JP3054294U - マルチ農法におけるビニール巻取り装置 - Google Patents

マルチ農法におけるビニール巻取り装置

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JP3054294U
JP3054294U JP1998003563U JP356398U JP3054294U JP 3054294 U JP3054294 U JP 3054294U JP 1998003563 U JP1998003563 U JP 1998003563U JP 356398 U JP356398 U JP 356398U JP 3054294 U JP3054294 U JP 3054294U
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vinyl
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pulled
roll
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JP1998003563U
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Inventor
卓郎 近藤
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ワタナベエンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のビニール巻取り装置は、ビニールの長手
方向の両隅を被う固い押え土を壊さず、そのまま引上げ
・巻取り操作によって回収する。即ち、ビニールを強制
的に引上げる構成となっている。従って、ビニールの破
れの問題、ビニールの強制的な引上げに伴う種々のトラ
ブルの発生、又は装置全体の複雑化を招来する問題が考
えられる。 【解決手段】圃場の畝に沿って走行する農事用機械に設
けたフレームにそれぞれ設けた土割車輪、ビニールを巻
取る巻取り手段及び剥離部、巻取り・矯正手段で構成さ
れているマルチ農法におけるビニール巻取り装置であ
る。従って、押土を確実に解し、ビニールを破ることを
なく引上げ、かつこの引上げたビニールを巻取り操作に
よって(引上げ巻取り回収とする。)回収することがで
きる。またこの引上げ巻取り回収の容易化、迅速化を図
り得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、マルチ農法で不要となったビニールを巻取り処理するビニール巻取 り装置(以下、ビニール巻取り装置とする。)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のビニール巻取り装置を、技術文献を参考に説明すると、次のような(1) 〜(3)の発明が見当る。(1)特開昭57-86226号のマルチ農法に於けるビニール巻取 装置で、巻取装置及び掻上装置を備えており、トラクターに装置される構成であ って、ビニールを自動的に剥がして巻取りを回収(収容)することを特徴とする。 (2)特開平3-61435号のマルチフィルムの剥離装置で、マルチフィルムを畝幅に亘 って所定の深さにすき起すすき起板と、このすき起板によってすき起されるマル チフィルムを巻取るフィルムの巻取リールの構成であって、マルチフィルムを畝 幅にカットして自動的に巻取り回収することを特徴とする。(3)特開平6-14659号 のシート回収作業機で、シート(ビニール)を持上げる昇降式の持上げ部材と、 持上げたシートを巻取り回収するシート回収装置でなる構成であって、シートを 自動的に持上げた後、巻取り回収することを特徴とする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のビニール巻取り装置及び前記文献(1)〜(3)の発明((1)の発明〜(3)の発 明とする。)は、ビニールの長手方向の両隅を被う固い押え土(押土)を壊さず (解さず)、そのまま引上げ(持上げ)・巻取り操作によって回収する構成とな っている。従って、例えば、従来のビニール装置及び(1)の発明の如く、ビニー ルを強制的に引上げる(剥ぎ取る)構成では、ビニールの破れの問題、ビニール の強制的な引上げに伴う種々のトラブルの発生、又は装置全体の複雑化を招来す る問題が考えられる。
【0004】
【課題を解決するための手段】 請求項1の考案は、押土を確実に解し、ビニールを破ることをなく引上げ、か つこの引上げたビニールを巻取り操作によって(引上げ巻取り回収とする。)回 収すること、及びこの引上げ巻取り回収の容易化、迅速化を図ること、等を目的 とする。
【0005】 請求項1は、圃場の畝に沿って走行する農事用機械と、この農事用機械に設け たフレームと、このフレームに回転自在に設けた土割車輪と、マルチ用のビニー ルを巻取る巻取り手段と、前記ビニールの土、ごみ等の付着物を取り除く剥離部 と、このビニールを均等に巻取るガイドロール、テンションロール等の巻取り・ 矯正手段で構成されているマルチ農法におけるビニール巻取り装置である。
【0006】 請求項2の考案は、ビニールを、常時略一定の速度(略定速)及び略同じ張力 で引上げ巻取り回収することを目的とする。
【0007】 請求項2は、巻取り手段が、フレームに立設した二本のガイドポストと、この ガイドポスト間に回転自在に設けられた巻取り用芯金と、この巻取り用芯金に巻 取られた捲装ビニールを回転する巻取りロールで構成されているマルチ農法にお けるビニール巻取り装置である。
【0008】
【考案の実施の形態】
ビニールの一端側を引上げ、その引上げ端部を巻取り用芯金に捲装し、当該巻 取り用芯金を巻取りロール間に載置する。その後、農事用機械及びビニール巻取 り装置(巻取り装置とする。)の駆動装置をそれぞれ駆動する。そして、農事用 機械の前進に合わせて前進する巻取り装置の土割車輪で押土を解すと略同時に、 巻取り用芯金によりビニールを引上げながら順次巻取り回収する。本考案では、 押土を解しながら順次ビニールを引上げ巻取りする構成であるので、このビニー ルが破れることなく、確実かつ効率的に巻取り回収される特徴がある。尚、本考 案は、ビニールの引上げかつ巻取りを、走行車輪と等速で回転する対の巻取りロ ールと、捲装ビニールとの圧接で巻取り回収する構成であり、常時略定速でかつ 略同じ張力で巻取り回収できること、及び安定した状態で確実に巻取り回収でき ること、等の特徴がある。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を説明する。
【0010】 本考案は、畝に沿って走行する農事用機械A(例えば、トラクター)と、この 農事用機械Aに着脱自在に連結されるビニール巻取り装置Bを主構成要素とする 。
【0011】 農事用機械Aは、農事用機械本体1、運転席2、及び車輪3並びに図示しない 駆動装置で構成されており、在来の機種と略同じである。
【0012】 ビニール巻取り装置Bは、フレーム10と、このフレーム10に回転自在に設 けられた一対の土割車輪11及び一対の走行車輪12と、駆動装置13と、ビニ ールCのテンションを調整又は矯正する張力調整ロール14(巻取り・矯正手段 の一例である。)と、前記ビニールCの土砂、付着物を取り除く前記駆動装置1 3で回転するビーターロール15(剥離部の一例である。また対の場合も有る。 )と、前記駆動装置13で回転する一対の巻取りロール16と、この巻取りロー ル16間に立設される一対のガイドポスト17と、このガイドポスト17に昇降 自在に挿設される前記巻取りロール16に圧接する巻取り用芯金18(巻取り用 ロール、巻取り用棒材等)を主構成要素とする。従って、駆動装置13の回転は ベルト及び歯車伝達機構(他の伝達機構でもよい。)を介してビーターロール1 5、巻取りロール16(土割車輪11もある。)等に伝達される。この回転によ り、押土Dを土割車輪11で解しながら巻取り用芯金18の回転によりビニール Cを順次引上げかつ略定速で巻取る。そして、この引上げ時にビニールCの少な くとも裏面に付着する土D’を取り除く構成である。前記巻取り用芯金18を駆 動する構成も可能である。またこの巻取り用芯金18には、ビニールCが順次巻 かれ捲装ビニールC’が形成される。尚、この巻取り用芯金18の回転を土割車 輪11の回転を利用して、従動的にビニールCを巻取り、ビニールCの破損、無 用な引張等の回避を図る。また装置の簡略化を図る(駆動装置13を無くし得る 。)。前記土割車輪11及び/又はビーターロール15に無理な負荷がかかった 場合には、この土割車輪11、ビーターロール15がスリップする。
【0013】 尚、引上げ時のビニールCは、張力調整ロール14で常時略均等な張りが保証 されている。また巻取り用芯金18から捲装ビニールC’を、簡便に取り外せる 手段(図示せず)が設けられている。また土割車輪11,走行車輪12の垂下寸 法、畝間寸法等は自由に調整できる構成としてあり、各種の高低、幅等を備えた 畝に対応できる。この土割車輪11,走行車輪12は着脱自在とする。
【0014】
【考案の効果】
請求項1の考案は、農事用機械に設けたフレームにそれぞれ設けた土割車輪、 ビニールを巻取る巻取り手段及び剥離部、巻取り・矯正手段で構成する。従って 、押土を確実に解し、ビニールを破ることをなく引上げ、かつこの引上げたビニ ールを巻取り操作によって回収することができること、またこの引上げ巻取り回 収の容易化、迅速化を図り得ること、等の特徴がある。
【0015】 請求項2の考案は、巻取り手段を、フレームに立設した二本のガイドポスト間 に回転自在に設けられた巻取り用芯金と、この巻取り用芯金に巻取られた捲装ビ ニールを回転する巻取りロールで構成する。従って、ビニールを常に一定の速度 及び張力で引上げ巻取り回収できる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】ビニール巻取り装置の拡大側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【符号の説明】
1 農事用機械本体 2 運転席 3 車輪 10 フレーム 11 土割車輪 12 走行車輪 13 駆動装置 14 張力調整ロール 15 ビーターロール 16 巻取りロール 17 ガイドポスト 18 巻取り用芯金 A 農事用機械 B ビニール巻取り装置 C ビニール C’ 捲装ビニール D 押土 D’ 土

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圃場の畝に沿って走行する農事用機械
    と、この農事用機械に設けたフレームと、このフレーム
    に回転自在に設けた土割車輪と、マルチ用のビニールを
    巻取る巻取り手段と、前記ビニールの土、ごみ等の付着
    物を取り除く剥離部と、このビニールを均等に巻取るガ
    イドロール、テンションロール等の巻取り・矯正手段で
    構成されているマルチ農法におけるビニール巻取り装
    置。
  2. 【請求項2】 上記の巻取り手段が、フレームに立設し
    た二本のガイドポストと、このガイドポスト間に回転自
    在に設けられた巻取り用芯金と、この巻取り用芯金に巻
    取られた捲装ビニールを回転する巻取りロールで構成さ
    れている請求項1に記載のマルチ農法におけるビニール
    巻取り装置。
JP1998003563U 1998-05-25 1998-05-25 マルチ農法におけるビニール巻取り装置 Expired - Lifetime JP3054294U (ja)

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