JP3055578B2 - 極細線線引き装置及び極細線洗浄方法 - Google Patents

極細線線引き装置及び極細線洗浄方法

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JP3055578B2
JP3055578B2 JP3332601A JP33260191A JP3055578B2 JP 3055578 B2 JP3055578 B2 JP 3055578B2 JP 3332601 A JP3332601 A JP 3332601A JP 33260191 A JP33260191 A JP 33260191A JP 3055578 B2 JP3055578 B2 JP 3055578B2
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武夫 井出
文男 佐藤
智 阿久津
純 塩坪
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
    • B21C43/00Devices for cleaning metal products combined with or specially adapted for use with machines or apparatus provided for in this subclass
    • B21C43/02Devices for cleaning metal products combined with or specially adapted for use with machines or apparatus provided for in this subclass combined with or specially adapted for use in connection with drawing or winding machines or apparatus
    • B21C43/04Devices for de-scaling wire or like flexible work

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)
  • Metal Extraction Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICやトランジスタの
ワイヤボンディングに使用される金、アルミニウム、銅
等の極細線を洗浄することに関し、特に、線引きした極
細線を洗浄するための装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、線引きされる極細線は油性や水
性の潤滑油の中に設置された数個のダイスを通しながら
順次小径の細線に加工されていく。加工された、即ち縮
径された極細線は、次工程や使用の時に支障となる潤滑
油を除去しておくことが必要である。しかし、従来は線
引き後に最終ダイスの口径に近似した液切りダイスを設
置するか、また、以下の理由により巻取り後に別途設置
された超音波振動子を持つ洗浄器を通すことによって極
細線に付着した潤滑油を除去していた。
【0003】線引き工程で生じる付着油の洗浄は、付着
油が時間の経過と共の変質固化するため困難となるの
で、線引き加工後できるだけ早く洗浄することが一般に
望ましい。しかし、一般には洗浄工程は複数個の超音波
振動子を備えた水槽中を極細線を通過させることによっ
て行われているが、極細線は断面積が小さいので洗浄効
果を上げ難く、また洗浄し易い極細線の線速(例えば、
50m/分)と線引き加工時の線速(例えば100m/
分)とが異なるため、一般的には線引き工程後線引きと
は別個の洗浄工程によって行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合には、ダイス口径やダイスの材質の選定が難しく、
口径が線径より小さい場合には、極細線に傷が付いた
り、ねじれが発生したりして品質を損なう問題が生じ、
口径が線径が大き過ぎると、潤滑油を除去することがで
きないという欠点がある。
【0005】また、後者の場合には、潤滑油に合わせた
洗浄工程を設計できる利点があるが、線引き後の時間の
経過によって付着油が乾燥して除去の度合いが変動する
ため、線引き後の洗浄までの時間が制限され、操業に制
約を受けるばかりでなく、新たな洗浄工程が増えるため
の収率の低下や人員増となる欠点があった。
【0006】したがって、本発明の目的は、前述の欠点
を解消した新規な極細線線引き装置及び極細線洗浄方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決しようとする手段】前述の目的を達成する
ために、本発明は、極細線を縮径させる線引き手段と、
該線引き手段の下流に配置された、縮径した極細線を洗
浄する水洗スプレーを有し、該水洗スプレーが超音波振
動子を有することを特徴とする極細線線引き装置を採用
するものである。
【0008】また、本発明は、極細線線引き手段で極細
線を縮径させた後、縮径した極細線を巻き取る過程で、
超音波振動子を有する水洗スプレーで洗浄することを特
徴とする極細線洗浄方法を採用するものである。
【0009】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の好ましい実施
例を説明する。図1は本発明の洗浄用の水洗スプレーを
備えた線引き装置の概略的な構成を示す斜視図である。
【0010】図1において、潤滑油槽11中には、ダイ
スホルダ6に着脱可能に支持された複数のダイス5が配
置されており、ダイスホルダ6の両側にはキャプスタン
4、4’が配置されている。ダイス5は、それぞれの内
径が徐々に小さくなる順で配置されている。極細線9
は、2つのキャプスタン4、4’のまわりに交互に掛け
られた状態で、個々のダイス5を順に通されて巻取りス
プール7に巻き取られるようになっている。このため、
極細線9は、徐々に小径化される。なお、キャプスタン
4、4’は極細線9を駆動するために巻取りスプール7
で巻き取られる線速よりわずかに早い周速で回転させら
れている。
【0011】最終ダイス5を通過した極細線は、プーリ
8、8’に案内されて巻取りスプール7によって巻き取
られるが、プーリ8、8’の間を移動中、超音波振動子
を内蔵する水洗スプレー2によって与えられる水膜によ
って洗浄され、水洗スプレー2で使用した若干の油を含
む水(水洗スプレーではポンプ14で水を循環して使用
するために若干の油を含む)を除去するために、水洗シ
ャワースプレー3で洗浄され、次に空気ノズル10で水
切りされる。なお、図中、符号1は、水洗スプレー2の
超音波振動子を駆動するための超音波発振器を示し、1
2、13は、それぞれ、使用した水を回収するための容
器を示す。
【0012】なお、潤滑油の濃度や種類、線引き速度に
よって超音波振動子付き水洗スプレー2の数や水洗シャ
ワースプレー3を適切に組み合わせることによって洗浄
効果を上げることができる。
【0013】次に、本発明の洗浄手段を持つ線引き装置
を用いた実験例について説明する。実験では、極細線と
して金線を選び、また極細線の仕上がり線径を30μm
に選び、線速を100m/分で処理した。また、実験で
は、水洗スプレーの水量を変えて残油量(極細線1g当
たりの付着油量)を測定した。参考のために、超音波振
動子がオフの場合、従来の洗浄装置を用いた場合も残油
量を測定した。なお、残油量の測定は、金線1gを有機
溶剤(CCl4 )中に入れ、付着油が溶解した溶剤をフ
ーリエ変換分光器で測定した。
【0014】表 1 水洗スプレー水量 超音波振動子 残油量 1リットル/分 オン 242μg/g 2リットル/分 オン 193μg/g 3リットル/分 オン 164μg/g 2リットル/分 オフ 203μg/g 従来の洗浄装置 194μg/g
【0015】表1から明らかなように、超音波振動子を
働かせた状態での水洗スプレーの水量が3リットル/分
のとき、最も良好な結果が得られ、これは従来の洗浄装
置よりかなり良好な値を示している。また、超音波振動
子を働かせないときでも、水洗スプレーを用いる限りは
従来の洗浄装置とほぼ同様な洗浄効果が得られる。この
ように、極細線の長い無支持区間(例えば、400mm
のような長い2つのプーリ間)に張られた非常に細く強
度の小さい金線に水を吹きつけて洗浄するといった従来
考えられなかった斬新な発想で、金線を断線することな
く、従来の洗浄方式よりも大きな洗浄効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
極細線の線引き直後に水洗スプレーを用いることによ
り、高い洗浄効果を得ることができる。また、潤滑油と
して水性の潤滑油をもちいることにより、また水洗スプ
レーに超音波振動子を備えることにより、洗浄効果をさ
らに改良することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の洗浄用の水洗スプレーを備え
た線引き装置の概略的な構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 超音波発振器 2 水洗スプレー 3 水洗シャワースプレー 4、4’ キャプスタン 5 ダイス 6 ダイスホルダ 7 巻取りスプール 8、8 プーリ 9 極細線 10 空気ノズル 11 潤滑油槽 12 回収容器 13 回収容器 14 ポンプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−165221(JP,A) 実公 平3−49763(JP,Y2) 実公 昭53−14655(JP,Y2) 実公 昭56−14882(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 43/02 B21C 1/00 - 9/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極細線を縮径させる線引き手段と、該線
    引き手段の下流に配置された、縮径した極細線を洗浄す
    る水洗スプレーを有し、該水洗スプレーが超音波振動子
    を有することを特徴とする極細線線引き装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の極細線線引き装置におい
    て、前記水洗スプレーが前記線引き手段のすぐ下流に配
    置されていることを特徴とする極細線線引き装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の極細線線引き装置におい
    て、前記水洗スプレーの下流に配置された水洗シャワー
    スプレーをさらに有することを特徴とする極細線線引き
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の極細線線引き装置におい
    て、前記水洗シャワースプレーの下流に配置された空気
    ノズルをさらに有することを特徴とする極細線線引き装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    極細線線引き装置において、前記線引き手段での線引き
    は、水性潤滑油を用いて行うことを特徴とする極細線線
    引き装置。
  6. 【請求項6】 極細線線引き手段で極細線を縮径させた
    後、縮径した極細線を巻き取る過程で、超音波振動子を
    有する水洗スプレーで洗浄することを特徴とする極細線
    洗浄方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の極細線洗浄方法におい
    て、前記水洗スプレーで極細線を洗浄した後、水洗シャ
    ワースプレーで極細線を水洗することを特徴とする極細
    線洗浄方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の極細線洗浄方法におい
    て、前記水洗シャワスプレーで極細線を水洗した後、空
    気ノズルで極細線に付着した水を水切りすることを特徴
    とする極細線洗浄装置。
  9. 【請求項9】 請求項6乃至8のいずれか1つに記載の
    極細線洗浄方法において、前記線引き手段での線引き
    は、水性潤滑油を用いて行うことを特徴とする極細線洗
    浄方法。
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