JP3674621B2 - 根菜収穫機 - Google Patents

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Description

本発明は、根菜類用収穫機に関する技術である。
圃場で根菜を植付けた畝には根菜成長促進のためマルチフィルムを施す。そして、根菜の収穫期にはこのマルチフィルムを切り裂いて、根菜を掘り取る。
特開平5−244809号公報
従来ニンジン等の根菜類用収穫機は挟持ベルトで作物を引き抜く際、マルチフィルムを同時に持ち上げることがあり、作物が抜きにくい。また、マルチフィルムにひっかかり、抜けないなどの問題が発生し、作業能率の低下の原因となっていた。
本発明の上記課題は次の構成によって達成される。
マルチフィルム7を施した圃場を走行する左右一対のクローラ1に支持された車体2と、運転席5と、該運転席5の下方にあるエンジンと、根菜の葉を引き起す引き起し部20と、該引き起し部で引起された根菜の葉を挟持して搬送する挟持搬送ベルト26と、平面視で該挟持搬送ベルト26の端部近傍にあって挟持搬送ベルト26の搬送方向とほぼ直交する方向に設けられた無端ベルトからなる搬送ベルト28と、平面視で該搬送ベルト28の搬送方向と直交する無端ベルトからなる収納ベルト29とを設け、前記搬送ベルト28はその搬送終端側を運転席5の側方に設け、収納ベルト29はその搬送始端側を搬送ベルト28の搬送終端側と運転席5の側方の間に設け、収納ベルト29は運転席5の側方から機体後方に向かって設け、収納ベルト29の搬送終端側にはコンテナ22を設け、該コンテナ22の後方にはコンテナ22を収納するコンテナ収納部61を設ける構成とし、平面視で機体の中央には搬送ベルト28を設け、平面視で機体の中央より進行方向右側にあっては運転席5と、エンジンと、収納ベルト29と、コンテナ収納部61とを設け、平面視で機体の中央より進行方向左側には引起し部20と、挟持搬送ベルト26と、左側クローラ1aとを設け、該左側クローラ1aの前側には挟持搬送ベルト26の挟持搬送始端部を設け、該挟持搬送始端部は機体前側に突出して設けたことを特徴とする根菜収穫機とする。
収穫機がマルチフィルムを施している圃場の作物を挟持ベルト26で引抜く際、機体の重心が機体の中央よりも進行方向右側にあるため左側クローラ1aによるマルチフィルムの引きずりが少なくて済むので、掘り取り性能が安定する。
本発明の一実施の形態を図面と共に説明する。根菜としてニンジンを用いたニンジン
収穫機の実施例を説明する。図1に本実施例のニンジン収穫機の斜視図を示す。ニンジン収穫機はクローラ1と該クローラ1に支持された車体2と該車体2上に設けられる運転部3とニンジンを掘り起し、掘り起したニンジンの茎葉を切断し、茎葉切断後の根を搬送する機能を有する掘り取り部4と該掘り取り部4の一方の側面にマルチフィルム除去装置5が設けられている。また、掘り取り部4の後ろには収穫されたニンジンを収納する収納部6が設けられている。
本収穫機の特徴は根菜の掘り取り部4の前にマルチフィルム7を切断し、切断されたマルチフィルムを畝溝側に排除していくマルチフィルム除去装置5を設けていることである。
マルチフィルム除去装置5には掘取り部4のニンジン茎葉挟持搬送ベルト8の進行方向前方側にはカッタ9が設けられ、また該カッタ9の駆動用チェーン10(図2)がチェーンケース12内に設けられている。前記チェーン10に隣接して歯カン13を表面に多数備えたマルチフィルム除去ドラム14が設けられている。マルチフィルム除去ドラム14の回転軸は掘取り部4のニンジン茎葉挟持搬送ベルト8の搬送方向と平行した方向に設けられている。また、マルチフィルム除去ドラム14はカッタ駆動用チェーン10の回転軸10aから駆動力を伝動される。その伝動機構は図2に示す。
一方のカッタ駆動用チェーン10の回転軸10aから伝動ケース16内のヘベルギア等のギア機構に駆動力が伝達され、ドラム14が回転する。このマルチフィルム除去ドラム14の回転で切断後の外側分のマルチフィルム7は回転する歯カン13により畝溝側に排除されていく。なお、カッタ駆動用チェーン回転軸10aの駆動力は図示しない伝動機構で収穫機から伝達される。
マルチフィルム除去装置5は掘り取り部4で根菜を掘り取る直前でマルチフィルム7を切断し、その外側分を畝溝側に排除するので、ニンジン収穫後のマルチフィルム除去作業が楽になる。
また、図3に示すように、図1のマルチフィルム除去ドラム5に代えてマルチフィルム除去装置として歯カン13を表面に多数備えたマルチフィルム除去コンベア17を用いることもできる。
この場合は、掘り取り部4の前方に設けたマルチフィルム7を切断するカッタ9で切断された外側分のマルチフィルム7はマルチフィルム除去コンベア17表面の歯カン13により進行方向後方に回収される。
該コンベア17の後方の反転部には横送りコンベア18が設けられているので、回収されたマルチフィルム7は横送りコンベア18により、畝溝に順次落下させていく。
また、図4の側面図と図5の平面図に示す根菜収穫機はクローラ1と該クローラ1の車軸に支持された車体2と該車体2に支持される運転部5(図5)と根菜掘り起し部20と該掘り起し部20の後方に設けられる根菜挟持搬送部21と該搬送部21の後ろに設けられる収穫された根菜を収納するコンテナ22からなる。
掘り起し部20は所定の間隔で引き起しケース24に設けられ、該ケース24の回りを回転できるように取り付けられた引き起しラグ25からなるので、根菜収穫機の前進により、引き起しラグ25が根菜の葉を引き起こすことができる。引き起しラグ25で引き起こされた根菜の葉は一対の挟持搬送ベルト26の間に受け渡される。
搬送部21は挟持搬送ベルト26と挟持搬送ベルト26の端部近傍であって、該ベルト26の搬送方向とほぼ直交する方向に設けられた無端ベルトからなる搬送ベルト28と該搬送ベルト28と直交する無端ベルトからなる収納ベルト29の3本の無端ベルトから成る。そして、搬送ベルト28には根菜の茎葉を切り取るカッター31と直根を切り取るカッター32が設けられている。そして、挟持搬送ベルト26の間に受け渡された根菜は、そのベルト26の反転部まで搬送される過程で、根の先端が搬送ベルト28に当たり、続いて根の基部と葉茎部分を挟んだ一対の挟持搬送ベルト26の端部
から外れると、根菜は搬送ベルト28上に傾斜した状態で受け渡される。このとき、挟持搬送ベルト26の反転部近傍が曲がっている理由は、直根部分から搬送ベルト28に載るので、根菜全体が搬送ベルト28上に載る時には、該根菜の長手方向が搬送ベルト28の進行方向に垂直になるようにするためである。
搬送ベルト28の上側の端部には該ベルト28の側面に沿った方向に切断軌跡を持つカッター31が設けられているので、搬送ベルト28上を搬送中の根菜の茎葉が切り取られる。茎葉が切り取られた根菜は、搬送ベルト28上を重力によって滑り落ち、カッター32で直根が切り取られる。
続いて、根菜の根部分は収納ベルト29に受け渡され、最終的にコンテナ22内に収納される。このコンテナ22は根菜収穫機から着脱自在の箱状のものとすることが好ましい。
上記構成からなるニンジン収穫機のニンジン掘り起し部20の後方の両サイドに、進行方向に回転軸を持つラセン溝を有する回転体33を設けている。そして、植え付けられてニンジンの位置を中心にマルチフィルムを両サイドに引きちぎる方向へそれぞれの回転体を回転させることができる。収穫機の左右に回転体33を設け、マルチフィルムを引きちぎるだけの簡単な機構であり、収穫機前方を軽量に構成できる。
この場合は、従来の掘り取り部を備えたニンジン収穫機の前方にオプションで回転体33で設置するようにすれば、マルチングした作物において作物がマルチフィルムのマルチ穴(図6参照)の中央に作物がない場合についてもマルチフィルムを切り取りながらニンジンを収穫することができるため、従来のニンジン収穫機を用いてニンジンの収穫作業が可能となる。
図6にはマルチ穴7aの中央付近よりマルチフィルム7の縦方向にミシン目7bを入れたマルチフィルム7を示す。従来のミシン目7bの無いマルチフィルム7を用いると、マルチ穴7aより大きいニンジンを引き抜く時、マルチフィルム7もニンジンと一緒に持ち上がり、引き抜きが困難であったので、本例はこの従来のマルチフィルム7の欠点を解消するためのものである。
図7にはマルチフィルム7の拡大図を示すが、ミシン目7bを入れたことで、マルチ穴7bより径の大きいニンジンを引き抜く際、ミシン目7bにそってマルチフィルム7に切れ目が入ってニンジンが容易に引き抜けるようなり、効率的にニンジン収穫機での作業が可能となる。
また、図8に示すように、マルチ穴7aの中心を通る十字形のミシン目7bを入れたマルチフィルム7を用いると、マルチングされた畝において、マルチ穴7aより大きい径のニンジンあるいはニンジンの中心とマルチ穴7aの中心がずれている場合などにも、引き抜く力によりミシン目7bにそって十字方向に切れ目が入り、容易に引き抜くことができる。
さらに、図9に示すように、マルチフィルム7のマルチ穴7aの中央を中心とし、周方向にほぼ120°の等間隔で3本切れ目7cを入っても良い。このマルチフィルム7の場合は、切れ目7cの終端には、それぞれマルチフィルム7の持ち上がり易さを増し、また裂け目が入ることを防ぐための小円7dが設ける事が望ましい。この場合もマルチ穴7aより大きい径のニンジンあるいはニンジンの中心とマルチ穴7aの中心がずれている場合などでも容易にニンジンを引き抜くことができ、収穫作業効率が向上する。切れ目7cは3本である必要は無く、マルチ穴7aの中央を中心とし、周方向に十文字または適宜の数の切れ目7cを入れても良い。
このように図6〜図9に示すようなミシン目7bまたは切れ目7cを入れたマルチフィルム7を用いると、図Aなどで示すマルチフィルム除去装置5を備えていないニンジン収穫機を用いてマルチフィルム7を施した畝でのニンジンの収穫が可能となる。
ニンジン収穫機に設けるマルチフィルムの切断装置として図10(分草杆部分を含む収穫機前部側面図)、図11(分草杆部分を含む収穫機前部平面図)に示すような分草杆35の内側であって、引き起しケース24内に引き起しラグ25を備えた引き起し装置20の前方にマルチフィルムをカットするカッタ36を設けた構成を採用することもできる。
カッタ36は円盤状のものを用いて、引き起し装置20から動力を得るカッタ駆動用チェーン37によりカッタ36は回転し、マルチフィルムを切断することができる。また、カッタ36の両側には畝の上をころがる一対のローラ39でカッタ36の切断高さを維持している。この場合は、分草杆35でカッタ36をおおっているために、カッタ36の上部でニンジンの葉を切断することがない。
また、分草杆35に図11に示すように、ニンジンの存在を検出するセンサー40を設け、コンバインの自動方向制御装置(ACD)と同じように、収穫機の収穫作業中にセンサー40がニンジンを検出すると、スイッチ41を介して分草杆35がニンジンに当たらないようにするために、該分草杆35がニンジンから逃げる方向にクローラにブレーキをかけ、カッタ36がニンジンに近づき過ぎないようにする構成としても良い。この場合、ニンジンをセンシングすることで、常にカッタ36の位置をニンジンから一定の距離離れた状態に保ち、ニンジンに傷を付けることなく、マルチフィルムをカットすることができる。
また、図12は収穫機前部のみの要部斜視図、図13は図12の平面図、図14は図12の側面図、図15は収穫機前部要部のみの駆動部とマルチフィルムの平面図、要部の駆動部伝動機構図である。
図12〜図15に示すように、一対の引き起し装置20の一方の後方に、該引き起し装置20から動力を得て、収穫機の進行方向に対して直角方向に回転するローラ43を設けてミシン目7b入りのマルチフィルム7あるいはマルチフィルムカッタ(図示せず)でカットされたマルチフィルム7を剥がしていく構成として
も良い。
この場合は、ミシン目7bの入ったマルチフィルム7あるいはカッタで切られたマルチフィルム7の図15での右側部分がローラ43の回転によってマルチフィルム7が確実にはがされるのでソイラー44(1本または2本設けても良い)がマルチフィルム7を引きずらない。ソイラー44はリンク42を介して車体に支持されたフレーム45に取り付けられている。また、従来の収穫機ではマルチフィルム7を使用して栽培しているニンジンの収穫にはソイラー44を使用できなかったが、図12〜図15ではローラ43を設けたことにより、マルチフィルム7を用いて栽培したニンジンを掘り取ることができるようになった。
また、図16(収穫機側面概略図)と図17(収穫機平面概略図)には図4、図5に示したニンジン収穫機の掘り起し部20の前方にマルチフィルムのマルチ穴の位置を検出するセンサ46(ニンジンの上を接触しながら自在に上下するプレートセンサ)と、栽培中のニンジン間のマルチフィルムを切断する切断装置47と、ニンジンを挟んで一方にマルチフィルムを押えるローラ49と他方にニンジンより外方向に力を加えることのできるローラ50(外向きに力が掛かるように、ローラ回転軸を水平に対して斜めに設置している。)とを有する構成にしても良い。
この場合は切断部によって有る程度切断されたマルチフィルムを2つのローラ49、50によって引きちぎり、マルチングした作物においても、マルチングして無いものと同様な引き起し部20で収穫作業ができるようにした。
すなわち、この収穫機では、つぎのように動作する。
一.マルチ穴の位置を検出するプレートセンサ46の上下方向の変位をポテンショメータにより読み取り、
二.プレートセンサ46が下方に落ち込めば、マルチフィルムの表面のマルチ穴であると判断し、カッタ47を下方にスライドさせ、マルチフィルムを切断する。
三.切断機構の、一対のローラ49、50に荷重をかけておくと、一部切断されたマルチフィルムは左右のローラ49、50によって外側に力を受けて、引きちぎられる。すなわちローラ49はマルチフィルムに対してX方向に、ローラ50はY方向に力が与えられる。
マルチングした作物については、作物が必ずマルチ穴の中央部に有るとは限らず、マルチフィルムの無い場合と同様な機構で収穫作業をする場合、マルチフィルムを持ち上げ、このフィルムが収穫機の内部で絡むといった不具合がでるが、図16、図17の構成では、このような不具合は無くなる。
また、従来のニンジン収穫機の引き起し部の前方に図16、図17の構成部材をオプション設置すれば、マルチングした作物において作物がマルチ穴の中央に無い場合についてもマルチフィルムを切り取りながら収穫できる利点がある。
また、カッタ47を有する切断部において、ある程度マルチフィルムを切断するために、その部分がきっかけとなって、ローラ49、50による左右の力によって容易にマルチフィルムを切断することができる。
また、図18(収穫機側面図)と図19(収穫機平面図))に示すように、マルチフィルムの巻き取り機を収穫機に設けても良い。マルチフィルムの巻取機52はニンジン挟持搬送ベルト26の下方に取り付ける。該マルチフィルムの巻取機52は搬送ベルト28の駆動軸からの駆動力が駆動ベルト53を介して駆動される。
このフィルム巻取機52の前方にマルチフィルムを押えるマルチフィルム押えローラ54を設置する構成である。引き起しケース24の下部に設けたブラケット55にステー56を取り付けし、該ステー56にマルチフィルム押えローラ54を設置する。
この構成の場合、引き起しケース24の下部に設けたカッタ57により1条分のマルチフィルムを切断する。挟持搬送ベルト26先端部のすぐ後方にマルチフィルム押えローラ54があるので、マルチフィルムをほとんど持ち上げずにニンジンを引き抜くことができる。その後マルチフィルム押えローラ54の後方に位置するフィルム巻取機52でフィルムを巻き取る。
このような構成を採用すると手作業によるマルチフィルムのはぎ取り作業が不要なので労働軽減が可能となり、マルチフィルム押えローラ54の作用により、ニンジンとマルチフィルムをスムーズに分離できる。また、マルチフィルムの分離が容易なのでニンジンの茎葉の切断性能も向上する。
また、図20の平面図に示すような構成、すなわち、機体の中央より進行方向右側に運転席5、エンジン(運転席の下方にある。)、コンテナ22、コンテナ収納部61を設け、機体中央には搬送ベルト28を設け、機体の左側には引き起し部20、挟持搬送ベルト26を設けた構成を採用すると、機体の重心が機体中央よりの右側にあることになる。
この場合は機体の重心が機体の中央より進行方向右側にあるため左側クローク1aによるマルチフィルムの引きずりが少なくて済むので掘り取り性能が安定する。
図21には、ニンジン収穫機を構成する挟持搬送ベルト26の前方に、左右で構成する分草杆35を設け、この分草杆35の底面にアイドルローラ62を設ける構成を示す。
この構成で分草杆35により茎葉を分草し、かつ挟持搬送ベルト26でマルチフィルム内にあるニンジンを引き抜く際、マルチフィルムをアイドルローラ62で押しているのでマルチフィルムを持ち上げることなく、ニンジンを引き抜けるので能率も上がる。
すなわち、アイドルローラ62と一体化した分草杆35は、収穫機の進行とともにマルチフィルム上を転がりながら、フィルムを下方へ押える。また、分草杆35は茎葉を持ち上げながら、一対の挟持搬送ベルト26近くまで茎葉を案内する。次に、茎葉は挟持搬送ベルト26で狭持され、同時にニンジンが抜かれ、同時にアイドルローラ62がマルチフィルムを押えつづけている。
また、図22(側面図)と図23(平面図)には、引き起し部20の後方、かつ挟持搬送ベルト26の下方に一対のマルチフィルム押え用ソリ63を設けたニンジン収穫機を示す。このソリ63は栽培中のニンジンの両側を通過することを特徴とする。
従来のニンジン収穫機は、挟持搬送ベルト26でニンジンを引き抜く際、マルチフィルムを同時に持ち上げることがあり、ニンジンが抜きにくい。また、マルチフィルムにひっかかり、抜けないなどの問題が発生し、作業能率の低下の原因となっていた。
挟持搬送ベルト26の先端と車体2のフレーム64を連結するアーム65を設け、そのアーム65からスプリング66を介して挟持搬送ベルト26の下方へマルチフィルムを押えるソリ63を設ける。このマルチフィルム押え用ソリ63はスプリング66の作用によりフィルムの凹凸にも追従し、収穫機の前進に対して柔軟に対応し、マルチフィルムの持ち上がりを防止する。また、このソリ63はマルチ穴の両側を通過する。
こうしてニンジンの掘り取りミスが無くなり、作業能率が上がる。また、このソリの機能により安定してニンジンを引き抜けるため、茎葉切断が安定する。
また、図24(側面図)と図25(平面図)には、図22、図23の一対のマルチフィルム押え用ソリ63の代わりに、一対の回転ブラシ68を設けたニンジン収穫機を示す。
一対の回転ブラシ68は搬送ベルト28の駆動力から動力を取り出し、駆動ベルト69により駆動させる。回転ブラシ68はフィルム巻取機52の前方に位置し、掘り取るニンジンのすぐ後方に左右に設ける。
回転ブラシ68によりカッタ57で切断されたマルチフィルムが進行方向左右に外され、ニンジンと容易に分離できるので、ニンジンの掘り取りミスがない。
本発明の一実施例のニンジン収穫機の斜視図を示す。 図1のマルチフィルム除去ドラムの伝動機構図を示す。 本発明の一実施例のニンジン収穫機の斜視図を示す。 本発明の一実施例のニンジン収穫機の側面図を示す。 図4の平面図を示す。 本発明の一実施例のマルチフィルムの設置例を示す図である。 図6の拡大図を示す。 本発明の一実施例のマルチフィルムの拡大図を示す。 本発明の一実施例のマルチフィルムの拡大図を示す。 本発明の一実施例のニンジン収穫機の前部要部の側面図を示す。 図10の平面図を示す。 本発明の一実施例のニンジン収穫機の収穫機前部のみの要部斜視図を示す。 図12の平面図を示す。 図12の側面図を示す。 図12の平面略図を示す。 本発明の一実施例のニンジン収穫機の側面概略図を示す。 図16の平面図を示す。 本発明の一実施例のニンジン収穫機の側面概略図を示す。 図18の平面図を示す。 本発明の一実施例のニンジン収穫機の平面図を示す。 本発明の一実施例のニンジン収穫機の斜視図を示す。 本発明の一実施例のニンジン収穫機の側面概略図を示す。 図22の平面図を示す。 本発明の一実施例のニンジン収穫機の側面概略図を示す。 図24の平面図を示す。
符号の説明
1 クローラ 2 車体
3 運転部 4 掘り取り部
5 マルチフィルム除去装置 6 収納部
7 マルチフィルム 8 挟持搬送ベルト
9 カッタ 10 カッタ駆動用チェーン
12 チェーンケース 13 歯カン
14 マルチフィルム除去ドラム 16 伝動ケース
17 マルチフィルム除去コンベア 18 横送りコンベア
20 根菜掘り起し部 21 根菜挟持搬送部
22 コンテナ 24 引き起しケース
25 引き起しラグ 26 挟持搬送ベルト
28 搬送ベルト 29 収納ベルト
31 茎葉切断用カッター 32 直根切断用カッター
33 回転体 35 分草杆
36 カッタ 37 カッタ駆動用チェーン
39 ローラ 40 ニンジン検出センサー
41 スイッチ 43 ローラ
44 ソイラー
46 マルチフィルムのマルチ穴検出センサ
47 マルチフィルム切断装置、
49、50 マルチフィルム押えローラ
52 マルチフィルム巻取機、 53 駆動ベルト
54 マルチフィルム押えローラ 55 ブラケット
56 ステー 57 カッタ
62 アイドルローラ 63 マルチフィルム押え用ソリ
64 車体フレーム 65 連結アーム
66 スプリング 68 回転ブラシ
69 駆動ベルト

Claims (1)

  1. マルチフィルム7を施した圃場を走行する左右一対のクローラ1に支持された車体2と、運転席5と、該運転席5の下方にあるエンジンと、根菜の葉を引き起す引き起し部20と、該引き起し部で引起された根菜の葉を挟持して搬送する挟持搬送ベルト26と、平面視で該挟持搬送ベルト26の端部近傍にあって挟持搬送ベルト26の搬送方向とほぼ直交する方向に設けられた無端ベルトからなる搬送ベルト28と、平面視で該搬送ベルト28の搬送方向と直交する無端ベルトからなる収納ベルト29とを設け、前記搬送ベルト28はその搬送終端側を運転席5の側方に設け、収納ベルト29はその搬送始端側を搬送ベルト28の搬送終端側と運転席5の側方の間に設け、収納ベルト29は運転席5の側方から機体後方に向かって設け、収納ベルト29の搬送終端側にはコンテナ22を設け、該コンテナ22の後方にはコンテナ22を収納するコンテナ収納部61を設ける構成とし、
    平面視で機体の中央には搬送ベルト28を設け、平面視で機体の中央より進行方向右側にあっては運転席5と、エンジンと、収納ベルト29と、コンテナ収納部61とを設け、平面視で機体の中央より進行方向左側には引起し部20と、挟持搬送ベルト26と、左側クローラ1aとを設け、該左側クローラ1aの前側には挟持搬送ベルト26の挟持搬送始端部を設け、該挟持搬送始端部は機体前側に突出して設けたことを特徴とする根菜収穫機。
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