JP3085618U - 飾り付きストラップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数個の飾り体を一列の形のほかに分岐した
形、並列の形、房の形等に任意に変更連結して楽しむこ
とのできるように工夫した新規の飾り付きストラップを
提供する。 【解決手段】 上下両端に吊り環１，２を有する連結用
芯体５と、連結用芯体５を上下両側吊り環１，２が上面
および下面に貫出した状態に埋め込んで得た複数個の飾
り体７と、各飾り体７における上側吊り環１に連結し
た、指先操作で外し可能の状態を呈し同指先操作を加え
ないときに外し不可能の状態を呈する形式のストッパ８
を備えた継ぎ用フック９と、継ぎ用フック９を他の飾り
体７の下側吊り環２に引っ掛け留めることによって飾り
体７同士を連結して得た吊り飾り装置１１と、吊り飾り
装置１１の上端に連結した蛇口１４等連結部材と、吊り
飾り装置１１の下端に連結した提げ手２０から成るもの
である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携帯電話、ＰＨＳ、ポケットベルなどの携帯通信機器あるいは携帯 情報機器や、携帯ラジオ、コンパクト・カメラ、携帯用ゲーム機等の各種携帯機 器を手や首、あるいはカバン、袋物などに吊り下げるために用いる携帯機器用の 飾り付きストラップに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来知られているこの種の飾り付きストラップは、雄型および雌型のジョイン トの連結操作/分離操作によって複数個の飾り体を任意に増・減数できる状態に 連結した吊り飾り装置の上端に携帯機器等取付用蛇口を、下端に提げ手を取り付 けた形式であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の技術において述べた飾り付きストラップは、携帯電話等携帯機器に 取り付けたストラップを付け替えることなく、そのストラップに装着された飾り 体だけを別のものに簡単に交換して楽しめるという使い勝手の良さがあって人気 もあったが、飾り体の付替が雄型および雌型のジョイントの連結操作/分離操作 によっていたために飾り体を一列にしか連結できない、また外した飾り体は、雄 型（もしくは雌型）の所謂符号する受側のある所にしか連結使用できないために 、例えば蛇口部分や洋服のボタン着け糸、鞄につけてある吊下環等に取り付けて 置いたりできない等の諸問題があった。

【０００４】 本考案は、上記の諸問題を解決するための工夫およびその他の工夫を施した新 規の飾り付きストラップを提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために請求項１に係る飾り付きストラップは、上下両端に 吊り環１，２を有する連結用芯体５と、連結用芯体５を上下両側吊り環１，２が 上面および下面に貫出した状態に埋め込んで得た複数個の飾り体７と、各飾り体 ７における上側吊り環１に連結した、指先操作で外し可能の状態を呈し同指先操 作を加えないときに外し不可能の状態を呈する形式のストッパ８を備えた継ぎ用 フック９と、継ぎ用フック９を飾り体７の下側吊り環２に引っ掛け留めることに よって飾り体７同士を連結して得た吊り飾り装置１１と、吊り飾り装置１１の上 端に連結した蛇口１４等連結部材と、吊り飾り装置１１の下端に連結した提げ手 ２０から成ることを特徴とするものである。

【０００６】 同じく、請求項２に係る飾り付きストラップは、芯材の上下両端部を二つに折 り重ね且つ当該折り重ね個所の外側半分を円形にして吊り環１，２とし同じく内 側半分を折り重ねままの埋込部３，４とすることによって得た連結用芯体５と、 連結用芯体５をインサートして合成樹脂成形をすることによって得た、上下両側 吊り環１，２が上面および下面に貫出した状態および上下側埋込部３，４および 同上下側埋込部３，４間６が埋め込み状態とした複数個の飾り体７と、各飾り体 ７における上側吊り環１に連結した、指先操作で外し可能の状態を呈し同指先操 作を加えないときに外し不可能の状態に自動的に戻る形式のストッパ８を備えた 継ぎ用フック９と、継ぎ用フック９を飾り体７の下側吊り環２に引っ掛け留める ことによって飾り体７同士を連結して得た吊り飾り装置１１と、吊り飾り装置１ １の上端に連結した蛇口１４と、吊り飾り装置１１の下端に連結した提げ手２０ から成ることを特徴とするものである。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図に示す実施の形態は、ステンレスワイヤー等金属製芯材の上下両端部を二つ に折り重ね且つ当該折り重ね個所の外側半分を円形にして吊り環１，２とし同じ く内側半分を折り重ねままの埋込部３，４とすることによって連結用芯体５を構 成する。

【０００８】 然るのち、上記連結用芯体５をインサートして合成樹脂成形をすることによっ て、上下両側吊り環１，２が上面および下面に貫出した状態および上下側埋込部 ３，４および同上下側埋込部３，４間の個所６が埋め込み状態とした複数個の飾 り体７を構成する。

【０００９】 また、これ等とは別個に、指先操作で外し可能の状態を呈し同指先操作を加え ないときに外し不可能の状態に自動的に戻る形式のストッパ８を備えた継ぎ用フ ック９を構成し、この継ぎ用フック９を上記の各飾り体７における上側吊り環１ に小径継ぎ環１０を介して連結する。

【００１０】 飾り体７の下側吊り環２に継ぎ用フック９を引っ掛け留めることによって飾り 体７同士を連結して吊り飾り装置１１を構成する。

【００１１】 更にこれとは別個に、下端に取付用環１２をもつ端止め部材１３の上端に二つ 折りとした細くて丈夫な丸紐（リリヤン紐）の両端を着脱不能に止着することに よって蛇口１４を構成し、この蛇口１４を上記の吊り飾り装置１１における最上 位の継ぎ用フック９ａに大径継ぎ環１５を介して連結する。

【００１２】 また、これ等とは別個に、上端に止環１６をもつ端止め部材１７の下端に二つ 折りとした細巾平紐の両端を着脱不能に止着すると共に止環１６に連結環１８を 介して上記連結用フックと同様の構成の取付用フック１９を連結することによっ て提げ手２０を構成し、この提げ手２０の取付用フック１９を上記の吊り飾り装 置１１における最下位の下側吊り環２ａに連結して完成品２１を得たものである 。

【００１３】 本考案は、飾り体本体に上下に貫通する孔を設けておいてこれに挿通すること で連結用芯体５の埋込を行うこと、蛇口の代わりに吊下げフック、吊下げリング を採用すること、吊り飾り装置１１を付替え用として単品で提供すること、飾り 体７を他の例えば金属、陶磁器、木、紙等で得ること、手に下げる短い提げ手と 首に下げる長い紐を用意したり色柄等の違う他の提げ手を用意したりしてこれ等 を簡便に使い分けるようにすること等で実施でき、これ等にも及ぶものとする。

【００１４】 また、吊紐１を、手に引っ掛ける短い紐と、首に引っ掛ける長い紐との二種類用 意して、両者を簡便に使い分けることもできるし、色柄などの違う他の吊紐１に 簡単に交換することもできる。

【００１５】

【考案の効果】

請求項１に係る飾り付きストラップは、上記のように、上下両端に吊り環１， ２を有する連結用芯体５と、連結用芯体５を上下両側吊り環１，２が上面および 下面に貫出した状態に埋め込んで得た複数個の飾り体７と、各飾り体７における 上側吊り環１に連結した、指先操作で外し可能の状態を呈し同指先操作を加えな いときに外し不可能の状態を呈する形式のストッパ８を備えた継ぎ用フック９と 、継ぎ用フック９を飾り体７の下側吊り環２に引っ掛け留めることによって飾り 体７同士を連結して得た吊り飾り装置１１と、吊り飾り装置１１の上端に連結し た蛇口１４等連結部材と、吊り飾り装置１１の下端に連結した提げ手２０から成 ることを特徴とするので、携帯電話やＰＨＳ、ポケットベル、コンパクト・カメ ラ、携帯用ゲーム機等の携帯機器に取り付けられた飾り付きストラップの蛇口を 携帯機器から取り外さずに、飾り付きストラップに装着された飾り体や蛇口、提 げ手などを色違いのものや柄違いのもの、形や形式の違うもの、他の種類のもの に簡単に交換することができる利便の効果を有するは勿論であるが、特に指先操 作で外し可能の状態を呈し同指先操作を加えないときに外し不可能の状態に自動 的に戻る形式のストッパを備えたフックを採用しているので、多数個の飾り体を 一列の形（図１参照）のほかに分岐した形（図２参照）、並列の形（図３参照） 、房の形（図４参照）等に任意に変更連結して楽しむことができる利点があるの みならず外した飾り体は、上記継ぎ用フック９を利用して、例えば蛇口部分や洋 服のボタン着け糸、鞄に予め付けてある吊下環等に取り付けて単体の飾り物とし て利用したり等ができて汎用性があるものである。

【００１６】 請求項２に係る飾り付きストラップは、上記のように、芯材の上下両端部を二 つに折り重ね且つ当該折り重ね個所の外側半分を円形にして吊り環１，２とし同 じく内側半分を折り重ねままの埋込部３，４とすることによって得た連結用芯体 ５と、連結用芯体５をインサートして合成樹脂成形をすることによって得た、上 下両側吊り環１，２が上面および下面に貫出した状態および上下側埋込部３，４ および同上下側埋込部３，４間６が埋め込み状態とした複数個の飾り体７と、各 飾り体７における上側吊り環１に連結した、指先操作で外し可能の状態を呈し同 指先操作を加えないときに外し不可能の状態に自動的に戻る形式のストッパ８を 備えた継ぎ用フック９と、継ぎ用フック９を飾り体７の下側吊り環２に引っ掛け 留めることによって飾り体７同士を連結して得た吊り飾り装置１１と、吊り飾り 装置１１の上端に連結した蛇口１４と、吊り飾り装置１１の下端に連結した提げ 手２０から成ることを特徴とするので、上記において述べた請求項１に係る飾り 付きストラップが奏する効果を同様に奏するは勿論であるが、特に芯材の上下両 端部を二つに折り重ねて当該折り重ね個所の内側半分を折り重ねままの埋込部３ ，４とし、この埋込部３，４をインサート成形で飾り体に埋め込んであるので、 上下両側吊り環１，２の付け根部分の耐荷重力が顕著に強く構造的に好ましいも のであるのみならず当該上下両側吊り環１，２が連続した一体の連結用芯体５で あるので、飾り体７が吊下げ荷重によって大きな変形を起して醜状を呈してしま う等の危惧を有していないものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す全体の斜視図である。

【図２】同じく要部の拡大断面図である。

【図３】分岐した形として使用している状態を示す斜視
図である。

【図４】並列の形として使用している状態を示す斜視図
である。

【図５】房の形として使用している状態を示す斜視図で
ある。

【符号の説明】

１ 吊り環 ２、２ａ 吊り環 ３ 埋込部 ４ 埋込部 ５ 連結用芯体 ６ 個所 ７ 飾り体 ８ ストッパ ９、９ａ 継ぎ用フック １０ 小径継ぎ環 １１ 吊り飾り装置 １２ 取付用環 １３ 端止め部材 １４ 蛇口 １５ 大径継ぎ環 １６ 止環 １７ 端止め部材 １８ 連結環 １９ 取付用フック ２０ 提げ手 ２１ 完成品

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上下両端に吊り環１，２を有する連結用
   芯体５と、連結用芯体５を上下両側吊り環１，２が上面
   および下面に貫出した状態に埋め込んで得た複数個の飾
   り体７と、各飾り体７における上側吊り環１に連結し
   た、指先操作で外し可能の状態を呈し同指先操作を加え
   ないときに外し不可能の状態を呈する形式のストッパ８
   を備えた継ぎ用フック９と、継ぎ用フック９を他の飾り
   体７の下側吊り環２に引っ掛け留めることによって飾り
   体７同士を連結して得た吊り飾り装置１１と、吊り飾り
   装置１１の上端に連結した蛇口１４等連結部材と、吊り
   飾り装置１１の下端に連結した提げ手２０から成ること
   を特徴とする飾り付きストラップ。
2. 【請求項２】 芯材の上下両端部を二つに折り重ね且つ
   当該折り重ね個所の外側半分を円形にして吊り環１，２
   とし同じく内側半分を折り重ねままの埋込部３，４とす
   ることによって得た連結用芯体５と、連結用芯体５をイ
   ンサートして合成樹脂成形をすることによって得た、上
   下両側吊り環１，２が上面および下面に貫出した状態お
   よび上下側埋込部３，４および同上下側埋込部３，４間
   ６が埋め込み状態とした複数個の飾り体７と、各飾り体
   ７における上側吊り環１に連結した、指先操作で外し可
   能の状態を呈し同指先操作を加えないときに外し不可能
   の状態を呈する形式のストッパ８を備えた継ぎ用フック
   ９と、継ぎ用フック９を他の飾り体７の下側吊り環２に
   引っ掛け留めることによって飾り体７同士を連結して得
   た吊り飾り装置１１と、吊り飾り装置１１の上端に連結
   した蛇口１４と、吊り飾り装置１１の下端に連結した提
   げ手２０から成ることを特徴とする飾り付きストラッ
   プ。