JP3054790B2 - エアバッグのインフレーター取付構造 - Google Patents

エアバッグのインフレーター取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアバッグ開口部におけ
るインフレーターの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両、特に自動車の乗員保護を目
的としてエアバッグ装置の使用が急速に進められている
が、従来、この種エアバッグは、ナイロン6、ナイロン
66、ポリエステル等の合成繊維を用いた織布にシリコ
ン、クロロプレンなどの合成ゴム等をコーティングし
た基布(10)を顔面接触側(12)及びインフレータ
ー取り付け側(11)に合わせて裁断し、図3に示すよ
うに両布(11),(12)を袋状に縫製し一対の規制
部材(13)を配することによって形成されている。
(例えば実開平2−123445号公報参照)そして、
かかるエアバッグにおいて、複数のガス噴出孔(15)
を有するインフレーター(14)は、インフレーター取
付側基布(11)に設けられた開口部内に収められ、イ
ンフレーター取付側基布(11)の開口部布をインフレ
ーター外周のフランジ(16)に取り付けられた保持金
具(17)とリング板(18)との間に挟んで、インフ
レーター取付側基布(11)の開口部周縁に設けた穴
と、保持金具(17)及びリング板(18)に設けた係
合穴を通じてボルト又はリベット(19)を挿通し締結
することによって気密に結合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記の如きボ
ルト等によりインフレーターを取り付けるときはインフ
レーター取付側基布の開口部周縁にボルト等の挿通穴を
開けなければならず、当然穴あけ工程が必要となる。し
かもこの穴あけ工程は単に穴をあける作業のみに止まら
ず、穴周辺部の補強のためにパッチを取り付けたり、縫
製したりする必要があり、ボルト等による締付けは多く
の時間及び手間を要していた。
【0004】本発明は上述の如き実状に対処し、エアバ
ッグ基布に特にインフレーターと結合するためのボルト
挿通穴をあけることなく、エアバッグ開口部とインフレ
ーターとの結合をはかることにより前記エアバッグの穴
あけ工程を省略し、インフレーター取付の簡便さと共に
工程合理化を進めることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明取付構造の特徴は、インフレーターに直接、エ
アバッグを固定する構造であって、インフレーターの周
壁面に上部大径部と、下部小径部による凹段部又は
を設け、エアバッグ開口部布を前記インフレーターに開
口部から前記段部又は溝を覆うように被せてその外
側から先端布を一部残して前記段部又は溝に嵌合す
る径をもつ一部切欠リング部材を嵌着すると共に、前記
残した先端布を前記リング部材外方へ折返して開口部布
に重合し、その外側から前記リング部材に対向して止め
具付リングを嵌め込み開口部布を前記リング部材と止め
具付リングにより挟着せしめた点にある。
【0006】
【作用】上記本発明取付構造によりインフレーターをエ
アバッグに取付結合するときはリング部材の嵌合、リン
グ部材による挟着のみであるから、エアバッグ基布に別
段、ボルト等の挿通孔を設ける必要はなく、手間を要し
た穴あけ工程は不必要となる。また、従来の保持金具等
やボルト,リベットも不要で工程の合理化と共に経済性
を高める。殊にエアバッグの開口部布は折り返し重合さ
れているので特に補強するまでもなく強力を保持する。
【0007】
【実施例】以下、更に添付図面にもとづいて本発明の実
施例を説明する。図1は本発明に係るインフレーター取
付部の構造を示し、図において(1)はインフレータ
ー、(2)はエアバッグのインフレーター取付側基布
で、インフレーター(1)は外形が上部の大径部(1
a)と下部の小径部(1b)からなる凹んだ段部をもつ
形状で形成されていて、上部大径部(1a)の周壁には
複数のガス噴出穴(3)が設けられている。
【0008】なお、図1の場合、上記の如くインフレー
ター(1)は段部をもつ形状となっているが、かかる段
部形状とすることなく段部に代わり凹溝を設けるように
しても勿論同様である。そして、一方、エアバッグのイ
ンフレーター取付側基布(2)にはインフレーター取付
けに際しインフレーター(1)が嵌合し得るように開口
部(4)がその略中心部に設けられている。
【0009】かくして上記インフレーターをエアバッグ
に取り付けるに際してはインフレーター取付側基布
(2)の開口部(4)の布(4a)を前記インフレータ
ー(1)に被せてインフレーター(1)の段下部小径部
(1b)が覆われるまで被着し、その外側から前記段下
部の小径部(1b)に合致する如く、小径部の径に布厚
を加えた径をもつ図2(a)に示すような切欠部(6)
を有するリング部材(5)を開口部の布(4a)を一部
残して嵌着し、のち残した開口部の布をリング部(5)
外方に折り返して重合する。そして次に図2(b),
(c)に示すような止め具、即ち締めねじ(8)あるい
は止め具(8′)を付着したリング(7),(7′)の
何れかを前記リング部材(5)及び折り返した開口部の
布(4a)の外側からリング部材(5)に対向させて嵌
め込み、開口部の布(4a)をリング部材(5)と、止
め具付きリング(7)又は(7′)の間に挟みつけて気
密的に結合する。上記結合構成において一部切欠部
(6)を有するリング部材(5)の断面形状は円形であ
ることが好ましく、また、止め具付リング(7),
(7′)の断面は前記リング部材(5)に対応し凹形の
円弧面をもつ形状とすることが好適である。この場合、
円弧のアールはリング部材(5)の円形断面のアールよ
りも大きい方が望ましい。勿論、止め具付リング
(7),(7′)の断面を円形断面とすることも可能で
あるが、その場合は前記リング部材(5)に嵌合させる
のではなく、リング部材(5)の上側に嵌め込み上下間
で挟み締めつけるようにする。
【0010】
【0011】
【発明の効果】本発明は以上のようにインフレーターと
エアバッグをインフレーターに段部又は溝を設け、
エアバッグ開口部を該凹段部又は溝とリング部材で挟
みつけてインフレーターに直接エアバッグを固定するも
のであり、従来の如きボルト又はリベットを用いないた
めエアバッグの開口部にボルト等締付け用の穴を開ける
必要はなく、従って、多くの時間と手間を要していたエ
アバッグ基布の穴あけ工程を省略することが可能とな
り、工程の合理化を図ることができると共に、ボルト締
付時、補強のため取り付けていたパッチなども別段、取
り付け、縫製することもなく、インフレーターのエアバ
ッグへの取り付けをより簡略化することができる格別の
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインフレーターのエアバッグ開口
部への取付構造例を示す要部断面図である。
【図2】本発明取付構造に用いるリング部材で、(a)
は一部切欠リング部材、(b),(c)は止め具付リン
グを示す。
【図3】従来のインフレーター取付構造例を示す断面図
である。
【符号の説明】 (1) インフレーター (2) エアバッグのインフレーター取付側基布 (3) ガス噴出穴 (4) 開口部 (4a) 開口部の布 (5) リング部材 (6) 切欠部 (7) 止め具付リング (7′) 止め具付リング (8) 止め具 (8′) 止め具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−121950(JP,A) 実開 昭62−141562(JP,U) 実開 昭49−78932(JP,U) 実開 昭57−116556(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアバッグ開口部におけるインフレーター
    の取り付けにおいて、インフレーターの周壁面に上部大
    径部と、下部小径部による凹段部又は溝を設け、エア
    バッグ開口部布を前記インフレーターに開口部から前記
    段部又は溝を覆うように被せてその外側から先端布
    を一部残して前記段部又は溝に嵌合する径をもつ一
    部切欠リング部材を嵌着すると共に、前記残した先端布
    前記リング部材外方へ折り返して開口部布に重合し、
    その外側から前記リング部材に対向して止め具付リング
    を嵌め込み開口部布を前記リング部材と止め具付リング
    により挟着せしめてなることを特徴とするエアバッグの
    インフレーター取付構造。
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CN102627094B (zh) * 2012-05-03 2013-10-30 延锋百利得(上海)汽车安全系统有限公司 一种安全气囊

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