JP3056884U - 美容マッサージ用手袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、親指と人差指とで入り組んだ皮膚
面のマッサージを行なえるようにしながら、中指，薬指
および小指の協働操作で広いマッサージ面を確保できる
ようにした美容マッサージ用手袋を提供することを課題
とする。 【解決手段】 親指用サック部１と人差指用サック部２
とが互いに独立して設けられるとともに、中指，薬指お
よび小指を一緒に入れる共通サック部３が人差指用サッ
ク部２に対し独立して設けられ、少なくとも各サック部
１〜３の掌側の表面に、マッサージ用の粗面１ａ，２
ａ，３ａが形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、洗顔や顔面の美容マッサージ、身体の保健マッサージあるいは垢す り等に用いられる手袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、美容や保健のために、顔面や身体表面を擦ったり揉んだりするマッサー ジには、５本の指を一緒に入れる一体型の手袋が主に用いられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、前述のような一体型のものは、垢すり手袋と呼ばれ、擦過面を広く とれるものの、美容マッサージの場合のように鼻の両側や耳の近傍あるいはあご の下のごとく入り組んだ皮膚面のマッサージに際しては、能率のよい操作が行な えないという不具合がある。 そこで本考案は、親指と人差指とで入り組んだ皮膚面のマッサージを行なえる ようにしながら、中指，薬指および小指の協働操作で広いマッサージ面を確保で きるようにした美容マッサージ用手袋を提供することを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前述の課題を解決するため、本考案の美容マッサージ用手袋は、手袋において 、親指と人差指とを別々に挿入する互いに独立した親指用サック部および人差指 用サック部をそなえるとともに、中指，薬指および小指を一緒に挿入する一体の 共通サック部が上記人差指用サック部から分離し独立して設けられ、少なくとも 上記手袋の各サック部における掌側の表面にマッサージ用粗面が形成されている ことを特徴としている。

【０００５】 上述の本考案の美容マッサージ用手袋では、親指と人差指とを別々に挿入する 互いに独立した親指用サック部と人差指用サック部とが設けられて、各サック部 の掌側の表面にはマッサージ用粗面が形成されるので、親指と人差指との協働作 用で皮膚の入り組んだ表面に能率よくマッサージを施したり、皮膚を親指と人差 指とでつまむようにして刺激を与えながらマッサージを施すことができ、垢すり にも能率よく使用することができる。

【０００６】 そして、広い皮膚面に対しては、中指，薬指および小指を挿入する共通サック 部の掌側における広いマッサージ用粗面を利用して、親指用サック部および人差 指用サック部の掌側マッサージ用粗面との協働による能率のよいマッサージや垢 すりが施されるようになる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、図面により本考案の一実施形態としての美容マッサージ用手袋について 説明すると、図１はその掌側から見た正面図、図２はその甲側から見た背面図、 図３はそのファスナーによる締付け状態を示す要部背面図である。

【０００８】 図１および図２に示すように、手袋において、親指と人差指とを別々に挿入す る互いに独立した親指用サック部１と人差指用サック部２とが設けられるととも に、中指，薬指および小指を一緒に挿入する一体の共通サック部３が、人差指用 サック部２から分離し独立して設けられている。

【０００９】 そして、少なくとも上記手袋の各サック部１〜３における掌側の表面に、マッ サージ用の粗面１ａ，２ａ，３ａが、掌自体の粗面４と一体に形成されている。 なお、この手袋を形成する素材自体が布地などの粗面を有することにより、手 袋の全面にわたりマッサージ用の粗面が形成されていてもよい。

【００１０】 また、この手袋の裏生地として水を通さない不浸透性の素材（ゴムなど）を用 い、表面材として、マッサージ用粗面を形成する繊維系のものを用いるようにし てもよい。

【００１１】 さらに、図２に示すように手袋の使用時に脱落を防止するため、手首を締付け る面ファスナー５ａ付きストラップ６と、その受面５ｂとが、手袋の挿入口縁部 に設けられており、手袋の使用時には図３に示す状態となる。

【００１２】 上述の本実施形態の美容マッサージ用手袋では、親指と人差指とを別々に挿入 する互いに独立した親指用サック部１と人差指用サック部２とが設けられて、各 サック部１，２の掌側の表面にはマッサージ用粗面１ａ，２ａ，３ａ，４が形成 されるので、親指と人差指との協働作用で皮膚の入り組んだ表面に能率よくマッ サージを施したり、皮膚を親指と人差指とでつまむようにして刺激を与えながら マッサージを施すことができ、垢すりにも能率よく使用することができる。

【００１３】 そして、広い皮膚面に対しては、中指，薬指および小指を挿入する共通サック 部３の掌側における広いマッサージ用粗面３ａと掌自体の粗面４とを利用して、 親指用サック部１および人差指用サック部２の掌側マッサージ用粗面１ａ，２ａ との協働による能率のよいマッサージや垢すりが施されるようになる。

【００１４】

【考案の効果】

以上詳述したように、本考案の美容マッサージ用手袋によれば次のような効果 が得られる。 (1) 親指と人差指とを別々に挿入する互いに独立した親指用サック部と人差指用 サック部とが設けられて、各サック部の掌側の表面にはマッサージ用粗面が形成 されるので、親指と人差指との協働作用で皮膚の入り組んだ表面に能率よくマッ サージを施したり、皮膚を親指と人差指とでつまむようにして刺激を与えながら マッサージを施すことができ、垢すりにも能率よく使用することができる。 (2) 広い皮膚面に対しては、中指，薬指および小指を挿入する共通サック部の掌 側における広いマッサージ用粗面を利用して、親指用サック部および人差指用サ ック部の掌側マッサージ用粗面との協働による能率のよいマッサージや垢すりが 施されるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施形態としての美容マッサージ用
手袋を示す正面図である。

【図２】図１の手袋の背面図である。

【図３】図１，２の手袋の使用時における手首部分の締
付け状態を示す説明図である。

【符号の説明】

１ 親指用サック部 １ａ マッサージ用粗面 ２ 人差指用サック部 ２ａ マッサージ用粗面 ３ 共通サック部 ３ａ マッサージ用粗面 ４ 掌自体のマッサージ用粗面 ５ａ 面ファスナー ５ｂ 受面 ６ ストラップ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 手袋において、親指と人差指とを別々に
   挿入する互いに独立した親指用サック部および人差指用
   サック部をそなえるとともに、中指，薬指および小指を
   一緒に挿入する一体の共通サック部が上記人差指用サッ
   ク部から分離し独立して設けられ、少なくとも上記手袋
   の各サック部における掌側の表面にマッサージ用粗面が
   形成されていることを特徴とする、美容マッサージ用手
   袋。