JP3057626B2 - ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 - Google Patents

ゴルフクラブヘッド及びその製造方法

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JP3057626B2
JP3057626B2 JP6063728A JP6372894A JP3057626B2 JP 3057626 B2 JP3057626 B2 JP 3057626B2 JP 6063728 A JP6063728 A JP 6063728A JP 6372894 A JP6372894 A JP 6372894A JP 3057626 B2 JP3057626 B2 JP 3057626B2
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祐一 相沢
真人 木村
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ダイワ精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフクラブヘッドと
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ウッドと称されるゴルフクラブヘ
ッドは、品質の安定性,材料供給の容易性等の観点から
柿や桜等の天然木材に代えて、ヘッド本体の中空な外殻
体をチタン合金やアルミニウム合金等の金属で成形した
ものや、発泡合成樹脂からなる芯材の表面を、カーボン
繊維強化樹脂やガラス繊維強化樹脂等の繊維強化樹脂層
からなるヘッド本体で覆ったもの等が広く使用されてい
る。
【0003】そして、ボールの打球時に於ける反発係数
を高めて飛距離を確保するために、ヘッド本体のフェー
ス部に凹部を設け、当該凹部に繊維強化樹脂や金属から
なるフェースプレートを取り付けたり、ゴルフクラブヘ
ッドのウエイト調整を行うために、ヘッド本体より比重
の大きい金属で成形したソールプレートをソール部に取
り付け、或いは当該ソールプレートにウエイト調整部材
を更に取り付けてゴルフクラブヘッドの重心位置を調整
する等の手段が講じられている。
【0004】一方、アイアンクラブのヘッド本体は、軟
鉄やステンレス等の金属によってホーゼル部やソール
部,フェース部が一体的に成形され、そして、各番手に
合わせた形状になっているが、この種のアイアンクラブ
ヘッドにあっても、ヘッド本体と比重の異なる異種金属
のウエイト調整部材をヘッド本体の背面側に取り付けて
ヘッドの重心位置を変化させたり、フェース部に異種金
属のフェースプレートを取り付ける等の手段が講じられ
ている。
【0005】ところで、従来、金属製のヘッド本体やソ
ールプレートに対する異種金属のソールプレートやフェ
ースプレート,ウエイト調整部材の取付けは、例えば実
公昭63−34705号公報又は図16乃至図18に示
すようにソールプレート1に抜孔3を設け、ソールプレ
ート1の上面から当該抜孔3にウエイト調整部材として
の金属栓5を取り付けて、ヘッド本体7のソール面9側
に金属栓5の凸部11を面一に望ませたものや、実開昭
63−16065号公報又は図19及び図20に示すよ
うに、ゴルフクラブヘッド13の重心位置を調整するウ
エイト調整部材15を、ヘッド本体17のバック部19
に設けた凹部21に圧入嵌合するゴルフクラブヘッドに
於て、上記凹部21の側面21aを、凹部21がその開
口から底面側へ向けて広くなるようにテーパ状に成形し
たもの等が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、図16乃至
図18に示す従来例にあっては、金属栓5の凸部11を
抜孔3に圧入嵌合させたものではないため、抜孔3と金
属栓5との間に隙間が生じ、打球時にその隙間に砂やゴ
ミが詰まって美観上好ましくないといった欠点が指摘さ
れていた。
【0007】一方、図19及び図20の如く側面21a
をテーパ状に成形した凹部21にウエイト調整部材15
を圧入嵌合させる従来例にあっては、ウエイト調整部材
15の圧入の際に圧力が均一にかからないと、凹部21
内にウエイト調整部材15が十分に侵入しないために内
部に所謂「州(す)」が発生してウエイト調整部材15
が確実に係止されず、その結果、打球時の異音の発生原
因となっていた。
【0008】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、金属製のヘッド本体やソールプレートに対し異種金
属からなるフェースプレートやソールプレート,ウエイ
ト調整部材を取り付けるに当たり、その取付けが容易且
つ確実なゴルフクラブヘッドとその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係るゴルフクラブヘッドは、中空な外殻
体からなる金属製のヘッド本体を内方へ突出させて、当
該ヘッド本体に底部と周壁とからなる凹部を形成すると
共に、当該凹部の周壁に、当該周壁を貫通する少なくと
も一以上の貫通孔を形成し、上記凹部に、当該貫通孔に
嵌合する抜止片が周縁部に形成された金属製のプレート
を装着したものである。
【0010】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
記載のゴルフクラブヘッドに於て、凹部の底部に、異な
る方向に当該底部を貫通する複数の貫通孔を形成すると
共に、当該凹部に装着されるプレートの裏面側に、当該
各貫通孔に嵌合する抜止片を設けたことを特徴とし、請
求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載のゴル
フクラブヘッドに於て、プレートは、ヘッド本体のソー
ル部に取り付き、当該ヘッド本体よりも比重の大きな材
料で成形されたソールプレートであることを特徴とす
る。 又、請求項4に係る発明は、請求項1又は請求項2
記載のゴルフクラブヘッドに於て、プレートは、ヘッド
本体のフェース部に取り付くフェースプレートであるこ
とを特徴とする。
【0011】更に又、請求項5に係る発明は、請求項1
乃至請求項4のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッ
ドに於て、凹部は、その周壁が当該凹部の開口側から底
部側に向かって外方へ傾斜して設けられていることを特
徴とする。一方、請求項6に係るゴルフクラブヘッドの
製造方法は、中空な外殻体からなる金属製のヘッド本体
を内方へ突出させて、当該ヘッド本体に底部と周壁とか
らなる凹部を形成すると共に、当該凹部の周壁に、当該
周壁を貫通する少なくとも一以上の貫通孔を形成した
後、上記凹部内に、金属で成形したプレートを金型で圧
入嵌合し乍ら、当該プレートを貫通孔内へ変形させて当
該貫通孔に嵌合する抜止片を形成することにより、プレ
ートをヘッド本体に取り付けることを特徴とし、請求項
7に係る発明は、請求項6記載のゴルフクラブヘッドの
製造方法に於て、金型は、当該金型を閉じた際に、貫通
孔内へ変形してプレートに形成される抜止片より大きな
空間が貫通孔の外側に形成されるように窪みを有してい
ることを特徴とする。
【0012】又、請求項8に係るゴルフクラブヘッド
は、ヘッド本体のソール部に装着するソールプレート
ヘッド本体装着側へ突出させて、当該ソールプレートに
底部と周壁とからなる凹部を形成すると共に、当該凹部
の周壁に、当該周壁を貫通する少なくとも一以上の貫通
孔を形成し、上記凹部に、当該貫通孔に嵌合する抜止片
が周縁部に形成された金属製のウエイト調整部材を装着
してなることを特徴とし、請求項9に係る発明は、請求
項8記載のゴルフクラブヘッドに於て、凹部の底部に、
異なる方向に当該底部を貫通する複数の貫通孔を形成す
ると共に、当該凹部に装着されるウエイト調整部材の裏
面側に、当該各貫通孔に嵌合する抜止片を設けたことを
特徴とする。 更に又、請求項10に係る発明は、請求項
8又は請求項9記載のゴルフクラブヘッドに於て、凹部
は、その周壁が当該凹部の開口側から底部側に向かって
外方へ傾斜して設けられていることを特徴とする。
【0013】一方、請求項11に係るゴルフクラブヘッ
ドの製造方法は、ヘッド本体のソール部に装着するソー
ルプレートをヘッド本体装着側へ突出させて、当該ソー
ルプレートに底部と周壁とからなる凹部を形成すると共
に、当該凹部の周壁に、当該周壁を貫通する少なくとも
一以上の貫通孔を形成した後、上記凹部内に、金属で成
形したウエイト調整部材を金型で圧入嵌合し乍ら、当該
ウエイト調整部材を貫通孔内へ変形させて当該貫通孔に
嵌合する抜止片を形成することにより、ウエイト調整部
材をソールプレートに取り付けることを特徴とし、請求
項12に係る発明は、請求項11記載のゴルフクラブヘ
ッドの製造方法に於て、金型は、当該金型を閉じた際
に、貫通孔内へ変形してウエイト調整部材に形成される
抜止片より大きな空間が貫通孔の外側に形成されるよう
に窪みを有していることを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1乃至請求項5に係る発明によれば、打
球時の衝撃がヘッド本体にかかっても、貫通孔に嵌合す
抜止片がソールプレートやフェースプレート等のプレ
ートを強固に保持してヘッド本体からのプレートの脱落
を防止する。
【0015】そして、請求項3に係る発明では、ゴルフ
クラブをスイングすると、ソールプレートがウエイト調
整部材としてヘッドの重心を下げ、又、請求項4に係る
発明では、フェースプレートがボールに反発力を与えて
飛距離を伸ばすこととなる。
【0016】又、請求項5に係る発明では、抜止片と共
に凹部自体がプレートの脱落を防止する。一方、請求項
6及び請求項7に係る製造方法によれば、中空な外殻体
からなる金属製のヘッド本体を内方へ突出させて、当該
ヘッド本体に底部と周壁とからなる凹部を形成すると共
に、当該凹部の周壁に、当該周壁を貫通する少なくとも
一以上の貫通孔を形成した後、上記凹部内に、金属で成
形したプレートを金型で圧入嵌合し乍ら、当該プレート
を貫通孔内へ変形させて当該貫通孔に嵌合する抜止片を
形成することで、プレートがヘッド本体に取り付くこと
となる。
【0017】又、請求項8乃至請求項10に係る発明に
よれば、打球時の衝撃がヘッド本体にかかっても、貫通
孔に嵌合する抜止片がウエイト調整部材をソールプレー
トに強固に保持してヘッド本体からのウエイト調整部材
の脱落を防止し、そして、請求項10に係る発明では、
抜止片と共に凹部自体がウエイト調整部材の脱落を防止
する。
【0018】そして、請求項11及び請求項12に係る
製造方法によれば、ヘッド本体のソール部に装着するソ
ールプレートをヘッド本体装着側へ突出させて、当該ソ
ールプレートに底部と周壁とからなる凹部を形成すると
共に、当該凹部の周壁に、当該周壁を貫通する少なくと
も一以上の貫通孔を形成した後、上記凹部内に、金属で
成形したウエイト調整部材を金型で圧入嵌合し乍ら、当
該ウエイト調整部材を貫通孔内へ変形させて当該貫通孔
に嵌合する抜止片を形成すると、ウエイト調整部材がソ
ールプレートに取り付くこととなる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1及び図2は請求項1及び請求項3に係る
ゴルフクラブヘッドの一実施例を示し、図に於て、23
はマグネシウム合金やアルミニウム合金等の金属材料で
成形された中空な外殻体からなるウッドのヘッド本体
で、その内部には発泡合成樹脂からなる充填部材25が
充填されている。そして、ヘッド本体23のヒール側に
成形されたホーゼル部27に、金属やFRP等の樹脂等
からなるシャフト29が挿着されている。
【0020】一方、ヘッド本体23のソール部31に
は、ヘッド本体23を内方へ突出させて有底の凹部33
底部34と周壁35とで設けられており、当該周壁3
5に、略90°の間隔を開けて周壁35を貫通する4つ
の貫通孔37が形成されている。そして、凹部33内
に、ヘッド本体23より比重の大きな金属(例えば、ス
テンレス,銅合金,ニッケル合金,コバルト合金等)で
成形されたソールプレート39が、凹部周縁のソール部
31と面一に取り付けられている。そして、ソールプレ
ート39には、上記各貫通孔37に嵌合する複数の抜止
41がその周縁部に形成されており、斯様に抜止片
1が各貫通孔37に嵌合することによって、凹部33か
らのソールプレート39の抜止めが図られている。
【0021】本実施例に係るゴルフクラブヘッド43は
このように構成されており、斯かるゴルフクラブヘッド
43は、以下に述べる請求項6及び請求項7記載の発明
方法の一実施例によって製造される。
【0022】図3に示すように中空な外殻体からなるヘ
ッド本体23は、外殻体本体23aとトップ部23bと
を別体に鋳造した後、これらを溶接して製造されるが、
外殻体本体23aの鋳造の際に、上記貫通孔37を有す
る凹部33が形成され、そして、外殻体本体23aにト
ップ部23bを溶接する前にソールプレート39が凹部
33内に圧入嵌合される。
【0023】ソールプレート39の圧入嵌合は、図4の
如き下型45と上型47からなる金型49によって行わ
れる。下型45は、上型47との接合面が外殻体本体2
3aの内周形状と同一形状に形成されているが、上型4
7を閉じた際に、貫通孔37内へ変形してソールプレー
ト39に形成される抜止片41より大きな空間が貫通孔
37の外側に形成されるように、窪み51が下型45の
接合面に設けられている。
【0024】而して、図4に示すように先ず、下型45
の接合面に外殻体本体23aを配置する。そして、ソー
ルプレート39を凹部33の開口に配置し、上型47を
閉じてソールプレート39を凹部33内に圧入嵌合す
る。尚、上型47の接合面は、ゴルフクラブヘッド43
のソール部31と同一形状に形成されている。
【0025】上型47を閉じて凹部33内にソールプレ
ート39がソール部31と面一に圧入嵌合されるに従
い、ソールプレート39は変形する。そして、凹部33
の周壁35の全周及びその底部に圧接した後、その成形
材料が各貫通孔37から上記窪み51内に突出してソー
ルプレート39を外殻体本体23aに係止する抜止片
1が形成され、これによりソールプレート39が凹部3
3に取り付くこととなる。
【0026】そして、斯様にソールプレート39が凹部
33内に取り付いた後、外殻体本体23aにトップ部2
3bを溶接してヘッド本体23を形成し、図示しない充
填部材注入口から充填部材25をヘッド本体23内に充
填して蓋体を取り付け、ホーゼル部27にシャフト29
を取り付けることにより、本実施例に係るゴルフクラブ
ヘッド43が製造されることとなる。
【0027】本実施例に係るゴルフクラブヘッド43は
このように構成されているから、当該ゴルフクラブヘッ
ド43を装着したゴルフクラブをスイングすると、ソー
ルプレート39がウエイト調整部材としてゴルフクラブ
ヘッド43の重心を下げることとなる。
【0028】又、ボールの打球時に、例えばゴルフクラ
ブヘッド43のフェース側下部が芝に食い込んでも、ソ
ールプレート39は凹部33内にソール部31と面一に
取り付けられているため、ソールプレート39をヘッド
本体23から脱落させようとする力がソールプレート3
9に作用せず、而も、ソールプレート39は、貫通孔3
7に嵌合する抜止片41によってヘッド本体23に強固
に保持されているため、ソールプレート39は凹部33
内に確実に保持される。
【0029】従って、本実施例に係るゴルフクラブヘッ
ド43によれば、ボールの打球時の衝撃でソールプレー
ト39がヘッド本体23から脱落してしまうことがな
く、又、凹部33内にソールプレート39を隙間なく圧
入嵌合させているので、凹部33とソールプレート39
との間に砂やゴミが詰まってしまうことがない。
【0030】そして、本実施例に係るゴルフクラブヘッ
ド43の製造方法によれば、ソールプレート39の圧入
嵌合時に、各貫通孔37からソールプレート39の成形
材料が下型45の窪み51内に突出するようにソールプ
レート39を変形させて貫通孔37に嵌合する抜止片
1を形成するので、従来の如き「州」が発生することな
くソールプレート39を凹部33内に圧入嵌合させるこ
とができ、上記効果を奏するゴルフクラブヘッド43を
きわめて容易且つ確実に製造することが可能である。
【0031】図5は請求項1乃至請求項3及び請求項5
に係るゴルフクラブヘッドの一実施例を示し、図中、5
3は上記ヘッド本体23と同一の素材で成形された中空
な外殻体からなるウッドのヘッド本体で、そのヒール側
にはシャフト29を挿着するホーゼル部55が設けられ
ている。
【0032】そして、ヘッド本体53のソール部57に
は、周壁63と底部65からなる有底の凹部59が設け
られており、当該凹部59内に、上述したソールプレー
ト39と同一の素材からなるソールプレート61が凹部
周縁のソール部57と面一に取り付けられている。
【0033】而して、本実施例に於ける凹部59は、図
5に示すようにその周壁63が当該凹部59の開口側か
ら底部65側へ向かって外方へ傾斜した形状に形成され
ている。そして、当該周壁63には、略90°の間隔を
開けて周壁63を貫通する4つの貫通孔67が形成され
ると共に、上記底部65には、異なる方向に当該底部6
5を貫通する2つの貫通孔69が形成されている。
【0034】そして、ソールプレート61には、上記各
貫通孔67に嵌合する抜止片71がその周縁部に形成さ
れると共に、上記各貫通孔69に嵌合する抜止片73が
その上面部(裏面側)に形成されており、斯様に各抜止
71,73が各貫通孔67,69に嵌合することによ
って、凹部59からのソールプレート61の抜止めが図
られている。
【0035】本実施例に係るゴルフクラブヘッド75は
このように構成されており、斯かるゴルフクラブヘッド
75も、以下に述べる請求項6及び請求項7記載の発明
方法の一実施例によって製造される。
【0036】図5に示すように中空な外殻体からなるヘ
ッド本体53も、上記ヘッド本体23と同様、外殻体本
体53aとトップ部53bとを別体に鋳造した後、これ
らを溶接して製造されるが、外殻体本体53aの鋳造の
際に、上記貫通孔67,69を有する凹部59が形成さ
れ、そして、外殻体本体53aにトップ部53bを溶接
する前にソールプレート61が凹部59内に圧入嵌合さ
れる。
【0037】ソールプレート61の圧入嵌合は上述した
金型49によって行われ、先ず、下型45の接合面に外
殻体本体53aを配置する。そして、ソールプレート6
1を凹部59の開口に配置した後、上型47を閉じてソ
ールプレート61を凹部59内に圧入嵌合する。尚、上
型47の接合面は、ゴルフクラブヘッド75のソール部
57と同一形状に形成されている。
【0038】上型47を閉じて凹部59内にソールプレ
ート61がソール部57と面一に圧入嵌合されるに従
い、ソールプレート61は変形する。そして、凹部59
の周壁63の全周及びその底部65に圧接した後、その
成形材料が各貫通孔67から上記窪み51内に突出する
と共に貫通孔69内に突出して、ソールプレート61を
外殻体本体53aに係止する抜止片71,73が形成さ
れ、これによりソールプレート61が凹部59に取り付
くこととなる。
【0039】そして、斯様にソールプレート61が凹部
59内に取り付いた後、外殻体本体53aにトップ部5
3bを溶接してヘッド本体53を形成し、ホーゼル部5
5にシャフト29を取り付けることによって、本実施例
に係るゴルフクラブヘッド75が製造されることとな
る。
【0040】本実施例に係るゴルフクラブヘッド75は
このように構成されているから、当該ゴルフクラブヘッ
ド75を装着したゴルフクラブをスイングすると、同様
にソールプレート61がウエイト調整部材としてゴルフ
クラブヘッド75の重心を下げることとなる。
【0041】そして、ボールの打球時にゴルフクラブヘ
ッド75のフェース側下部が地面に食い込んでも、ソー
ルプレート61は凹部59内にソール部57と面一に取
り付けられているため、ソールプレート61をヘッド本
体53から脱落させようとする力がソールプレート61
に作用せず、而も、ソールプレート61は、貫通孔6
7,69に嵌合する抜止片71,73によってヘッド本
体53に強固に保持されているため、ソールプレート6
1は凹部59内に確実に保持される。
【0042】このように、本実施例では、貫通孔67,
69に嵌合する抜止片71,73によってソールプレー
ト61がヘッド本体53に強固に保持されているため、
上記実施例に比しボールの打球時の衝撃によるソールプ
レート61の脱落をより確実に防止することができ、
又、本実施例にあっても、凹部59内にソールプレート
61を隙間なく圧入嵌合させているので、凹部59とソ
ールプレート61との間に砂やゴミが詰まってしまうこ
とがない。
【0043】そして、本実施例に係るゴルフクラブヘッ
ド75の製造方法によれば、ソールプレート61の圧入
嵌合時に、各貫通孔67からソールプレート61の成形
材料が下型45の窪み51内に突出するようにソールプ
レート61を変形させて貫通孔67に嵌合する抜止片
1を形成すると共に、貫通孔69に嵌合する抜止片73
を形成するので、従来の如き「州」が発生することなく
ソールプレート61を凹部59内に圧入嵌合させること
ができ、因って、上記実施例と同様、上記効果を奏する
ゴルフクラブヘッド75をきわめて容易且つ確実に製造
することが可能である。
【0044】図7及び図8は請求項1及び請求項4に係
るゴルフクラブヘッドの一実施例を示し、本実施例は、
金属製のヘッド本体のフェース部に異種金属のフェース
プレートを取り付けたものである。
【0045】即ち、図7中、77は上記ヘッド本体23
と同一の素材で成形された中空な外殻体からなるウッド
のヘッド本体で、その内部には充填部材25が充填され
ている。そして、ヘッド本体77のフェース部79に
は、ヘッド本体77を内方へ突出させて有底の凹部81
周壁83と底部84とによって形成されており、当該
周壁83には、略90°の間隔を開けて周壁83を貫通
する4つの貫通孔85が形成されている。そして、凹部
81内に、例えばチタン等の金属で成形されたフェース
プレート87が凹部周縁のフェース部79と面一に取り
付けられている。
【0046】フェースプレート87には、上述した各貫
通孔85に嵌合する複数の抜止片89がその周縁部に形
成されており、斯様に抜止片89が各貫通孔85に嵌合
することによって、凹部81からのフェースプレート8
7の脱落防止が図られている。
【0047】本実施例に係るゴルフクラブヘッド91は
このように構成されており、斯かるゴルフクラブヘッド
91も、以下に述べる請求項6及び請求項7記載の発明
方法の一実施例によって製造される。
【0048】上記ヘッド本体77はフェース側の前部外
殻体77aとバック側の後部外殻体77bを別体に鋳造
した後、これらを溶接して製造されるが、前部外殻体7
7aの鋳造の際に、上記貫通孔85を有する凹部81が
形成され、そして、前部外殻体77aと後部外殻体77
bとを溶接する前に、フェースプレート87が凹部81
内に圧入嵌合される。
【0049】フェースプレート87の圧入嵌合は、図9
の如き下型93と上型95からなる金型97によって行
われる。下型93は、上型95との接合面が前部外殻体
77aの内周形状と同一形状に形成されているが、上述
した各実施例と同様、上型95を閉じた際に、フェース
プレート87に形成される抜止片89より大きな空間が
貫通孔85の外側に形成されるように、窪み99が下型
93の接合面に設けられている。
【0050】而して、図9に示すように先ず、下型93
の接合面に前部外殻体77aを配置する。そして、フェ
ースプレート87を凹部81の開口に配置し、上型95
を閉じてフェースプレート87を凹部81内に圧入嵌合
する。尚、上型95の接合面は、ゴルフクラブヘッド9
1のフェース部79と同一形状に形成されている。
【0051】上型95を閉じて凹部81内にフェースプ
レート87がフェース部79と面一に圧入嵌合されるに
従い、フェースプレート87は変形する。そして、凹部
81の周壁83の全周及びその底部に圧接した後、その
成形材料が各貫通孔85から窪み99内に突出してフェ
ースプレート87を前部外殻体77aに係止する抜止片
89が形成され、これによりフェースプレート87が凹
部81に取り付くこととなる。
【0052】そして、斯様にフェースプレート87が凹
部81内に取り付いた後、前部外殻体77aと後部外殻
体77bとを溶接してヘッド本体77を形成し、図示し
ない充填部材注入口から充填部材25をヘッド本体77
内に充填して蓋体を取り付けることにより、本実施例に
係るゴルフクラブヘッド91が製造される。
【0053】本実施例に係るゴルフクラブヘッド91は
このように構成されているから、当該ゴルフクラブヘッ
ド91を装着したゴルフクラブをスイングすると、フェ
ースプレート87がボールに反発力を与えて飛距離を伸
ばし、又、当該フェースプレート87は、貫通孔85に
嵌合する抜止片89によってヘッド本体77に強固に保
持される。
【0054】従って、本実施例に係るゴルフクラブヘッ
ド91によれば、ボールの打球時の衝撃でフェースプレ
ート87がヘッド本体77から脱落してしまうことがな
く、又、凹部81内にフェースプレート87を隙間なく
圧入嵌合させているので、凹部81とフェースプレート
87との間に砂やゴミが詰まってしまうことがない。
【0055】そして、本実施例に係るゴルフクラブヘッ
ド91の製造方法によれば、フェースプレート87の圧
入嵌合時に、各貫通孔85からフェースプレート87の
成形材料が下型93の窪み99内に突出するようにフェ
ースプレート87を変形させて貫通孔85に嵌合する
止片89を形成するので、従来の如き「州」が発生する
ことなくフェースプレート87を凹部81内に圧入嵌合
させることができ、因って、上記各実施例と同様、上記
効果を奏するゴルフクラブヘッド91をきわめて容易且
つ確実に製造することが可能である。
【0056】図10及び図11は請求項8に係るゴルフ
クラブヘッドの一実施例を示し、本実施例は、金属製の
ソールプレートに異種金属からなるウエイト調整部材を
取り付けたものである。
【0057】即ち、図10に於て、101はカーボン繊
維強化樹脂やガラス繊維強化樹脂等の繊維強化樹脂層か
らなるウッドのヘッド本体で、発泡合成樹脂からなる芯
材103が当該ヘッド本体101で被覆されている。そ
して、ヘッド本体101の底部に、ウエイト調整部材1
05を装着した金属製のソールプレート107が取り付
けられている。
【0058】ソールプレート107はステンレスや銅合
金等の金属材料で成形され、そのバック側には、当該ソ
ールプレート107を内方へ突出させて周壁111と底
部131とからなる有底の凹部109が設けられてお
り、当該周壁111に略90°の間隔を開けて4つの貫
通孔113が、周壁111を貫通して形成されている。
そして、当該凹部109内に、ソールプレート107よ
り比重の大きな金属で成形されたウエイト調整部材10
5が凹部周縁のソールプレート107と面一に取り付け
られている。
【0059】ウエイト調整部材105には、上記各貫通
孔113に嵌合する抜止片115がその周縁部に複数形
成されており、斯様に抜止片115が各貫通孔113に
嵌合することによってウエイト調整部材105の抜止め
が図られている。
【0060】本実施例に係るゴルフクラブヘッド117
はこのように構成されており、ソールプレート107へ
のウエイト調整部材105の取付けは、以下に述べる請
求項11及び請求項12記載の発明方法の一実施例によ
って実施される。
【0061】ソールプレート107は、ヘッド本体10
1と別途製造されてヘッド本体101の底部に取り付け
られるが、ソールプレート107の製造の際に、上記貫
通孔113を有する凹部109が形成され、そして、ウ
エイト調整部材105が凹部109内に圧入嵌合され
る。
【0062】ウエイト調整部材105の圧入嵌合は、図
12の如き下型119と上型121からなる金型123
によって行われる。下型119にはソールプレート10
7を載置させる凹部125が上型121との接合面に設
けられているが、図13の如く上型121を閉じた際
に、ウエイト調整部材105に形成される抜止片115
より大きな空間が貫通孔113の外側に形成されるよう
に、窪み127が下型119の接合面に設けられてい
る。
【0063】而して、図12に示すように先ず、下型1
19の凹部125にソールプレート107を配置する。
そして、ウエイト調整部材105を凹部109の開口に
配置した後、図13の如く上型121を閉じてウエイト
調整部材105を凹部125内に圧入嵌合する。尚、上
型121の接合面は、ソールプレート107の下面と同
一形状に形成されている。
【0064】上型121を閉じて凹部109内にウエイ
ト調整部材105が圧入嵌合されるに従い、ウエイト調
整部材105は変形する。そして、凹部109の周壁1
11の全周及びその底部に圧接した後、その成形材料が
各貫通孔113から窪み127内に突出して、ウエイト
調整部材105をソールプレート107に係止する抜止
115が形成され、これによりウエイト調整部材10
5がソールプレート107に取り付くこととなる。
【0065】そして、斯様にウエイト調整部材105を
ソールプレート107に取り付けた後、ヘッド本体10
1にソールプレート107を取り付けて本実施例に係る
ゴルフクラブヘッド117が製造される。
【0066】本実施例に係るゴルフクラブヘッド117
はこのように構成されているから、当該ゴルフクラブヘ
ッド117を装着したゴルフクラブをスイングすると、
ウエイト調整部材105によってゴルフクラブヘッド1
17の重心位置が調整されることとなる。
【0067】又、ボールの打球時に、ウエイト調整部材
105は貫通孔113に嵌合する抜止片115によって
ソールプレート107に強固に保持されているため、ウ
エイト調整部材105は凹部109内に確実に保持され
る。
【0068】従って、本実施例に係るゴルフクラブヘッ
ド117によれば、ボールの打球時の衝撃でウエイト調
整部材105がソールプレート107から脱落してしま
うことがなく、又、凹部109内にウエイト調整部材1
05を隙間なく圧入嵌合させているので、凹部109と
ウエイト調整部材105との間に砂やゴミが詰まってし
まうことがない。
【0069】そして、本実施例に係るゴルフクラブヘッ
ド117の製造方法によれば、ウエイト調整部材105
の圧入嵌合時に、各貫通孔113からウエイト調整部材
105の成形材料が、下型119の窪み127内に突出
するようにウエイト調整部材105を変形させて貫通孔
113に嵌合する抜止片115を形成するので、従来の
如き「州」が発生することなくウエイト調整部材105
を凹部109内に圧入嵌合させることができ、因って、
上記効果を奏するゴルフクラブヘッド117をきわめて
容易且つ確実に製造することが可能である。
【0070】図14は請求項8及び請求項9に係るゴル
フクラブヘッドの一実施例を示し、本実施例に係るゴル
フクラブヘッド129は、図10に示す実施例の構成に
加え、ソールプレート107に設けた凹部109の底部
131に、異なる方向に当該底部131を貫通する2つ
の貫通孔133を設けると共に、ウエイト調整部材10
5の上面に、上記各貫通孔133に嵌合する抜止片13
5を設けたものである。
【0071】そして、図15は請求項8及び請求項10
に係るゴルフクラブヘッドの一実施例を示し、本実施例
に係るゴルフクラブヘッド137は、図10に示す実施
例の凹部109に代え、ソールプレート107に設ける
凹部139の周壁141を、当該凹部139の開口側か
ら底部142側に向かって外方へ傾斜させて、当該凹部
139にウエイト調整部材105を圧入嵌合したもので
ある。
【0072】而して、これらの実施例に係るゴルフクラ
ブヘッド129,137によっても、図10に示すゴル
フクラブヘッド117と同様、所期の目的を達成するこ
とが可能であることは勿論、斯かるゴルフクラブヘッド
117に比しウエイト調整部材105をより確実にソー
ルプレート107に保持することができる利点を有す
る。
【0073】尚、上記各実施例は、本発明をウッドゴル
フクラブヘッドに適用したものであるが、中空な外殻体
からなるアイアンクラブヘッドに金属製のフェースプレ
ートやウエイト調整部材,ソールプレート等を取り付け
る場合にも、本発明が適用できることは勿論である。
【0074】又、上記各実施例では、凹部の周壁に複数
の貫通孔を形成したが、貫通孔を周壁に一つ設けると共
に、これと対向する周壁を傾斜させてプレートやウエイ
ト調整部材等の脱落防止を図ることも可能である。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1乃至請求項
5に係るゴルフクラブヘッドによれば、フェースプレー
トやソールプレート等のプレートは、凹部に設けた貫通
孔に嵌合する抜止片によってヘッド本体に強固に支持さ
れるため、打球時の振動でヘッド本体から脱落してしま
うことがなく、又、凹部内にフェースプレートやソール
プレート等を隙間なく圧入嵌合させているので、凹部と
プレートとの間に砂やゴミが詰まってしまうことがな
い。
【0076】そして、請求項6に係る製造方法によれ
ば、プレートの圧入嵌合時に、当該プレートを変形させ
て貫通孔に嵌合する抜止片を形成するので、従来の如き
「州」が発生することなくプレートを凹部内に圧入嵌合
させることができ、そして、上記効果を奏するゴルフク
ラブヘッドをきわめて容易且つ確実に製造することが可
能である。
【0077】又、請求項7に係る製造方法によれば、プ
レートの圧入嵌合時に、貫通孔からプレートの成形材料
が金型の窪み内に突出するようにプレートを変形させて
貫通孔に嵌合する抜止片を形成するので、プレートをよ
り確実に凹部に取り付けることが可能となる。
【0078】同様に、請求項8乃至請求項10に係るゴ
ルフクラブヘッドによれば、ウエイト調整部材は、凹部
に設けた貫通孔に嵌合する抜止片によってソールプレー
トに強固に支持されるため、打球時の振動でヘッド本体
から脱落してしまうことがなく、又、凹部内にウエイト
調整部材を隙間なく圧入嵌合させているので、凹部とウ
エイト調整部材との間に砂やゴミが詰まってしまうこと
がない。
【0079】そして、請求項11に係る製造方法によれ
ば、ウエイト調整部材の圧入嵌合時に、当該ウエイト調
整部材を変形させて貫通孔に嵌合する抜止片を形成する
ので、従来の如き「州」が発生することなくウエイト調
整部材を凹部内に圧入嵌合させることができる。
【0080】又、請求項12に係る製造方法によれば、
ウエイト調整部材の圧入嵌合時に、貫通孔からウエイト
調整部材の成形材料が金型の窪み内に突出するようにウ
エイト調整部材を変形させて貫通孔に嵌合する抜止片
形成するので、ウエイト調整部材をより確実に凹部に取
り付けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項3に係るゴルフクラブヘッ
ドの一実施例の断面図である。
【図2】図1に示すゴルフクラブヘッドの底面図であ
る。
【図3】図1のヘッド本体を構成する外殻体の分解断面
図である。
【図4】図1に示すゴルフクラブヘッドを製造する請求
項6及び請求項7に係る製造方法の一実施例の説明図で
ある。
【図5】請求項1乃至請求項3,請求項5に係るゴルフ
クラブヘッドの一実施例の断面図である。
【図6】図5に示すゴルフクラブヘッドを製造する請求
項6及び請求項7に係る製造方法の一実施例の説明図で
ある。
【図7】請求項1及び請求項4に係るゴルフクラブヘッ
ドの一実施例の断面図である。
【図8】図7に示すゴルフクラブヘッドの正面図であ
る。
【図9】図7に示すゴルフクラブヘッドを製造する請求
項6及び請求項7に係る製造方法の一実施例の説明図で
ある。
【図10】請求項8に係るゴルフクラブヘッドの一実施
例の断面図である。
【図11】図10に示すゴルフクラブヘッドの底面図で
ある。
【図12】図10に示すゴルフクラブヘッドを製造する
請求項11及び請求項12に係る製造方法の一実施例の
説明図である。
【図13】図10に示すゴルフクラブヘッドを製造する
請求項11及び請求項12に係る製造方法の一実施例の
説明図である。
【図14】請求項8及び請求項9に係るゴルフクラブヘ
ッドの一実施例の断面図である。
【図15】請求項8及び請求項10に係るゴルフクラブ
ヘッドの一実施例の断面図である。
【図16】従来のゴルフクラブヘッドに装着されるソー
ルプレートの底面図である。
【図17】図16のXVII−XVII線断面図である。
【図18】図16に示すソールプレートを装着した従来
のゴルフクラブヘッドの底面図である。
【図19】従来の他のゴルフクラブヘッドの分解斜視図
である。
【図20】図19に示すゴルフクラブヘッドの製造方法
を示す説明図である。
【符号の説明】
23,53,77,101 ヘッド本体 25 充填部材 29 シャフト 31,57 ソール部 33,59,81,109,139 凹部 35,63,83,111,141 周壁 37,67,69,85,113,133 貫通孔 39,61,107 ソールプレート 41,71,73,89,115,135 抜止片 43,75,91,117,129,137 ゴルフク
ラブヘッド 45,93,119 下型 47,95,121 上型 49,97,123 金型 51,99,127 窪み34,65,,84,131,142 底部 79 フェース部 87 フェースプレート 103 芯材 105 ウエイト調整部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−121846(JP,A) 特開 平6−121848(JP,A) 特開 平5−337222(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63B 53/04

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空な外殻体からなる金属製のヘッド本
    を内方へ突出させて、当該ヘッド本体に底部と周壁と
    からなる凹部を形成すると共に、当該凹部の周壁に、当
    該周壁を貫通する少なくとも一以上の貫通孔を形成し、
    上記凹部に、当該貫通孔に嵌合する抜止片が周縁部に形
    成された金属製のプレートを装着してなることを特徴と
    するゴルフクラブヘッド。
  2. 【請求項2】 凹部の底部に、異なる方向に当該底部を
    貫通する複数の貫通孔を形成すると共に、当該凹部に装
    着されるプレートの裏面側に、当該各貫通孔に嵌合する
    抜止片を設けたことを特徴とする請求項1記載のゴルフ
    クラブヘッド。
  3. 【請求項3】 プレートは、ヘッド本体のソール部に取
    り付き、当該ヘッド本体よりも比重の大きな材料で成形
    されたソールプレートであることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 【請求項4】 プレートは、ヘッド本体のフェース部に
    取り付くフェースプレートであることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 【請求項5】 凹部は、その周壁が当該凹部の開口側か
    ら底部側に向かって外方へ傾斜して設けられていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記
    載のゴルフクラブヘッド。
  6. 【請求項6】 中空な外殻体からなる金属製のヘッド本
    を内方へ突出させて、当該ヘッド本体に底部と周壁と
    からなる凹部を形成すると共に、当該凹部の周壁に、当
    該周壁を貫通する少なくとも一以上の貫通孔を形成した
    後、上記凹部内に、金属で成形したプレートを金型で圧
    入嵌合し乍ら、当該プレートを貫通孔内へ変形させて当
    該貫通孔に嵌合する抜止片を形成することにより、プレ
    ートをヘッド本体に取り付けることを特徴とするゴルフ
    クラブヘッドの製造方法。
  7. 【請求項7】 金型は、当該金型を閉じた際に、貫通孔
    内へ変形してプレートに形成される抜止片より大きな空
    間が貫通孔の外側に形成されるように窪みを有している
    ことを特徴とする請求項6記載のゴルフクラブヘッドの
    製造方法。
  8. 【請求項8】 ヘッド本体のソール部に装着するソール
    プレートをヘッド本体装着側へ突出させて、当該ソール
    プレートに底部と周壁とからなる凹部を形成すると共
    に、当該凹部の周壁に、当該周壁を貫通する少なくとも
    一以上の貫通孔を形成し、上記凹部に、当該貫通孔に嵌
    合する抜止片が周縁部に形成された金属製のウエイト調
    整部材を装着してなることを特徴とするゴルフクラブヘ
    ッド。
  9. 【請求項9】 凹部の底部に、異なる方向に当該底部を
    貫通する複数の貫通孔を形成すると共に、当該凹部に装
    着されるウエイト調整部材の裏面側に、当該各貫通孔に
    嵌合する抜止片を設けたことを特徴とする請求項8記載
    のゴルフクラブヘッド。
  10. 【請求項10】 凹部は、その周壁が当該凹部の開口側
    から底部側に向かって外方へ傾斜して設けられているこ
    とを特徴とする請求項8又は請求項9記載のゴルフクラ
    ブヘッド。
  11. 【請求項11】 ヘッド本体のソール部に装着するソー
    ルプレートをヘッド本体装着側へ突出させて、当該ソー
    ルプレートに底部と周壁とからなる凹部を形成すると共
    に、当該凹部の周壁に、当該周壁を貫通する少なくとも
    一以上の貫通孔を形成した後、上記凹部内に、金属で成
    形したウエイト調整部材を金型で圧入嵌合し乍ら、当該
    ウエイト調整部材を貫通孔内へ変形させて当該貫通孔に
    嵌合する抜止片を形成することにより、ウエイト調整部
    材をソールプレートに取り付けることを特徴とするゴル
    フクラブヘッドの製造方法。
  12. 【請求項12】 金型は、当該金型を閉じた際に、貫通
    孔内へ変形してウエイト調整部材に形成される抜止片
    り大きな空間が貫通孔の外側に形成されるように窪みを
    有していることを特徴とする請求項11記載のゴルフク
    ラブヘッドの製造方法。
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