JP3053525B2 - 音響効果付加装置 - Google Patents

音響効果付加装置

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JP3053525B2 JP6117373A JP11737394A JP3053525B2 JP 3053525 B2 JP3053525 B2 JP 3053525B2 JP 6117373 A JP6117373 A JP 6117373A JP 11737394 A JP11737394 A JP 11737394A JP 3053525 B2 JP3053525 B2 JP 3053525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばオーディオ・ア
ンプ、カラオケ、カーステレオ、電子楽器等に用いら
れ、入力音信号に音響効果を付加する音響効果付加装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、オーディオ・アンプ、カ
ラオケ、カーステレオ、電子楽器等の音響機器に装備さ
れる音響効果付加装置では、入力音信号に残響等の音響
効果を付加しており、この付加によって高音域での快適
な響きや、出力音の奥行きと広がり、音の幻想感等の好
ましい聴感が得られるようなっている。
【0003】このような音響効果付加装置として、例え
ば、スプリング方式、鉄板方式等の機械式残響装置や、
BBD方式、DSP方式等の電子式残響装置が知られて
いる。
【0004】機械式残響装置は板状又はコイルスプリン
グ状の金属部材の振動特性を利用したものであり、電子
式の残響装置は複数の遅延時間の異なる音信号を組み合
わせて入力音信号に残響を付加するものである。
【0005】しかしながら、従来の残響付加装置は図7
の概略構成図に示すように、入力部に入力された原音
と、リバーブ成分作成部やリバーブボリュームにより、
原音に基づき生成された効果音を単純に合成して出力し
ていたに過ぎない。
【0006】このため、従来の音響効果付加装置では、
原音の音量は変わらないのに効果音のボリュームを大き
くすると全体の音量が大きくなったものと感じ、効果音
のボリュームを小さくすると、全体の音量が小さくなっ
たものと感じ、操作子の操作の前後で音に違和感が生じ
ており改善が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の音響機器の問題点を解決するためになされたものであ
り、音響効果のかけ具合に応じて、原音及び効果音の混
合音信号を制御して、音響効果のための操作子の操作の
前後において音量感は変わらず、自然に音響効果を変え
ることのできる音響効果付加装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の音響効果
付加装置の原理説明図である。
【0009】図1に示すように本発明は、効果成分作成
手段2、効果音制御手段3、混合手段4、制御値決定手
段6、音信号制御手段7を備える音響効果付加装置であ
って、効果成分作成手段2は入力手段1に入力される入
力音信号に基づき効果信号を生成し、効果音制御手段3
は、音響効果付与操作子の操作により制御される第1制
御値に基づいて効果信号の音量を制御して制御効果信号
を出力し、混合手段4は入力音信号と制御効果信号を混
合して混合音信号を出力し、制御値決定手段6は、音響
効果付与操作子が操作されたとき、制御前の第1制御値
と制御後の第1制御値とに基づいて、音響効果付与操作
子の操作の前後で音量感が変わらないようにするための
第2制御値を決定し、音信号制御手段7は第2制御値に
基づいて混合音信号の音量を制御する、ことを特徴とす
る音響効果付加装置である。
【0010】
【0011】また、本発明に係る前記制御値決定手段6
の決定する制御値は制御値決定テーブル17を参照して
決定されることを特徴とする。
【0012】さらに、本発明に係る前記制御値決定手段
6の決定する制御値は関数から求められることを特徴と
する。
【0013】
【作用】本発明の音響効果付加装置は電子式の音響効果
付加装置に適用されるものであり、演奏間に操作子を操
作して音響効果を付与しても、音響効果付与の前後を通
じて音量感は変化せず、違和感のない自然な聴感を得る
ことを可能とする。
【0014】このため、演奏間、操作子を操作して音響
効果を付与すると、効果音制御手段3が出力した音響効
果の出力値に応じて制御値決定手段6が最適な修正値を
決定し、音信号制御手段7が該修正値に基づき混合音信
号を制御するものである。
【0015】これにより、演奏間、音響効果の掛かり具
合に応じて音信号制御手段7が自動的に混合音信号を制
御するので、音響効果を可変とすることができ、常に最
適な音感が得られ、自然で違和感のない音を得ることが
可能となる。
【0016】
【0017】
【0018】また、本発明に係る制御値決定手段6の決
定する制御値は、原音の音量と効果音の音量変化に基づ
きROM11に記憶されている制御値決定テーブル17
のデータを参照して決定される。
【0019】これにより、本発明の音響効果音付加装置
はプログラムの修正とメモリの追加等、若干の改良で実
現可能となる。
【0020】さらに、本発明に係る制御値決定手段6の
決定する制御値は、原音の音量と効果音の音量変化に基
づき関数計算をすることにより求められる。
【0021】このため、この場合の音響効果付加装置
は、前記した制御値を制御値決定テーブル17のデータ
を参照して決定する場合に比し、さらにメモリが削減さ
れ、装置が簡略化し低価格化が可能となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の音響効果付加装置の実施例に
ついて説明する。全体構造の説明に先立って、本発明の
音響効果の制御について説明する。
【0023】図2は、本発明の音響効果の制御を説明す
る図である。本図を参照しながら、先ず原音にプラスの
音響効果をかけた場合の制御について説明する。
【0024】図において(A)は原音及び原音に基づ
き、効果成分生成部2により生成された効果音の大きさ
を示す図である。本図における原音は図4の入力部1に
入力される音の音量を示している。
【0025】また、図2(A)の効果音は、入力部1に
入力された原音に基づき、効果成分作成部2が生成した
効果音の大きさを示している。
【0026】図2(B)の原音は入力部1から入力され
た原音であり、(A)の原音と同じである。一方、効果
音は前記効果成分作成部2が生成した効果音に対し、電
子ボリューム(1)がデプスコントロール13の設定値
に基づき制御した結果の効果音の大きさを示している。
【0027】従って、図(B)の原音の大きさは初期状
態と同じであるが、効果音は増分で示す分だけ増加して
いる。このため、従来の残響付加装置のような単純に原
音に効果音を付加する方法では、原音の音量は同じであ
るにも拘わらず聴取者には音量が増加したように聞こえ
てしまう。
【0028】このため、本発明では図の(C)に示すよ
うに原音及び効果音の混合音信号を一定の率で減じて原
音に近い音量を得られるようにするものである。
【0029】図2(D)は原音に比し効果音が大き過ぎ
る場合の原音の初期状態を示す図である。かかる状態を
修正するため図(E)の減分で示すように効果音を減ず
ると、従来の音響効果付加装置では前記(A)の例とは
逆に原音は同じ大きさでも音量が減じたように感じられ
る。
【0030】このため、本発明では図(F)に例示する
ように、原音及び効果音に一定率の修正をかけて原音及
び効果音を増し、初期状態と変わらない音量感を得てい
る。
【0031】図3は上記制御を行なうための制御値決定
要領を説明する図である。以下、図3及び図2を参照し
ながら制御値決定について説明する。
【0032】図3において縦軸は制御値、即ち、音量感
を一定に保つために電子ボリューム(2)7(図4参
照)で制御する制御値であり、横軸はデプスの設定値、
即ち、電子ボリューム(1)3(図4参照)により効果
音作成部2の生成した効果音を制御する制御値を示して
いる。
【0033】図2(A)の初期状態、即ち、入力部1よ
り入力される原音の大きさをA、原音に基づいて効果音
作成部2の生成した効果音をBとすると、初期状態の音
量はA+Bで表される。
【0034】一方、図2(B)の電子ボリューム(1)
3で効果音をデプス値に基づいて制御した状態では、原
音の大きさは初期状態と同じAであるが、効果音の制御
値をμとすると、効果音はB・μで表され、図2(B)
全体の音量はA+μ・Bとなる。
【0035】従って、初期状態と効果音制御後の音量感
を一定に保つために、電子ボリューム(2)7で制御す
べき制御係数をλとすると、
【0036】(A+B・μ)λ=A+B ・・・(1) である。
【0037】(1)式より求める電子ボリューム(2)
7の制御値λは、 で表される。
【0038】(2)式のλの値を縦軸に、μの値を横軸
にしてλとμの関係を図に表したのが図3である。
【0039】(2)式から明らかなように、μ<1の時
には電子ボリューム(1)3からの効果音は減少するの
でλ>1となり、μ>1の時には逆に効果音が増加する
のでλ<1となり、制御曲線はμ=1のときλ=1とな
る右下がりの曲線で表される。
【0040】上記の(2)式は基本式であり、実際の制
御曲線は音色の種類等により経験的にアレンジして定め
てもよい。
【0041】図4は本発明の実施例の全体構成を説明す
る概略ブロック図である。
【0042】図において1は入力部であり、該入力部1
を通じて入力音信号が入力される。入力された入力音信
号は効果音合成部4に送られるとともに、一部が効果音
成分作成部2に送られる。
【0043】効果音成分作成部2は、入力部1から送ら
れた入力音信号に基づき付加すべき効果音を生成し、電
子ボリューム(1)3に送出する。
【0044】電子ボリューム(1)3は、効果音成分作
成部2より送られた音信号を、デプスコントロール部1
3で設定されているデプス値に基づき効果音を増減し所
定の音量に制御するものである。
【0045】効果音合成部4は、入力部1より送られた
原音と、電子ボリューム(1)3で制御された効果音を
合成するものであり、ここで原音に音響効果が付加され
る。なお、該効果音合成部4は例えば加算器で構成され
る。
【0046】電子ボリューム(2)7は、前記効果音作
成部2で生成された効果音と、前記電子ボリューム
(1)3で制御され増減した音量の差を調整するもので
ある。即ち、効果音合成部4より送られた混合音信号
を、CPU10から送られた制御値に基づき増減する所
定の制御を行なうものである。
【0047】CPU10は、ROM11のプログラムメ
モリ部に記憶された制御プログラムに従って当該音響機
器の各部を制御するものである。
【0048】なお、本発明の制御値の制御は、該CPU
10がデプスコントロール部13の設定値に基づき電子
ボリューム(1)3を制御した制御値に基づき、電子ボ
リューム(2)7を制御する制御値を決定し、該制御値
で電子ボリューム(2)7を制御し、所定の音量を得る
ものである。
【0049】即ち、電子ボリューム(1)3の制御値に
応じて混合音信号を制御すべき制御値をROM11に記
憶されている制御値決定テーブル17より読取り、これ
を電子ボリューム(2)7に送出して音量制御を行な
う。
【0050】ROM11は、上述したCPU10を動作
させるプログラムの他、例えば音色情報等、種々のデー
タを記憶している。なお、本発明の制御値を決定するた
めの制御値決定テーブル17は該ROM11の所定の領
域に記憶されている。
【0051】RAM12にはCPU10の作業用領域、
当該音響機器を制御するための各種レジスタ、カウン
タ、フラグ等が定義されている他、ROM11に記憶さ
れている必要なデータが転送されて格納されるデータエ
リア、図示しないパネル部の各スイッチ等の設定状態に
対応する放音に必要なデータがセットされている。
【0052】なお、本発明に直接関係する制御値(ボリ
ューム制御値)を記憶するVRCTRバッファ18や現
在のデプスの設定値(リバーブ値)を記憶するNOWバ
ッファ19、前回のデプスの設定値を記憶するOLDバ
ッファ20は該RAM12上に設けられている。
【0053】デプスコントロール13は、効果音の効き
具合を設定するものであり、例えばパネル上に設けられ
ており、演奏者が演奏前あるいは演奏間に設定する。
【0054】該デプスコントロール13は、例えばホイ
ール、あるいはロータリボリューム、またはスライドボ
リューム等で構成されており、該ボリュームの設定状況
はCPU10により読み取られ、RAM12上の所定の
領域に記憶される。
【0055】A/D変換器14はデプスコントロール1
3より送られたアナログ信号をデジタル信号に変換する
ものであり、該A/D変換器14でデジタル信号に変換
された信号はCPU10に送られる。
【0056】D/A変換器(1)15は、デプスコント
ロール13に設定された設定値に基づきCPU10が生
成した制御値をアナログ変換して電子ボリューム(1)
3に送るものである。
【0057】D/A変換器(2)16は、CPU10が
制御値決定テーブル17より読み取った電子ボリューム
(2)7の制御値をアナログ変換して電子ボリューム
(2)7に送出するものである。
【0058】出力部5は図示しない増幅器、スピーカ等
からなり、電子ボリューム(2)7で制御された混合音
信号を変換・増幅して放音するものである。
【0059】図5は本発明の特徴である制御値決定のた
めの動作を説明する機能構成図である。なお、本構成図
の制御値決定部6以外の構成と機能は前記図4と同じで
あるので説明を省略する。
【0060】図のように、制御値決定部6はOLDボリ
ューム値格納部61と制御値算出部62で構成される。
【0061】OLDボリューム値格納部61はRAM1
2上に設けられており、前回の発音の際に電子ボリュー
ム(1)3を制御した制御値、即ち、デプスコントロー
ル13の設定値が記憶されている。
【0062】そして、所定のタイミングになるとCPU
10はデプスコントロール13の現在の設定値を読取
り、読み取った設定値とOLDボリューム値格納部61
に記憶されているOLDボリューム値を比較し、変化が
無い場合は電子ボリューム(2)7の制御は必要ないの
でそのまま次の発音のタイミングまで待機する。
【0063】一方、読み取ったデプスコントロール13
の設定値とOLDボリューム値格納部61に記憶されて
いるOLDボリューム値に変化があった場合は、原音の
大きさと、デプスの変化量に基づきROM11に格納さ
れている制御値決定テーブル17を読み取り電子ボリュ
ーム(2)7の制御値を決定する。
【0064】次いで、この現在のデプスコントロール1
3の設定値をRAM12のOLDボリューム値格納部6
1に格納するとともに、制御値決定テーブル17より読
み取った制御値を電子ボリューム(2)7に送り、混合
音信号を制御する。
【0065】次に、図6のフローチャートを参照しなが
ら本発明の制御値設定のための動作について説明する。
【0066】電源がオンされるとCPU10の制御によ
り、デプスコントロール部13に設定されている設定値
が読み込まれ、A/D変換器14によりA/D変換さ
れ、RAM12上のOLDバッファ20に記憶される
(ステップS11)
【0067】次いで、CPU10は読み取ったデプスコ
ントロール部13の設定値に基づきROM11上の制御
値決定テーブル17を参照して電子ボリューム(2)7
の制御値を求め、該制御値をVRCTRバッファ18に
記憶させる(ステップS12)。
【0068】同時に、読み取ったデプスコントロール部
13の設定値をNOWバッファ19に記憶させる(ステ
ップS13)。
【0069】次いで、NOWバッファ19に記憶されて
いる制御値とOLDバッファ20に記憶されている制御
値が等しいか否かが調べられる(ステップS14)。こ
れは前回の発音時と今回の発音時の間にデプスが操作さ
れたか否かをを調べる処理である。
【0070】ステップS14で、NOWバッファ19に
記憶されている値と、OLDバッファ20に記憶されて
いる値が等しい場合は、デプスの設定値の変化がないの
でステップS17に分岐する。
【0071】一方、ステップS14で、NOWバッファ
19に記憶されている値と、OLDバッファ20に記憶
されている値が等しくない場合は、デプスの設定値に変
化があったことになるのでステップS15に進む。
【0072】そして、新たなデプスの設定値(NOWバ
ッファ19の値)に基づいて、ROM11上の制御値決
定テーブル17からNOWバッファ19の値に応ずる制
御値を読み取り、読み取った制御値をVRCTRバッフ
ァ18に格納する(ステップS15)。
【0073】次いで、NOWバッファ19に記憶されて
いる現在のバッファ値をOLDバッファ20に格納し、
OLDバッファ20の値を更新する(ステップS1
6)。
【0074】そして、NOWバッファ19に記憶されて
いる現在のバッファ値をD/A変換器(1)15に送り
(ステップS17)、該変換器15で変換されたアナロ
グ信号を電子ボリューム(1)3に送る。
【0075】これにより、電子ボリューム(1)3は効
果音成分作成部2から送られた効果音にデプスの設定値
に応ずる効果をかけ、効果音合成部4に送る。
【0076】一方、CPU10は、VRCTRバッファ
18に記憶されている制御値を読出し、D/A変換器
(2)16に送り、(ステップS18)、該D/A変換
器(2)16で変換されたアナログ信号を電子ボリュー
ム(2)7に送る。
【0077】これにより、電子ボリューム(2)7は効
果音合成部4より送られた混合音信号を制御して原音と
変わらない音量に調節する。
【0078】そして、ステップS12に戻り、次の発音
のタイミングまで待機し、所定の発音のタイミングにな
ると、前記ステップS12からのルーチンを繰り返す。
【0079】このように、本発明によれば電子ボリュー
ム(1)3へのデプス値のかけ具合に応じて、自動的に
電子ボリューム(2)7で音量調節を行なうので、自然
で違和感のない効果音の変化の付与が可能となる。
【0080】なお、本実施例では制御値決定部6の制御
値の決定はROM11上の制御値決定テーブル17を参
照して行なっているが、ROM11に記憶されているプ
ログラムに制御値を決定するための関数を記憶させ、D
SP(デジタル・シグナル・プロセッサ)を使用し、前
記関数により制御値を決定するように構成すると、処理
は迅速であり、また、メモリの著しい削減が可能とな
る。
【0081】さらに、本発明の制御値決定テーブル17
または関数は、音色やリバーブタイプ等の条件により、
数種類の制御値決定テーブル17(リバーブボリューム
特性情報)を用意しておき、デプス値等の条件が変化し
たとき、その時の条件に応じて最適な制御値(例、リバ
ーブボリューム特性)が選択されるように構成するとさ
らに効果的である。
【0082】なお、本発明の音響効果音付加装置は、オ
ーディオアンプ、カラオケ、カーステレオ、電子楽器等
に適用可能である。
【0083】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の音響効
果付加装置は、制御された音響効果のデータに基づき、
原音及び効果音の混合音信号を制御するので、全体の音
量感が変わることなく、違和感のない良好な音響効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音響効果付加装置の原理説明図であ
る。
【図2】本発明の音響効果制御を説明する図である。
【図3】本発明の混合音信号制御のための制御値の決定
要領を説明する図である。
【図4】本発明の実施例の全体構成図である。
【図5】本発明の制御値設定のための各部の機能を説明
する図である。
【図6】本発明の制御値設定のための動作を説明するフ
ローチャートである。
【図7】従来の音響効果付加装置の構成を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 入力部(入力手段) 2 効果音成分作成部(効果成分作成手段) 3 電子ボリューム(1)(効果音制御手段) 4 効果音合成部(混合手段) 5 出力部(出力手段) 6 制御値決定部(制御値決定手段) 7 電子ボリューム(2)(音信号制御手段) 10 CPU 11 ROM 12 RAM 13 デプスコントロール 14 A/D変換器 15 D/A変換器(1) 16 D/A変換器(2) 17 制御値決定テーブル 18 VRCTRバッファ 19 NOWバッファ 20 OLDバッファ 61 OLDボリューム値格納部 62 制御値算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 15/12 G10H 1/00 G10K 15/04 304

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 効果成分作成手段(2)、効果音制御手
    段(3)、混合手段(4)、制御値決定手段(6)、音
    信号制御手段(7)を備える音響効果付加装置であっ
    て、 効果成分作成手段(2)は、入力手段(1)に入力され
    る入力音信号に基づき効果信号を生成し、 効果音制御手段(3)は、音響効果付与操作子の操作に
    より制御される第1制御値に基づいて効果信号の音量を
    制御して制御効果信号を出力し、 混合手段(4)は、入力音信号と制御効果信号を混合し
    て混合音信号を出力し、制御値決定手段(6)は、音響
    効果付与操作子が操作されたとき、制御前の第1制御値
    と制御後の第1制御値とに基づいて、音響効果付与操作
    子の操作の前後で音量感が変わらないようにするための
    第2制御値を決定し、 音信号制御手段(7)は、第2制御値に基づいて、混合
    音信号の音量を制御する、 ことを特徴とする音響効果付加装置。
  2. 【請求項2】 前記制御値決定手段(6)の決定する制
    御値は、制御値決定テーブルを参照して決定されること
    を特徴とする請求項1に記載の音響効果付加装置。
  3. 【請求項3】 前記制御値決定手段(6)の決定する制
    御値は、関数から求められることを特徴とする請求項1
    に記載の音響効果付加装置。
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