JP3057612U - バッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッグ本体のメイン収納部の落としファスナ
ーを開閉することなく小物入れ部を利用する。小物等が
脱落する虞れがなく、小物等を簡易迅速に出し入れす
る。外観の優れたバッグを提供する。 【解決手段】 メイン収納部７を有するバッグ本体３
と、バッグ本体３の上端側より上方に突出して形成され
た略逆Ｕ字状の前後一対の持ち手５，５とを有し、前記
バッグ本体３の上端内側に落としファスナー９を形成す
る。落としファスナー９より上方の内側に開口部１３を
有する小物入れ部１１を形成する。開口部１３に開閉自
在なファスナーからなる係止部１５を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はバッグに関し、更に詳細に説明すると、メイン収納部を有するバッグ 本体と、前記バッグ本体の上端内側に落としファスナーが形成されたバッグに関 する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、図５に示す如く、合成皮革，牛革，キルティング等からなるバッグ １が知られている。このバッグ１は、正面から見て比較的大きな幅と高さを有す る略四角形状のバッグ本体３と、このバッグ本体３のメイン収納部７の上端側よ り上方に突出して形成された略逆Ｕ字状の前後一対の持ち手５，５とを有してい る。

【０００３】 前記バッグ本体３のメイン収納部７の上端内側に開閉自在な落としファスナー ９が形成されている。この落としファスナー９はバッグ本体３の上端縁３ａより 略５cm〜６cm程下方の内側に形成されている。またメイン収納部７の内部には内 ポケット７ａが形成されている。また、落としファスナー９より上方にバッグ本 体３の立上り部３ｂが形成されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

然し乍ら、従来のバッグ１の内ポケット７ａを利用するには、メイン収納部７ の蓋体である落としファスナー９を開閉する必要があり、簡易迅速に内ポケット ７ａを利用することができない欠点を有していた。また内ポケット７ａの開口部 にファスナーが形成されている場合には、落としファスナー９と内ポケット７ａ のファスナーとを２度開閉しなければならず、小物の取出作業が煩雑となる欠点 を有していた。

【０００５】 本考案の目的は、バッグ本体のメイン収納部の落としファスナーを開閉するこ となく小物入れ部を利用することができ、小物等が脱落する虞れがなく、小物等 を簡易迅速に出し入れすることができ、外観が優れたバッグを提供するものであ る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は上述せる課題に鑑みてなされたもので、本考案の請求項１に記載のバ ッグは、メイン収納部を有するバッグ本体と、前記バッグ本体の上端内側に落と しファスナーが形成されたバッグにおいて、 前記バッグ本体の上端内側の落としファスナーより上方の内側に開口部を有す る小物入れ部が形成されていることを特徴とする。

【０００７】 また、本考案の請求項２に記載のバッグは、メイン収納部を有するバッグ本体 と、該バッグ本体の上端側より上方に突出して形成された持ち手とを有し、前記 バッグ本体の上端内側に落としファスナーが形成されたバッグにおいて、 前記バッグ本体の上端内側の落としファスナーより上方の内側に開口部を有す る小物入れ部が形成され、該開口部に開閉自在な係止部が形成されていることを 特徴とする。

【０００８】 また、本考案の請求項３に記載のバッグは、メイン収納部を有するバッグ本体 と、該バッグ本体の上端側より上方に突出して形成された持ち手とを有し、前記 バッグ本体の上端内側に落としファスナーが形成されたバッグにおいて、 前記バッグ本体の上端内側の落としファスナーより上方の内側に開口部を有す る小物入れ部が形成され、該開口部に開閉自在な係止部が形成され、該係止部が ファスナーから形成されていることを特徴とする。

【０００９】 また、本考案の請求項４に記載のバッグは、メイン収納部を有するバッグ本体 と、該バッグ本体の上端側より上方に突出して形成された略逆Ｕ字状の前後一対 の持ち手とを有し、前記バッグ本体の上端内側に落としファスナーが形成された バッグにおいて、 前記バッグ本体の上端内側の落としファスナーより上方の内側に開口部を有す る小物入れ部が形成され、該開口部は略逆Ｕ字状の持ち手の取付部の間隔の間に 形成され、該開口部に開閉自在な係止部が形成されていることを特徴とする。

【００１０】 本考案の請求項１に記載のバッグによれば、バッグ本体の上端内側の落としフ ァスナーより上方の内側に開口部を有する小物入れ部が形成されているので、落 としファスナーを開閉することなく小物入れ部を簡易に利用することができ、小 物等を簡易迅速に出し入れすることができ、また小物入れ部はバッグ本体の上端 内側に形成されているので、小物入れ部の開口部が外部に露出することがなく、 外観を悪化させる虞れがない。

【００１１】 本考案の請求項２に記載のバッグによれば、バッグ本体の上端内側の落としフ ァスナーより上方の内側に開口部を有する小物入れ部が形成され、該開口部に開 閉自在な係止部が形成されているので、落としファスナーを開閉することなく小 物入れ部を簡易に利用することができ、小物等を簡易迅速に出し入れすることが でき、小物入れ部の開口部の係止部により小物等が脱落する虞れがなく、また小 物入れ部はバッグ本体の上端内側に形成されているので、小物入れ部の開口部が 外部に露出することがなく、外観を悪化させる虞れがない。

【００１２】 本考案の請求項３に記載のバッグによれば、バッグ本体の上端内側の落としフ ァスナーより上方の内側に開口部を有する小物入れ部が形成され、該開口部に開 閉自在な係止部が形成され、該係止部がファスナーから形成されているので、落 としファスナーを開閉することなく小物入れ部を簡易に利用することができ、小 物等を簡易迅速に出し入れすることができ、小物入れ部の開口部のファスナーに より小物等が脱落する虞れがなく、また小物入れ部はバッグ本体の上端内側に形 成されているので、小物入れ部の開口部が外部に露出することがなく、外観を悪 化させる虞れがない。

【００１３】 本考案の請求項４に記載のバッグによれば、バッグ本体の上端内側の落としフ ァスナーより上方の内側に開口部を有する小物入れ部が形成され、該開口部は略 逆Ｕ字状の持ち手の取付部の間隔の間に形成され、該開口部に開閉自在な係止部 が形成されているので、落としファスナーを開閉することなく小物入れ部を簡易 に利用することができ、小物等を簡易迅速に出し入れすることができ、小物入れ 部の係止部により小物等が脱落する虞れがなく、また小物入れ部はバッグ本体の 上端内側に形成されているので、小物入れ部の開口部が外部に露出することがな く、外観を悪化させる虞れがない。

【００１４】

【考案の実施の形態】

以下本考案に係るバッグを図面を参照して詳述する。 図１乃至図４には本考案に係るバッグの実施の形態が夫々示されており、前述 せる図５に示す従来のバッグと対応する部分には同一符号を付して説明する。

【００１５】 前記バッグ１は正面から見て略四角形状の合成皮革，本革，ナイロン，キルテ ィング等からなるバッグ本体３と、このバッグ本体３のメイン収納部７の上端側 より上方に突出して形成された略逆Ｕ字状の前後一対の持ち手５，５とを有して いることは前述したと同様である。

【００１６】 尚、バッグ１はトートバッグまたは通常のバッグに適用することができ、バッ グ本体３は直方体に形成されるものに限定されるものではなく、正面からみて略 楕円形状、略半円形状、または略円形状とすることもでき、その他多角形状や適 宜のモチーフを用いた形状とすることができる。

【００１７】 また、バッグ本体３はメイン収納部７を有し、このバッグ本体３のメイン収納 部７の上端内側の立上り部３ｂの内壁を利用して蓋部８が形成され、この蓋部８ に落としファスナー９が形成されている。尚、蓋部８はバッグ本体３の上端内側 の内壁から形成され、別途形成する必要がないが、別体を設けてもよい。

【００１８】 前記バッグ本体３の上端内側の落としファスナー９より上方の立上り部３ｂの 内壁を利用した蓋部８に開口部１３を有する小物入れ部１１が形成されている。 尚、バッグ本体３のメイン収納部７に仕切り壁や異なる小物入れ部を形成するこ とができること明らかであろう。

【００１９】 図２及び図３に示す如く、前記小物入れ部１１の開口部１３は略逆Ｕ字状の持 ち手５，５の取付部５ａ，５ａの間隔の間に形成され、この開口部１３に開閉自 在な係止部１５が形成されている。従って略逆Ｕ字状の持ち手５，５に腕を通す ことにより、開口部１３が腕により見えなくなり、安全性を向上させることがで きる。

【００２０】 この係止部１５は本実施の形態ではファスナーより形成されているが、ボタン やホック等の係止部材を用いるものであってもよく、また係止部１５を省略する ものであってもよい。

【００２１】 尚、本実施の形態では、小物入れ部１１の開口部１３を略逆Ｕ字状の持ち手５ ，５の取付部５ａ，５ａの間隔と同程度の長さで形成したが、この間隔より長く 形成し、または短く形成することもできる。

【００２２】 更に、小物入れ部１１の開口部１３を傾斜して形成することもできる。また開 口部１３を落としファスナー９の縁に一体に形成することもできる。また略逆Ｕ 字状の持ち手５，５の取付部５ａ，５ａをバッグ本体３に回動可能に取付けるこ ともできる。

【００２３】 図４に示す如く、前記小物入れ部１１の開口部１３の下方に小物収納部１７が 形成され、小物収納部１７は落としファスナー９より下方に延びて形成され、小 物収納部１７はバッグ本体３の内壁１９の外側に位置し、小物収納部１７はメイ ン収納部７の落としファスナー９を開閉しても外部に露出することがなく、また 小物入れ部１１がバッグ本体３の外側に膨出する虞れがない。

【００２４】 本考案に係わるバッグ１によれば、小物入れ部１１に貴重品等を入れても、持 ち手５，５に腕を挿通している状態では、小物入れ部１１の開口部１３が外部に 露出せず、盗難等に対して安全であり、また小物入れ部１１の開口部１３が落と しファスナー９より上方に設けられているので小物等の出し入れが容易に行え、 更に、人前で小物入れ部１１を使用する場合に、落としファスナー９を開かずに 開口部１３を開閉することができ、メイン収納部７の内部を覗かれる心配がなく 、さりげなく、スマートに小物等の出し入れを行うことができる。

【００２５】

【考案の効果】

以上が本考案に係わるバッグの実施の形態であるが、本考案の請求項１に記載 のバッグによれば、バッグ本体の上端内側の落としファスナーより上方の内側に 開口部を有する小物入れ部が形成されているので、落としファスナーを開閉する ことなく小物入れ部を簡易に利用することができ、小物等を簡易迅速に出し入れ することができ、また小物入れ部はバッグ本体の上端内側に形成されているので 、小物入れ部の開口部が外部に露出することがなく、外観を悪化させる虞れがな い。

【００２６】 本考案の請求項２に記載のバッグによれば、バッグ本体の上端内側の落としフ ァスナーより上方の内側に開口部を有する小物入れ部が形成され、該開口部に開 閉自在な係止部が形成されているので、落としファスナーを開閉することなく小 物入れ部を簡易に利用することができ、小物等を簡易迅速に出し入れすることが でき、小物入れ部の開口部の係止部により小物等が脱落する虞れがなく、また小 物入れ部はバッグ本体の上端内側に形成されているので、小物入れ部の開口部が 外部に露出することがなく、外観を悪化させる虞れがない。

【００２７】 本考案の請求項３に記載のバッグによれば、バッグ本体の上端内側の落としフ ァスナーより上方の内側に開口部を有する小物入れ部が形成され、該開口部に開 閉自在な係止部が形成され、該係止部がファスナーから形成されているので、落 としファスナーを開閉することなく小物入れ部を簡易に利用することができ、小 物等を簡易迅速に出し入れすることができ、小物入れ部の開口部のファスナーに より小物等が脱落する虞れがなく、また小物入れ部はバッグ本体の上端内側に形 成されているので、小物入れ部の開口部が外部に露出することがなく、外観を悪 化させる虞れがない。

【００２８】 本考案の請求項４に記載のバッグによれば、バッグ本体の上端内側の落としフ ァスナーより上方の内側に開口部を有する小物入れ部が形成され、該開口部は略 逆Ｕ字状の持ち手の取付部の間隔の間に形成され、該開口部に開閉自在な係止部 が形成されているので、落としファスナーを開閉することなく小物入れ部を簡易 に利用することができ、小物等を簡易迅速に出し入れすることができ、小物入れ 部の係止部により小物等が脱落する虞れがなく、また小物入れ部はバッグ本体の 上端内側に形成されているので、小物入れ部の開口部が外部に露出することがな く、外観を悪化させる虞れがない。

【００２９】 本考案によれば、バッグ本体のメイン収納部の落としファスナーを開閉するこ となく小物入れ部を利用することができ、小物等が脱落する虞れがなく、小物等 を簡易迅速に出し入れすることができ、外観が優れたバッグを得ることができる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るバッグの実施の形態を示す斜視
図。

【図２】本考案に係るバッグの平面図。

【図３】本考案に係るバッグの小物入れ部の内側から見
た一部正面図。

【図４】本考案に係るバッグの小物入れ部の一部側断面
図。

【図５】従来のバッグを示す斜視図。

【符号の説明】

１ バッグ ３ バッグ本体 ３ａ 上端縁 ３ｂ 立上り部 ５ 持ち手 ５ａ 取付部 ７ メイン収納部 ８ 蓋部 ９ 落としファスナー １１ 小物入れ部 １３ 開口部 １５ 係止部 １７ 小物収納部 １９ 内壁

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 メイン収納部を有するバッグ本体と、前
   記バッグ本体の上端内側に落としファスナーが形成され
   たバッグにおいて、 前記バッグ本体の上端内側の落としファスナーより上方
   の内側に開口部を有する小物入れ部が形成されているこ
   とを特徴とするバッグ。
2. 【請求項２】 メイン収納部を有するバッグ本体と、該
   バッグ本体の上端側より上方に突出して形成された持ち
   手とを有し、前記バッグ本体の上端内側に落としファス
   ナーが形成されたバッグにおいて、 前記バッグ本体の上端内側の落としファスナーより上方
   の内側に開口部を有する小物入れ部が形成され、該開口
   部に開閉自在な係止部が形成されていることを特徴とす
   るバッグ。
3. 【請求項３】 メイン収納部を有するバッグ本体と、該
   バッグ本体の上端側より上方に突出して形成された持ち
   手とを有し、前記バッグ本体の上端内側に落としファス
   ナーが形成されたバッグにおいて、 前記バッグ本体の上端内側の落としファスナーより上方
   の内側に開口部を有する小物入れ部が形成され、該開口
   部に開閉自在な係止部が形成され、該係止部がファスナ
   ーから形成されていることを特徴とするバッグ。
4. 【請求項４】 メイン収納部を有するバッグ本体と、該
   バッグ本体の上端側より上方に突出して形成された略逆
   Ｕ字状の前後一対の持ち手とを有し、前記バッグ本体の
   上端内側に落としファスナーが形成されたバッグにおい
   て、 前記バッグ本体の上端内側の落としファスナーより上方
   の内側に開口部を有する小物入れ部が形成され、該開口
   部は略逆Ｕ字状の持ち手の取付部の間隔の間に形成さ
   れ、該開口部に開閉自在な係止部が形成されていること
   を特徴とするバッグ。