JPH07186862A - エアバッグ装置のエアバッグ本体 - Google Patents
エアバッグ装置のエアバッグ本体Info
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- JPH07186862A JPH07186862A JP5347910A JP34791093A JPH07186862A JP H07186862 A JPH07186862 A JP H07186862A JP 5347910 A JP5347910 A JP 5347910A JP 34791093 A JP34791093 A JP 34791093A JP H07186862 A JPH07186862 A JP H07186862A
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- belt
- base
- gas
- airbag
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 吊りベルトの縫製部を減少させ、縫製部がガ
ス発生器よりの高熱のガスにより燃焼するのを防止す
る。吊りベルトの取付作業を簡易迅速に行え、シリコン
塗布作業が不要で作業性を向上させる。 【構成】 フロント側の基布２２とリア側の基布２３と
の間に吊りベルト２８を取付ける。前記吊りベルト２８
をフロント側の基布２２の中央部側に縫着される取付部
３１と、該取付部３１より外方に延設された複数のベル
ト部３３と、該ベルト部３３の先端側に夫々形成された
ガス噴出用開口３５を有するドーナツ状の基部３７とか
ら形成する。吊りベルトの基部３７のガス噴出用開口３
５とリア側の基布２３に形成されたガス注入口２５とを
対向させた状態で吊りベルトの基部３７をベースプレー
トに固着する。
ス発生器よりの高熱のガスにより燃焼するのを防止す
る。吊りベルトの取付作業を簡易迅速に行え、シリコン
塗布作業が不要で作業性を向上させる。 【構成】 フロント側の基布２２とリア側の基布２３と
の間に吊りベルト２８を取付ける。前記吊りベルト２８
をフロント側の基布２２の中央部側に縫着される取付部
３１と、該取付部３１より外方に延設された複数のベル
ト部３３と、該ベルト部３３の先端側に夫々形成された
ガス噴出用開口３５を有するドーナツ状の基部３７とか
ら形成する。吊りベルトの基部３７のガス噴出用開口３
５とリア側の基布２３に形成されたガス注入口２５とを
対向させた状態で吊りベルトの基部３７をベースプレー
トに固着する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等の衝突の際に乗
員を保護するエアバッグ装置のエアバッグ本体に関し、
更に詳細に説明すると、ベースプレートに固着され、ガ
ス発生器の作動時に膨出するようになされたエアバッグ
本体であって、前記エアバッグ本体はフロント側の基布
とガス注入口を有するリア側の基布の端縁を縫製により
縫着して形成され、且つ前記フロント側の基布とリア側
の基布との間に吊りベルトが設けられたエアバッグ装置
のエアバッグ本体に関する。
員を保護するエアバッグ装置のエアバッグ本体に関し、
更に詳細に説明すると、ベースプレートに固着され、ガ
ス発生器の作動時に膨出するようになされたエアバッグ
本体であって、前記エアバッグ本体はフロント側の基布
とガス注入口を有するリア側の基布の端縁を縫製により
縫着して形成され、且つ前記フロント側の基布とリア側
の基布との間に吊りベルトが設けられたエアバッグ装置
のエアバッグ本体に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、車両等の乗員の保護装置とし
てエアバッグ装置が知られている。このエアバッグ装置
としては、実開平２−４３７４７号公報、実開平２−１
２３４４５号公報、及び特開平３−１３６９４７号公報
等が存在する。また本出願人は吊りベルトの縫着強度を
向上させる縫製手段として、特開平３−１６４３４９号
公報、特開平３−２４８９４５号公報等に示される如き
エアバッグ装置を提案している。
てエアバッグ装置が知られている。このエアバッグ装置
としては、実開平２−４３７４７号公報、実開平２−１
２３４４５号公報、及び特開平３−１３６９４７号公報
等が存在する。また本出願人は吊りベルトの縫着強度を
向上させる縫製手段として、特開平３−１６４３４９号
公報、特開平３−２４８９４５号公報等に示される如き
エアバッグ装置を提案している。
【０００３】図６に示す如く、インストルメントパネル
やステアリング等の固定側に取付けられるベースプレー
ト１にガス発生器２が固着され、ガス注入口４を有する
エアバッグ本体３がリテーナ５を介してリベット６また
はボルト等により固着され、衝撃等の所定の条件のもと
でガス発生器２が作動した場合に、ガス発生器２からの
ガスが瞬間的にエアバッグ本体３内に流入し、エアバッ
グ本体３が瞬時に膨出するようになされている。
やステアリング等の固定側に取付けられるベースプレー
ト１にガス発生器２が固着され、ガス注入口４を有する
エアバッグ本体３がリテーナ５を介してリベット６また
はボルト等により固着され、衝撃等の所定の条件のもと
でガス発生器２が作動した場合に、ガス発生器２からの
ガスが瞬間的にエアバッグ本体３内に流入し、エアバッ
グ本体３が瞬時に膨出するようになされている。
【０００４】図５に示す如く、前記エアバッグ本体３は
フロント側の基布３ａとリア側の基布３ｂの端縁を縫着
して形成され、且つリア側の基布３ｂのガス注入口４の
周縁部にはガス発生器２から放出される燃焼ガスの圧力
により大きな引張力が与えられるため、ガス注入口４の
周縁部を補強する必要があり、このため補強布７や防炎
布７ａが取付けられている。
フロント側の基布３ａとリア側の基布３ｂの端縁を縫着
して形成され、且つリア側の基布３ｂのガス注入口４の
周縁部にはガス発生器２から放出される燃焼ガスの圧力
により大きな引張力が与えられるため、ガス注入口４の
周縁部を補強する必要があり、このため補強布７や防炎
布７ａが取付けられている。
【０００５】また前記フロント側の基布３ａとリア側の
基布３ｂとの間に吊りベルト８がベルトキャッチ９等を
介して縫着されている。この吊りベルト８はエアバッグ
本体３が乗員側に一方向に膨出するのを防止している。
基布３ｂとの間に吊りベルト８がベルトキャッチ９等を
介して縫着されている。この吊りベルト８はエアバッグ
本体３が乗員側に一方向に膨出するのを防止している。
【０００６】図５に示すエアバッグ本体３では、フロン
ト側の基布３ａにベルトキャッチ９を縫着して吊りベル
ト８の一端をフロント側の基布３ａに縫着し、また吊り
ベルト８の他端をリア側の基布３ｂにベルトキャッチ９
を介して縫着している。
ト側の基布３ａにベルトキャッチ９を縫着して吊りベル
ト８の一端をフロント側の基布３ａに縫着し、また吊り
ベルト８の他端をリア側の基布３ｂにベルトキャッチ９
を介して縫着している。
【０００７】図６に示す従来のエアバッグ本体３では、
フロント側の基布３ａにベルトキャッチ９を縫着せず
に、直接吊りベルト８をフロント側の基布３ａに縫着し
ている。尚図中符号８ａは縫製部である。
フロント側の基布３ａにベルトキャッチ９を縫着せず
に、直接吊りベルト８をフロント側の基布３ａに縫着し
ている。尚図中符号８ａは縫製部である。
【０００８】また前記吊りベルト８の縫製部８ａは、図
６に示す如く、リテーナ５の外側に位置しているので、
吊りベルト８の縫製部８ａがガス発生器よりの高熱のガ
スにより燃焼するのを防止するために、シリコン樹脂等
を塗布したり、防炎布７ａで吊りベルト８の端部の縫製
部８ａを被覆している。
６に示す如く、リテーナ５の外側に位置しているので、
吊りベルト８の縫製部８ａがガス発生器よりの高熱のガ
スにより燃焼するのを防止するために、シリコン樹脂等
を塗布したり、防炎布７ａで吊りベルト８の端部の縫製
部８ａを被覆している。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】吊りベルト８の縫製部
８ａがガス発生器よりの高熱のガスにより燃焼するのを
防止するためには、シリコン樹脂を塗布したり、防炎布
７ａで吊りベルト８の縫製部８ａを被覆しなければなら
ず、シリコン樹脂の塗布作業が煩雑で作業性が悪く、ま
た熱保護が必要なため重量が増大し、且つ折り畳み時の
厚みが増大し、折り畳み作業性が悪く、部品コストが増
大し、経済性に欠けるものであった。
８ａがガス発生器よりの高熱のガスにより燃焼するのを
防止するためには、シリコン樹脂を塗布したり、防炎布
７ａで吊りベルト８の縫製部８ａを被覆しなければなら
ず、シリコン樹脂の塗布作業が煩雑で作業性が悪く、ま
た熱保護が必要なため重量が増大し、且つ折り畳み時の
厚みが増大し、折り畳み作業性が悪く、部品コストが増
大し、経済性に欠けるものであった。
【００１０】本発明の目的は、吊りベルトの縫製部を減
少させ、縫製部がガス発生器よりの高熱のガスにより燃
焼するのを簡易な構成により防止することができ、吊り
ベルトの縫着作業を簡易迅速に行え、シリコン塗布作業
が不要で作業性を向上させることができ、折り畳み時の
厚さを軽減することができ、軽量で経済性に優れ、強度
が増大して安全性に優れたエアバッグ装置のエアバッグ
本体を提供するものである。
少させ、縫製部がガス発生器よりの高熱のガスにより燃
焼するのを簡易な構成により防止することができ、吊り
ベルトの縫着作業を簡易迅速に行え、シリコン塗布作業
が不要で作業性を向上させることができ、折り畳み時の
厚さを軽減することができ、軽量で経済性に優れ、強度
が増大して安全性に優れたエアバッグ装置のエアバッグ
本体を提供するものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項１に記載のエア
バッグ装置のエアバッグ本体は、ベースプレートに固着
され、ガス発生器の作動時に膨出するようになされたエ
アバッグ本体であって、前記エアバッグ本体はフロント
側の基布とガス注入口を有するリア側の基布の端縁を縫
着して形成され、且つ前記フロント側の基布とリア側の
基布との間に吊りベルトが設けられたエアバッグ装置の
エアバッグ本体において、前記吊りベルトはフロント側
の基布の中央部側に縫着される取付部と、該取付部より
外方に延設されたベルト部と、該ベルト部の先端側に形
成されたガス噴出用開口を有するドーナツ状の基部とか
らなり、該吊りベルトの基部のガス噴出用開口とリア側
の基布に形成されたガス注入口とを対向させた状態で吊
りベルトの基部が前記ベースプレートに固着されている
ことを特徴とする。
鑑みてなされたもので、本発明の請求項１に記載のエア
バッグ装置のエアバッグ本体は、ベースプレートに固着
され、ガス発生器の作動時に膨出するようになされたエ
アバッグ本体であって、前記エアバッグ本体はフロント
側の基布とガス注入口を有するリア側の基布の端縁を縫
着して形成され、且つ前記フロント側の基布とリア側の
基布との間に吊りベルトが設けられたエアバッグ装置の
エアバッグ本体において、前記吊りベルトはフロント側
の基布の中央部側に縫着される取付部と、該取付部より
外方に延設されたベルト部と、該ベルト部の先端側に形
成されたガス噴出用開口を有するドーナツ状の基部とか
らなり、該吊りベルトの基部のガス噴出用開口とリア側
の基布に形成されたガス注入口とを対向させた状態で吊
りベルトの基部が前記ベースプレートに固着されている
ことを特徴とする。
【００１２】また、本発明の請求項２に記載のエアバッ
グ装置のエアバッグ本体は、吊りベルトが取付部より外
方に延設された複数のベルト部を有し、該複数のベルト
部の先端側に夫々形成されたガス噴出用開口を有するド
ーナツ状の複数の基部が重ね合わされて前記ベースプレ
ートに固着されていることを特徴とする。
グ装置のエアバッグ本体は、吊りベルトが取付部より外
方に延設された複数のベルト部を有し、該複数のベルト
部の先端側に夫々形成されたガス噴出用開口を有するド
ーナツ状の複数の基部が重ね合わされて前記ベースプレ
ートに固着されていることを特徴とする。
【００１３】
【作用】本発明の請求項１に記載のエアバッグ装置のエ
アバッグ本体によれば、吊りベルトがフロント側の基布
の中央部側に縫着される取付部と、該取付部より外方に
延設されたベルト部と、該ベルト部の先端側に形成され
たガス噴出用開口を有するドーナツ状の基部とからな
り、該吊りベルトの基部のガス噴出用開口とリア側の基
布に形成されたガス注入口とを対向させた状態で吊りベ
ルトの基部が前記ベースプレートに固着されているの
で、吊りベルトの取付部とベルト部とを縫着する必要が
なく、また吊りベルトの基部がリテーナに近接した位
置、またはリテーナの下部に位置し、ガス発生器よりの
高熱のガスにより燃焼するのを防止することができ、吊
りベルトの縫製部がなく、シリコン塗布作業が不要で作
業性を向上させることができ、吊りベルトの取付作業を
簡易迅速に行え、折り畳み時の厚さを軽減することがで
き、エアバッグ本体を軽量化することができる。
アバッグ本体によれば、吊りベルトがフロント側の基布
の中央部側に縫着される取付部と、該取付部より外方に
延設されたベルト部と、該ベルト部の先端側に形成され
たガス噴出用開口を有するドーナツ状の基部とからな
り、該吊りベルトの基部のガス噴出用開口とリア側の基
布に形成されたガス注入口とを対向させた状態で吊りベ
ルトの基部が前記ベースプレートに固着されているの
で、吊りベルトの取付部とベルト部とを縫着する必要が
なく、また吊りベルトの基部がリテーナに近接した位
置、またはリテーナの下部に位置し、ガス発生器よりの
高熱のガスにより燃焼するのを防止することができ、吊
りベルトの縫製部がなく、シリコン塗布作業が不要で作
業性を向上させることができ、吊りベルトの取付作業を
簡易迅速に行え、折り畳み時の厚さを軽減することがで
き、エアバッグ本体を軽量化することができる。
【００１４】本発明の請求項２に記載のエアバッグ装置
のエアバッグ本体によれば、吊りベルトが取付部より外
方に延設された複数のベルト部を有し、該複数のベルト
部の先端側に夫々形成されたガス噴出用開口を有するド
ーナツ状の複数の基部が重ね合わされて前記ベースプレ
ートに固着されているので、部品点数を減少させること
ができ、またガス発生器よりの高熱のガスにより燃焼す
るのを防止することができ、吊りベルトに縫製部がな
く、シリコン塗布作業が不要で作業性を向上させること
ができ、吊りベルトの取付作業を簡易迅速に行え、折り
畳み時の厚さを軽減することができ、エアバッグ本体を
軽量化することができる。
のエアバッグ本体によれば、吊りベルトが取付部より外
方に延設された複数のベルト部を有し、該複数のベルト
部の先端側に夫々形成されたガス噴出用開口を有するド
ーナツ状の複数の基部が重ね合わされて前記ベースプレ
ートに固着されているので、部品点数を減少させること
ができ、またガス発生器よりの高熱のガスにより燃焼す
るのを防止することができ、吊りベルトに縫製部がな
く、シリコン塗布作業が不要で作業性を向上させること
ができ、吊りベルトの取付作業を簡易迅速に行え、折り
畳み時の厚さを軽減することができ、エアバッグ本体を
軽量化することができる。
【００１５】
【実施例】以下本発明に係るエアバッグ装置のエアバッ
グ本体を図面を参照して詳述する。図１乃至図４には本
発明に係るエアバッグ装置のエアバッグ本体の一実施例
の概略が夫々示されており、エアバッグ装置のエアバッ
グ本体２１はフロント側の基布２２とリア側の基布２３
との相互に対向する側の端縁を縫着して形成されてい
る。リア側の基布２３にはガス発生器よりのガスが流入
するガス注入口２５が形成されている。
グ本体を図面を参照して詳述する。図１乃至図４には本
発明に係るエアバッグ装置のエアバッグ本体の一実施例
の概略が夫々示されており、エアバッグ装置のエアバッ
グ本体２１はフロント側の基布２２とリア側の基布２３
との相互に対向する側の端縁を縫着して形成されてい
る。リア側の基布２３にはガス発生器よりのガスが流入
するガス注入口２５が形成されている。
【００１６】エアバッグ本体２１の前記フロント側の基
布２２とリア側の基布２３との間に吊りベルト２８が設
けられ、この吊りベルト２８はフロント側の基布２２の
中央部側に縫着される取付部３１と、この取付部３１よ
り外方に延設された一対のベルト部３３，３３と、この
ベルト部３３の先端側に形成されたガス噴出用開口３５
を有するドーナツ状の基部３７とから一体に形成されて
いる。
布２２とリア側の基布２３との間に吊りベルト２８が設
けられ、この吊りベルト２８はフロント側の基布２２の
中央部側に縫着される取付部３１と、この取付部３１よ
り外方に延設された一対のベルト部３３，３３と、この
ベルト部３３の先端側に形成されたガス噴出用開口３５
を有するドーナツ状の基部３７とから一体に形成されて
いる。
【００１７】尚、本実施例では取付部３１に一対のベル
ト部３３，３３を一体に形成した場合につき説明した
が、取付部３１に一対以上の複数のベルト部３３を一体
に形成したものを用いることもできる。また複数の吊り
ベルト２８を用いることもできる。
ト部３３，３３を一体に形成した場合につき説明した
が、取付部３１に一対以上の複数のベルト部３３を一体
に形成したものを用いることもできる。また複数の吊り
ベルト２８を用いることもできる。
【００１８】前記吊りベルト２８の基部３７は一対のベ
ルト部３３，３３を夫々弯曲させて重ね合わされ、リア
側の基布２３のガス注入口２５と、一対の基部３７のガ
ス噴出用開口３５とを夫々対向させた状態で吊りベルト
２８の基部３７が前記ベースプレートにリテーナ等によ
り固着される。
ルト部３３，３３を夫々弯曲させて重ね合わされ、リア
側の基布２３のガス注入口２５と、一対の基部３７のガ
ス噴出用開口３５とを夫々対向させた状態で吊りベルト
２８の基部３７が前記ベースプレートにリテーナ等によ
り固着される。
【００１９】尚本実施例では一対の基部３７同士を縫着
していないが、一対の基部３７同士、または一対の基部
３７とリア側の基布２３とを縫着してもよい。図中、符
号４１は排気穴、４２は排気穴保護布、４４は補強布で
ある。
していないが、一対の基部３７同士、または一対の基部
３７とリア側の基布２３とを縫着してもよい。図中、符
号４１は排気穴、４２は排気穴保護布、４４は補強布で
ある。
【００２０】次に、本発明に係るエアバッグ装置のエア
バッグ本体２１の縫製工程を説明する。先ず、フロント
側の基布２２の中央部側の所定の位置に取付部３１を縫
着する。またリア側の基布２３のガス注入口２５側に補
強布４４を縫着する。
バッグ本体２１の縫製工程を説明する。先ず、フロント
側の基布２２の中央部側の所定の位置に取付部３１を縫
着する。またリア側の基布２３のガス注入口２５側に補
強布４４を縫着する。
【００２１】フロント側の基布２２とリア側の基布２３
とを表面側を対向させた状態で外周縁の端部を縫着し、
次いでガス注入口２５を利用して反転させ、表面側を外
側に出す。
とを表面側を対向させた状態で外周縁の端部を縫着し、
次いでガス注入口２５を利用して反転させ、表面側を外
側に出す。
【００２２】リア側の基布２３のガス注入口２５と、吊
りベルト２８の一対の基部３７のガス噴出用開口３５と
を夫々対向させた状態で重ね合わせ、吊りベルト２８の
基部３７とリア側の基布２３とを前記ベースプレートに
リテーナ等により固着することによりエアバッグ本体２
１が取付状態に形成される。
りベルト２８の一対の基部３７のガス噴出用開口３５と
を夫々対向させた状態で重ね合わせ、吊りベルト２８の
基部３７とリア側の基布２３とを前記ベースプレートに
リテーナ等により固着することによりエアバッグ本体２
１が取付状態に形成される。
【００２３】
【発明の効果】以上が本発明に係るエアバッグ装置のエ
アバッグ本体の一実施例の構成であるが、本発明の請求
項１に記載のエアバッグ装置のエアバッグ本体によれ
ば、吊りベルトがフロント側の基布の中央部側に縫着さ
れる取付部と、該取付部より外方に延設されたベルト部
と、該ベルト部の先端側に形成されたガス噴出用開口を
有するドーナツ状の基部とからなり、該吊りベルトの基
部のガス噴出用開口とリア側の基布に形成されたガス注
入口とを対向させた状態で吊りベルトの基部が前記ベー
スプレートに固着されるので、吊りベルトの取付部とベ
ルト部とを縫着する必要がなく、また吊りベルトの基部
がリテーナに近接した位置、またはリテーナの下部に位
置し、ガス発生器よりの高熱のガスにより燃焼するのを
防止することができ、吊りベルトの縫製部にシリコン等
を塗布する塗布作業が不要で作業性を向上させることが
でき、吊りベルトの取付作業を簡易迅速に行え、折り畳
み時の厚さを軽減することができ、エアバッグ本体を軽
量化することができる。
アバッグ本体の一実施例の構成であるが、本発明の請求
項１に記載のエアバッグ装置のエアバッグ本体によれ
ば、吊りベルトがフロント側の基布の中央部側に縫着さ
れる取付部と、該取付部より外方に延設されたベルト部
と、該ベルト部の先端側に形成されたガス噴出用開口を
有するドーナツ状の基部とからなり、該吊りベルトの基
部のガス噴出用開口とリア側の基布に形成されたガス注
入口とを対向させた状態で吊りベルトの基部が前記ベー
スプレートに固着されるので、吊りベルトの取付部とベ
ルト部とを縫着する必要がなく、また吊りベルトの基部
がリテーナに近接した位置、またはリテーナの下部に位
置し、ガス発生器よりの高熱のガスにより燃焼するのを
防止することができ、吊りベルトの縫製部にシリコン等
を塗布する塗布作業が不要で作業性を向上させることが
でき、吊りベルトの取付作業を簡易迅速に行え、折り畳
み時の厚さを軽減することができ、エアバッグ本体を軽
量化することができる。
【００２４】また、本発明の請求項２に記載のエアバッ
グ装置のエアバッグ本体によれば、吊りベルトが取付部
より外方に延設された複数のベルト部を有し、該複数の
ベルト部の先端側に夫々形成されたガス噴出用開口を有
するドーナツ状の複数の基部が重ね合わされて前記ベー
スプレートに固着されるので、吊りベルトの取付部とベ
ルト部とを縫着する必要がなく、部品点数を減少させる
ことができ、またガス発生器よりの高熱のガスにより燃
焼するのを防止することができ、吊りベルトに縫製部が
なく、シリコン塗布作業が不要で作業性を向上させるこ
とができ、吊りベルトの取付作業を簡易迅速に行え、折
り畳み時の厚さを軽減することができ、エアバッグ本体
を軽量化することができる。
グ装置のエアバッグ本体によれば、吊りベルトが取付部
より外方に延設された複数のベルト部を有し、該複数の
ベルト部の先端側に夫々形成されたガス噴出用開口を有
するドーナツ状の複数の基部が重ね合わされて前記ベー
スプレートに固着されるので、吊りベルトの取付部とベ
ルト部とを縫着する必要がなく、部品点数を減少させる
ことができ、またガス発生器よりの高熱のガスにより燃
焼するのを防止することができ、吊りベルトに縫製部が
なく、シリコン塗布作業が不要で作業性を向上させるこ
とができ、吊りベルトの取付作業を簡易迅速に行え、折
り畳み時の厚さを軽減することができ、エアバッグ本体
を軽量化することができる。
【図１】本発明に係るエアバッグ装置のエアバッグ本体
の分解斜視図。
の分解斜視図。
【図２】本発明に係るエアバッグ装置のエアバッグ本体
の断面図。
の断面図。
【図３】本発明に係るエアバッグ本体の吊りベルトを示
すもので、エアバッグ本体を一部切り欠いた状態の斜視
図。
すもので、エアバッグ本体を一部切り欠いた状態の斜視
図。
【図４】本発明に係るエアバッグ本体の吊りベルトの斜
視図。
視図。
【図５】従来のエアバッグ本体の一部を切欠して吊りベ
ルトを示す斜視図。
ルトを示す斜視図。
【図６】従来のエアバッグ装置の断面説明図。
２１ エアバッグ本体 ２２ フロント側の基布 ２３ リア側の基布 ２５ ガス注入口 ２８ 吊りベルト ３１ 取付部 ３３ ベルト部 ３５ ガス噴出用開口 ３７ 基部 ４４ 補強布
Claims (2)
- 【請求項１】 ベースプレートに固着され、ガス発生器
の作動時に膨出するようになされたエアバッグ本体であ
って、前記エアバッグ本体はフロント側の基布とガス注
入口を有するリア側の基布の端縁を縫着して形成され、
且つ前記フロント側の基布とリア側の基布との間に吊り
ベルトが設けられたエアバッグ装置のエアバッグ本体に
おいて、前記吊りベルトはフロント側の基布の中央部側
に縫着される取付部と、該取付部より外方に延設された
ベルト部と、該ベルト部の先端側に形成されたガス噴出
用開口を有するドーナツ状の基部とからなり、該吊りベ
ルトの基部のガス噴出用開口とリア側の基布に形成され
たガス注入口とを対向させた状態で吊りベルトの基部が
前記ベースプレートに固着されることを特徴とするエア
バッグ装置のエアバッグ本体。 - 【請求項２】 前記吊りベルトが取付部より外方に延設
された複数のベルト部を有し、該複数のベルト部の先端
側に夫々形成されたガス噴出用開口を有するドーナツ状
の複数の基部が重ね合わされて前記ベースプレートに固
着されることを特徴とする請求項１に記載のエアバッグ
装置のエアバッグ本体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5347910A JPH07186862A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | エアバッグ装置のエアバッグ本体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5347910A JPH07186862A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | エアバッグ装置のエアバッグ本体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07186862A true JPH07186862A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18393439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5347910A Pending JPH07186862A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | エアバッグ装置のエアバッグ本体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07186862A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7471574B2 (en) | 2004-07-16 | 2008-12-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Branch target buffer and method of use |
| JP2012061999A (ja) * | 2010-09-17 | 2012-03-29 | Takata Corp | エアバッグ、エアバッグ装置及びテザーの縫合方法 |
| JP2020019433A (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | オートリブ ディベロップメント エービー | エアバッグ装置及びエアバッグ装置の製造方法 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP5347910A patent/JPH07186862A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7471574B2 (en) | 2004-07-16 | 2008-12-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Branch target buffer and method of use |
| US7609582B2 (en) | 2004-07-16 | 2009-10-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Branch target buffer and method of use |
| JP2012061999A (ja) * | 2010-09-17 | 2012-03-29 | Takata Corp | エアバッグ、エアバッグ装置及びテザーの縫合方法 |
| JP2020019433A (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | オートリブ ディベロップメント エービー | エアバッグ装置及びエアバッグ装置の製造方法 |
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