JP3998347B2 - ロールベーラによるマルチシート巻取り装置 - Google Patents

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俊二 小島
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、畑作物の畝面を覆うマルチシートの剥取り作業をするロールベーラに付設した巻取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、播種や植付け作物の保温と遮光被服をするマルチシートは、畝をシートで覆い両端を溝に嵌め覆土することでシート張りをするが、降雨によって土が流入して硬化するために、剥取り作業では両溝部の堆積土とシートを浮き上げてから巻取るものが特開平7−25743に、また、特開平6−14659には巻取り回収装置を機体の前端上部に装備し地表から離脱するものが開示されているが、いずれも該巻取り装置は走行部よりも前方に突出したもので巻取りシートの重量によってバランスを崩し易く巻取り量が制限される。又、軸の一定回転による巻取りは直径が大きくなると速度変化をするので作業速度と同調しないことや、シート幅に合わせて巻取り幅が調節できないことと、巻取り軸と一体に取り外すために手間が掛かる問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
バランスが崩れないロール室を機台中央に配置したロールベーラに、畝を被服するマルチシートの堆積土が除去され易い上方向に引揚げる巻取り装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】
本発明は、走行装置上に搭載した本機の中央にロール室を配置したロールベーラを利用して、前端の巻揚げ部に横設した回転ロールが運転者から直視できる高所に設置する手段を講じた。
【0005】
巻揚げ部の回転ロールに当接する転輪の一対を、回動支点を有するアームに設置し残茎や覆土の状態に応じて回動昇降させる手段を講じた。
【0006】
ロールの回転をロールチェンから受動し巻揚げ速度と巻取り速度を同調させて、掻揚げ部の前端に横設したガイドロールを介して、受継ぎロールチェンの先端からロール室にマルチシートを誘導する手段を講じた。
【0007】
根付きの残茎を除去する押倒し棒を機台から延設し、掻揚げ部の前面に収納自在に横設する手段を講じた。
【0008】
巻揚げ部(C)にマルチシートの幅を縮小して引揚げる案内棒をロール幅の内側に設置する手段を講じた。
【0009】
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、本発明のマルチシートを剥取るロールベーラに付設した巻取り装置について実施例図を参考に説明すると、走行クローラを備えた機台に巻取り部を搭載し、内装するロールチェンの始端部に連設する掻揚げ部を機体の前面に配置する形態のものであって、マルチシートを巻揚げ部で引揚げて剥取りガイドローラを介して、フィンガーローラに取込ませながら受継ぎロールチェンの先端にシートを誘導した後に、ロール室の外周を転動する前記ロールチェンによって円筒形に巻取り梱包結束をするものであって、巻取り部の後方にはエンジンが搭載され操作パネルを併設したルームカバーで覆い走行レバーやクラッチレバーを配設して運転者が機体の後方から操作して自走するものである。
【0010】
図1は、ロールベーラに巻取り装置を付設した左側面図であって、走行クローラ(1)を備えた機台(2)の中央にロール室(13)を配置し、前端上部に設けた巻揚げ部(C)はアーム(4)の回動ボス(14)を支点(9)に臨ませ、先端にはマルチシート(7)を引揚げるロール(5)を横設したもので、巻揚げ高さを(イ)矢印の方向に回動昇降することで、該マルチシート(7)を地表から剥取り下降するシートをフィンガードラム(15)が取込み、ロール室(13)の外周を転動する受継ぎロールチェン(6)の先端にガイドローラ(8)を介して誘導することでZ字状の搬送路(16)を形成して巻取り、紐(29)をロール掛けする移動アイドラー(30)を備えた自動結束装置(D)によって圧縮梱包されるものである。
【0011】
図2〜3は、巻揚げ部(C)を拡大した側面図と平面図であって、ロール(5)を支持する両腕のアーム(4)に調節穴(17)を穿設しノブボルト(18)で該ロール(5)位置を選択して固定するものであって、支点(9)に同着されて一体的に回動昇降する転輪(10)はバネ(19)の引張力でロール(5)に当接し受動回転することでマルチシート(7)を狭持して引揚げる巻揚げ部(C)を形成するものである。
【0012】
巻取り部(A)は外周チェンによるロール巻取りであって回転軸がない構造で、しかも、機台(2)中央に配置されているので収納容積が大きく機体バランスを保持することができ、しかも、巻取りシートの取出しでも軸芯がないことと、結束装置(D)で圧縮梱包することで側方向への抜取りが容易にできる。又、軸回転による強制巻取りでないから搬送抵抗が増大するとロール室(13)で空転しシート破断を防ぎ剥取りの作業効率が向上することや、回動昇降する巻揚げロール(5)の高さによって地表からの剥離角度と、シートの離脱高さを調節するこことができるので残茎(11)の巻込みや、引掛かりによるマルチシート(7)の破断が防止される。
【0013】
図4は、巻揚げ部の正面図であって、ロール(5)と転輪(10)にマルチシート(7)を巻掛けた搬送状態を示したもので、図5には該ロール(5)の外周にシート幅(L1)を中央に寄せるラセン体(20)とアーム(4)の支持パイプ(28)に係合する案内棒(27)を左右に配置して、巻揚げ幅(L2)に縮めて引上げられる。後送されるマルチシート(7)は下降しながらフィンガードラム(15)に掻込まれ、ガイドローラ(8)を介して受継ぎロールチェン(6)の先端に誘導して巻取り部(A)に取込ませることで、図1に示すようなZ字状の搬送路(16)を形成しロール室(13)に至らしめるものである。
【0014】
ロール(5)の左右に配設したラセン体(20)と案内棒(27)によってシート幅(L1)を巻揚げ幅(L2)に縮小するので、畝幅やシート幅の影響を受けずに巻取られ、しかも、一対のロール(5)と転輪(10)に狭持しするので搬送が確実に行える。又、作業開始時のシート設定は端部を巻取りロール部に噛込ませて前進することでフィンガードラム(15)がシートを掻込み後送することで搬送路(16)が自動的に形成する。
【0015】
ロール(5)の回転速度はロールチェン(3)の駆動軸から支点(9)に入力したスプロケット(21)に巻掛けたチェン(22)によって駆動回転するのでロール回転による巻揚げ速度と、ロールチェン回転による巻取り速度が同調する構造となった。尚、ロール(5)の駆動系は図1に示してある。
【0016】
図6は、機台(2)から前方に延設した押倒し棒(12)を掻揚げ部(B)の先方に横設し、両側の支持板(23)はピン(24)をフレーム(25)とともに挿通し回動自在に装着したもので、後端には機台(2)の下面に当接するスットパー(26)を突設させ該押倒し棒(12)の高さを保持するものであって、収納時には図に示す(ロ)矢印方向に回動収納するものである。
【0017】
上下昇降するロール(5)の回転はロールチェン(3)の速度と同調され、しかも回動する支点(9)からの同軸駆動であって昇降位置に関係なしに安定した回転が得られるので、搬送路(16)に緩みや、張り過ぎが生じずマルチシート(7)の破断や詰りを防止できたことと、押倒し棒(12)によって残茎(11)がロール室(13)に混入せずに連続した剥取り作業が行えるものである。
【0018】
【発明の効果】
マルチシートを巻取るロール室を機体の中央に配置し、圧縮梱包する結束装置を備えたロールベーラに一対のロールと転輪から成る巻揚げ部を機体の前端上部に配置したので、植付け状態に合せた高さを選択してマルチシートを上方向に巻揚げるので畝から離脱し易くなるとともに、巻揚げ速度と巻取り速度を同調したので詰まりや破断が生じず、巻取りシートの重量でバランスを崩さず、しかも、取扱いや運搬においてもシートの幅を縮小して巻取り結束するので、畝幅の広さに影響されない梱包作業ができることや、機体前面に設けた押倒し棒で残茎を倒してロール室に混入するのを防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロールベーラに巻取り装置を付設した側面図である。
【図2】巻揚げ部を拡大した側面図である。
【図3】巻揚げ部を拡大した平面図である。
【図4】巻揚げ部の全体を示す正面図である。
【図5】ロールに螺着したラセン体と案内棒の配置図である。
【図6】機台の前方に延設した押倒し棒の斜視図である。
【符号の説明】
A..巻取り部 B..掻揚げ部 C..巻揚げ部
D..結束装置 L1..シート幅 L2..巻揚げ幅
1..走行クローラ 2..機台 3..ロールチェン
4..アーム 5..ロール 6..受継ロールチェン
7..マルチシート 8..ガイドローラ 9..支点
10..転輪 11..残茎 12..押倒し棒
13..ロール室 14..回動ボス 15..フィンガードラム
16..搬送路 17..調節穴 18..ノブボルト
19..バネ 20..ラセン体 21..スプロケット
22..チェン 23..支持板 24..ピン
25..フレーム 26..スットパー 27..案内棒
28..取付けパイプ 29..紐 30..移動アイドラー
矢印イ..巻揚げ部が昇降する方向。
矢印ロ..押倒し棒を収納する方向。

Claims (5)

  1. 走行クローラ(1)を備えた機台(2)上に巻取り部(A)を搭載し、内周する受継ロールチェン(6)の始端部に連設する掻揚げ部(B)を機台(2)の前面に設置したロールベーラにおいて、該機台(2)の前端上部に延設した巻揚げ部(C)を形成するとともに、掻揚げ部(B)の先端にマルチシート(7)を誘導するガイドローラ(8)を対設させたことを特徴とするロールベーラによるマルチシート巻取り装置。
  2. ロール(5)を支持するアーム(4)を支点(9)に嵌着させ転輪(10)を当接させた巻揚げ部(C)が回動昇降することを特徴とする請求項1に記載のロールベーラによるマルチシート巻取り装置。
  3. ロール(5)の回転速度をロールチェン(3)から受動し、巻揚げ速度と巻取り速度を連動して同調させたことを特徴とする請求項1に記載のロールベーラによるマルチシート巻取り装置。
  4. 機台(2)から延設した押倒し棒(12)を掻揚げ部(B)の前面に配設し収納自在に支着したことを特徴とする請求項1に記載のロールベーラによるマルチシート巻取り装置。
  5. 巻揚げ部(C)に追随して昇降する案内棒(27)をロール(5)幅より内側の両脇に設置して巻揚げ幅を縮小したことを特徴とする請求項1に記載のロールベーラによるマルチシート巻き取り装置。
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