JP3036123U - 手 袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手首に通っている神経や血液に磁力を作用し
て肩凝りや腰痛を緩和できる手袋を提供する。 【解決手段】手袋本体Ａの手首対向部７のほぼ全周に複
数の磁性体８を取付け、これらを覆片９で覆う。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ゴルフ等のスポーツ用に適した手袋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の手袋としては、例えば、実開昭６１ー５１８４２号、実開平５ー９３４ ７９号、実開平５ー９５５５２号の各公報に記載のものが知られている。

【０００３】 すなわち、これらにおいては、手袋の内面である掌対向面、甲対向面、指対向 面に粒状の磁石の突起を固定して、その指圧と磁気作用により、肩凝りや筋肉疲 労を和らげるものである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の手袋においては、ゴルフ等のスポーツの打球時には、神経を集中す るために、指圧磁石の指圧感を煩わしく感じることが多い。

【０００５】 そこで、本考案は、神経を集中する打球時にも、指圧感がないので煩わしく感 じることがなく、手首に通っつている神経や血液に磁力が作用して肩凝りや腰痛 を緩和できる手袋の提供を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案による課題解決手段は、図１〜５の如く、手袋本体Ａの手首対向部７の ほぼ全周（３分の２以上）に複数の磁性体８を取付け、これらを覆片９で覆った ものである。

【０００７】 上記課題解決手段において、手首対向部７は、手首から跳ね上がることがゴム 紐１０の作用で防止されているだけであるので、磁性体８は手首に接触するが圧 着することはない。そして、手首に通っている神経や血液に磁性体８の磁力が作 用して肩凝り腰痛を緩和する。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面により説明する。まず、図１〜５に基づいて 第一実施例の手袋を説明すると、牛皮、羊皮または人工皮や布からなる連続した 指付き掌皮１、指及びスリット２付き甲皮３を小指端縁４で互いに縫製してなる 手袋本体Ａと、該手袋本体Ａに縫製した一対の面ファスナー５，６とを備えた手 袋において、前記手袋本体Ａの開口部に位置する手首対向部７のほぼ全周に磁性 体であるフェライト磁石またはプラスチック磁石８を取付けたものである。

【０００９】 すなわち、手袋本体Ａの手首対向部７の内面のほぼ全周（３分の２以上）にＣ 環状に、等間隔（例えば１ｃｍピッチ）で複数の磁石８（例えば直径４ｍｍ、厚 さ３ｍｍの円形、または角形）を並べ、かつこれらを接着剤で手袋本体Ａに固定 し、これらを広幅で薄布製（または網製）覆片９で被覆し、この覆片９の上下縁 の上側にゴム繊維入り紐１０（開口部の跳ね上がり防止用紐）を重ね、これら紐 １０及び覆片９を同時に手袋本体Ａに糸で縫い付け、かつ覆片９の両端開口９ａ ，９ｂを縫い付けている。図中、１１は手袋本体Ａの下縁を覆う縁片である。

【００１０】 なお、磁石８は、この実施例では、固定形式であるが、磁石８を細長い形状に し、かつ接着剤を省略して磁石可動式としてもよく、さらに開口９ａ，９ｂを開 閉式にして、磁石着脱式にしてもよい。

【００１１】 次に、使用方法を図５で説明すると、手袋の面ファスナー５，６を開けた状態 で手に嵌合し、その後、面ファスナー５，６を閉じてから、ゴルフクラブＧを握 る。このとき、手袋の手首対向部７より上側の部分は手に圧着する。しかし、手 首対向部７は、手首から跳ね上がることがゴム紐１０の作用で防止されているだ けであるので、磁石８の覆片９は手首に接触するが圧着することはない。そして 、手首に通っつている神経や血液に磁石８の磁力が作用して肩凝り腰痛を緩和す る。

【００１２】 図６は第二実施例を示す断面図であり、これにおいては、広幅で覆片兼用ゴム 繊維入り紐１２を手袋本体Ａに重ね、これらを同時に縫い付けたものである。

【００１３】 図７，８は第三実施例であり、これにおいては、手袋本体Ａは、連続した掌皮 １、甲皮３は小指と薬指の境界Ｂで互いに縫製してなり、手袋本体Ａの開口部で ある手首対向部７の内面のほぼ完全な全周に、磁力を帯びたプラスチック磁石テ ープ８を重ね、これを縫い付け、かつゴム紐１０をその上側に縫製したものであ る。

【００１４】 なお、上記の第二実施例以降において、他の構成及び作用は、前記第一実施例 と同様である。

【００１５】 また、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内で上 記実施例に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。

【００１６】

【考案の効果】

以上の説明から明らかな通り、本考案では、手袋において磁性体を有する手首 対向部より上側の部分は手に圧着する。しかし、手首対向部は、手首から跳ね上 がることがゴム紐の作用で防止されているだけであるので、磁性体は手首に接触 するが圧着することはない。そして、手首に通っている神経や血液に磁性体の磁 力が作用して、肩凝りや腰痛は緩和される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案手袋の第一実施例における正面図

【図２】同じく背面図

【図３】同じく手首対向部の横断面図

【図４】同じく手首対向部の縦断面図

【図５】同じく使用状態斜視図

【図６】本考案手袋の第二実施例における手首対向部の
縦断面図

【図７】本考案手袋の第三実施例における正面図

【図８】同じく手首対向部の縦断面図

【符号の説明】

Ａ 手袋本体 ７ 手首対向部 ８ 磁性体、磁石、磁性テープ １１ 覆片

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 手袋本体の手首対向部の内面のほぼ全周
   に複数の磁性体を並べ、これら磁性体を覆片で被覆して
   手袋本体に取付けたことを特徴とする手袋。
2. 【請求項２】 手袋本体の手首対向部の内面ほぼ全周
   に、磁力を帯びたテープを重ねてこれを固定したことを
   特徴とする手袋。