JP3056820U - 新規な靴下類 - Google Patents

新規な靴下類

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JP3056820U
JP3056820U JP1998006334U JP633498U JP3056820U JP 3056820 U JP3056820 U JP 3056820U JP 1998006334 U JP1998006334 U JP 1998006334U JP 633498 U JP633498 U JP 633498U JP 3056820 U JP3056820 U JP 3056820U
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knitting
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sewn
shrinkage
high shrinkage
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JP1998006334U
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English (en)
Inventor
文明 宰川
Original Assignee
ミナミナイロン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 靴下の着用時に、トウ部の縫合部分が足の指
先に当たって違和感を感じることがなく、外観上も足の
甲の表面部分に縫合部分が出ないようにして、ファッシ
ョン性を損なわないようにした新規な靴下類を提供す
る。 【構成】ストッキングSは、筒状に編成させた靴下原形
の本体編成部10の一端側であって、靴下のトウ部12
に対応する位置の周方向の全部又は一部に、本体編成部
10よりも収縮性の高い高収縮編成部22を形成すると
ともに、その一部に他端側にかけて高収縮編成張り出し
部24を設けこの高収縮編成部22を引張させて正筒状
に保持させた状態で高収縮編成部22、又はその近縁を
筒状の本体編成部10の長手方向と略直角方向に縫合さ
せ、足への装着時に該縫合部分18が足底部に位置する
ような構成を持つ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、人が足に装着するストッキング、ソックスその他の靴下類に関する 。
【0002】
【従来の技術】
近年の生活慣習上、人が靴を履く時に直接に足に着用する衣料としての靴下は 万民に汎用されているものであり、特にストッキング等は女性が外出する時など には脚線を美しく見せ得ることもあってカジュアルあるいはフォーマルな服装の 場合であっても必須の衣料といえる。このように、ストッキングやソックスは、 実用上またはファッション上必需品であり、広く世間に浸透し愛用されているも のである。図4は従来の女性用ストッキングを示しており、筒状の本体編成部1 0のトウ部12に補強編成部14を編み込み、先端部を縫製線16に沿って縫製 し、余分な編成部を取り除いて製造しているものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来のストッキングについては、基本的には筒状の本体編成部を横 断方向に縫合するだけであるから製品として完成時に図3に示すように、トウ部 12の縫合部分18が足の指先部分に位置し、このためストッキングの装着時や 装靴時あるいはサンダル着用時等に縫合部分18により押えつけられるように触 れ、このため着用者は、足の指先に違和感を感じるという問題があった。そのた めに着用者は、トウ部12の縫合部分18を編成組織に逆らい、上下のどちらか に強制的にずらして着用する場合が多く、この場合には繊維を早期に劣化させる 問題があった。また図3(イ)に示すように、補強編成部14と本体編成部10 とを縫合してトウ部の強度を確保する場合、縫合線20が指の基部側にあって表 面となる足の甲側に露出し、このため、サンダル等の着用の際に露出された足の トウ部表面側に補強編成部14の縫合線20が露出し、着用時のファッション性 が損なわれるという大きな問題があった。
【0004】 本考案は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、 ストッキング、ソックスその他の靴下類の着用時に、トウ部の縫合部分が足の指 先に当って違和感を感じることがない新規な靴下類を提供することである。また 本考案の他の目的は、通常の着用方法によりトウ部縫合部分が足の裏側部分に引 き寄られせた特殊なトウ部の形態をもち、外観上も足の甲の表面部分に縫合部分 が出ないようにして、ファッション性を損なわないようにした新規な靴下類を提 供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、図1の如く靴下類のトウ部12に対応 する筒状の本体編成部10の一端側の周方向の全部または一部に本体編成部10 よりも収縮性の高い高収縮編成部22を形成するとともに、その一部に他端側に かけて高収縮編成張り出し部24を設け、この高収縮編成部22を引張させて正 筒状に保持させた状態で高収縮編成部、又はその近縁を筒状の本体編成部10の 長手方向と直交方向に縫合させ、足への装着時に該縫合部分18が足底部に位置 するようにさせたものである。
【0006】
【考案の実施の形態及び実施例】
以下、添付図面に基づき、本考案の好適な実施例について説明する。図1(イ )は、本考案の実施例に係る新規な靴下としてのストッキングSを足に着用した 状態を示しており、図1(イ)に示すように、ストッキングSを装着した状態で は、足のつま先部分を含む足全体のどこにも縫合部分が露出しない状態で装着さ れる。図2はストッキングSの製造段階途中の状態を示しており、両端を開口し 、中空筒状に編成させた靴下原型Rがその一部を省略させた状態で示されている 。靴下原型Rは、本体編成部10と高収縮編成部22を有している。本体編成部 10は、靴下類としては、最も一般的な編み方であるプレーン編みまたはタック 編みで構成されている。そして、本体編成部10に連続して本体編成部よりも収 縮性の高い高収縮編成部22を形成して全体として中空筒状に編成されている。 プレーン編みは単純であるが最も基礎的な組織であり、すぐ前にできた編み目に 新しい編み目を通して連結する組織で表と裏とで外観が違ってみえる。癖のない 材質感を持つ編地で使いやすく、セーター、Tシャツ、靴下等幅広い用途に使用 されている。タック編みは、編み目の一つを次のコースの編み目と共にとばして その次のコースの編み目にからませる組織である。
【0007】 図2に示すように、筒状の一端側r1には高収縮編成部22を形成し、他端側 r2には本体編成部10を編成させている。高収縮編成部22は、本体編成部1 0に連続して編み込んであり、筒状の生地である本体編成部10と一体的に編み こまれて製造されている。
【0008】 本考案において一つの特徴的なことは、筒状に編成させた靴下原型Rの本体編 成部10の一端側r1であって、靴下のトウ部12に対応する位置の周方向の全 部または一部に本体編成部10よりも収縮性の高い高収縮編成部22を形成する とともに、その一部に他端側にかけて高収縮編成張り出し部24を設け、この高 収縮編成部22を引張させて正筒状に保持させた状態で高収縮編成部22、また はその近縁を筒状の本体編成部10の長手方向と略直交方向に縫合させ、足への 装着時に該縫合部分18が足底部に位置するように構成したことである。
【0009】 すなわち、図2に示す実施例において、靴下原型Rの一端側r1としての高収 縮編成部22を配した部分は、筒状に解放された形状をしており、高収縮編成部 22は、この筒状の全周方向に設けられている。さらにこの全周方向の一部に他 端側r2にかけて高収縮編成張り出し部24が形成されている。実施例において 図2(イ)を靴下の表面側とすると、その裏面側(ロ)には、高収縮編成張り出 し部24が他端側r2にかけて、略三角形を形成するように先細り状に形成され ている。図2(イ)に示すように、靴下の表面側の高収縮編成部22では単に正 面し直線状に形成されているが、図2(ロ)に示すように、裏面側では高収縮編 成張り出し部24を高収縮編成部22に連続して形成して、表面側より裏面側の 方がより他端側r2にかけて収縮しやすいようにしているから、実際には図2( ロ)に示すように裏面側の方が他端側r2にその口縁26が引張された状態にな っている。靴下の裏面側に配された高収縮編成部22の形状は、実施例では先細 り状になっているが、靴下の完成後足に装着した状態で足の裏面側に完全に位置 するようになればよく、高収縮編成部22は本体編成部10の他端側r2ヘ向か って半円形、台形、半楕円形、ストレート形等種々な形状にしてもよい。
【0010】 高収縮編成部22は、実施例ではリブ編みを使用している。リブ編みはあぜ編 みとも言われ、縦方向に平編みの表目と裏目が交互に並ぶ組織で伸縮性に富む。 ただし、この高収縮部22の編み組織については、リブ編みに限ることなく、本 体編成部10の収縮性よりも高収縮性を有していれば他の編み組織を用いてもよ い。
【0011】 この靴下の製造においては、図2のトウ部12において、まず靴下の裏面側( ロ)の高収縮編成部22の口縁26を図2(ロ)a方向に強制的に引張して引き 上げ、筒状の周状の端面を本体編成部10の長手方向と直交方向にずれることな く重ね合わせ、然る後に、縫製線16に沿って略筒状の横断方向に縫製し、余分 な編成部を取り除いて製造する。また図2(ニ)に示すように、縫製線16は、 高収縮編成部22の編み組織部分ではなく本体編成部10の編み組織部分を縫合 してもよい。
【0012】 この縫製後において、完成した靴下をフリーな状態に置いた場合、成形された 縫合部分18及び高収縮編成張り出し部24は、縫合時強制的に図2(ロ)a方 向に引張して引き上げられているため、フリーになると本体編成部10の他端側 r2に引き戻され、図1(ロ)に示すように高収縮編成部22は裏面側即ち、足 底部のつま先寄りの中央部分に確実に位置するようになる。
【0013】 ここにおいて、図1に示すように、裏面側(ロ)には、筒状の周状の端面の縫 製後の縫合部分18が位置しており、トウ部12には縫合部分18が位置しない ようなっているとともに、高収縮編成部22も完全に足底部に位置するようにな る。本考案にかかる新規な靴下類は、上記した実施例構成に限定されるものでは なく、詳細部分については、任意の変更を行なってもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る新規な靴下類によれば、筒状に編成させた靴 下原型の本体編成部の一端側であって、靴下のトウ部に対応する位置の周方向の 全部又は一部に、本体編成部よりも収縮性の高い高収縮編成部を形成するととも に、その一部に他端側にかけて高収縮編成張り出し部を設け、この高収縮編成部 を引張させて正筒状に保持させた状態で高収縮編成部、またはその近縁を筒状の 本体編成部の長手方向と略直交方向に縫合させ、足への装着時に該縫合部分が足 底部に位置するように構成したので、トウ部の縫合部分が靴下の裏面側に位置し 、ストッキングの装着時や装靴時あるいはサンダル着用時等に縫合部分によって 押えつけられるようなことがなく、このため着用者は、足の指先に違和感を感じ るということがない。
【0015】 また着用者は、自然に履くだけで、縫合部分が靴下の裏面側に初めから位置し ているため、強制的に縫合部分を引き伸ばして装着する必要がなく、繊維の無理 な引き伸ばしによる繊維の早期劣化を防止することが可能である。
【0016】 また縫合線が靴下の裏面側に初めから位置しているため、靴下着用時、縫合線 が足の甲側に露出することがなく、ファッション性が損なわれるということがな くなる。
【0017】 また前記高収縮編成張り出し部は、本体編成部の一端側の所要の周方向幅から 他端側にかけて先細り状に設けられているので、普通に装着するだけで高収縮編 成部が足底部、すなわち裏面側に位置することとなり縫合部分が確実に装着時の 足底側に隠れて装着時の違和感がなくなると同時に、表面側や視野に入る部分に は足の外形線のみが看取されてファッション性を大幅に向上させることが可能で ある。
【0018】 また前記本体編成部はプレーン編みまたはタック編みで編成されているととも に、高収縮編成部は該本体編成部に連続してリブ編みで形成されていることから 、本体編成部と高収縮編成部を組み合わせて編み込んだ時に、それぞれの編成部 の収縮率の違いからリブ編み側に本体編成部側が大きく引き寄せられ、装着時の 足の裏面側に確実に位置させることが可能である。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本考案の実施例に係る完成品としての
ストッキングを装着した状態の説明図である。(ロ)は
(イ)を裏面側から見た一部省略説明図である。
【図2】(イ)は靴下原型のトウ部縫合前の表面側から
見た一部省略説明図である。(ロ)は(イ)を裏面側か
ら見た一部省略説明図である。(ハ)は(イ)を裏面側
から見て、筒状の端面を重ね合わせた縫合直前の一部省
略説明図である。(ニ)は(ハ)の縫製線に関する他の
実施例の一部省略説明図である。
【図3】(イ)は従来品のストッキングを装着した状態
の説明図である。(ロ)は(イ)を表面側から見た一部
省略説明図である。
【図4】(イ)は従来品ストッキングのトウ部縫合前の
表面側から見た一部省略説明図である。(ロ)は(イ)
を裏面側から見た一部省略説明図である。
【符号の説明】
10 本体編成部 12 トウ部 14 補強編成部 16 縫製線 18 縫合部分 20 縫合線 22 高収縮編成部 24 高収縮編成張り出し部 26 口縁 S ストッキング R 靴下原型 r1 一端側 r2 他端側

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に編成させた靴下原型の本体編成部
    の一端側であって、靴下のトウ部に対応する位置の周方
    向の全部又は一部に本体編成部よりも収縮性の高い高収
    縮編成部を形成するとともに、その一部に他端側にかけ
    て高収縮編成張り出し部を設け、この高収縮編成部を引
    張させて正筒状に保持させた状態で高収縮編成部または
    その近縁を筒状の本体編成部の長手方向と略直交方向に
    縫合させ、足への装着時に該縫合部分が足底部に位置す
    るように構成した新規な靴下類。
  2. 【請求項2】 前記高収縮編成張り出し部は、本体編成
    部の一端側の所要の周方向幅から他端側にかけて先細り
    状に設けられてなる請求項1記載の新規な靴下類。
  3. 【請求項3】 前記本体編成部は、プレーン編みまたは
    タック編みで編成されているとともに、高収縮編成部は
    該本体編成部に連続してリブ編みで形成されてなる請求
    項1または2記載の新規な靴下類。
JP1998006334U 1998-08-19 1998-08-19 新規な靴下類 Expired - Lifetime JP3056820U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3408448B2 (ja) 1999-03-29 2003-05-19 福助株式会社 靴下類及びその製造方法
CN106687637A (zh) * 2014-09-11 2017-05-17 山德霓股份公司 用来缝合管状纺织物品的开口端以制造长袜的腿部的或袜子的趾部的方法和设备

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