JPH0144094Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はズボンの内側に、貴重品を収納し、肌
身離さず安全に貴重品が携帯出来るズボン内の貴
重品収納袋に関する。

（従来の技術） 周知の如く、従来よりバンドに装着する小物入
れ用のバツク、袋類は数多く存在するが、いずれ
もズボンの外側に収納袋を出した状態で使用する
構成となつている。

（考案が解決しようとする問題点） しかしながら従来のズボンの外側に出ている前
記の小物入れ、袋類では、中に貴重品を入れると
盗難の恐れが多分にあり、貴重品を入れ携帯する
ことは出来なかつた。従つて特に男性の場合は大
きいめの札入れを持歩く人が多いが、通常冬季は
上着を着用するため上着の内ポケツトに入れてお
けるが、夏季はズボンの後側のポケツトしか入れ
る場所がなく、ポケツトより札入れが、はみ出
し、スリに狙われ易く、防犯上も好ましくなく、
又、腰を降ろした場合等特に落とし易い問題点を
有していた。

（問題点を解決するための手段） 本考案は前記の問題点を解決すべく種々試作し
た結果、バンドの内側に廻り込む抑止面と、蓋面
と兼用する着脱自在なバンド吊り下げ面を袋体に
形成することにより解決したものである。

以下本考案を図面に基づいて説明すると、１は
両側面及び底部を縫着し、上端辺のみ縫着せずに
開口自在の出入口２を設けた略方形の袋体であ
る。３は袋体１の前面４の上端部より前方に向か
つて略Ｕ字形状に形成したバンド抑止面である。
５はバンド抑止面３の前面６に貼着した面フアス
ナーである。７は出入口２の背面側より上方に向
かつて縫着した蓋兼用の吊り下げ蓋面である。８
は吊り下げ蓋面７の内面側に貼着した面フアスナ
ーである。その他の符号９はバンド、１０はズボ
ンである。

（作用） ズボンの外側にＵ字形に曲折したバンド抑止面
３の中側にバンド９を通して抑さえることにより
袋体１を確実に胴部に添着し、出入口２を閉塞す
ることが可能となる。

（考案の効果） 本考案を実施すると、貴重品を収納する袋体１
を何時も安全なズボン内に収納携帯出来、しかも
バンドを締めることにより出入口２をしつかりと
閉塞すると共にズボン内のずり落ちを押さえ、肌
身離さず安心して持ち動くことが出来バンドで押
さえた上に更に吊り下げ蓋面７をバンド９の外側
より前面６に蓋をすることにより輪状となつてバ
ンド９に巻付き、吊り下げ効果を有する故に此の
状態で吊り下げ蓋面７を手で持つて開けながら簡
単に中の貴重品を取り出すことも出来、又、袋体
１をズボン内より取り出す時には面フアスナーの
離脱のみで簡単にズボン内よりバンドを緩めるこ
とにより取り出すことが可能であり手軽にズボン
内の最も安全な場所に肌身離さず貴重品が収納携
帯出来る考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案を示す斜視図である。第２図は
ズボン内に本考案品を使用した場合を示す斜視図
である。 １……袋体、２……出入口、３……バンド抑止
面、４……前面、５……面フアスナー、６……前
面、７……吊り下げ蓋面、８……面フアスナー、
９……バンド、１０……ズボン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上端に出入口２を設けた袋体１の、前面４の上
   端部より前方に向かつて略Ｕ字形状にバンド抑止
   面３を形成し、前記出入口２の背面側より上方に
   向かつて蓋兼用の吊り下げ蓋面７を縫着し、吊り
   下げ蓋面７の内面及び前記バンド抑止面３の前面
   ６に各々、面フアスナー８及び５を貼着し、袋体
   １をズボン内に収納し、バンドで抑止することを
   特徴とするズボン内の貴重品収納袋。