JP3056557U - 食品生地の吐出装置 - Google Patents

食品生地の吐出装置

Info

Publication number
JP3056557U
JP3056557U JP1998006480U JP648098U JP3056557U JP 3056557 U JP3056557 U JP 3056557U JP 1998006480 U JP1998006480 U JP 1998006480U JP 648098 U JP648098 U JP 648098U JP 3056557 U JP3056557 U JP 3056557U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
holder
ring
food dough
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998006480U
Other languages
English (en)
Inventor
高明 澁江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rheon Automatic Machinery Co Ltd
Original Assignee
Rheon Automatic Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rheon Automatic Machinery Co Ltd filed Critical Rheon Automatic Machinery Co Ltd
Priority to JP1998006480U priority Critical patent/JP3056557U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3056557U publication Critical patent/JP3056557U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 菓子、パン等の食品生地を連続吐出する食品
生地の吐出装置に関するものであり、内包材と外皮材の
二重構造からなる棒状の食品生地を内包材の周囲に均一
な厚みで外皮材を被うようにして吐出する装置の提供。 【解決手段】 外皮材WA吐出部において、インナーノ
ズル30とアウターノズル20の偏心量を調節可能に設
け、外皮材の厚みを均一に出来るように構成した食品生
地の吐出装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は菓子、パン等の食品生地を連続吐出する食品生地の吐出装置に関する ものであり、内包材と外皮材の二重構造からなる棒状の食品生地を内包材の周囲 に均一な厚みで外皮材を被うようにして吐出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の饅頭等の内包材と外皮材からなる球状製品を製造するためには、インナ ーノズルとアウターノズルを同一軸線に重ね、アウターノズルとインナーノズル との環状の隙間から外皮材を吐出し、インナーノズルから内包材を吐出して吐出 された内包材の周囲に外皮材が被覆された棒状の生地を吐出するようにして、さ らにこの棒状の生地を切断装置によって、外皮材によって内包材が被われた球状 製品を製造するようにしている。
【0003】 従来の棒状生地の吐出装置においては、インナーノズルとアウターノズルとの 環状の隙間は一定であるが、その上流にある外皮材供給装置から供給された生地 がこの隙間を通過して下方に吐出されたときに、生地の硬軟や生地送り速度或い は生地充満度等の違いが原因とおもわれる外皮材に厚みの不安定現象が現れる。 これは、特に外皮材の薄い製品を成形する場合には外皮の薄い部分とそうでな い部分が目立ったしまう欠点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の食品生地の吐出装置にあっては、外皮材の厚みが不安定で均一な厚みに することができず、製品の品質を低下させてしまう問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記したような問題点を解決するものであり、請求項1に記載の考案 にあっては、内包材と外皮材の二重構造からなる棒状の食品生地を形成するため の吐出装置にして、内包材が吐出される内包材吐出口を有するインナーノズルと 、内包材吐出口の断面積より大きな外皮材を吐出する外皮材吐出口を有するアウ ターノズルを有し、前記インナーノズルと前記アウターノズルを組み合わせて内 包材吐出口の周囲に円環状の外皮材吐出口を形成した吐出装置において、アウタ ーノズルはホルダーとリングからなり、ホルダーの内周に前記リングの外周が嵌 合するように設け、前記ホルダーの内周およびこれに嵌合するリングの外周は前 記内包材ノズル部の内包材吐出の軸線に対して偏心可能に設け、前記リングを所 定角度回動させることによって前記偏心量を調節可能とするものである。 この構成によれば、前記円環状のすきまを同心円でなく強制的に偏心した隙間 を形成させて、さらにこの偏心量を変更可能としているので、吐出される生地の 厚みの変動を調節することができるものである。
【0006】 請求項2に記載の考案にあっては、前記リングを前記ホルダーの内で、所定角 度回動させた位置で係止可能とするための係止部材を設けたものである。これに よれば、吐出される外皮材の厚い部位とそうでない部位にもとづいて、吐出され る外皮生地の厚みが一定になるように、リングを所定角度回動させ所望の偏心量 を設けることができる。
【0007】 請求項3に記載の考案にあっては、前記ホルダーを所定角度回動可能とするも のである。この構成によれば、外皮生地の厚みが一定になるように前記リングを 係止部材によって係止した状態で、前記ホルダーを所定角度回動させることがで きる。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案の実施例に基づいて説明する。 本考案を内包材と外皮材の二重の棒状生地を吐出し、包被切断して製造する饅 頭等の製造装置を例に図1乃至図4に基づき説明する。 この装置は食品生地の供給装置であるエクストルーダー部と棒状生地を成形す る重合ノズル部からなる吐出部、吐出した生地を成形切断するシャッター部から なっている。エクストルーダー1は食品生地WA、WBを蓄える一対のホッパー 2A、2Bを上部に有し、それぞれのホッパー2A、2B底面近傍に図示しない スクリューを設けている。ホッパー2Aは二重棒状生地の外側生地WA(以下外 皮材という)例えば、パン生地やパイ生地、ホッパー2Bには二重棒状生地の心 生地WB(以下内包材という)例えば餡、ジャムをそれぞれ蓄えるホッパーであ る。スクリューはホッパー2A、2Bの底部近傍に水平方向に必要に応じて複数 併設されており、図示しないモーターによってそれぞれ回転してホッパー内の食 品生地を輸送する。ホッパー2A、2Bのスクリュー先端方向には開口を設けて おり、これより食品生地は食品生地定量供給ポンプ7A、7Bへ導入される。定 量供給ポンプ7A、7Bは、たとえば公知のベーンポンプ式を用いて食品生地を 一定量下流に輸送する。
【0009】 以上説明したエクルトルーダ部に連接して重合ノズル部が設けられている。重 合ノズル10は、内包材通路8を外皮材通路9で囲むように重ね合わせてそれぞ れの通路の出口のアウターノズル20とインナーノズル30から二重の棒状生地 として吐出成形するものである。
【0010】 内包材通路8の下流端部にインナーノズル30を取り付け、内包材WAを吐出 する。インナーノズル30の周囲には隙間をおいてアウターノズル20が設けら れている。アウターノズル20は、リング21がホルダー22に嵌合して回動可 能に支持されている。リング21の下面にはピン23が突設され、このピン23 が嵌合する係止孔24がホルダー22の前記ピン23に対応する位置の複数円周 方向に穿設してある。ホルダー22は重合ノズル10の基部11に嵌合し、固定 ネジ25によって締めつけられて固定して設けられている。
【0011】 アウターノズル20がインナーノズル10に対して偏心する構造について説明 する。リング21は食品生地の吐出口26があり、吐出口26の中心に対してリ ング21のボス外径27(嵌合面)が偏心するようにしている。ボス外径27は ボス外径27と同寸法のホルダー22の内周に嵌合する。従って、ホルダー22 内でリング21を回動すると吐出口26の中心軸C2は偏心回動し、インナーノ ズル30の中心軸C1に対する偏心量が変化するようになる。この偏心量はリン グ21の回動角度によって決定される。リング21のピン23がホルダー22に ある複数の係止孔24のいずれか係合することによりリング21はホルダー22 と一体となる。
【0012】 つぎにリング21とホルダー22が一体の状態でホルダー22を回動させるこ とにより、前記決定されている偏心量の状態で、偏心位置(向き)を変更するこ とができる。 上記したようにインナーノズル30とアウターノズル20との関係が偏心する ことにより、インナーノズル30とアウターノズル20との間にできる環状の隙 間Tは任意に変化させる構成とすることができる。 重合ノズル10の下方には、吐出される棒状生地を切断するシャッター部があ り、切断作用で饅頭を成形切断する。
【0013】 本考案の作用については、簡潔に述べれば上記説明した構成によって棒状生 地の周囲の外皮材の厚みを一定にする作用が生ずるものである。 先ず、インナーノズル30の軸心に対して同一軸線上にアウターノズル20の 吐出口26が位置する(同心位置)にセットした状態(図3に示す)で装置を稼 働させて棒状生地を吐出成形させる(調整前)。この時に外皮材の皮回りが一定 でなく、薄いところと厚いところは生じたときには、その厚みの厚い薄いの差に 応じて、アウターノズル20のリング21を回動させて、所定の係止孔24にピ ン23を係合させてインナーノズル30に対する偏心量を決定する。さらにホル ダー22を回動させて外皮材WAの薄厚の位相(偏心角度)を調整する(図4に 示す)。これによって、インナーノズル30とアウターノズルの吐出口26との 環状のすきまTの形状を偏心させ外皮材が厚く吐出されるところは隙間を狭くし (T2)、薄く吐出されるところは隙間を広くし(T1)外皮材の皮回りを一定 にして吐出状態を補正することが出来る。これは吐出された棒状生地の断面形状 に相反する状態の隙間の形状とするものである。
【0014】
【考案の効果】
以上述べたように本考案は、内包材と外皮材の二重構造からなる棒状の食品生 地を形成するための吐出装置にして、内包材が吐出される内包材吐出口を有する インナーノズルと、内包材吐出口の断面積より大きな外皮材を吐出する外皮材吐 出口を有するアウターノズルを有し、前記インナーノズルと前記アウターノズル を組み合わせて内包材吐出口の周囲に円環状の外皮材吐出口を形成した吐出装置 において、アウターノズルはホルダーとリングからなり、ホルダーの内周に前記 リングの外周が嵌合するように設け、前記ホルダーの内周およびこれに嵌合する リングの外周は前記内包材ノズル部の内包材吐出の軸線に対して偏心可能に設け 、前記リングを所定角度回動させることによって前記偏心量を調節可能としたも のであるから、棒状生地の外皮材の厚みの不安定を解消して一定の厚みとするこ とができ、製品の品質を向上することができる。
【0015】 また、前記リングを前記ホルダー内で、所定角度回動させた位置で係止可能と するための係止部材を設けたことにより、容易に所望の偏心量を決めることがで きる。
【0016】 さらに、前記ホルダーを所定角度回動可能としたことにより、偏心位置を所望 の位置に調整することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態の全体図である。
【図2】本考案の実施の形態の一部断面で示す正面図で
ある。
【図3】重合ノズル部分を下側より見た図面である。
【図4】重合ノズル部分を下側より見た図面であり、リ
ングを目盛4に、ホルダを目盛4にそれぞれ動かした図
面である。
【符号の説明】
1 エクストルーダー 2A 外皮材ホッパー 2B 内包材ホッパー 7A 外皮材定量供給ポンプ 7B 内包材定量供給ポンプ 8 内包材通路 9 外皮材通路 10 重合ノズル 11 基部 20 アウターノズル 21 リング 22 ホルダー 23 ピン 24 係止孔 25 固定ネジ 26 吐出口 27 ボス外径 30 インナーノズル WA 外皮材 WB 内包材 C1 インナーノズル中心軸 C2 ホルダー偏心軸 T 隙間 T1 隙間大 T2 隙間小

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内包材と外皮材の二重構造からなる棒状の
    食品生地を形成するための吐出装置にして、内包材が吐
    出される内包材吐出口を有するインナーノズルと、内包
    材吐出口の断面積より大きな外皮材を吐出する外皮材吐
    出口を有するアウターノズルを有し、前記インナーノズ
    ルと前記アウターノズルを組み合わせて内包材吐出口の
    周囲に円環状の外皮材吐出口を形成した吐出装置におい
    て、アウターノズルはホルダーとリングからなり、ホル
    ダーの内周に前記リングの外周が嵌合するように設け、
    前記ホルダーの内周およびこれに嵌合するリングの外周
    は前記内包材吐出口の軸線に対して偏心可能に設け、前
    記リングを所定角度回動させることによって前記偏心量
    を調節可能としたことを特徴とする食品生地の吐出装
    置。
  2. 【請求項2】前記リングを前記ホルダーの内で、所定角
    度回動させた位置で係止可能とするための係止部材を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の食品生地の吐出装
    置。
  3. 【請求項3】前記ホルダーを所定角度回動可能としたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の食品生
    地の吐出装置。
JP1998006480U 1998-08-07 1998-08-07 食品生地の吐出装置 Expired - Lifetime JP3056557U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998006480U JP3056557U (ja) 1998-08-07 1998-08-07 食品生地の吐出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998006480U JP3056557U (ja) 1998-08-07 1998-08-07 食品生地の吐出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3056557U true JP3056557U (ja) 1999-02-26

Family

ID=43190521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998006480U Expired - Lifetime JP3056557U (ja) 1998-08-07 1998-08-07 食品生地の吐出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3056557U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6143342A (en) Apparatus and methods for making multiple, complexly patterned extrudates
US6387421B1 (en) Apparatus and methods for making multiple, patterned extrudates
JP4437843B1 (ja) ドーナツ状食品成形装置及び方法
US20100242743A1 (en) Pastry producing apparatus and pastry producing line
JPH0937704A (ja) 丸みを有する食品シート状生地の間欠吐出装置
JP3056557U (ja) 食品生地の吐出装置
JP6166494B1 (ja) 口金及び食品材料製造用のデポジッター及び食品製造装置
JPH01252266A (ja) 餃子の皮の製造装置
JP3970913B1 (ja) 口金及び食品材料製造用のデポジッター
JP4814607B2 (ja) 捩じり食品の成形方法及びその装置
US4003688A (en) Revolving cylindrical escapement extrusion apparatus for shaping foodstuff articles
JP7366978B2 (ja) 包被食品の成形方法及び成形装置
KR100444296B1 (ko) 국수형 만두 제조장치
KR102332660B1 (ko) 만두제조장치 및 만두
JP3751256B2 (ja) 食品生地の吐出方法および装置
JP3061995B2 (ja) 麺皮で覆われた食品の成形方法とその成形装置
JP3062496U (ja) 模様形状を有する食品の製造装置
KR102437069B1 (ko) 내부에 다수의 형상을 갖는 스낵과자 제조장치 및 그 제품
KR102128259B1 (ko) 타래과자 성형기
JP6839575B2 (ja) 食品生地の表面に食用塗料を塗着する方法及び装置
JP2004129524A (ja) 食品生地の包あん方法およびその装置
JPH03119944A (ja) パン生地等のグルテンディベロップ方法およびそのための装置
KR20230035951A (ko) 만두 성형장치
JP3029598U (ja) サンドイッチ状練製品製造装置
JPH0411878A (ja) 皮包み食品の自動連続成形装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term