JP3056194U

JP3056194U - 携帯機器用ストラップとそのアクセサリー

Info

Publication number: JP3056194U
Application number: JP1998004747U
Authority: JP
Inventors: 合健一河
Original assignee: 河合健一
Priority date: 1998-06-30
Filing date: 1998-06-30
Publication date: 1999-02-12
Anticipated expiration: 2004-06-30

Abstract

(57)【要約】【課題】携帯電話などの携帯機器に取り付けられたス
トラップをその携帯機器から取り外さずに、ストラップ
に装着するアクセサリーだけを簡単に交換できるように
すると共に、そのアクセサリーの向きをストラップの使
用状態に合わせて変えられるようにする。【解決手段】ストラップ（Ａ）の吊紐（１）と吊元紐
（２）が互いに分断されてその分断側の端部に夫々雌型
ジョイント部材（３，４）が設けられ、当該ジョイント
部材（３，４）に連結可能な二つの雄型ジョイント部材
（５，６）を設けたアクセサリー（７Ｘ）が、その二つ
のジョイント部材（５，６）によって吊紐（１）と吊元
紐（２）との間に着脱自在に装着される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯電話、ＰＨＳ、ポケットベルなどの携帯通信機器あるいは携帯情報機器や、携帯ラジオ、コンパクト・カメラ、携帯用ゲーム機等の各種携帯機器を手や首、あるいはカバン、袋物などに吊り下げるために用いる携帯機器用ストラップとそのストラップに装着されるアクセサリーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

この種のストラップは、図６（ａ）のように、手に引っ掛ける吊紐５０と、その吊紐５０を携帯電話やＰＨＳ等の携帯機器に取り付けるための吊元紐５１とで構成されている。なお、吊紐５０は、幅広な帯紐等でループ状に形成され、吊元紐５１は、細くて丈夫なリリヤン紐でチチワ状に形成されている。

【０００３】そして、吊紐５０の両端間に吊元紐５１の端部を挟んで、その吊紐５０の両端を接着あるいは縫合するなどして、吊紐５０と吊元紐５１とが一体的に結着されている。

【０００４】また、高校生、大学生や若いＯＬなどに人気のストラップは、図６（ｂ）のように、プラスチックで成形されたキャラクター人形等のマスコットで成るアクセサリー５２が装着されている。アクセサリー５２は、その本体を成すマスコットの中心部に貫通する紐通し孔５３の下端側から差し込んだ吊元紐５１を紐通し孔５３の上端側から引き出して、吊元紐５１と吊紐５０の結着部５４に接着剤等で固定されている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、アクセサリー付きのストラップは、アクセサリーの種類が違うものを一人で何本も所有しているケースが多いが、どのストラップも、図７の如く吊元紐５１を携帯電話５５等に直接結び付けて取り付けるようになっているため、ストラップを付け替えるには、いちいち吊元紐５１を結んだりその結び目を解いたりしなければならないという面倒があり、アクセサリーの種類が違うストラップを頻繁に付け替えて楽しむことができなかった。

【０００６】また、ストラップの吊紐５０を手やカバンなどに引っ掛けて携帯電話５５を吊り下げた状態で持ち歩く場合は、図７のようにアクセサリー５２の本体を成すマスコットの人形が上下逆向きになって見た目が悪くなる。

【０００７】そこで本考案は、携帯電話などに取り付けたストラップを付け替えることなく、そのストラップに装着されたアクセサリーだけを別のものに簡単に交換できるようにすると共に、ストラップの種類や使用状態に合わせてアクセサリーの向きも簡単に変えられるようにすることを技術的課題としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、本考案は、手又は首などに引っ掛ける吊紐と、当該吊紐を携帯機器に取り付けるための吊元紐とで成る携帯機器用ストラップにおいて、前記吊紐と吊元紐とが互いに分断されて、その分断された吊紐と吊元紐の端部に夫々雄型又は雌型のジョイント部材が設けられ、当該各ジョイント部材に連結可能な二つのジョイント部材を設けたアクセサリーが、その二つのジョイント部材によって前記吊紐と吊元紐との間に着脱自在に装着されることを特徴とする。

【０００９】本考案によれば、携帯機器に取り付けたストラップの吊元紐を携帯機器から取り外さずに、当該吊元紐と吊紐との間に装着されたアクセサリーだけをジョイントの着脱操作によって簡単に交換することができる。

【００１０】また、アクセサリーのみならず、吊紐も、色柄や材質、形状等の違うものに簡単に交換することができるし、手に引っ掛ける短い吊紐と、首に引っ掛ける長い吊紐との交換も簡単にできる。

【００１１】また、例えば吊元紐と吊紐の端部に設けられる両ジョイント部材を二つとも同じ雌型のジョイント部材にし、アクセサリーに設けられる二つのジョイント部材を二つとも同じ雄型のジョイント部材にすれば、そのアクセサリーの向きをストラップの種類や使用状態に合わせて変更することができる。

【００１２】

【考案の実施の形態】以下、本考案の実施形態を図面によって具体的に説明する。図１は本考案による携帯機器用ストラップとそのアクセサリーの例を示す図、図２及び図３は夫々その使用状態を示す図、図４は本考案による携帯機器用ストラップとそのアクセサリーの変形例を示す図、図５は本考案による携帯機器用ストラップの他の例を示す図である。

【００１３】図１乃至図３に示すストラップＡは、手又は首などに引っ掛ける吊紐１と、その吊紐１を携帯電話やＰＨＳなどの携帯機器１１に取り付けるための吊元紐２とで構成されると共に、吊紐１と吊元紐２とが互いに分断されて、その分断された吊紐１と吊元紐２の端部に夫々同じ雌型のジョイント部材３，４が設けられ、これら各ジョイント部材３，４に連結可能な二つの同じ雄型のジョイント部材５，６を設けたアクセサリー７Ｘ又は７Ｙが、そのジョイント部材５，６によって吊紐１と吊元紐２との間に着脱自在に装着されるようになっている。

【００１４】アクセサリー７Ｘは、そのアクセサリー本体がプラスチックで成形されたキャラクター人形等のマスコット８で成り、当該マスコット８の中心部を貫通してその上下両端に突出せられたリリヤン紐９の両端に夫々雄型のジョイント部材５，６が取り付けられている。

【００１５】また、アクセサリー７Ｙは、アクセサリー７Ｘのマスコット８とは人形のキャラクターが異なるマスコット１０で成り、当該マスコット１０の中心部を貫通してその上下両端に突出したリリヤン紐９の両端に夫々雄型のジョイント部材５，６が取り付けられている。

【００１６】なお，雌型のジョイント部材３，４と雄型のジョイント部材５，６は、プラスチックで成形された小型軽量のワンタッチ・ジョイントで成り、ジョイント部材５，６が嵌合せられた各ジョイント部材３，４の左右両端を指先で同時に押圧してその嵌合状態が解除されるようになっている。

【００１７】しかして、ストラップＡは、図２のように、携帯機器１１に結び付けられた吊元紐２のジョイント部材４と吊紐１のジョイント部材３に対して、アクセサリー７Ｘのジョイント部材５，６を嵌合させて連結することにより、そのアクセサリー７Ｘが吊紐１と吊元紐２との間に装着される。

【００１８】また、アクセサリー７Ｘをアクセサリー７Ｙに交換する場合は、夫々のジョイント部材５，６を吊紐１と吊元紐２のジョイント部材３，４に対して着脱するだけの簡単な操作で足り、携帯機器１１に結び付けられた吊元紐２の結び目を解いてその吊元紐２を携帯機器１１から取り外すなどの面倒はない。

【００１９】また、携帯機器１１を首から吊り下げる場合は、図３のように、吊紐１を図１及び図２に示すものより長尺なものに交換すると共に、アクセサリー７Ｘを図２の場合とは逆向きの状態にしてそのジョイント部材５，６を夫々吊元紐２のジョイント部材４と吊紐１のジョイント部材３に連結することにより、吊紐１を首に引っ掛けたときにアクセサリー７Ｘのマスコット８が上下逆向きになって見た目が悪くなることを回避できる。

【００２０】なお、吊紐１と吊元紐２に設けるジョイント部材３，４を二つとも雄型にし、アクセサリー７Ｘ及び７Ｙに設けるジョイント部材５，６を二つとも雌型にする場合であっても良い。

【００２１】次に、図４に示すストラップＢは、コンパクト・カメラや携帯用ゲーム機等の携帯機器１２を手又は首などに吊り下げるために使用するもので、吊紐１の端部に雄型のジョイント部材３が設けられ、吊元紐２の端部には吊紐１のジョイント部材３と連結可能な雌型のジョイント４が設けられると共に、そのストラップＢに装着されるアクセサリー１３Ｘ，１３Ｙには、吊紐１と吊元紐２の両ジョイント部材３，４に夫々連結可能な雌型のジョイント部材５と雄型のジョイント部材６が設けられている。

【００２２】なお、アクセサリー１３Ｘは、そのアクセサリー本体が例えば時計１４で成り、当該時計１４のベルト１５の左右両端に夫々ジョイント部材５，６が取り付けられている。また、アクセサリー１３Ｙは、そのアクセサリー本体がピルケース１６で成り、当該ピルケース１６の上下両端に設けた一対の鎖１７，１７に夫々ジョイント部材５，６が取り付けられている。

【００２３】しかして、ストラップＢも、吊紐１と吊元紐２の端部に設けられたジョイント部材３，４に対して各アクセサリー１３Ｘ，１３Ｙのジョイント部材５，６を着脱する操作だけで、そのアクセサリー１３Ｘ，１３Ｙを簡単に交換することができる。また、アクセサリーを何も付けたくないときは、吊紐１に設けた雄型のジョイント部材３と吊元紐２に設けた雌型のジョイント部材４を互いに連結させて吊紐１と吊元紐２を直結することができる。

【００２４】また、吊紐１を、手に引っ掛ける短い紐と、首に引っ掛ける長い紐との二種類用意して、両者を簡便に使い分けることもできるし、色柄などの違う他の吊紐１に簡単に交換することもできる。

【００２５】また、例えば図４に示す吊紐１のジョイント部材３にアクセサリー１３Ｘの一方のジョイント部材５を連結すると共に、当該アクセサリー１３Ｘの他方のジョイント部材６にアクセサリー１３Ｙの一方のジョイント部材５を連結し、更に、当該アクセサリー１３Ｙの他方のジョイント部材６を吊元紐２のジョイント部材４に連結することによって、吊紐１と吊元紐２との間に、複数のアクセサリー１３Ｘ，１３Ｙを直列に繋げた状態で装着させることもできる。

【００２６】なお、ストラップＢは、吊紐１と吊元紐２に設けるジョイント部材３，４を二つとも同じ雌型にし、各アクセサリー１３Ｘ，１３Ｙに設けるジョイント部材５，６を二つとも同じ雄型して、ストラップＡと同様の使い方ができるようにしたものでも良い。

【００２７】次に、図５に示すストラップＣは、手や首などに引っ掛ける図１乃至図４の吊紐１に代えて、カバンや袋物、あるいはズボンのベルト通しなどに引っ掛ける吊金具１８を用いたもので、当該吊金具１８の端部に鎖１９で取り付けて設けられた雌型のジョイント部材３と、吊元紐２の端部に設けられた雌型のジョイント部材４に、図１に示す各アクセサリー７Ｘ，７Ｙの上下両端に設けた雄型のジョイント部材６，５が連結されることによって、それら各アクセサリー７Ｘ，７Ｙが吊金具１８と吊元紐２との間に着脱自在に装着されるようになっている。

【００２８】なお、アクセサリー７Ｘ，７Ｙに設ける二つのジョイント部材５，６を雄型と雌型にし、吊金具１８に設けるジョイント部材３を雄型にするか、又は吊元紐２に設けるジョイント部材４を雄型にすれば、アクセサリー７Ｘ及び７Ｙを直列に繋いだ状態で吊金具１８と吊元紐２との間に装着させることができると共に、吊金具１８と吊元紐２を互いに直結することもできる。

【００２９】

【考案の効果】本考案によれば、携帯電話やＰＨＳ、ポケットベル、コンパクト・カメラ、携帯用ゲーム機等の携帯機器に取り付けられたストラップの吊元紐を携帯機器から取り外さずに、そのストラップに装着されたアクセサリーや吊紐、吊金具などを他種類のものに簡単に交換することができると共に、ストラップの使用状態や吊紐の種類などに応じてアクセサリーの向きを簡単に変えることができるという大変優れた効果がある。

【提出日】平成１０年９月３０日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００８

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００８】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、本考案は、手又は首などに引っ掛ける吊紐と、当該吊紐を携帯機器に取り付けるための吊元紐とで成る携帯機器用ストラップにおいて、前記吊紐と吊元紐とが互いに分断されて、その分断された吊紐と吊元紐の端部に夫々雄型又は雌型のジョイント部材が設けられ、当該各ジョイント部材に連結可能な他の二つのジョイント部材を設けたアクセサリーが、前記他の二つのジョイント部材によって前記吊紐と吊元紐との間に着脱自在に装着されることを特徴とする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるストラップとそのアクセサリーを
示す図。

【図２】本考案によるストラップの使用状態を示す図。

【図３】本考案によるストラップの使用状態を示す図。

【図４】本考案によるストラップとそのアクセサリーの
変形例を示す図。

【図５】本考案によるストラップの他の例を示す図。

【図６】従来のストラップとそのアクセサリーを示す
図。

【図７】従来のストラップの使用状態を示す図。

【符号の説明】

Ａ・・・・・ストラップＢ・・・・・ストラップＣ・・・・・ストラップ１・・・・・吊紐２・・・・・吊元紐３・・・・・ジョイント４・・・・・ジョイント５・・・・・ジョイント６・・・・・ジョイント７Ｘ・・・・アクセサリー７Ｙ・・・・アクセサリー８・・・・・マスコット（アクセサリー本体）１０・・・・・マスコット（アクセサリー本体）１３Ｘ・・・・アクセサリー１３Ｙ・・・・アクセサリー１４・・・・・時計（アクセサリー本体）１６・・・・・ピルケース（アクセサリー本体）１８・・・・・吊金具

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年９月３０日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】手あるいは首などに引っ掛ける吊紐と、
当該吊紐を携帯機器に取り付けるための吊元紐とで成る
携帯機器用ストラップにおいて、前記吊紐（１）と吊元
紐（２）とが互いに分断されて、その分断された吊紐
（１）と吊元紐（２）の端部に夫々雄型又は雌型のジョ
イント部材（３，４）が設けられ、当該各ジョイント部
材（３，４）に連結可能な二つのジョイント部材（５，
６）を設けたアクセサリー（７Ｘ，７Ｙ，１３Ｘ，１３
Ｙ）が、その二つのジョイント部材（５，６）によって
前記吊紐（１）と吊元紐（２）との間に着脱自在に装着
されることを特徴とする携帯機器用ストラップ。
【請求項２】前記アクセサリー（７Ｘ，７Ｙ，１３
Ｘ，１３Ｙ）に設けるジョイント部材（５，６）が、二
つとも同じ雄型又は雌型のジョイント部材である請求項
１記載の携帯機器用ストラップ。
【請求項３】アクセサリー本体（８，１０，１４，１
６）に二つの雄型又は雌型のジョイント部材（５，６）
が設けられた携帯機器用ストラップのアクセサリー。
【請求項４】前記二つのジョイント部材（５，６）
が、前記アクセサリー本体（８，１０，１４，１６）の
上下両端又は左右両端に設けられると共に、二つとも同
じ雄型又は雌型のジョイント部材である請求項３記載の
アクセサリー。
【請求項５】カバンや袋物、あるいはズボンのベルト
通しなどに引っ掛ける吊金具（１８）と、当該吊金具
（１８）を携帯機器に取り付けるための吊元紐（２）と
が互いに分断されて、その分断された吊金具（１８）と
吊元紐（２）の端部に夫々雄型又は雌型のジョイント部
材（３，４）が設けられ、当該各ジョイント部材（３，
４）に連結可能な二つのジョイント部材（５，６）を設
けたアクセサリー（７Ｘ，７Ｙ，１３Ｘ，１３Ｙ）が、
その二つのジョイント部材（５，６）によって前記吊金
具（１８）と吊元紐（２）との間に着脱自在に装着され
ることを特徴とする携帯機器用ストラップ。