを備えている。このメインドアの背面には、販売商品に対応する商品サンプルを、前面にて着脱自在に支持するディスプレイパネルが開閉自在に設けられており、透明パネルを通して、自動販売機の正面から商品サンプルが見えるようになっている。したがって、販売時には、購入者が商品サンプルを見ながら、所望の商品を選択することができ、また、販売商品の変更時には、オペレータがメインドアの開放後、ディスプレイパネルを開放することによって、販売商品に対応する商品サンプルを交換できるようになっている。また、コントロールパネルは、メインドアの前面の外壁に、上記金銭投入口や金銭収容装置などを直接組み付けるか、あるいは、それらを所定のプレートに組み付けてユニット化し、このプレートを介して組み込むことによって、取り付けられている。
【0003】
上記のようなメインドアを有する自動販売機では、透明パネルとコントロールパネルとの間に繋ぎ目が生じるため、その繋ぎ目がこじ開けられることによって、コントロールパネルの金銭収容装置から金銭が盗まれてしまうおそれがある。このため、繋ぎ目がこじ開けられないようにするために、通常、コントロールパネルの背面側には、コントロールパネルを閉鎖時のディスプレイパネルにロックするためのロック装置が設けられている。
【0004】
このようなロック装置として、例えば、所定形状のシャフトを介して、コントロールパネルおよびディスプレイパネルを相互に連結することによってロックするタイプのものがある。このタイプの一つのロック装置として、コントロールパネルおよびディスプレイパネルにそれぞれ取り付けられた、シャフト挿入部を有する連結部材を備え、これらのシャフト挿入部を互いに一直線上に重ね合わせた状態で、これらにシャフトを挿入することによって、両連結部材を互いにロックするものがある。また、このタイプの他のロック装置として、コントロールパネルおよびディスプレイパネルのいずれか一方に取り付けられ、シャフト挿入部を有するシャフト用連結部材と、他方に取り付けられ、シャフトによって押さえるようにして係止可能な係止用連結部材とを備え、両連結部材の一部を互いに重ね合わせるとともに、シャフト挿入部にシャフトを挿入することにより、その重ね合わせた部分をシャフトで押さえ、これにより、両連結部材を互いにロックするものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、シャフトを介してロックするロック装置を有する自動販売機では、商品サンプルを交換するためにディスプレイパネルを開閉する場合には、シャフトの抜き差しによる極めて煩雑な操作を行わなければならない。すなわち、ディスプレイパネルを開放する場合には、まず、連結部材のシャフト挿入部からシャフトを抜いてロックを解除する。そして、商品サンプルの交換後、両連結部材のシャフト挿入部を互いに一直線上に重ね合わせたり、あるいは両連結部材の一部を互いに重ね合わせたりした状態を保ったまま、シャフト挿入部にシャフトを挿入しなければならない。また、ディスプレイパネルを閉鎖したとしても、シャフト挿入部へのシャフトを挿入し忘れた場合には、コントロールパネルがディスプレイパネルにロックされないため、コントロールパネルがこじ開けられてしまうおそれがある。
【0006】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、操作性が良く、コントロールパネルのロックをし忘れた場合であっても、メインドアを閉鎖するだけで、コントロールパネルをディスプレイパネルに自動的にかつ確実にロックすることのできる自動販売機のロック装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る自動販売機のロック装置は、販売機本体の前面を開閉するメインドアに設けられたコントロールパネルを、メインドアの背面に開閉自在に設けられたディスプレイパネルにロックするための自動販売機のコントロールパネルのロック装置であって、コントロールパネルおよびディスプレイパネルのいずれか一方に設けられた係合部材と、他方に設けられ、ディスプレイパネルが閉鎖状態のときに係合部材に係合することによりロックを行うロック位置と、係合部材から離脱するロック解除位置との間で移動自在に構成されたロック部材と、このロック部材をロック解除位置に保持するロック解除保持手段と、このロック解除保持手段によりロック解除位置に保持されているロック部材を、メインドアの閉鎖に連動して、ロック位置に駆動する駆動手段とを備えていることを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、コントロールパネルおよびディスプレイパネルのいずれか一方に設けた係合部材に、他方に設けたロック部材がロック位置で係合することによって、コントロールパネルが閉鎖状態のディスプレイパネルにロックされる。この状態から、例えば手動などで、ロック部材をロック位置からロック解除位置に移動させることにより、ロック部材は、係合部材との係合が解除され、ロック解除保持手段によってロック解除位置に保持される。これにより、コントロールパネルのロックが解除されるとともに、ディスプレイパネルが開放可能となる。そして、ディスプレイパネルに支持されている商品サンプルを交換などした後、ディスプレイパネルを閉鎖する。この場合、ロックのし忘れも含め、ロック部材が係合部材に係合していない状態で、メインドアを閉鎖すると、これに連動して、駆動手段が作動することにより、ロック解除位置に保持されているロック部材がロック位置に駆動され、係合部材に再度係合し、これによりコントロールパネルがディスプレイパネルにロックされる。
【0009】
このように、上記構成のロック装置によれば、シャフトを利用してコントロールパネルをディスプレイパネルにロックする従来のロック装置と異なり、コントロールパネルのロックおよびロック解除を簡単に行うことができ、しかも、ロックをし忘れた場合であっても、メインドアを閉鎖するだけで、コントロールパネルをディスプレイパネルに自動的にかつ確実にロックすることができる。
【0010】
この場合、ロック解除保持手段は、他方に固定されたロックピンと、ロック部材に設けられ、ロックピンに係合することにより、ロック部材をロック解除位置に保持する保持部と、を有しており、駆動手段は、メインドアが閉鎖するときにロック部材が当接し、この当接による反力によってロック部材を押圧することにより、保持部をロックピンから離脱させる被当接部材と、ロック部材をロック位置に付勢する付勢手段とを有していることが好ましい。
【0011】
この構成によれば、ロック部材をロック位置からロック解除位置に移動させると、ロック部材に設けられた保持部がロックピンに係合することにより、ロック部材がロック解除位置に保持される。一方、メインドアを閉鎖すると、ロック部材が被当接部材に当接し、この当接に伴う被当接部材からの反力によってロック部材が押圧されることにより、保持部がロックピンから離脱し、ロック部材がロック解除位置から離脱する。そして、ロック解除位置から離脱したロック部材は、付勢手段によってロック位置に駆動される。このように、ロックピンおよびロック部材の保持部などにより、ロック部材をロック解除位置に保持するロック解除保持手段を簡単な構成で容易に実現できるとともに、被当接部材および付勢手段などにより、メインドアの閉鎖に連動してロック部材をロック位置に駆動する駆動手段を低コストでかつ容易に実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態によるコントロールパネルのロック装置を備えた自動販売機を示している。また、図2は、図1の一点鎖線で示す円内を中心に背面側から示している。この自動販売機は、缶飲料やペットボトル飲料などの商品を販売するものであり、販売商品に対応する商品サンプル(図示せず)を、前面のメインドアに陳列している。これらの図に示すように、自動販売機1は、前面が開口するとともに、内部に多数の商品を収納するための縦長ボックス状の販売機本体(図示せず)と、この販売機本体の開口を覆うようにその内側に配置された開閉自在の断熱ドア1a(被当接部材)と、この断熱ドア1aの前方に配置され、商品補充の際などに、販売機本体の前面を開閉するメインドア2とを備えている。
【0013】
このメインドア2は、販売機本体の前側左端部に回動自在に取り付けられており、縦長矩形状のドア本体3と、このドア本体3の背面に開閉自在に設けられ、複数の商品サンプルなどを前面にて支持するディスプレイパネル4とを有している。ドア本体3は、矩形状に形成された上開口部5aと、この上開口部5aの下左半部に連なり下方に延びる矩形状に形成された下開口部5bとにより構成された開口5を有し、この開口5にアクリル製の透明パネル6が組み込まれている。この透明パネル6の前面には、各商品サンプルに対応する位置に、商品を選択するための選択ボタン(図示せず)がそれぞれ配置されている。また、ドア本体3には、上開口部5aの右半部の下縁部および下開口部5bの右縁部に隣接するように、コントロールパネル7が配置されている。なお、ドア本体3には、コントロールパネル7の右方に、メインドア2を販売機本体にロックするためのロック装置8が設けられ、また、ドア本体3の下部には、商品取出口9および硬貨返却口10が設けられている。
【0014】
コントロールパネル7は、ドア本体3の前面の外壁3aに直接組み付けられた硬貨投入口11、紙幣投入口12、返却レバー13および金額表示部14を有するとともに、これらの背面側であって上記外壁3aの背面に直接組み付けられた図示しない金銭識別装置、金銭収容装置および制御回路などを有している。販売時に硬貨投入口11や紙幣投入口12に投入された金銭は、金銭識別装置によってその真偽が識別され、本物であると識別されたときには、金銭収容装置に収容される。
【0015】
また、コントロールパネル7の背面の上端縁部7aおよび左端縁部7bを含め、ドア本体3の外壁3aの背面には、図2に示すように、開口5の縁部に沿って、所定の奥行き寸法を有する板状のスペーサ15が溶接などによって固定されている(図2では、コントロールパネル7の上端縁部7aおよび左端縁部7bならびに下開口部5bの下縁部のスペーサのみ図示)。
【0016】
一方、ディスプレイパネル4は、ドア本体3の上開口部5aに対応する大きさの矩形状に形成され、商品サンプルを前面にて着脱自在に支持するサンプル支持部4aと、このサンプル支持部4aの下端に連なるとともにドア本体3の下開口部5bに対応する大きさの矩形状に形成され、商品の広告パネル(図示せず)などを前面にて着脱自在に支持する広告支持部4bとにより構成されている。そして、ディスプレイパネル4は、その左端部でドア本体3に回動自在に支持されており、ドア本体3の背面を開閉できるようになっている。したがって、自動販売機1では、ディスプレイパネル4によってドア本体3の背面が閉鎖されている販売時には、購入者がドア本体3の透明パネル6を通して、ディスプレイパネル4の商品サンプルなどを見ながら、所望の商品を選択することができ、一方、販売商品の変更時には、オペレータがメインドア2の開放後、ディスプレイパネル4を開放することによって、商品サンプルや広告パネルを交換できるようになっている。
【0017】
また、このように構成されたメインドア2には、コントロールパネル7を、ディスプレイパネル4にロックすることにより、透明パネル6とコントロールパネル7と間の繋ぎ目のこじ開けを防止するためのロック装置21が設けられている。
【0018】
図2〜図4に示すように、ロック装置21は、ドア本体3のスペーサ15に固定された1対の掛け止め用金具22、22と、ディスプレイパネル4に固定されたベース金具23と、掛け止め用金具22、22に掛け止めることによって係合するロック位置(図5(a)に示す位置)とこれらから離脱するロック解除位置(図5(d)に示す位置)との間で、ベース金具23に対し、左右方向に水平にスライド自在のロック金具24(ロック部材)と、このロック金具24をベース金具23にスライド自在に連結するための、いずれも段付きビスからなる左右1対の連結ビス25、25(ロックピン)と、ロック金具24をロック位置に常時付勢する引っ張りばね26とにより構成されている。
【0019】
1対の掛け止め用金具22、22は、図2および図3に示すように、互いに所定間隔を存し左右方向に並べて配置され、コントロールパネル7の上端縁部7aのスペーサ15に、溶接などによって固定されている。各掛け止め用金具22は、矩形状の金属プレートを適宜、直角に屈曲して形成されており、下向き凸状に形成された掛け止め部22aと、この掛け止め部22aの両上端にそれぞれ連なり直角に屈曲して外方(前後方向)に水平に延びる取付部22b、22bとにより構成されている。これらの掛け止め部22a、22aに、ロック金具24の後述するロック爪41a、41aが係脱する。また、図4に示すように、コントロールパネル7側の取付部(以下「前取付部」という。)22bは、他方の取付部(以下「後取付部」という。)22bよりもスペーサ15の厚み分、高く形成されている。これにより、各掛け止め用金具22は、次のようにしてスペーサ15に固定されている。すなわち、スペーサ15に貫通して形成された図示しないスリットに、掛け止め用金具22の前取付部22bを下側から通し、前取付部22bの下面および後取付部22bの上面を、スペーサ15の上面および下面にそれぞれ密着させた状態で、前取付部22bおよび後取付部22bがスペーサ15の上下からそれぞれ溶接などによって固定されている。これにより、各掛け止め用金具22は、スペーサ15に強固に固定されている。
【0020】
ベース金具23は、金属板を適宜、屈曲して形成されており、ディスプレイパネル4のサンプル支持部4aと広告支持部4bとの連接付近に、溶接などによって固定されている。このベース金具23は、連結ビス25、25を介してロック金具24を支持する水平な支持プレート部31と、この支持プレート部31の後端に連なり直角に屈曲して上方に延び、ディスプレイパネル4のサンプル支持部4aの背面に溶接などによって固定される屈曲プレート部32と、支持プレート部31の左端に連なり、ディスプレイパネル4の広告支持部4bの右縁部に溶接などによって固定される取付部33とにより構成されている。支持プレート部31には、前端から後方に向かってコ字状に切り欠かれ、ロック時に、上記1対の掛け止め用金具22、22の掛け止め部22a、22aがそれぞれ挿入する左右1対の切欠き部34、34が形成されている。また、支持プレート部31には、上記1対の連結ビス25、25を固定するための1対のねじ孔35、35が、互いに所定間隔を存し左右方向に並んで形成されている。
【0021】
ロック金具24は、所定形状に形成された金属板が、適宜、屈曲して形成されており、ロック時に、両掛け止め用金具22、22にそれぞれ掛け止められて係合する左右1対のロック爪41a、41aを有するロックプレート部41と、このロックプレート部41のロック爪41a、41aと反対の後端に連なり直角に屈曲して上方に延びるとともに、ロックの際に、上記断熱ドア1aに当接する当接プレート部42と、ロックプレート部41の右端に連なり直角に屈曲して下方に延びるとともに、ロック解除の際に、操作される操作部43とにより構成されている。
【0022】
ロックプレート部41には、当接プレート部42の付近に、互いに所定間隔を存し、左右方向に延びる2つのスライド用長孔44、45が、左右方向に並べて一直線上に形成されている。右側のスライド用長孔45の左端部には、ロック金具24をロック解除位置に保持するための所定形状のロック解除保持部46(ロック解除保持手段、保持部)が形成されている。具体的に説明すると、このロック解除保持部46は、右側スライド用長孔45の当接プレート部42側の縁面に連なり左前に傾斜して若干延びる傾斜面46aと、この傾斜面46aの先端に連なりスライド用長孔45と平行に右方に若干延びるスライド面46bと、このスライド面46bの右端と右側スライド用長孔45のロック爪41a側の縁部との間に連なる円弧状の係止面46cと、により構成されている。
【0023】
このように構成されたロック金具24は、図4に示すように、ベース金具23に下側から重ね合わされた状態、すなわちロック金具24のロックプレート部41の上面および当接プレート部42の前面が、ベース金具23の支持プレート部31の下面および屈曲プレート部32の背面にそれぞれ近接した状態で、両スライド用長孔44、45を介して下側からベース金具23のねじ孔35、35に固定された連結ビス25、25によって、ベース金具23に支持されている。これにより、ロック金具24は、連結ビス25、25に案内されながら、左右方向に所定ストローク、具体的には、ロック位置とロック解除位置との間でスライドする。
【0024】
また、ロック金具24の左端部およびベース金具23の取付部33には、上記引っ張りばね26の端部がそれぞれ係止されており、この引っ張りばね26によて、ロック金具24がロック位置に常時付勢されている。
【0025】
次に、上記のように構成されたロック装置21によるディスプレイパネル4へのコントロールパネル7のロックおよびロック解除について、ロックからロック解除へ、ロック解除からロックへのロック金具24の一連の動作を、図5を参照しながら説明する。
【0026】
同図(a)は、ロック金具24がロック位置に位置する状態を示しており、ロック金具24の両ロック爪41a、41aが、両掛け止め用金具22、22の掛け止め部22a、22aにそれぞれ掛け止めして係合している。この場合には、ドア本体3の背面がディスプレイパネル4によって閉鎖され、かつ、販売機本体の前面がメインドア2によって閉鎖されている。つまり、自動販売機1が販売待機状態にある場合であり、コントロールパネル7がディスプレイパネル4にロックされている。またこの場合、ロック金具24の当接プレート部42は、断熱ドア1aに近接している。
【0027】
商品サンプルや広告パネルを交換するために、ディスプレイパネル4を開放する場合には、メインドア2を開放した後、次のようにしてロック装置21によるロックを解除する。すなわち、ロック金具24の操作部43を指でつまみ、ロック金具24を引っ張りばね26に抗して、図5において右方向にスライドさせる。そうすると、ロック金具24は、両スライド用長孔44、45を介して、連結ビス25、25に案内されながら、右方向に移動し、図5(b)に示すように、右側のスライド用長孔45のロック解除保持部46が右側の連結ビス25に到達する。この場合には、ロック金具24の両ロック爪41a、41aはいずれも、掛け止め用金具22の両掛け止め部22a、22aから大部分が離脱する。
【0028】
そして、ロック金具24を更に右方向にスライドさせると、ロック金具24は、ロック解除保持部46の傾斜面46aが右側の連結ビス25に摺接しながら、図5(c)に示すように、左側の連結ビス25を中心に反時計方向に若干回動する。これにより、ロック金具24は、右端部が後方(図5では上方)に若干突出した傾斜状態となる。そして、ロック解除保持部46の傾斜面46aとスライド面46bとの連接部分が、右側の連結ビス25に当接すると、ロック金具24をそれ以上右方向へスライドさせることができず、このときに操作部43を離すと、ロック金具24が、引っ張りばね26によって左方向に駆動される。この場合、ロック金具24は、ロック解除保持部46のスライド面46bが右側の連結ビス25に摺接しながら、図5(d)に示すように、ロック解除保持部46の係止面46cが右側の連結ビス25に当接し、傾斜状態のまま、このロック解除位置に保持される。
【0029】
これにより、ディスプレイパネル4へのコントロールパネル7のロックが解除され、ディスプレイパネル4が開放可能となる。ディスプレイパネル4を開放して、商品サンプルや広告パネルを交換などした後、ディスプレイパネル4を閉鎖し、ロック装置21によって、コントロールパネル7をディスプレイパネル4に再度ロックする。この場合、意図してロックしなくても、メインドア2を閉鎖するだけで、自動的にロックされる。すなわち、メインドア2を閉鎖すると、ロック金具24は、当接プレート部42の右端部が断熱ドア1aに当接し、この当接に伴う反力によって前方に押圧され、左側の連結ビス25を中心に時計方向に回動する。これにより、図5(e)、(f)に示すように、ロック解除保持部46の係止面46cが右側の連結ビス25から離脱し、これによりロック金具24は、ロック解除位置から離脱し、引っ張りばね26によって左方向に駆動され、同図(a)に示すロック位置までスライドすることにより、両ロック爪41a、41aが両掛け止め用金具22、22に自動的にロックされる。
【0030】
なお、メインドア2を閉鎖する前に、ディスプレイパネル4を閉鎖し、ロック金具24の当接プレート部42を後方から手で押圧することによっても、当然ロックすることが可能である。
【0031】
次に、上記ロック装置21とほぼ同様に構成され、取付位置の異なるロック装置51について、図6を参照しながら簡単に説明する。なお、図6では、便宜上、断熱ドア1a、ディスプレイパネル4、ベース金具23および連結ビス25、25を省略する。
【0032】
同図に示すように、このロック装置51のロック金具24は、上下方向にスライド自在にディスプレイパネル4に取り付けられている。一方、掛け止め用金具22、22は、互いに所定間隔を存し上下方向に並んでコントロールパネル7の左端縁部7bの背面に位置するスペーサ15に取り付けられている。また、このロック装置51は、上記ロック装置21と異なり、ロック金具24をロック位置に付勢する引っ張りばねを有していない。これは、ロック金具24が自重によって下方にスライドし、掛け止め用金具22、22に自動的に掛け止めして係合するからである。つまり、このロック装置51は、上記ロック装置21に対し、ベース金具23および掛け止め用金具22、22の取付位置が異なる点ならびに引っ張りばねを有しない点のみが異なっている。
【0033】
このロック装置51のロックを解除する場合には、ロック金具24のロック爪41a、41aが掛け止め用金具22、22の掛け止め部22a、22aに係合するロック位置から、ロック金具24を上方にスライドさせる。この場合には、ロック金具24の当接プレート部42の上端部が下端部よりも後方に位置する傾斜状態で、ロック解除位置に保持される。そして、上記ロック装置21と同様に、メインドア2を閉鎖すると、ロック金具24は、当接プレート部42の上端部が断熱ドア1aに当接し、この当接に伴う反力によって後方から押圧され、図6において反時計方向に回動する。そして、当接プレート部42の上端部と下端部とがほぼ鉛直線上に位置したところで、ロック金具24は、自重により下方にスライドすることにより、掛け止め用金具22、22に自動的にロックされる。
【0034】
したがって、このロック装置51によれば、上記ロック装置21と異なり、引っ張りばねを使用しなくても、ロック金具24をロック解除位置からロック位置に自動的にスライドさせることができ、引っ張りばねを使用しない分、上記ロック装置21よりも低コストで製造することができる。
【0035】
以上詳述したように、本実施形態のロック装置21、51によれば、ロック金具24を所定方向にスライドさせることによって、ディスプレイパネル4へのコントロールパネル7のロックを解除できるとともに、メインドア2の閉鎖に連動して、ロックすることができるので、従来のシャフトを利用したロック装置と異なり、ディスプレイパネル4へのコントロールパネル7のロックおよびロック解除を簡単に行うことができる。また、ロックをし忘れた場合であっても、メインドア2を閉鎖するだけで、コントロールパネル7をディスプレイパネル4に自動的にかつ確実にロックすることができる。したがって、コントロールパネル7のこじ開けをし難くすることができ、防犯効果を高めることができる。
【0036】
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、ロック金具24および掛け止め用金具22を、ディスプレイパネル4およびドア本体3にそれぞれ取り付けたが、逆に、ドア本体3およびディスプレイパネル4にそれぞれ取り付けてもよい。ただしこの場合には、メインドア2の閉鎖に連動してロック金具24をロック位置に駆動するための適当な機構が必要である。また、実施形態では、コントロールパネル7の硬貨投入口11や金銭収容装置などをドア本体3の外壁3aに直接組み付けたが、コントロールパネル7の各種の部品を、適当なプレートに予め組み付け、ユニット化したコントロールパネルをドア本体3の外壁3aに組み込むようにしてもよい。また、実施形態で示したロック装置の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の自動販売機のロック装置は、操作性が良く、コントロールパネルのロックをし忘れた場合であっても、メインドアを閉鎖するだけで、コントロールパネルをディスプレイパネルに自動的にかつ確実にロックすることができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるコントロールパネルのロック装置を備えた自動販売機を示す正面図である。
【図2】ディスプレイパネルが開放したときのメインドアの一部を、背面側から示す斜視図である。
【図3】(a)はコントロールパネルのロック装置を示す分解斜視図であり、(b)はロック金具の平面図である。
【図4】ロック状態のコントロールパネルのロック装置を、図3のA−A線で切断した断面図である。
【図5】ロック金具の動作を説明するための説明図である。
【図6】取付位置などの異なる他のコントロールパネルのロック装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 自動販売機
1a 断熱ドア(被当接部材)
2 メインドア
4 ディスプレイパネル
7 コントロールパネル
8 ロック装置
21 ロック装置
22 掛け止め用金具(係合部材)
24 ロック金具(ロック部材)
25 連結ビス(ロックピン)
26 引っ張りばね(付勢手段)
46 ロック解除保持部(ロック解除保持手段、保持部)

Claims (2)

  1. 販売機本体の前面を開閉するメインドアに設けられたコントロールパネルを、当該メインドアの背面に開閉自在に設けられたディスプレイパネルにロックするための自動販売機のコントロールパネルのロック装置であって、
    前記コントロールパネルおよび前記ディスプレイパネルのいずれか一方に設けられた係合部材と、
    他方に設けられ、前記ディスプレイパネルが閉鎖状態のときに前記係合部材に係合することにより前記ロックを行うロック位置と、当該係合部材から離脱するロック解除位置との間で移動自在に構成されたロック部材と、
    このロック部材を前記ロック解除位置に保持するロック解除保持手段と、
    このロック解除保持手段により前記ロック解除位置に保持されている前記ロック部材を、前記メインドアの閉鎖に連動して、前記ロック位置に駆動する駆動手段とを備えていることを特徴とする自動販売機のコントロールパネルのロック装置。
  2. 前記ロック解除保持手段は、前記他方に固定されたロックピンと、前記ロック部材に設けられ、前記ロックピンに係合することにより、当該ロック部材を前記ロック解除位置に保持する保持部と、を有しており、
    前記駆動手段は、前記メインドアが閉鎖するときに前記ロック部材が当接し、この当接による反力によって当該ロック部材を押圧することにより、前記保持部を前記ロックピンから離脱させる被当接部材と、前記ロック部材を前記ロック位置に付勢する付勢手段とを有していることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機のコントロールパネルのロック装置。
JP26173499A 1999-09-16 1999-09-16 自動販売機のコントロールパネルのロック装置 Expired - Fee Related JP3671761B2 (ja)

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